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三島由紀夫短篇全集2 夜の支度 (講談社) 三島由紀夫
¥1,320
【良好】初版|1971/2/20|夜の支度|三島由紀夫|短篇集・心理|講談社|古本 人の感情が少し騒がしく見える日には、かえって三島由紀夫の短篇が、心を澄ませてくれることがあるんですよね。 『夜の支度』は、戦後まもない時期の三島文学の熱と緊張をたたえた短篇集で、美しさ、残酷さ、虚栄、孤独が、短い物語の中に鋭く凝縮されています。 読むときの自分の心の状態によって、劇薬にも清涼剤にもなる。その両方をこの第2巻がよく含んでいると感じ、仕入れました。 人間関係の機微や、言葉にならない競り合いに疲れた方、三島文学の核を短篇から辿りたい方におすすめです。 講談社版ならではの静かな造本も含めて、紙でゆっくり味わっていただきたい一冊です。 ※函・帯あり。函角スレとイタミ、経年ヤケ、ところどころシミ、古本のにおい、ビニールコーティング個体です。三島文学の初期短篇を紙で味わいたい方、心理描写や戦後文学に惹かれる方に。送料込みでお届けする初版古本・講談社古書です。
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東西不思議物語(毎日新聞社) 澁澤龍彦
¥1,620
【良好】2版|1977年|東西不思議物語|澁澤龍彦|幻想文学・博物誌|毎日新聞社|古本 現実の輪郭が少し固く感じられる日に、こういう本は、心を別の場所へそっと連れ出してくれるんですよね。 『東西不思議物語』は、澁澤龍彦が古今東西の怪奇、幻想、伝承の断片を、美意識と教養をたたえた言葉で辿ってゆく一冊です。 なかでも毎日新聞社版のこの装丁には、内容そのものと響き合う妖しく静かな気配があり、本という物の魅力まで含めて手元で味わいたくなります。 幻想文学や博物誌、創作の源泉を探している方には、とてもよく似合います。 説明しきれないものに惹かれる気持ちを、安心して持っていてよいのだと教えてくれる本です。 急がず、静かに出会っていただけたらうれしいです。 ※帯つきですが、表紙・天小口地にヤケ、シミ、汚れがあり、本文にも点在するシミがあります。古本特有のにおいは明確にありますが、強い刺激臭ではありません。状態は写真とあわせてご確認ください。
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ヘヴン(講談社) 川上未映子
¥1,100
【良好・初版】2009/9/1|ヘヴン|川上未映子|講談社|古本 読むのに気力がいる本なのに、なぜか手放せない本があるんですよね。 『ヘヴン』は、少年の痛みと孤独をまっすぐ見つめながら、いじめや救い、善悪のありかまで静かに問いかけてくる長編です。 やさしい物語ではありません。でも、その厳しさの奥に、目をそらさず生きるための言葉がたしかに残ります。 川上未映子さんの作品のなかでも、とくに読む人の心を深く揺らす一冊だと思います。 今回のお品は本文はきれいですが、帯・表紙のスレ、天小口地のヤケとシミ、古本のにおいがあります。状態よりも内容を大切に、初版単行本で読みたい方へ。 静かに受け止めたい日に、手に取ってみませんか。 ※帯・表紙にスレとヤケ、天・小口・地にヤケとシミがあります。本文はきれいで、通読に問題はありません。においは古書臭(軽)がある状態です。
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愛の夢とか(講談社)川上未映子
¥1,480
【非常に良い】初版|2013/3/29|愛の夢とか|川上未映子|短篇集|講談社|古本 うまく言葉にできない気持ちほど、ほんとうは長く心に残るものかもしれません。 『愛の夢とか』は、日々のなかにひそむ孤独や親しさ、記憶のゆらぎを、川上未映子らしいやわらかな鋭さで掬いあげる短篇集です。 結末を急がず、読んだあとに自分の過去をぼんやり振り返りたくなる余韻があり、その静けさに私は強く惹かれました。 効率や正解ばかりが先に立ちやすい今だからこそ、少し立ち止まって、自分の感情の奥を見つめたい方に手渡したい一冊です。 2013年刊、谷崎潤一郎賞受賞作。 夜にひらく読書として、そっと迎えてみませんか。 ※帯二重・受賞帯付きで、全体に美品と言える状態です。表紙にごく軽いスレはありますが、本文・小口はきれいです。においは強い古本臭ではなく、紙の香りがふわっと残る程度です。
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犯罪小説集(集英社文庫)谷崎潤一郎
¥480
