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【非常に良い・初版・帯あり】『半所有者』河野多恵子|新潮社|愛と孤独を描く長編小説|古本
¥800
『半所有者』河野多恵子|愛と孤独を見つめる長編小説|新潮社|初版・帯あり・古本|9784103078073 誰かを思うとき、ふと「愛すること」と「支配すること」のあいだにある、微妙な揺らぎを感じたことはありませんか。 『半所有者』は、戦後の関西を舞台に、人と人との間に生まれる思いの不均衡や、心の奥に潜む孤独を静かに描いた河野多恵子の代表作です。 登場人物たちの内面を丁寧に見つめるその筆致には、痛みの中にも確かなぬくもりがあり、「人を大切に思うとはどういうことか」を静かに問いかけてきます。 この本を仕入れたのは、私自身、人との関係に少し疲れていた時期に読み、心の中にあった小さな誠実さを思い出せたからです。 人との距離に迷うとき、自分を責めてしまう夜に──。 もし今、この本の静けさがあなたの心に触れるなら、どうぞそっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良好な状態の古本です。カバー・帯ともにきれいに保たれており、本文にも書き込みやヤケはほとんど見られません。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・初版】『文豪ナビ』『三島由紀夫は何を遺したか』2冊セット|思想・文学|古本
¥1,200
『文豪ナビ』『三島由紀夫は何を遺したか』2冊セット|文豪の思想と生き方|古本・初版・状態良好 時代を追い越してしまうほど、まっすぐに生きた人がいます。 その言葉は、誤解され、時に孤独の中に立ちながらも、確かに未来へ届いています。 『文豪ナビ 時代が後から追いかけた。そうか!早すぎたんだ』は、言葉に命をかけた文豪たちの軌跡を辿る案内書。 そして『三島由紀夫は何を遺したか』は、美と死の狭間で生きた三島由紀夫の思想と情熱を、現代に問いかける一冊です。 柚香の森がこの二冊を並べたのは、「生きづらさの中にも誇りを持つ」ことを教えてくれるから。 読み進めるほどに、時代や他者に惑わされず、“自分として生きる”ことの意味が見えてきます。 迷いの中で立ち止まっている方へ──。 もし今、この言葉たちが心に触れるなら、どうぞ静かにページを開いてみてください。 あなた自身の「生きる理由」が、そっと見つかるかもしれません。 言葉の奥にある“人の温度”を感じられる2冊です。 時代を越えてなお、まっすぐに響く声に、どうぞ耳を傾けてみてください。 ※2冊とも非常に良好な状態の古本です。カバー・帯ともに目立つ傷みはなく、本文もきれいに保たれています。 初版の貴重なセットとして、丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【良好・初版・帯あり】『湖畔の愛』町田康|新潮社|人の心と赦しを描く小説|古本
¥1,000
『湖畔の愛』町田康|人の心と赦しの物語|新潮社|古本・初版・帯あり|9784104215034 誰かを思う気持ちは、ときに不器用で、思いがけず人を傷つけてしまうこともあります。 『湖畔の愛』は、そんな人の弱さやあたたかさを、静かに見つめた町田康さんの作品です。 舞台は湖のほとり。穏やかに流れる時間のなかで、登場人物たちはそれぞれの過去や愛のかたちに向き合っていきます。騒がしさのない文章の奥に、人の心を深く見つめる静謐なまなざしが宿っています。 柚香の森がこの本を選んだのは、「赦すことの難しさ」と「それでも人を信じたい」という思いが、丁寧に描かれていたから。読み終えたあと、心がやわらかく整うような感覚が残りました。 もし今、あなたが少し疲れているなら──湖面に映る静かな光のように、この物語がそっと寄り添ってくれるはずです。ページをめくりながら、やさしさを取り戻してみてくださいね。 人を思うことの不器用さも、そこに宿るあたたかさも── この物語が、あなたの静かな夜にやさしく溶け込みますように。 ※良好な状態の古本です。カバーの角にわずかなスレがありますが、本文はきれいに保たれています。帯付き・初版。心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・初版・帯あり】『誰もいない』小手鞠るい|幻冬舎|家族と再生の物語|古本
¥1,200
