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星の王子さま(岩波書店) サン・テグジュペリ/内藤濯訳
¥590
良好(非常に良い/良好/並) 18版 2004/7/7発行 ハードカバー ISBN4001156768C8097 『星の王子さま』は、心の奥にそっと語りかけてくる物語。 サハラ砂漠に不時着した「ぼく」は、小さな星から来た王子さまと出会います。 旅の中で、王子さまは「大切なものは目に見えない」と気づくんです。 その言葉は、私たちの日常にも響くもの。忙しさの中で忘れかけていた大切な気持ちを、この本は優しく思い出させてくれます。 人生に迷ったとき、不安なとき、そっと開いてみてください。きっと、あなたの心をあたたかく照らしてくれるはずです。 心に残る名言と深い洞察が詰まったこの一冊、あなたの人生を豊かに彩ってくれることだと思いますよ。 <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。 ※ショップカテゴリー海外文学>文庫本>『夜間飛行』
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終点のあの子(文春文庫) 柚木麻子
¥400
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪4版≫2014/8/25発行 収録作品「フォーゲットミー、ノットブルー」第88回オール讀物新人賞受賞作品(2008年) 史上最強の「ガールズ系小説」 『終点のあの子』は、柚木麻子さんが描く、女子高生たちの青春と成長をテーマにした連作短編集です。 物語は、入学式の日に出会った希代子と朱里の交流から始まります。 朱里は芸術的な家族背景を持ち、独特な個性を放つ少女で、二人の関係は少しずつ変化していきます。作品の中では、複数の女子高生たちがそれぞれの思いを抱えながら成長していく様子が描かれているんです。 思春期ならではの揺れ動く感情や人間関係が繊細に描かれ、読むと自己理解が深まり、他者への共感力も自然に育まれます。 学校生活のリアルな空気感や、少しずつ変わっていく人々の心情に共感しながら、自分の成長と重ね合わせて読むことができるはず。 もしもあなたが、自分と同じように悩みながら成長していく登場人物たちに心を寄せたくなったら、この本はぴったりです。
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立原正秋 珠玉短篇集二 辻が花(イディア総合研究所) 立原正秋
¥640
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1998/4/11 発行 ハードカバー ISBN494412058C0093 天、地、小口に小さなシミあり 表紙(背)ヤケ 読むには問題なく、きれいな状態です。 『辻が花』は短編集の一つで、特に「鎌倉」を舞台にした物語が印象的なんです。 25歳の青年と33歳の人妻が織りなす恋愛模様。聞くだけで少し切ないような気持ちになりますね。 この物語には、不倫というタブーも描かれていますが、その中で見えてくる人間の心の機微や揺れ動く感情がとても繊細で、じんわりと胸に響いてきます。 そして何より、能楽の世界や鎌倉の美しい景色が物語に奥行きを与えていて、日本文学ならではの趣が感じられます。私は、この本を読んで「愛って、こんなにも複雑で、それでも美しいものなんだ」と思いました。 恥ずかしいコメントですが、実際にそんな感じを受けましたよ。 心の中に小さな花を咲かせるような、そんな一冊です。 ゆったりとした時間のお供にいかがですか? <立原正秋さんについて> 立原正秋(1926年1月6日生まれ)さんは、朝鮮生まれの日本の小説家。父親の死後母親とともに日本へ渡り、早稲田大学専門部国文科に在籍するも中退しました。1947年に日本に帰化し、同年「立原正秋」のペンネームで創作活動を開始。「白い罌粟(けし)」で直木賞を受賞するなど、日本の古典文学や能楽に影響を受けた独自の世界観で知られます。編集者としても活躍し、多くの文学者を育成しました。1980年、食道癌で54歳の生涯を閉じました。
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奇妙な遺言100(ちくま文庫) ロバート・S・メンチン/中西秀男訳
¥430
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1993/10/21 発行 ISBN4480027807C0198 『奇妙な遺言100』は、ロバート・S・メンチンさんが収集した、ユニークな遺言のエピソードをまとめた本です。意外な財産の分配、復讐心を感じるもの、そして温かい愛情が込められたものまで、遺言を通じて垣間見える人々の人生や思いが描かれています。読んでいると、遺言とは単に財産を分けるだけでなく、故人の心の声や個性が現れる特別な手段だと感じます。 私はこの本を読みながら、人が何を最後に残したいと思うのか、その背景にあるドラマに心を動かされました。「もし自分ならどんな言葉を遺すだろう」と考えさせられる一冊です。ぜひページをめくりながら、さまざまな人生に触れてみてくださいね。
