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若草物語(新潮文庫) オールコット/松本恵子訳
¥450
良好(非常に良い/良好/並) 22版 2020/3/5 発行 ISBN9784102029039 『若草物語(新潮文庫)』は、19世紀のアメリカを舞台にした家庭小説。 家族愛や成長、女性の自立をテーマにしているんです。 四姉妹の成長を通じて、家族の絆や自己発見の大切さが描かれ、特にジョーの自立した生き方に共感すると思います。 自己理解や他者との関係、女性の夢追求の重要性を教えてくれますし、現代にも通じる普遍的なテーマになっているので読みやすいです。
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マルテの手記(新潮文庫) リルケ/大山定一訳
¥460
非常に良い(非常に良い/良好/並) 60版 2014/6/20 発行 ISBN9784102175033 『マルテの手記』は、リルケが描いた作品で、私たちが普段感じる孤独や不安、そして死について深く考えさせられます。 主人公のマルテは、パリでの生活を通して自分自身と向き合い、現代社会の中で人間の存在がどう意味を持つのかを問いかけます。 この物語を読んでいると、マルテの孤独に共感したり、自分の内面に触れたりする瞬間があるはずです。リルケの美しい言葉が心に響き、読後には、自分や他の人との関係を新しい視点で見つめ直すことができるかもしれません。
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父と子(新潮文庫) ツルゲーネフ/工藤精一郎訳
¥450
非常に良い(非常に良い/良好/並) ≪2版≫1998/11/10発行 ロシア文学の古典で、新旧世代の対立を描いた名作です。 伝統を重んじる旧世代と、すべてを疑い批判する若者たちの思想的な衝突が鮮やかに描かれています。「ニヒリスト」という言葉を広めた作品としても有名ですね。 長い物語ですが、テンポが良く読みやすい点も魅力のひとつ。哲学的な要素が深く、日本の作家にも大きな影響を与えた一冊です。 ロシアの歴史や文化を感じながら楽しめます。
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絵のない絵本(新潮文庫) アンデルセン/矢崎源九郎訳
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) 103版 2008/6/15 発行 この物語は、貧しい絵描きが主人公です。 友達もおらず、窓からは灰色の煙突しか見えません。ところが、ある晩、お月さまが話しかけてきて、いろんな話をしてくれるのです。お月さまは、ヨーロッパの人々の生活や悩みを話したり、時にはインドや中国、アフリカといった遠い国の不思議なお話をしてくれるんです。 本書は、アンデルセンの作品の中でも少し変わった内容で、月が絵描きに毎晩違うお話をしてくれる構成です。なかには結末がはっきりしない話もありますが、それが逆にいろんな解釈ができる楽しさを感じさせてくれます。まるで詩のような作品で、アンデルセンの心の中を描いた絵のように感じる部分もあり、「絵のない絵本」というタイトル通り、頭の中で美しい風景が広がる作品です。
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人形の家(新潮文庫) イプセン/矢崎源九郎訳
¥450
非常に良い(非常に良い/良好/並) 97版 2021/5/20 発行 イプセンの名を世界的ならしめたものがこの『人形の家』です。 弁護士の妻ノラは、幸せな生活を送っていましたが、実は夫に隠しごとがありました。夫が病気のとき、父の名前を偽造して借金をしていたのです。その秘密がバレると、夫はノラを非難します。 問題は解決するのですが、ノラは自分がただの「お人形」だったと気づきます。そして、もっと自由に生きるため、3人の子どもを残して家を出る決意をします。 この作品は、ノラが夫から自立するまでを描いた名作です。 読んだことのない方は、一度読んでみてくださいね!
