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ある犬の飼い主の一日(新潮クレストブックス) サンダー・コラールト/長山さき訳
¥1,500
非常に良い(非常に良い/良好/並) ソフトカバー 初版 2023/4/25発行 ISBN9784105901882 ◆2020年 リブリス文学賞受賞作品 『ある犬の飼い主の一日』は、サンダー・コラールトが紡ぐ、静かでやさしい物語。 老犬スフルクと暮らすヘンクの一日は、何気ないけれど、心にしみる時間の連なり。小さな出来事が、人生の輝きをそっと照らします。 大切な存在を愛おしく思う気持ち、あなたにもきっと伝わるはずです。 オランダ固有の犬種コーイケルホンディエのスフルクを溺愛するヘンクの姿に、私も胸が温かくなりました。どうぞ、じんわりと心に染みる読書を。 <リブリス文学賞とは?> リブリス文学賞は、Twitterの投票で決まる読者が選ぶ文学賞です。対象は、国内の新作小説と海外の初めて翻訳された小説。投票はハッシュタグをつけて行い、「国内部門」「海外部門」のどちらかだけでもOK。本好きの声が反映される、ちょっと特別な文学賞です。 <サンダー・コラールトさんについて> サンダー・コラールトさんはオランダ出身の小説家。代表作『ある犬の飼い主の一日』はオランダでベストセラーとなり、日本でも新潮クレスト・ブックスから翻訳出版された。生と死を巧みに描き、人生の意味を探求する作風が特徴。
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欲望 (新潮文庫) 小池真理子
¥420
良好(非常に良い/良好/並) 初版 2000/4/1 発行 ISBN410144014 ◆1998年 第5回 島清恋愛文学賞受賞作品 『欲望』は、小池真理子さんが描く、心と体のすれ違いが切なく響く物語です。 主人公・類子は、満たされぬ想いを抱えながらも、正巳という青年に心惹かれていきます。愛とは何か?欲望とは何か?を静かに問いかけられるような一冊です。 島清恋愛文学賞受賞作の美しい文章に浸りながら、自分の心の奥をそっと見つめてみませんか? <小池真理子さんについて> 小池真理子さん(1952年生まれ)は、出版社勤務を経て、1978年にエッセイスト、1985年に小説家としてデビュー。恋愛小説やミステリーで活躍し、直木賞など数々の文学賞を受賞。軽井沢在住。
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巨女(徳間文庫) 吉村萬壱
¥550
非常に良い(非常に良い/良好/並) 4版 2023/9/25発行 ISBN9784198941499 ◆2015年 第22回 島清恋愛文学賞受賞作品 『巨女』は、吉村萬壱さんが描く、愛と献身の極限を問う物語です。 妻が巨大化していく奇妙な現象に直面する主人公。 これはただの奇想小説ではなく、愛することの重さ、そして介護の現実に静かに向き合う一冊なんですが、第11回島清恋愛文学賞受賞作でもあり、文学的感性が培われる物語だと思います。その衝撃的な世界に、一歩踏み込んでみませんか? <吉村萬壱さんについて> 吉村萬壱(よしむらまんいち)さん(1961年生)は、大阪育ちの小説家。高校教諭を経て52歳で専業作家に。2001年「クチュクチュバーン」で文學界新人賞受賞、2003年「ハリガネムシ」で芥川賞受賞。退廃的でグロテスクな作風が特徴。エッセイ執筆も。
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ジョン万次郎漂流記 本日休診(角川文庫)・黒い雨(新潮文庫)/井伏鱒二
¥600
※二冊セットです ●ジョン万次郎漂流記 本日休診/井伏鱒二 (角川文庫) 良好(非常に良い/良好/並) 19版 1995/5/30発行 天、小口に経年によるヤケあり。読むには問題ありません。 ISBN4041076013 ◆1938年 第6回 直木賞受賞作品 運命に翻弄されながらも、学ぶことで道を切り開いたジョン万次郎。その姿は、私たちにも新しい世界に踏み出す勇気をそっとくれる気がします。井伏鱒二の美しい文章で描かれるこの物語、あなたも一緒に旅しながら堪能してくださいね。 ●黒い雨/井伏鱒二(新潮文庫) 51版 1994/6/5発行 天、小口、地に経年によるヤケあり。読むには問題ありません。 