『誰もいない』小手鞠るい|家族・記憶・再生の物語|幻冬舎|古本・初版・状態良好|9784344022591 ふと、あの頃の自分に戻りたくなる夜がありませんか。けれど、そこにいるのはもう「誰もいない」。そんな静かな寂しさに寄り添ってくれる一冊です。 『誰もいない』は、アメリカの小さな町を舞台に、家族の記憶と喪失、そして少しずつ心が癒えていく過程を描いた物語。小手鞠るいさんのやわらかな筆致が、過去の痛みを責めることなく、そっと受けとめてくれます。 柚香の森がこの本を選んだのは、「人は、喪失のなかからも再び歩き出せる」と思い出させてくれたから。読後、心にあたたかな風が吹き抜けました。 大切な人を想っている方へ。何かを失ったまま立ち止まっている方へ。 もし今、この本の静けさが胸に響くなら──そっと、ページをめくってみてくださいね。 読んだあと、すこしだけ自分にやさしくなれるような── そんな静かな読書のひとときを、この一冊とともにお過ごしください。 ※非常に良好な状態の古本です。帯付きで、カバー・本文ともに大きな傷みはありません。 ていねいに梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【良好・初版・函帯付き】『月光とピエロ』堀口大学|日本図書センター|愛蔵詩集|古本
¥3,900
『月光とピエロ』堀口大学|愛蔵版詩集・癒しの言葉|日本図書センター|函帯付・古本|9784284700057 毎日の暮らしに追われていると、自分の中のやわらかな部分を、そっと置き去りにしてしまうことがあります。 『月光とピエロ 愛蔵版刺繍シリーズ』は、詩人・堀口大学の名作を、美しい装丁とともに収めた特別な一冊。 静かな夜に読みたくなる詩ばかりで、どの一篇にも、やさしく包まれるような感覚があります。 柚香の森がこの本を選んだのは、「詩が持つ本当の贅沢」を、あらためて感じられるから。装丁・函・帯付きの愛蔵版という点でも希少価値が高く、詩の世界にゆっくり浸りたい方にふさわしい、丁寧につくられた詩集です。 感性を大切にしたいとき、自分をいたわりたいとき──。 もし今、あなたの中に少しでも「詩を読みたい」という声があるなら、静かな灯りの下で、この一冊と過ごしてみてくださいね。 この本が、あなたの心の奥にある静けさや感受性を、そっと思い出させてくれますように。 大切な一冊を、やさしく手渡せたらと願っています。 ※良好な状態の古本です。函・帯ともに大きな傷みはなく、本文もきれいに保たれています。 初版・愛蔵版として、大切に取り扱っておりました。心を込めてお届けいたします。
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【良好・5版】『生きて行く私』宇野千代|中央公論文庫|生き方・随筆|古本
¥400
『生きて行く私』宇野千代|生き方・随筆|中央公論文庫|古本・良好|9784122018676 生きることに少し疲れてしまったとき、 「それでも大丈夫」とそっと背中を押してくれる本があります。 宇野千代『生きて行く私』は、作家として、ひとりの女性として、 喜びも悲しみもすべて引き受けて前を向く姿を綴った随筆集です。 苦しみを避けるのではなく、しなやかに受け止めて生きる―― その言葉は、今を生きる私たちにも静かな勇気をくれます。 この本を仕入れたのは、「どんな日も、自分を大切にして生きていい」と 教えてくれる言葉に深く共感したから。 読み終えたあと、心の奥にやわらかな光が灯るようでした。 最近、心がざわついている方へ。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら── どうぞ、お茶を淹れてゆっくりページをひらいてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいです。5版(2011年)発行。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【良好・初版】『忘れ残りの日記』吉川英治|六興出版|半自叙伝・随筆|古本
¥1,000
『忘れ残りの日記』吉川英治|半自叙伝・随筆|六興出版|古本・良好初版|1975年刊 人は年を重ねるほどに、思い出のひとつひとつが静かに光を放つようになります。 ── 吉川英治『忘れ残りの日記』は、そんな心の灯りを集めたような一冊です。 晩年に綴られた半自叙伝であり、名声の陰に潜むひとりの人間としての悔い、感謝、そして淡い希望が穏やかに流れています。華やかな作家人生の裏にあった孤独や祈りが、静かな筆致で語られています。 この本を仕入れたのは、「生きることの静けさ」を見つめ直したいと思ったから。読み進めるほどに、自分の過去にもやさしい眼差しを向けたくなる本です。 人生をふと振り返りたくなったとき、自分を責めずに受け入れたい夜に。 もし今、あなたの心が少し疲れているなら──どうぞこの日記を開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。経年によるヤケ・シミがありますが、本文はきれいです。初版・帯なし・ソフトカバー。
