-
舞姫/うたかたの記 他三篇(岩波文庫) 森鷗外
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪60版≫2018/7/25発行 森鷗外の『舞姫/うたかたの記 他三篇』は、日本近代文学の大切な一冊です。 『舞姫』では、ドイツに留学していた青年・豊太郎が舞姫エリスとの恋に心揺れ動く姿が描かれています。その感情の機微は、読み手の心にも深く響くんですよね。 また、『うたかたの記』では、画学生の巨勢とモデルのマリイとの儚い恋が綴られ、彼女の過去や異国の文化背景が物語に奥行きを与えています。 この短編集を読むと、森鷗外の美しい文語体に触れながら、人間の弱さや葛藤、愛の形をじっくりと考えさせられます。私も読み返すたびに、新しい発見があり、「どうしてこの時、この選択をしたのだろう」と登場人物にそっと寄り添いたくなるんです。 静かに流れる感情の深さに心をゆだねて、明治時代の文学の魅力を感じてみませんか? 鷗外の繊細な筆致が、あなたの心にそっと語りかけてくれると思いますよ。
-
杏子・妻隠(新潮文庫) 古井由吉
¥570
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪24版≫2020/3/15発行 第64回 芥川受賞作品 『杏子・妻隠』は、古井由吉が描く心の奥底を覗き込むような作品です。 『杏子』では、精神的に不安定な女子大生・杳子が出会った男子大学生との壊れやすい恋愛を描き、その孤独感と愛の繊細さが深く心に残ります。 一方、『妻隠』では、都会で暮らす若い夫婦の日常を通じて、現実感の喪失や微妙な感情が浮き彫りになります。 この本を読んでいると、人生の中で私たちが抱える感情や人間関係の複雑さに気づき、自分自身を深く見つめるきっかけになるのではないかと感じます。何気ない日常に潜む闇や、心の揺らぎに共感することで、心が少し軽くなるかもしれません。 私もこの本を読んだとき、感情の深さと心理描写の美しさに驚いたほど。現実と幻想が交錯するその世界に引き込まれ、心の奥底を探るような未知の読書体験ができる一冊です。 <古井由吉さんいついて> 古井由吉(ふるい よしきち)さん(1937年生)は、日本の小説家・ドイツ文学者。東京大学大学院修了後、立教大学でドイツ語を教え、1968年に作家活動を開始。1970年に短編小説『杳子』で芥川賞を受賞し、内向の世代の代表的存在として知られます。代表作には『聖』『栖』『親』の三部作や『槿』、『仮往生伝試文』などがあり、精神の深層を描く独自の文体で日本文学に多大な影響を与えました。2020年、82歳で逝去。
-
【良好・1993年初版】『奇妙な遺言100』R・S・メンチン|ちくま文庫|実話・人間模様|古本
¥380
『奇妙な遺言100』R・S・メンチン|人間模様・実話集|ちくま文庫|古本・良好 ISBN4480027807C0198 「遺言って、こんなに人間くさいものだったのか…」 ページをめくるたび、そんな気持ちがじんわり湧いてきました。 『奇妙な遺言100』は、条件つきの遺産、言葉にならなかった想い、夫婦の駆け引き、友情、復讐── 生きた人の最期のひと言に、さまざまな感情が込められたエピソードが並びます。 ただの珍エピソードではなく、そこにあるのは「生きた証」と「去り際の美学」。 わたしがこの本を仕入れたのは、「死の向こう側にある“生の熱”」を感じたからです。 読み終えてふと、「私なら、誰に何を遺したいだろう」と考えてしまいました。 死を遠ざけずに見つめたい人へ── そして、人生を少し違う角度から眺めてみたいあなたに。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら── そっとページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。表紙と背にわずかなヤケ、スレがありますが、本文に目立つ傷みはありません。 丁寧に梱包し、静かな時間のお供としてお届けいたします。 <ロバート・S・メンチンさんについて> ロバート・S・メンチンは、『奇妙な遺言100』の著者として知られる人物ですが、その詳しい経歴は明らかにされていません。生没年や出身地、職業などの情報も公表されておらず、英語圏を含めた資料でも詳細は不明です。わかっているのは、世界中のユニークな遺言を収集・編集した編集者的存在であるということのみです。
-
【非常に良い・初版三版】『本が語ること、語らせること』青木海青子|夕書房|エッセイ・読書体験|古本
¥1,580
