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密告 (作品社) ピエール・アスリーヌ/白井成雄訳
¥1,680
【良好】初版2000/9/30|密告|アスリーヌ|作品社|文学|古本 人は、過去の出来事を「終わったこと」にできるのでしょうか。 『密告』は、ふと見つかった一通の手紙から、ナチ占領下のパリに沈んでいた沈黙がほどけていく物語です。 誰かを裁く言葉は簡単なのに、赦すことはこんなにも難しい――その揺れが静かに胸に残るんですよね。 帯にある「私は、あの女を許すべきなのだろうか?」の一行に足が止まり、柚香の森の棚に迎えました。 こちらは帯あり、ビニールカバー付き。多少のスレはありますが、本文はとてもきれいで無臭に近い良好品です。もし今、誰かを責めたくなる夜があるなら、そっとページをめくってみてくださいね。 ※帯あり、ビニールカバー付き。多少のスレはありますが、本文はとてもきれいで全体として良好です。無臭に近い)
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クラカチット (楡出版) カレル・チャペック/田才益夫訳
¥1,280
【良好】初版1992/6/25|クラカチット|チャペック|楡出版|古本 大きな力を手にしたとき、人はどこまで「正しいまま」でいられるのでしょう。 チャペックの『クラカチット』は、発明がもたらす熱と光が、いつの間にか不安の影を伸ばしていく物語です。 派手な結末で煽るのではなく、静かに、しかし確実に胸の奥を揺らしてきます。 読み終えると、世界を変えるのは力そのものではなく、それを扱う心なのだと気づかされるんですよね。 こちらは帯なし、表紙にスレが少しありますが、本文はきれいで全体として良好です。もし今、情報の強さに疲れているなら、古典SFの静かな警鐘に耳を澄ませてみませんか。 ※帯なし。表紙にスレ少ありますが、本文はきれいで通読に問題ありません。(紙のにおいはあるが強くなく無臭に近い)
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市井にありて 感想集(岩波書店)島崎藤村
¥1,650
【並】初版1930/10/20|市井にありて 感想集|島崎藤村|岩波書店|古書 気持ちがせわしなくて、言葉がうまく追いつかない日ってありますよね。 『市井にありて』は、島崎藤村が“市井に生きる人”の手触りを、静かに見つめ直す感想集です。 批評というより、暮らしの中に落ちている言葉をそっと拾い上げる読書なんですよね。 今回は経年のヤケやシミ、表紙の破れ・スレ、蔵書印があります。 けれど、古書特有の紙のにおいはあるものの強い臭いはなく、読む時間を邪魔しません。 忙しさで心が乾き気味の方へ。 大きな答えじゃなくていいので、呼吸を整えるようにページをめくってみませんか。
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人形(創元推理文庫)ダフネ・デュ・モーリア/務台夏子訳
¥860
【非常に良い・初版】『人形』ダフネ・デュ・モーリア|心理短編集・女性作家|創元推理文庫|古本・初版・非常に良い|ISBN9784488206055 ≪初版≫ 2017/1/13発行 ふと、日常の静けさの裏に「なにか」が潜んでいる気がして、ぞくっとする夜があります。 ダフネ・デュ・モーリアの短編集『人形』は、そんな感覚にそっと寄り添ってくれる一冊です。 『レベッカ』『鳥』で知られる彼女が、若き日に書いた14の物語。 なかでも表題作「人形」は、美しさと狂気の境をたゆたうような、忘れがたい一編でした。 ほかの作品もまた、日常の風景が少しずつゆがみ、心の奥にある静かな不安をそっと揺さぶります。 私がこの本を仕入れたのは、「こわいのに、どこか美しい」と感じたからでした。 怖さを楽しむというより、人の心の影を見つめるための物語なのだと思います。 夜にひとりでページをめくりたくなる方へ。 静かに、でも確かに心を揺らす読書体験を、どうぞ味わってみてくださいね。 この物語に描かれているのは、怖さそのものではなく、 「私たち自身の中にある、目を背けたくなる何か」かもしれません。 だからこそ、怖いけれど、読んでよかったと思えるのだと思います。 