文芸書専門の古本屋|BASE:古本のオンライン書店『柚香の森』
ようこそ、物語の森へ。
『柚香の森』は、心にそっと寄り添う文芸書を中心に扱う、小さなオンライン古本屋です。
読書を通じて、ふと立ち止まる時間や、小さな気づきが生まれますように──そんな想いを込めて、一冊一冊、丁寧にお届けしています。
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書籍商 柚香の森
🍃 読書療法への取り組み
『柚香の森』の店主は、日本読書療法学会の会員として、ビブリオセラピー(読書療法)を実践しながら、本のぬくもりを通して、心にそっと寄り添う時間をお届けしています。
つらいとき、ふと立ち止まりたくなったとき──一冊の本が、小さな灯りとなってくれることがあります。
そんなやさしい出会いを、どうかこの森で見つけてくださいね。
どうぞ、ごゆっくりと、本との時間をお楽しみくださいませ。
あなたの心に、やさしい物語がそっと寄り添いますように。
柚香の森🌳
【非常に良い・帯付き】『友だち』シーグリット・ヌーネス|心に残る犬との時間|全米図書賞受賞作品・新潮社
¥1,300
『友だち』シーグリット・ヌーネス|犬と女性の心の再生の物語|全米図書賞受賞作・新潮社 「本当に大切な“友だち”って、誰のことを思い浮かべますか?」 ニューヨークで暮らす女性作家が、大切な友人を亡くしたあと、残された老犬アポロと共に過ごす日々──。 『友だち』(シーグリット・ヌーネス)は、喪失と孤独のなかで、少しずつ心を取り戻していく物語です。 私がこの本を選んだのは、「人と人との距離」「癒えない悲しみ」を、犬という存在がそっとつないでくれるように思えたから。 人生の後半に差しかかったとき、何を大切にして生きるのか──そんな問いに、静かに耳を澄ませたくなる一冊です。 喪失の痛みを抱えている方へ。孤独と向き合っている方へ。 この物語が、心の片隅にそっと灯りをともしてくれるかもしれません。 ※【非常に良い】状態(カバー・本文良好・帯あり) 新潮社・2020年2刷・ソフトカバー 清掃・除菌後、丁寧に梱包してお届けいたします。 もし今、心にぽっかり空いた場所があるなら── この本が、あなたと静かに寄り添い合える“友だち”になるかもしれません。
【良好・文春文庫】『終点のあの子』柚木麻子|共感があふれる青春小説|ガールズ連作短編集
¥400
『終点のあの子』柚木麻子|ガールズ青春小説・文春文庫・良好本 「“あのときのわたし”に、もう一度出会ってみたい」── そんな気持ちがふと湧いてくるような物語です。 柚木麻子さんの『終点のあの子』は、思春期の少女たちの揺れ動く心を、驚くほど繊細に、やさしく、そしてリアルに描いた連作短編集。 入学式で出会った希代子と朱里を中心に、女子高生たちの友情・嫉妬・憧れ…さまざまな感情が交差します。 私がこの本を選んだのは、「わたしもこんな時期があったな」と、忘れていた気持ちが胸に蘇ってきたから。 もし今、自分の過去にそっと手を伸ばしたくなったり、誰かの気持ちにそっと寄り添いたいと思ったら、この一冊がやさしく導いてくれるかもしれません。 青春のまぶしさと痛みを、どうぞ丁寧に味わってみてください。 ※【良好】(表紙・本文ともに使用感少なめ) 文春文庫・第4刷(2014年) 清掃・除菌の上、丁寧に梱包してお届けします。 「あの子みたいに、まっすぐに悩んでいた頃があった」 ──そんなあなたに、そっと寄り添う物語です。 ぜひ、自分の心にふれる“あの子”に、再会しにきてくださいね。
【非常に良い・ハルキ文庫】『一房の葡萄』有島武郎|赦しと成長のやさしい名作短編|古本
¥320
『一房の葡萄』有島武郎|短編・名作・赦しと成長の物語(ハルキ文庫) 「人から許された経験、あなたにはありますか?」── そんな問いを静かに投げかけてくる、小さな宝石のような物語です。 有島武郎の名作『一房の葡萄』は、絵を描くのが好きな少年「僕」が、憧れの西洋人ジムの絵具を盗んでしまうところから始まります。 けれど、叱られることもなく、優しく赦してくれた先生が差し出したのは、まさかの“葡萄一房”。 この一房の葡萄が、少年にとって“赦されることのあたたかさ”と“自分の行いを見つめる心”を教えてくれるのです。 柚香の森がこの本を選んだのは、「小さな失敗が、大きな成長につながる」──その優しい循環が静かに描かれていたから。 迷いや後悔の中にいる方に。 この一冊が、そっと背中をなでてくれるかもしれません。どうぞ、やさしくページを開いてみてくださいね。 ※【非常に良い】(ページ・カバーともにきれいな状態) ハルキ文庫・初版(2011年4月15日発行) 除菌クリーニング済・丁寧に梱包して発送いたします。 「赦すこと」「赦されること」の意味を、今あらためて思い出したい方に。 小さな葡萄一房から広がる、大切な気づきがこの物語には詰まっています。 <有島武郎さんについて> 有島武郎さん(1878-1923)は白樺派の中心人物として活躍した明治・大正期の小説家。札幌農学校や海外で学び、社会主義思想や人道主義に傾倒。代表作に『或る女』『生れ出づる悩み』など。
