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今夜もそっとおやすみなさい(出版藝術社) 小手鞠るい
¥900
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 2021/10/5発行 ソフトカバー ISBN9784882935421 眠れない夜、ふと心がざわつくとき──そんなときにそっと寄り添ってくれる本があります。 小手鞠るいさんの『今夜もそっとおやすみなさい』は、まるでやさしい毛布のような短編エッセイ集。 日々の忙しさや、言葉にできない寂しさを、そっと包み込んでくれるんです。 私も、慌ただしい一日の終わりにこの本を開くと、静かな言葉の中に癒され、自分の気持ちにふわっと灯がともるような感覚になりました。 読後には、自分を少しだけ好きになれたり、日常の小さな幸せに気づけたり。 そんな“心の静けさ”を思い出させてくれる一冊なんです。 もし今、ほんの少しでも心を休めたい夜があるなら──この本が、あなたのそばでやさしく寄り添ってくれるかもしれません。 <小手鞠るいについて> 小手鞠るい(こでまり・るい)さんは、1956年岡山県生まれの小説家・詩人・エッセイスト。同志社大学卒業後、出版社勤務などを経てアメリカに移住。1981年に詩人としてデビューし、1993年に「海燕新人文学賞」受賞。恋愛小説から児童書まで幅広く手がけ、代表作に『美しい心臓』『アップルソング』など。現在はニューヨーク州在住。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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palmstories あなた(palmbooks) 津村記久子・岡田利規・町田康・又吉直樹・大崎清夏
¥1,280
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 2023/8/30発行 ハードカバー 寸法 : 11 x 2 x 13.7 cm (てのひらサイズです) ISBN9784910976013 『palmstories あなた』は、津村記久子さんや岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さんなど、5人の作家が紡いだ短編小説の集まりです。 それぞれの作品が、日常のちょっとした瞬間に感じる感情や人との繋がりを優しく描いています。 特に「あなた」というテーマを通して、心の中で大切なものを改めて見つめることができるかもしれません。どこかで誰かと繋がっている感覚を感じたくなったとき、ふっと手に取ってみたくなる一冊だと思います。私も読んで、心があたたかくなりました。 あなたにも、きっと素敵な発見があるはずです。どうぞ手に取ってみてくださいね。 ・津村記久子『六階を見習って』:閉店間近の生活雑貨店への感謝を綴る物語 ・岡田利規『一月、生暖かい月曜日の午後のこと』:些細な出来事から忘れがたい印象を得る瞬間を描く物語 ・町田康『言ひ譯』:物書きが編集者に作品が書けない言い訳をする中で展開する物語 ・又吉直樹『行列』:新しい街で不思議な行列に並ぶ「あなた」の体験 ・大崎清夏『眼鏡のバレリーナのために』:恋人との別れを機に隣人の存在に気づく物語
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星の王子さま(岩波書店) サン・テグジュペリ/内藤濯訳
¥590
良好(非常に良い/良好/並) 18版 2004/7/7発行 ハードカバー ISBN4001156768C8097 『星の王子さま』は、心の奥にそっと語りかけてくる物語。 サハラ砂漠に不時着した「ぼく」は、小さな星から来た王子さまと出会います。 旅の中で、王子さまは「大切なものは目に見えない」と気づくんです。 その言葉は、私たちの日常にも響くもの。忙しさの中で忘れかけていた大切な気持ちを、この本は優しく思い出させてくれます。 人生に迷ったとき、不安なとき、そっと開いてみてください。きっと、あなたの心をあたたかく照らしてくれるはずです。 心に残る名言と深い洞察が詰まったこの一冊、あなたの人生を豊かに彩ってくれることだと思いますよ。 <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。 ※ショップカテゴリー海外文学>文庫本>『夜間飛行』
