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【良好・初版・函帯付き】『月光とピエロ』堀口大学|日本図書センター|愛蔵詩集|古本
¥3,900
『月光とピエロ』堀口大学|愛蔵版詩集・癒しの言葉|日本図書センター|函帯付・古本|9784284700057 毎日の暮らしに追われていると、自分の中のやわらかな部分を、そっと置き去りにしてしまうことがあります。 『月光とピエロ 愛蔵版刺繍シリーズ』は、詩人・堀口大学の名作を、美しい装丁とともに収めた特別な一冊。 静かな夜に読みたくなる詩ばかりで、どの一篇にも、やさしく包まれるような感覚があります。 柚香の森がこの本を選んだのは、「詩が持つ本当の贅沢」を、あらためて感じられるから。装丁・函・帯付きの愛蔵版という点でも希少価値が高く、詩の世界にゆっくり浸りたい方にふさわしい、丁寧につくられた詩集です。 感性を大切にしたいとき、自分をいたわりたいとき──。 もし今、あなたの中に少しでも「詩を読みたい」という声があるなら、静かな灯りの下で、この一冊と過ごしてみてくださいね。 この本が、あなたの心の奥にある静けさや感受性を、そっと思い出させてくれますように。 大切な一冊を、やさしく手渡せたらと願っています。 ※良好な状態の古本です。函・帯ともに大きな傷みはなく、本文もきれいに保たれています。 初版・愛蔵版として、大切に取り扱っておりました。心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・2版】『占』木内昇|新潮文庫|女性の選択と心の転機を描く短編集|古本
¥800
『占』木内昇|女性の選択と人生の転機を描く短編集|新潮文庫|古本・非常に良い|9784101050007 人はときどき、何かに導かれるように道を選びます。けれど、その選択が正しかったのかどうか──答えはいつも、少しあとになって見えてくるのかもしれません。 木内昇さんの『占』は、占いや霊感を通して7人の女性たちの人生の岐路を描いた短編集です。迷い、傷つきながらも前を向こうとする彼女たちの姿には、時代を超えて共感できる強さと繊細さがあります。 柚香の森がこの本を仕入れたのは、「迷いながら生きる」ことの美しさを感じたから。私自身も、登場人物たちの小さな決意に、何度も励まされました。 人生の分岐点に立つとき、自分の直感を信じて進みたい方へ。 もし今、心のどこかで未来に迷いがあるなら──この物語があなたの背中をやさしく押してくれるはずです。 人の心の中にある「揺らぎ」や「選ぶ力」を、そっと照らしてくれる一冊です。 どうぞ静かな夜に、自分の心の声と重ねながら読んでみてくださいね。 ※非常に良好な状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、保管状態も良好です。 ていねいにクリーニングし、心を込めてお包みいたします。
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【非常に良い・初版】『ほとほと 歳時記ものがたり』髙樹のぶ子|毎日新聞出版|短編集|古本
¥620
『ほとほと 歳時記ものがたり』髙樹のぶ子|季節と再会の短編集|毎日新聞出版|古本・初版・良好 ふとした瞬間、懐かしい香りや風の音に、誰かの面影を思い出すことはありませんか。 髙樹のぶ子さんの『ほとほと 歳時記ものがたり』は、そんな心の奥にある“再会の記憶”を、季節の移ろいとともに描いた短編集です。 春の雨、夏の蝉の声、秋の月、冬の灯──。 24の物語が、それぞれの季語を手がかりに、大切な人との記憶をやさしく紡ぎます。 柚香の森がこの本を選んだのは、日々の忙しさの中で忘れがちな「心の静けさ」を取り戻せる一冊だと感じたから。読後には、胸の奥にあたたかい余韻と小さな希望が残ります。 季節の流れの中で立ち止まりたい方へ。 もし今、あなたの心が少し疲れているなら──この物語が、やわらかく包みこんでくれるでしょう。どうぞ静かな夜に、そっとページを開いてみてくださいね。 この一冊には、季節を感じるたびに甦る「心のやさしさ」が詰まっています。 どうぞ、あなたの日々にもそっと寄り添う読書の時間を。 ※非常に良好な状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、全体に保存状態の良いお品です。 <高樹のぶ子さんについて> 高樹のぶ子(たかぎ のぶこ)さんは恋愛小説や女性心理の描写で活躍し、近年は古典文学の現代化に挑戦。代表作に「水脈」や「小説小野小町 百夜」などがあり、幅広い文学的探求を続けています。
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【非常に良い・初版三版】『本が語ること、語らせること』青木海青子|夕書房|エッセイ・読書体験|古本
¥1,580