【良好・文春文庫】『溺レる』川上弘美|愛と喪失の掌編集|静かな余韻を残す文学
¥320
『溺レる』川上弘美|短編集・恋と孤独の物語|女流文学賞受賞作品 「逃げても、愛は消えない。息苦しさも、愛しさも、すべて抱きしめて。」 そんな言葉が、ふと胸に沁みる夜に──この短編集をそっと手に取ってみてください。 川上弘美さんの『溺レる』は、第11回伊藤整文学賞・第39回女流文学賞を受賞した名作。 表題作をはじめ、曖昧な関係や満たされない想いを描いた8つの物語が、静かに心を揺らします。 この本を選んだのは、“言葉にならない感情”の居場所を与えてくれるから。 派手さはないけれど、丁寧に紡がれた日本語の美しさと余韻が、読後にそっと残りました。 恋に傷ついた方、理由のない孤独を抱えている方へ。 あなたの中の静かな揺れに、そっと灯りをともしてくれる一冊です。 ※【良好】(経年のわずかな使用感あり。中面きれい) 文春文庫・第9刷(2005年8月5日発行) 清掃・除菌済み、丁寧に梱包してお届けします。 誰にも話せない感情に、そっと言葉を添えたくなった夜に。 この物語が、あなたの心に静かな居場所をつくってくれることを願っています。
【良好・朝日文庫】『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香|思春期と違和感の物語|古本
¥520
『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香|思春期と違和感の文学|三島賞受賞作 「“普通”って、いったい誰が決めたんだろう──」 そんな問いを、そっとあなたの心に届けてくれる物語です。 村田沙耶香さんの『しろいろの街の、その骨の体温の』は、第26回三島由紀夫賞受賞作。 ニュータウンに暮らす中学2年生の少女・結佳が、「普通」でいることに苦しみながらも、自分自身の感情や存在に向き合っていく姿が繊細に描かれています。 この本を手に取ったのは、「生きづらさ」をそのまま肯定してくれるような、やわらかな強さを感じたから。 思春期のざらついた感情や、自意識の渦に飲まれそうになる日々に、静かに寄り添ってくれる一冊です。 違和感を抱えながら日々を過ごしている方、自分らしさに迷いを感じている方へ── どうぞ、結佳のまなざしを通して、自分の輪郭を少しずつ確かめてみてくださいね。 ※【良好】表紙やけ少々、全体的にきれいな状態 朝日文庫・第5刷(2017年1月30日発行) 第26回三島由紀夫賞/第1回フラウ文芸大賞 受賞 清掃・除菌済み、丁寧に梱包してお届けします。 「違っても、ここにいていい」 そんな気づきを、そっと手渡してくれる物語です。どうぞ、あなたのペースでページをめくってみてくださいね。
【良好・文春文庫】『マチネの終わりに』平野啓一郎|人生の選択と愛の物語|古本
¥700
『マチネの終わりに』平野啓一郎|愛と選択の物語|文春文庫・渡辺淳一文学賞受賞作 「もし、あのとき別の選択をしていたら──」 そんな思いが胸によぎる瞬間に、そっと寄り添ってくれる一冊です。 平野啓一郎『マチネの終わりに』は、40代を迎えたギタリストの蒔野とジャーナリストの洋子が、わずか三度の出会いの中で惹かれ合い、それぞれの人生と向き合っていく物語。 舞台は東京、パリ、バグダッド。音楽と静謐な言葉が、ふたりの距離を越えて流れていきます。 この本を手に取ったのは、「今ここにいる自分」を肯定したくなったから。 過去でも未来でもなく、“現在”をどう生きるか。そんな問いが静かに響いてきました。 後悔を抱えている方、人生の節目に立っている方へ── この物語が、あなたの心に小さな光を灯してくれるかもしれません。 ※【良好】表紙スレ等少々ありますが、本文に目立った傷みなし 文春文庫/第5刷(2019年10月15日発行) 第2回 渡辺淳一文学賞 受賞作品 清掃・除菌済、丁寧に梱包してお届けします。 「変えられない過去があっても、“今”を選び直すことはできる」 そう思わせてくれる、静かな大人の愛の物語です。どうぞ、あなたのタイミングでページを開いてみてくださいね。 <平野啓一郎さんについて> 平野啓一郎さんは1975年愛知県生まれ。京都大学法学部在学中に執筆した『日蝕』で1999年に芥川賞を受賞し作家デビュー。以降『マチネの終わりに』『ある男』など多彩な作品を発表し、国内外で高い評価を得ています。エッセイや評論も手がけ、『三島由紀夫論』で小林秀雄賞受賞。音楽や美術への造詣も深い作家です。