『本が語ること、語らせること』青木海青子|読書エッセイ|夕書房|古本・良好 ISBN9784909179081C0095 頭がくたびれた夜、「本」という静かな居場所が恋しくなること、ありますよね。 青木海青子さんの『本が語ること、語らせること』は、奈良県東吉野の小さな私設図書館を舞台に、本と人との出会いをひとつひとつ丁寧に綴ったエッセイです。コロナ禍という時代の風景も背景に、本に寄り添う著者の姿が、言葉の間からそっと香ってきます。 私がこの本を仕入れたのは、「本が誰かの心を開く鍵になること」を改めて信じたかったから。読み終えたあと、本を選ぶときの気持ちや、ページをめくるときのとまどい、そのすべてが少し愛おしく感じられる一冊です。 読後には、「本を読むこと」がただの習慣ではなく、自分自身を見つめる時間になるということに気づけるでしょう。優しさと共感が、乾いた心をそっと湿らせてくれるかもしれません。 最近、本と心が少し距離を感じていた方へ。読むたびに発見がほしい方へ。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が呼びかけるものがあれば──そっとページを開いてみてくださいね。 ※この本は、現在あまり多く流通しておらず、状態の良いものを見つけるのも少しずつ難しくなってきています。 柚香の森では、お届けする本ができるだけやさしい手に渡りますように──そんな気持ちで、静かに価格を決めています。 ※非常に良い状態の古本です。2022年発行・初版三版。サイズはおよそ 12.0×17.0cm の単行本タイプ。カバーにわずかな使用感はありますが、ページはきれいで読みやすい状態です。 丁寧にクリーニング・梱包をし、心を込めて発送いたします。 <青木海青子さんについて> 青木海青子(あおき・みあこ)さんは、1985年兵庫県生まれの図書館司書。大学図書館で約6年勤務後、2016年に夫と奈良県東吉野村へ移住。自宅を開放した私設図書館「Lucha Libro」を運営し、人文書を中心に本と人をつなぐ活動を行っています。2023年にはエッセイ集『不完全な司書』を出版。長年の経験を活かし、読書の楽しさと新たな視点を提案し続けています。
-
【良好・初版】『太宰治』井伏鱒二|中公文庫|師弟の記憶と人間模様|古本
¥800
『太宰治』井伏鱒二|師弟の記憶を綴る回想録|中公文庫|古本・良好 ISBN9784122066076 「人の弱さって、どうしてこんなに胸に残るのでしょうね。」 そんな気持ちにそっと寄り添ってくれる一冊があります。 井伏鱒二が、弟子であり友であった太宰治との約20年を綴った『太宰治』(中公文庫)。 昭和初期の東京や御坂峠、甲府の風景の中で、文学や酒、将棋を介した心の交流が、井伏らしい温かさで描かれています。 師弟という言葉では語りきれない、複雑で、でもどこか人間らしい関係。 太宰の孤独や脆さを、近くで見守った井伏だからこそ描けた、唯一無二のまなざし。 時に笑いを誘い、時に胸を締めつける――その筆致は、太宰に救いがあったことを私たちに教えてくれます。 この本を仕入れたのは、「孤独と優しさ」を同時に抱える人たちへの静かな贈り物になると思ったから。 太宰ファンだけでなく、人間の弱さやつながりに目を向けたいすべての方へ── 心が少し疲れたとき、そっとページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレが見られますが、本文は通読に支障のないきれいな状態です。中公文庫/初版(2018年発行)。防水梱包のうえ、心を込めて丁寧にお届けいたします。
-
【非常に良い・2018年第19版】『から騒ぎ』シェイクスピア/小田島雄志訳|白水社|喜劇・恋愛劇|古本
¥500
『から騒ぎ』シェイクスピア/小田島雄志訳|恋愛喜劇・人間模様|白水社|古本・非常に良い|ISBN9784560070178 ≪19版≫ 2018/2/28発行 人との関わりの中で、ちょっとした誤解に心をかき乱されることはありませんか。 そんなときに思い出したいのが、シェイクスピアの喜劇『から騒ぎ』です。 恋人や友人の間に生まれるすれ違いが、時に滑稽で、時に切なく描かれます。 ベネディックとベアトリスのやりとりは、まるで言葉で遊ぶような軽快さ。 その先に訪れる心の通い合いは、読む人の胸をやわらかく温めてくれます。 私自身、この作品に触れたとき、「人は誤解を繰り返しながらも、互いに歩み寄る力を持っているのだ」と感じました。 読み終えた後には、不思議と心が軽くなり、人と向き合う勇気をそっともらえます。 最近、人間関係で心がざわついている方へ──この物語はやさしい風のように、あなたの気持ちを解きほぐしてくれるはずです。 もし今、心に響くものがあるなら、そっとページを開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文に目立つ傷みはなく、ほぼ新品に近いきれいな状態です。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
【2冊セット】宇野千代『行動することが生きることである』(集英社文庫)/『私のお化粧人生史』(中公文庫)|生き方と美しさを綴る随筆|古本
