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母の発達 (河出書房新社) 笙野頼子
¥1,980
【良好】初版|1996/3/29| 母の発達 |笙野頼子| 河出書房新社| 古本 『母の発達』は、家族といういちばん近い場所で起きる、愛情と息苦しさのねじれを、鋭く、時にユーモアを交えて掘り当てる一冊です。 私は「言葉にできない違和感」を抱えた日に、この題名に手を引かれて仕入れました。 読後、心の中の絡まりがほどけて、呼吸が少し整う感じが残るんですよね。 静かに向き合いたい方へ。 ※帯・カバーにヤケとスレ、天・小口にシミがあります(写真をご確認ください)。本文はきれいで通読に支障ありません。古本のにおいはあります。
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燈台へ(新潮文庫) ヴァージニア・ウルフ/中村左喜子訳
¥460
【良好】31版1994/1/5|燈台へ|ウルフ|新潮文庫|文学|古本 言葉にできない気持ちが胸の奥でざわつく夜、ありませんか。 『燈台へ』は、スコットランドの海辺の家族の一日と、時の流れを「意識の流れ」でほどいていく、20世紀英国モダニズムの代表作です。 出来事よりも、心の揺れが静かに積もっていく感じが、読むほどに沁みるんですよね。 復刊配本の帯に惹かれて仕入れました。 カバーは経年のヤケとスレがありますが、本文はとてもきれいで通読に問題ありません。もし今、心を少し落ち着かせたいなら、そっと頁を開いてみてくださいね。 ちなみに中村左喜子さん訳の本書を鴻巣友季子さんは何度もお読みになったそうです。 ※復刊配本の帯付き。カバーに経年ヤケ・スレ、古本のにおいはあります(弱め)。本文はきれいで通読良好。
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密告 (作品社) ピエール・アスリーヌ/白井成雄訳
¥1,680
【良好】初版2000/9/30|密告|アスリーヌ|作品社|文学|古本 人は、過去の出来事を「終わったこと」にできるのでしょうか。 『密告』は、ふと見つかった一通の手紙から、ナチ占領下のパリに沈んでいた沈黙がほどけていく物語です。 誰かを裁く言葉は簡単なのに、赦すことはこんなにも難しい――その揺れが静かに胸に残るんですよね。 帯にある「私は、あの女を許すべきなのだろうか?」の一行に足が止まり、柚香の森の棚に迎えました。 こちらは帯あり、ビニールカバー付き。多少のスレはありますが、本文はとてもきれいで無臭に近い良好品です。もし今、誰かを責めたくなる夜があるなら、そっとページをめくってみてくださいね。 ※帯あり、ビニールカバー付き。多少のスレはありますが、本文はとてもきれいで全体として良好です。無臭に近い)
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クラカチット (楡出版) カレル・チャペック/田才益夫訳
¥1,280
【良好】初版1992/6/25|クラカチット|チャペック|楡出版|古本 大きな力を手にしたとき、人はどこまで「正しいまま」でいられるのでしょう。 チャペックの『クラカチット』は、発明がもたらす熱と光が、いつの間にか不安の影を伸ばしていく物語です。 派手な結末で煽るのではなく、静かに、しかし確実に胸の奥を揺らしてきます。 読み終えると、世界を変えるのは力そのものではなく、それを扱う心なのだと気づかされるんですよね。 こちらは帯なし、表紙にスレが少しありますが、本文はきれいで全体として良好です。もし今、情報の強さに疲れているなら、古典SFの静かな警鐘に耳を澄ませてみませんか。 ※帯なし。表紙にスレ少ありますが、本文はきれいで通読に問題ありません。(紙のにおいはあるが強くなく無臭に近い)
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真夜中すぎでなく (三笠書房) デュ・モーリア/中山直子訳
¥2,280
【並】2版|1973/2/5|真夜中すぎでなく|デュ・モーリア|三笠書房|古本 デュ・モーリアは、人の心の影をそっとすくい上げるのが上手なんですよね。 静かな不安が少しずつ形になっていく読後、気持ちが不思議と落ち着きます。 心がざわつく夜に、無理なくページを開いてみませんか。 ※表紙全体にスレとキズが多く、角に小さな破れ、天・小口・地に点状のシミがあります。古書の紙のにおいもあります(強い臭いではありません)。それでも本文は大きな汚れや書き込みは見当たらず、物語の緊張感をきちんと味わえる状態です。
