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地底旅行・海底二万里(創元SF文庫) ジュール・ヴェルヌ
¥940
※二冊セットです ●『地底旅行』(創元SF文庫)ジュール・ヴェルヌ/窪田般弥訳 並(非常に良い/良好/並) 27版 1994/1/10発行 ISBN4488606024 『地底旅行』(創元SF文庫)は、ジュール・ヴェルヌの素晴らしい冒険物語。リーデンブロック教授と甥・アクセル、案内人・ハンスが、地球の中心を目指して地下の未知の世界を探検する様子が描かれています。 地下には驚きの光景や不思議な生物が待ち受けていて、思わずワクワクしてしまいますよ。私も初めて読んだ時、その冒険心に心を奪われたほど。科学的な知識や冒険心を育みながら、ヴェルヌの世界観に浸ることができます。もし、あなたが少しでも冒険に心惹かれるなら、この本はきっと心に残る一冊になると思います。 ●『海底二万里』(創元SF文庫) ジュール・ヴェルヌ/荒川浩充訳 並(非常に良い/良好/並) 16版 1994/10/21 発行 ISBN4488517048 『地底旅行』が地球の中心への旅を描いているのに対し、『海底二万里』は海底世界の探索を描いています。 『海底二万里』も同様に冒険の世界へ、あなたも一緒に足を踏み入れることができる一冊です。 海底で繰り広げられる未知の冒険が、きっとあなたの心をわくわくさせてくれると思いますよ。 アロナックス教授や仲間たちが出会う不思議な生き物たちや、深海の神秘的な世界に心奪われること間違いなし。私も初めてこの本を読んだとき、まるで自分が海底にいるような感覚を味わいました。 ヴェルヌの描く未来の技術や、海底の世界に触れることで、少しだけ自分の視野が広がったような気がします。そんな気持ちを皆さんにも感じてもらいたいなぁと思っています。未知の世界への一歩を、ぜひこの本で踏み出してみてくださいね。 <ジュール・ヴェルヌについて> ジュール・ヴェルヌ(1828-1905)はフランスの作家で、科学冒険小説の先駆者。法律を学ぶも文学に転向し、『海底二万里』『八十日間世界一周』などを執筆。未来を予見するような作品でSFに影響を与え、生涯執筆を続けた。
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トマシーナ(創元推理文庫) ポール・ギャリコ/山田蘭訳
¥690
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版再版 2004/6/25 発行 ISBN4488560016C0197 『トマシーナ』は、猫好きなあなたにぜひ読んでほしいお話です。 主人公の少女と猫が織りなす、心温まる物語は、まるで心の中に優しい灯りをともすよう。 特に、何気ない日常に癒しを求めている時、この本を開くときっとほっとする気持ちが広がるんですよね。 小さな奇跡や深い絆が心に残って、気づけば本を閉じる頃には、まるで優しさに包まれたような気持ちになるんじゃないかなと思います。 自分を少しだけ大切にして、心が軽くなる感覚を味わえる一冊です。 <ポール・ギャリコについて> ポール・ギャリコは1897年にニューヨークで生まれ、スポーツライターとして成功後、1930年代後半に小説家に転身しました。代表作『ポセイドン・アドベンチャー』や『まぼろしのトマシーナ』などがあり、動物ファンタジーや愛の物語を得意とし、多くの作品が映画化されました。1976年にモナコで亡くなりました。
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奇妙な遺言100(ちくま文庫) ロバート・S・メンチン/中西秀男訳
¥430