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茨木のり子詩集(岩波文庫) 谷川俊太郎選
¥630
非常に良い(非常に良い/良好/並) 15版 2022/2/4発行 ISBN 4003119518 茨木のり子詩集(岩波文庫)は、茨木さんの力強さと優しさが詰まった一冊です。 谷川俊太郎さんが選んだ詩には、戦争を生き抜いた女性の切なさや未来への希望、自分らしく生きる大切さが込められています。 たとえば『自分の感受性くらい』では、自分を信じる勇気をそっと後押ししてくれる言葉が胸に響きます。この詩はこれだけで、自己啓発に匹敵しますし、自分に喝を入れられるんです。素晴らしい詩だと思います。いっそのこと暗記してもいいくらい! そして『わたしが一番きれいだったとき』 この詩には、一番きれいだった青春時代に戦争があったという、その切なさがぎゅっと詰まっています。個人的にもこの詩が大好きです。一番きれいなときが戦争なんて…と思うと、女性ならではの感覚として共感できる部分が多いのではないでしょうか。 そんな茨木のり子さんの言葉は、忙しい日々でもふと立ち止まり、自分と向き合うきっかけをくれるはず。 この詩集が、あなたの心にそっと寄り添う存在になりますように。ぜひ手に取ってみてくださいね。 <茨木のり子さんについて> 茨木のり子(いばらぎ のりこ)さんは1926年、大阪で生まれ、医薬系の学校を卒業後、1949年に医師と結婚。1950年に詩人としてデビューし、1955年に第一詩集『対話』を刊行しました。韓国現代詩の紹介にも尽力し、1991年には『韓国現代詩選』で読売文学賞を受賞。2006年に79歳で逝去しました。
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ティファニーで朝食を(新潮社) トルーマン・カポーティ/村上春樹訳
¥830
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2008/2/25 発行 ソフトカバー トルーマン・カポーティによる中編小説。1961年にオードリー・ヘプバーン主演で映画化されましたよね。映画の印象が強いですよね。 『ティファニーで朝食を』は、トルーマン・カポーティの名作。 本書は新潮社から村上春樹による新訳版です。 物語は、華やかな社交界に生きるホリー・ゴライトリーが、自らの孤独や過去と向き合い、真の幸福を見つけ出す過程を描いているんです。 ニューヨークの1940年代を舞台に、カポーティの精緻な筆致と魅力的な登場人物たちが心に残りますよね。 自由と愛の本質を考えさせられ、あなたの心に深く響く一冊です。 人生を見つめ直したくなる、そんな気持ちを抱きながらページをめくりたくなりますよ。 他、 ・花盛りの家 ・ダイアモンドのギター ・クリスマスの思い出 収録されています。 <カポーティについて> トルーマン・カポーティは、1924年にニューオーリンズで生まれました。幼少期は母親とともにアメリカ南部を転々とし、17歳で「ザ・ニューヨーカー」で働き始めました。19歳でオー・ヘンリー賞を受賞、23歳で初の長編小説を発表し、作家として注目を浴びました。代表作に『ティファニーで朝食を』や『冷血』があります。1984年に59歳で亡くなりました。
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人形の家(新潮文庫) イプセン/矢崎源九郎訳
¥390
非常に良い(非常に良い/良好/並) 97版 2021/5/20 発行 イプセンの名を世界的ならしめたものがこの『人形の家』です。 ヘンリック・イプセンの『人形の家』は、ただの物語ではなく、私たちの心に深く響く一冊なんです。 家族や社会の中で自分を犠牲にして生きることに悩む女性、ノラが主役です。 夫のために秘めた借金が明らかになり、彼女は「人形のように扱われている」と気づくのです。 この作品を読み進めるうちに、私たちも自分自身が大切にされているか、自由に生きられているかを考えさせられます。 私も最初は、この本が描く時代背景や状況に圧倒されてしまいました。でも、読み進めるうちにノラの決断に勇気づけられ、心の中で応援している自分に気づくんです。 現代の私たちにもつながる普遍的なテーマが描かれているからこそ、深く心に残る物語でした。 イプセンの言葉に触れることで、もしかしたら、あなた自身も新たな気づきがあるかもしれません。 『人形の家』は、きっと大切な一冊になると思います。 読んだことのない方は、一度読んでみてくださいね! <ヘンリック・イプセンについて> ヘンリック・イプセン(1828年–1906年)は、ノルウェー出身の劇作家・詩人で、近代リアリズム演劇を確立しました。20歳で戯曲を自費出版し、劇場での経験を積んだ後、海外で27年間暮らしました。代表作『人形の家』(1879)で名声を得、社会問題を扱った作品で影響を与えました。
