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【良好・初版】『あなたの正しさと、僕のセツナさ』三輪太郎｜講談社｜昭和末期×内面の葛藤｜古本

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『あなたの正しさと、僕のセツナさ』三輪太郎｜葛藤と再生の物語｜講談社｜古本
ISBN9784062766791

「正しさと、切なさ」──
そのふたつは、いつも背中合わせにあるのかもしれません。

1985年、熱狂と欲望が渦巻くバブル期の東京。
株のディーラーとして走り続ける「ぼく」が見つめたのは、同僚でありライバルだった修一の背中。
けれど、ある日彼は突然すべてを手放し、カンボジアへと旅立ってしまうのです。

なぜ、修一は去ったのか？
なぜ、「ぼく」は追うのか？

物語はやがて、戦禍の残る土地で、歴史と個人の痛みが静かに交差していきます。

読後、私も胸の奥がじんわりと熱を持つようでした。
迷いや葛藤を抱えるあなたにこそ、この物語がそっと寄り添ってくれるはずです。
どうぞ、ご自身の「答え」を見つける旅へ──。

※良好な状態の古本です。カバーに軽いスレが見られますが、本文はきれいで通読に支障はありません。初版／講談社発行。心を込めて丁寧に梱包し、お届けいたします。

＜三輪太郎さんについて＞
三輪太郎さん（1962年生）は名古屋市出身の小説家・文芸評論家。三島由紀夫と村上春樹研究を専門とし、東海大学教授として教育・執筆に携わる。小説・評論で多数受賞歴を持つ現代文学の第一人者です。