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1993/10/21 発行 ISBN4480027807C0198 『奇妙な遺言100』は、ロバート・S・メンチンさんが収集した、ユニークな遺言のエピソードをまとめた本です。意外な財産の分配、復讐心を感じるもの、そして温かい愛情が込められたものまで、遺言を通じて垣間見える人々の人生や思いが描かれています。読んでいると、遺言とは単に財産を分けるだけでなく、故人の心の声や個性が現れる特別な手段だと感じます。 私はこの本を読みながら、人が何を最後に残したいと思うのか、その背景にあるドラマに心を動かされました。「もし自分ならどんな言葉を遺すだろう」と考えさせられる一冊です。ぜひページをめくりながら、さまざまな人生に触れてみてくださいね。
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あなたの人生の物語( ハヤカワ文庫) テッド・チャン
¥820
非常に良い(非常に良い/良好/並) 20版 2017/5/10 発行 ISBN9784150114589C0197 『あなたの人生の物語』は、テッド・チャンの名作SF短編集(全8編)で、その表題作は映画『メッセージ』の原作でもあります。 宇宙人との交信に挑む言語学者ルイーズの物語が、彼女の娘との思い出と交差しながら進んでいく作品。 読み進めるうちに、時間や言語、人生の意味についてじっくり考えたくなります。 科学的なテーマがありながら、どこか温かさや切なさがにじむ物語は、読む人の心にそっと寄り添ってくれます。 私も初めて読んだとき、こんなにも心を揺さぶられる本があるのだと感動したほど。 言語が私たちの考え方や世界の捉え方にどれほど深く関わっているのか…それを知ると、何気ない日常さえ少し特別に思えてきます。 「これから先の自分の物語」を考えたくなる、そんな1冊。ぜひ、お手に取ってみてくださいね。 <テッド・チャンについて> テッド・チャンは1967年にニューヨーク州で生まれ、台湾系アメリカ人です。ブラウン大学卒業後、SF作家としてデビュー。短編『バビロンの塔』でネビュラ賞を受賞し、その後も多数の賞を受賞。寡作ながら、現代SF界で高く評価されている作家です。
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夜間飛行(新潮文庫) サン・テグジュペリ/堀口大學訳
¥430
並(非常に良い/良好/並) 79版 2001/5/30発行 ISBN 410212201X 経年のヤケと表紙、小口等に擦れや傷みあり。読むには問題ありません。 この物語、『夜間飛行』は、暗い空を飛ぶ郵便飛行士たちの勇気と責任を描いた物語となっています。 飛行機がまだ新しい時代、危険な空を飛び続ける彼らの姿に、きっと共感するはず。 怖さや孤独を感じながらも、大切な使命を果たそうとする彼らの姿勢は、私たちにも「前に進む勇気」を教えてくれます。 詩的な文章とリアルな飛行シーンに心を動かされるので、日々の生活でも自分の価値を見つめ直すヒントが見つかるかもしれませんね。 この一冊で、あなたの心にも何か新しい風が吹くはずです! <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。
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サキ短篇集(新潮文庫) サキ/中村能三訳
¥480
