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図書室からはじまる愛(白水社) パドマ・ヴェンカトラマン/小梨直訳
¥1,330
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2010/6/20発行 ハードカバー ISBN97845600807333 夢や進路に迷ったとき、そっと背中を押してくれる物語に出会いたくなること、ありませんか? 今日ご紹介するのは、そんな一冊です。 舞台は1941年のインド。 裕福な家に生まれ、大切に育てられてきた少女ヴィドヤ。けれど、父の事故を機に訪れた伯父の家は、女性に自由を許さない厳しい世界でした。 進学の夢さえ奪われそうになる中、彼女が見つけた小さな“光”は、家の図書室にあった一冊の本だったのです。 閉ざされた世界の中で、本を通して少しずつ希望を取り戻していくヴィドヤの姿は、今を生きる私たちにも「踏み出す勇気」を静かに届けてくれます。 家族、社会、未来…いろんな不安を抱えるあなたに、そっと手渡したい物語。 どうぞこの一冊を開いて、ヴィドヤと一緒に“新しい一歩”を踏み出してみませんか。 あなたの心にも、あたたかな灯りがともりますように。 <パドマ・ヴェンカトラマンについて> インド出身の作家・海洋学者。19歳で渡米し海洋学博士号を取得、研究者として世界を舞台に活躍。2009年『図書室からはじまる愛』で作家デビューし、数々の文学賞を受賞。現在はアメリカ在住、教育や社会活動にも取り組んでいます。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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本が語ること、語らせること(夕書房) 青木海青子
¥1,540
非常に良い(非常に良い/良好/並) 12.0×17.0cmサイズ(単行本) 初版第三版 2022/8/14 発行 ISBN9784909179081C0095 読書好きさんにおすすめの一冊(エッセイ)です。 著者の青木海青子さんが営む奈良県東吉野の小さな私設図書館。この本では、そこを訪れる人々と本との出会いが丁寧に描かれています。 コロナ禍を背景に、著者が「本を通じて寄り添う」姿勢は、読む人の心にもそっと響くはず。本と人生を結びつける視点が、新しい読書の楽しみ方を教えてくれます。 本が持つ「力」を信じたくなるような、そんな優しいエッセイ。お疲れの日に開いてみたら、きっと心がほぐれるはずです。 「次に読むのは、これかもしれない」と感じたら、どうぞ手に取ってみてくださいね。 <青木海青子さんについて> 青木海青子(あおき・みあこ)さんは、1985年兵庫県生まれの図書館司書。大学図書館で約6年勤務後、2016年に夫と奈良県東吉野村へ移住。自宅を開放した私設図書館「Lucha Libro」を運営し、人文書を中心に本と人をつなぐ活動を行っています。2023年にはエッセイ集『不完全な司書』を出版。長年の経験を活かし、読書の楽しさと新たな視点を提案し続けています。
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生きるための文学(プチグラパブリッシング) 坂口安吾など
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2007/3/28 発行 筒函 、帯、ソフトカバー、B6 ISBN9784903267555C0095 本書は、生きることに悩み、その意味を問い続けた作家たちの答えが詰まった珠玉の短編集です。 坂口安吾の瑞々しい若き日々の思索、有島武郎が子どもたちへ託した温かな思い、宮本百合子の生活の中の美への視点…など、どの作品も、読む人の心にそっと触れるものばかりなんですよね。 特に、梶井基次郎の「Kの昇天」や高村光太郎の「智恵子の半生」では、人の心の繊細さと深さを感じ、目頭が熱くなるかもしれないです。私も堀辰雄の「窓」を読んだとき、何気ない日常や景色が、いつもとは違って見えるような気がしました。 日々の忙しさの中で、自分を見つめ直したいとき、ぜひ手に取ってみてくださいね。どの作品も、そっと寄り添ってくれるような温もりがありますよ。 収録作品 ・坂口安吾「風と光と二十の私と」 ・有島武郎「小さき者へ」 ・宮本百合子「生活のなかにある美について」 ・梶井基次郎「Kの昇天」 ・高村光太郎「智恵子の半生」 ・中原中也「亡弟」 ・堀辰雄「窓」
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乳野物語(株式会社サンリード) 谷崎潤一郎
¥800
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2020/1/1発行 乳野物語―元三大師の母 注釈 解説(谷崎潤一郎と『乳野物語』;曼殊院と山口光圓;師・山口光圓―毎日が授業;尊勝院―元三大師十八か所霊場・第五番;追記―清原恵光師に聞く)(内容情報より) 千野二丁目7-12にある安養院(妙見堂)に伝わる元三大師とその母月子姫の説話をもとに、谷崎潤一郎が昭和26年に雑誌「心」に発表した作品です。小説という体裁ではなく随筆風に話が展開していきます。 千野=乳野 オールカラーです。
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幸いなるかな本を読む人(毎日新聞出版) 長田弘
¥1,600