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【非常に良い・初版】『ミス・サンシャイン』吉田修一|文藝春秋|静かな交流と癒し|古本
¥1,100
『ミス・サンシャイン』吉田修一|静かな交流と癒し|文藝春秋|古本・初版美品|9784163914879 心がちょっとざわつくとき、人との距離がうまくつかめないとき── この本の静けさが、そっと寄り添ってくれるかもしれません。 『ミス・サンシャイン』は、昭和の名女優・和楽京子と、恋に悩む大学院生・岡田一心の出会いを描いた物語です。 年齢も背景も違うふたりの間に流れるのは、静かであたたかな時間。 過去に触れ、誰かを思い、そっと自分を癒すような優しい交流が描かれています。 この本を仕入れたのは、ふと手元に置いておきたくなるやさしさを感じたから。 読み終えたとき、誰かの幸せを願えるような、そんな気持ちになれました。 人のやさしさを信じたい方、誰かを羨むより、静かに寄り添いたい方へ。 年齢も立場も異なる二人が、静かな時間のなかで育むのは「恋」よりも「絆」。 そこには、人生の季節を超えて響きあう心の通いがあります。 この物語が描くのは、若さでも情熱でもなく、 “人と人が理解しあおうとする優しさ”なんです。 読後には、誰かと共に生きることのあたたかさを思い出させてくれますよ。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら──どうぞ、ページをめくってみてくださいね。 ※非常に良好な状態の古本です。カバー・帯ともにきれいで、本文にも使用感はほとんどありません。初版(2022年1月)。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・7版】『平場の月』朝倉かすみ|光文社|再会と癒しの物語|古本
¥880
『平場の月』朝倉かすみ|大人の再会と静かな癒し|光文社|古本・美品|9784334912567 この作品は、50代という人生の折り返し地点に立つ男女が、 再会をきっかけに “特別ではない日常” のなかで心を寄せ合う物語です。 そこに描かれているのは、恋のときめきというよりも、 「生きることを支えるやわらかな絆」。 お互いの孤独を受けとめあう姿に、 人と人がつながることのあたたかさを感じさせてくれます。 そして──人とつながることに少し疲れてしまったとき、 誰かとただ「隣にいる」だけでいいと思える時間が、 どれほど心を癒すものかを、ふと思い出させてくれるのです。 ※非常に良好な状態の古本です。カバー・本文ともにきれいな状態です。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【良好・初版】『シュンポシオン』倉橋由美子|福武書店|幻想と哲学の長篇小説|古本
¥1,450
『シュンポシオン』倉橋由美子|幻想・哲学・文学|福武書店|古本・初版良好|978482882166 ≪初版≫1985/11/15発行 考えすぎてしまう夜、心が静かに沈んでいくとき── 倉橋由美子『シュンポシオン』は、そんな瞬間に寄り添う一冊です。 舞台は核戦争の予兆をはらむ未来、海辺の別荘で繰り広げられる饗宴と対話。 現実と夢、理性と欲望、平和と破滅が交錯する中で、登場人物たちの言葉は哲学的でありながら、不思議な官能と静謐さを帯びています。 この本を仕入れたのは、「沈黙の中にある思考の美しさ」に惹かれたから。 読み終えるころ、理解ではなく“感じる”ことの大切さが胸に残りました。 自分の内側とゆっくり向き合いたい方、静かな時間に深く沈みたい方、読むというより、“潜る”ような読書体験を味わいたい方にこそふさわしい一冊です。 もし今、あなたの中にこの言葉が響くなら──どうぞ、そっとページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバー・帯ともに揃っており、表紙はグラシンペーパーで保護されています。本文もきれいな状態です。 ※本書は厚みのあるハードカバーのため、追跡可能な「レターパックプラス」にて丁寧にお届けいたします。安心してお受け取りいただける方法を選ばせていただきました。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【良好・12版】『友情』武者小路実篤|岩波文庫|日本文学・恋愛小説|古本