ISBN4101034060 ◆1966年 野間文芸賞作品/文化勲章受章 『黒い雨』は、原爆に翻弄された人々の静かな叫びが込められた物語なんです。 姪の幸せを願う重松の想いと、避けられない運命に胸が締めつけられます。 でも、この本には絶望だけではなく、人が生きることの意味も刻まれています。過去を知り、未来を考えるために、ぜひ手に取ってみてください。 <井伏鱒二について> 井伏鱒二(1898-1993)は広島県生まれ。早稲田大学で文学を学び、同人誌でデビューしました。『山椒魚』や『黒い雨』など、ユーモアと哀感を織り交ぜた作品で知られる。直木賞や文化勲章を受章し、昭和を代表する文豪として今も愛されています。
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軽いめまい(講談社) 金井美恵子
¥2,500
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 1997/4/8 発行 ISBN4062043084 金井美恵子の『軽いめまい』(講談社)は、何気ない日常の中にふっと忍び込む違和感を繊細に描いた物語。 専業主婦の夏実が感じる「軽いめまい」は、どこか他人事ではなく、私たちの心にもそっと寄り添ってくるんです。満たされているはずなのに、ふとした瞬間に揺らぐ気持ち、そんな経験のある方には、きっと響く一冊。 2023年には英訳され、ニューヨークタイムズやアトランティック誌でも書評されるなど、国際的にも高く評価されています。 静かに、でも確かに心の奥を揺さぶるこの物語を、ぜひ味わってみませんか? <金井美恵子について> 金井美恵子(1947年生)は、高校卒業後、作家活動を開始し、1967年『愛の生活』で文壇デビュー。『タマや』で女流文学賞受賞など、多くの作品を発表。映画評論や対談集も手がけ、東京・目白で姉と暮らしている。
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個人的な体験 純文学書下ろし特別作品(新潮社) 大江健三郎
¥1,350
並(非常に良い/良好/並) ハードカバー 13版 1969/9/30発行 函・帯あり。経年による函背、天、地ヤケ・シミあり。 書籍自体は良好 『個人的な体験 純文学書下ろし特別作品』(新潮社)は、大江健三郎が自身の経験をもとに描いた、深い葛藤と再生の物語。 障害を持つ息子の誕生に揺れる主人公の心が、まるで自分のことのように響いてくるんです。人生の選択に迷うとき、そっと寄り添ってくれる一冊。 言葉の一つひとつが胸に残る、純文学ならではの味わい深さを感じてみませんか? ゆっくりと、この物語の世界に浸ってみてくださいね。 <大江健三郎さんについて> 大江健三郎さん(1935-2023)は愛媛県生まれの作家。東京大学卒業後、「飼育」で芥川賞を受賞。代表作に「個人的な体験」「万延元年のフットボール」など。1994年にノーベル文学賞を受賞し、日本文学に大きな影響を与えました。
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地底旅行・海底二万里(創元SF文庫) ジュール・ヴェルヌ
¥940
※二冊セットです ●『地底旅行』(創元SF文庫)ジュール・ヴェルヌ/窪田般弥訳 並(非常に良い/良好/並) 27版 1994/1/10発行 ISBN4488606024 『地底旅行』(創元SF文庫)は、ジュール・ヴェルヌの素晴らしい冒険物語。リーデンブロック教授と甥・アクセル、案内人・ハンスが、地球の中心を目指して地下の未知の世界を探検する様子が描かれています。 地下には驚きの光景や不思議な生物が待ち受けていて、思わずワクワクしてしまいますよ。私も初めて読んだ時、その冒険心に心を奪われたほど。科学的な知識や冒険心を育みながら、ヴェルヌの世界観に浸ることができます。もし、あなたが少しでも冒険に心惹かれるなら、この本はきっと心に残る一冊になると思います。 ●『海底二万里』(創元SF文庫) ジュール・ヴェルヌ/荒川浩充訳 並(非常に良い/良好/並) 16版 1994/10/21 発行 ISBN4488517048 『地底旅行』が地球の中心への旅を描いているのに対し、『海底二万里』は海底世界の探索を描いています。 『海底二万里』も同様に冒険の世界へ、あなたも一緒に足を踏み入れることができる一冊です。 海底で繰り広げられる未知の冒険が、きっとあなたの心をわくわくさせてくれると思いますよ。 