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令和元年の人生ゲーム(文藝春秋) 麻布競馬場
¥1,260
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2024/2/25 発行 ソフトカバー ●上半期 第171回直木三十五賞候補作品 『令和元年の人生ゲーム』は、麻布競馬場が描く、現代の若者たちのリアルな心情が詰まった4つの短編小説です。 物語の中で登場するのは、慶應大学のビジコンサークルに入った男子学生や、新卒で大手企業に入社した女性など、誰もが一度は感じたことのある焦りや不安、そして社会との向き合い方。 登場人物たちは、それぞれ自分なりに答えを探しながら生きています。 特に、共通して登場する「沼田」という男性が、無遠慮な言葉で周囲を揺さぶり、物語に深い視点を加えているんです。「沼田」さんはポイントですよ! この本を手に取ると、現代社会で生きる自分自身に重ね合わせてみたり、これからの生き方に少し考えを巡らせるきっかけになるかもしれません。 もし、今の自分の人生に迷いを感じているのなら、きっと何か新しい視点が得られるはずです。 あなたも、この物語の中で自分の心に響く言葉を見つけてみませんか? 自分のペースで生きる勇気が欲しいあなたに、ぜひ読んでほしい一冊です。 <麻布競馬場さんについて> 麻布競馬場(あざぶけいばじょう)さんは、1991年生まれの日本の小説家で、慶應義塾大学卒業後、2021年にTwitterで小説を投稿し始めました。2022年には短編集『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』を刊行し、Amazon文芸ランキング1位を獲得。現在も会社員として働きつつ、覆面作家として活躍しています。
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めし(新潮文庫) 林芙美子
¥870
並(非常に良い/良好/並) ≪35版≫ 1975/4/30発行 経年のヤケあり。ビニールカバーしてあります。 林芙美子の『めし』は、結婚生活に消耗し、希望を失っていく三千代と、人生に積極的な里子の姿を描いた物語です。 二人はそれぞれ、愛する人から離れようとしています。 里子は父母から背を向け、三千代は夫・初之輔から距離を取ろうとします。初之輔や里子の両親が三千代や里子を愛していることは確かですが、それでも心の隙間は埋まらず、切ないほどの孤独を感じるのです。 「どうせ、私は、馬鹿ですよッ。」と三千代が自分を責め、家事に追われる日々の不満をぶつけても、夫には理解されません。別れを決意し、夜中に暗い階段を昇り降りしながら思いあぐねる三千代。その姿に漂う虚無感や、心細さは女性ならではのものだと感じさせられて胸がしめつけられるんですよね。 林芙美子は、女性の心に秘めた哀しみや切なさを、細やかに描き続けてきました。彼女の作品に触れることで、きっとその深い人間ドラマに共感して、心が動かされることだと思います。 この本を通じて、時代を超えて共鳴する女性の孤独を感じ、物語に登場する大阪の名所や地名を楽しみながら、心に残るひとときを過ごせるはずです。 『めし』は、あなたにとっても、新たな視点を与えてくれる作品になることでしょう。ぜひ手に取って、林芙美子の世界に浸ってみてくださいね。 <林芙美子について> 林芙美子(1903年生まれ)は、山口県出身の作家で、庶民の生活を共感を込めて描いたことで知られています。学生時代から文学に情熱を注ぎ、1928年には『放浪記』で作家として注目を集めました。戦後も『うず潮』や『浮雲』など、庶民の心情を描いた作品を発表し、昭和を代表する作家となりました。
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伊藤野枝集(岩波文庫) 森まゆみ編
¥930
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2019/9/18 発行 『伊藤野枝集』は、自分らしく生きたいと願うあなたに、そっと寄り添ってくれる一冊です。 伊藤野枝は、大正時代に女性の自由を求めて声を上げ、社会の枠にとらわれずに生きた人。彼女の言葉は、100年たった今も驚くほどまっすぐで、生きることに迷う私たちの心に響きます。 たとえば、周りの期待に応えようと無理をしてしまうとき。 野枝の文章を読むと、「私は私のままでいい」と思えるのです。彼女が綴った創作や評論、随筆は、決して誰かを責めるのではなく、ただ真実を見つめ、希望を語っています。 「このままでいいのかな?」と立ち止まったとき、野枝の言葉にふれると、新しい風が吹き抜けるかもしれませんね。 <伊藤野枝さんについて> 伊藤野枝は、1895年に福岡で生まれた女性解放運動家であり、作家でもありました。14歳で上京し、後に『青鞜』に参加して、女性の自由を求めた活動を続けました。大杉栄と共に無政府主義を実践し、短い生涯を社会の変革に捧げました。1923年、関東大震災の混乱の中、命を奪われましたが、その足跡は今も残っています。
