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【非常に良い・初版・帯あり】『半所有者』河野多恵子|新潮社|愛と孤独を描く長編小説|古本
¥800
『半所有者』河野多恵子|愛と孤独を見つめる長編小説|新潮社|初版・帯あり・古本|9784103078073 誰かを思うとき、ふと「愛すること」と「支配すること」のあいだにある、微妙な揺らぎを感じたことはありませんか。 『半所有者』は、戦後の関西を舞台に、人と人との間に生まれる思いの不均衡や、心の奥に潜む孤独を静かに描いた河野多恵子の代表作です。 登場人物たちの内面を丁寧に見つめるその筆致には、痛みの中にも確かなぬくもりがあり、「人を大切に思うとはどういうことか」を静かに問いかけてきます。 この本を仕入れたのは、私自身、人との関係に少し疲れていた時期に読み、心の中にあった小さな誠実さを思い出せたからです。 人との距離に迷うとき、自分を責めてしまう夜に──。 もし今、この本の静けさがあなたの心に触れるなら、どうぞそっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良好な状態の古本です。カバー・帯ともにきれいに保たれており、本文にも書き込みやヤケはほとんど見られません。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・初版】『文豪ナビ』『三島由紀夫は何を遺したか』2冊セット|思想・文学|古本
¥1,200
『文豪ナビ』『三島由紀夫は何を遺したか』2冊セット|文豪の思想と生き方|古本・初版・状態良好 時代を追い越してしまうほど、まっすぐに生きた人がいます。 その言葉は、誤解され、時に孤独の中に立ちながらも、確かに未来へ届いています。 『文豪ナビ 時代が後から追いかけた。そうか!早すぎたんだ』は、言葉に命をかけた文豪たちの軌跡を辿る案内書。 そして『三島由紀夫は何を遺したか』は、美と死の狭間で生きた三島由紀夫の思想と情熱を、現代に問いかける一冊です。 柚香の森がこの二冊を並べたのは、「生きづらさの中にも誇りを持つ」ことを教えてくれるから。 読み進めるほどに、時代や他者に惑わされず、“自分として生きる”ことの意味が見えてきます。 迷いの中で立ち止まっている方へ──。 もし今、この言葉たちが心に触れるなら、どうぞ静かにページを開いてみてください。 あなた自身の「生きる理由」が、そっと見つかるかもしれません。 言葉の奥にある“人の温度”を感じられる2冊です。 時代を越えてなお、まっすぐに響く声に、どうぞ耳を傾けてみてください。 ※2冊とも非常に良好な状態の古本です。カバー・帯ともに目立つ傷みはなく、本文もきれいに保たれています。 初版の貴重なセットとして、丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【良好・初版・帯あり】『湖畔の愛』町田康|新潮社|人の心と赦しを描く小説|古本
¥1,000
『湖畔の愛』町田康|人の心と赦しの物語|新潮社|古本・初版・帯あり|9784104215034 誰かを思う気持ちは、ときに不器用で、思いがけず人を傷つけてしまうこともあります。 『湖畔の愛』は、そんな人の弱さやあたたかさを、静かに見つめた町田康さんの作品です。 舞台は湖のほとり。穏やかに流れる時間のなかで、登場人物たちはそれぞれの過去や愛のかたちに向き合っていきます。騒がしさのない文章の奥に、人の心を深く見つめる静謐なまなざしが宿っています。 柚香の森がこの本を選んだのは、「赦すことの難しさ」と「それでも人を信じたい」という思いが、丁寧に描かれていたから。読み終えたあと、心がやわらかく整うような感覚が残りました。 もし今、あなたが少し疲れているなら──湖面に映る静かな光のように、この物語がそっと寄り添ってくれるはずです。ページをめくりながら、やさしさを取り戻してみてくださいね。 人を思うことの不器用さも、そこに宿るあたたかさも── この物語が、あなたの静かな夜にやさしく溶け込みますように。 ※良好な状態の古本です。カバーの角にわずかなスレがありますが、本文はきれいに保たれています。帯付き・初版。心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・5版】『文学論(上)』夏目漱石|岩波文庫|評論・名作|古本
¥800