アロナックス教授や仲間たちが出会う不思議な生き物たちや、深海の神秘的な世界に心奪われること間違いなし。私も初めてこの本を読んだとき、まるで自分が海底にいるような感覚を味わいました。 ヴェルヌの描く未来の技術や、海底の世界に触れることで、少しだけ自分の視野が広がったような気がします。そんな気持ちを皆さんにも感じてもらいたいなぁと思っています。未知の世界への一歩を、ぜひこの本で踏み出してみてくださいね。 <ジュール・ヴェルヌについて> ジュール・ヴェルヌ(1828-1905)はフランスの作家で、科学冒険小説の先駆者。法律を学ぶも文学に転向し、『海底二万里』『八十日間世界一周』などを執筆。未来を予見するような作品でSFに影響を与え、生涯執筆を続けた。
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palmstories あなた(palmbooks) 津村記久子・岡田利規・町田康・又吉直樹・大崎清夏
¥1,280
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 2023/8/30発行 ハードカバー 寸法 : 11 x 2 x 13.7 cm (てのひらサイズです) ISBN9784910976013 『palmstories あなた』は、津村記久子さんや岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さんなど、5人の作家が紡いだ短編小説の集まりです。 それぞれの作品が、日常のちょっとした瞬間に感じる感情や人との繋がりを優しく描いています。 特に「あなた」というテーマを通して、心の中で大切なものを改めて見つめることができるかもしれません。どこかで誰かと繋がっている感覚を感じたくなったとき、ふっと手に取ってみたくなる一冊だと思います。私も読んで、心があたたかくなりました。 あなたにも、きっと素敵な発見があるはずです。どうぞ手に取ってみてくださいね。 ・津村記久子『六階を見習って』:閉店間近の生活雑貨店への感謝を綴る物語 ・岡田利規『一月、生暖かい月曜日の午後のこと』:些細な出来事から忘れがたい印象を得る瞬間を描く物語 ・町田康『言ひ譯』:物書きが編集者に作品が書けない言い訳をする中で展開する物語 ・又吉直樹『行列』:新しい街で不思議な行列に並ぶ「あなた」の体験 ・大崎清夏『眼鏡のバレリーナのために』:恋人との別れを機に隣人の存在に気づく物語
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恋愛論(太田出版) 竹久夢二
¥690
並(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1993/7/30 発行 ハードカバー ISBN4872331281 竹久夢二の『恋愛論』は、彼の恋愛遍歴を通じて芸術に対する深い思いが描かれている一冊。 特に、竹久夢二の心情が詩となって表現されている部分が切なく響いてくるようです。 竹久夢二の愛の形や悲しみが詩に込められていて、それが彼の絵画にどう影響したのかを知ることができるんですよね。 私はこの本を読んでみて、恋愛と創作が繋がる不思議な感覚に触れ、じんわり心が温かくなりました。 もし、あなたも心に響く一冊を探しているなら、この本はきっと心に残るんじゃないかと思えます。 <竹久夢二について> 竹久夢二(本名:竹久茂次郎「たけひさ もじろう」)は1884年、岡山県に生まれました。17歳で上京し、画家としての道を歩み始め、1905年に「夢二」の名で活動を開始。1914年には和装小物店「港屋」を開店し、絵画だけでなく詩や小説も手掛けました。大正ロマンを代表する画家として、独自の美人画で人気を博し、1934年に49歳で亡くなりました。
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星の王子さま(岩波書店) サン・テグジュペリ/内藤濯訳
¥590