『本が語ること、語らせること』青木海青子|読書エッセイ|夕書房|古本・良好 ISBN9784909179081C0095 頭がくたびれた夜、「本」という静かな居場所が恋しくなること、ありますよね。 青木海青子さんの『本が語ること、語らせること』は、奈良県東吉野の小さな私設図書館を舞台に、本と人との出会いをひとつひとつ丁寧に綴ったエッセイです。コロナ禍という時代の風景も背景に、本に寄り添う著者の姿が、言葉の間からそっと香ってきます。 私がこの本を仕入れたのは、「本が誰かの心を開く鍵になること」を改めて信じたかったから。読み終えたあと、本を選ぶときの気持ちや、ページをめくるときのとまどい、そのすべてが少し愛おしく感じられる一冊です。 読後には、「本を読むこと」がただの習慣ではなく、自分自身を見つめる時間になるということに気づけるでしょう。優しさと共感が、乾いた心をそっと湿らせてくれるかもしれません。 最近、本と心が少し距離を感じていた方へ。読むたびに発見がほしい方へ。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が呼びかけるものがあれば──そっとページを開いてみてくださいね。 ※この本は、現在あまり多く流通しておらず、状態の良いものを見つけるのも少しずつ難しくなってきています。 柚香の森では、お届けする本ができるだけやさしい手に渡りますように──そんな気持ちで、静かに価格を決めています。 ※非常に良い状態の古本です。2022年発行・初版三版。サイズはおよそ 12.0×17.0cm の単行本タイプ。カバーにわずかな使用感はありますが、ページはきれいで読みやすい状態です。 丁寧にクリーニング・梱包をし、心を込めて発送いたします。 <青木海青子さんについて> 青木海青子(あおき・みあこ)さんは、1985年兵庫県生まれの図書館司書。大学図書館で約6年勤務後、2016年に夫と奈良県東吉野村へ移住。自宅を開放した私設図書館「Lucha Libro」を運営し、人文書を中心に本と人をつなぐ活動を行っています。2023年にはエッセイ集『不完全な司書』を出版。長年の経験を活かし、読書の楽しさと新たな視点を提案し続けています。
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【良好・初版】『あたしの一生 猫のダルシーの物語』ディー・レディー/江國香織訳|飛鳥新社|古本
¥860
『あたしの一生 猫のダルシーの物語』ディー・レディー|江國香織訳|飛鳥新社|古本・初版・帯付|ISBN9784870314276 ≪初版≫ 2000/7/19発行 大切な存在と共に過ごした時間を思い出すとき、胸の奥があたたかく、そして少し切なくなることはありませんか。 『あたしの一生 猫のダルシーの物語』は、17年を生きた猫ダルシーが語る、ひとつの命の物語です。飼い主とのやわらかな日々、愛おしい時間、やがて訪れる別れ。そのすべてが、江國香織さんの瑞々しい訳を通して静かに伝わってきます。 私がこの本を手にしたとき、ページをめくるごとに、かつて共に暮らした猫の記憶がそっと蘇りました。命と向き合うことは、悲しみではなく、愛を知ることでもあるのだと気づかされます。 大切な存在を想う方へ。心をやさしくほどきたいとき、この物語はきっと寄り添ってくれるでしょう。 もし今、この本の声があなたの中に響いたなら──どうぞ静かに、ページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。帯付き。背表紙にヤケがありますが、本文はきれいで問題なくお読みいただけます。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・初版】『今夜もそっとおやすみなさい』小手鞠るい|出版藝術社|夜の短編エッセイ集|古本
¥900
『今夜もそっとおやすみなさい』小手鞠るい|夜に寄り添う短編エッセイ|出版藝術社|古本 ISBN9784882935421 眠れない夜、ふと心がざわつくとき──そんなときにそっと寄り添ってくれる本があります。 小手鞠るいさんの『今夜もそっとおやすみなさい』は、まるでやさしい毛布のような短編エッセイ集。 日々の忙しさや、言葉にできない寂しさを、そっと包み込んでくれるんです。 私も、慌ただしい一日の終わりにこの本を開くと、静かな言葉の中に癒され、自分の気持ちにふわっと灯がともるような感覚になりました。 読後には、自分を少しだけ好きになれたり、日常の小さな幸せに気づけたり。 そんな“心の静けさ”を思い出させてくれる一冊なんです。 この本を仕入れたのは、まさに「おやすみなさい」という言葉が、誰かの心を癒す力になると信じているから。 もし今、ほんの少しでも心を休めたい夜があるなら──この本が、あなたのそばでやさしく寄り添ってくれるかもしれません。 ※非常に良い状態の古本です。ソフトカバー/初版(2021年発行)。カバー・本文ともにきれいに保管されており、通読に支障はありません。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <小手鞠るいについて> 小手鞠るい(こでまり・るい)さんは、1956年岡山県生まれの小説家・詩人・エッセイスト。同志社大学卒業後、出版社勤務などを経てアメリカに移住。1981年に詩人としてデビューし、1993年に「海燕新人文学賞」受賞。恋愛小説から児童書まで幅広く手がけ、代表作に『美しい心臓』『アップルソング』など。現在はニューヨーク州在住。