『文学論(上)』夏目漱石|文学評論・読書の本質|岩波文庫|古本・良好|9784003600146 ≪5版≫2016/11/25発行 「なぜ人は、物語に心を動かされるのだろう──」 そんな疑問を、ふと思ったことはありませんか? 夏目漱石の『文学論(上)』は、文学の正体を探る、静かな知の旅の一冊です。 感じることと考えること。 頭と心が交差する場所に、文学の本質がある──。漱石は、そんなふうに文学を見つめながら、ひとつひとつ丁寧に解きほぐしていきます。 私がこの本に惹かれたのは、読むたびに心の奥が静かに動くからでした。難しい言葉のなかに、ふと差し込む柔らかな光のような気づきがあります。 「なんとなく好きだった読書」を、もっと深く味わいたい方へ。 自分の感受性や思考に、そっと光を当ててみたい方へ。 もし今、あなたの中にもその思いがあるなら── ゆっくりと、ページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、書き込み・汚れ等はございません。 丁寧に梱包して発送いたします。静かな時間を大切にされるあなたへ、心を込めてお届けします。
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【非常に良い・初版2013年】『日常的隣人』吉田知子|景文館書店|短編集・人間関係|古本
¥1,350
『日常的隣人』吉田知子|短編集・人間関係のズレ|景文館書店|古本・非常に良い|ISBN9784907105013 ≪初版≫2013/10/10発行 ふとした瞬間に、自分の中に潜んでいた感情がふいに顔を出すこと、ありませんか。 『日常的隣人』は、そんな人間関係の微妙なズレや隙間を鋭く、そしてユーモラスに描いた短編集です。母娘や夫婦、隣人とのやりとりの中で、時折感じる違和感。それは時に滑稽で、怖ささえ感じるほどリアルですが、だからこそ「ああ、わかるな」と共感してしまうのです。 私もこの本を読んで、他人事ではないと強く感じました。登場人物たちが抱える小さな悩みや疑問が、自分の中にもあるような気がして、どこか温かく心が軽くなったのです。 もし、日常の中で自分と他人との距離に悩んでいる方がいれば、この本はそっと寄り添ってくれるはずです。どうぞ、あなたのペースでページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいで、通読に問題はありません。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <吉田知子さんについて> 吉田知子さん(1934年生まれ、静岡県浜松市出身)は、満州や樺太で幼少期を過ごし、戦後に帰国。記者や高校教諭を経て作家となり、1966年に文壇デビュー。1970年に「無明長夜」で芥川賞受賞後も多数の文学賞を受賞し、日常に潜む不条理を描く作風で独自の地位を築いています。
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【良好・24版】『杏子・妻隠』古井由吉|新潮文庫|芥川賞受賞作・心理文学|古本
¥480
『杏子・妻隠』古井由吉|芥川賞受賞作・人の心と孤独を描く小説|新潮文庫|古本・良好 人の心は、どこまで他者と分かり合えるのでしょうか。 愛しながらも、どうしても届かない距離。その切なさを、静かに見つめたのが古井由吉の『杏子・妻隠』です。 「杏子」では、不安定な心を抱えた女子大生・杳子と青年の壊れやすい恋を通して、人の孤独と愛の儚さを描きます。 一方、「妻隠」では、都会で暮らす夫婦の淡々とした日常の奥に、言葉にできない心の揺らぎが漂います。 柚香の森がこの本を仕入れたのは、表面的な出来事ではなく、「人の心の深さ」に真っ直ぐに向き合う作品だから。 ページを閉じたあと、静寂の中で自分の内側に耳を澄ませたくなる──そんな読書体験でした。 感情の繊細な動きに敏感な方へ。 もし今、言葉にできない想いを抱えているなら──この物語があなたの心にそっと寄り添ってくれるでしょう。 人の心の奥にある「言葉にならない想い」を描いた古井文学。 読んだあと、少しだけ世界が静かに見える──そんな一冊です。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレが見られますが、本文はきれいに保たれています。 丁寧にクリーニングし、心を込めて梱包いたします。 <古井由吉さんいついて> 古井由吉(ふるい よしきち)さん(1937年生)は、日本の小説家・ドイツ文学者。東京大学大学院修了後、立教大学でドイツ語を教え、1968年に作家活動を開始。1970年に短編小説『杳子』で芥川賞を受賞し、内向の世代の代表的存在として知られます。代表作には『聖』『栖』『親』の三部作や『槿』、『仮往生伝試文』などがあり、精神の深層を描く独自の文体で日本文学に多大な影響を与えました。2020年、82歳で逝去。
