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谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡(中央公論社) 谷崎潤一郎・渡辺千萬子
¥1,070
【初版・帯付】『谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡』|中央公論社|日本文学・文豪の愛の書簡集|古本 ISBN9784120031128 時代を超えても、手紙というものは人の心をまっすぐに映します。 『谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡』は、文豪・谷崎潤一郎と、その生涯に深く関わった女性・渡辺千萬子との書簡を収めた一冊。文芸の香りとともに、二人の心の機微が丁寧に綴られています。 この本を手に取ったとき、封を切る前の手紙のように、紙の奥に残る温度を感じました。恋と尊敬、依存と自立──そのあわいに生きたふたりの姿から、「愛するとは何か」を静かに考えさせられます。 人の心の奥に潜む思いを見つめたい方へ。 もし今、誰かに言葉を届けたい気持ちがあるなら──この往復書簡を、そっと開いてみてくださいね。 ※2001年初版・帯付き。経年のヤケ・スレがありますが、本文はきれいな状態です。
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パルタイ (文藝春秋) 倉橋由美子
¥1,000
【良好・第10版・ビニールカバー付】『パルタイ』倉橋由美子|文藝春秋|女流文学賞受賞作|古本 10版 1970/4/15発行 ハードカバー 「自分の心が、どこへ向かおうとしているのか」──そんな問いに立ち止まる瞬間があります。 倉橋由美子さんの『パルタイ』は、日常の裏側に潜む不安や欲望、そして“女性として生きること”の複雑さを描いた傑作です。 硬質な文体の奥に、深い静けさと皮肉なユーモアが息づいています。 初めて読んだとき、理性と感情のはざまで揺れる登場人物たちの姿に、自分の心の奥を覗き込むような不思議な感覚を覚えました。 人生のバランスを見失いそうなとき、少し距離を置いて世界を見つめ直したい方へ。 もし今、この静かな声が心に触れたなら──そっとページをめくってみてくださいね。 ※1970年発行・第10版。経年によるヤケ、角スレあり。グラシンペーパーで保護され、ビニールカバー付き。本文は良好で読みやすい状態です。
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宮沢賢治詩集 【愛蔵版】(白凰社) 宮沢賢治/浅野晃編
¥920
【愛蔵版・第6版・函付】『宮沢賢治詩集』浅野晃編|白凰社|日本文学・詩集|古書 言葉が、静かに心の奥で光を放つような詩があります。 『宮沢賢治詩集(愛蔵版)』は、「雨ニモマケズ」に象徴されるように、やさしさと孤独、そして祈りのような言葉で人の心を包む一冊です。 自然や宇宙、いのちの響きを見つめるまなざしは、時を越えてもなお新しく、読むたびに胸の奥が澄んでいくのを感じます。 この本を手にしたとき、少し古びた紙の香りに“時代を超えた優しさ”が宿っているようでした。 疲れた心をそっと休めたい夜に、静かに寄り添ってくれる詩集です。 もし今、言葉のぬくもりを求めているなら──このページを、ゆっくり開いてみてくださいね。 ※1977年第6版。函付き。経年によるヤケ・スレがありますが、本文はきれいで通読に問題ありません。
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ピンチランナー調書(新潮社) 大江健三郎
¥1,160
【初版・良好】『ピンチランナー調書』大江健三郎|新潮社|現代文学・父と息子の物語|古本 1976/10/20発行 「生きること」は、思い通りにならないからこそ、美しいのかもしれません。 大江健三郎の『ピンチランナー調書』は、障がいをもつ息子とともに生きる父親の苦悩と再生を描いた作品。 現実と幻想が交錯する文体の中に、他者を理解しようともがく人間の真摯な姿が浮かび上がります。 この本を開くたびに、絶望の奥にかすかな希望の灯りを見つける感覚があります。大江文学らしい重厚さと優しさが、心に静かに沁みてくるのです。 自分の弱さに向き合いたい方へ、そして「家族」を考えるすべての方へ。 もし今、言葉にできない思いを抱えているなら──この一冊を手に取ってみてくださいね。 あわせて『私という小説家の作り方』『万延元年のフットボール』『「雨の木」を聴く女たち』『個人的な体験』など、柚香の森の棚に並ぶ大江作品も、ぜひ一緒に読んでみてください。 ※1976年初版。経年による軽いヤケがありますが、本文は良好で通読に問題ありません。