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カモメに飛ぶことを教えた猫(白水社) ルイス・セプルベダ/河野万里子訳
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) 17版 1999/9/20 発行 ハードカバー ISBN4560046530C0097 表紙にスレ、汚れあり 『カモメに飛ぶことを教えた猫』は、ルイス・セプルベダが描く、やさしくてあたたかい物語です。 黒猫ゾルバが、母を失ったカモメの雛に寄り添い、飛ぶことを教えようとする姿は、「できるはずがない」と思うことにも、一歩踏み出してみようと思わせてくれるんです。 種を超えた友情や、約束を守ることの大切さに、じんわりと心があたたまる一冊。 読後、そっと背中を押されるような気持ちになるかもしれません。 <ルイス・セプルベダさんについて> ルイス・セプルベダさん(1949-2020)はチリ生まれの作家。社会主義運動に関わり、ピノチェト政権下で投獄・国外追放を経験。欧州で執筆を続け、『ラブ・ストーリーを読む老人』で世界的に注目される。代表作『カモメに飛ぶことを教えた猫』はロングセラーに。
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トマシーナ(創元推理文庫) ポール・ギャリコ/山田蘭訳
¥780
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版再版 2004/6/25 発行 ISBN4488560016C0197 大切なものを失ったとき、人はどうやって前を向けるのでしょうか。 『トマシーナ』は、そんな心の痛みにそっと寄り添ってくれる物語です。 舞台はスコットランドの静かな町。愛を信じられない獣医と、愛する猫を失った少女。そこに現れた一人の“魔女”と、猫に宿る不思議な魂が、止まっていた時間をゆっくりと動かしはじめます。 読んでいると、悲しみの奥にある“癒し”の光が、少しずつ胸の奥に差し込んでくるようなんです。 命と命が触れあうことで、人の心がやわらかく変わっていく──そんな優しさが、この本にはたくさん詰まっています。 もし今、気持ちがふと沈むときがあったなら、この物語を開いてみてください。 きっとあなたの心にも、小さな奇跡がそっと訪れますから。 <ポール・ギャリコについて> ポール・ギャリコは1897年にニューヨークで生まれ、スポーツライターとして成功後、1930年代後半に小説家に転身しました。代表作『ポセイドン・アドベンチャー』や『まぼろしのトマシーナ』などがあり、動物ファンタジーや愛の物語を得意とし、多くの作品が映画化されました。1976年にモナコで亡くなりました。
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恋の絵本(大和書房) 遠藤周作/長尾みのる絵
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1971/10/25 発行 ハードカバー B6版 「恋」をテーマに、藤周作の文と長尾みのるの絵のコラボレーションという点で、非常に魅力的な価値ある一冊となっています。言葉と絵の力で、大人の恋愛のマナー、喜びや切なさを優しく描き出していますよ。 ページをめくるたびに、心にそっと触れる言葉や絵に出会い、「恋ってこういうものかも」と感じられる瞬間が訪れるかもしれません。本書は、恋愛の楽しさだけでなく、その奥に潜む感情の機微を教えてくれる宝物のような本です。 恋の世界を覗いてみたくなったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。 <遠藤周作さんについて> 遠藤周作(1923-1996)さんは、日本を代表する小説家。「海と毒薬」や「沈黙」などで国際的評価を得ました。カトリック信仰と日本文化を融合した作品が特徴で、芥川賞や文化勲章を受賞。「狐狸庵先生」のエッセイでも親しまれました。 <絵:長尾みのるさんについて> 長尾みのる(1929-2016)さんは日本を代表するイラストレーター・装丁家。早稲田大学卒業後、無銭世界一周旅行を経験。帰国後、イラストレーターとして活躍し、独創的な作品で児童文学や出版界に貢献しました。
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本が語ること、語らせること(夕書房) 青木海青子
¥1,540
