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どきん 谷川俊太郎少年詩集 (理論社) 谷川俊太郎
¥1,580
良好(非常に良い/良好/並) 初版 1983年 ISBN4652038089 ハードカバー 日々のくらしのなかで、ふと心が「どきん」と動く瞬間って、ありませんか? 谷川俊太郎さんの詩集『どきん』には、そんな気持ちをくすぐる、ことばの魔法がたっぷり詰まっています。 何気ない風景や音、感覚が、ことばのリズムに乗せて軽やかに描かれ、読んでいるうちに、自分の中の感性がすっと息を吹き返すように感じられるのです。 店主自身も、声に出して読んでみたとき、その響きのたのしさに思わず笑ってしまいました。 こどもと一緒に、あるいはひとり静かに──。 読みながら心がほどけ、忘れていた“感じる力”がそっと戻ってくるような一冊です。 日常の中に、ちいさな「どきん」を見つけに行きませんか? <谷川俊太郎さんについて> 谷川俊太郎さん(1931–2024)は、日本を代表する詩人・翻訳家・絵本作家。1952年『二十億光年の孤独』で注目され、鋭い感性とリズム感ある詩で戦後詩の流れを切り開きました。詩や翻訳、作詞、脚本など多方面で活躍し、92歳まで創作を続けました。
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狭き門 (新潮文庫) アンドレ・ジッド/山内義雄訳
¥600
良好(非常に良い/良好/並) 109版 2010/6/15発行 ISBN9784102045039 『狭き門』──それは、叶わぬ恋と信仰のはざまで揺れる魂の物語です。 幼なじみのジェロームとアリサ。 互いに深く愛し合いながらも、アリサは“神の国”を選び、地上の幸福を拒み続けます。 「狭き門より入れ」という聖書の一節に導かれたその生き方は、美しくも切なく、読む人の心に静かに問いを投げかけます。 この物語を書いたのは、1947年にノーベル文学賞を受けたフランスの作家、アンドレ・ジッド。 信仰と愛が交差する静かな悲劇を、繊細な筆致で描き出しています。 私は読みながら、胸の奥がぎゅっと締めつけられました。 恋すること、信じること、捧げること── そのすべてが、こんなにも深く、こんなにも静かな痛みをともなうのだと知りました。 読み終えたあと、心に祈りの余韻が残るような一冊です。 <アンドレ・ジッドについて> アンドレ・ジッド(1869–1951)は、フランスを代表する小説家・文芸批評家です。自由意志と宗教的道徳の葛藤、人間の欲望を描いた作品で知られ、代表作に『背徳者』『狭き門』『贋金づくり』などがあります。文芸誌NRFの創刊者でもあり、植民地主義や全体主義に批判的立場を貫きました。1947年ノーベル文学賞受賞。
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ほんとうの自分 (集英社文庫) ミラン・クンデラ/西永良成訳
¥810
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 2024/7/25発行 ISBN9784087607925 静かに年を重ねていくことは、どこかで「変わっていく自分」と向き合うことでもあります。 ミラン・クンデラ『ほんとうの自分』は、更年期を迎えた女性の揺れる心と、愛と老い、アイデンティティの危機を、驚くほど繊細に描いた一冊です。 “わたしは、わたしのままでいいの?” そんな問いが胸の奥にふと浮かぶ方に、そっと寄り添ってくれる物語だと思いました。 夢と現実の境界があいまいになっていく中で、心が探し求めているものに、静かに手を伸ばすような読書体験が待っています。 言葉にできない不安や変化のなかにこそ、「ほんとうの自分」は宿るのかもしれません──。 <ミラン・クンデラについて> ミラン・クンデラは1929年チェコ生まれの作家。プラハの映画芸術大学で教鞭をとりつつ文筆活動を開始し、1967年『冗談』で注目されました。政治的弾圧により1975年にフランスへ亡命、1984年『存在の耐えられない軽さ』で世界的名声を得ました。2023年に94歳で逝去。
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トム・ジョウンズ(一)~(四) (岩波文庫) ヘンリー・フィールディング/朱牟田夏雄訳
¥3,980
並(非常に良い/良好/並) トム・ジョウンズ(一):27版 1992/2/26発行 トム・ジョウンズ(二):24版 1997/10/16発行 トム・ジョウンズ(三):19版 1992/2/26発行 トム・ジョウンズ(四):19版 1992/2/26発行 全4巻セット 裸本 天地小口ヤケ 本文は目立ったイタミなく、全体的に概ね良好です。 18世紀のイギリスを舞台にした、古典文学の傑作『トム・ジョウンズ』。 自由奔放だけれど純真な青年トムと、彼を妬む陰険なブライフィル。 善と悪の間で揺れる人間たちの姿を、ユーモアと風刺たっぷりに描いたこの物語は、まるで人生そのもののように複雑で、あたたかく、そして痛みもあります。 特に、地の文で語りかけてくる語り手の声が、時にやさしく、時に鋭く、読者の心をそっとゆさぶります。 “本当の善さとは何か”“人はなぜ迷うのか”。そんな問いに、静かに向き合いたくなる物語です。 読み終えたとき、なんだか少し、自分にやさしくなれる気がしますよ。 <ヘンリー・フィールディングについて> ヘンリー・フィールディング(1707–1754)は、18世紀イギリスの劇作家・小説家・風刺作家であり、後に治安判事としても活躍しました。風刺喜劇で名を上げたのち検閲法により劇作を断念し、法律家へ転身。代表作『トム・ジョウンズ』を含む小説で文学史に名を残し、警察制度の先駆けも築きました。