¥650
宇野千代『行動することが生きることである』『私のお化粧人生史』2冊セット|生き方と美しさの随筆 宇野千代さんの言葉は、どんなときも「自分らしく生きる」勇気を思い出させてくれます。 『行動することが生きることである』(集英社文庫)は、90歳を超えてもなお人生を楽しみ続けた著者が、「まず動く」ことの大切さを率直に語った随筆集。迷ったときにそっと背中を押してくれる一冊です。 そして『私のお化粧人生史』(中公文庫)は、お化粧という身近な行為を通して、自分を慈しみ、美しく生きることの意味を描いた随筆集。読んだあと、鏡に映る自分を少し優しい目で見られるようになります。 行動する強さと、自分を愛するしなやかさ── ふたつの視点から“人生を生き抜く知恵”を受け取れる特別な2冊セットです。 ※【良好】『行動することが生きることである』集英社文庫(35版/2010年発行/ISBN9784087480870) 【並】『私のお化粧人生史』中公文庫(4版/1987年発行/ISBN4122011272)経年のヤケあり、本文良好 2冊セット販売 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送いたします。 「強く生きたい」「自分らしさを取り戻したい」──そんな想いを抱く方に、宇野千代さんの言葉がきっと寄り添ってくれるはずです。 <宇野千代さんについて> 宇野千代さん(1897–1996)は、山口県岩国市生まれの小説家・随筆家。1921年に文壇デビュー後、恋愛や美意識を貫いた生き方で多彩な創作活動を展開しました。日本初の女性ファッション誌を創刊し、きものデザイナーとしても活躍。晩年も執筆を続け、85歳で新聞連載を開始するなど、生涯現役を貫きました。1996年、98歳でその生涯を静かに閉じました。
-
ワセダ三畳青春記(集英社文庫) 高野秀行
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) 8版 2007/3/25発行 高野秀行さんの『ワセダ三畳青春記』は、早稲田大学の学生寮「野々村荘」で過ごした青春の日々を描いたノンフィクションです。 ユニークでちょっと破天荒な仲間たちとの生活は、笑いながら読めて、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。 この本は「自分らしく自由に生きることの素晴らしさ」や「帰る場所がある安心感」をそっと教えてくれる作品です。 肩の力を抜いて楽しめるので、忙しい毎日にちょっとした癒しを探している方にぴったりですよ。
-
【非常に良い・3版】『第二の性 LE DEUXIEME SEXE』シモーヌ・ド・ボーヴォワール|駿河台出版|古本
¥1,800
『第二の性』シモーヌ・ド・ボーヴォワール|駿河台出版|フランス語原書序文抜粋|古本・非常に良い 3版 2002/4/1発行 装丁:単行本(55ページ) ※本書は教本です。フランス語原文で構成されており、日本語訳文は掲載されておりません(巻末に訳注あり)。全文ではなく、序文のみの抜粋収録となっております。 書店で出会うことが少ない、少し特別な一冊があります。 シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』──本書はその原書フランス語による序文を抜粋した、希少なテキストです。 後半には日本語による注解が添えられ、学術的でありながらも、ひとつの読み物として静かに心を揺さぶってくれます。 「人は女に生まれるのではなく、女になるのだ」 その有名な言葉を、彼女自身の言葉でたどる体験は、翻訳を通してでは得られない確かな響きを持っています。 私自身、この薄い青い本を手にしたとき、時代も国も越えて「自由とは何か」という問いに向き合うきっかけをもらいました。 専門的な興味をお持ちの方にも、また自分の価値観を深めたい方にも。もし今、この本に惹かれる気持ちが芽生えたなら──その直感を大切にして、そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。外装・本文ともにきれいな状態です。 スマートレター(送料無料)にて発送いたします。追跡はございませんが、丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。
-
【良好・初版】『あたしの一生 猫のダルシーの物語』ディー・レディー/江國香織訳|飛鳥新社|古本
¥860
