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読書でこころをほどく7日間ノート【PDFダウンロード】
¥300
※クーポン対象商品です 『読書でこころをほどく7日間ノート』は、読書を通して自分と向き合うための、小さなワークブックです。 毎日数分、1ページだけ。 読む本は決まっていなくてもかまいません。 心に残った一文やそのときの気持ちを、やさしく書き留めていくことで、少しずつ“こころの声”が見えてくるはずです。 読書の時間が、そっとあなたの心をほぐしてくれますように。 <こんな方におすすめです> ・本を読んでも気持ちがうまく整理できないと感じる方 ・自分の気持ちに素直になる時間がほしい方 ・積読を活かした“自分のための読書”を始めてみたい方 ・ビブリオセラピーや読書記録に興味のある方 <PDFの内容について> ・A4サイズ(モノクロ/全10ページ) ・7日間の読書ワークシートつき ・フリーページあり ・印刷して手書き、またはPDFに入力ができるソフトをご利用の場合は、パソコン上でそのままご記入いただくことも可能です(使用環境により異なります) <使い方のヒント> ・朝の読書タイムに、心の整理として ・夜寝る前のふりかえりに ・カフェや図書館でのひとときに ・お気に入りの本と一緒に、ギフトとしても <ご購入前にご確認ください> ・本商品はダウンロード販売専用です ・ご購入後すぐに、ダウンロード用URLが表示されます ・再配布・商用利用はご遠慮ください ※『【FAQ】デジタルコンテンツ』も参考にしてください。
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恋(新潮文庫) 小池真理子
¥480
良好(非常に良い/良好/並) 6版 2004/8/5発行 ISBN4101440166 ◆第114回直木賞受賞作品 誰もが一度は落ちる、抗えない“恋”の深淵。 小池真理子さんの『恋』は、静かに心を締めつけるような切なさと、ふと胸をよぎる虚無感を描いた物語です。 浅間山荘事件の影で起きた発砲事件を背景に、大学生の布美子が巻き込まれる、倒錯した三角関係。25年後の布美子の回想から語られるこの物語には、人間の弱さや欲望、そして孤独が、静かに、でも確かに流れています。 読んでいると、自分の心の奥底に眠る“何か”をそっと揺さぶられるようで、登場人物たちに共感できなくても、どこかで自分自身を重ねてしまう瞬間がありました。 「人を想う」という行為の純粋さと危うさに、気づかされる一冊です。 切ない恋愛や複雑な人間模様に心惹かれる方に、ぜひ手に取っていただきたいです。静かに胸に残る、忘れられない読書体験になりますように。 <小池真理子さんについて> 小池真理子さん(1952年生・東京出身)は、エッセイ集『知的悪女のすすめ』でデビュー後、小説『恋』で直木賞を受賞。恋愛や心理サスペンスを得意とし、多くの文学賞に輝く実力派作家です。人間心理を鋭く描く筆致が魅力です。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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サキの忘れ物 (新潮社) 津村記久子
¥1,100
非常に良い(非常に良い/良好/並) 4版 2020/9/30発行 ISBN9787103319825 ソフトカバー 人生って、思いがけない小さな出来事で、ふっと動き出すことがあるんですね。 『サキの忘れ物』は、高校を中退し、毎日をなんとなく過ごしていた18歳の千春が、ある日、喫茶店で見つけた一冊の本をきっかけに、少しずつ世界が変わっていく物語です。 誰かが忘れていった本を手にしたことで、はじめて本を読み通し、はじめて誰かと心を通わせる──そんな静かな出来事が、彼女の中にやさしい光を灯していきます。 読んでいて、私も気づかされました。何気ない日々のなかでも、ほんの少しの出会いや言葉が、心をあたためてくれることがあるのだと。 人との関係や自分の居場所に悩んでいる方、ちょっと気持ちが疲れている方に、ぜひそっと手に取っていただきたい短編集です。 千春と一緒に、小さな一歩を踏み出してみませんか? <津村記久子さん> 津村記久子さんは1978年大阪生まれの小説家。会社員として働きながら執筆を始め、2005年に太宰治賞でデビュー。芥川賞ほか多数の文学賞を受賞し、2012年より専業作家に。温かな視点で日常を描く作品に定評があります。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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生きて行く私(上・下)(毎日新聞社) 宇野千代
¥1,250