良好(非常に良い/良好/並) 18版 2004/7/7発行 ハードカバー ISBN4001156768C8097 『星の王子さま』は、心の奥にそっと語りかけてくる物語。 サハラ砂漠に不時着した「ぼく」は、小さな星から来た王子さまと出会います。 旅の中で、王子さまは「大切なものは目に見えない」と気づくんです。 その言葉は、私たちの日常にも響くもの。忙しさの中で忘れかけていた大切な気持ちを、この本は優しく思い出させてくれます。 人生に迷ったとき、不安なとき、そっと開いてみてください。きっと、あなたの心をあたたかく照らしてくれるはずです。 心に残る名言と深い洞察が詰まったこの一冊、あなたの人生を豊かに彩ってくれることだと思いますよ。 <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。 ※ショップカテゴリー海外文学>文庫本>『夜間飛行』
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影裏(文藝春秋) 沼田真佑
¥420
良好(非常に良い/良好/並) 2版 2017/8/1発行 ハードカバー ISBN9784163907284C0093 『影裏』は、沼田真佑 さんのデビュー作であり、第157回芥川賞を受賞した素晴らしい小説。物語は、東日本大震災後の日本を背景に、主人公の今野が唯一の友人・日浅とのつながりを通して、喪失や孤独、人間関係の複雑さに向き合っていく様子を描いているんです。 読んでいると、時折自分自身の過去や心の中にしまい込んだ感情がふわりと浮かび上がり、胸が温かくなることがあります。 静かな文体ですが、その中に秘められた強さや深さが感じられるので、ズシンと心に残ります。 もしかしたら、あなたもこの本を読んで、心の中の何かが少しだけ動くのかもしれません。言葉の力を感じられる『影裏』、ぜひ手に取ってみてくださいね。 <沼田真佑さんについて> 沼田真佑(ぬまた しんすけ)さん(1978年生まれ、北海道小樽市)は、福岡大学附属大濠高校卒業後、西南学院大学商学部を卒業。2017年、デビュー作『影裏』で第122回文學界新人賞、第157回芥川賞を受賞。岩手県盛岡市在住で、独特の澄んだ文体と深い人間描写で注目されています。
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カモメに飛ぶことを教えた猫(白水社) ルイス・セプルベダ/河野万里子訳
¥1,000
良好(非常に良い/良好/並) 17版 1999/9/20 発行 ハードカバー ISBN4560046530C0097 表紙にスレ、汚れあり 『カモメに飛ぶことを教えた猫』は、ルイス・セプルベダが描く、やさしくてあたたかい物語です。 黒猫ゾルバが、母を失ったカモメの雛に寄り添い、飛ぶことを教えようとする姿は、「できるはずがない」と思うことにも、一歩踏み出してみようと思わせてくれるんです。 種を超えた友情や、約束を守ることの大切さに、じんわりと心があたたまる一冊。 読後、そっと背中を押されるような気持ちになるかもしれません。 <ルイス・セプルベダさんについて> ルイス・セプルベダさん(1949-2020)はチリ生まれの作家。社会主義運動に関わり、ピノチェト政権下で投獄・国外追放を経験。欧州で執筆を続け、『ラブ・ストーリーを読む老人』で世界的に注目される。代表作『カモメに飛ぶことを教えた猫』はロングセラーに。
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大庭みな子の雨月物語<わたしの古典19>(集英社) 大庭みな子
¥760
良好(非常に良い/良好/並) ハードカバー ≪初版≫ 1987/6/24 発行 ISBN4081630194C1393 表紙に経年のヤケあり 大庭みな子さんの『雨月物語<わたしの古典19>』は、上田秋成の幻想的な物語を、大庭みな子さんのやさしく繊細なまなざしで読み解いた一冊です。 幽霊や妖しいものたちが登場するけれど、そこにはどこか哀しみや切なさがあって、心の奥にしっとりと染み込んできます。孤独や想いのすれ違い、そんな気持ちに寄り添う物語たち。 今の自分に重なると感じたら、そっと手に取ってみてください。 古典の世界が、静かに心を包んでくれるかもしれませんよ。 <大庭みな子さんについて> 大庭みな子さん(1930-2007)は東京生まれの作家。敗戦を広島で経験し、津田塾大学卒業後、アラスカでの生活を経て作家に。『三匹の蟹』で芥川賞受賞。『津田梅子』などで高評価を得る。芥川賞選考委員を務め、日本文学に大きな足跡を残しました。
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冬の夜ひとりの旅人が(白水社) イタロ・カルヴィーノ/脇功訳