気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの小さな本との出会いを大切にしてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーには目立った傷みもなく、本文もきれいです。 折れ・書き込み・汚れは見られません。 夜の静かな読書時間に、安心してお迎えいただけますように。 <ダフネ・デュ・モーリア> 1907年ロンドン生まれ。祖父が高名な作家で画家、父が舞台俳優兼演出家、母が舞台女優という芸術家一家の三人姉妹の次女として生まれる。1931年作家デビュー、1938年の『レベッカ』が世界的なベストセラーとなった。コーンウォールの荒々しい自然を愛し、夫との間に三人の子供をもうけた。1989年没。
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ぬうべる とらじっく(現代思潮社) マルキ・ド・サド/澁澤龍彦訳
¥970
【初版・普及版】『ぬうべる とらじっく』マルキ・ド・サド/澁澤龍彦訳|現代思潮社|フランス文学・思想小説|古書 人の心の奥底には、光と同じだけの影がある──。 『ぬうべる とらじっく』は、マルキ・ド・サドの思想と幻想を、澁澤龍彦が研ぎ澄まされた日本語で訳した異色の一冊です。 残酷さや快楽の裏に、自由を求める精神が息づいており、読むたびに「人間とは何か」という問いが静かに立ち上がります。 この古書を手にしたとき、経年の紙の香りとともに、時代が封じた“禁じられた思考”が確かにそこに生きているのを感じました。 もし今、善と悪の境界をもう一度見つめたいと思うなら──このページをそっと開いてみてくださいね。 ※1959年発行・初版普及版。全体に経年ヤケあり、表紙裏に破れがあります。本文はしっかりしており、通読に問題ありません。 時代を超えて読み継がれてきた思想文学の古書として、丁寧に梱包し心を込めてお届けします。
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ドクトル・ジバゴ 第一部(時事通信社) パステルナーク/原子林二郎訳
¥1,270
【第6版・函・帯・ビニールカバー付】『ドクトル・ジバゴ 第一部』パステルナーク/原子林二郎訳|時事通信社|ロシア文学・愛と自由の物語|古書 1959/2/25発行 戦争と革命の荒波の中でも、人は愛を求め、生き抜こうとするものですね。 パステルナークの『ドクトル・ジバゴ 第一部』は、激動のロシアを舞台に、詩人であり医師でもある男の魂の軌跡を描いた不朽の名作です。 愛と信仰、理想と現実──そのはざまで揺れながらも、人間の尊厳を守ろうとする姿が胸に響きます。 この古書を手にしたとき、少し焼けた紙の香りに、当時の息づかいがまだ残っているように感じました。函・帯・ビニールカバーが揃った、丁寧に保たれた一冊です。 この作品をより深く味わうために、パステルナークの原作をめぐる知られざる実話を描いた『あの本は読まれているか』(ラーラ・プレスコット/東京創元社)も、ぜひ併せて読んでみてください。→ 海外文学>単行本 時代に翻弄されながらも“言葉を信じる力”が、きっと心に灯をともしてくれます。 ※1959年発行・第6版。函・帯付き。経年によるヤケ・シミあり。本文はきれいで通読に問題ありません。ビニールカバー付きの保存良好な古書です。 ◆現在のところ「第二部」の入荷予定は無しですが、入荷しましたらご案内いたします。
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ピンチランナー調書(新潮社) 大江健三郎
¥1,160
【初版・良好】『ピンチランナー調書』大江健三郎|新潮社|現代文学・父と息子の物語|古本 1976/10/20発行 「生きること」は、思い通りにならないからこそ、美しいのかもしれません。 大江健三郎の『ピンチランナー調書』は、障がいをもつ息子とともに生きる父親の苦悩と再生を描いた作品。 現実と幻想が交錯する文体の中に、他者を理解しようともがく人間の真摯な姿が浮かび上がります。 この本を開くたびに、絶望の奥にかすかな希望の灯りを見つける感覚があります。大江文学らしい重厚さと優しさが、心に静かに沁みてくるのです。 自分の弱さに向き合いたい方へ、そして「家族」を考えるすべての方へ。 もし今、言葉にできない思いを抱えているなら──この一冊を手に取ってみてくださいね。 あわせて『私という小説家の作り方』『万延元年のフットボール』『「雨の木」を聴く女たち』『個人的な体験』など、柚香の森の棚に並ぶ大江作品も、ぜひ一緒に読んでみてください。 ※1976年初版。経年による軽いヤケがありますが、本文は良好で通読に問題ありません。