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【非常に良い・初版】『palmstories あなた』津村記久子・他|palmbooks|掌篇アンソロジー|古本
¥1,280
『palmstories あなた』津村記久子・他|掌篇アンソロジー|palmbooks|古本・初版 寸法 : 11 x 2 x 13.7 cm (てのひらサイズです) ISBN9784910976013 ふと誰かの「あなた」という言葉を聞いたとき、胸の奥があたたかくなる。そういう瞬間、あなたにもありますか? 『palmstories あなた』は、津村記久子さん、岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さん──五人の作家が、「あなた/きみ」を巡る小さな物語を手のひらサイズで届けてくれる掌篇集です。 閉店間近の雑貨店の風景、慣れない場所での心のざわめき、言い訳のような日常、行列での静かな観察…。 どの話も大きな事件は起こらずとも、読んでいると「こんな風に感じたことがあったな」と思い出させてくれました。 私がこの本を仕入れたのは、「日常のささやかな瞬間が、人を形作る」ということを思い出したかったから。 手のひらに収まるサイズだから、持ち歩いたり、寝る前にひらいたり、小さな「あなた」をそっと受け止める時間になると思います。 読後には、人と人との繋がり、言葉にできない気持ちを受け止めた自分を、少し誇らしく思えるような余韻が残るでしょう。 最近、心が少し孤独を感じたり、小さな温もりを欲している方へ。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くのであれば──そっと、ページをめくってみてくださいね。 ▶まだ古本ではあまり見かけない一冊。 だからこそ、この出会いは、ささやかだけれど確かな偶然かもしれません。 もし心にふれるものがあれば──どうぞ、そっと手に取ってみてください。 ※非常に良い状態の古本です。表紙・ページに目立った折れや汚れはなく、保存状態良好。 ハードカバー・初版で、手のひらサイズで持ち歩きにも嬉しい本です。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【良好・18版】『星の王子さま オリジナル版』サン・テグジュペリ|岩波書店|児童文学・名作|古本
¥630
『星の王子さま オリジナル版』サン・テグジュペリ|児童&大人の名作|岩波書店|古本・良好 ISBN9784001156768 ふと立ち止まって、空を見上げたとき、心の中に「星」がひとつだけ光っていた──そんな記憶はありませんか? 『星の王子さま』オリジナル版は、サハラ砂漠に不時着した「ぼく」と、小さな星から来た王子さまとの旅の物語。星やバラ、狐との出会いを通して、「大切なものは目に見えない」という真実が静かに胸に染み入り、子どもの心だけでなく、大人の私たちにも深い余韻を残します。 私がこの本を仕入れたのは、忙しい日々の中で「忘れてしまった何か」が、王子さまとなら少しだけ戻ってくるような気がしたからです。短い言葉と詩情あふれる挿絵に触れるたび、心がやわらぎ、しばらくの間、世界が少しだけ広く感じられます。 誰かを思う優しさ、子どものような純粋な好奇心、自分自身との対話がほしい方へ。 もし今、あなたの心にこの物語の星のような光が響くなら──どうぞ、そっとこの本を手に取ってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。18版・2004年発行。カバー・背表紙に小さな使用感あり。本文に目立った書き込みや破れはありません。 帯付き。ハードカバー。寸法は手のひらにやさしいサイズ。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。 <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。 ※ショップカテゴリー海外文学>文庫本>『夜間飛行』
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カモメに飛ぶことを教えた猫(白水社) ルイス・セプルベダ/河野万里子訳
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) 17版 1999/9/20 発行 ハードカバー ISBN4560046530C0097 表紙にスレ、汚れあり 『カモメに飛ぶことを教えた猫』は、ルイス・セプルベダが描く、やさしくてあたたかい物語です。 黒猫ゾルバが、母を失ったカモメの雛に寄り添い、飛ぶことを教えようとする姿は、「できるはずがない」と思うことにも、一歩踏み出してみようと思わせてくれるんです。 種を超えた友情や、約束を守ることの大切さに、じんわりと心があたたまる一冊。 読後、そっと背中を押されるような気持ちになるかもしれません。 <ルイス・セプルベダさんについて> ルイス・セプルベダさん(1949-2020)はチリ生まれの作家。社会主義運動に関わり、ピノチェト政権下で投獄・国外追放を経験。欧州で執筆を続け、『ラブ・ストーリーを読む老人』で世界的に注目される。代表作『カモメに飛ぶことを教えた猫』はロングセラーに。