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【2冊セット】宇野千代『行動することが生きることである』(集英社文庫)/『私のお化粧人生史』(中公文庫)|生き方と美しさを綴る随筆|古本
¥650
宇野千代『行動することが生きることである』『私のお化粧人生史』2冊セット|生き方と美しさの随筆 宇野千代さんの言葉は、どんなときも「自分らしく生きる」勇気を思い出させてくれます。 『行動することが生きることである』(集英社文庫)は、90歳を超えてもなお人生を楽しみ続けた著者が、「まず動く」ことの大切さを率直に語った随筆集。迷ったときにそっと背中を押してくれる一冊です。 そして『私のお化粧人生史』(中公文庫)は、お化粧という身近な行為を通して、自分を慈しみ、美しく生きることの意味を描いた随筆集。読んだあと、鏡に映る自分を少し優しい目で見られるようになります。 行動する強さと、自分を愛するしなやかさ── ふたつの視点から“人生を生き抜く知恵”を受け取れる特別な2冊セットです。 ※【良好】『行動することが生きることである』集英社文庫(35版/2010年発行/ISBN9784087480870) 【並】『私のお化粧人生史』中公文庫(4版/1987年発行/ISBN4122011272)経年のヤケあり、本文良好 2冊セット販売 清掃・除菌済み。丁寧に梱包して発送いたします。 「強く生きたい」「自分らしさを取り戻したい」──そんな想いを抱く方に、宇野千代さんの言葉がきっと寄り添ってくれるはずです。 <宇野千代さんについて> 宇野千代さん(1897–1996)は、山口県岩国市生まれの小説家・随筆家。1921年に文壇デビュー後、恋愛や美意識を貫いた生き方で多彩な創作活動を展開しました。日本初の女性ファッション誌を創刊し、きものデザイナーとしても活躍。晩年も執筆を続け、85歳で新聞連載を開始するなど、生涯現役を貫きました。1996年、98歳でその生涯を静かに閉じました。
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【非常に良い・3版】『第二の性 LE DEUXIEME SEXE』シモーヌ・ド・ボーヴォワール|駿河台出版|古本
¥1,800
『第二の性』シモーヌ・ド・ボーヴォワール|駿河台出版|フランス語原書序文抜粋|古本・非常に良い 3版 2002/4/1発行 装丁:単行本(55ページ) ※本書は教本です。フランス語原文で構成されており、日本語訳文は掲載されておりません(巻末に訳注あり)。全文ではなく、序文のみの抜粋収録となっております。 書店で出会うことが少ない、少し特別な一冊があります。 シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』──本書はその原書フランス語による序文を抜粋した、希少なテキストです。 後半には日本語による注解が添えられ、学術的でありながらも、ひとつの読み物として静かに心を揺さぶってくれます。 「人は女に生まれるのではなく、女になるのだ」 その有名な言葉を、彼女自身の言葉でたどる体験は、翻訳を通してでは得られない確かな響きを持っています。 私自身、この薄い青い本を手にしたとき、時代も国も越えて「自由とは何か」という問いに向き合うきっかけをもらいました。 専門的な興味をお持ちの方にも、また自分の価値観を深めたい方にも。もし今、この本に惹かれる気持ちが芽生えたなら──その直感を大切にして、そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。外装・本文ともにきれいな状態です。 スマートレター(送料無料)にて発送いたします。追跡はございませんが、丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。
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【並・改版13版】『千羽鶴』川端康成|角川文庫|日本文学・純愛小説|古本
¥660
『千羽鶴』川端康成|茶道と愛の純文学|角川文庫|古本・並・改版13版 ≪改版13版≫ 1976/5/30 発行 「美しいものは、時に人を切なくさせる」──そんな思いを抱いたのは、川端康成『千羽鶴』を読み終えたときでした。 茶道の世界を背景に、父の愛人だった女性と、その娘に心を揺らす主人公・菊治。 愛したい気持ちと、求めることで誰かを傷つけてしまうもどかしさが、静かに描かれています。 今回お届けするのは、1976年発行・改版13版の角川文庫。 天に経年のヤケがありますが、本文はおおむねきれいで、読書には問題ありません。新品では味わえない、時を経た紙の手触りが、この物語の余韻をいっそう深めてくれるでしょう。 人の心の弱さややさしさに、そっと触れてみませんか。 ※並の状態です。天に経年のヤケがありますが、本文は通読に問題ありません。 ※改版13版(1976年5月30日発行)。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【絶版・旧装丁】大江健三郎『万延元年のフットボール』|講談社文庫|古本