非常に良い(非常に良い/良好/並) 12.0×17.0cmサイズ(単行本) 初版第三版 2022/8/14 発行 ISBN9784909179081C0095 読書好きさんにおすすめの一冊(エッセイ)です。 著者の青木海青子さんが営む奈良県東吉野の小さな私設図書館。この本では、そこを訪れる人々と本との出会いが丁寧に描かれています。 コロナ禍を背景に、著者が「本を通じて寄り添う」姿勢は、読む人の心にもそっと響くはず。本と人生を結びつける視点が、新しい読書の楽しみ方を教えてくれます。 本が持つ「力」を信じたくなるような、そんな優しいエッセイ。お疲れの日に開いてみたら、きっと心がほぐれるはずです。 「次に読むのは、これかもしれない」と感じたら、どうぞ手に取ってみてくださいね。 <青木海青子さんについて> 青木海青子(あおき・みあこ)さんは、1985年兵庫県生まれの図書館司書。大学図書館で約6年勤務後、2016年に夫と奈良県東吉野村へ移住。自宅を開放した私設図書館「Lucha Libro」を運営し、人文書を中心に本と人をつなぐ活動を行っています。2023年にはエッセイ集『不完全な司書』を出版。長年の経験を活かし、読書の楽しさと新たな視点を提案し続けています。
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茨木のり子詩集(岩波文庫) 谷川俊太郎選
¥570
非常に良い(非常に良い/良好/並) 15版 2022/2/4発行 ISBN 4003119518 茨木のり子詩集(岩波文庫)は、茨木さんの力強さと優しさが詰まった一冊です。 谷川俊太郎さんが選んだ詩には、戦争を生き抜いた女性の切なさや未来への希望、自分らしく生きる大切さが込められています。 たとえば『自分の感受性くらい』では、自分を信じる勇気をそっと後押ししてくれる言葉が胸に響きます。この詩はこれだけで、自己啓発に匹敵しますし、自分に喝を入れられるんです。素晴らしい詩だと思います。いっそのこと暗記してもいいくらい! そして『わたしが一番きれいだったとき』 この詩には、一番きれいだった青春時代に戦争があったという、その切なさがぎゅっと詰まっています。個人的にもこの詩が大好きです。一番きれいなときが戦争なんて…と思うと、女性ならではの感覚として共感できる部分が多いのではないでしょうか。 そんな茨木のり子さんの言葉は、忙しい日々でもふと立ち止まり、自分と向き合うきっかけをくれるはず。 この詩集が、あなたの心にそっと寄り添う存在になりますように。ぜひ手に取ってみてくださいね。 <茨木のり子さんについて> 茨木のり子(いばらぎ のりこ)さんは1926年、大阪で生まれ、医薬系の学校を卒業後、1949年に医師と結婚。1950年に詩人としてデビューし、1955年に第一詩集『対話』を刊行しました。韓国現代詩の紹介にも尽力し、1991年には『韓国現代詩選』で読売文学賞を受賞。2006年に79歳で逝去しました。
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はるかな国からやってきた(童話屋) 谷川俊太郎
¥610
良好(非常に良い/良好/並) ハードカバー 13版 2007/9/4発行 ISBN 4887470330 ※文庫サイズ 「なんだか心が疲れているな…」そんな日、ありますよね。生きることにちょっと迷いそうになったとき、そっと開いてほしい詩集があるんです。 それが、谷川俊太郎さんの『はるかな国からやってきた』(童話屋)。 約2,000編の詩の中から、5年の歳月をかけて選ばれた言葉たちは、どれも澄んでいて、優しくて──読むたびに、自分の中の静けさにふれていくんです。 この本に流れるテーマは、「すべての生は幸福である」。 悲しみも、孤独も、そして言葉にならない想いさえも、そっとすくいあげて、あたたかい光で包んでくれるんですよね。 私も読みながら、「ああ、生きてるって、ただそれだけですごいことなんだな」って、胸がきゅっとなりました。 きっとあなたにも、詩がそっと語りかけてくれるはず。 心がふっと軽くなる時間を、ぜひこの一冊と一緒に──。 <谷川俊太郎さんについて> 谷川俊太郎さん(1931年生まれ)は、日本の詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家です。1948年に詩作を始め、1952年に処女詩集『二十億光年の孤独』を発表。映画や絵本制作にも進出し、広範なジャンルで活躍。2024年に92歳で逝去しました。
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夜間飛行(新潮文庫) サン・テグジュペリ/堀口大學訳