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【非常に良い・初版再版】『トマシーナ』ポール・ギャリコ|創元推理文庫|文芸・癒し|古本
¥780
『トマシーナ』ポール・ギャリコ|命と癒しの物語|創元推理文庫|古本・非常に良い ISBN4488560016 何かを失ったとき、心の中にぽっかりと空く静かな場所。 そんな空白を、そっとあたためてくれる物語があります。 『トマシーナ』の舞台は、スコットランドの小さな町。愛を信じられない獣医と、大切な猫を亡くした少女。そこに現れた“魔女”のような女性と、一匹の不思議な猫が、止まっていた彼らの時間を動かしてゆきます。 この本に出会ったのは、ある静かな午後でした。悲しみの中にも優しさが満ちていて、読み終えるころには胸がふわりとやわらかくなっていました。 悲しい日も、寂しい夜も、きっと越えていける。そんな希望をそっと手渡してくれる一冊です。 最近ちょっと心が疲れてしまった方へ── よかったら、ページをひらいてみてくださいね。 ※この本を、この状態でお届けできる機会はそう多くはありません。 そっと手にしてくださる方と出会えますように──そんな想いで、静かに価格を決めました。 ※状態は「非常に良い」です。カバー・本文ともにきれいで、保管状態も良好です。 丁寧にクリーニングを行い、静かに心を込めて梱包いたします。 一冊ずつのご縁を大切に、お届けいたします。 <ポール・ギャリコについて> ポール・ギャリコは1897年にニューヨークで生まれ、スポーツライターとして成功後、1930年代後半に小説家に転身しました。代表作『ポセイドン・アドベンチャー』や『まぼろしのトマシーナ』などがあり、動物ファンタジーや愛の物語を得意とし、多くの作品が映画化されました。1976年にモナコで亡くなりました。
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恋の絵本(大和書房) 遠藤周作/長尾みのる絵
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1971/10/25 発行 ハードカバー B6版 「恋」をテーマに、藤周作の文と長尾みのるの絵のコラボレーションという点で、非常に魅力的な価値ある一冊となっています。言葉と絵の力で、大人の恋愛のマナー、喜びや切なさを優しく描き出していますよ。 ページをめくるたびに、心にそっと触れる言葉や絵に出会い、「恋ってこういうものかも」と感じられる瞬間が訪れるかもしれません。本書は、恋愛の楽しさだけでなく、その奥に潜む感情の機微を教えてくれる宝物のような本です。 恋の世界を覗いてみたくなったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。 <遠藤周作さんについて> 遠藤周作(1923-1996)さんは、日本を代表する小説家。「海と毒薬」や「沈黙」などで国際的評価を得ました。カトリック信仰と日本文化を融合した作品が特徴で、芥川賞や文化勲章を受賞。「狐狸庵先生」のエッセイでも親しまれました。 <絵:長尾みのるさんについて> 長尾みのる(1929-2016)さんは日本を代表するイラストレーター・装丁家。早稲田大学卒業後、無銭世界一周旅行を経験。帰国後、イラストレーターとして活躍し、独創的な作品で児童文学や出版界に貢献しました。
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【非常に良い・15版】『茨木のり子詩集』谷川俊太郎選|岩波文庫|詩・女性作家|古本
¥590
『茨木のり子詩集』谷川俊太郎選|女性詩人・戦後文学|岩波文庫|古本・非常に良い ISBN:9784003119518 「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」 ──ページを開いた瞬間、この一行に、胸がじんと熱くなりました。 誰かの言葉に揺さぶられやすくなっているとき、茨木のり子さんの詩は、自分の輪郭を思い出させてくれます。 本書は、詩人・谷川俊太郎さんが選び抜いた茨木のり子さんの代表詩集。 戦中戦後を生きた女性の目線で描かれる「日常」や「怒り」、そして「希望」が、しずかに、けれど芯のある言葉で綴られています。 仕入れたきっかけは、『わたしが一番きれいだったとき』に、深く心を揺さぶられたからです。 一番きれいだった時代が、戦争──。その哀しみと尊厳に、言葉を失いました。 この詩集は、自己肯定感が揺らいでいるときや、「自分を取り戻したい」と感じたときに、そっと寄り添ってくれる本です。 もし今、あなたの心に茨木さんの声が響くなら── どうぞ、静かな時間の中で、そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文に目立った傷みはなく、丁寧に保管されていたお品です。 大切に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <茨木のり子さんについて> 茨木のり子(いばらぎ のりこ)さんは1926年、大阪で生まれ、医薬系の学校を卒業後、1949年に医師と結婚。1950年に詩人としてデビューし、1955年に第一詩集『対話』を刊行しました。韓国現代詩の紹介にも尽力し、1991年には『韓国現代詩選』で読売文学賞を受賞。2006年に79歳で逝去しました。