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美徳の不幸(桃源社)サド/渋澤龍彦訳
¥1,480
【並・帯破れ】初版1965/11/20 |美徳の不幸 新・サド選集 |渋澤龍彦訳 |桃源社 |古本 まじめであろうとするほど、世界に傷つけられることってありますよね。 サド『美徳の不幸』は、善良さや純粋さが報われない現実を、冷たく、そして徹底して見つめる物語です。 渋澤龍彦訳、桃源社1965年初版の一冊。 読後に残るのは爽快さではなく、人間の欲望と道徳のねじれに気づかされる静かな疲れかもしれません。それでも、その疲れは「自分を守る感覚」を取り戻す手がかりになります。 内容は大人向けで刺激の強い箇所があります。 帯破れや経年ヤケがあるため、状態にこだわる方には不向きです。けれど、この版に出会いたい方へ、丁寧に梱包してお届けします。
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悲惨物語 兄の残酷・末期の対話(現代思想社)サド/澁澤龍彦訳
¥1,680
【並】初版1976/2/28|悲惨物語 兄の残酷・末期の対話|サド|澁澤龍彦訳|現代思想社|古本 人の心の底には、見ないふりをしてきた感情が沈んでいることがあります。 この本は、そこへ静かに手を伸ばしてくる一冊なんですよね。 サドの過激さは噂の通りですが、澁澤龍彦の訳は、残酷さの奥にある「言葉の輪郭」をはっきり残します。読み終えると、気持ちは軽くなるというより、むしろ自分の感情に嘘をつかなくてよくなる。そんな読後感です。 私は“欲望”や“倫理”を考え直したくなる時に、こういう本を仕入れたくなります。 強い作品なので、静かな夜に少しずつ。必要な方の手元へ、丁寧に梱包してお届けします。
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市井にありて 感想集(岩波書店)島崎藤村
¥1,650
【並】初版1930/10/20|市井にありて 感想集|島崎藤村|岩波書店|古書 気持ちがせわしなくて、言葉がうまく追いつかない日ってありますよね。 『市井にありて』は、島崎藤村が“市井に生きる人”の手触りを、静かに見つめ直す感想集です。 批評というより、暮らしの中に落ちている言葉をそっと拾い上げる読書なんですよね。 今回は経年のヤケやシミ、表紙の破れ・スレ、蔵書印があります。 けれど、古書特有の紙のにおいはあるものの強い臭いはなく、読む時間を邪魔しません。 忙しさで心が乾き気味の方へ。 大きな答えじゃなくていいので、呼吸を整えるようにページをめくってみませんか。
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ボードレール詩集 愛蔵版(白凰社)ボードレール/佐藤朔訳
¥1,680
【並】初版1969/11/25|ボードレール詩集 愛蔵版|佐藤朔訳|白凰社|詩集 古本 言葉がまとまらない夜、詩は「いまの気持ち」を静かに代弁してくれることがあります。ボードレールは、美しさと憂いを同じ場所に置く詩人。19世紀パリの空気をまとった一編が、心の輪郭を少し戻してくれるんですよね。 この愛蔵版は黒い装丁に銀の装飾が映え、手に取る時間そのものが整っていきます。 本文はきれいですが、経年ヤケと小口のヤケ・シミ、ビニールカバー破れ、そして函なしという欠点があります。だからこそ、状態をご理解のうえで、短い一編からそっと試してみませんか。
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人形(創元推理文庫)ダフネ・デュ・モーリア/務台夏子訳
¥860