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オルガ (新潮クレストブックス) ベルンハルト・シュリンク/松永美穂訳
¥1,360
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 2020/4/25発行 ISBN9784105901653 ソフトカバー 心の奥に、少しだけ痛みを抱えている方へ── 静かに寄り添ってくれる物語をご紹介させてください。 『オルガ』(ベルンハルト・シュリンク著)は、19世紀末から20世紀のドイツを舞台に、身寄りのない少女が、時代の波に翻弄されながらも、自分の言葉を大切にして生きていくお話です。 派手な展開はありません。ただ、オルガというひとりの女性が、愛する人を想い、喪失と孤独に向き合いながら、静かに、でも確かに前を向く姿に、私は何度も心を打たれました。 「私は私」と言える強さ。 どんなときも、静かな声で語りかけてくるようなまなざし── この物語には、生きていくための知恵と、やわらかな癒しが流れています。 もし、今少しだけ心が疲れていたら。 “オルガ”を読んで、自分自身とやさしく向き合う時間を持ってみませんか。 『柚香の森』で、そんな一冊と出会っていただけたら、うれしいです。
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行動することが生きることである(集英社文庫)/私のお化粧人生史(中央公論文庫) 宇野千代
¥650
『行動することが生きることである』 良好(非常に良い/良好/並) 35版 2010/8/7発行 ISBN9784087480870 迷ったときこそ、一歩踏み出す勇気を——。 『行動することが生きることである』(宇野千代 著)は、90歳を超えてもなお「今を生きる」ことをやめなかった著者が、人生のあらゆる場面で掴んできた知恵を、率直に、あたたかく綴った一冊です。 「まず動くこと」がどれほど心を軽くし、生きる力になるか――ページをめくるごとに、その実感が胸に広がっていきます。迷いや失敗もすべて含めて、人生は“行動”から始まる。そんな宇野さんのまなざしは、そっと背中を押してくれるよう。 わたしも、読んでいて不思議と心に張りが戻るようでした。もし今、立ち止まっているのなら、この本をそっと手にとってみてください。宇野千代さんの言葉が、あなたの今日に寄り添ってくれるかもしれません。 『私のお化粧人生史』 並(非常に良い/良好/並) 4版 1987/8/5発行 ISBN4122011272 経年のヤケあり、本文は問題ありません。 「美しく、しなやかに生きる」──そんな言葉が、ふと胸に響いたときに、そっと手に取っていただきたいのが宇野千代さんの随筆集『私のお化粧人生史』(中公文庫)です。華やかでありながらも、自分を大切にするためのお化粧。その一つひとつに込められた宇野さんの想いや日々の心の揺れが、まるで自分の記憶のように重なってくるのです。 この本は、お化粧という身近な行為を通して、「自分らしく生きる」ことの意味を問いかけてくれます。どんな年齢でも、どんな環境でも、自分を愛し、慈しむことの大切さに気づかせてくれました。読んだあと、鏡の中の自分をちょっとだけ優しい目で見られる──そんな時間を届けてくれる一冊です。 心が疲れたとき、自分らしさを思い出したいとき、そっと寄り添ってくれる本です。『柚香の森』で、あなた自身の美しさと出会う読書を楽しんでみませんか。 <宇野千代さんについて> 宇野千代さん(1897–1996)は、山口県岩国市生まれの小説家・随筆家。1921年に文壇デビュー後、恋愛や美意識を貫いた生き方で多彩な創作活動を展開しました。日本初の女性ファッション誌を創刊し、きものデザイナーとしても活躍。晩年も執筆を続け、85歳で新聞連載を開始するなど、生涯現役を貫きました。1996年、98歳でその生涯を静かに閉じました。
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それもまたちいさな光(文春文庫) 角田光代
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪2版≫2017/1/20発行 「このままでいいのかな」――そんなふうに、ふと立ち止まってしまうとき、誰にでもあるものですよね。 角田光代さんの『それもまたちいさな光』は、そんな迷いのなかにあるあなたに、そっと寄り添ってくれる物語です。 主人公は、東京の下町で暮らす35歳の仁絵さん。目立った不満もなく過ぎていく日々のなかで、ふとよぎる将来への不安や、心の奥にある恋のためらい。その姿は、まるで自分のようで、胸がぎゅっとなりました。 大きな事件は起きなくても、日常の中に小さな選択や優しさが積み重なって、未来は少しずつ形を変えていく――。そんな気づきを、静かに届けてくれる一冊です。 今、もしあなたが立ち止まっているのなら。この物語のなかに、そっと自分を重ねてみませんか。きっと、あなたの心にも、小さな光が灯るはずです。
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蒲団・重右衛門の最後(新潮文庫) 田山花袋
¥420