¥1,570
非常に良い(非常に良い/良好/並) 2版 2016/11/25 発行 ISBN9784560072073C0297 寒い夜、そっと本を開く。イタロ・カルヴィーノの『冬の夜ひとりの旅人が』 本書は不思議な読書体験ができます。私はとまどいました。けれど、進まずにはいられない感じなんですよね。ひとことで感想をお伝えするのは難しいので、ちょっと、物語風に内容をお話しますね。 物語に引き込まれそうになったその時、ふと気づきます。 本が乱丁で、続きを読めない……。 そんなもどかしさを抱えた「あなた」は、同じように物語を求める女性・ルドミッラと出会い、一緒に本の続きを探す旅に出ます。 章ごとに異なる物語が紡がれ、読書の意味を問いかけられるような不思議な感覚。 本を読むこと自体が、まるで物語の一部になるような、そんな特別な一冊です。 ページをめくるたび、あなたの中の「本が好き」という気持ちが、静かに、でも確かに満たされていくかもしれません。 読書の魅力を再発見したい方、物語の世界に深く浸りたい方に、そっとおすすめしたい本です。 <イタロ・カルヴィーノについて> イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)はキューバ生まれのイタリアの作家。戦後、トリノ大学で学びながら作家活動を始め、『くもの巣の小道』でデビュー。寓話的な作品や実験的な文学で知られ、『木のぼり男爵』『冬の夜ひとりの旅人が』などを発表。「文学の魔術師」と称されます。
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トマシーナ(創元推理文庫) ポール・ギャリコ/山田蘭訳
¥690
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版再版 2004/6/25 発行 ISBN4488560016C0197 『トマシーナ』は、猫好きなあなたにぜひ読んでほしいお話です。 主人公の少女と猫が織りなす、心温まる物語は、まるで心の中に優しい灯りをともすよう。 特に、何気ない日常に癒しを求めている時、この本を開くときっとほっとする気持ちが広がるんですよね。 小さな奇跡や深い絆が心に残って、気づけば本を閉じる頃には、まるで優しさに包まれたような気持ちになるんじゃないかなと思います。 自分を少しだけ大切にして、心が軽くなる感覚を味わえる一冊です。 <ポール・ギャリコについて> ポール・ギャリコは1897年にニューヨークで生まれ、スポーツライターとして成功後、1930年代後半に小説家に転身しました。代表作『ポセイドン・アドベンチャー』や『まぼろしのトマシーナ』などがあり、動物ファンタジーや愛の物語を得意とし、多くの作品が映画化されました。1976年にモナコで亡くなりました。
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こころ(明治図書出版) 夏目漱石
¥1,200
並(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1981/5/10発行 明治図書中学生文庫41 小口、天、地に経年のヤケありますが、他はきれいな状態です。 本書は明治図書の中学生文庫として、フリガナ付きで読みやすくなっています。 『こころ』は、夏目漱石が描く、心の奥深くに隠された感情や葛藤を静かに見つめる作品。 罪悪感や後悔に悩む「先生」の姿を通して、人間の心の複雑さに触れることができるんです。 実は私も、最初に読んだとき、心の中に少しずつ染み込んでくる感覚があって、何度も読み返したくなりました。 特に人との関係に悩んでいる方には、きっと何かを感じていただけると思います。新たな発見があるかもしれませんよ。 ちなみに、武者小路実篤『友情』との比較も面白いですよ! 同じ三角関係ですが、主人公の生き方が全く違います。興味があれば、両作品楽しんでくださいね! ショップ>日本文学>文庫本>友情(岩波文庫) 武者小路実篤
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ちくま日本文学004 尾崎翠(筑摩書房) 尾崎翠
¥710