【良好・2版】『犯罪小説集』谷崎潤一郎|耽美と心理のミステリー短編集|集英社文庫|古本・状態良好 心の奥には、言葉にできない影のような感情が潜んでいることがあります。 それにそっと光を当てるように、この本は静かに語りかけてきます。 『谷崎潤一郎 犯罪小説集』は、日常の隙間に潜む狂気や欲望を、耽美的な筆致で描いた短編集。 現代ミステリーとは一味違う、ゆるやかで、でも確かに胸を打つ“心の揺らぎ”がそこにあります。 柚香の森がこの本を仕入れたのは、ただの「犯罪小説」ではなく、人間の奥深さや、闇に潜む美しさを丁寧に描いていたから。 読後には、不思議と静けさと余韻が残ります。 ミステリーが好きな方にも、普段あまり読まない方にも──。 もし今、あなたの心の中に小さなざわめきがあるなら、そっとこの本を手に取ってみてください。 きっと、思いもよらぬ感情と出会えるはずです。 影があるからこそ、美しさが引き立つこともあります。 どうぞ静かな夜に、この物語の深みに触れてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレが見られますが、本文はきれいです。
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完璧な病室(中公文庫)小川洋子
¥600
【良好・初版】『完璧な病室』小川洋子|短編集・初期代表作|中公文庫|古本・初版良好|ISBN9784122044432 ≪初版≫ 2004/11/25発行 ときどき、日常の片隅で説明のつかない「違和感」に心がとまることはありませんか。 小川洋子さんの『完璧な病室』は、そんな不思議な感覚に静かに寄り添ってくれる短編集です。 表題作では、病に冒された弟と姉、そして医師との関わりを通して、生と死の境い目にある繊細な心が描かれています。 他にも「揚羽蝶が壊れる時」「冷めない紅茶」「ダイヴィング・プール」など、透明感のある文体で人の心の奥に触れていく作品が収められています。 私自身、この本に出会ったとき、何気ない日常の中に潜む「見過ごしていたもの」を見せてもらった気がしました。 読後には、不安や迷いさえもやわらかく抱きしめてくれるような余韻が残ります。 最近、心がざわついている方へ。もし今、この世界に耳を澄ませたいと思われたなら──どうぞ静かにページを開いてみてくださいね。 ※経年によるヤケがありますが、カバー・本文ともに良好な状態です。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。スマートレター(追跡なし)にて発送いたします。
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私の消滅(文藝春秋)中村文則
¥1,000
【非常に良い・初版】『私の消滅』中村文則|記憶と心理の長編小説|文藝春秋|古本・初版 ≪初版≫2006/6/20発行 「私は本当に“私”なのだろうか」── そんな問いが、ふいに胸をよぎることがあります。 中村文則さんの長編小説『私の消滅』は、記憶と人格のあわいをたどる、静かで緊張感のある物語。 記憶に欠落を抱える女性と、心療内科医との対話の中で、真実がゆっくりと浮かび上がっていきます。 この本を仕入れたのは、自分の過去や心の奥に向き合う勇気をくれる一冊だから。 読み進めるうちに、自分自身の中に眠っていた「見たくなかった部分」にも、そっと光を当てられるような感覚がありました。 心がざわついている方、何かを見失っているように感じている方へ。 この物語は、きっと静かに寄り添ってくれます。 もし今、あなたの中に何か小さな違和感を感じているのなら── その気持ちのまま、ページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともに目立つ傷みはなく、きれいに保たれています。初版・帯付き・ハードカバー版。 ▶中村文則さんをもっと知りたい方は ショップブログ>2025/9/18 をご覧ください。
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TIMELESS(新潮社)朝吹真理子
¥580
【良好・初版2018年】『TIMELESS』朝吹真理子|現代文学・家族小説|新潮社|古本・良好・初版2018|ISBN9784103284635 ≪初版≫2018/6/30発行 「恋愛も結婚も、必ずしも“ふつう”でなくていいのでは」──そんな問いかけに、立ち止まったことはありませんか。 朝吹真理子さんの『TIMELESS』は、恋愛感情を伴わずに結ばれた夫婦とその子の物語です。 高校の教室から広島、銀座、そして未来の奈良へと舞台は移り変わり、時間や記憶が静かに重なり合っていきます。 読みながら、私自身「普通」や「正しさ」にしばられていた心が、少しずつほぐれていくように感じました。 ページを閉じたあとに残るのは、“自分らしく生きてもいい” というやわらかな安堵感です。 最近、生きづらさを感じている方へ。 大切な人との関わりに迷うとき、静かに寄り添ってくれる一冊です。 もし今、この言葉が胸に響くなら──どうぞそっとページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーに軽いスレがありますが、本文はきれいです。