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母(角川書店)三浦綾子
¥850
【良好・2版】『母』三浦綾子|小林多喜二の母が語る愛と強さ|角川書店|古本・良好状態 母の愛には、言葉にならない静けさと、揺るぎない強さがあります。 三浦綾子『母』は、作家・小林多喜二の母セキの語りを通じて、家族を守りぬいた「ひとりの母」の姿を描いた物語。 過酷な時代、貧しさの中で子どもたちを育て、信じ、見送る──そんな日々に宿る愛と祈り。 柚香の森がこの一冊を仕入れたのは、「母」とは何か、人を支える力とは何かを、自分自身に問いかけてくれたからです。 ページをめくるたび、心の奥にじんわりと染み入る言葉たち。 「家族とは」「信じるとは」──もし今、そんな問いを抱えているなら、そっとこの本を手に取ってみてくださいね。 きっと、あなたの大切な記憶に寄り添ってくれるはずです。 母の言葉は、時を超えて、あなたの心にもそっと届くことでしょう。 ※良好な状態の古本です。カバーに若干のスレが見られますが、本文は通読に問題ありません。ハードカバーのしっかりとした装丁。 <三浦綾子さんについて> 1922年、北海道旭川市生まれ。17歳から小学校教師として軍国教育に携わるが、戦後の罪悪感から退職。その後、結核で13年間療養生活を送り、闘病中にキリスト教と出会い洗礼を受ける。1959年に三浦光世と結婚。1964年、『氷点』が朝日新聞の懸賞小説に入選し作家デビュー。「愛とは何か」をテーマに『塩狩峠』『銃口』『道ありき』など多くの作品を発表。1999年に逝去。
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寵児(河出書房新社)津島佑子
¥1,360
【良好・初版1978年】『寵児』津島佑子|河出書房新社|母娘・愛と孤独の物語|古本|1978/6/30発行 誰かを深く愛しながらも、その愛が少しずつ遠ざかっていく瞬間── そんな痛みを、私たちはどこかで知っているのかもしれません。 津島佑子さんの『寵児』は、母と娘、恋と孤独、生と死の境を研ぎすまされた言葉で描いた物語。静けさの中にある緊張と、触れたくなるほどの繊細なぬくもりが共存しています。 この本を手に取ったのは、津島作品に流れる“孤独の中のやさしさ”に、もう一度出会いたかったから。読み終えると、自分の中にある痛みが少しやわらぎ、誰かを想う気持ちがしずかに整っていくのを感じます。 心の奥に触れる物語を求めている方へ。 もし今、この静かな一冊があなたに語りかけてきたなら──そっと、ページを開いてみてくださいね。 この本の静けさは、読む人の心を映す鏡のようです。 誰かを想う痛みを抱えている方にこそ、そっと寄り添ってくれる一冊です。 ※初版・良好な状態の古本です。カバー・本文ともに目立つ傷みはありません。
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あかんたれ ー土性っ骨ー (文藝春秋)花登筐
¥1,540
【並昭和9版・ビニールカバー付】『あかんたれ ー土性っ骨ー』花登筐|昭和人情と根性の物語|古書 9版 1977/9/20発行 天・小口・地ヤケあり、帯半分破損、ビニールカバー、本文良好 「弱い自分に、腹が立つことがある」──そんな夜、誰にでもありますよね。 花登筐(はなと こばこ)さんの『あかんたれ ー土性っ骨ー』は、昭和の大阪を舞台に、不器用ながらもまっすぐに生きようとする人々の姿を描いた人情物語です。 見栄も張るし、意地もある。それでも根の底には、誰かを思うあたたかさが流れていて、読み終えたあとには小さな勇気が胸に残ります。 この本を手に取ったとき、少し古びた紙の手触りに、人の情けや“土性っ骨(どしょうっこつ)”が確かに息づいているのを感じました。 1977年発行の第9版。天や小口にはヤケ、帯には破れがありますが、ビニールカバーが当時のまま残る貴重な一冊です。 本を開けば、昭和の笑い声と下町のぬくもりがふっとよみがえります。 優しさは、強さでもある──そんな当たり前のことを、静かに思い出させてくれる物語です。 もし今、人生に迷いや弱さを感じているなら、この一冊をそっと手に取ってみてくださいね。 ※1977年9版発行。天・小口・地に経年ヤケがあり、帯は半分破れていますが、本文は良好で通読に問題はありません。ビニールカバー付きです。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けします。