非常に良い(非常に良い/良好/並) 89版 2022/10/30 発行 田山花袋の『蒲団・重右衛門の最後』は、”日本の自然主義文学の深み”を感じることができる一冊です。 『蒲団』では、既婚作家と若い女学生の微妙な距離感が生み出す葛藤を通して、人間の弱さや絶望を鮮烈に描いています。 『重右衛門の最後』では、社会から疎外された人物たちの深い憎しみや孤独が、思わず引き込まれてしまうほどの力強さで描かれています。 どちらの作品も、心に深く刻まれ、読むたびに新しい気づきがあるのが魅力。何度読んでも飽きません。 私が思うに、この本は単に物語を楽しむだけでなく、人間の本質に触れることができるので、人間の複雑さや痛みを感じることで、私たちが日常生活でどれだけ見過ごしている感情や思いがあるのかに気づけるのかもしれません。 きっと、読み手にも共感できる瞬間がたくさんあるはずなんです。 この作品を手に取って、あなたの心の深い部分に触れてみてください。きっと、心に残る一冊になるはずですよ。 <田山花袋について> 田山花袋(本名:田山録弥(ろくや))は、1871年に栃木県で生まれました。14歳で上京し、19歳で小説家を志し、尾崎紅葉に師事しました。博文館に勤務し、1907年には『蒲団』を発表、日本自然主義文学を確立しました。その後、『生』や『妻』など多くの作品を残し、1930年に60歳で亡くなりました。
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流跡(新潮文庫) 朝吹真理子
¥360
非常に良い(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2014/5/30発行 第20回 ドゥマゴ文学賞受賞作品 「自分はなぜ、ここにいるのだろう」──そんな問いがふと胸をよぎったことはありませんか。 朝吹真理子さんの『流跡』は、言葉がゆるやかに流れ、現実と幻想の境界をそっとなぞるような物語です。 舟に乗り遅れた女、煙突を見つける会社員、夜の舟頭……どの場面も、水や雨、川といった「流れ」に満ち、時間も場所もやさしくほどけていきます。 筋を追うのではなく、言葉そのものの余韻に心をゆだねる読書体験──それはきっと、見過ごしがちな「生」の儚さや、自分という存在の輪郭を静かに浮かび上がらせてくれることでしょう。 柚香の森が、この本の静謐な美しさに惹かれた理由も、そこにあります。 どうぞ、日々の喧騒から少し離れて、あなた自身の「流跡」を、この本とともにたどってみてくださいね。
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檸檬(乙女の本棚)(立東舎) 梶井基次郎+げみ
¥1,300
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2018/8/8発行 ハードカバー 梶井基次郎の名作『檸檬』が、人気イラストレーターげみの手によって美しく彩られた『檸檬(乙女の本棚)』 ページをめくるたび、文学の余韻とイラストの温もりが心にやさしく広がりますよ。 ふと理由もなく気持ちが沈むこと、ありますよね。そんな時、この物語の「私」と一緒に京都の街を歩き、果物屋でレモンを手に取る。その鮮やかな黄色とひんやりした感触が、じんわりと心をほどいてくれるように感じます。 げみの幻想的なイラストが、梶井基次郎の繊細な文章をより深く味わわせてくれます。静かに寄り添うような一冊。今のあなたに、きっと必要な物語です。
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赤泥棒(講談社) 献鹿狸太朗
¥1,380
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2023/3/27発行 ハードカバー (ほぼ新品) 献鹿狸太朗さんの『赤泥棒』は、まるで自分の心の中に隠していたモヤモヤが言葉になったような、そんな感覚を与えてくれる一冊です。 特に「赤泥棒」の物語では、ちょっと理解しがたい行動を繰り返す主人公が、少しずつ自分と向き合っていく過程が描かれているんです。彼の不器用さや孤独が、まるで自分を見ているように感じるかもしれません。 自分に自信が持てなかったり、周りと違う自分に戸惑ったりすることってありますよね。 でも、この本を読んでいると、そんな気持ちが少し軽くなるような、心の奥に暖かい光が差し込んでくるような感覚に包まれます。 あなたももしかしたら、この本の中に、今の自分にぴったりな言葉や情景を見つけられるかもしれません。 ちょっとだけ勇気を持って、この本を手に取ってみてくださいね。きっとあなたの心にも、響く何かがあると思います。
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貞操問答(文春文庫) 菊池寛
¥600
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2002/10/10発行 昭和初期、美しい三姉妹の次女・新子は、家庭の事情から上流家庭の家庭教師となります。けれど、そこで出会った雇い主の夫との心の揺らぎが、彼女の生き方を大きく揺るがすことに。 貞操を守ることは本当に正しいのか、それとも愛に正直に生きるべきなのか。 社会の規範と個人の心がぶつかり合う中で、新子の選択が私たちの心にも問いかけてきます。 『貞操問答』は、菊池寛ならではの鋭い洞察と読みやすさが魅力の作品。今を生きる私たちにも、愛と道徳のはざまで揺れる女性たちの選択は、通じる葛藤が描かれていると思いますよ。じっくりと味わってみてくださいね!