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あなたも私も(角川文庫) 久生十蘭
¥450
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2023/6/25 発行 久生十蘭(ひさお じゅうらん)北海道出身 小説家 1902年4月6日生-1957年10月6日没 『あなたも私も』は、久生十蘭が描くミステリーの世界にあなたを誘ってくれる一冊です。 物語の主人公、サト子は、貧しいファッションモデル。しかしある日、突然、13億円もの鉱業権の相続人に指名されます。 予期せぬ富を手にした彼女を取り巻くのは、欲望にまみれた実業家や弁護士たち。サト子がどんどん深い謎に巻き込まれていく様子は、思わず息をのんでしまいます。 あなたが今、何かに悩んでいたり、不安だったりするなら、もしかしたらこの物語に少しだけ共感する部分があるかもしれません。 人生が突然変わる瞬間、その後に待ち受ける運命を感じながら、一緒にこの物語を解き明かしていきましょう。
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かもめのジョナサン(新潮文庫) リチャード・バック/五木寛之訳
¥310
【並】(非常に良い/良好/並) ≪57版≫ 1999/6/5 発行 『かもめのジョナサン』は、自由に生きることを恐れず、自分の道を追い求めた一羽のかもめの物語です。 ジョナサンは、周りのかもめたちが決めたルールに従うことなく、ただひたすらに飛ぶことの楽しさを追い求めます。そんなジョナサンの姿に、あなたもどこか自分を重ねて感じることができるかもしれませんね。 時には周りの期待や常識に縛られてしまうこともありますよね。 でも、ジョナサンのように、自分の情熱を信じて進むことがどれほど大切か、この本は静かに教えてくれるんです。 もしあなたが今、何かに悩んでいたり、迷っていたりしているなら、ジョナサンが教えてくれる勇気をきっと受け取ることができるはずです。 自分の足でしっかりと立って、前に進む力を与えてくれる一冊です。 自分の羽を広げる勇気を、きっとこの物語からもらえるはずです。
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緩やかさ(集英社) ミラン・クンデラ/西永良成訳
¥1,420
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1995/10/10 発行 ハードカバー ミラン・クンデラの『緩やかさ』は、急ぎがちな現代人と18世紀の優雅な時間の流れを対比しながら、人生について深く考えさせてくれる小説です。 物語は、パリ郊外の城で繰り広げられる愛の喜劇を通して、時空を超えて登場する騎士と貴婦人の一夜を描いています。 彼らの緩やかな生き方と現代社会の急ぎ足が重なり合うことで、心がふっと軽くなる瞬間を感じることができますよ。 この本を読むと、人生のペースを少し緩めて、自分自身の幸せについて見つめ直すきっかけが得られるはず。 現代社会の流れに疲れてしまった時、ぜひ手に取ってみてください。 「緩やかさ」の中に、きっと大切なヒントが隠れていますよ。
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ジェーン・エア(上下セット)(新潮文庫) シャーロット・ブロンテ/大久保康雄訳
¥900
【並】(非常に良い/良好/並) (上)85版 2000/8/25発行 (下)83版 2000/8/20発行 経年ヤケ、シミ、汚れ少々ありますが、 読むには問題ありません。 『ジェーン・エア』は、孤児だったジェーンがどんなに辛い状況にあっても、少しずつ自分の力で成長していく物語です。 彼女がどんな困難にもめげず、自分の信念を大切にしていく姿に、私はいつも心を動かされます。愛や自立について考えさせられる部分も多くて、読むたびに自分も少しずつ強くなれるような気がするんですよね。 もしあなたが、今何かに悩んでいたり、迷っていることがあるなら、この本がきっと力をくれると思います。 ジェーンのように、自分を大切にして進んでいけば、きっと素敵な未来が待っているんだって思えるんです。だから、もしこの本を手に取ったなら、きっとあなたにとってもぴったりな一冊になると思いますよ。