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪67版≫2020/9/20発行 『サキ短篇集』(新潮文庫)は、英国作家サキ(本名ヘクター・ヒュー・マンロー)の代表作を収めた短編集。 ブラックユーモアと鋭い諷刺が特徴で、たとえば「開いた窓」の意外な結末や、「おせっかい」に潜む皮肉は、読んだ後に「ふふっ」と笑ってしまうような独特の味わいがあります。 短い物語の中に、予想外の展開や人間の本質を描き出すサキの腕前には驚かされますよ。 この本を読むと、ユーモアの中に隠れた人生の機微を感じ取る力が磨かれる気がします。 「一見おかしいけれど、どこか鋭く刺さる」そんな物語が読みたい時、この本はぴったりです。 日常の隙間時間に読めるので、忙しいあなたにもおすすめですよ。 ちょっと変わった視点で世界を見てみたくなったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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若草物語(新潮文庫) オールコット/松本恵子訳
¥380
良好(非常に良い/良好/並) 22版 2020/3/5 発行 ISBN9784102029039 『若草物語』は、心温まる家族の絆と成長の物語。 4人姉妹が困難に立ち向かいながらも、お互いを支え合い、夢を追いかける姿に胸が熱くなりますよ。 私も初めて読んだとき、ジョーの強い意志に共感し、彼女が作家として成長する姿に励まされました。たまに涙もありましたが、それ以上に温かい気持ちで満たされたのです。 この本を手に取ったとき、きっとあなたも、自分自身の成長を見つめ直すきっかけになると思います。 家族や友人との絆を再認識できる、そんな一冊です。 読むたびに心がほっこりするこの名作、ぜひ手に取って、あなた自身の「若草物語」を感じてみてくださいね。 また、この本は150年以上も読み継がれている名作で、時代を超えて愛され続けている理由がここにあります。家族や友情の大切さ、そして自分を大切にしながら周りを思いやる心を教えてくれますよ。 きっと、あなたの心に寄り添い、人生の指針となる一冊になるはずです。 <ルイーザ・メイ・オルコットについて> ルイーザ・メイ・オルコット(1832年生まれ)は、アメリカの作家で、代表作『若草物語』で有名です。家計を支えるために執筆を始め、1860年代に作家として成功。ペンネームA・M・バーナードでスリラーも執筆し、生涯で30冊以上の本と300篇以上の作品を残しました。
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マルテの手記(新潮文庫) リルケ/大山定一訳
¥50
SOLD OUT
非常に良い(非常に良い/良好/並) 60版 2014/6/20 発行 ISBN9784102175033 『マルテの手記』は、リルケが描いた作品で、私たちが普段感じる孤独や不安、そして死について深く考えさせられます。 主人公のマルテは、パリでの生活を通して自分自身と向き合い、現代社会の中で人間の存在がどう意味を持つのかを問いかけます。 この物語を読んでいると、マルテの孤独に共感したり、自分の内面に触れたりする瞬間があるはずです。リルケの美しい言葉が心に響き、読後には、自分や他の人との関係を新しい視点で見つめ直すことができるかもしれません。
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父と子(新潮文庫) ツルゲーネフ/工藤精一郎訳
¥450
非常に良い(非常に良い/良好/並) ≪2版≫1998/11/10発行 『父と子』(新潮文庫)は、ツルゲーネフの名作で、親子の愛情だけでなく、新旧世代間の価値観の対立を深く描いています。 大学を卒業したアルカージーと彼の友人バザーロフの物語は、当時のロシア社会の変化を背景にしながらも、現代にも通じるテーマを含んでいます。 冷静で虚無主義者のバザーロフが恋愛に揺れる場面や、父世代との意見のぶつかり合いには、「私たちも同じだな」と感じることが多いかもしれません。どんなに強い理念を持っていても、人間の弱さや感情は切り離せない――そんな深いメッセージが込められているんですよね。 読むことで、家族や世代間の関係、自分自身の信念について改めて考えるきっかけになる一冊です。 ロシアの美しい農村風景が織り交ぜられた描写も素晴らしいので、ぜひページをめくってみてくださいね!
