





【良好・改版2002年】『ぼくの大好きな青髭』庄司薫|中公文庫|青春×内省|古本
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『ぼくの大好きな青髭』庄司薫|青春×葛藤と成長の物語|中公文庫|良好な古本
ISBN4122041031
「大人になるって、こんなにも不安で、こんなにも不条理なことだったんですね。」…そんな言葉がふと胸に浮かんだ方へ、お届けしたい一冊があります。
それが、庄司薫さんの『ぼくの大好きな青髭』。
この作品は、自伝的四部作の最終章にあたる物語で、1969年、アポロ11号が月に向かった日、新宿の紀伊國屋書店を舞台に始まります。
高校時代の友人の自殺未遂をきっかけに、主人公「ぼく」は謎めいた人物「青髭」や、得体の知れない組織の存在を知り、その真相を追って新宿の街をさまようことになるのです。
ただの青春ミステリー…ではありません。夢や情熱に満ちていたはずの若者たちが、大人たちの都合や社会の仕組みによって、少しずつ形を失っていく姿。その過程で「ぼく」が感じる虚しさや怒り、そしてほんの少しの希望が、読む人の心にも静かに波紋のように広がっていきます。
もし今、あなたが「自分は何者なんだろう」と迷っていたり、「夢を持っていいのかな」と立ち止まっているなら、この本はきっと、あなたの心にそっと寄り添ってくれるはずです。
それは、50年以上も前に描かれた物語なのに、まるで今の私たちの胸の内をそのまま映しているような、不思議な感覚。
村上春樹さんの世界観がお好きな方や、1960年代の若者文化に興味のある方にもおすすめです。
青春の痛みと輝きが交差する物語に、きっと共感し、少しだけ前を向ける勇気をもらえる…そんな一冊です。
庄司薫さんによる青春小説四部作の完結編となっていますので、気になる方は、どうぞこの本を手に取ってみてくださいね。
静かな夜のお供に、そっとページをめくってみると、きっと何かがあなたの中で動き出すはずです。
※良好な状態の古本です。表紙に折れと経年によるヤケがありますが、本文は書き込みなくきれいです。
絶版ではありませんが、再版の機会が少なく、入手困難になりつつある一冊です。
丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
<庄司薫さんについて>
庄司薫さん(本名:福田章二)は1937年生まれ。三省堂専務の息子として生まれ、幼い頃から文学に親しみました。東京大学在学中に作家デビューし、1969年『赤頭巾ちゃん気をつけて』で芥川賞を受賞。青春小説四部作で戦後の若者像を描きました。
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