¥430
並(非常に良い/良好/並) 79版 2001/5/30発行 ISBN 410212201X 経年のヤケと表紙、小口等に擦れや傷みあり。読むには問題ありません。 この物語、『夜間飛行』は、暗い空を飛ぶ郵便飛行士たちの勇気と責任を描いた物語となっています。 飛行機がまだ新しい時代、危険な空を飛び続ける彼らの姿に、きっと共感するはず。 怖さや孤独を感じながらも、大切な使命を果たそうとする彼らの姿勢は、私たちにも「前に進む勇気」を教えてくれます。 詩的な文章とリアルな飛行シーンに心を動かされるので、日々の生活でも自分の価値を見つめ直すヒントが見つかるかもしれませんね。 この一冊で、あなたの心にも何か新しい風が吹くはずです! <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。
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運転者(㈱ディズカバー・トゥエンティワン) 喜多川泰
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪10版≫2022/1/14発行 ハードカバー 喜多川泰さんの『運転者』は、人生に行き詰まりを感じている人にぴったりの物語です。 主人公の修一は中年で転職し、順調に進まない日々に苦しみながら、妻や娘との関係もうまくいかず、精神的にも金銭的にも追い詰められています。でも、そんな修一に現れたのは、不思議なタクシー。乗車してから彼の人生は少しずつ変わり始めます。 この物語はファンタジーの要素を取り入れつつ、「人生の良し悪しは自分の受け取り方次第だ」と気づかせてくれるんです。 どんな状況にも、自分の歩むべき道は必ずあると教えてくれる、心温まる内容です。 私は、読んだ後、心がスーッと軽くなりまたよ。 少しでも迷っているなら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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約束された移動(河出書房新社) 小川洋子
¥860
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) ハードカバー ≪初版≫2019/11/30発行 小川洋子さんの短編集『約束された移動』は、6篇の短編が収められた珠玉の一冊です。 この作品は、2009年から2019年に発表された"移動"をテーマにした物語が集められています。特に、表題作「約束された移動」では、ハリウッド俳優Bと客室係の"私"が、本を通じて密やかな絆を築く様子が描かれています。Bがホテルの本棚から1冊ずつ持ち去る行為を、"私"は秘密にしながら見守ります。その静かな関係性は、読者の心にそっと寄り添ってきます。 他にも、ダイアナ妃に魅了される老女と孫娘の物語「ダイアナとバーバラ」や、迷子たちを取り上げた「元迷子係の黒目」、羊にまつわる不思議な「黒子羊はどこへ」など、多様な視点で描かれる人間模様が魅力のお話。 この本を読むと、人間関係の複雑さや世代を超えた交流の美しさ、本や言語が持つ力について深く考えさせられます。また、小川洋子さん独特の静謐で豊かな物語世界に浸ることで、心が穏やかに満たされるんじゃないかと思います。 注目していただきたいのは、人と人との微妙な距離感や、移動を通じて生まれる繋がりの描写です。それは私たちの生活にも通じる、大切な何かを思い出させてくれるかもしれません。 人生の儚さと美しさをそっと教えてくれるこの短編集。まるで宝石箱のような一冊を、ぜひ手に取ってみてくださいね。読後には、心に小さな光が灯るような感覚を味わえることでしょう。
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若草物語(新潮文庫) オールコット/松本恵子訳
¥490