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あかんたれ ー土性っ骨ー (文藝春秋)花登筐
¥1,540
【並昭和9版・ビニールカバー付】『あかんたれ ー土性っ骨ー』花登筐|昭和人情と根性の物語|古書 9版 1977/9/20発行 天・小口・地ヤケあり、帯半分破損、ビニールカバー、本文良好 「弱い自分に、腹が立つことがある」──そんな夜、誰にでもありますよね。 花登筐(はなと こばこ)さんの『あかんたれ ー土性っ骨ー』は、昭和の大阪を舞台に、不器用ながらもまっすぐに生きようとする人々の姿を描いた人情物語です。 見栄も張るし、意地もある。それでも根の底には、誰かを思うあたたかさが流れていて、読み終えたあとには小さな勇気が胸に残ります。 この本を手に取ったとき、少し古びた紙の手触りに、人の情けや“土性っ骨(どしょうっこつ)”が確かに息づいているのを感じました。 1977年発行の第9版。天や小口にはヤケ、帯には破れがありますが、ビニールカバーが当時のまま残る貴重な一冊です。 本を開けば、昭和の笑い声と下町のぬくもりがふっとよみがえります。 優しさは、強さでもある──そんな当たり前のことを、静かに思い出させてくれる物語です。 もし今、人生に迷いや弱さを感じているなら、この一冊をそっと手に取ってみてくださいね。 ※1977年9版発行。天・小口・地に経年ヤケがあり、帯は半分破れていますが、本文は良好で通読に問題はありません。ビニールカバー付きです。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けします。
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アンクル・トムの小屋(上下巻)(旺文社文庫)ストウ夫人/大橋吉之輔訳
¥1,610
【良好・1985年重版・希少】『アンクル・トムの小屋(上下)』ストウ夫人|旺文社文庫|希少・良好古本|奴隷制度と希望|9784010620323 どうしても変えられない現実がある──それでも、人は「誠実であること」を選べるのだと、そっと教えてくれる物語があります。 黒人奴隷制度の時代、優しさと信じる心を貫いたトムの生き方は、読む人の胸に深く静かに届きます。ハリエット・ストウ夫人のこの作品は、アメリカの歴史を動かしたとも言われる一冊です。 1985年重版の《旺文社文庫版》は現在ではあまり市場に出回っておらず、上下巻揃って良好な状態でのご案内は希少です。紙にはうっすらと時の色が滲み、長い年月を経てなお、物語は凛と息づいています。 「人のやさしさを信じたい」と感じるとき、この本が静かに寄り添ってくれるかもしれません。 もし今、心に小さな灯がともったなら──そっと開いてみてくださいね。 こうして時を経て手元に届いた一冊が、誰かの心の中で新しい物語として息づいていく── 古本ならではの、静かな奇跡のような出会いになることを願っております。 ※経年によるヤケが表紙と本文にうっすらとありますが、全体として良好な状態です。 現在では入手困難な旺文社文庫版の上下巻そろい。大切にクリーニングし、丁寧に梱包してお届けいたします。
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伊藤野枝集(岩波文庫)森まゆみ編
¥1,240
【良好・初版】『伊藤野枝集』森まゆみ編|女性解放運動家の思想|岩波文庫|古本 2019/9/18 発行 ISBN9784003812815 「自分らしく生きたい」──その思いに、どこか胸が熱くなることはありませんか。 『伊藤野枝集』は、大正時代を駆け抜けた女性解放運動家・伊藤野枝の情熱と思想を集めた一冊です。17歳で故郷を飛び出し、『青鞜』に参加。社会の理不尽さや女性の生きづらさに、真っ向から立ち向かった野枝の言葉は、時代を超えてまっすぐに届いてきます。 私自身、この本を手にしたとき、「野枝さんの叫びは、今も生きている」と感じました。誰かに遠慮せず、弱さを抱えたままでも、自分の信じた道を選ぶ勇気──そのメッセージが心にそっと火を灯してくれます。 