『あたしの一生 猫のダルシーの物語』ディー・レディー|江國香織訳|飛鳥新社|古本・初版・帯付|ISBN9784870314276 ≪初版≫ 2000/7/19発行 大切な存在と共に過ごした時間を思い出すとき、胸の奥があたたかく、そして少し切なくなることはありませんか。 『あたしの一生 猫のダルシーの物語』は、17年を生きた猫ダルシーが語る、ひとつの命の物語です。飼い主とのやわらかな日々、愛おしい時間、やがて訪れる別れ。そのすべてが、江國香織さんの瑞々しい訳を通して静かに伝わってきます。 私がこの本を手にしたとき、ページをめくるごとに、かつて共に暮らした猫の記憶がそっと蘇りました。命と向き合うことは、悲しみではなく、愛を知ることでもあるのだと気づかされます。 大切な存在を想う方へ。心をやさしくほどきたいとき、この物語はきっと寄り添ってくれるでしょう。 もし今、この本の声があなたの中に響いたなら──どうぞ静かに、ページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。帯付き。背表紙にヤケがありますが、本文はきれいで問題なくお読みいただけます。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
【並・改版13版】『千羽鶴』川端康成|角川文庫|日本文学・純愛小説|古本
¥660
『千羽鶴』川端康成|茶道と愛の純文学|角川文庫|古本・並・改版13版 ≪改版13版≫ 1976/5/30 発行 「美しいものは、時に人を切なくさせる」──そんな思いを抱いたのは、川端康成『千羽鶴』を読み終えたときでした。 茶道の世界を背景に、父の愛人だった女性と、その娘に心を揺らす主人公・菊治。 愛したい気持ちと、求めることで誰かを傷つけてしまうもどかしさが、静かに描かれています。 今回お届けするのは、1976年発行・改版13版の角川文庫。 天に経年のヤケがありますが、本文はおおむねきれいで、読書には問題ありません。新品では味わえない、時を経た紙の手触りが、この物語の余韻をいっそう深めてくれるでしょう。 人の心の弱さややさしさに、そっと触れてみませんか。 ※並の状態です。天に経年のヤケがありますが、本文は通読に問題ありません。 ※改版13版(1976年5月30日発行)。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
離れがたき二人(早川書房) シモーヌ・ド・ボーヴォワール/関口涼子訳
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2021/7/15発行 ソフトカバー シモーヌ・ド・ボーヴォワール は、フランスの哲学者、作家、批評家、フェミニスト理論家・活動家。20世紀西欧の女性解放思想の草分けとされる『第二の性』執筆 ***** 20世紀初頭のパリ。 少女シルヴィーは、厳格な家庭で育ちながらも自分らしく自由を求めて生きる、ある少女と出会います。 たがいに強く惹かれ合う二人の友愛は、永遠に続くはずだったのです。 1954年に執筆されるも、発表されることのなかった幻の小説。 ***** ボーヴォワールがボーヴォワールになる までを描いている自伝的小説。 ボーヴォワールが書 いている他の本と筆致が違って、 少女同士の友愛 が、丁寧に、初々しく描かれていて、とってもいい のです。 原稿を読んだサルトルが出版しない方がいいと言っ て生前は発表されませんでした。 『第二の性 LE DEUXIEME SEXE』(駿河台出版) ※カテゴリー>海外文学>単行本 原書Le Deuxième Sexeの 序文のみを抜粋した書籍となり、 全文は掲載されておりません。 教科書ではありますが、特に問題の記載は無く 読み物としてお楽しみにいただけます。 日本語訳はありませんが、巻末に 難しい単語、表現に関する日本語訳あり
-
【再入荷】大人のための残酷童話(新潮文庫) 倉橋由美子
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 7版 1999/3/25発行 経年によるヤケあり 読むには全く問題ありません 世界中の名作童話を縦横無尽にアレンジしており、物語の背後に潜む人間の邪悪な意思や淫猥な欲望を露骨に焙り出しています。 童話の最後に【教訓】が書かれています。 例えば、最初の「人魚の涙」だと、 「教訓:人は下半身には恋しないものです」 子供では理解できない毒が混じっています。 挿絵と教訓が残酷さを語っている大人のグリム童話になっています。 ぜひ、一読ください。 『目次』 人魚の涙 一寸法師の恋 白雪姫 世界の果ての泉 血で染めたドレス 鏡を見た王女 子供たちが豚殺しを真似した話 虫になったザムザの話 名人伝補遺 盧生の夢 養老の滝 新浦島 猿蟹戦争 かぐや姫 三つの指輪 ゴルゴーンの首 故郷 パンドーラーの壺 ある恋の物語 鬼女の島 天国へ行った男の子 安達ケ原の鬼 異説かちかち山 飯食わぬ女異聞 魔法の豆の木 人は何によって生きるのか 童話の最後に【教訓】が書かれている。 例えば、最初の「人魚の涙」だと、 「教訓:人は下半身には恋しないものです」 挿絵と教訓が残酷さを語っているグリム童話です!