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旅のラゴス 改版(新潮文庫) 筒井康隆
¥430
【良好】(非常に良い/良好/並) 31版 2015/10/31 発行 『旅のラゴス 改版』は、SF初心者の方にもぴったりな一冊です。 特にファンタジー色が強い作品から始めるのがオススメ。初めて手に取った瞬間、「これは宝物だ」と心に決めました。 表紙を見た時、古代遊牧民の物語かと思いきや、未来の色が感じられる不思議な世界が広がっているんですよね。 集団で転移できる民族や、壁を通り抜ける力を持った男たちの姿にワクワクが止まりません。 そして、愛馬スカシウマと共にただひたすら旅を続けるラゴス。彼の孤独な旅路にどこか懐かしさと郷愁を感じる、傑作SF小説です。 読んでいるうちに、心の中で一緒に旅をしているような気持ちになります。 あなたもこの物語を手に取ったら、きっとその魅力に引き込まれるはずです。 <筒井康隆さんについて> 筒井康隆さん(1934年生まれ)は、大阪府出身の日本の小説家。同志社大学卒業後、1960年にSF同人誌『NULL』を発刊し創作活動を開始。1965年に初短編集『東海道戦争』を発表し、1960年代後半から人気作家に。1993年に一度断筆を宣言し、1996年に執筆を再開。その後、俳優としても活動。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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身のある話しと、歯に詰まるワタシ(朝日新聞出版) 尾崎世界観
¥810
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2020/6/30 ソフトカバー 「本音で語り合うって、こんなに心がざわつくものだったんだ。」──そんな一言から始まる『身のある話と、歯に詰まるワタシ』。 クリープハイプの尾崎世界観さんが、各界で活躍する表現者たちと一対一で向き合い、その言葉の奥に隠れた本音を丁寧に引き出していく対談集です。 会話は時に脱線しながらも、思いがけない深みへとたどり着きます。 読んでいるうちに、誰かと真正面から語り合うことの難しさ、そしてその先にある心の震えを思い出しました。 創作の裏側や迷い、自分をさらけ出す勇気に触れることで、自分自身の内面にもそっと光が差し込むような気づきがあるのです。 雑談では味わえない「本音の対話」に、あなたも耳を傾けてみませんか? 静かな一冊の中に、きっと、あなたの心に残る“言葉”が見つかるはずです。 <尾崎世界観さんについて> 尾崎世界観(おざきせかいかん)さんは、1984年生まれの日本のミュージシャン、作家です。本名は尾崎祐介で、2001年に「クリープハイプ」を結成し、2012年にメジャーデビューを果たしました。音楽と同じくらい、文章を書くことにも才能を発揮し、芥川賞候補にもなりました。その独特な世界観と感性は、音楽と文学の両分野で多くの人々に影響を与えています。
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とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢(河出文庫) ジョイス・キャロル・オーツ/栩木玲子訳
¥980
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2018/1/20発行 ジョイス・キャロル・オーツは現代アメリカを代表する女流作家。 『とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢』は、ジョイス・キャロル・オーツが紡ぐ、少し不安で不穏な物語たちが集まった短編集です。 7つの物語は、どれも心に強く残るものばかり。 たとえば、「とうもろこしの乙女」では、私立中学校の女子たちが誘拐した金髪の下級生との間に起きる、不可解で怖ろしい出来事が描かれています。怖いだけでなく、人の心の奥深くに触れるようなものがあるんです。 私もこの本を手に取ったとき、思わずその不安定で複雑な感情に引き込まれました。自分が日々考えていることや、ふとした時に感じる心のざわつきが、こうした物語を通じて少し整理されるような気がしたんです。なので、どこか自分と重なる部分があると感じることができるのかもしれません。 読んだ後は、自分自身を見つめ直すきっかけにもなると思います。 この本を読んでみたら、きっとあなたも「あ、これが今の自分にぴったりだ」と感じる瞬間があるのではないでしょうか。心の中のどこかが動かされるような、そんな本です。 目次 ・とうもろこしの乙女 ある愛の物語 ・ベールシェバ ・私の名前を知る者はいない ・化石の兄弟 ・タマゴテングタケ ・ヘルビング・ハンズ ・頭の穴
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赤い唇(集英社文庫) マヌエル・プイグ/野谷文昭訳
¥1,150