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夏への扉(ハヤカワ文庫) ロバート・A・ハインライン/福島正実訳
¥500
【良好】(非常に良い/良好/並) 7版 2011/12/15発行 SF小説です。 『夏への扉』は、もし今、あなたが少し先の未来に向けて不安を感じていたり、何かを取り戻したいと思っているなら、ぴったりな一冊だと思いますよ。 主人公のダンは、大切なものを失い、絶望の中で未来へと旅立ちます。冷凍睡眠で目覚めた未来で、彼は自分の過去と未来を行き来しながら、再び希望を見つけようと奮闘します。 その姿に、勇気づけられるんですよね。 過去を振り返ることも、未来を信じることも、大切なこと。でも、どんなに暗い状況でも、希望を捨てなければ道は開けることを、この物語が静かに教えてくれます。 あなたも、この「夏への扉」を開けて、未来へ一歩踏み出してみませんか?
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才女の運命 有名な男たちの陰で(あむすく) インゲ・シュテファン/松永美穂訳
¥1,000
【並】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1995/7/27発行 ソフトカバー 帯アリ、表紙ヨレあり 経年の汚れ、キズありますが概ね良好 才能ある女性たちの知られざる物語 です。 歴史に名を刻んだ男性たちの傍らには、彼らに劣らぬ才能を持ちながらも、その名を消され、夢を奪われた女性たちがいました。 本書は、トルストイ、シューマン、ロダン、アインシュタイン、フィッツジェラルドといった偉人たちの影で生きた女性たちの苦悩と葛藤を描いています。 もし、あなたが「自分の努力が誰かの手柄になってしまった」と感じたことがあるなら、この本はきっと響くはず。 歴史の中で埋もれた才女たちの物語は、現代を生きる私たちに「自分の才能をどう守るか」を問いかけてくれます。
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受難華(中央公論文庫) 菊池寛
¥440
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2021/1/25発行 恋愛や結婚に悩んだり、誰かを愛しながらも、「これでいいの?」と迷うことは、時代が変わっても変わらないものですよね。 菊池寛の『受難華』は、大正時代を舞台に、そんな葛藤を抱える三人の女性の物語です。 外交官と婚約した照子、実業家と結婚した桂子、不倫の恋に苦しむ寿美子。 幸せを手に入れたように見える彼女たちも、愛の形に戸惑い、試練に直面するんです。 愛する人を信じること、傷ついても許せるのか…。その答えは、簡単には見つかりません。でも、この本を読むことで、自分の心にそっと耳を傾けることができるかもしれないのです。 「自分の選んだ道は間違いじゃない」 そう思いたいあなたへ、ぜひ読んでほしい、愛と友情、そして試練の物語の一冊です。
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貞操問答(文春文庫) 菊池寛
¥500
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2002/10/10発行 昭和初期、美しい三姉妹の次女・新子は、家庭の事情から上流家庭の家庭教師となります。けれど、そこで出会った雇い主の夫との心の揺らぎが、彼女の生き方を大きく揺るがすことに。 貞操を守ることは本当に正しいのか、それとも愛に正直に生きるべきなのか。 社会の規範と個人の心がぶつかり合う中で、新子の選択が私たちの心にも問いかけてきます。 『貞操問答』は、菊池寛ならではの鋭い洞察と読みやすさが魅力の作品。今を生きる私たちにも、愛と道徳のはざまで揺れる女性たちの選択は、通じる葛藤が描かれていると思いますよ。じっくりと味わってみてくださいね!
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真珠夫人(文春文庫) 菊池寛
¥420
【良好】(非常に良い/良好/並) 3版 2002/8/25発行 愛と誇りのはざまで揺れる、ひとりの女性の物語 大正時代の息苦しい道徳観のなかで、愛する人との結婚を諦め、家のために成金の妻となった瑠璃子。けれど、その後の彼女の生き方は、ただの悲劇では終わりません。未亡人となった彼女は、美しさと知性を武器に、自分の運命を切り開いていきます。愛に生きるのか、誇りを守るのか——女性の強さと孤独が、胸に迫る物語です。 『真珠夫人』には、時代を超えて共感できる、女性の葛藤が描かれています。今の自分に重なる部分があるかもしれませんよね。 愛と誇りのはざまで揺れる、ひとりの女性の物語。ぜひ、読んでみてくださいね!