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田辺聖子の古典まんだら(上下巻)(新潮社)田辺聖子
¥1,000
【良好・第2版2011年】『田辺聖子の古典まんだら(上下)』恋と古典を語る随筆|新潮社|古本・良好 田辺聖子の古典まんだら(上)2版 2011/3/20 9784103134299 田辺聖子の古典まんだら(下)2版 2011/3/20 9784103134605 恋をして悩んだり、人を思いながらも素直になれなかったり──そんな心の揺れは、どんな時代にも変わらないのかもしれません。 田辺聖子さんが語る『古典まんだら』は、千年の時を越えた物語たちを、まるで友だちの恋話のようにやさしく解きほぐしてくれる本です。光源氏や清少納言、在原業平たちの想いが、現代の私たちの感情と重なって、静かに胸に響きます。 この本を仕入れたのは、読み終えたあとに「古典は遠いものではなく、自分の心の鏡なんだ」と気づかされたから。恋や人生に小さな迷いを感じている方に、きっとそっと寄り添ってくれるはずです。 もし今、田辺さんの言葉があなたの胸に触れたなら──この美しい上下巻を、ゆっくりと開いてみてくださいね。 この上下巻には、田辺聖子さんの“古典への恋心”がやさしく息づいています。 恋に悩む夜にも、心がほどけるような一文がきっと見つかるはずです。 ※良好な古本です。カバー・本文ともにとてもきれいな状態です。上下巻そろってのお届けになります。
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わが闘争(三一書房)堤玲子
¥1,450
【並12版・帯付・保護紙付】わが闘争|三一書房|堤玲子 12版 1967/6/13|女性の生き方と自分を貫く強さ|三一書房|並・古書|帯あり、天・小口・地経年のヤケ・シミあり。グリシンペーパーにて保護されています。 生きることが「闘い」と呼べる時期は、誰の人生にもきっとあるのだと思います。 堤玲子さんの『わが闘争』は、女性として、そして一人の人間として、自分の信じる道をまっすぐに生きようとする姿を描いた物語です。 声高ではなく、静かに、誠実に──「自分を裏切らない」強さがページの隅々に滲んでいます。 1967年発行の第12版。半世紀を超える歳月を経て、天や小口にはうっすらとヤケやシミが見られますが、帯は残り、グリシンペーパー(保護紙)に包まれた状態は大変貴重です。 当時の空気や、女性たちの確かな息づかいがこの紙面に息づいています。 この本を手にしたとき、古びた紙の匂いの中に“時代の鼓動”を感じました。 強さとは誰かに勝つことではなく、何度でも自分を立て直すこと──その気づきを、静かに教えてくれます。 もし今、人生の岐路に立っているなら。誰かの声に惑う夜に、自分の声を取り戻したくなったなら──どうぞ、この一冊をそっと開いてみてくださいね。 ※帯付き。天・小口・地に経年のヤケ・シミがありますが、本文はきれいで通読に問題ありません。グリシンペーパー(保護紙)で丁寧に保護されています。
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私という小説家の作り方(新潮文庫)大江健三郎
¥410
【良好・2版】『私という小説家の作り方』大江健三郎|創作と記憶の旅|新潮文庫|古本 ISBN9784101126216 「物語を紡ぐことは、自分を探し続ける旅」── そんな思いが胸に残る、大江健三郎さんの自伝的エッセイ集です。 『私という小説家の作り方』は、幼い頃の記憶、父や母との関係、恩師や詩、神話との出会いなどを通して、「小説家・大江健三郎」がどのように形づくられてきたのかを静かに語ります。 創作を志す方だけでなく、「自分とは何か」を立ち止まって考えたくなったとき、この本はきっとやさしい灯りになります。 私自身も読み終えてから、自分の中に積み重なってきた言葉や出会いを、そっと大切にしたくなりました。 