【非常に良い・帯付き】『正しい女たち』千早茜|現代女性の葛藤を描く短編集|文春文庫|古本
¥460
『正しい女たち』千早茜|現代女性の生き方と葛藤を描く短編集|文春文庫 「“正しい”って、いったい誰の基準なんだろう──」 そんな問いを、ふと自分に向けたくなるときに手に取ってほしい一冊です。 千早茜さんの『正しい女たち』は、友情、恋愛、結婚、離婚…現代の女性たちが日々向き合う“正しさ”と“揺らぎ”を描いた6つの短編集。 それぞれの物語に映し出されるのは、私たちの中にもきっとある小さな葛藤やためらいです。 この本を選んだのは、「自分らしく生きるとは何か」という問いを、押しつけではなく静かに差し出してくれたから。 読み終えたあと、少しだけ心が軽くなり、「このままでもいいのかもしれない」と思えました。 迷いや息苦しさを感じている方へ。 きっと、この物語の中に“今の自分”を映してくれる女たちがいるはずです。 ※【非常に良い】(本文きれい・帯付き) 文春文庫・初版(2021年5月10日発行) 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送します。 「正しい答え」が見つからない日にも── この本が、あなたの心に小さな安心と気づきを届けてくれますように。
【良好・新潮文庫】『情事の終わり』グレアム・グリーン/田中西二郎訳|愛と信仰を描く名作|古本
¥420
『情事の終わり』グレアム・グリーン|愛と信仰を描く名作|新潮文庫・良好本 「愛は終わっても、心は終わらない」── そんな余韻を胸に残す物語です。 グレアム・グリーンの代表作『情事の終わり』は、第二次世界大戦後のロンドンを舞台にした、大人の愛と信仰の物語。 作家モーリスと人妻サラの関係は、ただの不倫では終わりません。サラが神への誓いを胸に秘め、愛を断つ理由が明かされるとき、物語は“愛とは何か、信じるとは何か”という深い問いへと変わっていきます。 柚香の森がこの本を選んだのは、嫉妬や裏切り、祈りと救済といった矛盾を抱えながらも、人は愛に向き合い続けるのだと感じさせてくれたから。 深い余韻に浸りたい方へ。 この物語はきっと、あなた自身の「愛」と「信念」にも静かに触れてきます。 ※【良好】表紙にヤケあり。本文は良い状態です。 新潮文庫・第47刷(2006年2月10日発行) 清掃・除菌後、丁寧に梱包して発送いたします。 「愛すること」と「信じること」のはざまで揺れる心。 この古典的名作が、あなたの心にも静かな問いを残してくれるはずです。
【良好・新潮文庫】『女の一生』モーパッサン/新庄嘉章訳|ノルマンディーを舞台に描く人生の物語|古本
¥700
『女の一生』モーパッサン|ノルマンディーを舞台に描く人生の物語|新潮文庫 「人生って、思い描いた通りにはいかないものなのかもしれません──」 モーパッサンの名作『女の一生』は、19世紀ノルマンディーを舞台に、男爵令嬢ジャンヌの波乱に満ちた人生を描いた長編です。 修道院を出て夢に胸をふくらませた17歳の少女が、結婚、裏切り、財産の喪失、そして愛する人との別れを経験しながら、少しずつ成長していきます。 柚香の森がこの本を選んだのは、「喜びと悲しみを抱えてなお生きていく姿」が、私たち自身の人生にも重なって見えたから。 読み進めるうちに、「人生は思い通りにならなくても、そこに確かな意味がある」と静かに感じられるのです。 人生の浮き沈みに心を揺らしている方へ。 この物語が、あなたに寄り添い、やさしい余韻を残してくれるはずです。 ※【良好】経年によるヤケあり。通読に支障はありません。 新潮文庫・第83刷(1986年5月30日発行) 清掃・除菌済み、梱包してお届けいたします。 「幸せと苦しみが交錯するのが人生」──そんな普遍的なテーマを、ノルマンディーの美しい風景とともに味わえる一冊です。
【良好・初版・理論社】『どきん』谷川俊太郎 少年詩集|ことばに心が揺れる瞬間|古本
¥1,580