社会の中で息苦しさを覚えている方、自分の道を探している方へ。もし今、野枝の言葉が響くなら、どうぞページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバー・本文ともにきれいです。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <伊藤野枝さんについて> 伊藤野枝は、1895年に福岡で生まれた女性解放運動家であり、作家でもありました。14歳で上京し、後に『青鞜』に参加して、女性の自由を求めた活動を続けました。大杉栄と共に無政府主義を実践し、短い生涯を社会の変革に捧げました。1923年、関東大震災の混乱の中、命を奪われましたが、その足跡は今も残っています。
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新潮 臨時増刊号(新潮社)
¥2,100
【古書・1971年初版】『三島由紀夫読本』新潮社|1971年臨時増刊号|絶版|古書・状態付き あの日から時が経ってもなお、三島由紀夫という存在は心にざわめきを残します。 本書『三島由紀夫読本』は、1971年、彼の死の直後に刊行された臨時増刊号。 小説や評論だけでは見えてこない三島の横顔を、同時代の視点から切り取っています。 未発表作や評論、そして多くの資料を収めたこの一冊には、文学と時代の匂いが濃く刻まれています。 私自身、ページをめくりながら「作家を知ることは、その時代を生きた人々の思いを知ることなのだ」と感じました。過去を静かにたどることで、今の自分を見つめ直す時間にもなるのです。 三島文学に惹かれる方はもちろん、時代の息づかいに触れてみたい方へ。 もし今、この本が気になったなら──そっと手に取ってみてくださいね。 ※経年によるヤケ・スレがありますが、本文は通読に差し支えない状態です。古書の風合いをそのままに、丁寧に梱包してお届けします。 <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。
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才女の運命 有名な男たちの陰で(あむすく)インゲ・シュテファン/松永美穂訳
¥1,380
【良好・初版1995年】『才女の運命 有名な男たちの陰で』インゲ・シュテファン|女性史・伝記|初版1995|古本・良好|ISBN978490062117 ≪初版≫ 1995/7/27発行 「自分の努力が、誰かの影に隠れてしまった」と感じたことはありませんか。 この本には、歴史に名を刻んだ偉人の傍らで、声を奪われた女性たちの姿が描かれています。トルストイ、シューマン、ロダン、アインシュタイン、フィッツジェラルド――彼らの陰で、同じように輝きを秘めながらも忘れられた才女たちの物語です。 仕入れのとき「これは歴史に埋もれた声をすくい上げるような本だ」と感じました。読み終えたあとに残るのは、怒りよりも「彼女たちの想いを自分の中で生かしたい」という静かな願いです。 帯付き初版の一冊です。誰かの影に疲れたとき、自分の声を取り戻したいときに。もし今、胸に響くものがあれば、そっとページを開いてみてくださいね。 ※帯付き、表紙にヨレあり。経年による汚れ・キズはありますが、本文は概ね良好です。
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暗い引力(光文社)岩井圭也
¥760
【非常に良い・初版】『暗い引力』岩井圭也|加害者と被害者家族を描く赦しの物語|光文社|古本 ≪初版≫ 2023/12/30 発行 ISBN9784334101756 「人は、他人の罪とどう向き合えばいいのか」──そんな問いに胸が重くなることはありませんか。 岩井圭也さんの『暗い引力』は、殺人事件の加害者家族と被害者家族、ふたつの視点から描かれる物語です。 互いに拭えない痛みを抱えながらも、やがて彼らは“赦すこと”の難しさと可能性に向き合っていきます。 読んでいると、自分自身の過去や心の奥にある影までも静かに照らし出されるようで、私はページを閉じた後、深く息をつきました。 重いテーマでありながら、その奥には人を信じたいと願う光が確かに宿っています。 心がざわついているときや、立ち止まって自分を見つめ直したいときにおすすめしたい一冊です。 もし今、この物語が気になるなら──どうぞそっと手に取ってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文に目立つ傷みはなく、全体的にきれいです。