良好(非常に良い/良好/並) 22版 2020/3/5 発行 ISBN9784102029039 『若草物語』は、心温まる家族の絆と成長の物語。 4人姉妹が困難に立ち向かいながらも、お互いを支え合い、夢を追いかける姿に胸が熱くなりますよ。 私も初めて読んだとき、ジョーの強い意志に共感し、彼女が作家として成長する姿に励まされました。たまに涙もありましたが、それ以上に温かい気持ちで満たされたのです。 この本を手に取ったとき、きっとあなたも、自分自身の成長を見つめ直すきっかけになると思います。 家族や友人との絆を再認識できる、そんな一冊です。 読むたびに心がほっこりするこの名作、ぜひ手に取って、あなた自身の「若草物語」を感じてみてくださいね。 また、この本は150年以上も読み継がれている名作で、時代を超えて愛され続けている理由がここにあります。家族や友情の大切さ、そして自分を大切にしながら周りを思いやる心を教えてくれますよ。 きっと、あなたの心に寄り添い、人生の指針となる一冊になるはずです。 <ルイーザ・メイ・オルコットについて> ルイーザ・メイ・オルコット(1832年生まれ)は、アメリカの作家で、代表作『若草物語』で有名です。家計を支えるために執筆を始め、1860年代に作家として成功。ペンネームA・M・バーナードでスリラーも執筆し、生涯で30冊以上の本と300篇以上の作品を残しました。
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幸いなるかな本を読む人(毎日新聞出版) 長田弘
¥1,600
良好(非常に良い/良好/並) 2版 2009/4/5 発行 ハードカバー 2009年 第24回 詩歌文学館賞・現代詩部門受賞 「本は人生の友」──そんな想いを、静かに深く届けてくれる詩集があるんです。 長田弘さんの『幸いなるかな本を読む人』は、作者が愛した25冊の本に、それぞれ1篇ずつ詩をあてた特別な作品。どの詩も、本そのものというより“読んだときに感じた世界”が綴られていて、まるで読書の余韻そのものが詩になって届くようなんです。 たとえば『檸檬』『草枕』『エミリーへの薔薇』『エセー』『ソクラテスの弁明』…名前を聞くだけで胸がふわっとするような名著たちが並びます。それを詩で味わうという贅沢。読むうちに、思わず自分も詩を書いてみたくなってしまうんですよね。 さらに、表紙には読書する天使の絵、各詩の扉には古いアルファベットの装飾──このセンスもたまりません。 読書って、自分を見つめ、世界とつながり、人生を豊かにしてくれる営みなんだと、そっと教えてくれる一冊。迷いや疲れを感じたときに、やさしい光を灯してくれますよ。 <長田弘さんについて> 長田弘(おさだ ひろし)さんは、1939年福島県生まれの詩人で、児童文学や文芸評論、翻訳、随筆など幅広い分野で活躍しました。1965年に詩集『われら新鮮な旅人』でデビューし、1984年には『深呼吸の必要』がロングセラーに。2015年に75歳で逝去。詩だけでなく、テレビ番組や新聞の選者としても多くの人々に親しまれました。
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奇跡 ミラクル(みすず書房) 長田弘
¥1,000
非常に良い(非常に良い/良好/並) 6版 2021/1/22 発行 ハードカバー 第55回毎日芸術賞受賞 長田弘さんの詩集『奇跡-ミラクル-』は、日常の中に潜む小さな奇跡を見つける力をくれる一冊です。 生と死、存在と不在といったテーマを、長田らしい静かな言葉で紡いでいるんです。 巻頭の「幼い子は微笑む」から、ベルリンを舞台にした詩、そして最後の「奇跡」まで、どの詩も、日々の何気ない瞬間にこそ人生の本質が隠れていると気づかせてくれるのです。 私もこの本を手に取った時、ふと「こんな小さな奇跡に気づける心を大切にしたい」と感じました。あなたも、この詩集を手にした時に、日々の生活に新たな意味を見出す瞬間が訪れるかもしれません。 読むことで、日常に潜む奇跡を見逃さず、大切に感じることができる。 そんな素敵な気持ちを一緒に感じてみてください。 ぜひ手に取ってみてくださいね。 <長田弘さんについて> 長田弘(おさだ ひろし)さんは、1939年福島県生まれの詩人で、児童文学や文芸評論、翻訳、随筆など幅広い分野で活躍しました。1965年に詩集『われら新鮮な旅人』でデビューし、1984年には『深呼吸の必要』がロングセラーに。2015年に75歳で逝去。詩だけでなく、テレビ番組や新聞の選者としても多くの人々に親しまれました。
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ちくま日本文学全集 織田作之助 1913-1947(筑摩書房) 織田作之助
¥650