『どきん』谷川俊太郎 少年詩集|初版・理論社|ことばに心が揺れる詩集 日常の中で、ふと心が「どきん」と動く瞬間ってありませんか? 谷川俊太郎さんの詩集『どきん』には、そんな気持ちを呼び覚ますことばの魔法が詰まっています。 日々の風景や感覚を、軽やかなリズムにのせて描くことで、忘れていた“感じる力”がそっと蘇るよう。 私自身、声に出して読んでみたとき、その響きの楽しさに思わず笑ってしまいました。 子どもと一緒に声に出して読んでも、ひとり静かにページを開いても、言葉が心を解きほぐし、やさしい時間をもたらしてくれる詩集です。 ちょっと疲れた日、感性を取り戻したいとき──。 どうぞ『どきん』と一緒に、小さな心のときめきを見つけてみてくださいね。 ※【良好】初版(1983年・理論社刊)、ハードカバー 表紙・本文に大きな傷みなし 清掃・除菌済み、安心してお手にとっていただけます。 日常の中に眠っている小さな「どきん」を、ことばのリズムと一緒に見つけに行きませんか? <谷川俊太郎さんについて> 谷川俊太郎さん(1931–2024)は、日本を代表する詩人・翻訳家・絵本作家。1952年『二十億光年の孤独』で注目され、鋭い感性とリズム感ある詩で戦後詩の流れを切り開きました。詩や翻訳、作詞、脚本など多方面で活躍し、92歳まで創作を続けました。
【良好・新潮文庫】『狭き門』アンドレ・ジッド/山内義雄訳|愛と信仰のはざまで揺れる物語|古本
¥600
『狭き門』アンドレ・ジッド|愛と信仰の物語|新潮文庫・良好本 それは、叶わぬ恋と信仰のはざまで揺れる魂の物語です。 幼なじみのジェロームとアリサ。 互いに深く愛し合いながらも、アリサは“神の国”を選び、地上の幸福を拒み続けます。 「狭き門より入れ」という聖書の一節に導かれたその生き方は、美しくも切なく、読む人の心に静かに問いを投げかけます。 この物語を書いたのは、1947年にノーベル文学賞を受けたフランスの作家、アンドレ・ジッド。 信仰と愛が交差する静かな悲劇を、繊細な筆致で描き出しています。 私は読みながら、胸の奥がぎゅっと締めつけられました。 恋すること、信じること、捧げること── そのすべてが、こんなにも深く、こんなにも静かな痛みをともなうのだと知りました。 読み終えたあと、心に祈りの余韻が残るような一冊です。 ※【良好】表紙にわずかな経年感あり 新潮文庫/第109刷(2010年6月15日発行) ISBN9784102045039 清掃・除菌後、丁寧に梱包してお届けします。 恋と信仰のはざまで揺れる心に、静かな祈りの余韻を残す物語。 どうぞ、あなたの読書時間に寄り添わせてください。 <アンドレ・ジッドについて> アンドレ・ジッド(1869–1951)は、フランスを代表する小説家・文芸批評家です。自由意志と宗教的道徳の葛藤、人間の欲望を描いた作品で知られ、代表作に『背徳者』『狭き門』『贋金づくり』などがあります。文芸誌NRFの創刊者でもあり、植民地主義や全体主義に批判的立場を貫きました。1947年ノーベル文学賞受賞。
【非常に良い・初版】『ほんとうの自分』ミラン・クンデラ/西永良成訳|愛と老いを描く物語|集英社文庫|古本
¥810
『ほんとうの自分』ミラン・クンデラ|愛と老い・アイデンティティを描く|集英社文庫 静かに年を重ねることは、「変わっていく自分」と向き合うことでもあるのかもしれません。 ミラン・クンデラ『ほんとうの自分』は、更年期を迎えた女性の揺れる心を軸に、愛と老い、そしてアイデンティティの危機を描き出した物語です。 “わたしは、わたしのままでいいの?”──そんな問いが、読む人の胸の奥にそっと差し込んできます。 私がこの本を選んだのは、不安や変化のただ中にも「ほんとうの自分」は確かに息づいていると感じられたから。 夢と現実の境界があいまいになる世界で、自分自身を静かに見つめ直す読書体験が待っています。 年齢や立場にとらわれず、「自分らしさ」を探している方へ。 この物語が、あなたにやさしく寄り添ってくれるはずです。 ※【非常に良い】きれいな状態 集英社文庫・初版(2024年7月25日発行) ISBN9784087607925 清掃・除菌済み、丁寧に梱包してお届けいたします。 「ほんとうの自分」とは、揺らぎや迷いの中に宿るものかもしれません。 どうぞ、心静かな読書時間に寄り添わせてください。 <ミラン・クンデラについて> ミラン・クンデラは1929年チェコ生まれの作家。プラハの映画芸術大学で教鞭をとりつつ文筆活動を開始し、1967年『冗談』で注目されました。政治的弾圧により1975年にフランスへ亡命、1984年『存在の耐えられない軽さ』で世界的名声を得ました。2023年に94歳で逝去。
【並・全4巻セット】『トム・ジョウンズ(一)~(四)』ヘンリー・フィールディング/朱牟田夏雄訳|岩波文庫|初心者にもおすすめ|古本
¥3,980