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私はあなたの記憶のなかに(小学館文庫) 角田光代
¥490
【良好】初版|2020/10/11|私はあなたの記憶のなかに|角田光代|短編集|小学館文庫|古本 忙しい毎日ほど、結末へ急がない物語が恋しくなるんですよね。 『私はあなたの記憶のなかに』は、読み終えたあとに自分の過去をぼんやり振り返りたくなる短編集です。 誰かを思い出す気持ち、言えなかった言葉、うまく整理できない感情が、静かに胸の奥へ沈んでいきます。 効率重視の時代に、あえて人を立ち止まらせる文学だと思い、柚香の森に迎えました。 表紙にスレはありますが、背の割れは見当たらず、本文もきれい。匂いも古書臭は強くなく、紙の匂いが中心(軽)です。 夜のひと息に、そっと頁を開いてみませんか。
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ジョゼと虎と魚たち(角川文庫)田辺聖子
¥550
【良好】43版|2020/5/15|ジョゼと虎と魚たち|田辺聖子|角川文庫|古本 一つのお話を読み終えたあと、胸の奥に小さな灯りが残る。そんな短篇が好きな方に、この一冊をそっと手渡したいんです。 田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』は、表題作だけでなく、仕事や恋、孤独や希望を抱えた大人の女性たちが登場する短篇集。 軽やかなのに、ふいに核心を突いてくる――田辺聖子らしさが、ぎゅっと詰まった珠玉の短篇集です。読み疲れた夜でも、短い一篇が気持ちを整えてくれますよ。 本品は本文とてもきれいで全体に良好。カバーはアニメ映画カバーと通常カバーの2種付き、カドフェス2020帯も残っています。匂いは若干古本のにおいがあります。
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グリムの森へ(小学館文庫)高村薫ほか
¥1,000
【良好・帯付】初版2015/3/11|グリムの森へ|小学館文庫|再話短篇集|古本 昔話は、子どものためだけにあるわけじゃないんですよね。大人になってから読むと、こわさや切なさが、別の形で胸に触れてきます。 『グリムの森へ』は、グリム童話を現代の作家たちがそれぞれの筆で語り直した短篇集。 知っているはずの物語が、少し暗く、少しやさしく、また違う顔を見せます。 私はこの本の「森の匂い」を、忙しい日々の合間にもう一度吸い込みたくて仕入れました。読み終えるころ、気持ちの輪郭が静かに整う感覚があります。 昔話が好きな方、現実から一歩だけ離れたい夜に、そっと開いてみませんか。 ※帯あり。全体に良好ですが、カバーに角スレがあります(写真で確認できます)。本文はとてもきれいです。古本のにおいは軽めに感じます。
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怪しい来客簿(文春文庫)色川武大
¥710
【良好】第9刷2005年|怪しい来客簿|色川武大|文春文庫|幻想|古本 ふいに日常の戸が、少しだけずれてしまう夜がありますよね。『怪しい来客簿』は、そんな「現実の縁がゆらぐ瞬間」を、色川武大さんが静かに、でも確かな手つきで差し出してくる一冊です。 怪しくて、どこか可笑しく、そして妙に胸に残る来客たち。 読み終えるころ、世界の見え方がほんの少し変わっているかもしれません。 私はこの本の、夢と現のあわいを歩くような感触に惹かれて仕入れました。 疲れているのに眠れない夜、考えすぎた心をほどく読書に向いています。 よかったら、そっとページを開いてみませんか。 ※カバーは概ね良好、本文もきれいです。小口・地にわずかなシミがあり、古本のにおいは軽めに感じます(弱)
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あなたを待ついくつもの部屋(文藝春秋)角田光代
¥1,000