【上下セット】 (上):良好(非常に良い/良好/並) 16版 1982/9/12発行 ISBN4620306304 ハードカバー 天、地、小口に経年のヤケあり (下):良好(非常に良い/良好/並) 22版 1983/9/20発行 ISBN4620306312 ハードカバー 表紙、天地小口にヤケ、キズ、シミ、汚れあり 「魂を売らずに、私らしく生きる」──この言葉に、どこか心がふっと動いた方へ。 宇野千代さんの『生きて行く私』は、ご自身の半生を綴った自伝的小説。山口の生家での幼少期から、初恋や結婚、作家としての栄光と挫折、そしてさまざまな愛のかたち……ひとつとして穏やかではなかった日々を、千代さんは自分の足でしっかりと歩んできました。 この作品は上下巻になっていて、通して読むことで、彼女の生きざまがより深く、静かに心に沁みてきます。どんな困難にも負けず、自分らしく生き抜こうとする姿に、私は何度も励まされました。 もし今、自分の道に迷いがあるなら──きっとこの物語が、そっと背中を押してくれると思います。どうか、ご自分のペースで、ゆっくり読んでみてくださいね。 <宇野千代さんについて> 宇野千代さん(1897–1996)は山口県生まれの作家・随筆家。恋愛や結婚を繰り返しつつ自由な生き方を貫き、『おはん』『生きて行く私』などで高く評価された。編集や着物デザインでも活躍し、多才な女性として知られる。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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あたりまえのこと(朝日新聞社) 倉橋由美子
¥1,300
良好(非常に良い/良好/並) 2版 2001/11/30発行 ISBN4022576790 ハードカバー 表紙スレあり、地キズ少あり 「“あたりまえ”って、本当にそうかしら…?」 ふと、そんな思いがよぎることはありませんか。 倉橋由美子さんの『あたりまえのこと』は、小説を読む人、書く人、どちらにもそっと差し出される、小さな問いが詰まった一冊です。40代と60代、人生の節目で綴られた小説論エッセイは、「正しさ」や「常識」によりかかることなく、文学の根っこを静かに掘り起こしてくれます。 読んでいて、「何を書くか」より「どう書くか」がこんなにも大切だったんだ…と、私は思わず胸が熱くなりました。目に見えないところに宿る“ことばの力”に、そっと背中を押されるような気がしたんです。 創作にたずさわる方も、本を深く味わいたい方も。まずは気軽にページをめくってみてくださいね。 倉橋さんのまなざしが、きっと新しい読書の扉を開いてくれるはずです。 <倉橋由美子さんについて> 倉橋由美子さん(1935–2005)は、高知県生まれの小説家・翻訳家。明治大学でフランス文学を学び、「パルタイ」で文壇デビュー。実存主義の影響を受けた寓話的な作風で知られ、多くの文学賞を受賞しました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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イングランド・イングランド(東京創元社) ジュリアン・バーンズ/古草秀子訳
¥1,400
良好(非常に良い/良好/並) 初版 2006/12/25発行 ISBN4488016391 ソフトカバー 「“本物”って、なんでしょうね?」 そんな問いかけから始まる物語に、私は静かに引き込まれていきました。 イングランドの伝統や歴史をそっくりそのまま再現し、テーマパーク化する壮大な計画――そこに巻き込まれた主人公マーサの目を通して描かれるのは、「本物」とは何かという深い問いです。 皮肉とユーモアに満ちたジュリアン・バーンズの筆は、現代社会の観光や消費文化をどこか冷ややかに、けれどどこか可笑しく描き出していきます。 読んでいると、気づけば自分の価値観まで静かに揺さぶられていて…「本物らしさ」って、誰が決めるんだろう?と、考えずにはいられませんでした。 イギリス文学や社会風刺がお好きな方、そして少し立ち止まって「今の時代」を見つめ直してみたい方に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。 あなたも、“本物”と“偽物”のあいだを旅してみませんか? <ジュリアン・バーンズについて> ジュリアン・バーンズは1946年生まれのイギリスの作家。『フロベールの鸚鵡』で注目を集め、『終わりの感覚』でブッカー賞受賞。知的なユーモアと鋭い風刺で現代英国文学を代表する存在です。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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読書セラピスト(東京創元社) ファビオ・スタッシ/橋本勝雄訳
¥1,100
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 2022/2/18 発行 ISBN9784488016791 ハードカバー 人生に迷ったとき、もし“本”を処方してくれる人がいたら――そんな想いに、そっと応えてくれる一冊です。 元国語教師のヴィンチェは、恋人にも職も失い、人生のどん底にいました。けれど、彼はある日から「読書セラピスト」として、悩める人に本を“処方”し始めます。そんな彼のもとで起きた不可解な失踪事件。残されたのは、本のリストだけ。物語はミステリーとしても展開しつつ、読書がもたらす癒しや再生の力を、じんわりと伝えてくれます。 「本って、こんなにも人に寄り添えるんだな」──そう思わずにはいられませんでした。文学の力が、心の奥のほころびにやさしく触れてくれるのです。 読書が好きな方、人生に迷いを感じている方へ。きっと、あなたにぴったりの“処方箋”がこの本の中にあります。まずは一緒に、ヴィンチェの旅に出てみませんか。 <ファビオ・スタッシについて> ファビオ・スタッシはイタリアの作家で、読書と人生のつながりを描く作品に定評があります。代表作『読書セラピスト』はシェルバネンコ賞を受賞し、ビブリオミステリとしても高く評価されています。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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本を読む本(講談社学術文庫) M・Jアドラー、C・Vドレーン/外山滋比古、横未知子訳