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【良好・13版】『はるかな国からやってきた』谷川俊太郎|童話屋|詩・癒し|古本
¥610
『はるかな国からやってきた』谷川俊太郎|癒しの詩集|童話屋|古本・良好 13版 2007/9/4発行 ISBN 9784887470330 ※文庫サイズ 「なんでもない今日が、ちょっと重たい」── そんなふうに感じる日、ありませんか? 谷川俊太郎さんの詩集『はるかな国からやってきた』は、そんな心に、やわらかな光を届けてくれる一冊です。 約2,000編の詩の中から5年かけて選ばれた詩たちは、どれも静かで澄んでいて、ふと立ち止まる時間をくれます。 この本を仕入れたのは、ある日、自分でも理由のわからない不安に包まれていたとき、この詩集を読み返して、深く息をつけたから。 「生きるって、ただそれだけで美しいことなんだ」──そう思わせてくれるんです。 悲しみにふれる人も、ひとりの時間に寄り添ってほしい人も。 この詩集は、ことばの力で、そっと包んでくれます。 もし今、あなたの中にこの本の声が響くなら── どうぞ、そっとページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいで、読むのに支障はございません。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <谷川俊太郎さんについて> 谷川俊太郎さん(1931年生まれ)は、日本の詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家です。1948年に詩作を始め、1952年に処女詩集『二十億光年の孤独』を発表。映画や絵本制作にも進出し、広範なジャンルで活躍。2024年に92歳で逝去しました。
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【並・79版】『夜間飛行』サン=テグジュペリ|新潮文庫|詩的な小説|古本
¥540
『夜間飛行』サン=テグジュペリ|使命と孤独の物語|新潮文庫|古本・並 79版 2001/5/30発行 ISBN 978410212201 夜、誰にも言えずに不安を抱えているとき。 それでも、進まなくちゃいけないとき──そんな時に、そっと寄り添ってくれる物語があります。 『夜間飛行』は、郵便飛行士たちの命がけの飛行を通して、「使命」「責任」「孤独」と向き合う人間の姿を描いた、静かで強い物語です。 この本を仕入れたのは、かつて夜更けに読み、心の奥に小さな灯がともったような読後感が忘れられなかったから。 恐れや迷いの中でも、自分にできることを信じて進む──その姿勢が、今の私にも力をくれました。 「このままでいいのかな」と、立ち止まりたくなるとき。 この一冊は、あなたの背中にそっと手を添えてくれるかもしれません。 もし今、心のどこかでその声を感じたなら── どうぞ、ページをひらいてみてくださいね。 ※並の状態の古本です。カバーや小口に経年によるヤケ・スレ・傷みがありますが、本文は問題なくお読みいただけます。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。
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運転者(㈱ディズカバー・トゥエンティワン) 喜多川泰
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪10版≫2022/1/14発行 ハードカバー 喜多川泰さんの『運転者』は、人生に行き詰まりを感じている人にぴったりの物語です。 主人公の修一は中年で転職し、順調に進まない日々に苦しみながら、妻や娘との関係もうまくいかず、精神的にも金銭的にも追い詰められています。でも、そんな修一に現れたのは、不思議なタクシー。乗車してから彼の人生は少しずつ変わり始めます。 この物語はファンタジーの要素を取り入れつつ、「人生の良し悪しは自分の受け取り方次第だ」と気づかせてくれるんです。 どんな状況にも、自分の歩むべき道は必ずあると教えてくれる、心温まる内容です。 私は、読んだ後、心がスーッと軽くなりまたよ。 少しでも迷っているなら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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【非常に良い・初版】『約束された移動』小川洋子|河出書房新社|短編集・静謐な物語|古本
¥1,400