【非常に良い・初版】『人形』ダフネ・デュ・モーリア|心理短編集・女性作家|創元推理文庫|古本・初版・非常に良い|ISBN9784488206055 ≪初版≫ 2017/1/13発行 ふと、日常の静けさの裏に「なにか」が潜んでいる気がして、ぞくっとする夜があります。 ダフネ・デュ・モーリアの短編集『人形』は、そんな感覚にそっと寄り添ってくれる一冊です。 『レベッカ』『鳥』で知られる彼女が、若き日に書いた14の物語。 なかでも表題作「人形」は、美しさと狂気の境をたゆたうような、忘れがたい一編でした。 ほかの作品もまた、日常の風景が少しずつゆがみ、心の奥にある静かな不安をそっと揺さぶります。 私がこの本を仕入れたのは、「こわいのに、どこか美しい」と感じたからでした。 怖さを楽しむというより、人の心の影を見つめるための物語なのだと思います。 夜にひとりでページをめくりたくなる方へ。 静かに、でも確かに心を揺らす読書体験を、どうぞ味わってみてくださいね。 この物語に描かれているのは、怖さそのものではなく、 「私たち自身の中にある、目を背けたくなる何か」かもしれません。 だからこそ、怖いけれど、読んでよかったと思えるのだと思います。 気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの小さな本との出会いを大切にしてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーには目立った傷みもなく、本文もきれいです。 折れ・書き込み・汚れは見られません。 夜の静かな読書時間に、安心してお迎えいただけますように。 <ダフネ・デュ・モーリア> 1907年ロンドン生まれ。祖父が高名な作家で画家、父が舞台俳優兼演出家、母が舞台女優という芸術家一家の三人姉妹の次女として生まれる。1931年作家デビュー、1938年の『レベッカ』が世界的なベストセラーとなった。コーンウォールの荒々しい自然を愛し、夫との間に三人の子供をもうけた。1989年没。
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パルタイ (文藝春秋) 倉橋由美子
¥1,000
【良好・第10版・ビニールカバー付】『パルタイ』倉橋由美子|文藝春秋|女流文学賞受賞作|古本 10版 1970/4/15発行 ハードカバー 「自分の心が、どこへ向かおうとしているのか」──そんな問いに立ち止まる瞬間があります。 倉橋由美子さんの『パルタイ』は、日常の裏側に潜む不安や欲望、そして“女性として生きること”の複雑さを描いた傑作です。 硬質な文体の奥に、深い静けさと皮肉なユーモアが息づいています。 初めて読んだとき、理性と感情のはざまで揺れる登場人物たちの姿に、自分の心の奥を覗き込むような不思議な感覚を覚えました。 人生のバランスを見失いそうなとき、少し距離を置いて世界を見つめ直したい方へ。 もし今、この静かな声が心に触れたなら──そっとページをめくってみてくださいね。 ※1970年発行・第10版。経年によるヤケ、角スレあり。グラシンペーパーで保護され、ビニールカバー付き。本文は良好で読みやすい状態です。
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ぬうべる とらじっく(現代思潮社) マルキ・ド・サド/澁澤龍彦訳
¥970
【初版・普及版】『ぬうべる とらじっく』マルキ・ド・サド/澁澤龍彦訳|現代思潮社|フランス文学・思想小説|古書 人の心の奥底には、光と同じだけの影がある──。 『ぬうべる とらじっく』は、マルキ・ド・サドの思想と幻想を、澁澤龍彦が研ぎ澄まされた日本語で訳した異色の一冊です。 残酷さや快楽の裏に、自由を求める精神が息づいており、読むたびに「人間とは何か」という問いが静かに立ち上がります。 この古書を手にしたとき、経年の紙の香りとともに、時代が封じた“禁じられた思考”が確かにそこに生きているのを感じました。 もし今、善と悪の境界をもう一度見つめたいと思うなら──このページをそっと開いてみてくださいね。 ※1959年発行・初版普及版。全体に経年ヤケあり、表紙裏に破れがあります。本文はしっかりしており、通読に問題ありません。 時代を超えて読み継がれてきた思想文学の古書として、丁寧に梱包し心を込めてお届けします。
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ドクトル・ジバゴ 第一部(時事通信社) パステルナーク/原子林二郎訳
¥1,270