¥710
非常に良い(非常に良い/良好/並) 55版 2015/4/20発行 ISBN4061592998 「本の読み方に自信がなくて…」「せっかく読むなら、もっと深く味わいたい」──そんなふうに感じたこと、ありませんか? 『本を読む本』(講談社学術文庫)は、そんな思いにそっと寄り添ってくれる一冊です。どんなふうに本を選び、どう読めば心に届くのか。読書の基本から応用までを、わかりやすく丁寧に教えてくれます。ページをめくるたびに、「本を読む」という行為そのものが、少しずつ深く、豊かになっていくように感じられるのです。 私自身も、この本を読みながら、ただ読むだけでは届かない“本の奥行き”のようなものに気づかされました。読書って、静かに心を耕す時間なんだなあと、あらためて思ったのです。 もっと本と仲良くなりたい方、読書を通して自分を育てたい方に、そっとおすすめしたい一冊です。よろしければ、あなたの読書の旅の一歩として、手に取ってみてくださいね。 <M・J・アドラー、C・V・ドレーンについて> M・J・アドラーはアメリカの哲学者・教育者で、対話を重視した古典教育を推進し、「グレートブックス運動」を展開。『ブリタニカ百科事典』の編集にも携わるなど、知の普及に貢献しました。共著者C・V・ドレーンも教育者・編集者として活躍し、ともに『本を読む本』を著しました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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囀る魚(西村書店) アンドレアス・セシェ/酒寄進一訳
¥760
良好(非常に良い/良好/並) 初版 ハードカバー 2016/6/1 発行 ISBN9784890137268 静かな街角の古書店で、ふと人生が動き出すような瞬間って、ありませんか? 『囀る魚』は、そんな心にやさしくしみわたる一冊なんです。 舞台はアテネの旧市街。本の世界が何より好きな青年ヤニスが、偶然足を踏み入れた小さな書店で出会ったのは、静かに本を愛する女店主・リオ。 ページをめくるように少しずつ心を開いていくふたりのやりとりに、私は胸がじんわりあたたかくなりました。 本って、ただ読むものじゃないんですよね。ときに人と人を結びつけて、日常に小さな奇跡を運んできてくれるんです。 本や本屋が好きな方、そっと心を整えたい方にこそ、ぜひ読んでいただきたい物語です。 あなたの心にも、やさしいさざ波が広がりますように──そんな願いをこめて、そっとおすすめします。 <アンドレアス・セシェについて> アンドレアス・セシェは、ドイツの作家・編集者。書店や本、文学をテーマにした作品を多く手がけており、代表作『囀る魚』では読書文化への愛情と繊細な人間描写が光る。詳細な経歴や受賞歴は公的情報が少なく、出版元による確認が望まれる。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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愛の重さ(ハヤカワ文庫) アガサ・クリスティー/中村妙子訳
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 3版 1976/11/15 発行 背表紙イタミあり、経年のキズ、ヤケあり 読むには問題ありません(装丁絶版) 「愛することは、時に誰かの重荷になってしまう」──そんな痛みを、あなたも感じたことがあるでしょうか。 アガサ・クリスティーが“メアリー・ウェストマコット”名義で書いた『愛の重さ』は、そんな愛の裏側にある静かな哀しみを描いた物語です。 主人公ローラは、愛されることに飢えながらも、妹に深い愛を注ぎます。けれど、その愛はいつしか妹にとって重すぎるものとなってしまうのです。 善意や思いやりが、時に誰かを傷つけてしまう──そんな現実に、胸が締めつけられました。でもだからこそ、人と人との距離や、愛の伝え方について深く考えさせられる一冊でした。 「愛」とは、ただ優しいだけのものではない。 その複雑さに、そっと寄り添ってくれる物語です。 静かな余韻が心に残るこの本、ぜひあなたの手でめくってみてくださいね。 ◆本書について:「ミステリーの女王」として知られるアガサ・クリスティー。 けれどその筆は、名探偵の謎解きだけでなく、人の心の奥深くにも静かに届いていました。 『愛の重さ』は、彼女が“メアリー・ウェストマコット”という別名で綴った、家族や愛のすれ違いを描いた一冊なんです。 推理小説とは違い、姉妹の間にある愛と嫉妬、そして「与える愛」と「受け取る愛」の繊細な違いに光を当てています。 