¥500
『友情』武者小路実篤|友情と恋愛を描く名作|岩波文庫|古本・良好 12版 2015/7/15 発行 ISBN9784003105044 友情と恋愛、そのどちらも大切なのに、なぜか心は思わぬ方向へ揺れてしまう──そんな不器用さに覚えがある方、多いのではないでしょうか。 武者小路実篤『友情』は、親友ふたりとひとりの女性をめぐる物語。 まっすぐな思いがときに空回りしてしまう姿に、私は「人の心って、取扱説明書があったら便利なのに」と思わず笑ってしまいました。 それでも、そんな不器用さこそ人間らしさなんですよね。 読み終えた後は、自分の揺れる気持ちさえ愛おしく感じられます。 もし最近、心の中で小さな葛藤を抱えているなら、この本がそっと肩をたたいてくれるはずです。 ページを開くと、「ああ、そういうことか」と小さく頷きたくなる読書体験が待っています。 ※良好な状態の古本です。カバーや本文に目立つ傷みはありません。 ※2015年発行・12版。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <武者小路実篤について> 武者小路実篤(1885年生まれ)は、小説家、詩人、画家として活躍し、近代文学に多大な影響を与えました。『白樺』を創刊し、理想社会の実現を目指す「新しき村」を立ち上げるなど、幅広い分野で活動しました。文化功労者としても高く評価されています。
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【非常に良い・5版】『文学論(上)』夏目漱石|岩波文庫|評論・名作|古本
¥800
『文学論(上)』夏目漱石|文学評論・読書の本質|岩波文庫|古本・良好|9784003600146 ≪5版≫2016/11/25発行 「なぜ人は、物語に心を動かされるのだろう──」 そんな疑問を、ふと思ったことはありませんか? 夏目漱石の『文学論(上)』は、文学の正体を探る、静かな知の旅の一冊です。 感じることと考えること。 頭と心が交差する場所に、文学の本質がある──。漱石は、そんなふうに文学を見つめながら、ひとつひとつ丁寧に解きほぐしていきます。 私がこの本に惹かれたのは、読むたびに心の奥が静かに動くからでした。難しい言葉のなかに、ふと差し込む柔らかな光のような気づきがあります。 「なんとなく好きだった読書」を、もっと深く味わいたい方へ。 自分の感受性や思考に、そっと光を当ててみたい方へ。 もし今、あなたの中にもその思いがあるなら── ゆっくりと、ページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、書き込み・汚れ等はございません。 丁寧に梱包して発送いたします。静かな時間を大切にされるあなたへ、心を込めてお届けします。
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【非常に良い・初版2013年】『日常的隣人』吉田知子|景文館書店|短編集・人間関係|古本
¥1,350
『日常的隣人』吉田知子|短編集・人間関係のズレ|景文館書店|古本・非常に良い|ISBN9784907105013 ≪初版≫2013/10/10発行 ふとした瞬間に、自分の中に潜んでいた感情がふいに顔を出すこと、ありませんか。 『日常的隣人』は、そんな人間関係の微妙なズレや隙間を鋭く、そしてユーモラスに描いた短編集です。母娘や夫婦、隣人とのやりとりの中で、時折感じる違和感。それは時に滑稽で、怖ささえ感じるほどリアルですが、だからこそ「ああ、わかるな」と共感してしまうのです。 私もこの本を読んで、他人事ではないと強く感じました。登場人物たちが抱える小さな悩みや疑問が、自分の中にもあるような気がして、どこか温かく心が軽くなったのです。 もし、日常の中で自分と他人との距離に悩んでいる方がいれば、この本はそっと寄り添ってくれるはずです。どうぞ、あなたのペースでページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいで、通読に問題はありません。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <吉田知子さんについて> 吉田知子さん(1934年生まれ、静岡県浜松市出身)は、満州や樺太で幼少期を過ごし、戦後に帰国。記者や高校教諭を経て作家となり、1966年に文壇デビュー。1970年に「無明長夜」で芥川賞受賞後も多数の文学賞を受賞し、日常に潜む不条理を描く作風で独自の地位を築いています。