-
【良好・初版】『記憶の中の一番美しいもの』カレル・ファン・ローン|血より深い家族の物語|講談社・ハードカバー|古本
¥800
『記憶の中の一番美しいもの』カレル・ファン・ローン|家族の愛と葛藤を描く物語|講談社 「家族って、血のつながりだけで決まるの?」 そんな問いに、静かに答えてくれる物語です。 『記憶の中の一番美しいもの』は、妻を亡くした父アーミンと、息子ボウとの関係を描いた世界的ベストセラー。 ボウは本当に自分の子なのか──血縁への疑念と、それでもあふれる愛情。 親子のきずなをめぐる葛藤が、繊細な筆致で綴られています。 私がこの本を選んだのは、「誰かを深く愛する」ことのかたちが、必ずしも一つではないと教えてくれたから。 読後には、そっと胸にぬくもりが残ります。 血のつながりよりも、大切なものがあると感じている方へ。 静かに心を揺さぶられる一冊です。どうぞ、ゆっくりとページをめくってみてくださいね。 ※【良好】状態(表紙にスレあり/本文はきれいです) 講談社・2002年初版・ハードカバー クリーニングの上、丁寧に梱包してお届けいたします。 親子のきずなについて、少し立ち止まって考えてみたくなったら── この物語が、きっと静かに寄り添ってくれますよ。
-
【並/創元SF文庫27・16版】『地底旅行/海底二万里』ジュール・ヴェルヌ|東京創元社|SF冒険・名作|古本2冊セット
¥1,000
『地底旅行/海底二万里』ジュール・ヴェルヌ|SF名作冒険|創元SF文庫|2冊セット・並 ●『地底旅行』(創元SF文庫)ジュール・ヴェルヌ/窪田般弥訳 並|27版|1994/1/10発行|ISBN4488606024 ●『海底二万里』(創元SF文庫) ジュール・ヴェルヌ/荒川浩充訳 並|16版|1994/10/21発行|ISBN4488517048 ▶未知の世界を旅するような読書体験を、ふたつ分お届けします。 どちらも「時を超えて心に残る本」──そんなセットになりました。 少し退屈な夜でも、ページをめくれば不思議な冒険が始まる── ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』と『海底二万里』を組み合わせたこの二冊は、未知の世界へ心を連れていってくれる贈り物のような本です。 『地底旅行』では、地球の中心を目指す旅の中で見える未知の鉱山、生き物、重力の変化…心臓が少し早くなるような緊張と発見があります。 『海底二万里』では、ネモ船長とノーチラス号が海の深みを翔ける旅。暗く静かな海底に光る生物たち、海流の音、そして海底の神秘が想像力をくすぐります。 わたしがこのセットを仕入れたのは、「冒険=遠くへ飛ぶことではなく、心を震わせる未知と向き合うことだ」と改めて感じたから。 夜、静かな空間でこれらを読むと、自分がこの地底や海底を旅しているような錯覚がして、日常の些細なことが少しだけ鮮やかに思えてくるのです。 読後には、「まだ知らない世界がある」という好奇心と、自分の小さな冒険でもいいから、未知を恐れずに歩いていきたいと思えるような余韻が残ります。 最近、心が同じルーティンに疲れを感じている方へ。静かな冒険がほしい方へ。 もし今、あなたの心に“遠い場所への扉”が見えるなら──そっとこの本を棚から手に取ってみてくださいね。 ※状態は「並」です。カバー・本文に多少の使用感が見られますが、破れや書き込みはなく読みやすい状態です。 2冊とも創元SF文庫で発行されており、27版/16版とやや古めですが、それゆえの風合いが漂っています。 丁寧に梱包し、クリックポスト等でお届けいたします。 <ジュール・ヴェルヌについて> ジュール・ヴェルヌ(1828-1905)はフランスの作家で、科学冒険小説の先駆者。法律を学ぶも文学に転向し、『海底二万里』『八十日間世界一周』などを執筆。未来を予見するような作品でSFに影響を与え、生涯執筆を続けた。
-
【非常に良い・2版】『無人島のふたり』山本文緒|新潮社|日記・エッセイ|古本
¥1,180