¥1,860
【絶版・旧装丁】大江健三郎『万延元年のフットボール』|講談社文庫|古本 大江健三郎・著/講談社文庫(旧装丁)/1980年第9刷 静かに胸を打つ、重厚な文学の世界を体験してください。 ノーベル文学賞作家・大江健三郎の代表作ともいえる本書は、日本の近代と個人の内面を重ね合わせた、深く、鋭く、そしてどこか人肌のあたたかさを感じさせる物語です。 現在は絶版となった講談社文庫旧装丁の『万延元年のフットボール』。 装丁の印象深さもさることながら、手に取ったときの重みが、どこか静かな力を宿しています。 状態のよい個体はなかなか見かけなくなってきました。 心を込めて丁寧に梱包し、お届けいたします。 読み終えたあと、ふと物思いにふけりたくなるような、そんな一冊であり、読み手によって受け取り方が変わる、まさに「人間を読む一冊」なんです。 人生の節目や、心の深いところにそっと触れるような読書体験をお探しの方に、静かにおすすめいたします。
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【非常に良い】『悩みがスーッと消えていく ポケット禅語』武山廣道 監修|河出書房新社|文庫サイズ|古本
¥400
『悩みがスーッと消えていく ポケット禅語』|河出書房新社|古本・文庫サイズ 武山廣道 監修/河出書房新社/2023年5月30日 初版発行/ISBN9784309292953 「もうちょっと、心を軽くしたいな…」 そんなふうに感じたときに、そっと開いてほしい一冊です。 本書にあるのは、禅の短い言葉たち。 たとえば──「日々是好日(ひびこれこうじつ)」「知足(ちそく)」「放下着(ほうげじゃく)」。 それぞれに、やさしい現代語訳と解説が添えられていて、忙しない日常の中でも、ふっと自分を取り戻せるような“間”を与えてくれます。 私がこの本を選んだのは、悩みを消そうとするのではなく、「悩んでいる自分も、まるごと受け止めていいんだよ」と、そっと教えてくれるように感じたから。 疲れているのに、立ち止まるのがこわい方へ。 もし今、心がどこか曇っていると感じたら── この本が、あなたの中にやさしい風を通してくれるかもしれません。 ポケットにそっと入れて、気になる言葉から読んでみてくださいね。 ※非常に良い状態のお品です(カバー・本文ともにきれいです)。 文庫サイズで軽く持ち運びしやすく、贈りものにもおすすめです。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。
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【非常に良い】『イソップ寓話集』イソップ/中務哲郎訳|岩波文庫|古典寓話の宝石箱|古本
¥690
『イソップ寓話集』岩波文庫 中務哲郎訳|心に残る古典寓話|古本・文庫 イソップ・著/中務哲郎・訳/岩波文庫/2023年5月8日 第33版/ISBN9784003210314 「いい話だけが、心に残るわけじゃない」 でも、時に痛いほど正直な話が、自分をふと立ち止まらせてくれることがあります。 〈北風と太陽〉〈ウサギとカメ〉──あまりにも有名な寓話たち。 けれどこの岩波文庫版では、イソップが本当に伝えたかった素朴で厳しい「人間の真実」が、あらためてくっきりと浮かび上がってきます。 私がこの本を選んだのは、短い言葉の中に、今を生きる私たちへのヒントが詰まっているから。 どのお話もすぐ読めるのに、なぜかあとから心に残る…。 そんな小さな“問い”がつまった、宝石箱のような一冊です。 最近、何かに迷ったり、人づきあいに疲れてしまったりしていませんか? もし、少しでも気持ちを整えたい日があるなら── この本が、あなたの中のやさしさと強さを、そっと思い出させてくれるかもしれません。 ※非常に良い状態の古本です(カバー・本文ともに美品)。 持ち運びやすい文庫サイズ。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・帯あり・旧訳】『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル|みすず書房|ハードカバー|古本
¥50
SOLD OUT