『約束された移動』小川洋子|静謐な短編集・人と人との距離|河出書房新社|古本・初版 ≪初版≫2019/11/30発行 人と人との間にある、目に見えない“距離”── それが、こんなにも美しく、愛おしいものだと教えてくれる本があります。 小川洋子さんの短編集『約束された移動』は、静けさと優しさに満ちた6つの物語が収められた一冊。 「移動」というテーマのもとに描かれるのは、旅立ちや別れ、そして思いがすれ違いながらも、確かに交わる瞬間たち。 私がこの本を仕入れたのは、表題作「約束された移動」を読んで、静かに涙がこぼれた日があったからです。 本をそっと持ち去る俳優と、それを見守る客室係の“私”。この関係性が、言葉にできないやさしさを教えてくれました。 心が少し疲れたとき。誰かとの距離に戸惑ったとき。 この本は、あなたの心をやわらかく包み込んでくれると思います。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら── そっと、ページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー、帯ともに目立った傷みはなく、全体的にきれいな保存状態です(初版・ハードカバー)。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。 小川洋子さんの物語は、どれも音のない世界で、静かに深く、心に語りかけてきます。 “移動”というテーマの中で、人と人の想いがそっと触れ合う── そんな瞬間を、どうぞ感じてみてくださいね。 この本が、あなたの心に小さな光となって届きますように。
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【良好・22版】『若草物語』オールコット|新潮文庫|家族愛・成長物語|古本
¥430
『若草物語』オールコット|家族と成長の物語|新潮文庫|古本・状態良好 22版 2020/3/5 発行 ISBN9784102029039 何かを乗り越えようとしているとき、ふと「大丈夫」と誰かに言ってほしくなること、ありませんか? そんなとき、私は『若草物語』をそっと開きます。 マーチ家の四人姉妹──メグ、ジョー、ベス、エイミー──それぞれが違う個性を持ちながらも、支え合い、夢を追い、成長していく姿に、心がほっと温まるのです。 私はジョーに惹かれました。ぶつかりながらも自分の道を探し、進んでいく。その姿は、自分を信じる勇気をくれました。 150年以上も読み継がれてきたこの物語には、時代を越えて人の心をつなぐ優しさがあります。 「最近、なんとなく心がさみしいな」と感じているあなたへ── この本は、あたたかな家族のように、静かに寄り添ってくれます。 よかったら、あなたの「若草物語」を、そっとめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーに軽いスレがありますが、本文はきれいです。 一冊ずつ丁寧に梱包し、やさしい時間とともにお届けします。 <ルイーザ・メイ・オルコットについて> ルイーザ・メイ・オルコット(1832年生まれ)は、アメリカの作家で、代表作『若草物語』で有名です。家計を支えるために執筆を始め、1860年代に作家として成功。ペンネームA・M・バーナードでスリラーも執筆し、生涯で30冊以上の本と300篇以上の作品を残しました。
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【非常に良い・2版】『幸いなるかな本を読む人』長田弘|毎日新聞出版|詩集|古本
¥1,840
『幸いなるかな本を読む人』長田弘|読書と詩の詩集|毎日新聞出版|古本 2版 2009/4/5 発行 2009年 第24回 詩歌文学館賞・現代詩部門受賞 「ああ、だから私は本が好きなんだ」── そんな気持ちが、胸の奥からそっと湧いてくるような一冊です。 長田弘さんの詩集『幸いなるかな本を読む人』は、作家自身が愛読してきた名著の数々を詩で綴った、静かな贈り物のような本。『檸檬』や『エミリーへの薔薇』、『ソクラテスの弁明』…。そのどれもが、“読む”という営みの美しさを映しています。 私もページをめくるたびに、ひとつひとつの言葉が心に沁みて、まるで自分の読書の記憶がそっと撫でられるようでした。 忙しい日々の中で、ほんの少しでも「自分だけの静かな時間」を求める方へ── この詩集は、静かな光のようにあなたのそばにいてくれることでしょう。 もし今、読書の原点に立ち返りたい気持ちがあるなら──そっと手に取ってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーに上部に軽微なスレはありますが、とてもきれいです。 丁寧に梱包し、読書の時間が心に届くようにお届けします。 <長田弘さんについて> 長田弘(おさだ ひろし)さんは、1939年福島県生まれの詩人で、児童文学や文芸評論、翻訳、随筆など幅広い分野で活躍しました。1965年に詩集『われら新鮮な旅人』でデビューし、1984年には『深呼吸の必要』がロングセラーに。2015年に75歳で逝去。詩だけでなく、テレビ番組や新聞の選者としても多くの人々に親しまれました。
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【非常に良い・6版】『奇跡‐ミラクル‐』長田弘|みすず書房|詩集|古本
¥1,000