良好(非常に良い/良好/並) 2版 2009/4/5 発行 ハードカバー 2009年 第24回 詩歌文学館賞・現代詩部門受賞 「本は人生の友」──そんな想いを、静かに深く届けてくれる詩集があるんです。 長田弘さんの『幸いなるかな本を読む人』は、作者が愛した25冊の本に、それぞれ1篇ずつ詩をあてた特別な作品。どの詩も、本そのものというより“読んだときに感じた世界”が綴られていて、まるで読書の余韻そのものが詩になって届くようなんです。 たとえば『檸檬』『草枕』『エミリーへの薔薇』『エセー』『ソクラテスの弁明』…名前を聞くだけで胸がふわっとするような名著たちが並びます。それを詩で味わうという贅沢。読むうちに、思わず自分も詩を書いてみたくなってしまうんですよね。 さらに、表紙には読書する天使の絵、各詩の扉には古いアルファベットの装飾──このセンスもたまりません。 読書って、自分を見つめ、世界とつながり、人生を豊かにしてくれる営みなんだと、そっと教えてくれる一冊。迷いや疲れを感じたときに、やさしい光を灯してくれますよ。 <長田弘さんについて> 長田弘(おさだ ひろし)さんは、1939年福島県生まれの詩人で、児童文学や文芸評論、翻訳、随筆など幅広い分野で活躍しました。1965年に詩集『われら新鮮な旅人』でデビューし、1984年には『深呼吸の必要』がロングセラーに。2015年に75歳で逝去。詩だけでなく、テレビ番組や新聞の選者としても多くの人々に親しまれました。
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読書する人だけがたどり着ける場所(SBクリエイティブ㈱) 齋藤孝
¥480
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪23版≫ 2020/8/29 発行 新書版 齋藤孝著『読書する人だけがたどり着ける場所』は、現代の忙しい生活の中で、私たちが本当に大切にすべき「読書」の力を再認識させてくれる一冊なんです! ネットの情報が溢れる今だからこそ、深く考える力や、人生を豊かにするための思考方法が必要だと感じている方にぴったりです。 著者は、読書がもたらす「深さ」について具体的に教えてくれます。実際、私も本書に触れることで、自分自身の思考力が深まったと感じましたよ。 読書を通じて、知識や感性を育みたいと思っているあなたには、必ずプラスになる一冊です。購入後、何度も読み返したくなる本だと思いますよ。私自身もこの本を手にした時、少しずつ心が落ち着いて、前向きに生きる力が湧いてきました。 ぜひ、あなたの手に取ってみてくださいね。きっと新たな気づきが得られるはずです。 <齋藤孝さんについて> 齋藤孝さんは、明治大学文学部の教授で、読書術や教育方法論の専門家です。彼が提唱する「3色ボールペン情報活用術」では、赤・青・緑の3色で本に線を引きながら、内容を深く理解し整理する方法を紹介しています。この方法は、情報を整理して実生活や仕事に役立てるためのものです。
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快楽の本棚 言葉から自由になるための読書案内(中央公論新書) 津島佑子
¥700
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2003/1/25 発行 第Ⅰ部は、幼年時代から中学時代までの読書遍歴というか思い出話。 第Ⅱ部は、読書遍歴とちょっとエッセイ風の読書案内。 津島佑子さんの『快楽の本棚 言葉から自由になるための読書案内』は、ただの読書案内ではなく、「言葉」と「自分」を深く見つめる一冊なんです。 津島佑子さんが幼い頃に出会った本、『源氏物語』や『チャタレー夫人の恋人』などを通じて、津島佑子さんは自らの内面や生き方を静かに語ります。 本を読むことは、ただ物語を追うだけでなく、自分自身を探す旅でもあるのかもしれません。私もこの本を読んで、「言葉の力って、こんなにも自由で、深いものなんだ」と感じました。 読書をもっと自由に、心のままに楽しみたい方へ。 手に取れば、きっと新しい読書の扉が開くはずです。 <津島佑子さんについて> 津島佑子(つしま ゆうこ)さんは、1947年に東京で太宰治の次女として生まれ、白百合女子大学を卒業後、1969年に『レクイエム――犬と大人のために』で文壇デビュー。その後、多くの受賞歴を重ね、日本文学を代表する作家として国際的に評価されました。2016年に逝去。
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本の虫(アートン新社) スティーブン・ヤング/薄井ゆうじ訳
¥1,470
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2002/11/30 発行 ソフトカバー 「気づけばまた一冊、本棚がぎゅうぎゅうに…」そんなふうに、本を読む手が止まらないあなたへ。 それって、もしかすると“本の虫”のしわざかもしれません。 『本の虫―その生態と病理 絶滅から守るために』は、本好きが感染する“不思議な虫”を、まるで生物学のフィールドワークのように真面目に、でもクスッと笑える視点で解き明かす一冊なんです。本を読むことがやめられない理由、本棚が片付かない謎…読めば「なるほど、これだったのか」と、ちょっと肩の力が抜けていくはず。 私も読みながら、「ああ、私の中にも確かに“虫”がいるなぁ」なんて思ってしまいました。 本と過ごす時間の愛しさを、もう一度そっと教えてくれるような本です。 本の虫たちと、ちょっと仲良くなってみませんか? 目次 第1部 本の虫とは何か(本の虫の発見;本の虫の概要;駆除・撲滅の歴史;本の虫の変態・擬態・天敵;絶滅危惧種としての本の虫) 第2部 読み虫類(読み虫の生態;活字虫症候群;読み癖症候群;読書環境依存症;書籍購入症候群;文学物品フェティシズム) 第3部 書き虫類(書き虫の生態;書き虫感染者の症例;小説書き虫) 第4部 本の虫の飼育 <スティーブン・ヤングについて> スティーブン・ヤングは1949年生まれの作家で、『本の虫 その生態と病理―絶滅から守るために』の著者です。幼い頃から昆虫と本に親しみ、やがて読書の魅力にのめり込みました。「本の虫」の生態を探るためアメリカの荒野を旅するなど独自の視点を持ち、実は某作家のペンネームとも言われていますが、その正体は明かされていません。