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【非常に良い・2版】『占』木内昇|新潮文庫|女性の選択と心の転機を描く短編集|古本
¥800
『占』木内昇|女性の選択と人生の転機を描く短編集|新潮文庫|古本・非常に良い|9784101050007 人はときどき、何かに導かれるように道を選びます。けれど、その選択が正しかったのかどうか──答えはいつも、少しあとになって見えてくるのかもしれません。 木内昇さんの『占』は、占いや霊感を通して7人の女性たちの人生の岐路を描いた短編集です。迷い、傷つきながらも前を向こうとする彼女たちの姿には、時代を超えて共感できる強さと繊細さがあります。 柚香の森がこの本を仕入れたのは、「迷いながら生きる」ことの美しさを感じたから。私自身も、登場人物たちの小さな決意に、何度も励まされました。 人生の分岐点に立つとき、自分の直感を信じて進みたい方へ。 もし今、心のどこかで未来に迷いがあるなら──この物語があなたの背中をやさしく押してくれるはずです。 人の心の中にある「揺らぎ」や「選ぶ力」を、そっと照らしてくれる一冊です。 どうぞ静かな夜に、自分の心の声と重ねながら読んでみてくださいね。 ※非常に良好な状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、保管状態も良好です。 ていねいにクリーニングし、心を込めてお包みいたします。
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【非常に良い・初版】『ほとほと 歳時記ものがたり』髙樹のぶ子|毎日新聞出版|短編集|古本
¥620
『ほとほと 歳時記ものがたり』髙樹のぶ子|季節と再会の短編集|毎日新聞出版|古本・初版・良好 ふとした瞬間、懐かしい香りや風の音に、誰かの面影を思い出すことはありませんか。 髙樹のぶ子さんの『ほとほと 歳時記ものがたり』は、そんな心の奥にある“再会の記憶”を、季節の移ろいとともに描いた短編集です。 春の雨、夏の蝉の声、秋の月、冬の灯──。 24の物語が、それぞれの季語を手がかりに、大切な人との記憶をやさしく紡ぎます。 柚香の森がこの本を選んだのは、日々の忙しさの中で忘れがちな「心の静けさ」を取り戻せる一冊だと感じたから。読後には、胸の奥にあたたかい余韻と小さな希望が残ります。 季節の流れの中で立ち止まりたい方へ。 もし今、あなたの心が少し疲れているなら──この物語が、やわらかく包みこんでくれるでしょう。どうぞ静かな夜に、そっとページを開いてみてくださいね。 この一冊には、季節を感じるたびに甦る「心のやさしさ」が詰まっています。 どうぞ、あなたの日々にもそっと寄り添う読書の時間を。 ※非常に良好な状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、全体に保存状態の良いお品です。 <高樹のぶ子さんについて> 高樹のぶ子(たかぎ のぶこ)さんは恋愛小説や女性心理の描写で活躍し、近年は古典文学の現代化に挑戦。代表作に「水脈」や「小説小野小町 百夜」などがあり、幅広い文学的探求を続けています。
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舞姫/うたかたの記 他三篇(岩波文庫) 森鷗外
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪60版≫2018/7/25発行 森鷗外の『舞姫/うたかたの記 他三篇』は、日本近代文学の大切な一冊です。 『舞姫』では、ドイツに留学していた青年・豊太郎が舞姫エリスとの恋に心揺れ動く姿が描かれています。その感情の機微は、読み手の心にも深く響くんですよね。 また、『うたかたの記』では、画学生の巨勢とモデルのマリイとの儚い恋が綴られ、彼女の過去や異国の文化背景が物語に奥行きを与えています。 この短編集を読むと、森鷗外の美しい文語体に触れながら、人間の弱さや葛藤、愛の形をじっくりと考えさせられます。私も読み返すたびに、新しい発見があり、「どうしてこの時、この選択をしたのだろう」と登場人物にそっと寄り添いたくなるんです。 静かに流れる感情の深さに心をゆだねて、明治時代の文学の魅力を感じてみませんか? 鷗外の繊細な筆致が、あなたの心にそっと語りかけてくれると思いますよ。