もし今、自分自身の物語を見つめ直したいと感じたら──どうぞ気軽にページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。表紙に折れがありますが、本文はきれいで通読に支障はありません。2版/新潮文庫 <大江健三郎さんについて> 大江健三郎さん(1935-2023)は愛媛県生まれの小説家です。東大在学中に文壇デビューし、『飼育』で芥川賞を受賞。戦後日本や社会問題を見つめ続け、『万延元年のフットボール』など多くの話題作を発表しました。1994年にはノーベル文学賞を受賞。日本文学を世界に広げた作家として、多くの読者に影響を与え続けました。
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雁・うたかたの記 愛と青春の名作集(旺文社)森鴎外
¥670
【良好・初版1997年】『雁・うたかたの記 愛と青春の名作集』森鴎外|恋と青春の古典|旺文社|古本・初版 誰かを想うたびに、胸の奥に淡い痛みが広がることがあります。けれどその痛みこそが、かつての自分のまっすぐさを思い出させてくれる──そんな経験はありませんか。 森鴎外の『雁』『うたかたの記』は、明治という時代を背景に、届かぬ想いと若さの切なさを描いた二つの物語。静かな文体の中に、恋や人生の儚さがそっと息づいています。 この本を仕入れたのは、私自身が若い頃にこの物語を読んで感じた「切なさが優しさに変わる瞬間」を、誰かと分かち合いたいと思ったからです。 過ぎ去った恋を懐かしく思う方、心の奥に少しだけ寂しさを抱えている方へ。 もし今、この本の名があなたの中で小さく響いたなら──どうぞ、静かにページをひらいてみてください。 この本は、まるで春の夕暮れのように、やさしい光で心を包んでくれる一冊です。 「恋・青春」の棚の中でも、読む人の時間にそっと寄り添う静かな名作として──。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかな経年のスレがありますが、本文はとてもきれいです。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。
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贅沢貧乏(新潮社)森茉莉
¥2,180
【再入荷】【良好・15版】『贅沢貧乏』森茉莉|心の豊かさを描く随筆|新潮社|古本・良好|ISBN9784103215038 お金がなくても、美しいものを愛し、豊かに生きる――そんな生き方に憧れたことはありませんか? 森茉莉の『贅沢貧乏』は、質素な暮らしのなかに「心の贅沢」を見出す女性・牟礼魔利の物語です。 下北沢の小さな部屋で、猫と過ごす穏やかな時間。 食器の音、夕暮れの光…そのひとつひとつが、生きる喜びに変わっていくんです。 この本を仕入れたのは、私自身も“心の豊かさ”を思い出したかったから。読むたびに、日常の中にある小さな幸せが見えてきます。 物質ではなく心で満たされたい方へ。疲れた夜、静かにページをめくると、世界が少しやわらかく見えるはずです。 もし今、あなたの中にこの言葉が響くなら──そっと、この一冊を開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。函背にややヤケ、シミがありますが、本体はきれいです。 <森芽莉さんについて> 森茉莉(1903年1月7日 - 1987年6月6日)は、日本の小説家・エッセイストで、森鷗外の長女として生まれました。50歳を過ぎて本格的に文学活動を開始し、代表作に『贅沢貧乏』や『恋人たちの森』があります。彼女の作品は耽美的で幻想的な世界観を持ち、精神的な贅沢を重視しました。晩年は東京都世田谷区で一人暮らし、1987年に心不全で亡くなりました。
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伊藤野枝集(岩波文庫)森まゆみ編
¥1,240