『無人島のふたり』山本文緒|余命を綴る日記と夫婦の時間|新潮社|古本 2版 2022/11/5 発行 ISBN9784103080138 「もし人生の終わりが近づいたら、あなたは誰と、どんな時間を過ごしたいですか。」 ──そんな問いを胸に残すのが、山本文緒さんの『無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―』です。 余命を告げられた日から最期までを綴った日記には、病と向き合う痛みだけでなく、夫と二人で過ごす小さな日常の温もりや、感謝のまなざしが記されています。 私自身、この本を開きながら、何気ない日常の尊さに改めて気づかされ、胸が熱くなりました。 人生を見つめ直したいときや、今を丁寧に生きたいと願うときに寄り添ってくれる一冊です。 もし今、この言葉が少しでも響いたなら──そっとページをひらいてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいです。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <山本文緒さんについて> 山本文緒さんは1962年、横浜市生まれ。神奈川大学卒業後、証券会社に勤め、1987年に『プレミアム・プールの日々』でデビュー。少女小説から一般文芸へと転身し、1999年『恋愛中毒』で吉川英治文学新人賞、2001年に『プラナリア』で直木賞を受賞しました。日本を代表する作家として、多くの作品を生み出しました。2021年、58歳で逝去。
-
【非常に良い】『赤と青とエスキース』青山美智子|PHP研究所|ソフトカバー・文芸小説|古本
¥1,190
『赤と青とエスキース』青山美智子のやさしい物語|PHP研究所|古本・文芸書 青山美智子・著/PHP研究所/2022年3月1日 第1版第6刷/ISBN9784569850641/ソフトカバー 「あのとき言えなかった気持ちが、今も胸の奥でくすぶっている」 そんなあなたに、そっと寄り添ってくれる物語です。 舞台は、オーストラリアの小さな画材店と、東京の喫茶店。 遠く離れたふたりの人生が、“色”を通じて少しずつ重なり合っていきます。 何気ない会話や場面の中に、人生の伏線のような言葉が静かに散りばめられていて── 私は読みながら、あたたかくなったり、ふいに涙ぐんだり、心の奥の柔らかい部分に触れられるような時間を過ごしました。 過去を悔やんでいる人。 伝えそびれた想いを抱えたまま、時が流れてしまった人。 そんな方に、この本はきっと「大丈夫だよ」と静かに声をかけてくれるはずです。 もし今、あなたの中にも“描きかけの想い”があるなら── どうかこの一冊と一緒に、続きを描いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です(ソフトカバー・本文ともに目立つ傷みなし) 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
【絶版・旧装丁】大江健三郎『万延元年のフットボール』|講談社文庫|古本
¥1,860
【絶版・旧装丁】大江健三郎『万延元年のフットボール』|講談社文庫|古本 大江健三郎・著/講談社文庫(旧装丁)/1980年第9刷 静かに胸を打つ、重厚な文学の世界を体験してください。 ノーベル文学賞作家・大江健三郎の代表作ともいえる本書は、日本の近代と個人の内面を重ね合わせた、深く、鋭く、そしてどこか人肌のあたたかさを感じさせる物語です。 現在は絶版となった講談社文庫旧装丁の『万延元年のフットボール』。 装丁の印象深さもさることながら、手に取ったときの重みが、どこか静かな力を宿しています。 状態のよい個体はなかなか見かけなくなってきました。 心を込めて丁寧に梱包し、お届けいたします。 読み終えたあと、ふと物思いにふけりたくなるような、そんな一冊であり、読み手によって受け取り方が変わる、まさに「人間を読む一冊」なんです。 人生の節目や、心の深いところにそっと触れるような読書体験をお探しの方に、静かにおすすめいたします。
-
【非常に良い】『悩みがスーッと消えていく ポケット禅語』武山廣道 監修|河出書房新社|文庫サイズ|古本
¥400