クリスティー自身の経験や、女性としてのまなざしが込められたこの物語は、読んだあとにふっと心の奥があたたかくなるような、不思議な余韻を残します。 謎ではなく、人の心にそっと寄り添うクリスティーの一面を、どうぞ味わってみてくださいね。 <アガサ・クリスティーについて> アガサ・クリスティー(1890–1976)は、「ミステリーの女王」と称されるイギリスの推理作家です。ポアロやミス・マープルを生み出し、長編・短編あわせて100作以上を執筆。世界で最も多く翻訳された作家としても知られています。薬剤師助手や旅の経験が作品に活かされ、推理小説界に不動の地位を築きました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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銀河鉄道の夜(新潮文庫) 宮沢賢治
¥370
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) 2020/8/15発行(74版) 星空を見上げながら、「誰かの幸せをそっと願いたいな」と思ったこと、ありませんか? 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は、そんな夜に寄り添ってくれる一冊です。 物語は、孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河を走る幻想的な列車に乗るところから始まります。旅の中で出会うさまざまな乗客とのやりとりを通して、「誰かのために生きること」や「本当の幸せとは何か」を、静かに、そして深く問いかけてくれるんです。 読み終えたあと、心にふわりと残るのは、他者を思いやるやさしさ。そして、寂しさの中にも確かな光を感じられるような、不思議な温かさなんですよね。 私自身、この本を読むたびに「本には、こんなふうに心を癒し、気づきをくれる力があるんだ」と実感します。 もし今、ほんの少しでも心が疲れていたら──この物語を、そっと手に取ってみてくださいね。 <宮沢賢治について> 宮沢賢治(1896〜1933)は岩手県花巻市出身の詩人・童話作家です。盛岡高等農林学校を卒業後、教師や農業指導者としても活動し、「羅須地人協会」を設立しました。法華経の信仰が作品に強く影響し、生前は『春と修羅』『注文の多い料理店』の2冊のみ出版。『銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ』などは没後に評価され、日本を代表する作家となりました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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今夜もそっとおやすみなさい(出版藝術社) 小手鞠るい
¥900
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 2021/10/5発行 ソフトカバー ISBN9784882935421 眠れない夜、ふと心がざわつくとき──そんなときにそっと寄り添ってくれる本があります。 小手鞠るいさんの『今夜もそっとおやすみなさい』は、まるでやさしい毛布のような短編エッセイ集。 日々の忙しさや、言葉にできない寂しさを、そっと包み込んでくれるんです。 私も、慌ただしい一日の終わりにこの本を開くと、静かな言葉の中に癒され、自分の気持ちにふわっと灯がともるような感覚になりました。 読後には、自分を少しだけ好きになれたり、日常の小さな幸せに気づけたり。 そんな“心の静けさ”を思い出させてくれる一冊なんです。 もし今、ほんの少しでも心を休めたい夜があるなら──この本が、あなたのそばでやさしく寄り添ってくれるかもしれません。 <小手鞠るいについて> 小手鞠るい(こでまり・るい)さんは、1956年岡山県生まれの小説家・詩人・エッセイスト。同志社大学卒業後、出版社勤務などを経てアメリカに移住。1981年に詩人としてデビューし、1993年に「海燕新人文学賞」受賞。恋愛小説から児童書まで幅広く手がけ、代表作に『美しい心臓』『アップルソング』など。現在はニューヨーク州在住。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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夢の本(河出文庫) ホルヘ・ルイス・ボルヘス/堀内研二訳
¥1,100