【良好・初版】『伊藤野枝集』森まゆみ編|女性解放運動家の思想|岩波文庫|古本 2019/9/18 発行 ISBN9784003812815 「自分らしく生きたい」──その思いに、どこか胸が熱くなることはありませんか。 『伊藤野枝集』は、大正時代を駆け抜けた女性解放運動家・伊藤野枝の情熱と思想を集めた一冊です。17歳で故郷を飛び出し、『青鞜』に参加。社会の理不尽さや女性の生きづらさに、真っ向から立ち向かった野枝の言葉は、時代を超えてまっすぐに届いてきます。 私自身、この本を手にしたとき、「野枝さんの叫びは、今も生きている」と感じました。誰かに遠慮せず、弱さを抱えたままでも、自分の信じた道を選ぶ勇気──そのメッセージが心にそっと火を灯してくれます。 社会の中で息苦しさを覚えている方、自分の道を探している方へ。もし今、野枝の言葉が響くなら、どうぞページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバー・本文ともにきれいです。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <伊藤野枝さんについて> 伊藤野枝は、1895年に福岡で生まれた女性解放運動家であり、作家でもありました。14歳で上京し、後に『青鞜』に参加して、女性の自由を求めた活動を続けました。大杉栄と共に無政府主義を実践し、短い生涯を社会の変革に捧げました。1923年、関東大震災の混乱の中、命を奪われましたが、その足跡は今も残っています。
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新潮 臨時増刊号(新潮社)
¥2,100
【古書・1971年初版】『三島由紀夫読本』新潮社|1971年臨時増刊号|絶版|古書・状態付き あの日から時が経ってもなお、三島由紀夫という存在は心にざわめきを残します。 本書『三島由紀夫読本』は、1971年、彼の死の直後に刊行された臨時増刊号。 小説や評論だけでは見えてこない三島の横顔を、同時代の視点から切り取っています。 未発表作や評論、そして多くの資料を収めたこの一冊には、文学と時代の匂いが濃く刻まれています。 私自身、ページをめくりながら「作家を知ることは、その時代を生きた人々の思いを知ることなのだ」と感じました。過去を静かにたどることで、今の自分を見つめ直す時間にもなるのです。 三島文学に惹かれる方はもちろん、時代の息づかいに触れてみたい方へ。 もし今、この本が気になったなら──そっと手に取ってみてくださいね。 ※経年によるヤケ・スレがありますが、本文は通読に差し支えない状態です。古書の風合いをそのままに、丁寧に梱包してお届けします。 <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。
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夜空はいつでも最高密度の青色だ(リトルモア)最果タヒ
¥740
【非常に良い・5版】『夜空はいつでも最高密度の青色だ』最果タヒ|現代詩集|リトルモア|古本・非常に良い 誰かにうまく気持ちを伝えられない夜があります。 そんなとき、この詩集を開くと、最果タヒさんの言葉が、あなたの代わりに心の奥をそっと語ってくれます。 『夜空はいつでも最高密度の青色だ』は、現代の孤独や愛、都会に生きる若者の痛みを、きらめくような詩のリズムで描いた43篇の詩集。 SNSの言葉よりもずっと深く、静かに、あなたの中の何かを震わせます。 柚香の森がこの本を選んだのは、夜を見上げるような切なさと希望が、どの詩にも宿っているから。 読むたびに、「ああ、わかる」と涙のような共感がこぼれます。 もし今、ひとりの夜を過ごしているなら──。 この詩集の青が、あなたの心を包んでくれるはずです。どうぞ、静かな灯りの下で開いてみてくださいね。 夜空を見上げたくなるような言葉たち。 きっとあなたの中の“青”にも、静かに光が灯ります。 ※非常に良い状態の古本です。表紙・本文ともにきれいで、使用感の少ないお品です。 大切にクリーニングし、詩の余韻を壊さぬよう丁寧に梱包してお届けいたします。
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愛の縫い目はここ(リトルモア)最果タヒ
¥720
10%OFF
10%OFF