『トム・ジョウンズ』全4巻セット|岩波文庫|初心者にも読みやすい18世紀イギリス文学 トム・ジョウンズ(一):27版 1992/2/26発行 トム・ジョウンズ(二):24版 1997/10/16発行 トム・ジョウンズ(三):19版 1992/2/26発行 トム・ジョウンズ(四):19版 1992/2/26発行 全4巻セット 裸本 天地小口ヤケ 本文は目立ったイタミなく、全体的に概ね良好です。 古典文学って、ちょっと難しそう──そう思っていませんか? でも『トム・ジョウンズ』は、思いがけず“今”の読者にもすっと入り込んでくる物語です。 18世紀のイギリスを舞台に、自由でおおらかな青年トムと、彼を取り巻く人々の姿がユーモアと風刺を交えて描かれます。 ときに語り手が読者に直接話しかけてくるような場面もあり、古典でありながら驚くほど軽やかで親しみやすい読み口なんです。 “本当の善さとは何か”“人はなぜ迷うのか”。 大きなテーマを扱いながらも、物語は温かく、どこかコミカルで、読み進めるうちに心がやわらぎます。 岩波文庫の全4巻セット。古典入門としてもぴったりの一冊です。 ※【並】全4巻セット/裸本/天地小口ヤケあり 本文は概ね良好(大きな書き込み・破れなし) 各巻発行年:①1992年 ②1997年 ③1992年 ④1992年 岩波文庫・朱牟田夏雄訳 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送します 古典文学を読むのは初めてという方にも安心。 軽やかな文体で、人間味あふれる登場人物たちがすぐ身近に感じられる一冊です。 <ヘンリー・フィールディングについて> ヘンリー・フィールディング(1707–1754)は、18世紀イギリスの劇作家・小説家・風刺作家であり、後に治安判事としても活躍しました。風刺喜劇で名を上げたのち検閲法により劇作を断念し、法律家へ転身。代表作『トム・ジョウンズ』を含む小説で文学史に名を残し、警察制度の先駆けも築きました。
【非常に良い・帯付き】『オルガ』ベルンハルト・シュリンク/松永美穂訳|新潮クレストブックス|女性の生き方を描く物語|古本
¥1,360
『オルガ』ベルンハルト・シュリンク|女性の生き方と孤独を描く物語|新潮クレストブックス 心の奥に、少しだけ痛みを抱えている方へ──静かに寄り添ってくれる物語があります。 ベルンハルト・シュリンク『オルガ』は、19世紀末から20世紀のドイツを舞台に、身寄りのない少女オルガが時代の荒波に翻弄されながらも、自分の言葉を支えに生き抜く姿を描いた物語です。 派手な展開はありません。 ただ、愛する人を想い続け、喪失や孤独を抱えながらも「私は私」と言える強さを失わなかったオルガの姿は、読む人の心にそっと響いてきます。 静かなまなざしの中に、生きていく知恵と癒しが宿る一冊。 もし今、心が少し疲れているなら──どうぞこの物語を通して、自分自身とやさしく向き合う時間を持ってみてくださいね。 ※【非常に良い】(カバー・帯・本文きれいな状態) 新潮クレストブックス・初版(2020年4月25日発行) ISBN9784105901653 ソフトカバー/帯付き 清掃・除菌済み、丁寧に梱包してお届けします。 「私は私」と言える強さを持つオルガの物語が、きっとあなたの心にも小さな光を灯してくれるはずです。
【2冊セット】宇野千代『行動することが生きることである』(集英社文庫)/『私のお化粧人生史』(中公文庫)|生き方と美しさを綴る随筆|古本
¥650
宇野千代『行動することが生きることである』『私のお化粧人生史』2冊セット|生き方と美しさの随筆 宇野千代さんの言葉は、どんなときも「自分らしく生きる」勇気を思い出させてくれます。 『行動することが生きることである』(集英社文庫)は、90歳を超えてもなお人生を楽しみ続けた著者が、「まず動く」ことの大切さを率直に語った随筆集。迷ったときにそっと背中を押してくれる一冊です。 そして『私のお化粧人生史』(中公文庫)は、お化粧という身近な行為を通して、自分を慈しみ、美しく生きることの意味を描いた随筆集。読んだあと、鏡に映る自分を少し優しい目で見られるようになります。 行動する強さと、自分を愛するしなやかさ── ふたつの視点から“人生を生き抜く知恵”を受け取れる特別な2冊セットです。 ※【良好】『行動することが生きることである』集英社文庫(35版/2010年発行/ISBN9784087480870) 【並】『私のお化粧人生史』中公文庫(4版/1987年発行/ISBN4122011272)経年のヤケあり、本文良好 2冊セット販売 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送いたします。 「強く生きたい」「自分らしさを取り戻したい」──そんな想いを抱く方に、宇野千代さんの言葉がきっと寄り添ってくれるはずです。 <宇野千代さんについて> 宇野千代さん(1897–1996)は、山口県岩国市生まれの小説家・随筆家。1921年に文壇デビュー後、恋愛や美意識を貫いた生き方で多彩な創作活動を展開しました。日本初の女性ファッション誌を創刊し、きものデザイナーとしても活躍。晩年も執筆を続け、85歳で新聞連載を開始するなど、生涯現役を貫きました。1996年、98歳でその生涯を静かに閉じました。