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1993/5/20 発行 「人間くささ」に、思わず笑って、泣けてくる──そんな言葉がぴったりなのが、織田作之助の短編集『ちくま日本文学全集 織田作之助』です。昭和の大阪を舞台に、名作「夫婦善哉」をはじめとする短編の数々が、庶民の日常をユーモアと哀愁たっぷりに描き出しています。どのお話も、ページをめくるたびに、まるで誰かの人生の断片をそっとのぞき見るような感覚があるんですよね。 私は「アド・バルーン」という作品を読んだとき、心の奥がじんわりあたたかくなりました。人は弱くて不器用。でもだからこそ、愛おしい。そんなふうに思わせてくれる物語たちが、この一冊にはぎゅっと詰まっているんです。 本には、心のひだにそっと寄り添い、癒してくれる力があります。もし、今ちょっとだけ心が疲れているなら、織田作之助の世界に触れてみませんか? 気になる一編からでかまいません。きっと、あなたの中にも何かあたたかいものが灯りますよ。 <織田作之助について> 織田作之助(おだ さくのすけ)は、1913年、大阪に生まれました。旧制第三高等学校を中退後、1938年に『雨』でデビューし、1940年には『夫婦善哉』で作家として名を馳せます。戦後は無頼派作家として活躍し、評論も手掛けましたが、1947年に結核で急逝。短い生涯の中で、大阪の庶民を描き、文学に大きな影響を与えました。 ※『夫婦善哉』については、ショップブログ>2024年10月5日です。ぜひチェックしてみてくださいね!
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愛について語るときに我々の語ること(村上春樹 翻訳ライブラリー)(中央公論社) レイモンド・カーヴァー/村上春樹訳
¥820
非常に良い(非常に良い/良好/並) 6版 2020/3/31 発行 ソフトカバー 「愛って、結局なんなんだろう?」 そんなふうに思ったこと、ありませんか? レイモンド・カーヴァーの短編集『愛について語るときに我々の語ること』は、何気ない日常のなかにある“愛のかたち”を、静かに、けれど鋭く描き出しているんです。 表題作では、2組の夫婦がグラスを傾けながら語る愛の記憶や傷跡が、読む人の胸にもそっと響いてきます。 私はこの本を読んだとき、「愛って正解がないからこそ、悩んでしまうのかもしれないな」と思ったんですよね。でも同時に、言葉にしにくい想いや、不器用でも誰かを思う気持ちが、ちゃんと誰かに届いている…そんな希望も感じたんです。 読み終えたあと、自分自身や大切な人のことを、もう一度見つめてみたくなる一冊です。 もし今、心のどこかで立ち止まりたくなっているなら──この本と、静かな時間を過ごしてみませんか。 本の言葉が、あなたの心をやさしく整えてくれるはずです。 <レイモンド・カーヴァーについて> レイモンド・カーヴァー(1938年生まれ)は、アメリカの短編小説作家で、労働者階級の生活を描いた現実主義的な作風で知られます。カリフォルニアで創作を学び、1970年代から80年代に名声を確立。アルコール依存症を克服し、1988年に肺がんで死去しました。代表作に『愛について語るときに我々の語ること』があります。
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吉沢久子 すっきり生きる言葉(主婦の友) 吉沢久子
¥700
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2019/9/30 発行 ソフトカバー 「大丈夫、自分を責めなくていいんです」──そんな言葉が、そっと心に染み入ることってありますよね。吉沢久子さんは、101歳まで自立して暮らし続けた方。その彼女が語る一言ひとことには、長い人生の中で編まれたやさしさと、実感のこもったあたたかさがあります。 本書は、そんな久子さんの言葉を集めたアンソロジー。どこから開いても、悩みにそっと寄り添い、心を軽くしてくれる言葉に出会えるんです。「これまでの人生を否定しないこと」「悲しみを仕事にしてはいけない」──その言葉たちに、私自身もずいぶん救われました。 年齢や状況にかかわらず、少し疲れた心をやさしく包んでくれる一冊。読書の力って、こんなふうに、静かにそばにいてくれるものなんですよね。どうかあなたにも、この本がそっと寄り添いますように。 <吉沢久子さんについて> 吉沢久子(よしざわ ひさこ)さんは1918年に東京で生まれ、文化学院を卒業後、速記者や文芸評論家の秘書を経て、生活評論家として活動を始めました。夫と死別後、一人暮らしを続け、100歳を超えて執筆を続けました。老年世代へのアドバイスで多くの共感を呼び、101歳で永眠しました。