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2007/11/20発行 ISBN9874480425041C0193 尾崎翠さんは、大正から昭和初期にかけて活躍した作家です。 彼女は鳥取と東京を行き来しながら、たくさんの素敵な作品を生み出しました。『ちくま日本文学004 尾崎翠』は、そんな尾崎翠さんの代表的な作品を集めた一冊で、少し不思議で魅力的な世界を感じさせてくれます。 例えば、『第七官界彷徨』では、現実と幻想が交錯するような感覚に包まれ、まるで夢の中にいるかのような不思議な気持ちが味わえます。また、彼女の作品は、時代の移り変わりや文化の違いを鋭く描き出しており、特に地方と都市の繋がりに興味がある方にはとても面白く感じられると思います。 尾崎翠さんの作品は、読むたびに新たな発見があるので、何度でも手に取りたくなる魅力があるんですよね。読み手の皆さんにとって、きっと心に残る作品になることだと思います。 私自身も、彼女の作品に触れたとき、その深さと美しさに感動しました。 本書を手に取ることで、あなたもその魅力に引き込まれること間違いなしです! <尾崎翠さんについて> 尾崎翠さんは1896年、鳥取で生まれ、1916年頃から本格的に文学活動を始めました。1920年に大学を退学後、雑誌に短編や映画評論を寄稿し、1931年に代表作『第七官界彷徨』を発表。神経を病み筆を折り、1971年に逝去しました。
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一房の葡萄(ハルキ文庫) 有島武郎
¥320
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2011/4/15発行 有島武郎さんの『一房の葡萄』は、心温まる成長物語です。 物語の主人公「僕」は、絵を描くのが好きな内向的な少年。 ある日、憧れの西洋人のジムが持っていた絵具を衝動的に盗んでしまいます。発覚してしまい、憧れの女性教師に連れて行かれますが、先生は優しく許してくれ、代わりに一房の葡萄を「僕」に渡します。 翌日、ジムとも仲直りし、二人は葡萄を分け合います。 この物語を読んで、罪と赦しについて考えるとともに、人とのつながりがどれほど大切かを感じることができます。 小さな失敗から学び、成長する主人公に共感できることでしょう。こんな温かい気持ちを感じたくなりませんか?
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終点のあの子(文春文庫) 柚木麻子
¥400
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪4版≫2014/8/25発行 収録作品「フォーゲットミー、ノットブルー」第88回オール讀物新人賞受賞作品(2008年) 史上最強の「ガールズ系小説」 『終点のあの子』は、柚木麻子さんが描く、女子高生たちの青春と成長をテーマにした連作短編集です。 物語は、入学式の日に出会った希代子と朱里の交流から始まります。 朱里は芸術的な家族背景を持ち、独特な個性を放つ少女で、二人の関係は少しずつ変化していきます。作品の中では、複数の女子高生たちがそれぞれの思いを抱えながら成長していく様子が描かれているんです。 思春期ならではの揺れ動く感情や人間関係が繊細に描かれ、読むと自己理解が深まり、他者への共感力も自然に育まれます。 学校生活のリアルな空気感や、少しずつ変わっていく人々の心情に共感しながら、自分の成長と重ね合わせて読むことができるはず。 もしもあなたが、自分と同じように悩みながら成長していく登場人物たちに心を寄せたくなったら、この本はぴったりです。
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友だち(新潮社) シーグリット・ヌーネス/村松潔訳
¥1,300
【非常に良い】(非常に良い/良好/並)) ソフトカバー ≪2版≫2020/4/15発行 2018年全米図書賞受賞作品 『友だち』はシーグリット・ヌーネスによる深い思索と感動を呼ぶ作品。 ニューヨークを舞台に、初老の女性作家が親しい男性の友人を自殺で失い、その後、亡き友人が飼っていた巨大な老犬アポロを引き取ります。 物語は、彼女とアポロとの日々を通じて、愛や友情、老い、人生の意味について深く考えさせられます。 この本を読むと、人生や愛、死についてじっくり考え、自分の感情や思考に向き合う時間が持てます。 特に、作家としての視点から文学の本質を掘り下げたり、人間と動物との関係を再考することができる点が魅力です。 静かに心に残るこの物語を、ぜひ手に取ってみてください。