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絵のない絵本(新潮文庫) アンデルセン/矢崎源九郎訳
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) 103版 2008/6/15 発行 この物語は、貧しい絵描きが主人公です。 友達もおらず、窓からは灰色の煙突しか見えません。ところが、ある晩、お月さまが話しかけてきて、いろんな話をしてくれるのです。お月さまは、ヨーロッパの人々の生活や悩みを話したり、時にはインドや中国、アフリカといった遠い国の不思議なお話をしてくれるんです。 本書は、アンデルセンの作品の中でも少し変わった内容で、月が絵描きに毎晩違うお話をしてくれる構成です。なかには結末がはっきりしない話もありますが、それが逆にいろんな解釈ができる楽しさを感じさせてくれます。まるで詩のような作品で、アンデルセンの心の中を描いた絵のように感じる部分もあり、「絵のない絵本」というタイトル通り、頭の中で美しい風景が広がる作品です。
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人形の家(新潮文庫) イプセン/矢崎源九郎訳
¥390
非常に良い(非常に良い/良好/並) 97版 2021/5/20 発行 イプセンの名を世界的ならしめたものがこの『人形の家』です。 ヘンリック・イプセンの『人形の家』は、ただの物語ではなく、私たちの心に深く響く一冊なんです。 家族や社会の中で自分を犠牲にして生きることに悩む女性、ノラが主役です。 夫のために秘めた借金が明らかになり、彼女は「人形のように扱われている」と気づくのです。 この作品を読み進めるうちに、私たちも自分自身が大切にされているか、自由に生きられているかを考えさせられます。 私も最初は、この本が描く時代背景や状況に圧倒されてしまいました。でも、読み進めるうちにノラの決断に勇気づけられ、心の中で応援している自分に気づくんです。 現代の私たちにもつながる普遍的なテーマが描かれているからこそ、深く心に残る物語でした。 イプセンの言葉に触れることで、もしかしたら、あなた自身も新たな気づきがあるかもしれません。 『人形の家』は、きっと大切な一冊になると思います。 読んだことのない方は、一度読んでみてくださいね! <ヘンリック・イプセンについて> ヘンリック・イプセン(1828年–1906年)は、ノルウェー出身の劇作家・詩人で、近代リアリズム演劇を確立しました。20歳で戯曲を自費出版し、劇場での経験を積んだ後、海外で27年間暮らしました。代表作『人形の家』(1879)で名声を得、社会問題を扱った作品で影響を与えました。
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赤い唇(集英社文庫) マヌエル・プイグ/野谷文昭訳
¥1,000
並(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1994/11/25 発行 表紙の背に劣化。天、地、小口に汚れアリ。 それ以外は読書には全く問題ありません。 プイグの第二作目が本書『赤い唇』です。 この作品は発売後たちまち大ベストセラーとなり、それまで無名に近かったプイグは一躍人気作家となり、専業作家としてスタートしたのです。 『赤い唇』は、マヌエル・プイグが描く、アルゼンチンの青春と恋愛が絡み合う物語です。 手紙をきっかけに広がる過去の記憶や、人々の心の葛藤が繊細に描かれ、読んでいるうちにその世界に引き込まれていきます。 プイグ独特の文体と、多様な形式で進むストーリーが新鮮で、思わず文章追ってしまうほど。 最初は少し難しく感じるかもしれませんが、物語が進むにつれて徐々に繋がっていくので、読み進める楽しみがありますよ。複数の男女が絡むドロドロした関係や都会と田舎、病気や信仰など、テーマが深くて考えさせられるんですよね。 読んだ後、何かを感じ取りたくなる、そんな一冊ですよ。 私も手に取った時、まるで自分の過去に触れるような不思議な感覚を覚えました。『赤い唇』、きっとあなたの心にも響くはずです。 <マヌエル・プイグについて> マヌエル・プイグは、1932年アルゼンチン生まれの作家です。映画に夢中だった少年時代を経て、映画監督を目指しましたが、小説家に転身。1960年代から作家として名を馳せ、『赤い唇』や『蜘蛛女のキス』で国際的に評価されました。政治的理由で亡命を余儀なくされ、1990年にメキシコで亡くなりました。独自の文体と現代的なテーマでラテンアメリカ文学に大きな影響を与えました。
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いま見てはいけない(東京創元社) ダフネ・デュ・モーリア/務台夏子訳
¥850