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赤い唇(集英社文庫) マヌエル・プイグ/野谷文昭訳
¥1,000
並(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1994/11/25 発行 表紙の背に劣化。天、地、小口に汚れアリ。 それ以外は読書には全く問題ありません。 プイグの第二作目が本書『赤い唇』です。 この作品は発売後たちまち大ベストセラーとなり、それまで無名に近かったプイグは一躍人気作家となり、専業作家としてスタートしたのです。 この本の内容は、最初は少し難しいと感じるかもしれませんが、最後まで読むと満足できるはずです。複数の男女が絡むドロドロした物語で、都会と田舎の違いや病気、信仰などがテーマになっています。プイグの独特な書き方と、時系列が複雑で、最初は少し混乱するかもしれませんが、読んでいくうちに話がだんだん繋がってきて、面白くなります。
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いま見てはいけない(東京創元社) ダフネ・デュ・モーリア/務台夏子訳
¥850
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) 再版 2016/12/9発行 デュ・モーリアの本には、不思議な出来事やサスペンス、驚きの結末が詰まっています。 『いま見てはいけない』は、日常の中に潜む不安や恐怖を描いた短編集。 登場人物たちが直面する奇妙な出来事や、心の奥に抱える葛藤は、まるで自分の中にもそんな不安があるように感じさせてくれます。 特に「いま見てはいけない」では、過去の思いが現在に影響を与え、現実と幻想が交錯する不気味な体験が描かれています。読んでいるうちに、心の奥に隠された感情や人間関係について深く考えさせられるはず。 少し不安を感じながらも、読み終わった後には新たな視点を得られる一冊です。
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オペラ座の怪人(角川文庫) ガストン・ルルー/長島良三訳
¥400
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪25版≫2016/1/20発行 19世紀末、パリ。華やかなオペラ座の舞台裏では、奇怪な事件が続発していた。首吊り死体、シャンデリアの落下。そして、その闇に跋扈する人影。“オペラ座の怪人”と噂されるこの妖しい男は、一体何者なのか? オペラ座の歌姫クリスティーヌに恋をしたために、ラウラはこの怪異に巻き込まれる。そして、運命の夜、歌姫とラウルは、まるで導かれるように、恐ろしい事件に飲み込まれていく――。(あらすじより)
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夜の樹(新潮文庫) トルーマン・カポーティ/川本三郎訳
¥350
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪25版≫2018/1/10発行 O・ヘンリ賞受賞作「ミリアム」を含む傑作短編集。 夜の樹 夢を売る女 最後の扉を閉めて 無糖の鷹 誕生日の子どもたち 銀の壜 ぼくにだって言いぶんがある 感謝祭のお客 夢と現実のあわいに漂いながら、心の核を鮮かに抉り出す、お洒落で哀しいショート・ストーリー9編。 映画化 トルーマン・カポーティ 真実のテープ(2020年11月公開) ****************** 村上春樹さんが翻訳した『誕生日の子供たち』と『夜の樹』には、どちらにも『無頭の鷹』というお話が入っています。訳し方の違いを比べてみたい人には本書が役立ちます。
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【再入荷】愛の重さ(ハヤカワ文庫) アガサ・クリスティー/中村妙子訳
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 3版 1976/11/15 発行 背表紙イタミあり、経年のキズ、ヤケあり 読むには問題ありません(装丁絶版) アガサ・クリスティーがアリ・ウェストマコット名義で書いた小説の一つで非探偵小説になります。 幼くして両親をなくしたローラとシャーリーの姉妹の物語。 姉妹ほど興味深い人間関係はないように思いました。 (以下、あらすじより抜粋) ローラは妹・シャーリーを深く愛し、あらゆる害悪から守ろうとした。しかしかえってそのことが、妹の一生を台無しにしていたことを知り、愕然とする。 人間の与える愛の犯し得る過ちと、その途方もない強さを描きだしたクリスティーの 愛の小説。
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愛の重さ(ハヤカワ文庫) アガサ・クリスティー/中村妙子訳
¥700
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪2版≫ 2010/11/15 発行 アガサ・クリスティーがアリ・ウェストマコット名義で書いた小説の一つで非探偵小説になります。 アガサ・クリスティーの『愛の重さ』は、愛がもたらす喜びと苦しみを、姉妹の関係を通じて描いた物語です。 主人公ローラが妹シャーリーを深く愛するあまり、その愛が重荷になってしまう様子に胸が締め付けられます。 愛って素敵だけど、時に行き過ぎると相手を傷つけることもあるんですよね。この本を読むと、愛情の伝え方や家族との向き合い方について、自然と考えさせられます。 読み終えたとき、きっと心に残る温かさとなんらかの学びがあるはず!