【第6版・函・帯・ビニールカバー付】『ドクトル・ジバゴ 第一部』パステルナーク/原子林二郎訳|時事通信社|ロシア文学・愛と自由の物語|古書 1959/2/25発行 戦争と革命の荒波の中でも、人は愛を求め、生き抜こうとするものですね。 パステルナークの『ドクトル・ジバゴ 第一部』は、激動のロシアを舞台に、詩人であり医師でもある男の魂の軌跡を描いた不朽の名作です。 愛と信仰、理想と現実──そのはざまで揺れながらも、人間の尊厳を守ろうとする姿が胸に響きます。 この古書を手にしたとき、少し焼けた紙の香りに、当時の息づかいがまだ残っているように感じました。函・帯・ビニールカバーが揃った、丁寧に保たれた一冊です。 この作品をより深く味わうために、パステルナークの原作をめぐる知られざる実話を描いた『あの本は読まれているか』(ラーラ・プレスコット/東京創元社)も、ぜひ併せて読んでみてください。→ 海外文学>単行本 時代に翻弄されながらも“言葉を信じる力”が、きっと心に灯をともしてくれます。 ※1959年発行・第6版。函・帯付き。経年によるヤケ・シミあり。本文はきれいで通読に問題ありません。ビニールカバー付きの保存良好な古書です。 ◆現在のところ「第二部」の入荷予定は無しですが、入荷しましたらご案内いたします。
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ピンチランナー調書(新潮社) 大江健三郎
¥1,160
【初版・良好】『ピンチランナー調書』大江健三郎|新潮社|現代文学・父と息子の物語|古本 1976/10/20発行 「生きること」は、思い通りにならないからこそ、美しいのかもしれません。 大江健三郎の『ピンチランナー調書』は、障がいをもつ息子とともに生きる父親の苦悩と再生を描いた作品。 現実と幻想が交錯する文体の中に、他者を理解しようともがく人間の真摯な姿が浮かび上がります。 この本を開くたびに、絶望の奥にかすかな希望の灯りを見つける感覚があります。大江文学らしい重厚さと優しさが、心に静かに沁みてくるのです。 自分の弱さに向き合いたい方へ、そして「家族」を考えるすべての方へ。 もし今、言葉にできない思いを抱えているなら──この一冊を手に取ってみてくださいね。 あわせて『私という小説家の作り方』『万延元年のフットボール』『「雨の木」を聴く女たち』『個人的な体験』など、柚香の森の棚に並ぶ大江作品も、ぜひ一緒に読んでみてください。 ※1976年初版。経年による軽いヤケがありますが、本文は良好で通読に問題ありません。
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寵児(河出書房新社)津島佑子
¥1,360
【良好・初版1978年】『寵児』津島佑子|河出書房新社|母娘・愛と孤独の物語|古本|1978/6/30発行 誰かを深く愛しながらも、その愛が少しずつ遠ざかっていく瞬間── そんな痛みを、私たちはどこかで知っているのかもしれません。 津島佑子さんの『寵児』は、母と娘、恋と孤独、生と死の境を研ぎすまされた言葉で描いた物語。静けさの中にある緊張と、触れたくなるほどの繊細なぬくもりが共存しています。 この本を手に取ったのは、津島作品に流れる“孤独の中のやさしさ”に、もう一度出会いたかったから。読み終えると、自分の中にある痛みが少しやわらぎ、誰かを想う気持ちがしずかに整っていくのを感じます。 心の奥に触れる物語を求めている方へ。 もし今、この静かな一冊があなたに語りかけてきたなら──そっと、ページを開いてみてくださいね。 この本の静けさは、読む人の心を映す鏡のようです。 誰かを想う痛みを抱えている方にこそ、そっと寄り添ってくれる一冊です。 ※初版・良好な状態の古本です。カバー・本文ともに目立つ傷みはありません。
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あかんたれ ー土性っ骨ー (文藝春秋)花登筐
¥1,540