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 2019/2/20発行 ISBN9783094648555 眠っている間の夢の中で、ふと「これは現実?それとも…」と迷ったこと、ありませんか? 『夢の本』(河出文庫)は、幻想文学の巨匠ボルヘスが編んだ夢にまつわる物語集。 『千夜一夜物語』や『聖書』など古今東西の逸話が並び、読むほどに、夢と現実の境界がやわらかくほぐれていくようなんです。 実は、柚香の森ではボルヘスのもう一つの代表作『砂の本』も取り扱っています。 終わりのないページ、掴んだはずの世界が手のひらからすり抜けていくような感覚──その世界観に惹かれた方なら、『夢の本』もきっと心に残る一冊になるはずです。 日常のなかの不思議にそっと目を向けたいとき。本は、心をほどく鍵になってくれるんですよね。 まずは気になる一編から、夢の迷宮を旅してみてくださいね。 <ホルヘ・ルイス・ボルヘスについて> ホルヘ・ルイス・ボルヘス(1899–1986)はアルゼンチン出身の作家・詩人。幻想文学の巨匠として『伝奇集』『エル・アレフ』『砂の本』などで知られます。夢や迷宮、無限といったテーマを通して、現実と虚構の境界を揺さぶる独自の作風を確立。図書館司書としての経験や重病をきっかけに短編を執筆し、ポストモダン文学に大きな影響を与えました。エルサレム賞ほか国際的受賞多数。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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ペドロ・パラモ(岩波文庫) フアン・ルルフォ/杉山晃・増田義郎訳
¥900
良好(非常に良い/良好/並) 10版 2021/9/15発行 ISBN4003279115 表紙にヨレあり(書影の通り) 本文は美。 静かな町・コマラへと足を踏み入れた瞬間、まるで生と死のあわいに身をゆだねるような──そんな不思議な読書体験が始まります。 フアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』は、亡き母の言葉に導かれて、父を探す旅に出た青年フアンが、自らの過去と向き合い、やがて“語り手”となる物語。 生者と死者の声が交錯し、記憶と現実が溶け合う世界に、ふと心が吸い込まれていくんです。 わたし自身、読みながら何度も立ち止まりました。 断片的な語りの中に、大切な何かが潜んでいる気がして──。 一度では終われない読書って、こんなにも奥深いんだなと感じさせてくれる作品です。 心が疲れているときや、人生の意味をふと問い直したくなったときに、そっと寄り添ってくれる一冊。 静けさの中にこだまする死者の声に、あなたも耳を澄ましてみませんか? <フアン・ルルフォについて> フアン・ルルフォ(1917–1986)は、メキシコ・ハリスコ州生まれの小説家・写真家です。幼くして両親を亡くし、苦しい境遇の中で育ちながらも文学への情熱を抱き続けました。代表作『燃える平原』『ペドロ・パラモ』はいずれも少ない発表作ながら、ラテンアメリカ文学に深い影響を与え、20世紀スペイン語文学を代表する作家と評されています。写真家としても高い評価を受けました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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不快な夕闇(早川書房) マーリケ・ルカス・ライネフェルト/國森由美子訳
¥1,790
良好(非常に良い/良好/並) 初版 ソフトカバー 2023/2/25発行 ISBN9784152102119 書籍自体は非常に良い状態ですが、表紙にスレありのため、良好にしました。 大切な人を失ったとき、心はどこへ行くのだろう――。 子どもの祈りが家族の運命を変えた、喪失と再生の物語。 この問いかけから始まる物語は、オランダの酪農家に生まれ育った10歳の少女ヤスの心の葛藤を描いています。 クリスマスの晩、ウサギを守りたい一心で、ヤスは「兄が死にますように」と祈り、その願いが現実になってしまうのです。 失われた兄の存在が、家族を深い悲しみに包み、ヤスはその痛みと向き合わせられます。 彼女が手放せない“赤いジャケット”が、やがて現実と空想の境界を曖昧にし、心の中で大きな変化が起こるんです。 この物語が描くのは、喪失と罪悪感、そして再生の希望です。 誰もが心の中に抱える、言葉にできない悲しみや痛み――それとどう向き合うかを静かに問いかけてくれます。 私自身もこの本を読み進めるうちに、心が少し軽くなったような気がしました。 もし今、胸の中に言葉にできない感情があるなら、この物語がそっと寄り添ってくれるかもしれません。 <マリーケ・ルカス・ライネフェルトについて> マリーケ・ルカス・ライネフェルト(1991年生まれ、オランダ)は、詩人・作家であり、詩集『仔牛の羊膜』でデビュー後、初の小説『不快な夕闇』で国内外で注目を集めました。2020年、29歳でブッカー国際賞を受賞し、世界的に認知されました。詩、小説、エッセイと幅広く活躍し、オランダ文学界の若き才能として高く評価されています。自身はノンバイナリーから男性として生きることを公表しています。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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白の闇 新装版(NHK出版) ジョゼ・サラマーゴ/雨沢泰訳
¥1,100