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) 再版 2016/12/9発行 ダフネ・デュ・モーリアの『いま見てはいけない』は、じわじわと心を締めつけるような、不思議な怖さのある短編集です。 表題作では、幼い娘を亡くした夫婦が旅先のヴェネチアで、盲目の老姉妹と出会います。その出会いをきっかけに、次第に現実と幻が入り混じるような奇妙な出来事が起こり始めるのです。まるで目には見えない「何か」に導かれているかのような展開です。 デュ・モーリアの物語は、ただ怖いだけではないんです。読んで行くと、人の心の奥にひそむ不安や、逃れられない運命のいたずらが、ひっそりと描かれています。 彼女の言葉は静かで穏やかなのに、読んでいるうちに少しずつ心がざわめいてくる。短編だからこそ、そのスリルをギュッと詰め込んだ物語が味わえます。そして読み終えたあとには、何とも言えない余韻が残るんですよね。 もし、いまこの本に目がとまったのなら、それはきっと偶然ではないのかもしれません!ページを開けば、あなたも物語の中へと引き込まれてしまうかも…。そんな一冊です。ぜひ、読んでみてくださいね。 <ダフネ・デュ・モーリアについて> ダフネ・デュ・モーリアは1907年ロンドン生まれ。祖父が高名な作家で画家、父が舞台俳優兼演出家、母が舞台女優という芸術家一家の三人姉妹の次女として生まれる。1931年作家デビュー、1938年の『レベッカ』が世界的なベストセラーとなった。コーンウォールの荒々しい自然を愛し、夫との間に三人の子供をもうけた。1989年没。
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オペラ座の怪人(角川文庫) ガストン・ルルー/長島良三訳
¥600
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪25版≫2016/1/20発行 『オペラ座の怪人』(角川文庫)は、ガストン・ルルーが描いた、愛と孤独、そして自己と向き合う物語。 華やかなオペラ座の舞台裏、静かな地下迷宮で繰り広げられるファントムとクリスティーヌ、そしてラウル子爵の三角関係は、心に深く刺さる感情の揺れを映し出します。 たとえば、「誰にも理解されない」と感じること、ありませんか? ファントムの切ない孤独は、そんな気持ちをそっと代弁してくれるかもしれません。そして、クリスティーヌが迷いながらも選ぶ道は、私たちが人生の岐路に立ったときに心に響くヒントを与えてくれるんです。 「今、自分自身の気持ちに向き合いたい」 そんな時に、この物語はきっと寄り添ってくれるはず。地下迷宮で奏でられる愛と苦悩の旋律に、耳を傾けてみませんか?
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夜の樹(新潮文庫) トルーマン・カポーティ/川本三郎訳
¥400
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪25版≫2018/1/10発行 O・ヘンリ賞受賞作「ミリアム」を含む傑作短編集。 夜の樹 夢を売る女 最後の扉を閉めて 無糖の鷹 誕生日の子どもたち 銀の壜 ぼくにだって言いぶんがある 感謝祭のお客 『夜の樹』は、トルーマン・カポーティの素晴らしい短編集。 彼が描く人間の心の奥深さに触れることで、心がじんわりと温かくも、少し切なくなるような感覚になります。 この本には、孤独を抱えた老婦人の不思議な出会いや、奇妙な夜の出来事を描いた話が収められています。カポーティの文体はとても洗練されていて、登場人物の心情やその背後にある感情が、まるで目の前に見えるように浮かび上がるんですよね。 私も何度かこの本に触れ、その深さに心を奪われましたよ。 もし、少しでも人間の複雑な感情や心の奥を覗いてみたくなったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。心に残る素敵な読書体験ができると思いますよ!
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【再入荷】愛の重さ(ハヤカワ文庫) アガサ・クリスティー/中村妙子訳
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 3版 1976/11/15 発行 背表紙イタミあり、経年のキズ、ヤケあり 読むには問題ありません(装丁絶版) アガサ・クリスティーがアリ・ウェストマコット名義で書いた小説の一つで非探偵小説になります。 幼くして両親をなくしたローラとシャーリーの姉妹の物語。 姉妹ほど興味深い人間関係はないように思いました。 (以下、あらすじより抜粋) ローラは妹・シャーリーを深く愛し、あらゆる害悪から守ろうとした。しかしかえってそのことが、妹の一生を台無しにしていたことを知り、愕然とする。 人間の与える愛の犯し得る過ちと、その途方もない強さを描きだしたクリスティーの 愛の小説。
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愛の重さ(ハヤカワ文庫) アガサ・クリスティー/中村妙子訳
¥700
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪2版≫ 2010/11/15 発行 『愛の重さ』は、アガサ・クリスティーが「メアリー・ウェストマコット」の名で書いた最後の作品。 ミステリーとは異なり、心にそっと寄り添うような物語です。 主人公ローラは、両親の愛を感じられず、妹シャーリーに愛を注ぐことで自分の存在価値を見出します。でも、愛しすぎることで相手を縛ってしまうこともあるのですね。 愛することと愛されることのバランス、家族との関係など。 私も、ふと立ち止まって考えさせられました。もしかしたら、私の愛情も誰かにとって重すぎるものかもしれないし、わかってもらえてないんじゃないか?って。そんな不安を感じたとき、この本はそっと答えをくれる気がするんですよね。 何より、この物語は自分自身と向き合える時間を与えてくれますよ。 静かで温かな余韻を、あなたも感じてみませんか?