【並昭和9版・ビニールカバー付】『あかんたれ ー土性っ骨ー』花登筐|昭和人情と根性の物語|古書 9版 1977/9/20発行 天・小口・地ヤケあり、帯半分破損、ビニールカバー、本文良好 「弱い自分に、腹が立つことがある」──そんな夜、誰にでもありますよね。 花登筐(はなと こばこ)さんの『あかんたれ ー土性っ骨ー』は、昭和の大阪を舞台に、不器用ながらもまっすぐに生きようとする人々の姿を描いた人情物語です。 見栄も張るし、意地もある。それでも根の底には、誰かを思うあたたかさが流れていて、読み終えたあとには小さな勇気が胸に残ります。 この本を手に取ったとき、少し古びた紙の手触りに、人の情けや“土性っ骨(どしょうっこつ)”が確かに息づいているのを感じました。 1977年発行の第9版。天や小口にはヤケ、帯には破れがありますが、ビニールカバーが当時のまま残る貴重な一冊です。 本を開けば、昭和の笑い声と下町のぬくもりがふっとよみがえります。 優しさは、強さでもある──そんな当たり前のことを、静かに思い出させてくれる物語です。 もし今、人生に迷いや弱さを感じているなら、この一冊をそっと手に取ってみてくださいね。 ※1977年9版発行。天・小口・地に経年ヤケがあり、帯は半分破れていますが、本文は良好で通読に問題はありません。ビニールカバー付きです。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けします。
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私という小説家の作り方(新潮文庫)大江健三郎
¥410
【良好・2版】『私という小説家の作り方』大江健三郎|創作と記憶の旅|新潮文庫|古本 ISBN9784101126216 「物語を紡ぐことは、自分を探し続ける旅」── そんな思いが胸に残る、大江健三郎さんの自伝的エッセイ集です。 『私という小説家の作り方』は、幼い頃の記憶、父や母との関係、恩師や詩、神話との出会いなどを通して、「小説家・大江健三郎」がどのように形づくられてきたのかを静かに語ります。 創作を志す方だけでなく、「自分とは何か」を立ち止まって考えたくなったとき、この本はきっとやさしい灯りになります。 私自身も読み終えてから、自分の中に積み重なってきた言葉や出会いを、そっと大切にしたくなりました。 もし今、自分自身の物語を見つめ直したいと感じたら──どうぞ気軽にページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。表紙に折れがありますが、本文はきれいで通読に支障はありません。2版/新潮文庫 <大江健三郎さんについて> 大江健三郎さん(1935-2023)は愛媛県生まれの小説家です。東大在学中に文壇デビューし、『飼育』で芥川賞を受賞。戦後日本や社会問題を見つめ続け、『万延元年のフットボール』など多くの話題作を発表しました。1994年にはノーベル文学賞を受賞。日本文学を世界に広げた作家として、多くの読者に影響を与え続けました。
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アンクル・トムの小屋(上下巻)(旺文社文庫)ストウ夫人/大橋吉之輔訳
¥1,610
【良好・1985年重版・希少】『アンクル・トムの小屋(上下)』ストウ夫人|旺文社文庫|希少・良好古本|奴隷制度と希望|9784010620323 どうしても変えられない現実がある──それでも、人は「誠実であること」を選べるのだと、そっと教えてくれる物語があります。 黒人奴隷制度の時代、優しさと信じる心を貫いたトムの生き方は、読む人の胸に深く静かに届きます。ハリエット・ストウ夫人のこの作品は、アメリカの歴史を動かしたとも言われる一冊です。 1985年重版の《旺文社文庫版》は現在ではあまり市場に出回っておらず、上下巻揃って良好な状態でのご案内は希少です。紙にはうっすらと時の色が滲み、長い年月を経てなお、物語は凛と息づいています。 「人のやさしさを信じたい」と感じるとき、この本が静かに寄り添ってくれるかもしれません。 もし今、心に小さな灯がともったなら──そっと開いてみてくださいね。 こうして時を経て手元に届いた一冊が、誰かの心の中で新しい物語として息づいていく── 古本ならではの、静かな奇跡のような出会いになることを願っております。 ※経年によるヤケが表紙と本文にうっすらとありますが、全体として良好な状態です。 現在では入手困難な旺文社文庫版の上下巻そろい。大切にクリーニングし、丁寧に梱包してお届けいたします。
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贅沢貧乏(新潮社)森茉莉
¥2,180