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ワセダ三畳青春記(集英社文庫) 高野秀行
¥430
【良好】(非常に良い/良好/並) 8版 2007/3/25発行 高野秀行さんの『ワセダ三畳青春記』は、早稲田大学の学生寮「野々村荘」で過ごした青春の日々を描いたノンフィクションです。 ユニークでちょっと破天荒な仲間たちとの生活は、笑いながら読めて、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。 この本は「自分らしく自由に生きることの素晴らしさ」や「帰る場所がある安心感」をそっと教えてくれる作品です。 肩の力を抜いて楽しめるので、忙しい毎日にちょっとした癒しを探している方にぴったりですよ。
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正しい女たち(文春文庫) 千早茜
¥390
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2021/5/10発行 千早茜の『正しい女たち』は、現代女性が抱える悩みや葛藤を鋭く描いた短編集。 6つの物語が織りなすのは、友情、恋愛、結婚、離婚、社会的な「正しさ」についての深い考察。登場人物たちの繊細な心情に共感し、現代の女性としての生き方を問い直させられるんです。 一つ一つのエピソードには、私たちが日常的に感じることや、直面している課題が映し出されていて、読み終わった後に心に残るものが多いんですよね。 特に、自己理解を深めたい方や社会の価値観について考えたい方にはぴったりです。 「自分らしさを見つけたい」という方におすすめ。 読むことで新たな視点が広がりますよ。
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小公女(新潮文庫) フランシス・ホジソン・バーネット/畔柳和代訳
¥420
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫2021/2/5発行 著者が描くセーラの勇敢さや、心の美しさには、どんな人でも心を打たれます。少女から大人まで、幅広い年齢層に愛され続ける名作小説です。 あなたも、小公女セーラの苦しみや、きらめく希望に胸を打ち、自分自身を鼓舞することができるはずです。是非一度、この名作を手にしてみてください。
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しろいろの街の、その骨の体温の(朝日文庫) 村田沙耶香
¥360
【良好】(非常に良い/良好/並) 綺麗な状態ですが、ヤケ少々あります。 ≪5版≫2017/1/30発行 第26回三島由紀夫賞受賞作品(2013年) 第1回フラウ文芸大賞受賞作品 村田沙耶香の『しろいろの街の、その骨の体温の』は、開発中のニュータウンを舞台にした、中学2年生の少女・結佳の成長物語です。彼女は、学校で「普通」でいることに苦しみ、周囲との違和感を感じながらも、次第に自分自身を見つめ直していくんです。 内心の葛藤や、人間関係のもつれが繊細に描かれ、特に思春期ならではの自意識過剰な心理描写が、切なくも胸に響いいてきます。 この本を読んでいると、私たちが抱える「普通」であることへの圧力や、それから外れることの怖さについて深く考えさせられます。 自分らしく生きるとは何か、多様性をどう受け入れるか、そんなテーマがじわじわと心に染みる一冊です。 村田沙耶香さんの独特の世界観に引き込まれること間違いなしです。
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女は人生で三度、生まれ変わる(草思社) ローアン・ブリゼンティーン/吉田利子訳
¥520
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2008/8/30発行 ソフトカバー・単行本 『女は人生で三度、生まれ変わる』は、女性の脳が人生の大きな転機でどのように変わるのかを解き明かした一冊です。 著者ローアン・ブリゼンティーンは、思春期、母親期、熟年期という3つのステージを通じて、女性の脳が生まれ変わるように変化すると語っています。 ホルモンの影響やその結果生じる行動や感情の変化が、科学的な視点で丁寧に解説されているので理解しやすいですよ。 特に「熟年期」の章では、エストロゲンの減少が女性の価値観や人間関係に与える影響について深掘りされているのを読むと、自分自身の変化を受け入れ、これからの人生を前向きにデザインするヒントが得られるはずです。「なるほど、これが私の今なんだ」と心が軽くなる瞬間がきっと訪れますよ。 「自分らしい人生を見つけたい」と感じている方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。