良好(非常に良い/良好/並) 初版 ソフトカバー 2008/5/30発行 ISBN9784140055434 ある日突然、目の前が真っ白に──そんな想像をしたことはありますか? 『白の闇』は、視界を奪う“白い病”によって人々の暮らしが音もなく崩れていく、衝撃の物語です。 誰もが理由も分からぬまま視力を失い、隔離された元病棟で生き抜こうとする人々。 食糧の奪い合い、支配と暴力の連鎖…。 極限状態のなかで、私たちが「人間らしさ」と呼んでいるものの正体が、あらわになっていくんです。 読むうちに、「見える」という当たり前がどれほど尊いことなのかに気づかされます。 そして、希望の光のように現れる“見える女性”の存在が、静かに、でも確かに、読む人の心にも光を届けてくれるんですよね。 この本は、癒しを与える物語ではないかもしれません。 でも、心の奥深くにある不安や問いに向き合い、気づきへと導いてくれる──そんな読書体験になると思います。 どうか、この白い世界の中で、あなた自身の「光」を見つけてみてくださいね。 <ジョゼ・サラマーゴについて> ジョゼ・サラマーゴ(1922–2010)は、ポルトガル出身の作家・劇作家。農家の息子として生まれ、高校中退後に整備工や新聞記者を経て、40代から本格的に執筆活動を開始しました。1982年の『修道院回想録』で注目され、1998年にはポルトガル語圏初のノーベル文学賞を受賞。社会批評と寓話性を融合させた独特の文体で、人間の本質を鋭く描いた作品を数多く残しました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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幻影の書(新潮社) ポール・オースター/柴田元幸訳
¥1,150
良好(非常に良い/良好/並) 3版 ハードカバー 2008/12/25発行 ISBN9784105217129 失ったものが大きすぎて、心が空っぽになってしまう──そんなとき、あなたは何に手を伸ばしますか? この物語は、愛する妻と娘を飛行機事故で亡くした大学教授ジンマーが、人生の意味を見失いながらも、ふとした映画との出会いから、再び歩き出す勇気を見つけていくお話です。 ある日、届いた一通の手紙をきっかけに、彼は“死んだはず”の伝説の映画監督・ヘクター・マンの謎を追い始めます。 現実と幻想が交錯する中で、自分自身と深く向き合うその姿に、すごく心を揺さぶられました。 物語の力って、時に人の魂をふわっと抱きしめてくれるんですよね。 私も読みながら涙がこぼれました。芸術や偶然の出会いが、絶望の中にある私たちに、そっと光を差し込んでくれるんです。 もし今、あなたの心にぽつんと空いた空白があるなら──この一冊が、その空白をあたたかく満たしてくれるかもしれません。 <ポール・オースターについて> ポール・オースター(1947–2024)は、アメリカ・ニュージャージー州出身の小説家・詩人。コロンビア大学で文学を学び、多彩な職業を経験後、作家として活躍。『ニューヨーク三部作』で国際的に注目され、『ムーン・パレス』『幻影の書』など現代アメリカ文学を代表する作品を多数発表。詩や脚本、映画監督としても才能を発揮し、文学と芸術の世界に大きな影響を与えました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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リトルターン(集英社) ブルック・ニューマン/五木寛之訳 リサ・ダークス絵
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) 7版 ハードカバー 2002/3/23発行 ISBN4087812561 海辺を舞う小さな鳥、リトルターン。 そのひと夏の物語に、私は思わず『かもめのジョナサン』を思い出しました。 どちらも、自分の力で空を飛び、新しい世界へと踏み出す──そんな“飛翔の物語”なんですよね。 そして、どちらも五木寛之さんが訳しているのも嬉しい偶然。言葉の一つひとつがやさしく、心にすっと入ってきます。 『リトルターン』は、海辺に生きる小さなコアジサシの絵本。 初めての飛行、嵐との出会い、仲間とのつながりを経て、少しずつ大人になっていく姿が描かれています。 小さな存在でも、未来に向かって羽ばたけるんだというメッセージが、静かに心に響いてきます。 「一歩を踏み出す勇気がほしい」「誰かの背中をそっと押したい」──そんなとき、この絵本はきっと寄り添ってくれるはずです。 『かもめのジョナサン』とあわせて読めば、より深く“自由に生きること”を考えられるかもしれません。 どちらも、柚香の森にてご用意しております。よかったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。 <ブルック・ニューマンについて> ブルック・ニューマンは、絵本『リトルターン(Little Tern)』の作者として知られる絵本作家です。物語は寓話形式で描かれ、イラストはリサ・ダークスが手がけ、日本語訳は作家・五木寛之が担当しています。現時点では、ニューマンの出身地や他の著作など、詳しい経歴は日本語では明らかにされていません。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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ソフィーの世界(上・下) 哲学者からの不思議な手紙(NHK出版) ヨースタイン・ゴルデル/池田香代子訳
¥50
SOLD OUT