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【良好・24版】『杏子・妻隠』古井由吉|新潮文庫|芥川賞受賞作・心理文学|古本
¥480
『杏子・妻隠』古井由吉|芥川賞受賞作・人の心と孤独を描く小説|新潮文庫|古本・良好 人の心は、どこまで他者と分かり合えるのでしょうか。 愛しながらも、どうしても届かない距離。その切なさを、静かに見つめたのが古井由吉の『杏子・妻隠』です。 「杏子」では、不安定な心を抱えた女子大生・杳子と青年の壊れやすい恋を通して、人の孤独と愛の儚さを描きます。 一方、「妻隠」では、都会で暮らす夫婦の淡々とした日常の奥に、言葉にできない心の揺らぎが漂います。 柚香の森がこの本を仕入れたのは、表面的な出来事ではなく、「人の心の深さ」に真っ直ぐに向き合う作品だから。 ページを閉じたあと、静寂の中で自分の内側に耳を澄ませたくなる──そんな読書体験でした。 感情の繊細な動きに敏感な方へ。 もし今、言葉にできない想いを抱えているなら──この物語があなたの心にそっと寄り添ってくれるでしょう。 人の心の奥にある「言葉にならない想い」を描いた古井文学。 読んだあと、少しだけ世界が静かに見える──そんな一冊です。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレが見られますが、本文はきれいに保たれています。 丁寧にクリーニングし、心を込めて梱包いたします。 <古井由吉さんいついて> 古井由吉(ふるい よしきち)さん(1937年生)は、日本の小説家・ドイツ文学者。東京大学大学院修了後、立教大学でドイツ語を教え、1968年に作家活動を開始。1970年に短編小説『杳子』で芥川賞を受賞し、内向の世代の代表的存在として知られます。代表作には『聖』『栖』『親』の三部作や『槿』、『仮往生伝試文』などがあり、精神の深層を描く独自の文体で日本文学に多大な影響を与えました。2020年、82歳で逝去。
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【非常に良い・初版三版】『本が語ること、語らせること』青木海青子|夕書房|エッセイ・読書体験|古本
¥1,580
『本が語ること、語らせること』青木海青子|読書エッセイ|夕書房|古本・良好 ISBN9784909179081C0095 頭がくたびれた夜、「本」という静かな居場所が恋しくなること、ありますよね。 青木海青子さんの『本が語ること、語らせること』は、奈良県東吉野の小さな私設図書館を舞台に、本と人との出会いをひとつひとつ丁寧に綴ったエッセイです。コロナ禍という時代の風景も背景に、本に寄り添う著者の姿が、言葉の間からそっと香ってきます。 私がこの本を仕入れたのは、「本が誰かの心を開く鍵になること」を改めて信じたかったから。読み終えたあと、本を選ぶときの気持ちや、ページをめくるときのとまどい、そのすべてが少し愛おしく感じられる一冊です。 読後には、「本を読むこと」がただの習慣ではなく、自分自身を見つめる時間になるということに気づけるでしょう。優しさと共感が、乾いた心をそっと湿らせてくれるかもしれません。 最近、本と心が少し距離を感じていた方へ。読むたびに発見がほしい方へ。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が呼びかけるものがあれば──そっとページを開いてみてくださいね。 ※この本は、現在あまり多く流通しておらず、状態の良いものを見つけるのも少しずつ難しくなってきています。 柚香の森では、お届けする本ができるだけやさしい手に渡りますように──そんな気持ちで、静かに価格を決めています。 ※非常に良い状態の古本です。2022年発行・初版三版。サイズはおよそ 12.0×17.0cm の単行本タイプ。カバーにわずかな使用感はありますが、ページはきれいで読みやすい状態です。 丁寧にクリーニング・梱包をし、心を込めて発送いたします。 <青木海青子さんについて> 青木海青子(あおき・みあこ)さんは、1985年兵庫県生まれの図書館司書。大学図書館で約6年勤務後、2016年に夫と奈良県東吉野村へ移住。自宅を開放した私設図書館「Lucha Libro」を運営し、人文書を中心に本と人をつなぐ活動を行っています。2023年にはエッセイ集『不完全な司書』を出版。長年の経験を活かし、読書の楽しさと新たな視点を提案し続けています。