『夜と霧』旧訳・霜山徳爾訳|ヴィクトール・フランクル|みすず書房・古本 ヴィクトール・E・フランクル 著/霜山徳爾 訳/みすず書房/1994年12月20日 第18版/ISBN4622006014/ハードカバー・帯付き(旧訳版) 「もうダメかもしれない」── そう思ってしまう瞬間が、誰の人生にもあるのだと思います。 この本は、ナチスの強制収容所という極限の地で、すべてを奪われながらも“生きる意味”を探し続けた一人の精神科医による、静かで強い記録です。 けっしてドラマチックではありません。 ただ、凍えるような現実の中で、それでも「誰かを想うこと」「小さな美しさに気づくこと」──その一瞬が、人を人のままでいさせる。 そんなことを、深く思い出させてくれます。 私がこの本を選んだのは、苦しみから目をそらさず、それでも希望を見つけようとする姿があるから。 つらさの中にいる方へ。 自分を責めてしまいそうな日々を過ごしている方へ。 もし今、あなたの中に言葉にならない痛みがあるのなら── この本がそっと寄り添ってくれるかもしれません。 ゆっくりと、ひとつの言葉に出会いにきてください。 ▶本書は霜山徳爾による「旧訳版」です(ドイツ語原書からの直接翻訳)。 新訳(池田香代子訳)とは異なり、フランクルの原文に忠実な重みと静けさをたたえた訳文です。 ※非常に良い状態のお品です(ハードカバー・帯あり)。 経年を考慮しても状態良好で、本文に書き込み等は見られません。 大切に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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【非常に良い・初版・帯あり】『流れる島と海の怪物』田中慎弥|集英社|短編集・ハードカバー|古本
¥1,460
『流れる島と海の怪物』田中慎弥 初版・帯付き|集英社|短編集・古本 田中慎弥・著/集英社/2023年6月30日 初版発行/ISBN9784087718379/ハードカバー・帯付き・ビニールカバー 「心の中に、ふいに湧いてしまう黒い感情──それを、なかったことにしていませんか?」 田中慎弥さんが描くのは、暴力や違和感、孤独や焦燥を抱えた人々。 どこか現実離れした不穏な世界で、それでも必死に自分を保ち、生き抜こうとする姿があります。 読み進めるほどに、胸の奥がざわつくのに、なぜか目が離せない。 そんな不思議な読書体験が待っています。 私がこの本を選んだのは、“正しさ”では救われない瞬間が、誰にでもあると知っているから。 この短編集は、見たくなかった感情を見せてくれる。 でも、だからこそ、読み終えたときにどこか呼吸が深くなるのです。 もし今、言葉にできない気持ちを抱えている方がいたら── この本が、その奥の奥に静かに手を伸ばしてくれるかもしれません。 怖がらず、ゆっくりとページを開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です(初版・帯付き・ビニールカバーで丁寧に保管されています)。 ハードカバーならではの重みと存在感。 一冊の本が持つ「物質としての強さ」も、ぜひお手元で感じていただけたらと思います。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします
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【非常に良い・帯あり】『ペスト』アルベール・カミュ|新潮社|宮崎嶺雄訳・現代にも響く不朽の名作|古本
¥600
『ペスト』カミュ|宮崎嶺雄訳・現代に響く不朽の名作|新潮社文庫・古本 アルベール・カミュ・著/宮崎嶺雄・訳/新潮社/2020年4月25日 第90刷発行/ISBN9784102114032/帯付き 「変わってしまった日常に、どう気持ちを置けばいいのか分からない」 そんなときに、そっと手に取っていただきたい本です。 アルジェリアの港町・オランに突如現れたペスト。 封鎖された街で、人々は恐れ、疑い、時に祈りながら、それでも生きていこうとします。 コロナ禍の頃、世界中でこの本が再び読まれたのも、決して偶然ではないと思います。 私自身もあの混乱の中で読みました。 不安や孤独、そして、目に見えないものと向き合う苦しさ──あの感情が、ページの奥に静かに重なっていました。 それでも、誰かのために立ち上がる人がいる。 その姿に、胸の奥がじんと温かくなるのです。 最近、なんとなく息苦しさを感じている方へ。 「こんな世界で、どう生きればいいんだろう」と思う方に、そっと差し出したい一冊です。 もし今、あなたの心のどこかにこの本の影が重なるなら── そのタイミングを、どうぞ大切にしてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です(帯付き/カバー・本文ともに美品です)。 文庫サイズで携帯にも便利。大切に梱包して、心を込めてお届けいたします。