【上下セット】 ・ソフィーの世界(上) 良好(非常に良い/良好/並) 19版 ソフトカバー 2000/7/1 発行 ISBN4140803312 ・ソフィーの世界(下) 非常に良い(非常に良い/良好/並) 14版 ソフトカバー 2000/7/1 発行 ISBN4140803320 子どもの頃、「自分って何者なんだろう?」と、ふと立ち止まって考えたことはありませんか。 『ソフィーの世界』は、そんな問いにやさしく寄り添ってくれる物語です。 14歳の少女ソフィーのもとに届いた一通の手紙「あなたはだれ?」という問いかけから、彼女の“考える旅”が始まります。 プラトン、デカルト、カント……次々に現れる哲学者たちの言葉を通して、ソフィーと一緒に世界や自分のことを見つめ直していく時間は、まるで静かな冒険のようでした。 難しいと思われがちな哲学も、物語の中では驚くほどやわらかく、親しみやすく描かれています。 読んでいると、当たり前だと思っていた日常の風景が、ふときらめいて見えてくるのです。私もこの本に出会って、「考えることは、生きることそのものなんだ」と、あらためて気づかされました。 もし今、立ち止まりたくなるような時があったなら…、ソフィーとともに、“問い”の扉を開いてみませんか。 ページをめくるたび、心の奥にあった純粋な好奇心が、そっと目を覚ましてくれるはずです。 <ヨースタイン・ゴルデルについて> ヨースタイン・ゴルデル(1952年生まれ)は、ノルウェー出身の小説家・児童文学作家で、オスロ大学で思想史を学びました。1986年から執筆を始め、1991年に発表した『ソフィーの世界』が世界的なベストセラーとなり、53か国語に翻訳されました。ゴルデルは社会活動にも積極的で、環境・発展援助を支援する「ソフィー賞」を創設しています。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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ヴォス オーストラリア探検家の物語(上・下)(サイマル出版会) パトリック・ホワイト/越智道雄訳
¥2,550
【上下セット】 ・ヴォス オーストラリア探検家の物語(上) 良好(非常に良い/良好/並) ハードカバー 1975年 ISBN03971400452703 ・ヴォス オーストラリア探検家の物語(下) 並(非常に良い/良好/並) ハードカバー 1975年 ISBN03971400552703 カバー・少イタミ/若干ヤケ汚れ 天小口・少ヤケ汚れ 扉・若干シミ 他経年並 「自分の居場所って、どこにあるんだろう」──そんな問いを抱えたことのある方へ。 『ヴォス―オーストラリア探検家の物語』は、壮大な自然と深い精神の旅を描いた一冊です。 19世紀のオーストラリア、未知の大地を進む探検家ヴォスと、町に暮らす女性ローラ。 ふたりの心の交流を通して、「私は何者か」「この世界に自分の居場所はあるのか」といった根源的な問いが静かに胸に迫ります。 文化の狭間で揺れる葛藤と孤独、そのなかで芽生える希望。この物語には、答えよりも“寄り添い”があります。 私自身、この一冊に触れた夜、心の深いところにそっと明かりが灯った気がしました。 アイデンティティに迷うとき、きっとあなたの旅の道しるべにもなってくれるはずです。 <パトリック・ホワイトについて> パトリック・ホワイトは、20世紀を代表するオーストラリアの小説家・劇作家です。ケンブリッジ大学卒業後、詩や小説の執筆を始め、戦時中は空軍に従軍。帰国後は『ヴォス』などの傑作で注目され、1973年にノーベル文学賞を受賞しました。自然と人間の内面を深く描いた作品を多く遺しました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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ゴドーを待ちながら(白水Uブックス) サミュエル・ベケット/安堂信也、髙橋康也訳
¥1,100
良好(非常に良い/良好/並) 11版 2019/8/5 発行 新書 ISBN9784560071830 何かを待ち続けている――そんな経験、ありませんか? サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』は、救いの象徴ともいえる「ゴドー」を待ち続ける二人の男、エストラゴンとヴラジーミルの物語です。 何も起こらないようでいて、実はたくさんの問いかけに満ちているこの戯曲。 帽子を使ったやりとりや、空を見上げるしぐさの中に、私たちの「希望」と「不安」がそっと重なっているように感じました。 誰かや何かを待つ時間、意味の見えない日々。 それらがまるで無駄なもののように思えるとき、この作品は静かに語りかけてくれます。 「それでも、待つことにこそ、何かがあるのでは」と。 ビブリオセラピストとして、この本がもたらす“癒し”は、形のない時間に意味を見出す力だと思います。モヤモヤした心に、やさしく風を通してくれるような一冊です。 あなたも、一緒に“待つ”時間を過ごしてみませんか? <サミュエル・ベケットについて> サミュエル・ベケット(1906–1989)は、アイルランド出身の劇作家・小説家で、不条理演劇を代表する存在です。戦後は主にフランス語で執筆し、戯曲『ゴドーを待ちながら』で世界的に評価されました。第二次大戦中にはレジスタンスに参加し、1969年にノーベル文学賞を受賞しました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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哀れなるものたち(ハヤカワ文庫) アラスター・グレイ/髙橋和久訳