それもまたちいさな光(文春文庫) 角田光代
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪2版≫2017/1/20発行 「このままでいいのかな」――そんなふうに、ふと立ち止まってしまうとき、誰にでもあるものですよね。 角田光代さんの『それもまたちいさな光』は、そんな迷いのなかにあるあなたに、そっと寄り添ってくれる物語です。 主人公は、東京の下町で暮らす35歳の仁絵さん。目立った不満もなく過ぎていく日々のなかで、ふとよぎる将来への不安や、心の奥にある恋のためらい。その姿は、まるで自分のようで、胸がぎゅっとなりました。 大きな事件は起きなくても、日常の中に小さな選択や優しさが積み重なって、未来は少しずつ形を変えていく――。そんな気づきを、静かに届けてくれる一冊です。 今、もしあなたが立ち止まっているのなら。この物語のなかに、そっと自分を重ねてみませんか。きっと、あなたの心にも、小さな光が灯るはずです。
【非常に良い】『蒲団・重右衛門の最後』田山花袋|新潮文庫|日本自然主義文学の名作|古本
¥420
『蒲団・重右衛門の最後』田山花袋|新潮文庫|日本自然主義文学の名作を読む 田山花袋の『蒲団・重右衛門の最後』は、”日本の自然主義文学の深み”を感じることができる一冊です。 『蒲団』では、既婚作家と若い女学生の微妙な距離感が生み出す葛藤を通して、人間の弱さや絶望を鮮烈に描いています。 『重右衛門の最後』では、社会から疎外された人物たちの深い憎しみや孤独が、思わず引き込まれてしまうほどの力強さで描かれています。 どちらの作品も、心に深く刻まれ、読むたびに新しい気づきがあるのが魅力。何度読んでも飽きません。 私が思うに、この本は単に物語を楽しむだけでなく、人間の本質に触れることができるので、人間の複雑さや痛みを感じることで、私たちが日常生活でどれだけ見過ごしている感情や思いがあるのかに気づけるのかもしれません。 きっと、読み手にも共感できる瞬間がたくさんあるはずなんです。 この作品を手に取って、あなたの心の深い部分に触れてみてください。きっと、心に残る一冊になるはずですよ。 ※【非常に良い】(カバー・本文ともに良好) 新潮文庫・89版/2022年10月30日発行 ISBN:9784101079011 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送します。 人間の弱さや孤独を描きながらも、読み終えたあとに心が静かに揺れるような一冊です。 <田山花袋について> 田山花袋(本名:田山録弥(ろくや))は、1871年に栃木県で生まれました。14歳で上京し、19歳で小説家を志し、尾崎紅葉に師事しました。博文館に勤務し、1907年には『蒲団』を発表、日本自然主義文学を確立しました。その後、『生』や『妻』など多くの作品を残し、1930年に60歳で亡くなりました。
【良好・初版】『流跡』朝吹真理子|新潮文庫|第20回ドゥマゴ文学賞受賞作|古本
¥360
『流跡』朝吹真理子|新潮文庫・初版|第20回ドゥマゴ文学賞受賞作 第20回 ドゥマゴ文学賞受賞作品 「自分はなぜ、ここにいるのだろう」──そんな問いがふと胸をよぎったことはありませんか。 朝吹真理子さんの『流跡』は、言葉がゆるやかに流れ、現実と幻想の境界をそっとなぞるような物語です。 舟に乗り遅れた女、煙突を見つける会社員、夜の舟頭……どの場面も、水や雨、川といった「流れ」に満ち、時間も場所もやさしくほどけていきます。 筋を追うのではなく、言葉そのものの余韻に心をゆだねる読書体験──それはきっと、見過ごしがちな「生」の儚さや、自分という存在の輪郭を静かに浮かび上がらせてくれることでしょう。 柚香の森が、この本の静謐な美しさに惹かれた理由も、そこにあります。 どうぞ、日々の喧騒から少し離れて、あなた自身の「流跡」を、この本とともにたどってみてくださいね。 ※【良好】(非常に良い/良好/並) 新潮文庫・初版(2014/5/30発行) ISBN9784101251820 本文きれいです。 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送します。 言葉の流れに心を委ねる時間を、この一冊とともに過ごしてみませんか。
