-
茨木のり子詩集(岩波文庫) 谷川俊太郎選
¥630
非常に良い(非常に良い/良好/並) 15版 2022/2/4発行 ISBN 4003119518 茨木のり子詩集(岩波文庫)は、茨木さんの力強さと優しさが詰まった一冊です。 谷川俊太郎さんが選んだ詩には、戦争を生き抜いた女性の切なさや未来への希望、自分らしく生きる大切さが込められています。 たとえば『自分の感受性くらい』では、自分を信じる勇気をそっと後押ししてくれる言葉が胸に響きます。この詩はこれだけで、自己啓発に匹敵しますし、自分に喝を入れられるんです。素晴らしい詩だと思います。いっそのこと暗記してもいいくらい! そして『わたしが一番きれいだったとき』 この詩には、一番きれいだった青春時代に戦争があったという、その切なさがぎゅっと詰まっています。個人的にもこの詩が大好きです。一番きれいなときが戦争なんて…と思うと、女性ならではの感覚として共感できる部分が多いのではないでしょうか。 そんな茨木のり子さんの言葉は、忙しい日々でもふと立ち止まり、自分と向き合うきっかけをくれるはず。 この詩集が、あなたの心にそっと寄り添う存在になりますように。ぜひ手に取ってみてくださいね。 <茨木のり子さんについて> 茨木のり子(いばらぎ のりこ)さんは1926年、大阪で生まれ、医薬系の学校を卒業後、1949年に医師と結婚。1950年に詩人としてデビューし、1955年に第一詩集『対話』を刊行しました。韓国現代詩の紹介にも尽力し、1991年には『韓国現代詩選』で読売文学賞を受賞。2006年に79歳で逝去しました。
-
はるかな国からやってきた(童話屋) 谷川俊太郎
¥760
良好(非常に良い/良好/並) ハードカバー 13版 2007/9/4発行 ISBN 4887470330 ※文庫サイズ 『はるかな国からやってきた』は、谷川俊太郎さんが心を込めて選んだ詩や文章を集めた特別な一冊です。 人生って不思議で、時に重く感じるけど、そこに隠れた美しさやつながりの意味をそっと教えてくれるような内容になっています。 「全ての生は幸福である」という谷川さんの視点が、この本全体を優しく包んでいるんですよね。 この詩集を読むたびに、自分の心と向き合ったり、気持ちが軽くなったりする、そんな経験ができるはず。 詩や言葉の温かさをじっくり味わいたい時、この一冊を手に取ってみるのも一つですよ。 <谷川俊太郎さんについて> 谷川俊太郎さん(1931年生まれ)は、日本の詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家です。1948年に詩作を始め、1952年に処女詩集『二十億光年の孤独』を発表。映画や絵本制作にも進出し、広範なジャンルで活躍。2024年に92歳で逝去しました。
-
奇跡 ミラクル(みすず書房) 長田弘
¥1,680
非常に良い(非常に良い/良好/並) 6版 2021/1/22 発行 ハードカバー 第55回毎日芸術賞受賞 長田弘さんの詩集『奇跡-ミラクル-』は、日常の中に潜む小さな奇跡を見つける力をくれる一冊です。 生と死、存在と不在といったテーマを、長田らしい静かな言葉で紡いでいるんです。 巻頭の「幼い子は微笑む」から、ベルリンを舞台にした詩、そして最後の「奇跡」まで、どの詩も、日々の何気ない瞬間にこそ人生の本質が隠れていると気づかせてくれるのです。 私もこの本を手に取った時、ふと「こんな小さな奇跡に気づける心を大切にしたい」と感じました。あなたも、この詩集を手にした時に、日々の生活に新たな意味を見出す瞬間が訪れるかもしれません。 読むことで、日常に潜む奇跡を見逃さず、大切に感じることができる。 そんな素敵な気持ちを一緒に感じてみてください。 ぜひ手に取ってみてくださいね。 <長田弘さんについて> 長田弘(おさだ ひろし)さんは、1939年福島県生まれの詩人で、児童文学や文芸評論、翻訳、随筆など幅広い分野で活躍しました。1965年に詩集『われら新鮮な旅人』でデビューし、1984年には『深呼吸の必要』がロングセラーに。2015年に75歳で逝去。詩だけでなく、テレビ番組や新聞の選者としても多くの人々に親しまれました。
-
続・伊藤比呂美詩集(思潮社) 伊藤比呂美
¥1,030
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2011/7/30発行 『続・伊藤比呂美詩集』を読むと、きっと、言葉が持つ不思議な力に引き込まれることだと思います。 伊藤比呂美さんの詩は、ただの言葉の羅列ではなく、心の奥深くに触れるような力強さがあるんですよね。 日常の中に潜む小さな違和感や感情を、まるで優しく撫でるように表現するその言葉に、何度も心を動かされますよ。 私も、この詩集を読んで、ひとつひとつの言葉がどんなに繊細で大切なのかを改めて感じました。無意識に流れる日常の中に埋もれた感情を、優しく拾い上げてくれるような感覚があります。 もし、言葉の持つ力を感じたいと思っている方がいれば、ぜひ手に取ってみてほしい一冊です。 読むことで、普段は気づかないような心の動きに気づけたり、言葉がもつ自由さに触れたりできますよ。 どうか、あなたもこの詩集を手に取って、静かな言葉の世界に浸ってみてくださいね。きっと、心が少し軽くなるはずです。 以下、p35「ナシテ、モーネン」より抜粋しますね。 消えてゆく言語はスウィートだ、 関係がそこで消えても、 彼の記憶がそこで消えても、 声に出し消えてゆく言語はとてもスウィートだ、 <伊藤比呂美さんについて> 伊藤比呂美さんは、1955年生まれの詩人・小説家で、1980年代に女性詩ブームを牽引しました。育児エッセイや現代詩を通じて、新しい表現を追求し続け、特に日常の言葉を芸術へと昇華させる力に定評があります。詩的言語の解体と再構築をテーマに、女性の切実な体験を深く掘り下げた作品を多く発表してきました。また、大学で教鞭をとるなど、創作活動と教育にも積極的に取り組んでいます。