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地下鉄のザジ(中央公論文庫) レーモン・クノー/生田耕作訳
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 10版 1984/8/30 発行 経年によるヤケ、下小口にシミがあります。 地下鉄に乗ることを楽しみにパリを訪れたお転婆少女ザジ。あいにくのストで念願かなわず、街へさまよい出たザジは奇妙な大人たちと一夜を過ごす。俗語満載の会話ときわどい笑い、そして斬新な実験的表現の数々に世界が度肝を抜かれたフランス前衛小説の名作
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人形(創元推理文庫) ダフネ・デュ・モーリア/務台夏子訳
¥760
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2017/1/13 発行 ダフネ・デュ・モーリア 1907年ロンドン生まれ。祖父が高名な作家で画家、父が舞台俳優兼演出家、母が舞台女優という芸術家一家の三人姉妹の次女として生まれる。1931年作家デビュー、1938年の『レベッカ』が世界的なベストセラーとなった。コーンウォールの荒々しい自然を愛し、夫との間に三人の子供をもうけた。1989年没。 ダフネ・デュ・モーリアの短編集『人形』は、読者の心にそっと寄り添いながら、人間の内面や社会の矛盾を描いた作品。 普段の平穏な日常の裏に隠された秘密や狂気、上流階級の偽善に鋭く切り込みます。 特に、自立を求める女性たちの葛藤が描かれていて、共感する場面がたくさんあるんですよね。愛と狂気が絡み合う短編「人形」では、登場人物の心理にぐいぐい引き込まれるはず。 読み終えたとき、きっと自分や周りの人との関係を見つめ直したくなる一冊です。
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ヴィオルヌの犯罪(河出文庫) マルグリット・デュラス/田中倫郎訳
¥800
【並】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1996/1/9 発行 経年のヤケ、表紙にスレあります。 『ヴィオルヌの犯罪』はモデルとなった殺人事件があります。 1949年に、アメリー・ラビューが夫を殺害し、遺体をバラバラにして陸橋を通る貨物列車に少しずつ投げ込んだ「ラビュー事件」です。 全てがノンフィクションではなく、実際の事件にインスピレーションを受けたフィクションと言う方が良いかもしれません。 その事件は、人体の多くの断片が、ほとんどフランス全土にわたって、さまざまな貨車の中から発見されます。被害者は極度の肥満体の女性、そしてこれらの断片を運んだ列車は同一地点―ヴィオルヌの陸橋を通過していることが判明します。 けれど、いまだに頭部のみは発見されていない…。 デュラスがこの実際の事件に取材し、十年の歳月をかけて結実させた「狂気」をめぐる凄絶な物語となっています。 本書の形式はすべてインタビュー記事を模しているので、戯曲のように仕上がっており、インタビュー形式なので対話によって殺人事件の真相が明らかになってゆきます。 ストーリーは、愛や欲望、暴力、死をテーマに、人の心の複雑さを描いた物語で、特に女性の視点に寄り添い、社会の制約や愛がもたらす苦しみや自己を見つめ直す葛藤を鮮やかに映し出しているんです。 夫婦の会話や周囲の証言から少しずつ真実が見えてくる展開は、人間関係や自分自身を考え直すきっかけになるはず。 この物語を読むことで、人の心の奥深さに触れ、少しだけ自分の中にも気づきを得られるかもしれませんよ。 また、文学的な技法や構成についても学ぶことができるため、文学愛好家にとっても価値ある一冊です
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ピエドラ川のほとりで私は泣いた(角川文庫) パウロ・コエーリョ/山川紘矢・亜希子訳
¥450
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2000/6/25 発行 スペインの田舎で平凡に暮らしている女性が長いこと会っていなかった幼馴染の男性と旅に出る話です。 宗教色が強いようで、歯がゆい部分もありますが、燃えるような恋愛ではなく、静かに冷静に相手のこと(幼馴染みの男性)をみる恋愛です。 パウロ・コエーリョ(作者)は女性の心情を描くのがとても上手だと思います。 そのほか『11分間』という作品も女性を主人公とした興味深いものでした。 海外文学>単行本
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恋愛論(新潮文庫) スタンダール/大岡昇平訳
¥520