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地下鉄のザジ(中央公論文庫) レーモン・クノー/生田耕作訳
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 10版 1984/8/30 発行 経年によるヤケ、下小口にシミがあります。 地下鉄に乗ることを楽しみにパリを訪れたお転婆少女ザジ。あいにくのストで念願かなわず、街へさまよい出たザジは奇妙な大人たちと一夜を過ごす。俗語満載の会話ときわどい笑い、そして斬新な実験的表現の数々に世界が度肝を抜かれたフランス前衛小説の名作
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人形(創元推理文庫) ダフネ・デュ・モーリア/務台夏子訳
¥800
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2017/1/13 発行 ダフネ・デュ・モーリア 1907年ロンドン生まれ。祖父が高名な作家で画家、父が舞台俳優兼演出家、母が舞台女優という芸術家一家の三人姉妹の次女として生まれる。1931年作家デビュー、1938年の『レベッカ』が世界的なベストセラーとなった。コーンウォールの荒々しい自然を愛し、夫との間に三人の子供をもうけた。1989年没。 ダフネ・デュ・モーリアの短編集『人形』は、読者の心にそっと寄り添いながら、人間の内面や社会の矛盾を描いた作品。 普段の平穏な日常の裏に隠された秘密や狂気、上流階級の偽善に鋭く切り込みます。 特に、自立を求める女性たちの葛藤が描かれていて、共感する場面がたくさんあるんですよね。 愛と狂気が絡み合う短編「人形」では、登場人物の心理にぐいぐい引き込まれるはず。 読み終えたとき、きっと自分や周りの人との関係を見つめ直したくなる一冊です。
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ヴィオルヌの犯罪(河出文庫) マルグリット・デュラス/田中倫郎訳
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1996/1/9 発行 経年のヤケ、表紙にスレあります。 『ヴィオルヌの犯罪』はモデルとなった殺人事件があります。 1949年に、アメリー・ラビューが夫を殺害し、遺体をバラバラにして陸橋を通る貨物列車に少しずつ投げ込んだ「ラビュー事件」です。 全てがノンフィクションではなく、実際の事件にインスピレーションを受けたフィクションと言う方が良いかもしれません。 その事件は、人体の多くの断片が、ほとんどフランス全土にわたって、さまざまな貨車の中から発見されます。被害者は極度の肥満体の女性、そしてこれらの断片を運んだ列車は同一地点―ヴィオルヌの陸橋を通過していることが判明します。 けれど、いまだに頭部のみは発見されていない…。 デュラスがこの実際の事件に取材し、十年の歳月をかけて結実させた「狂気」をめぐる凄絶な物語となっています。 本書の形式はすべてインタビュー記事を模しているので、戯曲のように仕上がっており、インタビュー形式なので対話によって殺人事件の真相が明らかになってゆきます。 ストーリーは、愛や欲望、暴力、死をテーマに、人の心の複雑さを描いた物語で、特に女性の視点に寄り添い、社会の制約や愛がもたらす苦しみや自己を見つめ直す葛藤を鮮やかに映し出しているんです。 夫婦の会話や周囲の証言から少しずつ真実が見えてくる展開は、人間関係や自分自身を考え直すきっかけになるはず。 この物語を読むことで、人の心の奥深さに触れ、少しだけ自分の中にも気づきを得られるかもしれませんよ。 また、文学的な技法や構成についても学ぶことができるため、文学愛好家にとっても価値ある一冊です
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ピエドラ川のほとりで私は泣いた(角川文庫) パウロ・コエーリョ/山川紘矢・亜希子訳
¥450