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【良好・初版】『太宰治』井伏鱒二|中公文庫|師弟の記憶と人間模様|古本
¥800
『太宰治』井伏鱒二|師弟の記憶を綴る回想録|中公文庫|古本・良好 ISBN9784122066076 「人の弱さって、どうしてこんなに胸に残るのでしょうね。」 そんな気持ちにそっと寄り添ってくれる一冊があります。 井伏鱒二が、弟子であり友であった太宰治との約20年を綴った『太宰治』(中公文庫)。 昭和初期の東京や御坂峠、甲府の風景の中で、文学や酒、将棋を介した心の交流が、井伏らしい温かさで描かれています。 師弟という言葉では語りきれない、複雑で、でもどこか人間らしい関係。 太宰の孤独や脆さを、近くで見守った井伏だからこそ描けた、唯一無二のまなざし。 時に笑いを誘い、時に胸を締めつける――その筆致は、太宰に救いがあったことを私たちに教えてくれます。 この本を仕入れたのは、「孤独と優しさ」を同時に抱える人たちへの静かな贈り物になると思ったから。 太宰ファンだけでなく、人間の弱さやつながりに目を向けたいすべての方へ── 心が少し疲れたとき、そっとページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレが見られますが、本文は通読に支障のないきれいな状態です。中公文庫/初版(2018年発行)。防水梱包のうえ、心を込めて丁寧にお届けいたします。
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【2冊セット】宇野千代『行動することが生きることである』(集英社文庫)/『私のお化粧人生史』(中公文庫)|生き方と美しさを綴る随筆|古本
¥650
宇野千代『行動することが生きることである』『私のお化粧人生史』2冊セット|生き方と美しさの随筆 宇野千代さんの言葉は、どんなときも「自分らしく生きる」勇気を思い出させてくれます。 『行動することが生きることである』(集英社文庫)は、90歳を超えてもなお人生を楽しみ続けた著者が、「まず動く」ことの大切さを率直に語った随筆集。迷ったときにそっと背中を押してくれる一冊です。 そして『私のお化粧人生史』(中公文庫)は、お化粧という身近な行為を通して、自分を慈しみ、美しく生きることの意味を描いた随筆集。読んだあと、鏡に映る自分を少し優しい目で見られるようになります。 行動する強さと、自分を愛するしなやかさ── ふたつの視点から“人生を生き抜く知恵”を受け取れる特別な2冊セットです。 ※【良好】『行動することが生きることである』集英社文庫(35版/2010年発行/ISBN9784087480870) 【並】『私のお化粧人生史』中公文庫(4版/1987年発行/ISBN4122011272)経年のヤケあり、本文良好 2冊セット販売 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送いたします。 「強く生きたい」「自分らしさを取り戻したい」──そんな想いを抱く方に、宇野千代さんの言葉がきっと寄り添ってくれるはずです。 <宇野千代さんについて> 宇野千代さん(1897–1996)は、山口県岩国市生まれの小説家・随筆家。1921年に文壇デビュー後、恋愛や美意識を貫いた生き方で多彩な創作活動を展開しました。日本初の女性ファッション誌を創刊し、きものデザイナーとしても活躍。晩年も執筆を続け、85歳で新聞連載を開始するなど、生涯現役を貫きました。1996年、98歳でその生涯を静かに閉じました。
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ワセダ三畳青春記(集英社文庫) 高野秀行
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) 8版 2007/3/25発行 高野秀行さんの『ワセダ三畳青春記』は、早稲田大学の学生寮「野々村荘」で過ごした青春の日々を描いたノンフィクションです。 ユニークでちょっと破天荒な仲間たちとの生活は、笑いながら読めて、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。 この本は「自分らしく自由に生きることの素晴らしさ」や「帰る場所がある安心感」をそっと教えてくれる作品です。 肩の力を抜いて楽しめるので、忙しい毎日にちょっとした癒しを探している方にぴったりですよ。