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪55版≫ 2012/1/30 発行 スタンダール (1783-1842) 東南フランス、ドーフィネ地方のグルノーブルに生れる。 本名はアンリ・ベール。 1818年~1820年にかけて、スタンダールは生涯の大恋愛をしていました。 彼はナポレオンの没落と共に、軍人としての経歴を終わり、母の遺産から上がるわずかな年金で、イタリアのミラノに滞在し、気ままな生活を送っていた。ミラノで土地の将軍の妻、メチルド・デンボースキーに恋をしたのです。 メチルドは二人の子供を連れて夫と別居中だった。スタンダールはその少し冷たい美貌と「不在の幸福」を想うような眼差しに憧れたが、なかなか反応はなかった。 そのころイタリアでは外国人が街中をうろうろ歩き回るのは厄介なことだった。スタンダールにとってますます身動きが取れず、思うように行動できない苛立ちから彼女への想いが募るばかりでした。 『恋愛論』は、著者がこの苦しい恋愛をしているときに書かれたものです。 恋愛を4つのタイプに分けて、始まり方や男女の違いなどを面白いエピソードと一緒に説明しています。また、昔の恋愛や国ごとの違いも紹介されています。恋愛のステップや気持ちの変化は、今も昔も変わらないんだなと感じられます。この本を読むと、恋愛についていろいろな発見があって、とても参考になります。 ありとあらゆる国、土地、人、環境、時代などからの恋愛を織り交ぜながら、恋愛論を書いています。 膨大な恋愛の質のようなものを感じ、読み進めるのに時間がかかりますが、 この際、じっくりとスタンダールの恋愛論に向き合って、さらに自論を重ねて読み進めてはいかがでしょうか。
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外套・鼻(岩波文庫) ゴーゴリ/平井肇訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫ 2009/6/15 発行 内容紹介 ある日、鼻が顔から抜け出してひとり歩きを始めた…写実主義的筆致で描かれる奇妙きてれつなナンセンス譚『鼻』。 運命と人に辱められる一人の貧しき下級官吏への限りなき憐憫の情に満ちた『外套』。 ゴーゴリ(1809‐1852)の名翻訳者として知られる平井肇(1896‐1946)の訳文は、ゴーゴリの魅力を伝えてやまない。 ***** 新調したばかりの外套を盗まれた下級官吏の絶望のなかに、ロシア人の無意識が顔を出します。 外套を探しまわる主人公は無意識にペテルスブルグの街を測量していました。けれど、そこには思想もなければ、崇高な理想もない。外套を盗まれたという現実だけが無意味に投げ出されているばかりです。 その現実に押しつぶされて幽霊になった下級官吏は永遠に外套に執着し続けるのです。 この下級官吏を笑いながら、わたしたちははふと気づきます。これはわたしのことだと。 ロシア文学の傑作なのでご一読あれ!
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たったひとつの冴えたやりかた(早川書房) ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/朝倉久志訳
¥450
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪27版≫ 2017/2/15 発行 やった!これでようやく宇宙に行ける! 16歳の誕生日に両親からプレゼントされた小型スペースクーペを改造し、連邦基地のチェックもすり抜けて、そばかす娘コーティーはあこがれの星空へ飛びたちます。 だが冷凍睡眠から覚めた彼女を、意外な驚きが待っていました。 頭の中に「イーア」というエイリアンが住みついてしまったのです。 しかし、ふたりは意気投合して探険にのりだします。 けれどこの脳寄生体には恐ろしい秘密がありました。。。 元気少女の愛と勇気と友情を描いたさわやかな感動が残りました。 その他、二作も宇宙に繰り広げられる壮大なドラマに、未知の経験をさせてくれました。 第一話:たったひとつの冴えたやりかた 第二話:グットナイト・スィートハーツ 第三話:衝突
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かもめのジョナサン(新潮文庫) リチャード・バック/五木寛之訳
¥280
【並】(非常に良い/良好/並) ≪57版≫ 1999/6/5 発行 飛び立つ自由を追い求めるかもめのジョナサン。 この小説は、飛ぶことの喜びや自由の大切さを教えてくれます。 物語は、かもめのジョナサンが他のかもめたちとは異なる飛び方を追求し、新たな高みへと挑戦する姿を描いています。食べることよりも飛ぶことに生きるジョナサンの姿勢は、私たちも吸収すべきことがたくあります。 かもめのジョナサンは、リチャード・バックの名作。 五木寛之による見事な訳文で、原作の魅力をそのままに再現しています。この物語は自分自身の可能性に向かって突き進む勇気や、他者とのつながりを大切にする心を養ってくれると思います。 カモメの写真入りです。