【良好・初版】『檸檬(乙女の本棚)』梶井基次郎+げみ|立東舎|文学とイラストの融合|古本
¥1,300
『檸檬(乙女の本棚)』梶井基次郎+げみ|立東舎|名作文学を彩る初版ハードカバー 梶井基次郎の名作『檸檬』が、人気イラストレーター・げみの手で美しく彩られた『檸檬(乙女の本棚)』。 文学の余韻とイラストの温もりが溶け合い、ページをめくるたびに心にやさしく広がっていきます。 理由もなく気持ちが沈む日。そんなとき、この物語の「私」とともに京都の街を歩き、果物屋でレモンを手に取る。その鮮やかな黄色とひんやりとした感触は、不思議と心を軽くしてくれるのです。 げみの幻想的なイラストが、梶井基次郎の繊細な文章をより深く味わわせてくれる特装版。 文学を愛する方へ、静かに寄り添うような一冊です。 ※【良好】(カバーに軽いスレ程度、本文きれいです) 初版(2018/8/8発行) ISBN9784845630561 立東舎/乙女の本棚シリーズ/ハードカバー 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送いたします。 学とアートが出会う特別な『檸檬』。今のあなたに、きっと必要な物語です。
【非常に良い・初版】『赤泥棒』献鹿狸太朗|講談社|孤独と自己を見つめる物語|古本
¥1,380
『赤泥棒』献鹿狸太朗|講談社|孤独や自己と向き合う物語|初版・非常に良い 献鹿狸太朗さんの『赤泥棒』は、まるで心の奥に沈めていたモヤモヤが言葉になったように感じられる物語集です。 表題作「赤泥棒」では、ちょっと理解しがたい行動を繰り返す主人公が、不器用さや孤独と向き合いながら少しずつ自分を見出していきます。その姿に、どこか自分自身を重ねる方もいるかもしれません。 自分に自信が持てなかったり、周囲と違うことで戸惑ったり──誰もが抱える思いを、この本はやさしく受け止めてくれます。読み進めるうちに、心の奥に小さな光が差し込むような感覚に包まれるはず。 もし今、言葉にならない気持ちを抱えているなら。どうぞこの本を開いてみてください。きっとあなたの心に響く情景が待っています。 ※【非常に良い】(カバー・本文ともにきれいです) 初版(2023/3/27発行) ISBN9784065310106 講談社/ハードカバー 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送いたします。 孤独に寄り添い、心をそっと照らす物語。今のあなたに必要な言葉がきっと見つかります。 <献鹿狸太朗さんについて> 献鹿狸太朗(けんしかまみたろう)は1999年生まれの作家・漫画家。 本名では漫画家・三ヶ嶋犬太朗(みかしまけんたろう)名義でデビュー。 慶応大学院大学で「赤泥棒」で文芸デビューし、SNSを中心に話題を呼ぶ新鋭。
【良好・初版】『貞操問答』菊池寛|文春文庫|愛と道徳のはざまで|古本
¥600
『貞操問答』菊池寛|愛と道徳のはざまを描く名作|文春文庫・初版・良好 「“正しい”と“好き”がぶつかるとき──あなたはどちらを選びますか?」 昭和初期、美しい三姉妹の次女・新子は、家庭教師として上流家庭に迎えられます。 やがて雇い主の夫への揺らぎに気づいたとき、彼女の生き方は大きく試されることに。 貞操を守るべきか、愛に正直であるべきか。 社会の規範と個人の心が交錯する場面で、私たち自身の価値観もそっと照らし出されます。 菊池寛ならではの読みやすさと鋭い洞察は、いまを生きる私たちにもまっすぐ届きます。 迷いを抱えた日に、静かにページを開いてみてください。 新子の選択が、あなたの中の答えに小さな光を当ててくれるかもしれません。 ※【良好】(カバー・本文ともに概ねきれい) 文春文庫/初版:2002/10/10 ISBN:9784167410052 簡易クリーニング後、緩衝材で丁寧に梱包して発送いたします。 「正しさ」と「心の声」のあいだで揺れた経験がある方へ。 静かな読書の時間が、やさしい答えに近づく手がかりになりますように。
【良好】『旅のラゴス 改版』筒井康隆|新潮文庫|SF初心者にもおすすめの傑作|古本
¥430