並(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1994/11/25 発行 表紙の背に劣化。天、地、小口に汚れアリ。 それ以外は読書には全く問題ありません。 アルゼンチンの片田舎で起きた一人の青年の死──それは、封印されていた愛と裏切りの記憶をそっと呼び覚ます引き金でした。『赤い唇』は、美貌の青年フアン・カルロスを巡る女たちの愛憎と過去が、手紙や会話、モノローグといった多彩な形式で紡がれていく、まるで舞台のような群像劇なんです。 嫉妬、密告、そして許されぬ恋。 どろどろとした人間模様に思わず息をのむのに、読後にはなぜか胸がじんわりする…そんな、不思議な読書体験でした。 恋も人生も、思い通りにはいかないけれど――それでも、人は愛して、悩んで、生きていくんですよね。 本を閉じたあと、そんな人間のたくましさや哀しみに、心がそっと寄り添っていました。 少し変わった構成に戸惑うかもしれませんが、ページをめくるたび深みへと誘われていきます。ラテンの熱と哀しみに包まれながら、あなたの心も静かに癒されていくかもしれません。気になった方は、どうぞゆっくり開いてみてくださいね。 <マヌエル・プイグについて> マヌエル・プイグは、1932年アルゼンチン生まれの作家です。映画に夢中だった少年時代を経て、映画監督を目指しましたが、小説家に転身。1960年代から作家として名を馳せ、『赤い唇』や『蜘蛛女のキス』で国際的に評価されました。政治的理由で亡命を余儀なくされ、1990年にメキシコで亡くなりました。独自の文体と現代的なテーマでラテンアメリカ文学に大きな影響を与えました。
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ある犬の飼い主の一日(新潮クレストブックス) サンダー・コラールト/長山さき訳
¥1,200
非常に良い(非常に良い/良好/並) ソフトカバー 初版 2023/4/25発行 ISBN9784105901882 ◆2020年 リブリス文学賞受賞作品 『ある犬の飼い主の一日』は、サンダー・コラールトが紡ぐ、静かでやさしい物語。 老犬スフルクと暮らすヘンクの一日は、何気ないけれど、心にしみる時間の連なり。小さな出来事が、人生の輝きをそっと照らします。 大切な存在を愛おしく思う気持ち、あなたにもきっと伝わるはずです。 オランダ固有の犬種コーイケルホンディエのスフルクを溺愛するヘンクの姿に、私も胸が温かくなりました。どうぞ、じんわりと心に染みる読書を。 <リブリス文学賞とは?> リブリス文学賞は、Twitterの投票で決まる読者が選ぶ文学賞です。対象は、国内の新作小説と海外の初めて翻訳された小説。投票はハッシュタグをつけて行い、「国内部門」「海外部門」のどちらかだけでもOK。本好きの声が反映される、ちょっと特別な文学賞です。 <サンダー・コラールトさんについて> サンダー・コラールトさんはオランダ出身の小説家。代表作『ある犬の飼い主の一日』はオランダでベストセラーとなり、日本でも新潮クレスト・ブックスから翻訳出版された。生と死を巧みに描き、人生の意味を探求する作風が特徴。
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小泉八雲集(新潮文庫) 小泉八雲/上田和夫訳
¥520
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪63版≫2020/4/15発行 『小泉八雲集』は、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が、日本の伝説や怪談を美しい筆致で再話した作品集です。 「ろくろ首」や「耳なし芳一」など、私たちにも馴染みの深い怪談が収められています。 彼の作品は、西洋人の視点を持ちながら、日本文化の深さや神秘を感じさせてくれるので、読むたびに新たな発見がありますよ。 小泉八雲は、異文化の視点から日本の美しさを捉え直し、その神秘的な物語は心に残るものがあります。 例えば「雪おんな」では、幻想的でありながらも切ない愛が描かれ、思わず胸が締め付けられます。どこか懐かしく、けれど、新しい視点で日本の文化に触れられるこの本は、きっと心を揺さぶられることだと思います。 「こんな日本の美しさを感じたことがなかった!」と思わせてくれる一冊。 もし、あなたも未知の日本に足を踏み入れてみたいなら、この本がぴったりです。
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読書でこころをほどく7日間ノート キッズPlus版【PDFダウンロード/小学高学年~中学生】
¥300