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女の一生(新潮文庫) モーパッサン/新庄嘉章訳
¥350
【並】(非常に良い/良好/並) ≪83版≫1986/5/30発行 モーパッサンの傑作長編作 フランス自然主義の代表的作家の一人。 夢見がちな女の人生を描く、リアリズム文学の傑作。 修道院で教育を受けた清純な貴族の娘ジャンヌは、幸福と希望に胸を踊らせて結婚生活に入ります。 だが、彼女の一生は、夫の獣性に踏みにじられ、裏切られ、最後には最愛の息子にまで裏切られる悲惨な苦闘の道のりであります。
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ジェーン・エア(上下セット)(新潮文庫) シャーロット・ブロンテ/大久保康雄訳
¥1,100
【並】(非常に良い/良好/並) (上)85版 2000/8/25発行 (下)83版 2000/8/20発行 経年ヤケ、シミ、汚れ少々ありますが、 読むには問題ありません。 シャーロット・ブロンテ(1816-1855)は、『ジェーン・エア』で知られるイギリスの作家。牧師の家庭で育ち、文学的才能に恵まれた姉妹と共に創作活動を行いました。短い生涯ながら、女性の自由や社会的役割を描いた作品は今なお多くの読者に影響を与えています。 三姉妹の長女と弟がひとり。 シャーロットは『ジェーン・エア』を執筆 弟(長男)ブランウェルは31歳で死亡 次女のエミリーは『嵐が丘』を執筆 三女のアンは『ワイルドフェル・ホールの住人』を執筆しています。 『ジェーン・エア』は、孤独な環境で育ったジェーンが、自分を信じて強く生きる姿を描いた物語です。 恋愛だけでなく、心の深いつながりを大切にし、ロチェスターとの関係を築いていく彼女の姿には、思わず心が動かされます。 また、当時の社会で女性が直面していた不平等に立ち向かう彼女の勇気は、今の私たちにも響くものがあるのです。なので、ジェーンの成長を通して、自己確立の大切さや、愛とは何かを深く考えさせられる、そんな一冊です。
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結婚式のメンバー(新潮文庫) カーソン・マッカラーズ/村上春樹訳
¥480
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2016/4/1発行 再入荷しました 著者であるカーソン・マッカラーズはアメリカの女流作家。 少女の心理を丁寧に描いている。 そういえば12歳ってこんなかんじだったな、と思わせてくれる。 社会に適応できなかったり、自分の世界を大切にする主人公。 彼女はカーソンの半自伝的小説であり、自分を投影したような物語だ。 何度読んでも飽きず、読むたびに感銘を受ける部分が異なるから不思議だと思います。
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朗読者(新潮文庫) ベルンハルト・シュリンク/松永美穂訳
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 背表紙スレあり。経年ヤケあり。その他は良好な状態です。 ≪16版≫2009/6/15発行 第54回 毎日出版文化賞 特別賞受賞作品 ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」が映画化されました。1958年のドイツで、15歳のマイケルは36歳のハンナと恋に落ち、彼女に本を読んであげるようになります。ところが、ある日突然、ハンナは姿を消してしまいます。 時が経ち、ハンナは戦時中の罪で刑務所に入れられたと、マイケルは知ります。そこで彼女のために物語を読んだテープを刑務所に送り続けます。 映画化された「愛を読む人」の原作です。
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マディソン郡の橋(文春文庫) ロバート・ジェームズ・ウォラー/松村潔訳
¥320
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪11版≫2019/9/25発行 屋根付きの橋を撮るため、アイオワ州の片田舎を訪れた写真家ロバート・キンケイドは、農家の主婦フランチェスカと出会う。漂泊の男と定住する女との4日間だけの恋。時間にしばられ、逆に時間を超えて成就した奇蹟的な愛―じわじわと感動の輪を広げ、シンプルで純粋、涙なくしては読めないと絶賛された不朽のベストセラー。ロバート・キンケイドと譜フランチェスカ・ジョンソンの話を書き進めていくうちに、わたしはキンケイドという人物にますます興味を持つようになったが、彼がどんな人間で、どんな一生を送ったのかについては、あまりにもわずかしかわからなかった。この本が印刷所にまわされる二、三週間前、わたしはシアトルに飛んで、彼についてもっとわからないかどうか、もう一度調べてみることにした。(あとがきより)