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木曜日にはココアを(宝島社文庫) 青山美智子
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪20版≫ 2023/1/3発行 青山美智子さんの『木曜日にはココアを』は、心温まる12の短編からなる連作小説です。 舞台となる「マーブル・カフェ」には、毎週木曜日にココアを頼んでエアメールを書く不思議な常連客、通称「ココアさん」がいます。 この物語を通じて、さまざまな人物の小さな幸せや成長を感じることができるんですよね。どのエピソードも温かくて、まるで自分がその場にいるかのように心がほっこりと包まれますよ。 日々忙しい生活に追われる中で、心のひとときが欲しくなる瞬間、あなたに寄り添ってくれる一冊です。 読むことで、少しだけ人生が優しく見えたり、周りの人々とのつながりを大切にしようと思ったりするかもしれません。 もし、心が疲れた時やほっとしたい時、ぜひこの本を手に取ってみてください。きっと、あたたかいココアのように、心がほっこりと癒されることでしょう。 <青山美智子さんについて> 青山美智子さんは、1970年愛知県生まれの作家です。シドニーで記者を経験後、帰国し雑誌編集に携わりました。2003年に第28回パレットノベル大賞で佳作を受賞し、心温まる連作短編で多くの読者に愛されています。代表作には『木曜日にはココアを』や『お探し物は図書室まで』があります。
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続・伊藤比呂美詩集(思潮社) 伊藤比呂美
¥930
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2011/7/30発行 言葉って、ただ消えていくものじゃないんですよね。誰かが紡いだ詩は、読み手の心の奥にふっと残って、いつかの自分を照らしてくれることがあるんです。 『続・伊藤比呂美詩集』は、そんな“消えゆく言葉”にあたたかな灯をともすような一冊。性や家族、母であること、そして生と死。そのどれもが、伊藤さんの言葉に触れると、不思議とやさしく、力強く響いてくるんです。 「言葉にすると、こんなふうに自分を受けとめてあげられるんだ」と、私自身も何度も救われました。 詩ってちょっと難しそう…と思う方にも、そっと開いてみてほしいです。きっと、あなたのなかにある記憶や想いが、やわらかくほどけていくはずですから。 ページの向こうに、心を癒す言葉の居場所が待っています。 <伊藤比呂美さんについて> 伊藤比呂美さんは、1955年生まれの詩人・小説家で、1980年代に女性詩ブームを牽引しました。育児エッセイや現代詩を通じて、新しい表現を追求し続け、特に日常の言葉を芸術へと昇華させる力に定評があります。詩的言語の解体と再構築をテーマに、女性の切実な体験を深く掘り下げた作品を多く発表してきました。また、大学で教鞭をとるなど、創作活動と教育にも積極的に取り組んでいます。
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イエーツ詩集(思潮社) イエーツ/加島祥造訳
¥1,000
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ソフトカバー ≪第3版≫ 2009/4/25発行 心がふっと疲れたとき、あなたはどんな言葉に寄り添いたくなりますか? 『イエーツ詩集』(思潮社)は、そんなときに静かに手に取りたくなる一冊なんです。アイルランドの詩人W.B.イエーツの詩を、加島祥造さんのやさしい日本語で味わえるこの本。たとえば「イニスフリーの島へ」や「あなたが年をとって」など、自然や老い、人生の孤独をそっと見つめる詩が収められていて、読むたびに心の深いところがほぐれていくんですよね。 私自身、この詩集を読みながら、まるで誰かと静かに話しているような安心感をおぼえました。日々の喧騒から離れて、言葉の静けさに癒される時間って、やっぱり大切なんだなぁって。 もし、少しでも気になる…と感じたら。そっと開いてみてくださいね。詩のことばが、あなたの心にもきっと届くと思います。 <ウィリアム・バトラー・イェイツについて> ウィリアム・バトラー・イェイツ(1865–1939)は、アイルランド出身の詩人・劇作家・思想家で、20世紀英語文学を代表する詩人のひとりです。ケルト神話や民俗に着想を得た詩を多く残し、アイルランド文芸復興の中心人物として活躍。オカルティズムや民族運動にも関わり、1923年にはノーベル文学賞を受賞しました。詩や戯曲を通じて、アイルランドの文化と精神を世界に伝えました。