『奇跡‐ミラクル‐』長田弘|日常に潜む詩と気づき|みすず書房|古本 6版 2021/1/22 発行 第55回毎日芸術賞受賞 ふとした瞬間に、日々が愛おしく思えることってありませんか? 長田弘さんの詩集『奇跡‐ミラクル‐』は、そんな小さな「気づき」に光を当ててくれる一冊です。 生と死、存在と不在──どこまでも静かで、でも深く届いてくる言葉たち。 ベルリンの街角、子どもの微笑み、そして日常の片隅に咲く詩のような瞬間が、そっと紡がれています。 私がこの本を仕入れたのは、「今日という日が少しだけ美しく見えるように」と思ったから。 ページをめくるたび、自分の暮らしのなかにも確かに“奇跡”があるのだと、思わせてくれるんです。 迷いや不安の中にいるあなたへ。 「もし今、何かやさしいものに触れたくなったなら──」 そっと、この詩集を開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーにわずかなスレはありますが、本文は清潔で丁寧に扱われています。 心を込めて丁寧に梱包し、お届けいたします。 <長田弘さんについて> 長田弘(おさだ ひろし)さんは、1939年福島県生まれの詩人で、児童文学や文芸評論、翻訳、随筆など幅広い分野で活躍しました。1965年に詩集『われら新鮮な旅人』でデビューし、1984年には『深呼吸の必要』がロングセラーに。2015年に75歳で逝去。詩だけでなく、テレビ番組や新聞の選者としても多くの人々に親しまれました。
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【良好・初版】『ちくま日本文学全集 織田作之助』短編集|筑摩書房|昭和大阪の人情味|古本
¥640
『ちくま日本文学全集 織田作之助』短編集|夫婦善哉ほか昭和大阪|筑摩書房 古本 ≪初版≫ 1993/5/20 発行 ISBN978448010254 どこか人恋しい気持ちになる時ってありますよね。そんなときに寄り添ってくれるのが、織田作之助の短編集『ちくま日本文学全集 織田作之助』です。舞台は昭和の大阪。名作「夫婦善哉」をはじめ、庶民の日常や人間くささが、ユーモアと哀愁をまじえて描かれています。 私自身、「アド・バルーン」を読んだとき、人は不器用で弱いけれど、それゆえに愛おしい存在なんだと心があたたかくなりました。ページを開けば、誰かの人生の断片をそっとのぞき見るような、不思議な感覚に出会えます。 忙しさや孤独で心がざわつくとき、この一冊はきっとやさしい灯りをともしてくれるはずです。もし今、あなたの心に少しでも響いたなら──どうぞ、そっとページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかな経年スレがありますが、本文はきれいです。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。 <織田作之助について> 織田作之助(おだ さくのすけ)は、1913年、大阪に生まれました。旧制第三高等学校を中退後、1938年に『雨』でデビューし、1940年には『夫婦善哉』で作家として名を馳せます。戦後は無頼派作家として活躍し、評論も手掛けましたが、1947年に結核で急逝。短い生涯の中で、大阪の庶民を描き、文学に大きな影響を与えました。 ※『夫婦善哉』については、ショップブログ>2024年10月5日です。ぜひチェックしてみてくださいね!
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【非常に良い・第6版】『愛について語るときに我々の語ること』レイモンド・カーヴァー/村上春樹訳|中央公論社|短編集・古本
¥760
『愛について語るときに我々の語ること』レイモンド・カーヴァー/村上春樹訳|短編集|中央公論社 古本 6版 2020/3/31 発行 ISBN9784124034998 「愛って、結局なんなんだろう」──そんな問いが、ふと胸に浮かぶことはありませんか。レイモンド・カーヴァーの短編集『愛について語るときに我々の語ること』は、日常の中に潜む“愛のかたち”を静かに描き出します。表題作では、夫婦が語り合う記憶や傷跡が、読者の心にそっと重なってくるんです。 私自身、この本を読んだとき「愛は答えがないからこそ、悩んでしまう。でも、その不器用さにこそ希望があるのかもしれない」と気づかされました。読み終えたあと、大切な人や自分自身を、もう一度見つめ直したくなるんです。 最近、心の奥がざわついている方や、人との距離に迷っている方に、そっと手渡したい一冊。もし今、あなたの心にこの言葉が響いたなら──静かな時間に寄り添わせてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文もきれいで、通読に支障はありません。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。 <レイモンド・カーヴァーについて> レイモンド・カーヴァー(1938年生まれ)は、アメリカの短編小説作家で、労働者階級の生活を描いた現実主義的な作風で知られます。カリフォルニアで創作を学び、1970年代から80年代に名声を確立。アルコール依存症を克服し、1988年に肺がんで死去しました。代表作に『愛について語るときに我々の語ること』があります。