【非常に良い・初版】『あなたを待ついくつもの部屋』角田光代|選ばなかった人生を描く小説|古本・初版 2024年7月30日 初版発行/ISBN9784163918747/ソフトカバー 「あのとき、もし違う選択をしていたら──」 そんなふうに、自分の“もうひとつの人生”を想像したことはありませんか。 この物語は、一人の女性が“異なる人生のいくつか”を同時に歩いていく、少し不思議な構成で描かれます。 仕事、結婚、家族、別れ…。 どの道を選んでも、幸せにもなれるし、迷いもある。 私がこの本に惹かれたのは、「正解のない人生をどう歩くか」を、誰も責めることなく、静かに見つめているところ。 読み終えてふと、今の自分の暮らしがいとおしくなりました。 選ばなかった部屋があったとしても、今ここにいる自分を、少しだけ肯定できるような──そんな感覚が残ります。 迷いや未練が心に残っている方、人生の節目に立っている方へ。 もし今、どこかの「扉」をそっと開けてみたくなったなら── この本が、静かに待ってくれていますよ。 ※非常に良い状態の古本です(ソフトカバー・初版・カバー良好)。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。贈り物にもおすすめです。
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竹久夢二 恋愛論(太田出版)竹久夢二
¥720
【良好・初版】『恋愛論』竹久夢二|詩と絵で描く愛のかたち|太田出版|古本・初版 愛とは、言葉にならない気持ちが絵になり、詩になる瞬間がある──そんな“声なき恋”を感じたこと、ありませんか? 竹久夢二さんの『恋愛論』は、彼自身の恋愛遍歴を通して「愛と創作」がどう交差するかを、詩的に描いた一冊です。愛の喜び、切なさ、悲しみ、そして創造への渇望が、夢二の言葉と絵とで紡がれています。 わたしがこの本を手にしたのは、恋愛だけでなく「自分が感じてきた小さな情動」がどこかこの物語と似ていると感じたからです。夢二の心の震えが、読むたびにじんわりと胸に残るようで…。 読後には、「誰かを愛した記憶」や「言葉にしそびれた想い」を許してあげたくなるような、静かな余韻が残るでしょう。 恋をしている人へ、あるいは恋が遠くなったと感じている人へ。 もし今、この本の詩と絵があなたの心に触れるなら──そっとページをひらいてみてくださいね。 ※1993年7月初版/ハードカバー/帯あり/ISBN: 4872331281 ※良好な状態です。函・表紙・帯とも目立つ破れや汚れはほとんどなく、ページにも書き込み等はございません。 ▶状態の良い初版・帯付きの一冊を、お求めやすくご用意しました。 手に取ってくださる方のもとで、また静かに愛されていきますように──。 <竹久夢二について> 竹久夢二(本名:竹久茂次郎「たけひさ もじろう」)は1884年、岡山県に生まれました。17歳で上京し、画家としての道を歩み始め、1905年に「夢二」の名で活動を開始。1914年には和装小物店「港屋」を開店し、絵画だけでなく詩や小説も手掛けました。大正ロマンを代表する画家として、独自の美人画で人気を博し、1934年に49歳で亡くなりました。
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幻想の未来(角川文庫)筒井康隆
¥630
【非常に良い・改版初版】『幻想の未来』筒井康隆|近未来SF・人間ドラマ|角川文庫|古本・状態非常に良い|ISBN9784041061329 ≪改版初版≫ 2017/8/25発行 ふと、「この先の未来に、私は何を望んでいるのだろう」と立ち止まる瞬間があります。 そんな時、そっと手に取っていただきたいのが、この『幻想の未来』です。 筒井康隆さんが描くのは、核戦争後の世界に生きる“人間のようで人間でない”存在たち。けれど、奇抜で不気味なその姿にこそ、私たちの本質──哀しみや欲望、祈りのようなものが浮かび上がってくるのです。 この本を仕入れたのは、そんな物語が、時に心を映す鏡になると信じているからです。 どんなに荒んだ世界でも、人は生きようとし、愛そうとする。そのたびに、私は生きていていいのだと、静かに背中を押されます。 最近、世界のノイズに疲れてしまった方へ。 もし今、あなたの心に少しでも触れるものがあるなら──静かにページをめくってみてくださいね。 ※カバー・本文ともに非常に良好な状態です。ほぼ新品に近く、読む上で気になるダメージはありません。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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人魚の嘆き・魔術師 (中公文庫) 谷崎潤一郎
¥500