『読書でこころをほどく7日間ノート 【キッズPlus版】』【PDFダウンロード/小学高学年〜中学生向け】 「なんて書けばいいの?」が「書けた!」に変わる、読書感想文サポートノートです。 本を読んで、心が動いた瞬間。 「おもしろかった」だけじゃない、 ほんとうの気持ちを、言葉にしてみませんか? このノートは、小学高学年から中学生のお子さんが、 読書を通して“自分の感じたこと”をていねいに書き残すための7日間ワークです。 ◆キッズPlus版でできること ・1日1ページ、無理なく続けられるワーク形式で書ける! ・登場人物や場面について考えることで、読解力と自己理解が深まる ・自分の経験と重ねながら書くことで、読書感想文が自然と仕上がる ・感想文が苦手でも安心!「おたすけシート」と例文つき ・夏休みの宿題や自由図書にもぴったり! ◆こんなお子さん・ご家庭におすすめです ・読書感想文に毎年悩んでいる ・文章を書くのが苦手、でもがんばって取り組みたい ・ただの“あらすじ”ではなく、自分の気持ちを書いてみたい ・親子で一緒に「読んで、感じて、書く」を楽しみたい ・感想文を通して、子どもの内面を育てたいと感じている ◆PDFの内容について ・A4サイズ・モノクロ・全14ページ(PDF形式) ・DAY1~DAY7:毎日の読書ワーク(記入式) ・感想文の書き方ガイド&2つの例文つき(高学年/中学生向け) ・「読書おたすけシート」+「親子の会話きっかけ質問」掲載 ・自由図書に使えるおすすめ本リストも収録 ※PDFは印刷しての手書き記入・PC入力どちらでもご使用可能です (PDFソフトをご使用ください) ◆ご購入前にご確認ください ・本商品は【PDF形式・ダウンロード専用】です ・ご購入後、ダウンロードURLが表示されます ・スマートフォンではダウンロードできません。パソコンからご利用ください ・ご家庭・個人でのご使用に限ります(再配布・商用利用はご遠慮ください) ◆価格について このキッズPlus版は、内容を充実させた【通常価格:300円】でご提供しています。 読書を「読むだけ」で終わらせず、 子どもの心と対話する時間をつくるノートとして、 読書習慣にそっと寄り添います。 最後に 感想文ってむずかしい…と思っていた子が、 「自分の言葉」で書けたときの喜びは、何にも代えがたい宝物です。 このノートが、お子さんの“書く力”だけでなく、 “感じる力”“伝える力”を育てるきっかけになればうれしいです。 夏休みの1週間、読書とともに。 このノートと一緒に、ゆっくり始めてみませんか?
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読書でこころをほどく7日間ノート 親子Plus版【PDFダウンロード/小学低学年と保護者向け】
¥300
『読書でこころをほどく7日間ノート 【親子Plus版】』【PDFダウンロード/小学低学年と保護者向け】 本を読んで、わくわくしたり ふと静かになって、心がほぐれるような感覚になったり—— そんな“読書の余韻”を、親子でそっと言葉にしてみませんか? このノートは、小学低学年のお子さんと保護者の方が いっしょに本を読みながら、「かんじたこと」「おもったこと」を書きとめていく7日間の読書ワークです。 ◆親子Plus版でできること ・お子さんが感じたことを「自分の言葉」で書く練習ができる ・読んだあとに、親子でちょっとした会話が生まれる ・感情や気づきを、少しずつ表現できるようになる ・感想文のヒントもあるので、夏休みの宿題にも活用しやすい ・本をきっかけに、親子の心がふっと近づくような時間が過ごせます ◆こんな方におすすめです ・「読書感想文ってどう書けばいいの?」と悩んでいる親子 ・読んだあとに「どんな気持ちだった?」と話すきっかけがほしい方 ・子どもが書くことに苦手意識があるけれど、やさしく練習させてあげたい方 ・本との時間を、もっと心あたたまるものにしたいご家庭 ・ビブリオセラピー(読書療法)や親子読書に興味のある方 ◆PDFの内容について ・A4サイズ(モノクロ)/全23ページ ・7日間のワークページ(記入欄つき) ・読書感想文の書き方+例文(小学低学年向け) ・書くのが苦手でも安心な「おたすけシート」 ・親子の会話きっかけコーナー ・読書セラピストによるやさしい「おわりに」つき ◆収録コンテンツ ・Day1〜Day7: ─ 本のタイトル、気になったばめん、すきなことば、どんな気持ち?など、やさしい質問形式で書けます ・ 感想文おたすけページ: ─ 「どんなときに心が動いた?」「自分だったらどうする?」など、考えるきっかけをサポート ・おすすめ図書ページ: ─ 小学1〜3年生にぴったりな5冊を掲載(自由図書にも◎) ・保護者向けコーナー: ─ 「書けないときはどう声をかければ?」にそっと答えるコメントつき ◆ご購入前にご確認ください ・本商品は【PDF形式・ダウンロード専用】です ・ご購入後すぐに、ダウンロード用URLが表示されます ・スマートフォンではダウンロードができません。パソコンからご利用ください ・ご家庭内・個人での使用に限ります(再配布・商用利用は不可) ◆価格について 親子で読書の時間をもっと楽しんでほしい──そんな願いを込めて、 【通常価格:300円】でお届けしています。 何度でもくり返し使える構成なので、1冊読んだらまた新しい本で続けて使っていただけます。 あなたの読書が、 お子さんの「こころの成長」と「ことばの芽ばえ」につながりますように。 ダウンロードして、親子で読書の7日間、はじめてみませんか?