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第二の性 LE DEUXIEME SEXE(駿河台出版)シモーヌ・ド・ボーヴォワール
¥1,800
【非常に良い・3版】『第二の性』シモーヌ・ド・ボーヴォワール|駿河台出版|フランス語原書序文抜粋|古本・非常に良い 3版 2002/4/1発行 装丁:単行本(55ページ) ※本書は教本です。フランス語原文で構成されており、日本語訳文は掲載されておりません(巻末に訳注あり)。全文ではなく、序文のみの抜粋収録となっております。 書店で出会うことが少ない、少し特別な一冊があります。 シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』──本書はその原書フランス語による序文を抜粋した、希少なテキストです。 後半には日本語による注解が添えられ、学術的でありながらも、ひとつの読み物として静かに心を揺さぶってくれます。 「人は女に生まれるのではなく、女になるのだ」 その有名な言葉を、彼女自身の言葉でたどる体験は、翻訳を通してでは得られない確かな響きを持っています。 私自身、この薄い青い本を手にしたとき、時代も国も越えて「自由とは何か」という問いに向き合うきっかけをもらいました。 専門的な興味をお持ちの方にも、また自分の価値観を深めたい方にも。もし今、この本に惹かれる気持ちが芽生えたなら──その直感を大切にして、そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。外装・本文ともにきれいな状態です。 スマートレター(送料無料)にて発送いたします。追跡はございませんが、丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。
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文学論(上)(岩波文庫)夏目漱石
¥800
【非常に良い・5版】『文学論(上)』夏目漱石|文学評論・読書の本質|岩波文庫|古本・良好|9784003600146 ≪5版≫2016/11/25発行 「なぜ人は、物語に心を動かされるのだろう──」 そんな疑問を、ふと思ったことはありませんか? 夏目漱石の『文学論(上)』は、文学の正体を探る、静かな知の旅の一冊です。 感じることと考えること。 頭と心が交差する場所に、文学の本質がある──。漱石は、そんなふうに文学を見つめながら、ひとつひとつ丁寧に解きほぐしていきます。 私がこの本に惹かれたのは、読むたびに心の奥が静かに動くからでした。難しい言葉のなかに、ふと差し込む柔らかな光のような気づきがあります。 「なんとなく好きだった読書」を、もっと深く味わいたい方へ。 自分の感受性や思考に、そっと光を当ててみたい方へ。 もし今、あなたの中にもその思いがあるなら── ゆっくりと、ページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、書き込み・汚れ等はございません。 丁寧に梱包して発送いたします。静かな時間を大切にされるあなたへ、心を込めてお届けします。
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文豪ナビ 時代が後から追いかけた。そうか!早すぎたんだ/三島由紀夫は何を遺したか(2冊セット)
¥1,200
【非常に良い・初版】『文豪ナビ』『三島由紀夫は何を遺したか』2冊セット|文豪の思想と生き方|古本・初版・状態良好 ◆文豪ナビ 時代が後から追いかけた。そうか!早すぎたんだ(新潮文庫) ◆三島由紀夫は何を遺したか(きずな出版)桜井秀勲 時代を追い越してしまうほど、まっすぐに生きた人がいます。 その言葉は、誤解され、時に孤独の中に立ちながらも、確かに未来へ届いています。 『文豪ナビ 時代が後から追いかけた。そうか!早すぎたんだ』は、言葉に命をかけた文豪たちの軌跡を辿る案内書。 そして『三島由紀夫は何を遺したか』は、美と死の狭間で生きた三島由紀夫の思想と情熱を、現代に問いかける一冊です。 柚香の森がこの二冊を並べたのは、「生きづらさの中にも誇りを持つ」ことを教えてくれるから。 