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【良好】『あの本は読まれているか』ラーラ・プレスコット|東京創元社|冷戦×文学×女性たち|古本
¥1,100
『あの本は読まれているか』冷戦×文学の実話小説|東京創元社|古本・良好 ラーラ・プレスコット・著/吉澤康子・訳/東京創元社/2020年8月7日 第3刷/ISBN9784488011024/ソフトカバー 「たった一冊の本が、世界を動かす── そんな物語が、本当にあったなんて。」 『あの本は読まれているか』は、冷戦時代のアメリカとソ連を舞台に、“言葉”の力をめぐる実話をもとにした小説です。 物語の中心にあるのは、かの有名な『ドクトル・ジバゴ』。 映画にもなったこの愛の物語が、実は冷戦下のプロパガンダとして秘密裏に利用されていた──そんな衝撃の背景が描かれます。 自由を求める作家たち、真実を届けようと奔走した女性たちの姿。 本を信じる気持ちと、命がけで言葉を守ろうとする人々の姿が、静かに、でも力強く胸に残ります。 本の力を信じたい方、歴史の裏側にある“もうひとつの物語”に触れてみたい方に、そっとおすすめしたい作品です。 「読むこと」が、こんなにも切実で、希望に満ちた行為なのだと教えてくれる一冊です。 どうぞ、ごゆっくりお手にとってみてくださいね。 ※カバーにわずかなスレなど経年感はありますが、本文状態は良好です。 丁寧にクリーニング・梱包し、お届けいたします。 <ラーラ・プレスコットについて> ラーラ・プレスコット(Lara Prescott)は、アメリカの小説家。デビュー作『あの本は読まれているか』が世界的ベストセラーとなり注目を集めました。冷戦下のスパイ活動と文学の力を描いた本作は、20か国以上で翻訳され、高い評価を受けています。
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【良好・第2版】『愛』ウラジーミル・ソローキン|ハードカバー|ロシア文学・近未来・問いを残す物語|古本
¥1,800
『愛』ウラジーミル・ソローキン|近未来×愛の哲学小説|ロシア文学・古本 「“愛”とは、ここまで深く、奇妙で、美しいものなのかもしれません──」 そんなふうに感じさせてくれる、不思議で鋭い物語です。 舞台は、愛を人工的に管理する近未来のロシア。 その中で、真実の愛を求めて苦悩するひとりの男の姿が描かれます。 この本は、やさしさだけでは語れない“感情の深み”に、そっと光を当ててくれます。 読後にはきっと、「愛とは何か」と自分に問いかけたくなるでしょう。 人間関係に疲れている方、愛に迷っている方へ── 物語を通して、心の奥の小さな声に気づけるかもしれません。 少し刺激的で、でも確かに心に残る一冊。 そっと、手に取ってみませんか? この作品は、「読んで癒される」だけでなく、「読んで自分に問い直す」ことを促してくれる貴重な一冊です。 ※カバーにわずかなスレや経年感がありますが、全体的に良好な状態です(ハードカバー・第2版)。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。 <ウラジーミル・ソローキンについて> ウラジーミル・ソローキン( 1955年生まれ)は、現代ロシアを代表する作家・劇作家。ソ連体制への風刺や過激な表現で知られ、前衛的かつ挑発的な作風が特徴。代表作に『青い脂』『愛』などがあり、国内外で高い評価を受けています。
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【良好・初版】『プラムバン』ジェシー・レドモン・フォーセット|新水社|肌の色と自分らしさをめぐる物語|古本
¥1,060
『プラムバン』ジェシー・R・フォーセット|黒人女性の自分探しの物語|新水社・古本 ジェシー・レドモン・フォーセット/風呂本惇子 監訳/新水社/2013年4月5日 初版/ISBN9784883851560/ソフトカバー 「自分の居場所が、どこにもないように感じてしまう時に――」 そんなとき、そっと開いていただきたい一冊です。 1920年代、アメリカ。 肌の色の“ほんの少しの違い”が、夢も愛も左右してしまう時代に生きる少女・アンジェラ。 彼女が何者かになろうとあがきながら、自分自身の「誇り」と「美しさ」を見つけていく物語です。 私自身も長く「わたしは何者なんだろう」と悩んできたからこそ、この物語の静かな強さに惹かれました。 