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そういうふうにできている(新潮文庫) さくらももこ
¥500
【並】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1999/7/1 発行 経年劣化 天、小口ヤケあり(写真の通りです) 読むには問題ありません。 『そういうふうにできている』は、さくらももこさんが自身の妊娠から出産までをユーモア満載でつづった心温まるエッセイです。 妊娠初期の衝撃的な発覚から、悪阻や便秘との戦い、出産に至るまでの喜怒哀楽をリアルに描きながらも、さくらさんの軽妙な筆致でつづられていて、読むたびに思わず笑顔がこぼれます。 妊娠や出産に対する不安や疑問があっても、この本を読めばきっとその気持ちが少し軽くなりますよ。子育てをする人、まだ経験していない人、どちらにも響くものがあるでしょう。 実際、私は出産経験がないのですが、「人間って、そういうふうにできているんだな」と、日々の小さな悩みが少し楽に感じられるようになったんですよね。 きっと、あなたの心をほっこりさせてくれる、そんな一冊だと思います。 <さくらももこについて> さくらももこ(1965–2018)は、静岡県出身の漫画家・エッセイストです。『ちびまる子ちゃん』で国民的な人気を博し、作詞家としても「おどるポンポコリン」で日本レコード大賞を受賞。エッセイでも『もものかんづめ』など数々のベストセラーを生み出し、ユーモアとやさしさあふれる表現で多くの人に愛され続けています。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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月曜日の抹茶カフェ(宝島社文庫) 青山美智子
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2023/6/20 発行 「マーブル・カフェ」が特別に開く「抹茶カフェ」を舞台に、東京と京都を行き来しながら様々な人々の人生が交差する物語。 心温まる12カ月を紡いでいく、連作短編集です。 青山美智子さんの『月曜日の抹茶カフェ』は、東京と京都を舞台に、人と人とのつながりのあたたかさを描いた物語です。 月曜日だけ開く小さなカフェに集まる人々は、仕事や恋に悩んだり、大切な誰かとすれ違ったり。 そんな心の揺らぎを抱えた人たちが、一杯の抹茶とともに少しずつ自分を取り戻していきます。 この本を読むと、「ひとりじゃないんだ」とそっと背中を押してもらえるような気持ちになりますよ。 忙しい日々の合間に、ほっとひと息つきたい方にぴったりの一冊です。
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今日の花を摘む(双葉社) 田中兆子
¥1,570
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2023/6/24 発行 「今日が一番若い」──そんな言葉に、ふっと背中を押された気がしました。 『今日の花を摘む』は、51歳の独身女性・愉里子が主人公。出版社に勤め、茶道をたしなみながら、恋愛の“いいとこ取り”だけを楽しむ「花摘み」をひそかな趣味にしている女性です。 でも、70歳の粋な男性・万江島さんとの出会いが、彼女の中の何かを少しずつ揺らしていきます。 更年期や介護、セクハラ――現代の女性たちが抱える悩みを描きながらも、物語のなかには、年齢や世間の目に縛られず、自分らしく生きようとする女性たちのしなやかな強さがあって、読んでいてとても前向きな気持ちになれました。 「もう遅い」なんてことはないのだと、優しく教えてくれる一冊です。 もし今、少し立ち止まりたくなったら──この物語をそっと開いてみてくださいね。 <田中兆子さんについて> 田中兆子(たなか ちょうこ)さんは1964年生まれの作家。OLを経て専業主婦となり、40代から小説を執筆。2011年『甘いお菓子は食べません』でデビュー。『徴産制』でセンス・オブ・ジェンダー賞、『今日の花を摘む』で本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞を受賞。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。