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読書でこころをほどく7日間ノート 親子版【PDFダウンロード/小学低学年向け】
¥100
『読書でこころをほどく7日間ノート_親子版』(小学低学年むけ) PDFダウンロード形式/A4モノクロ/価格:100円 本を読んで「たのしかった」「ふしぎだった」── でも、どう言葉にすればいいのか分からない。 そんな小さな心に、やさしく寄り添うのがこのノートです。 『読書でこころをほどく7日間ノート_親子版』は、 小学1〜2年生のお子さまと保護者の方がいっしょに使える「読後のことばメモ」。 感想を書くのが初めてのお子さまでも安心して使えるよう、 ひらがな中心のやさしい設計になっています。 ◆このノートでできること ・読んだ本のタイトルや気持ちを書きとめる ・心に残った場面やことばを少しだけ書いてみる ・すきなシーンを絵で表現する ・“書くって楽しい”を感じるきっかけになる ◆こんなお子様・ご家庭におすすめです ・感想文はニガテだけど、本を読むのは好きな子 ・読書のあと、少しでも自分の気持ちを整理したい子 ・親子で読書習慣をつくりたいご家庭 ・自由学習や読書週間、夏休みのワークに活用したいときに ◆PDFの内容(全11ページ) ・Day1~Day7の記入ページ(毎日同じ構成) ・「気持ちを選ぶ」チェック式+ひとこと記入欄 ・すきなシーンを描けるスペースつき ・先生・おうちの方へのメッセージページ ・小学校低学年向けのおすすめ絵本紹介ページ ◆ご利用にあたって ・PDF形式(A4サイズ・モノクロ)で提供 ・印刷して手書きでご利用いただけます ・ご購入後すぐに、ダウンロード用URLが表示されます ・スマートフォンではダウンロードができません。パソコンからご利用ください ・家庭や学校など非営利での使用可(再配布・商用利用はご遠慮ください。 ◆価格について 本商品は、お試ししやすい初回価格「100円」でご提供しています。 1冊目の「感想を書く体験」にぴったりの1冊です。 ぜひ、ご家庭や教室でお役立てください。 読んだあと、ちょっとだけ心の声に耳をすませてみる。 そんな時間が、きっとお子さまの“ことばの芽”を育ててくれます。 親子で取り組む7日間が、あたたかな読書習慣の第一歩になりますように。
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読書でこころをほどく7日間ノート キッズ版【PDFダウンロード/小学高学年~中学生】
¥100
『読書でこころをほどく7日間ノート キッズ版』【PDFダウンロード/小学高学年~中学生】 本を読んで、心がふっとあたたかくなった── そんな子どもたちの気持ちを、そっと言葉にするための7日間ノートです。 このノートは、小学高学年〜中学生を対象にした「読書後ワークブック」。 読む本は自由です。1日たった1ページ、自分の言葉で“感じたこと”を書くだけでOK。 「うまく書けなくてもいいよ」 そんなやさしい気持ちでつくられたこのノートは、読書を通して、子どもたちの心と向き合う時間をゆっくり育てます。 ◆こんな子におすすめです ・読書感想文はニガテだけど、本を読むのは好きな子 ・登場人物の気持ちをもっと考えてみたい子 ・本を通して、自分の考えをまとめる練習がしたい子 ・読んだ本の記録を残しておきたい子 ・学校の課題だけでなく、自分のペースで読書を楽しみたい子 ◆保護者・先生の方へ このノートは、「うまく書く」ことよりも「感じたことを言葉にする」ことを大切にしています。 1日分を書けなかった日があっても大丈夫。それは、子どもが本と静かにつながっていた証です。 ぜひ、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。 ◆PDFの内容について ・A4サイズ(モノクロ・全11ページ) ・7日間分の読書ワークシート ・巻末には「読書のヒント」と「やさしいおすすめ本」も掲載 ・印刷して手書きOK(PC入力も可能です) ・お試ししやすい【初回限定価格:100円】 ◆おすすめの使い方 ・家庭での読書タイムに ・図書館や放課後の静かな時間に ・読書感想文の前段階として ・プレゼントや読書会の副教材として ・親子での対話のきっかけにも ◆ご購入前にご確認ください ・本商品は【PDF形式・ダウンロード専用】です ・ご購入後すぐに、ダウンロードURLが表示されます ・スマートフォンではダウンロードできません。必ずPCからご利用ください ・再配布・商用利用はお控えください ※ご不明な点は「FAQ:デジタルコンテンツについて」もご確認ください ◆今だけ、初回限定100円 このノートは、子どもたちが読書と自分自身にやさしく向き合うための、最初の一歩。 現在、初回限定の特別価格「100円」でご提供しています。 ご関心のある方は、ぜひこの機会にお試しください。