【非常に良い・3版】『愛の縫い目はここ』最果タヒ|心に響く現代詩集|リトルモア|古本・良好 ときどき、誰かのやさしい言葉にすがりたくなる夜がありますよね。 『愛の縫い目はここ』は、最果タヒさんの詩集三部作の締めくくりとして生まれた一冊。日常の中で私たちが見過ごしてしまうような心の震えや、静かな痛みを、透きとおるような言葉でそっとすくい上げています。 柚香の森がこの本を仕入れたのは、私自身が「こんな感情、誰にも伝えられなかった」と思っていた気持ちを、この本が見つけてくれたから。 言葉に救われる日がある。そんなふうに感じているあなたへ。 もし今、心が少し曇っているなら──そっとこの詩集を開いてみてください。 きっと、見えなかった何かがやさしく光って見えてくるはずです。 言葉の縫い目に、あなたの心がそっとつながりますように。 ※非常に良い状態の古本です。表紙や本文に目立つダメージはなく、全体的に綺麗なお品です。詩の余白まで大切に包み、心を込めてお届けいたします。
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音楽(新潮文庫)三島由紀夫
¥600
【良好・89版】『音楽』三島由紀夫|心理・欲望・文学的名作|新潮文庫|古本・良好状態 「音楽が聞こえないんです」――そう訴えて精神分析医のもとを訪れたのは、美しい女性・弓川麗子。 三島由紀夫『音楽』は、1960年代の東京を舞台に、心の奥底に沈む悩みや欲望を繊細に描いた心理小説です。 麗子の静かな告白の裏には、抑圧された感情と、愛を恐れる心の闇が隠れています。 柚香の森がこの本を選んだのは、人間の心の深淵に寄り添いながら、読み手にも自分自身の“見えない部分”をそっと照らしてくれるから。 ページをめくるたび、麗子の複雑な感情に共鳴しながら、気づけば自分の心と向き合っている自分がいます。 「最近、自分の感情がうまくつかめない…」そんな方へ。 もしこの本が気になったなら、どうぞ静かな場所で、ゆっくりとページをめくってみてくださいね。 感情の「音」が聴こえなくなったとき、 言葉が、静かな音楽のように心を癒してくれるかもしれません。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレはありますが、本文はきれいです。 丁寧にクリーニングし、心を込めて梱包いたします。 <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。
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伯爵夫人(新潮社)蓮見重彦
¥500
【良好・2016年第3版】『伯爵夫人』蓮見重彦|三島由紀夫賞受賞作・幻想文学|新潮社|古本・良好 ≪3版≫2016/7/5発行 ISBN9784103043539 第29回三島由紀夫賞受賞作品 ときに、現実から少し離れた夢のような体験を本の中に求めることはありませんか。『伯爵夫人』は、そんな心にそっと寄り添う物語です。 舞台は戦時下の東京、帝国ホテル。受験を控えた青年・二朗が、和装の伯爵夫人と出会い、まだ知らない世界へと導かれていきます。 純粋さと官能、知性とユーモアが交差する一夜は、まるで白に包まれた幻想のよう。読んでいると、自分の中の「眠っていた部分」が呼び覚まされるような感覚があります。 私自身、この本を閉じたとき、心が透きとおるような余韻が残りました。迷いや閉塞感を抱えるときに、そっと心を開くきっかけをくれる一冊です。 もし今、この言葉が胸に触れるなら──どうぞ静かにページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーに軽いスレがありますが、本文はきれいです。 <蓮實重彦さんについて> 蓮實重彦さん(1936年生まれ)は、文芸・映画評論家であり、フランス文学者、小説家です。東京大学文学部卒業後、ソルボンヌ大学で博士号を取得。東大で教鞭を執り、総長も務めました。フランス現代思想を日本に紹介し、映画評論でも高く評価されています。著作多数。
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早朝始発の殺風景(集英社文庫)青崎有吾
¥550