『旅のラゴス 改版』筒井康隆|新潮文庫|SF初心者にもおすすめの名作小説 筒井康隆の『旅のラゴス 改版』は、SF初心者にも安心して楽しめる“やさしい入口”のような物語です。 愛馬スカシウマとともに、ただひたすら旅を続ける青年ラゴス。行く先々で出会うのは、集団で転移できる民族、壁をすり抜ける男たち…不思議な世界が広がっていきます。 未来とも古代ともつかない幻想的な風景の中で、孤独と冒険を抱えながら歩むラゴスの姿は、どこか懐かしく、読者の心に郷愁を呼び覚まします。 読み進めるほどに、自分も一緒に旅をしているような感覚に。 「物語に没入する楽しさ」を改めて思い出させてくれる、傑作SF小説です。 ※【良好】(経年による軽いスレあり、本文はきれいです) 新潮文庫・31版(2015/10/31発行) ISBN:9784101171319 簡易クリーニング済み。丁寧に梱包して発送いたします。 物語の旅路に心をゆだねたい方へ。 ラゴスの孤独な旅は、あなた自身の心の奥にもやさしく響いてきます。 <筒井康隆さんについて> 筒井康隆さん(1934年生まれ)は、大阪府出身の日本の小説家。同志社大学卒業後、1960年にSF同人誌『NULL』を発刊し創作活動を開始。1965年に初短編集『東海道戦争』を発表し、1960年代後半から人気作家に。1993年に一度断筆を宣言し、1996年に執筆を再開。その後、俳優としても活動。
【良好・初版】『身のある話と、歯に詰まるワタシ』尾崎世界観|朝日新聞出版|本音の対話集|古本
¥810
『身のある話と、歯に詰まるワタシ』尾崎世界観|朝日新聞出版|初版・良好の対談集 「本音で語り合うって、こんなに心がざわつくものだったんだ。」 クリープハイプの尾崎世界観さんが、各界で活躍する表現者と一対一で向き合い、心の奥に隠れた言葉を引き出していく対談集『身のある話と、歯に詰まるワタシ』。 会話は時に脱線しながらも、思いがけない深みに触れていきます。 創作の裏側、迷いや弱さをさらけ出す勇気──そのやり取りを追いかけるうちに、自分自身の内面にもそっと光が差し込むようです。 雑談では届かない「本音の対話」。 読み終えたとき、心に残る言葉が、きっとひとつは見つかるはずです。 ※【良好】(カバーに軽いスレあり、本文はきれいです) 初版(2020/6/30発行) ISBN:9784022516879 朝日新聞出版/ソフトカバー 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送いたします。 自分の中の「まだ言葉になっていない想い」に出会いたい方へ。 静かな一冊の中に、あなたを揺さぶる言葉がきっと眠っています。 <尾崎世界観さんについて> 尾崎世界観(おざきせかいかん)さんは、1984年生まれの日本のミュージシャン、作家です。本名は尾崎祐介で、2001年に「クリープハイプ」を結成し、2012年にメジャーデビューを果たしました。音楽と同じくらい、文章を書くことにも才能を発揮し、芥川賞候補にもなりました。その独特な世界観と感性は、音楽と文学の両分野で多くの人々に影響を与えています。
【良好・初版】『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』ジョイス・キャロル・オーツ/栩木玲子訳|河出文庫|古本
¥980
『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』ジョイス・キャロル・オーツ/栩木玲子訳|河出文庫 初版・良好 「理由のない不安や、説明できない孤独──」 そんな心の揺らぎを静かに見つめたいときに、そっと寄り添ってくれる短編集です。 『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』(ジョイス・キャロル・オーツ/河出文庫)は、日常の隙間からにじみ出る“心の影”を描いた7つの物語集。たとえば表題作では、少女たちの関係性の中に潜む支配や恐れが、決して大げさではなく、むしろ生々しいリアリティをもって迫ってきます。 柚香の森がこの本を選んだのは、恐怖よりも「人の心をどう描くか」というまなざしに深く惹かれたから。 読み終えたあと、きっと自分の奥に隠れていた感情にふと触れたような、不思議な余韻が残るはずです。 もし今、言葉にならない感覚を抱えているのなら──この本が、その静かな影を照らしてくれるかもしれません。 ※【良好】(表紙に軽いスレあり、本文はきれいです) 初版(2018/1/20発行) ISBN:9784309464596 河出文庫/ソフトカバー 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送いたします。 不穏なのに、どこか心を照らしてくれるような読書体験を。 静かな夜に、ページをひらいてみませんか。