-
密室論(七月堂) 朝吹亮二
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2017/7/22発行 ソフトカバー 《『密室論』復刊》 指のおもむくままに頁をめくり、 目のおもむくままにそれを読む。 あるいは、任意に開かれた頁に記された文字を、 声に出してみてほしい。 紙と声、また紙と指、指と目とのあいだで執りおこなわれる性愛に、 つかのま溺れるだろう。(本文より)
-
どきん 谷川俊太郎少年詩集(理論社) 谷川俊太郎
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ハードカバー 79版 1991/10月 発行 『どきん 谷川俊太郎少年詩集』は、谷川俊太郎さんが描く、ひらがな表記とリズム感が楽しい詩集です。 擬音語や擬態語を織り交ぜたユニークな表現が、読むたびに新鮮な驚きを与えてくれるんです。 この本を読むと、言葉の豊かさや自由さを再発見でき、心が軽やかになるんですうおね。 詩の世界を通して、自分の中の子どものような純粋さや遊び心を取り戻せるかもしれませんね。 「どきん」と心が弾むような、そんな体験をしてみたい方におすすめです。 何気ない日常がちょっと楽しく感じられるかもしれませんよ。
-
愛の縫い目はここ(リトルモア) 最果タヒ
¥800
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪3版≫2020/2/22発行 ソフトカバー 第33回現代詩花椿賞受賞作『死んでしまう系のぼくらに』と、映画化でも話題となった『夜空はいつでも最高密度の青色だ』に連なる詩集三部作、完結! 『愛の縫い目はここ』は、最果タヒが書いた詩集で、心の奥に静かに響くような一冊です。この本には、日常の中で見逃してしまいがちな小さな光や、人々の足音、そして心の中で感じる「最果て」のような感情が描かれています。 全43篇の詩は、最果タヒさん独特の優しく鋭い言葉で、私たちの心にふわっと触れてきます。 この詩集を読むと、普段の生活の中でもっと大切なものに気づけるようになるかもしれません。言葉の力に触れたり、心の中に眠っている美しさを再発見したり、そんな素敵な気持ちを味わえる一冊です。 もし、少し疲れていたり、日々の中で何かを見失いそうな気がしているなら、この本があなたの心を優しく照らしてくれるかもしれませんね。 最果タヒさんの言葉が、日常の中に隠れた美しさや痛みを教えてくれます。あなたの心に新しい光が灯る瞬間を、ぜひ感じてください。
-
夜空はいつでも最高密度の青色だ(リトルモア) 最果タヒ
¥600
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫2017/6/7発行 ソフトカバー 異例のひろがりで話題騒然となった『死んでしまう系のぼくらに』を超える、待望の新詩集! - - - 都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。 塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。 夜空はいつでも最高密度の青色だ。――「青色の詩」より抜粋 - - - 現代詩の枠を超えたムーブメントを巻き起こした詩集前作『死んでしまう系のぼくらに』。 他方では小説家としても活躍し、SNSでも詩を発表するなどフィールドを問わず快進撃を続ける詩人・最果タヒが満を持して放つ、渾身の詩集最新作! 「ゆめかわいいは死後の色」「月面の詩」「花と高熱」「美しいから好きだよ」「冷たい傾斜」「もうおしまい」…ほか、書き下ろしを多数含む全43篇収録。 現代におけるポエジーとは? ひとつの答えがここに。(あらすじより)
-
死んでしまう系のぼくらに(リトルモア) 最果タヒ
¥850
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪9版≫2020/3/26発行 ソフトカバー 『死んでしまう系のぼくらに』は、最果タヒさんの詩集で、人生や死、そして生きることの苦しみと美しさを描いた一冊です。 鋭い感性と率直な言葉で綴られた詩は、心に深く響くので、あなたの中で何かを変える力があるかもしれませんね。 この詩集では「死」というテーマが繰り返し登場し、普段は考えないような深い問いを投げかけてきますが、その中にあるのは単なる暗さではなく、生きることの儚さや美しさなんです。 この本を読めば、新しい視点で自分や人生と向き合うことができるはず。そして、最果タヒさんの繊細な言葉に触れることで、言葉の力や感情を感じる力が育まれます。 もしも、何気ない日常に少し疲れていたり、モヤモヤしているなら、この詩集がきっと心を温めてくれますよ。 最果タヒさんの詩が、あなたの心に寄り添い、生きる力を静かに与えてくれる一冊です。