読み進めるほどに、時代や他者に惑わされず、“自分として生きる”ことの意味が見えてきます。 迷いの中で立ち止まっている方へ──。 もし今、この言葉たちが心に触れるなら、どうぞ静かにページを開いてみてください。 あなた自身の「生きる理由」が、そっと見つかるかもしれません。 言葉の奥にある“人の温度”を感じられる2冊です。 時代を越えてなお、まっすぐに響く声に、どうぞ耳を傾けてみてください。 ※2冊とも非常に良好な状態の古本です。カバー・帯ともに目立つ傷みはなく、本文もきれいに保たれています。 初版の貴重なセットとして、丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。
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日常的隣人(景文館書店)吉田知子
¥1,350
【非常に良い・初版2013年】『日常的隣人』吉田知子|短編集・人間関係のズレ|景文館書店|古本・非常に良い|ISBN9784907105013 ≪初版≫2013/10/10発行 ふとした瞬間に、自分の中に潜んでいた感情がふいに顔を出すこと、ありませんか。 『日常的隣人』は、そんな人間関係の微妙なズレや隙間を鋭く、そしてユーモラスに描いた短編集です。母娘や夫婦、隣人とのやりとりの中で、時折感じる違和感。それは時に滑稽で、怖ささえ感じるほどリアルですが、だからこそ「ああ、わかるな」と共感してしまうのです。 私もこの本を読んで、他人事ではないと強く感じました。登場人物たちが抱える小さな悩みや疑問が、自分の中にもあるような気がして、どこか温かく心が軽くなったのです。 もし、日常の中で自分と他人との距離に悩んでいる方がいれば、この本はそっと寄り添ってくれるはずです。どうぞ、あなたのペースでページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいで、通読に問題はありません。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <吉田知子さんについて> 吉田知子さん(1934年生まれ、静岡県浜松市出身)は、満州や樺太で幼少期を過ごし、戦後に帰国。記者や高校教諭を経て作家となり、1966年に文壇デビュー。1970年に「無明長夜」で芥川賞受賞後も多数の文学賞を受賞し、日常に潜む不条理を描く作風で独自の地位を築いています。
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千羽鶴(角川文庫)川端康成
¥660
【並・改版13版】『千羽鶴』川端康成|茶道と愛の純文学|角川文庫|古本・並・改版13版 ≪改版13版≫ 1976/5/30 発行 「美しいものは、時に人を切なくさせる」──そんな思いを抱いたのは、川端康成『千羽鶴』を読み終えたときでした。 茶道の世界を背景に、父の愛人だった女性と、その娘に心を揺らす主人公・菊治。 愛したい気持ちと、求めることで誰かを傷つけてしまうもどかしさが、静かに描かれています。 今回お届けするのは、1976年発行・改版13版の角川文庫。 天に経年のヤケがありますが、本文はおおむねきれいで、読書には問題ありません。新品では味わえない、時を経た紙の手触りが、この物語の余韻をいっそう深めてくれるでしょう。 人の心の弱さややさしさに、そっと触れてみませんか。 ※並の状態です。天に経年のヤケがありますが、本文は通読に問題ありません。 ※改版13版(1976年5月30日発行)。
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万延元年のフットボール(講談社文庫)大江健三郎
¥1,860
【絶版・旧装丁】大江健三郎『万延元年のフットボール』|講談社文庫|古本 大江健三郎・著/講談社文庫(旧装丁)/1980年第9刷 静かに胸を打つ、重厚な文学の世界を体験してください。 ノーベル文学賞作家・大江健三郎の代表作ともいえる本書は、日本の近代と個人の内面を重ね合わせた、深く、鋭く、そしてどこか人肌のあたたかさを感じさせる物語です。 現在は絶版となった講談社文庫旧装丁の『万延元年のフットボール』。 装丁の印象深さもさることながら、手に取ったときの重みが、どこか静かな力を宿しています。 状態のよい個体はなかなか見かけなくなってきました。 心を込めて丁寧に梱包し、お届けいたします。 読み終えたあと、ふと物思いにふけりたくなるような、そんな一冊であり、読み手によって受け取り方が変わる、まさに「人間を読む一冊」なんです。 人生の節目や、心の深いところにそっと触れるような読書体験をお探しの方に、静かにおすすめいたします。