¥1,200
良好(非常に良い/良好/並) 4版 2024/2/25発行 ISBN9784151201110 小口に汚れアリ 「私は自由である」――そんなふうに胸を張って言える日が、あなたにもありますように。 『哀れなるものたち』は、19世紀末のグラスゴーを舞台に、科学者バクスターによって命を吹き込まれた女性・ベラの物語です。 無垢な心と成熟した体を持つ彼女は、保護された世界から飛び出し、旅を通して社会の矛盾や世界の残酷さに向き合いながら、「自由とは何か」を模索していくんです。 ベラのまなざしは、読み手の心にもまっすぐ届いて、私たちが当たり前のように受け入れてきた価値観を静かに問い直してきます。 「自分の人生を選ぶ」とはどういうことなのか。 その言葉の重みが、読後も静かに胸に残ります。 この物語には癒しと気づきの力があると感じました。心がもやもやするとき、そっと手に取っていただきたい一冊です。 <アラスター・グレイについて> アラスター・グレイはスコットランド出身の小説家・画家・詩人・劇作家。グラスゴー美術学校卒業後、美術教師や脚本家としても活躍。代表作『ラナーク』『哀れなるものたち』で高い評価を受け、ウィットブレッド賞などを受賞。実験的な文体と独自の装画で、戦後イギリス文学を代表する作家と称されています。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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二都物語(新潮文庫) チャールズ・ディケンズ/加賀山卓朗訳
¥810
良好(非常に良い/良好/並) 5版 2019/3/20発行 ISBN9784102030141 「あれは最高の時代であり、最悪の時代であった」——そんな言葉で幕を開ける『二都物語』。 この物語には、フランス革命という激動の時代に翻弄されながらも、愛し、悩み、希望を探し続けた人々の姿が描かれているんです。 ロンドンとパリ、ふたつの都市を舞台に繰り広げられるのは、貴族としての運命を背負うチャールズ、彼に瓜二つの孤独な弁護士シドニー、そして無実の父と再会したルーシーの、切なくも強い絆の物語。 読み進めるうちに、人間の尊厳や無償の愛、そして自己犠牲の尊さに、胸がぎゅっと締めつけられるようでした。 歴史の波に飲まれそうになりながらも、希望を捨てずに歩む彼らの姿は、今を生きる私たちにも大切なことを静かに教えてくれます。絶望のなかにも、ほんの小さな光はあるのだと——。 もし今、時代の波に心が揺れているなら、ぜひこの物語にふれてみてください。あなたの心に、そっと寄り添ってくれるはず。 <チャールズ・ディケンズについて> チャールズ・ディケンズ(1812–1870)は、ヴィクトリア朝時代を代表するイギリスの作家です。少年時代に父の破産で工場労働を経験し、社会の弱者への深いまなざしを作品に込めました。記者を経て作家デビューし、『オリバー・ツイスト』『二都物語』など数々の名作を残しました。社会批判と人間愛に満ちた筆致で、国民的作家と称されました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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不穏の書、断章(平凡社) フェルナンド・ペソア/澤田直訳
¥1,150
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版第1版 2013/1/10 発行 新書 ISBN9784582767803 「ただ生きているだけで苦しい」「自分が自分じゃないみたい」──そんな気持ちを、胸の奥にしまい込んでいませんか。 フェルナンド・ペソアの『不穏の書、断章』は、そんな“生きづらさ”にやさしく触れてくれる本なんです。 彼が生み出した“ソアレス”という別の名前を使って書かれたこの一冊は、リスボンの静かな日常を背景に、孤独や違和感、夢と現実のあいだを漂うように綴られています。どのページを開いても、言葉がふっと心に染み込んでくるような、不思議な静けさがあります。 読んでいると、「このままの自分でも、いいのかもしれない」と思えてくるのです。 考えすぎてしまう日々や、人との距離に悩む時間に、そっと寄り添ってくれるような感覚がありました。 ビブリオセラピストとして、そしてひとりの読書好きとして、この本がくれた静かな癒しを、あなたにも届けられたら嬉しいです。 もし今、少しでも息がしづらいな…と感じているなら、どうぞ、どこからでも開いてみてくださいね。 <フェルナンド・ペソアについて> フェルナンド・ペソア(1888–1935)は、ポルトガル・リスボン生まれの詩人・作家で、「異名者」と呼ばれる複数の人格を創造し、それぞれの名で独自の作風を展開しました。英語圏でも育ち、多言語で詩作を行い、死後に発見された膨大な未発表原稿により、その革新的な才能が世界中で高く評価されました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。