それは、決して声を荒げることなく、自分を信じる力に満ちているのです。 自分らしさに迷っている方。 マイノリティとしての生きづらさを感じている方へ──。 読書セラピーの視点からも、心にそっと灯りをともすような一冊です。 どうぞ、ご自分のペースで、ゆっくりと読んでみてくださいね。 この本が、ただの物語ではなく、「わたし」を見つめる静かな旅の始まりとなりますように。 ※カバーにわずかなスレなどの経年感がありますが、全体的に良好な状態です。 ソフトカバー・初版本。丁寧にクリーニング・梱包して、心を込めてお届けいたします <ジェシー・レドモン・フォーセットについて> ジェシー・レドモン・フォーセット(1882–1961)は、ハーレム・ルネサンスを牽引した作家・編集者。『クライシス』誌で多くの黒人作家を支援し、自身も人種や女性の葛藤を描いた作品を発表。再評価が進む文学界の先駆者です。
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【良好・初版】『赤い魚の夫婦』グアダルーペ・ネッテル|現代書館|短編集・心の揺れに寄り添う物語|古本
¥1,300
『赤い魚の夫婦』グアダルーペ・ネッテル|生き物と感情の短編集|現代書館・古本 グアダルーペ・ネッテル 著/宇野和美 訳/現代書館/2021年8月31日 初版/ISBN9784768459058/ハードカバー 心の奥のざわざわ、気づかないふりしてないですか? 『赤い魚の夫婦』は、夫婦の距離、親になること、孤独や不安といった“言葉にならない感情”を、猫や赤いベタ、蛇や菌といった生き物たちを通して描いた短編集です。 舞台はメキシコ、パリ、コペンハーゲン──。 どの物語にも「ここじゃないどこか」の空気がありながら、「でもたしかにここにある感情」が宿っています。 この本を選んだのは、読んだあとに、自分でも気づいていなかった感情に、そっと名前をつけられるような読書体験があったから。 読書セラピーの視点からも、心の奥を静かに見つめ直したい方へおすすめしたい一冊です。 どうぞ、あなたのペースでページを開いてみてくださいね。 読むことでしか届かない場所が、きっとある。 この短編集が、あなたの心の片隅にそっと触れてくれますように──。 ※カバーに小さな汚れがありますが、表紙以外はとてもきれいで、本文は良好です。 初版・ハードカバー。丁寧にクリーニングのうえ、心を込めて梱包・発送いたします <グアダルーペ・ネッテルについて> グアダルーペ・ネッテルは、1973年メキシコ生まれの作家。パリで博士号を取得し、スペイン語圏を代表する現代文学作家の一人。繊細な心理描写と独自の視点で国際的に高い評価を受けています。
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【非常に良い・初版】『書く仕事がしたい』佐藤友美|書くことを仕事にするリアル|CCCメディアハウス|古本
¥1,300
『書く仕事がしたい』佐藤友美|書いて生きる方法と実践|初版・古本 佐藤友美 著/CCCメディアハウス/2021年11月6日 初版発行 「書くことで生きていきたい――でも、どうすればいいんだろう」 そんな想いを抱えたまま、立ち止まっているあなたにそっと手渡したい一冊です。 書くことへの情熱と現実を、著者の実体験とともに正直に語ってくれるこの本。 仕事の取り方、心の揺れ、生活のこと…。文章術を越え、“書いて生きる”リアルが、静かに、でもしっかりと綴られています。 私がこの本を選んだのは、「やってみたい」の気持ちに寄り添いながら、「それでもできるよ」と言ってくれるやさしさがあったから。 今、少しでも「書いてみたい」と思っているなら── あなたの中の“書きたい心”が、きっとそっと目を覚まします。 ※本書は《非常に良い》状態です(目立つ傷みなし) ソフトカバー/単行本/初版発行(2021年) 簡易クリーニング後、心を込めて梱包いたします。 「書きたい」という小さな気持ちが、やがて生き方を変えるかもしれません。 この一冊が、あなたの「まだ言葉になっていない想い」にそっと寄り添えたら嬉しいです。
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【良好・初版】『なにもしてない』笙野頼子|ただ「在る」ことの尊さを描いた物語|講談社文庫・古本
¥1,280