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【並・改版13版】『千羽鶴』川端康成|角川文庫|日本文学・純愛小説|古本
¥660
『千羽鶴』川端康成|茶道と愛の純文学|角川文庫|古本・並・改版13版 ≪改版13版≫ 1976/5/30 発行 「美しいものは、時に人を切なくさせる」──そんな思いを抱いたのは、川端康成『千羽鶴』を読み終えたときでした。 茶道の世界を背景に、父の愛人だった女性と、その娘に心を揺らす主人公・菊治。 愛したい気持ちと、求めることで誰かを傷つけてしまうもどかしさが、静かに描かれています。 今回お届けするのは、1976年発行・改版13版の角川文庫。 天に経年のヤケがありますが、本文はおおむねきれいで、読書には問題ありません。新品では味わえない、時を経た紙の手触りが、この物語の余韻をいっそう深めてくれるでしょう。 人の心の弱さややさしさに、そっと触れてみませんか。 ※並の状態です。天に経年のヤケがありますが、本文は通読に問題ありません。 ※改版13版(1976年5月30日発行)。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【再入荷】大人のための残酷童話(新潮文庫) 倉橋由美子
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 7版 1999/3/25発行 経年によるヤケあり 読むには全く問題ありません 世界中の名作童話を縦横無尽にアレンジしており、物語の背後に潜む人間の邪悪な意思や淫猥な欲望を露骨に焙り出しています。 童話の最後に【教訓】が書かれています。 例えば、最初の「人魚の涙」だと、 「教訓:人は下半身には恋しないものです」 子供では理解できない毒が混じっています。 挿絵と教訓が残酷さを語っている大人のグリム童話になっています。 ぜひ、一読ください。 『目次』 人魚の涙 一寸法師の恋 白雪姫 世界の果ての泉 血で染めたドレス 鏡を見た王女 子供たちが豚殺しを真似した話 虫になったザムザの話 名人伝補遺 盧生の夢 養老の滝 新浦島 猿蟹戦争 かぐや姫 三つの指輪 ゴルゴーンの首 故郷 パンドーラーの壺 ある恋の物語 鬼女の島 天国へ行った男の子 安達ケ原の鬼 異説かちかち山 飯食わぬ女異聞 魔法の豆の木 人は何によって生きるのか 童話の最後に【教訓】が書かれている。 例えば、最初の「人魚の涙」だと、 「教訓:人は下半身には恋しないものです」 挿絵と教訓が残酷さを語っているグリム童話です!
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【非常に良い・2版】『無人島のふたり』山本文緒|新潮社|日記・エッセイ|古本
¥1,180
『無人島のふたり』山本文緒|余命を綴る日記と夫婦の時間|新潮社|古本 2版 2022/11/5 発行 ISBN9784103080138 「もし人生の終わりが近づいたら、あなたは誰と、どんな時間を過ごしたいですか。」 ──そんな問いを胸に残すのが、山本文緒さんの『無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―』です。 余命を告げられた日から最期までを綴った日記には、病と向き合う痛みだけでなく、夫と二人で過ごす小さな日常の温もりや、感謝のまなざしが記されています。 私自身、この本を開きながら、何気ない日常の尊さに改めて気づかされ、胸が熱くなりました。 人生を見つめ直したいときや、今を丁寧に生きたいと願うときに寄り添ってくれる一冊です。 もし今、この言葉が少しでも響いたなら──そっとページをひらいてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいです。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <山本文緒さんについて> 山本文緒さんは1962年、横浜市生まれ。神奈川大学卒業後、証券会社に勤め、1987年に『プレミアム・プールの日々』でデビュー。少女小説から一般文芸へと転身し、1999年『恋愛中毒』で吉川英治文学新人賞、2001年に『プラナリア』で直木賞を受賞しました。日本を代表する作家として、多くの作品を生み出しました。2021年、58歳で逝去。