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【非常に良い・初版】『すっきり生きる言葉』吉沢久子|主婦の友社|人生の知恵・随筆|古本
¥1,000
『すっきり生きる言葉』吉沢久子|随筆・人生の知恵|主婦の友社|古本・初版 ≪初版≫ 2019/9/30 発行 ISBN9784074394289 「大丈夫、自分を責めなくていいんです」──そんな一言に救われた経験はありませんか。 101歳まで自立して暮らした吉沢久子さんの『すっきり生きる言葉』は、長い人生を歩んだからこそ語れる、やさしく実感のこもった言葉が綴られています。 悩んだ時にどこから開いても、心を軽くしてくれる一節に出会えるのです。 私自身もこの本を手にしたとき、「悲しみを仕事にしてはいけない」という言葉に深くうなずきました。 読後には、肩の力がふっと抜けて、自分を少し許せる気持ちが芽生えます。 最近心が疲れている方や、日々をもう少し穏やかに過ごしたい方におすすめです。もし今、あなたの心にこの言葉が響いたなら──そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文に大きな傷みはなく、安心してお読みいただけます。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <吉沢久子さんについて> 吉沢久子(よしざわ ひさこ)さんは1918年に東京で生まれ、文化学院を卒業後、速記者や文芸評論家の秘書を経て、生活評論家として活動を始めました。夫と死別後、一人暮らしを続け、100歳を超えて執筆を続けました。老年世代へのアドバイスで多くの共感を呼び、101歳で永眠しました。
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木曜日にはココアを(宝島社文庫) 青山美智子
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪20版≫ 2023/1/3発行 青山美智子さんの『木曜日にはココアを』は、心温まる12の短編からなる連作小説です。 舞台となる「マーブル・カフェ」には、毎週木曜日にココアを頼んでエアメールを書く不思議な常連客、通称「ココアさん」がいます。 この物語を通じて、さまざまな人物の小さな幸せや成長を感じることができるんですよね。どのエピソードも温かくて、まるで自分がその場にいるかのように心がほっこりと包まれますよ。 日々忙しい生活に追われる中で、心のひとときが欲しくなる瞬間、あなたに寄り添ってくれる一冊です。 読むことで、少しだけ人生が優しく見えたり、周りの人々とのつながりを大切にしようと思ったりするかもしれません。 もし、心が疲れた時やほっとしたい時、ぜひこの本を手に取ってみてください。きっと、あたたかいココアのように、心がほっこりと癒されることでしょう。 <青山美智子さんについて> 青山美智子さんは、1970年愛知県生まれの作家です。シドニーで記者を経験後、帰国し雑誌編集に携わりました。2003年に第28回パレットノベル大賞で佳作を受賞し、心温まる連作短編で多くの読者に愛されています。代表作には『木曜日にはココアを』や『お探し物は図書室まで』があります。
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【非常に良い・初版】『続・伊藤比呂美詩集』伊藤比呂美|思潮社|詩集・女性詩人|古本
¥960
『続・伊藤比呂美詩集』伊藤比呂美|現代詩・女性詩人|思潮社|古本・初版 ≪初版≫2011/7/30発行 ISBN9784783709688 日々の中でふと心が沈むとき、言葉にすくわれた経験はありませんか。 伊藤比呂美さんの『続・伊藤比呂美詩集』は、そんなときにそっと差し伸べてくれる一冊です。 性や家族、母であること、生と死──私たちが避けられないテーマが、時に鋭く、時にやさしく語られています。 私自身、この詩集に触れることで、「こんなふうに自分の想いを抱きしめてもいいんだ」と思えました。 読み終えたあとには、不思議と心がやわらぎ、自分を許せる感覚が残ります。 詩は難しいものと思われがちですが、この本はむしろ、日常の一場面をやさしく照らす光のよう。 最近心がざわついている方へ、言葉がもたらす静かな癒しを体験してみてください。 もし今、あなたの中にこの本が響くなら──そっとページを開いてみませんか。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文に大きな傷みはなく、きれいに保たれています。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <伊藤比呂美さんについて> 伊藤比呂美さんは、1955年生まれの詩人・小説家で、1980年代に女性詩ブームを牽引しました。育児エッセイや現代詩を通じて、新しい表現を追求し続け、特に日常の言葉を芸術へと昇華させる力に定評があります。詩的言語の解体と再構築をテーマに、女性の切実な体験を深く掘り下げた作品を多く発表してきました。また、大学で教鞭をとるなど、創作活動と教育にも積極的に取り組んでいます。