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身のある話しと、歯に詰まるワタシ(朝日新聞出版) 尾崎世界観
¥810
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2020/6/30 ソフトカバー 「本音で語り合うって、こんなに心がざわつくものだったんだ。」──そんな一言から始まる『身のある話と、歯に詰まるワタシ』。 クリープハイプの尾崎世界観さんが、各界で活躍する表現者たちと一対一で向き合い、その言葉の奥に隠れた本音を丁寧に引き出していく対談集です。 会話は時に脱線しながらも、思いがけない深みへとたどり着きます。 読んでいるうちに、誰かと真正面から語り合うことの難しさ、そしてその先にある心の震えを思い出しました。 創作の裏側や迷い、自分をさらけ出す勇気に触れることで、自分自身の内面にもそっと光が差し込むような気づきがあるのです。 雑談では味わえない「本音の対話」に、あなたも耳を傾けてみませんか? 静かな一冊の中に、きっと、あなたの心に残る“言葉”が見つかるはずです。 <尾崎世界観さんについて> 尾崎世界観(おざきせかいかん)さんは、1984年生まれの日本のミュージシャン、作家です。本名は尾崎祐介で、2001年に「クリープハイプ」を結成し、2012年にメジャーデビューを果たしました。音楽と同じくらい、文章を書くことにも才能を発揮し、芥川賞候補にもなりました。その独特な世界観と感性は、音楽と文学の両分野で多くの人々に影響を与えています。
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小説読本(中央公論文庫) 三島由紀夫
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2016/10/25 発行 『小説読本』は、三島由紀夫が自らの文学観を語りながら、小説の書き方や文章技術を深く掘り下げた一冊です。 彼の言葉を通して、さまざまな作家の文体を学びながら、文章力を磨くことができるのはとても貴重な経験ですよね。 特に、人物描写や行動描写、心理描写などの具体的なテクニックは、きっと読者の方にとっても大きなプラスになるはずです。 私もこの本を読んで、三島由紀夫の深い洞察に触れて、視点を広げることができたと感じました。 もし、少しでも興味があれば、ぜひ手に取ってみてください。 目次 作家を志す人々の為に 1(小説とは何か) 2(私の小説の方法;わが創作方法;小説の技巧について;法律と文学;私の小説作法;法学士と小説;法律と餅焼き) 3(私の文学;自己改造の試み;「われら」からの遁走) <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。
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本は友だち(みすず書房) 池内紀
¥1,700
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2015/1/9発行 『本は友だち』は、池内紀さんが10年の間に出会った本の中から、特に心に残った50冊余りを紹介した一冊なんです。 広く知られていない本も多く登場しますが、だからこそ、新しい発見がたくさん詰まっていますよ。 池内さんは、本との出会いを「友情」にたとえています。ふとしたきっかけで出会い、いつの間にかそばにいる。 そんな本に、みなさんも出会ったことがあるのではないでしょうか。 本を読むことは生きること。そんな池内さんの思いに触れると、自分にとっての「大切な一冊」を探したくなるはずです。 <池内紀さんについて> 池内紀(いけうち おさむ)さん(1940-2019)は、日本のドイツ文学者・翻訳家・エッセイスト。東京外国語大学卒業後、東大大学院修了。カフカ研究を中心に、翻訳や評論で活躍。カフカ全集の個人訳で日本翻訳文化賞受賞。軽妙なエッセイでも人気を博した。
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伊勢物語(上・下セット)全訳注(講談社学術文庫) 阿部俊子
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (上)≪45版≫2018/9/10発行 (下)≪42版≫2019/1/8 発行 『伊勢物語』は、平安時代の美しい恋愛や人生の機微を、在原業平をモデルに描いた短編物語集です。 125のエピソードには、情熱的な恋や失意、人生の儚さが織り込まれており、和歌が物語を豊かに彩っています。 全訳注版なら古語の解説が丁寧で、初心者でも平安の世界を存分に楽しめるのがおすすめポイント。 読むことで、日本の古典文学への理解が深まるのはもちろん、和歌を通して言葉の美しさや人間の普遍的な感情に触れることができます。 特に、業平の一途で情熱的な姿に共感したり、自分の恋愛や人生を重ねて考えたりする方も多いのではないでしょうか。 「平安時代のロマンに浸りたい」と思ったら、ぜひ手に取ってみてください。