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記憶の中の一番美しいもの(講談社) カレル・ファン・ローン/長山さき訳
¥660
【良好】(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり ハードカバー ≪初版≫2002/11/30発行 世界の18カ国に翻訳された世界的ベストセラー小説。 『記憶の中の一番美しいもの』はカレル・ファン・ローンによる父と子の物語です。 妻を亡くしたアーミンは、自分が子どもを作れない病気であり、息子ボウが実は誰の子かという疑問に悩みます。 ボウへの深い愛情と血のつながりがないことへの葛藤が丁寧に描かれています。 この本を読むと、家族の絆が血縁を超えてどれほど強いものであるかを改めて感じます。 記憶と現実の間で揺れる登場人物たちの心情に触れ、愛と責任、人間関係の複雑さについても深く考えさせられます。 親子のつながりについて考えたい方にぴったりの作品です。静かな感動が心に残りますよ。
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その姿の消し方(新潮社) 堀江敏幸
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり。他は至極良好。 ソフトカバー ≪3版≫2016/11/25発行 第69回野間文芸賞受賞作品 『その姿の消し方』は、堀江敏幸さんが描く記憶と不在をテーマにした静かな物語です。 主人公の「私」がフランスの古物市で見つけた一枚の絵はがき。 その消印と詩が導く探索の旅は、数十年にわたり、様々な出会いや別れを通じて進みます。 主人公の内面の変化とともに、不在が持つ意味や時間の流れの中で変わる解釈に気づかされます。 この本は、失われたものや出会いの価値をそっと教えてくれるんです。そして、今ここにある人や出来事を大切にする気持ちをそっと育んでくれる一冊です。
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東京奇譚集(新潮文庫) 村上春樹
¥360
再入荷です。 【並】(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり。 ≪初版≫2007/12/1発行 村上春樹さんの『東京奇譚集』は、予期しない出来事に翻弄される人々の不思議な体験を描いた短編集です。 5つの物語には、偶然の出会いや喪失、心の奥に潜む孤独が繊細に描かれています。 例えば、「偶然の旅人」では、ピアノ調律師が過去との和解を果たす瞬間に心が動かされたり、「ハナレイ・ベイ」では、亡き息子を思う母親が遭遇する奇妙な出来事が胸に残るんです。 この本を読むことで、日常の中に潜む不思議さに気づき、喪失や孤独と向き合うという新たな視点を見出すことだと思います。 村上春樹さんの世界観に浸りながら、現実と非現実が交錯する瞬間に引き込まれることでしょう。 この奇妙で美しい物語を、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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犬と私 (三月書房) 江藤淳
¥800
良好(非常に良い/良好/並) 新装版初版 1999/10/15発行 ハードカバー 表紙にシミあり 『犬と私』は、3匹のコッカー・スパニエルとの24年にわたる暮らしを描いた心温まるエッセイ集です。 子供がいなかった江藤夫妻が「家族」として迎えた犬たちとの日々には、喜びも悲しみも詰まっています。 著者特有の繊細な観察と、妻・慶子さんの挿絵が、物語に優しい温かみを添えています。犬好きな方も、そうでない方も、動物と人の絆の深さを感じられる一冊です。 読めば、日々の小さな幸せの大切さに気づけるかもしれません。 「犬と私」で、愛情豊かな時間を見つけてみませんか? <江藤淳さんについて> 江藤淳さん(本名:江頭淳夫、1932年生まれ)は日本を代表する文芸評論家。慶應義塾大学卒業後、1956年『夏目漱石』で注目され、以降『漱石とその時代』などで数々の賞を受賞。評論を通じて日本文学と戦後社会に大きな影響を与えました。