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イソップ寓話集(岩波文庫)イソップ/中務哲郎訳
¥690
【非常に良い】『イソップ寓話集』岩波文庫 中務哲郎訳|心に残る古典寓話|古本・文庫 イソップ・著/中務哲郎・訳/岩波文庫/2023年5月8日 第33版/ISBN9784003210314 「いい話だけが、心に残るわけじゃない」 でも、時に痛いほど正直な話が、自分をふと立ち止まらせてくれることがあります。 〈北風と太陽〉〈ウサギとカメ〉──あまりにも有名な寓話たち。 けれどこの岩波文庫版では、イソップが本当に伝えたかった素朴で厳しい「人間の真実」が、あらためてくっきりと浮かび上がってきます。 私がこの本を選んだのは、短い言葉の中に、今を生きる私たちへのヒントが詰まっているから。 どのお話もすぐ読めるのに、なぜかあとから心に残る…。 そんな小さな“問い”がつまった、宝石箱のような一冊です。 最近、何かに迷ったり、人づきあいに疲れてしまったりしていませんか? もし、少しでも気持ちを整えたい日があるなら── この本が、あなたの中のやさしさと強さを、そっと思い出させてくれるかもしれません。 ※非常に良い状態の古本です(カバー・本文ともに美品)。 持ち運びやすい文庫サイズ。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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夜と霧(みすず書房)ヴィクトール・E・フランクル/霜山徳爾 訳
¥50
SOLD OUT
【非常に良い・帯あり・旧訳】『夜と霧』旧訳・霜山徳爾訳|ヴィクトール・フランクル|みすず書房・古本 ヴィクトール・E・フランクル 著/霜山徳爾 訳/みすず書房/1994年12月20日 第18版/ISBN4622006014/ハードカバー・帯付き(旧訳版) 「もうダメかもしれない」── そう思ってしまう瞬間が、誰の人生にもあるのだと思います。 この本は、ナチスの強制収容所という極限の地で、すべてを奪われながらも“生きる意味”を探し続けた一人の精神科医による、静かで強い記録です。 けっしてドラマチックではありません。 ただ、凍えるような現実の中で、それでも「誰かを想うこと」「小さな美しさに気づくこと」──その一瞬が、人を人のままでいさせる。 そんなことを、深く思い出させてくれます。 私がこの本を選んだのは、苦しみから目をそらさず、それでも希望を見つけようとする姿があるから。 つらさの中にいる方へ。 自分を責めてしまいそうな日々を過ごしている方へ。 もし今、あなたの中に言葉にならない痛みがあるのなら── この本がそっと寄り添ってくれるかもしれません。 ゆっくりと、ひとつの言葉に出会いにきてください。 ▶本書は霜山徳爾による「旧訳版」です(ドイツ語原書からの直接翻訳)。 新訳(池田香代子訳)とは異なり、フランクルの原文に忠実な重みと静けさをたたえた訳文です。 ※非常に良い状態のお品です(ハードカバー・帯あり)。 経年を考慮しても状態良好で、本文に書き込み等は見られません。 大切に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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ペスト(新潮文庫)アルベール・カミュ/宮崎嶺雄訳
¥600