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2000/6/25 発行 スペインの田舎で平凡に暮らしている女性が長いこと会っていなかった幼馴染の男性と旅に出る話です。 宗教色が強いようで、歯がゆい部分もありますが、燃えるような恋愛ではなく、静かに冷静に相手のこと(幼馴染みの男性)をみる恋愛です。 パウロ・コエーリョ(作者)は女性の心情を描くのがとても上手だと思います。 そのほか『11分間』という作品も女性を主人公とした興味深いものでした。 海外文学>単行本>11分間
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恋愛論(新潮文庫) スタンダール/大岡昇平訳
¥520
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪55版≫ 2012/1/30 発行 スタンダール (1783-1842) 東南フランス、ドーフィネ地方のグルノーブルに生れる。 本名はアンリ・ベール。 1818年~1820年にかけて、スタンダールは生涯の大恋愛をしていました。 『恋愛論』は、恋愛について悩む人にぴったりの本かもしれません。スタンダールは、恋愛の始まりから深まり、最終的に結晶作用へと至る過程を、まるで自分のことのように感じさせてくれるんです。 恋の中で感じる喜びや苦しみ、その裏にある心理の動きが丁寧に描かれ、きっとあなたの心に響くはず。 例えば、恋する相手の欠点を美点に変えてしまう「結晶作用」なんて、あなたにも経験があるかもしれません。 本書を読むと、自分の恋愛観が広がり、恋愛をもっと深く理解できるようになりますよ。まさに恋愛論です。 今の自分にぴったりだと感じたら、ぜひ読んでみてください。 きっと新しい気づきが得られるはずです。
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外套・鼻(岩波文庫) ゴーゴリ/平井肇訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫ 2009/6/15 発行 内容紹介 ある日、鼻が顔から抜け出してひとり歩きを始めた…写実主義的筆致で描かれる奇妙きてれつなナンセンス譚『鼻』。 運命と人に辱められる一人の貧しき下級官吏への限りなき憐憫の情に満ちた『外套』。 ゴーゴリ(1809‐1852)の名翻訳者として知られる平井肇(1896‐1946)の訳文は、ゴーゴリの魅力を伝えてやまない。 ***** 新調したばかりの外套を盗まれた下級官吏の絶望のなかに、ロシア人の無意識が顔を出します。 外套を探しまわる主人公は無意識にペテルスブルグの街を測量していました。けれど、そこには思想もなければ、崇高な理想もない。外套を盗まれたという現実だけが無意味に投げ出されているばかりです。 その現実に押しつぶされて幽霊になった下級官吏は永遠に外套に執着し続けるのです。 この下級官吏を笑いながら、わたしたちははふと気づきます。これはわたしのことだと。 ロシア文学の傑作なのでご一読あれ!
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たったひとつの冴えたやりかた(早川書房) ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/朝倉久志訳
¥680
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪27版≫ 2017/2/15 発行 『たったひとつの冴えたやりかた』は、まるであなた自身の冒険のような物語なんですよね! 16歳の少女コーティーが、宇宙船で未知の星へと旅立ちます。 その道中で出会った異星の存在との友情が描かれていて、あなたもきっと、心の中で「私もこんなふうに新しい世界を知りたい」と感じるはずです。 コーティーの勇気、そして相手を理解しようとする心の温かさに、共感できる瞬間がきっとあると思います。 どんなに違う存在でも、心が通じ合う瞬間がある、そんなことを教えてくれる一冊です。 冒険心や友情、そして自分を超えていく力を感じたいあなたにぴったり。 この本を手に取れば、きっと新しい視点が広がり、心が軽くなることでしょう。