【良好・13版】『人魚の嘆き・魔術師』谷崎潤一郎|中公文庫|幻想短編・心理文学|古本 手に入らないものほど、どうしてこんなに心を奪うのでしょうか。 谷崎潤一郎の『人魚の嘆き・魔術師』は、そんな“人の心の奥にある幻想と欲望”を、静かに掬い取るように描いた短編集です。 「人魚の嘆き」では、美しくも冷たい人魚に恋をした男の、叶わぬ想いが静かに胸を締めつけます。 「魔術師」では、欲望に駆られた男の変化が、まるで自分の心を映す鏡のように思えることも。 柚香の森がこの本を仕入れたのは、現実では触れられないものに惹かれる心──その弱さと美しさに、そっと寄り添ってくれる物語だから。読後には、不思議と心が静かに整う感覚がありました。 もし今、何かに囚われて苦しい気持ちがあるなら──。 谷崎文学の深い静けさが、あなたの心を少しやわらげてくれるかもしれません。どうぞ、そっとページを開いてみてくださいね。 幻想の中に映るのは、もしかするとあなた自身の心かもしれません。 谷崎の世界に身をゆだねて、静かな読書の時間をお楽しみくださいませ。 ※良好な状態の古本です。カバーにややスレがありますが、本文はきれいで丁寧に保たれています。
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だいちょうことばめぐり(河出書房新社)朝吹真理子
¥1,100
【良好・2021年初版】『だいちょうことばめぐり』朝吹真理子|歌舞伎と記憶のエッセイ|河出書房新社|古本 ≪初版≫2021/1/30発行 暮らしの中でふと立ち止まる瞬間、心にやわらかな余韻が広がることがあります。『だいちょうことばめぐり』は、そんな時に寄り添ってくれる一冊です。 作家・朝吹真理子さんが、歌舞伎の言葉を手がかりに、記憶や感情をそっとほどいていくエッセイ。銀座の街の気配や古典の響き、そして花代さんの幻想的な写真が重なり合い、読む人を静かな夢の中へ誘います。 わたし自身も読みながら、不意に忘れていた記憶がよみがえり、涙がにじんでしまう瞬間がありました。言葉がこんなにもやさしく心を揺らすのかと、あらためて気づかされました。 日常に小さな詩を見つけたい方へ。もし今、この本が気になったなら──どうぞ、静かにページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレや経年感はありますが、本文はきれいです。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <朝吹真理子さんについて> 朝吹真理子さん(1984年生まれ)は東京都出身の小説家。慶應義塾大学大学院で近世歌舞伎を専攻し、在学中に執筆を勧められデビュー。2009年「流跡」でドゥマゴ文学賞、2011年「きことわ」で芥川賞受賞。以後、繊細な感性の作品を発表し続けている。
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Romam Book Collection②使いみちのない風景 愛する人に(朝日出版社)村上春樹/稲越功一:写真
¥2,380
【良好】初版|1994/12/10 |使いみちのない風景 |村上春樹| 朝日出版社 |古本 忙しい日ほど、目と心が乾くんですよね。 『使いみちのない風景』は、役に立つことから少し離れて、ただ眺めるための時間をくれる一冊です。 村上春樹さんの短い文章に、稲越功一さんの写真が静かに重なり、気持ちの輪郭がそっと整っていきます。 帯付き・ビニールカバー付きで、本文はとてもきれいです。いっぽうで経年のヤケはあり、古本のにおいもあります。そこは隠さず、写真と説明でお伝えしますね。 寝る前に、ページを数枚だけ。そんな読み方からでも、十分に効いてくる本です。 ※帯あり・ビニールカバー付き。経年のヤケはありますが、本文はとてもきれいです。古本のにおいはあります。
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母の発達 (河出書房新社) 笙野頼子
¥1,980
【良好】初版|1996/3/29| 母の発達 |笙野頼子| 河出書房新社| 古本 『母の発達』は、家族といういちばん近い場所で起きる、愛情と息苦しさのねじれを、鋭く、時にユーモアを交えて掘り当てる一冊です。 私は「言葉にできない違和感」を抱えた日に、この題名に手を引かれて仕入れました。 読後、心の中の絡まりがほどけて、呼吸が少し整う感じが残るんですよね。 静かに向き合いたい方へ。 ※帯・カバーにヤケとスレ、天・小口にシミがあります(写真をご確認ください)。本文はきれいで通読に支障ありません。古本のにおいはあります。
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猫の目、女の目(大和書房) 吉田知子
¥1,780