【非常に良い・帯あり】『ペスト』カミュ|宮崎嶺雄訳・現代に響く不朽の名作|新潮社文庫・古本 アルベール・カミュ・著/宮崎嶺雄・訳/新潮社/2020年4月25日 第90刷発行/ISBN9784102114032/帯付き 「変わってしまった日常に、どう気持ちを置けばいいのか分からない」 そんなときに、そっと手に取っていただきたい本です。 アルジェリアの港町・オランに突如現れたペスト。 封鎖された街で、人々は恐れ、疑い、時に祈りながら、それでも生きていこうとします。 コロナ禍の頃、世界中でこの本が再び読まれたのも、決して偶然ではないと思います。 私自身もあの混乱の中で読みました。 不安や孤独、そして、目に見えないものと向き合う苦しさ──あの感情が、ページの奥に静かに重なっていました。 それでも、誰かのために立ち上がる人がいる。 その姿に、胸の奥がじんと温かくなるのです。 最近、なんとなく息苦しさを感じている方へ。 「こんな世界で、どう生きればいいんだろう」と思う方に、そっと差し出したい一冊です。 もし今、あなたの心のどこかにこの本の影が重なるなら── そのタイミングを、どうぞ大切にしてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です(帯付き/カバー・本文ともに美品です)。 文庫サイズで携帯にも便利。大切に梱包して、心を込めてお届けいたします。
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あの本は読まれているか(東京創元社)ラーラ・プレスコット/吉澤康子訳
¥1,100
【良好】『あの本は読まれているか』冷戦×文学の実話小説|東京創元社|古本・良好 ラーラ・プレスコット・著/吉澤康子・訳/東京創元社/2020年8月7日 第3刷/ISBN9784488011024/ソフトカバー 「たった一冊の本が、世界を動かす── そんな物語が、本当にあったなんて。」 『あの本は読まれているか』は、冷戦時代のアメリカとソ連を舞台に、“言葉”の力をめぐる実話をもとにした小説です。 物語の中心にあるのは、かの有名な『ドクトル・ジバゴ』。 映画にもなったこの愛の物語が、実は冷戦下のプロパガンダとして秘密裏に利用されていた──そんな衝撃の背景が描かれます。 自由を求める作家たち、真実を届けようと奔走した女性たちの姿。 本を信じる気持ちと、命がけで言葉を守ろうとする人々の姿が、静かに、でも力強く胸に残ります。 本の力を信じたい方、歴史の裏側にある“もうひとつの物語”に触れてみたい方に、そっとおすすめしたい作品です。 「読むこと」が、こんなにも切実で、希望に満ちた行為なのだと教えてくれる一冊です。 どうぞ、ごゆっくりお手にとってみてくださいね。 柚香の森の棚には「ドクトル・ジバゴ第一部」入荷しています。よければ覗いてみてくださいね → 海外文学>単行本 ※カバーにわずかなスレなど経年感はありますが、本文状態は良好です。 丁寧にクリーニング・梱包し、お届けいたします。 <ラーラ・プレスコットについて> ラーラ・プレスコット(Lara Prescott)は、アメリカの小説家。デビュー作『あの本は読まれているか』が世界的ベストセラーとなり注目を集めました。冷戦下のスパイ活動と文学の力を描いた本作は、20か国以上で翻訳され、高い評価を受けています。
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愛 文学の冒険シリーズ(国書刊行会)ウラジーミル・ソローキン/亀山郁夫訳
¥1,800
【良好・第2版】『愛』ウラジーミル・ソローキン|近未来×愛の哲学小説|ロシア文学・古本 「“愛”とは、ここまで深く、奇妙で、美しいものなのかもしれません──」 そんなふうに感じさせてくれる、不思議で鋭い物語です。 舞台は、愛を人工的に管理する近未来のロシア。 その中で、真実の愛を求めて苦悩するひとりの男の姿が描かれます。 この本は、やさしさだけでは語れない“感情の深み”に、そっと光を当ててくれます。 読後にはきっと、「愛とは何か」と自分に問いかけたくなるでしょう。 人間関係に疲れている方、愛に迷っている方へ── 物語を通して、心の奥の小さな声に気づけるかもしれません。 少し刺激的で、でも確かに心に残る一冊。 そっと、手に取ってみませんか? この作品は、「読んで癒される」だけでなく、「読んで自分に問い直す」ことを促してくれる貴重な一冊です。 ※カバーにわずかなスレや経年感がありますが、全体的に良好な状態です(ハードカバー・第2版)。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。 <ウラジーミル・ソローキンについて> ウラジーミル・ソローキン( 1955年生まれ)は、現代ロシアを代表する作家・劇作家。ソ連体制への風刺や過激な表現で知られ、前衛的かつ挑発的な作風が特徴。代表作に『青い脂』『愛』などがあり、国内外で高い評価を受けています。