【再入荷】【良好・15版】『贅沢貧乏』森茉莉|心の豊かさを描く随筆|新潮社|古本・良好|ISBN9784103215038 お金がなくても、美しいものを愛し、豊かに生きる――そんな生き方に憧れたことはありませんか? 森茉莉の『贅沢貧乏』は、質素な暮らしのなかに「心の贅沢」を見出す女性・牟礼魔利の物語です。 下北沢の小さな部屋で、猫と過ごす穏やかな時間。 食器の音、夕暮れの光…そのひとつひとつが、生きる喜びに変わっていくんです。 この本を仕入れたのは、私自身も“心の豊かさ”を思い出したかったから。読むたびに、日常の中にある小さな幸せが見えてきます。 物質ではなく心で満たされたい方へ。疲れた夜、静かにページをめくると、世界が少しやわらかく見えるはずです。 もし今、あなたの中にこの言葉が響くなら──そっと、この一冊を開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。函背にややヤケ、シミがありますが、本体はきれいです。 <森芽莉さんについて> 森茉莉(1903年1月7日 - 1987年6月6日)は、日本の小説家・エッセイストで、森鷗外の長女として生まれました。50歳を過ぎて本格的に文学活動を開始し、代表作に『贅沢貧乏』や『恋人たちの森』があります。彼女の作品は耽美的で幻想的な世界観を持ち、精神的な贅沢を重視しました。晩年は東京都世田谷区で一人暮らし、1987年に心不全で亡くなりました。
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伊藤野枝集(岩波文庫)森まゆみ編
¥1,240
【良好・初版】『伊藤野枝集』森まゆみ編|女性解放運動家の思想|岩波文庫|古本 2019/9/18 発行 ISBN9784003812815 「自分らしく生きたい」──その思いに、どこか胸が熱くなることはありませんか。 『伊藤野枝集』は、大正時代を駆け抜けた女性解放運動家・伊藤野枝の情熱と思想を集めた一冊です。17歳で故郷を飛び出し、『青鞜』に参加。社会の理不尽さや女性の生きづらさに、真っ向から立ち向かった野枝の言葉は、時代を超えてまっすぐに届いてきます。 私自身、この本を手にしたとき、「野枝さんの叫びは、今も生きている」と感じました。誰かに遠慮せず、弱さを抱えたままでも、自分の信じた道を選ぶ勇気──そのメッセージが心にそっと火を灯してくれます。 社会の中で息苦しさを覚えている方、自分の道を探している方へ。もし今、野枝の言葉が響くなら、どうぞページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバー・本文ともにきれいです。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。 <伊藤野枝さんについて> 伊藤野枝は、1895年に福岡で生まれた女性解放運動家であり、作家でもありました。14歳で上京し、後に『青鞜』に参加して、女性の自由を求めた活動を続けました。大杉栄と共に無政府主義を実践し、短い生涯を社会の変革に捧げました。1923年、関東大震災の混乱の中、命を奪われましたが、その足跡は今も残っています。
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新潮 臨時増刊号(新潮社)
¥2,100
【古書・1971年初版】『三島由紀夫読本』新潮社|1971年臨時増刊号|絶版|古書・状態付き あの日から時が経ってもなお、三島由紀夫という存在は心にざわめきを残します。 本書『三島由紀夫読本』は、1971年、彼の死の直後に刊行された臨時増刊号。 小説や評論だけでは見えてこない三島の横顔を、同時代の視点から切り取っています。 未発表作や評論、そして多くの資料を収めたこの一冊には、文学と時代の匂いが濃く刻まれています。 私自身、ページをめくりながら「作家を知ることは、その時代を生きた人々の思いを知ることなのだ」と感じました。過去を静かにたどることで、今の自分を見つめ直す時間にもなるのです。 三島文学に惹かれる方はもちろん、時代の息づかいに触れてみたい方へ。 もし今、この本が気になったなら──そっと手に取ってみてくださいね。 ※経年によるヤケ・スレがありますが、本文は通読に差し支えない状態です。古書の風合いをそのままに、丁寧に梱包してお届けします。 <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。