【良好・帯】初版1974/5/5 |猫の目、女の目| 吉田知子| 大和書房| 古本 ふと、日常が少し息苦しくなる夜があるんですよね。そんなとき、この『猫の目、女の目』は、世界を“斜めから”見つめ直す小さな灯りになります。 猫に気が狂いそうになる、異国暮らしの手触り、どうでもいいはずの出来事に宿る違和感――ブラック・ユーモアの気配をまとった随想が、静かに心をほどいてくれます。 私は題名の鋭さに惹かれて仕入れました。自分の中の言葉にならない感情に、そっと輪郭がつく感じがしたんです。 帯には経年のヤケやスレがありますが、本文はきれいです。 もし今、あなたの中で何かが引っかかっているなら、無理なくページをめくってみてくださいね。 ※帯に経年のヤケ・スレがあります(写真でご確認ください)。本文はきれいで通読に支障はありません。古本のにおいはありますが強い臭いではありません。
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現代の随想17 井伏鱒二集 (彌生書房) 井伏鱒二/小沼丹編
¥1,280
【良好】初版1982/7/20|現代の随想17 井伏鱒二集|彌生書房|古本 気持ちがささくれる日ほど、強い言葉より、静かな文章が助けになるんですよね。 『現代の随想17 井伏鱒二集』は、小沼丹編のもと、井伏鱒二の随想を味わえる一冊です。 肩の力が抜けるのに、読後には人の滑稽さや哀しさが、きちんと残る。その距離感が好きで仕入れました。 函は角スレがあり、経年ヤケと小口に薄いシミが少しあります。古書のにおいもあります。ただ、本文はとてもきれいで、読むには気持ちの良い状態です。 寝る前の数頁から、そっと始めてみませんか。 ※函付き。函に角スレ、経年ヤケあり。小口に薄いシミが少しあります。古書特有の紙のにおいがあります(強い臭いではありません)。本文はとてもきれい。
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生きて行く私(中央公論文庫)宇野千代
¥50
SOLD OUT
【良好】5版2011/5/30|生きて行く私|宇野千代|中央公論文庫|随筆 古本 「ちゃんと生きなきゃ」と力が入るほど、息が浅くなる日があるんですよね。 宇野千代さんの『生きて行く私』は、そんな日に肩の力をほどいてくれる自伝的エッセイです。 大げさな説教ではなく、人生の癖や揺れをそのまま抱えて歩く感じが、読んでいて不思議と明るい。 表紙にスレはありますが、本文はきれいで、においもほぼ無臭。手に取った瞬間の読みやすさはしっかり残っています。 今日は少しだけ、自分を責める声から離れたい。そんな方のそばに、そっと置いておきたい一冊です。 *** 表紙にスレがあるため状態は並です。本文はきれいで、通読に支障はありません。においは「ほぼ無臭」です。折れや書き込みは見当たりませんでした。丁寧に梱包し、送料込みで発送します。
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白い満月(ロッテ出版社)川端康成
¥2,200
【並】初版 昭和23年11月|白い満月|川端康成|短編集|ロッテ出版社|古書 ふと、心の灯りが消えかける夜があるんですよね。そんなとき、この一冊は“静かな月明かり”みたいに、言葉をそっと差し出してくれます。 川端康成『白い満月』は、昭和23年の初版で出た短編集。 派手な筋立てではなく、暮らしの陰影や、胸の奥に沈む感情をすくい上げるような文章が並びます。 古い本のページをめくると、当時の読者の息づかいが残っている気がして、仕入れました。 忙しさで感覚が乾いている方、文学を“やさしく浴びたい”方へ。 無理に急がず、気になる一篇から読んでみませんか。 *** 経年ヤケ・シミがあり、表紙(ジャケット)に破れやスレがあります(並)。本文に書き込みはありません。匂いは古書の紙のにおい程度で、カビ臭・タバコ臭など強い臭いはなし。水濡れ対策のうえ丁寧に梱包して発送します。
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市井にありて 感想集(岩波書店)島崎藤村
¥1,650
【並】初版1930/10/20|市井にありて 感想集|島崎藤村|岩波書店|古書 気持ちがせわしなくて、言葉がうまく追いつかない日ってありますよね。 『市井にありて』は、島崎藤村が“市井に生きる人”の手触りを、静かに見つめ直す感想集です。 批評というより、暮らしの中に落ちている言葉をそっと拾い上げる読書なんですよね。 今回は経年のヤケやシミ、表紙の破れ・スレ、蔵書印があります。 けれど、古書特有の紙のにおいはあるものの強い臭いはなく、読む時間を邪魔しません。 忙しさで心が乾き気味の方へ。 大きな答えじゃなくていいので、呼吸を整えるようにページをめくってみませんか。