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読書でこころをほどく7日間ノート Plus版【PDFダウンロード/高校生~大人向け】
¥300
『読書でこころをほどく7日間ノート Plus版』【PDFダウンロード/高校生~大人向け】 本を読んで、ふと立ち止まったり 心の奥が、じんわりあたたかくなったり—— そんな読書の“余韻”を、ていねいに見つめてみませんか? このノートは、高校生から大人まで、 「読むこと」と「書くこと」で、そっと自分の気持ちを整えるための7日間ワークです。 ◆Plus版でできること ・印象に残った一文と向き合うことで、自分の価値観や感情に気づく ・読書後の気持ちや学びを、短い言葉でそっと残す ・7日間を通して、自分自身と静かに対話する習慣が身につく ◆こんな方におすすめです ・本を読んでも、なんとなく流れてしまうのがもったいないと感じている方 ・感想や気づきをうまく言葉にしてみたい方 ・自分の気持ちや思考の整理がしたい方 ・読書の時間を、より深く味わいたい方 ・読書療法(ビブリオセラピー)に関心のある方 ◆PDFの内容について ・A4サイズ(モノクロ・全12ページ) ・7日間分の読書ワークページ(各日書き込めます) ・巻末に「読書のヒント」と「ふりかえりワーク」つき ・印刷しての手書き使用、PC上での入力にも対応(※PDF対応ソフト要) ◆収録コンテンツ ・Day1〜Day7: ─ 今日の読書、一文、感じたこと、気づき、自分との重なり、今日のひとこと… ・巻末1:「読書のヒント」 ─ 『夜と霧』『日日是好日』『人生はワンチャンス!』など、心を整えるおすすめ本を掲載 ・巻末2:「ふりかえりワーク」 ─ 自分の変化や、心に残った言葉をまとめて記録できます ◆ご購入前にご確認ください ・本商品は【PDF形式・ダウンロード専用】です ・ご購入後すぐに、ダウンロード用URLが表示されます ・スマートフォンではダウンロードができません。必ずパソコンからご利用ください ・ご家庭・個人利用に限り使用可能です(再配布・商用利用は禁止) ◆価格について このPlus版は、内容を充実させた【通常価格:300円】でご提供しています。 自分の気持ちを整えたいとき、静かに向き合いたいときに。 何度でも繰り返し使えるノートとして、あなたの“読書習慣”にそっと寄り添います。 あなたの読書が、こころの旅になりますように。 ダウンロードして、今日からゆっくり始めてみませんか?
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寺山修司 ちくま日本文学006(ちくま文庫) 寺山修司
¥670
良好(非常に良い/良好/並) 初版 2007/11/20発行 ISBN9784480425065 「帰る場所」と「家出」のあいだで、心がふわりと揺れているあなたへ── 寺山修司の言葉は、そんな繊細な心にそっと寄り添ってくれます。 『ちくま日本文学006 寺山修司』には、詩・エッセイ・戯曲・短編が贅沢に詰まっていて、彼の原風景である青森や、現実と幻想の境界をたゆたうような物語が展開されます。 「家出のすすめ」や「誰か故郷を想はざる」など、どこにもないけれど確かに“ここ”にある世界が、私たちを静かに迎えてくれるのです。 詩人であり、劇作家であり、時代の異端者でもあった寺山修司の多面性に触れることで、「自分ってなんだろう」「どこへ行けばいいんだろう」と悩む心に、新しい光が差し込むかもしれません。 もし今、立ち止まっている自分に気づいたなら、ぜひ手にとってみてください。この一冊が、あなたの「もうひとつの居場所」になりますように。