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音楽(新潮文庫)三島由紀夫
¥600
【良好・89版】『音楽』三島由紀夫|心理・欲望・文学的名作|新潮文庫|古本・良好状態 「音楽が聞こえないんです」――そう訴えて精神分析医のもとを訪れたのは、美しい女性・弓川麗子。 三島由紀夫『音楽』は、1960年代の東京を舞台に、心の奥底に沈む悩みや欲望を繊細に描いた心理小説です。 麗子の静かな告白の裏には、抑圧された感情と、愛を恐れる心の闇が隠れています。 柚香の森がこの本を選んだのは、人間の心の深淵に寄り添いながら、読み手にも自分自身の“見えない部分”をそっと照らしてくれるから。 ページをめくるたび、麗子の複雑な感情に共鳴しながら、気づけば自分の心と向き合っている自分がいます。 「最近、自分の感情がうまくつかめない…」そんな方へ。 もしこの本が気になったなら、どうぞ静かな場所で、ゆっくりとページをめくってみてくださいね。 感情の「音」が聴こえなくなったとき、 言葉が、静かな音楽のように心を癒してくれるかもしれません。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレはありますが、本文はきれいです。 丁寧にクリーニングし、心を込めて梱包いたします。 <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。
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伯爵夫人(新潮社)蓮見重彦
¥500
【良好・2016年第3版】『伯爵夫人』蓮見重彦|三島由紀夫賞受賞作・幻想文学|新潮社|古本・良好 ≪3版≫2016/7/5発行 ISBN9784103043539 第29回三島由紀夫賞受賞作品 ときに、現実から少し離れた夢のような体験を本の中に求めることはありませんか。『伯爵夫人』は、そんな心にそっと寄り添う物語です。 舞台は戦時下の東京、帝国ホテル。受験を控えた青年・二朗が、和装の伯爵夫人と出会い、まだ知らない世界へと導かれていきます。 純粋さと官能、知性とユーモアが交差する一夜は、まるで白に包まれた幻想のよう。読んでいると、自分の中の「眠っていた部分」が呼び覚まされるような感覚があります。 私自身、この本を閉じたとき、心が透きとおるような余韻が残りました。迷いや閉塞感を抱えるときに、そっと心を開くきっかけをくれる一冊です。 もし今、この言葉が胸に触れるなら──どうぞ静かにページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーに軽いスレがありますが、本文はきれいです。 <蓮實重彦さんについて> 蓮實重彦さん(1936年生まれ)は、文芸・映画評論家であり、フランス文学者、小説家です。東京大学文学部卒業後、ソルボンヌ大学で博士号を取得。東大で教鞭を執り、総長も務めました。フランス現代思想を日本に紹介し、映画評論でも高く評価されています。著作多数。
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才女の運命 有名な男たちの陰で(あむすく)インゲ・シュテファン/松永美穂訳
¥1,380
【良好・初版1995年】『才女の運命 有名な男たちの陰で』インゲ・シュテファン|女性史・伝記|初版1995|古本・良好|ISBN978490062117 ≪初版≫ 1995/7/27発行 「自分の努力が、誰かの影に隠れてしまった」と感じたことはありませんか。 この本には、歴史に名を刻んだ偉人の傍らで、声を奪われた女性たちの姿が描かれています。トルストイ、シューマン、ロダン、アインシュタイン、フィッツジェラルド――彼らの陰で、同じように輝きを秘めながらも忘れられた才女たちの物語です。 仕入れのとき「これは歴史に埋もれた声をすくい上げるような本だ」と感じました。読み終えたあとに残るのは、怒りよりも「彼女たちの想いを自分の中で生かしたい」という静かな願いです。 帯付き初版の一冊です。誰かの影に疲れたとき、自分の声を取り戻したいときに。もし今、胸に響くものがあれば、そっとページを開いてみてくださいね。 ※帯付き、表紙にヨレあり。経年による汚れ・キズはありますが、本文は概ね良好です。