『悩みがスーッと消えていく ポケット禅語』|河出書房新社|古本・文庫サイズ 武山廣道 監修/河出書房新社/2023年5月30日 初版発行/ISBN9784309292953 「もうちょっと、心を軽くしたいな…」 そんなふうに感じたときに、そっと開いてほしい一冊です。 本書にあるのは、禅の短い言葉たち。 たとえば──「日々是好日(ひびこれこうじつ)」「知足(ちそく)」「放下着(ほうげじゃく)」。 それぞれに、やさしい現代語訳と解説が添えられていて、忙しない日常の中でも、ふっと自分を取り戻せるような“間”を与えてくれます。 私がこの本を選んだのは、悩みを消そうとするのではなく、「悩んでいる自分も、まるごと受け止めていいんだよ」と、そっと教えてくれるように感じたから。 疲れているのに、立ち止まるのがこわい方へ。 もし今、心がどこか曇っていると感じたら── この本が、あなたの中にやさしい風を通してくれるかもしれません。 ポケットにそっと入れて、気になる言葉から読んでみてくださいね。 ※非常に良い状態のお品です(カバー・本文ともにきれいです)。 文庫サイズで軽く持ち運びしやすく、贈りものにもおすすめです。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。
-
【非常に良い】『山頭火句集』種田山頭火|ちくま文庫|自由律俳句|古本
¥820
『山頭火句集』自由律俳句の名句を収録|ちくま文庫|古本・文庫サイズ 種田山頭火・著/ちくま文庫/2022年8月5日 第31刷/ISBN9784480029409 「なにも起きない一日にも、忘れがたい風景がある」 そんなことを思い出させてくれるのが、山頭火の句です。 季語や定型に縛られない、自由律俳句。 行乞の旅をつづけた彼が見つめたのは、雨の音や、ただ流れる水、ひとりで飲むお酒…。 派手な言葉はひとつもないのに、読んでいると、心の奥にふわっと風が吹くような感覚があります。 私がこの本を選んだのは、どんなにうまく言葉にできない気持ちも、「それでいいよ」と受け止めてくれる句がたくさんあったから。 気持ちが少しざわざわしている日。頑張れない朝。言葉が響かない夜。 そんなとき、この句集は、無理に励まさず、ただ静かに隣にいてくれるような存在です。 どうぞ、気になる一句から、そっと読んでみてくださいね。 ※非常に良い状態のお品です(カバー・本文ともにきれいです)。 文庫サイズで持ち運びにも便利。心を込めて丁寧に梱包し、お届けいたします
-
【非常に良い】『イソップ寓話集』イソップ/中務哲郎訳|岩波文庫|古典寓話の宝石箱|古本
¥690
『イソップ寓話集』岩波文庫 中務哲郎訳|心に残る古典寓話|古本・文庫 イソップ・著/中務哲郎・訳/岩波文庫/2023年5月8日 第33版/ISBN9784003210314 「いい話だけが、心に残るわけじゃない」 でも、時に痛いほど正直な話が、自分をふと立ち止まらせてくれることがあります。 〈北風と太陽〉〈ウサギとカメ〉──あまりにも有名な寓話たち。 けれどこの岩波文庫版では、イソップが本当に伝えたかった素朴で厳しい「人間の真実」が、あらためてくっきりと浮かび上がってきます。 私がこの本を選んだのは、短い言葉の中に、今を生きる私たちへのヒントが詰まっているから。 どのお話もすぐ読めるのに、なぜかあとから心に残る…。 そんな小さな“問い”がつまった、宝石箱のような一冊です。 最近、何かに迷ったり、人づきあいに疲れてしまったりしていませんか? もし、少しでも気持ちを整えたい日があるなら── この本が、あなたの中のやさしさと強さを、そっと思い出させてくれるかもしれません。 ※非常に良い状態の古本です(カバー・本文ともに美品)。 持ち運びやすい文庫サイズ。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
【非常に良い・帯あり・旧訳】『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル|みすず書房|ハードカバー|古本
¥50
SOLD OUT