【良好・初版】『早朝始発の殺風景』青崎有吾|青春の密室劇と静かな謎|集英社文庫|古本 ≪初版≫ 2022/1/25 発行 ISBN9784087443394 「どうしてあの頃は、ただ隣に座るだけで心臓が早く打っていたんだろう」──そんな記憶はありませんか。 青崎有吾さんの『早朝始発の殺風景』は、高校時代の気まずさや戸惑いを、“始発電車”や“観覧車のゴンドラ”といった密室を舞台に描き出す短編集です。 普段ほとんど話さない同級生とふたりきりになる、その静かな緊張感と、ふとした会話の中で浮かび上がる小さな謎。 その瞬間の空気が、読み手の心をふっと揺さぶります。 私自身もページをめくりながら、かつての自分の不器用さを思い出し、どこか優しい気持ちになりました。 人との距離感に悩んでいる方、静かな青春のひとこまをもう一度味わいたい方におすすめしたい一冊です。 もし今、心に小さな空白を抱えているなら──この本がやわらかく満たしてくれるかもしれません。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいです。 <青崎有吾さんについて> 青崎有吾(あおさき ゆうご)さんは、1991年生まれの日本の小説家・推理作家です。神奈川県横浜市出身で、明治大学卒業後、2012年に『体育館の殺人』でデビュー。2024年には『地雷グリコ』で複数の文学賞を受賞しました。彼の作品はロジカルな推理と緻密な構成が特徴で、映画や文学から多大な影響を受けています。
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暗い引力(光文社)岩井圭也
¥760
【非常に良い・初版】『暗い引力』岩井圭也|加害者と被害者家族を描く赦しの物語|光文社|古本 ≪初版≫ 2023/12/30 発行 ISBN9784334101756 「人は、他人の罪とどう向き合えばいいのか」──そんな問いに胸が重くなることはありませんか。 岩井圭也さんの『暗い引力』は、殺人事件の加害者家族と被害者家族、ふたつの視点から描かれる物語です。 互いに拭えない痛みを抱えながらも、やがて彼らは“赦すこと”の難しさと可能性に向き合っていきます。 読んでいると、自分自身の過去や心の奥にある影までも静かに照らし出されるようで、私はページを閉じた後、深く息をつきました。 重いテーマでありながら、その奥には人を信じたいと願う光が確かに宿っています。 心がざわついているときや、立ち止まって自分を見つめ直したいときにおすすめしたい一冊です。 もし今、この物語が気になるなら──どうぞそっと手に取ってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文に目立つ傷みはなく、全体的にきれいです。
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夏の陰(角川書店)岩井圭也
¥1,000
【非常に良い・初版】『夏の陰』岩井圭也|加害者と被害者家族の痛みを描く小説|角川書店|古本 ≪初版≫ 2019/4/26 発行 ISBN9784041080382 「親の過去が、自分の運命に影を落とすこともある」──そんな思いに胸がざわついたことはありませんか。 岩井圭也さんの『夏の陰』は、加害者家族と被害者家族という立場の異なる二人の少年を通して、心の奥深くに潜む痛みを描いた物語です。 剣道を通じて出会い、対立しながらも成長していく姿は、読む者に人の強さと弱さを静かに問いかけてきます。 私はこの本を手にして、傷を抱えながらも歩みを止めない人間の力強さに胸を打たれました。重いテーマではありますが、読み終えたあとには、他者を理解しようとする優しさが心に宿るのを感じます。 人生の分岐点で揺れている方や、心の奥にある影を見つめたい方におすすめです。 もし今、あなたの中にこの物語が響くなら──どうぞページを開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文に目立つ傷みはなく、きれいに保たれています。 <岩井圭也さんについて> 岩井圭也(いわいけいや)さんは、大阪府枚方市出身の小説家で、北海道大学農学部を卒業後、2018年に『永遠についての証明』で作家デビュー。幅広いジャンルで作品を発表し、『裂果』で小島信夫文学賞、同年には野性時代フロンティア文学賞を受賞しました。現在37歳、神奈川県在住です。さんは、大阪府枚方市出身の小説家で、北海道大学農学部を卒業後、2018年に『永遠についての証明』で作家デビュー。幅広いジャンルで作品を発表し、『裂果』で小島信夫文学賞、同年には野性時代フロンティア文学賞を受賞しました。現在37歳、神奈川県在住です。
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ゲルマニウムの夜(文藝春秋)花村萬月
¥490
