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愛の生活(新潮文庫) 金井美恵子
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4版 1976/9/30発行
古書のため経年劣化によるヤケあり(天、小口、地)
金井美恵子は1967年、19歳の時にの処女作『愛の生活』が太宰治賞候補となり、雑誌に掲載されたこの作品で注目を受けてデビューするという、非常に若くして幸福な出発をした作家であります。
詩人としても功名高く、現代詩手帖賞を受賞されています。
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大学の教師だがまだそれほどの年齢ではないらしい夫のFと、小説みたいなものを書いているようだが、友人のデザインスタジオにその気になれば勤めることもできる技術があり、週刊誌のカットなどの仕事を少ししている若い「わたし」との生活が描かれている。
朝、夫のFがひとりで朝食をして、出勤してしまったあとに、「わたし」は十時にまだ床にいる。やがて起き出して顔を洗い、歯を磨いたりする。
このような始まりから物語の最後まで、夫Fと同席する場面がひとつも出てこない。
「わたし」とFとの生活に於いて何を描こうとしたのか?ありありとわかる生活ではなく、『愛』という文字が入っている生活なのであるから、行間に残る、つかめないけれどそういうこと、であるという、抽象的ですがまさに「愛の生活」が描かれています。
感想が難しいのですが、純文学の金字塔ではないだろうか!
目次
・愛の生活
・エオンタ
・自然の子ども
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