『なにもしてない』笙野頼子|存在の痛みと光を描く野間文芸新人賞作品|講談社文庫 笙野頼子 著/講談社文庫/1995年11月15日 初版発行 第13回 野間文芸新人賞受賞作 「なにもしていない自分が、許せない」 そんなふうに感じてしまう日、ありませんか? この物語の語り手もまた、病を抱え、社会から離れ、部屋で静かに暮らしています。 何もしていないけれど、確かに“生きている”こと。そのただ在る日々を、鋭くも繊細な言葉で描き出します。 私がこの本を選んだのは、「何者にもなれない時間」の中にも、確かな存在の光を見出せたから。 焦りや孤独に沈みそうなとき、そっと手に取ってほしい一冊です。 どうぞ、ご自身のリズムで、静かにページを開いてみてくださいね。 ※《良好》状態のお品です。表紙・本文に大きな傷みはありません。 講談社文庫/1995年初版発行 丁寧にクリーニング・梱包のうえ、発送いたします。 もし今、「ただ在ること」に心を痛めているなら── この本が、あなたのそのままの存在に、そっとやさしい灯をともしてくれるかもしれません。 一緒に、静かな読書の時間を過ごしてみませんか。
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【非常に良い・初版】『不意撃ち』辻原登|日常に忍び寄る“転機”を描いた短編集|河出書房新社・ハードカバー|古本
¥820
『不意撃ち』辻原登|非日常と転機を描く短編集|河出書房新社・初版・非常に良い 「思いもよらない出来事に、私たちはどう向き合えるのだろう」 辻原登さんの短編集『不意撃ち』は、日常の隙間に突然入り込んでくる“転機”を描いた物語集です。 デリヘル嬢と運転手、震災後の風景、老境の旅、宇宙の幻覚──それぞれの物語に、予測不能な瞬間と、そのとき人が選ぶ道があります。 私がこの本を選んだのは、「非日常」が訪れたときの心の揺れや葛藤が、どこか自分の中にも重なるように感じたから。 読後、きっとあなたも思うはずです。 「何が起きるか分からない毎日でも、人は前を向ける」と。 もし今、人生の節目にいるなら──この本が、あなたの背中にそっと手を添えてくれるかもしれません。 ※【非常に良い】状態です。カバー・本文ともに良好。 河出書房新社/2018年 初版発行/ハードカバー クリーニング後、丁寧に梱包して発送いたします。
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【良好・新潮文庫】『情事の終わり』グレアム・グリーン/田中西二郎訳|愛と信仰を描く名作|古本
¥420
『情事の終わり』グレアム・グリーン|愛と信仰を描く名作|新潮文庫・良好本 「愛は終わっても、心は終わらない」── そんな余韻を胸に残す物語です。 グレアム・グリーンの代表作『情事の終わり』は、第二次世界大戦後のロンドンを舞台にした、大人の愛と信仰の物語。 作家モーリスと人妻サラの関係は、ただの不倫では終わりません。サラが神への誓いを胸に秘め、愛を断つ理由が明かされるとき、物語は“愛とは何か、信じるとは何か”という深い問いへと変わっていきます。 柚香の森がこの本を選んだのは、嫉妬や裏切り、祈りと救済といった矛盾を抱えながらも、人は愛に向き合い続けるのだと感じさせてくれたから。 深い余韻に浸りたい方へ。 この物語はきっと、あなた自身の「愛」と「信念」にも静かに触れてきます。 ※【良好】表紙にヤケあり。本文は良い状態です。 新潮文庫・第47刷(2006年2月10日発行) 清掃・除菌後、丁寧に梱包して発送いたします。 「愛すること」と「信じること」のはざまで揺れる心。 この古典的名作が、あなたの心にも静かな問いを残してくれるはずです。
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【良好・新潮文庫】『女の一生』モーパッサン/新庄嘉章訳|ノルマンディーを舞台に描く人生の物語|古本
¥700
『女の一生』モーパッサン|ノルマンディーを舞台に描く人生の物語|新潮文庫 「人生って、思い描いた通りにはいかないものなのかもしれません──」 モーパッサンの名作『女の一生』は、19世紀ノルマンディーを舞台に、男爵令嬢ジャンヌの波乱に満ちた人生を描いた長編です。 修道院を出て夢に胸をふくらませた17歳の少女が、結婚、裏切り、財産の喪失、そして愛する人との別れを経験しながら、少しずつ成長していきます。 柚香の森がこの本を選んだのは、「喜びと悲しみを抱えてなお生きていく姿」が、私たち自身の人生にも重なって見えたから。 読み進めるうちに、「人生は思い通りにならなくても、そこに確かな意味がある」と静かに感じられるのです。 人生の浮き沈みに心を揺らしている方へ。 この物語が、あなたに寄り添い、やさしい余韻を残してくれるはずです。 ※【良好】経年によるヤケあり。通読に支障はありません。 新潮文庫・第83刷(1986年5月30日発行) 清掃・除菌済み、梱包してお届けいたします。 「幸せと苦しみが交錯するのが人生」──そんな普遍的なテーマを、ノルマンディーの美しい風景とともに味わえる一冊です。