【並・初版】『ゲルマニウムの夜』花村萬月|芥川賞受賞作・人間の本質を描く小説|文藝春秋 古本 ≪初版≫ 1998/9/20 発行 ISBN9784163180702 第119回 芥川賞受賞作品 「人の心にある善と悪って、どこで分かれるんだろう」──そんな問いを抱いたことはありませんか。花村萬月さんの芥川賞受賞作『ゲルマニウムの夜』は、そのあいまいな境界を鋭く描き出した物語です。主人公の朧は衝動的に人を殺し、逃げ込んだ先は自らが育った修道院。聖と俗、暴力と性、信仰と偽善が交錯する濃密な世界が広がります。 私自身、時に目をそむけたくなる描写に胸がざわつきながらも、最後までページを閉じることができませんでした。そこには人間のどうしようもない弱さと、それでも消えない小さな光が潜んでいたからです。 人間の本質に迫りたい方や、心の奥にある問いと向き合いたい方におすすめしたい一冊。もし今、この本の言葉があなたの中に響いたなら──どうぞ、静かにページを開いてみてくださいね。 ※並の状態です。天・小口にシミやヤケがありますが、通読には支障ありません。シミが気にならない方におすすめいたします。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。 <花村萬月さんについて> 花村萬月・はなむらまんげつ(本名・吉川一郎)さんは1955年東京都に生まれ、幼少期に父を失い、福祉施設で過ごす。その後、放浪生活を経て、30歳を過ぎて創作活動を開始。1989年に小説デビューし、1998年に『ゲルマニウムの夜』で芥川賞を受賞しました。暴力や宗教などをテーマにした衝撃的な作品で知られています。
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薬を食う女たち(河出書房新社)五所純子
¥1,000
【非常に良い・初版】『薬を食う女たち』五所純子|薬物と女性の現実を描くルポ|古本・初版・良好 ≪初版≫2021/6/30発 『こかで、自分は関係ないと思っていたことが、じつはすぐそばにあった── そんな気づきが、この本には静かに息づいています。 『薬を食う女たち』は、五所純子さんによるルポルタージュ作品。薬に手を伸ばした女性たちの声を丁寧にすくい上げ、その背景にある孤独や、救いを求める心の揺れを淡々と、でも温かく描いています。 私がこの本を仕入れたのは、どんな言葉にも表せない「痛み」の在りかに、そっと灯りをともしてくれる一冊だと感じたから。 自分や誰かを少しでも理解したいと願うとき── この本は、静かな入り口になってくれるかもしれません。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら。 そっと、ページをひらいてみてくださいね。 ※非常に良い状態です。読んだ形跡もなく、カバーや本文に目立つ傷みは見られません。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。
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身のある話と、歯に詰まるワタシ(朝日新聞出版)尾崎世界観
¥760
【良好・初版】『身のある話と、歯に詰まるワタシ』尾崎世界観|朝日新聞出版|初版・良好の対談集 「本音で語り合うって、こんなに心がざわつくものだったんだ。」 クリープハイプの尾崎世界観さんが、各界で活躍する表現者と一対一で向き合い、心の奥に隠れた言葉を引き出していく対談集『身のある話と、歯に詰まるワタシ』。 会話は時に脱線しながらも、思いがけない深みに触れていきます。 創作の裏側、迷いや弱さをさらけ出す勇気──そのやり取りを追いかけるうちに、自分自身の内面にもそっと光が差し込むようです。 雑談では届かない「本音の対話」。 読み終えたとき、心に残る言葉が、きっとひとつは見つかるはずです。 ※【良好】(カバーに軽いスレあり、本文はきれいです) 初版(2020/6/30発行) ISBN:9784022516879 朝日新聞出版/ソフトカバー 清掃・除菌済み。 自分の中の「まだ言葉になっていない想い」に出会いたい方へ。 静かな一冊の中に、あなたを揺さぶる言葉がきっと眠っています。 <尾崎世界観さんについて> 尾崎世界観(おざきせかいかん)さんは、1984年生まれの日本のミュージシャン、作家です。本名は尾崎祐介で、2001年に「クリープハイプ」を結成し、2012年にメジャーデビューを果たしました。音楽と同じくらい、文章を書くことにも才能を発揮し、芥川賞候補にもなりました。その独特な世界観と感性は、音楽と文学の両分野で多くの人々に影響を与えています。