『夜と霧』旧訳・霜山徳爾訳|ヴィクトール・フランクル|みすず書房・古本 ヴィクトール・E・フランクル 著/霜山徳爾 訳/みすず書房/1994年12月20日 第18版/ISBN4622006014/ハードカバー・帯付き(旧訳版) 「もうダメかもしれない」── そう思ってしまう瞬間が、誰の人生にもあるのだと思います。 この本は、ナチスの強制収容所という極限の地で、すべてを奪われながらも“生きる意味”を探し続けた一人の精神科医による、静かで強い記録です。 けっしてドラマチックではありません。 ただ、凍えるような現実の中で、それでも「誰かを想うこと」「小さな美しさに気づくこと」──その一瞬が、人を人のままでいさせる。 そんなことを、深く思い出させてくれます。 私がこの本を選んだのは、苦しみから目をそらさず、それでも希望を見つけようとする姿があるから。 つらさの中にいる方へ。 自分を責めてしまいそうな日々を過ごしている方へ。 もし今、あなたの中に言葉にならない痛みがあるのなら── この本がそっと寄り添ってくれるかもしれません。 ゆっくりと、ひとつの言葉に出会いにきてください。 ▶本書は霜山徳爾による「旧訳版」です(ドイツ語原書からの直接翻訳)。 新訳(池田香代子訳)とは異なり、フランクルの原文に忠実な重みと静けさをたたえた訳文です。 ※非常に良い状態のお品です(ハードカバー・帯あり)。 経年を考慮しても状態良好で、本文に書き込み等は見られません。 大切に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
【非常に良い】『山頭火随筆集』種田山頭火|講談社文芸文庫|心にしみる旅と日々の記録|古本
¥730
『山頭火随筆集』講談社文芸文庫|日常に寄り添う言葉たち|古本・文庫サイズ 種田山頭火・著/講談社文芸文庫/2022年5月19日 第17版/ISBN9784061983021 「なんでもない日が、ふと愛おしくなる」──そんな言葉が似合う随筆集です。 旅をしながら、風の音や空の色、湯豆腐の温かさにまで心をとどめる山頭火。 行き場のない孤独を抱えながらも、人のぬくもりや自然のうつろいにふれる日々が、やわらかな言葉で綴られています。 私がこの本を選んだのは、「うまく生きられない自分でも、ここにいていい」と思わせてくれるから。 書かれているのは小さな出来事ばかり。でもその“小ささ”が、心にしみてくるのです。 日々の喧騒に疲れている方、なんとなく心がざわついている方へ。 そっと湯気が立つような言葉たちが、あなたの一日にやさしく寄り添ってくれるかもしれません。 無理に読み進めなくても大丈夫。気になるところから、どうぞご自由に開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です(カバー・本文ともに美品)。 講談社文芸文庫らしい上品な装丁。大切に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
【非常に良い・初版・帯あり】『流れる島と海の怪物』田中慎弥|集英社|短編集・ハードカバー|古本
¥1,460
『流れる島と海の怪物』田中慎弥 初版・帯付き|集英社|短編集・古本 田中慎弥・著/集英社/2023年6月30日 初版発行/ISBN9784087718379/ハードカバー・帯付き・ビニールカバー 「心の中に、ふいに湧いてしまう黒い感情──それを、なかったことにしていませんか?」 田中慎弥さんが描くのは、暴力や違和感、孤独や焦燥を抱えた人々。 どこか現実離れした不穏な世界で、それでも必死に自分を保ち、生き抜こうとする姿があります。 読み進めるほどに、胸の奥がざわつくのに、なぜか目が離せない。 そんな不思議な読書体験が待っています。 私がこの本を選んだのは、“正しさ”では救われない瞬間が、誰にでもあると知っているから。 この短編集は、見たくなかった感情を見せてくれる。 でも、だからこそ、読み終えたときにどこか呼吸が深くなるのです。 もし今、言葉にできない気持ちを抱えている方がいたら── この本が、その奥の奥に静かに手を伸ばしてくれるかもしれません。 怖がらず、ゆっくりとページを開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です(初版・帯付き・ビニールカバーで丁寧に保管されています)。 ハードカバーならではの重みと存在感。 一冊の本が持つ「物質としての強さ」も、ぜひお手元で感じていただけたらと思います。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします