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ある犬の飼い主の一日(新潮クレストブックス) サンダー・コラールト/長山さき訳
¥1,500
非常に良い(非常に良い/良好/並) ソフトカバー 初版 2023/4/25発行 ISBN9784105901882 ◆2020年 リブリス文学賞受賞作品 『ある犬の飼い主の一日』は、サンダー・コラールトが紡ぐ、静かでやさしい物語。 老犬スフルクと暮らすヘンクの一日は、何気ないけれど、心にしみる時間の連なり。小さな出来事が、人生の輝きをそっと照らします。 大切な存在を愛おしく思う気持ち、あなたにもきっと伝わるはずです。 オランダ固有の犬種コーイケルホンディエのスフルクを溺愛するヘンクの姿に、私も胸が温かくなりました。どうぞ、じんわりと心に染みる読書を。 <リブリス文学賞とは?> リブリス文学賞は、Twitterの投票で決まる読者が選ぶ文学賞です。対象は、国内の新作小説と海外の初めて翻訳された小説。投票はハッシュタグをつけて行い、「国内部門」「海外部門」のどちらかだけでもOK。本好きの声が反映される、ちょっと特別な文学賞です。 <サンダー・コラールトさんについて> サンダー・コラールトさんはオランダ出身の小説家。代表作『ある犬の飼い主の一日』はオランダでベストセラーとなり、日本でも新潮クレスト・ブックスから翻訳出版された。生と死を巧みに描き、人生の意味を探求する作風が特徴。
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星の王子さま(岩波書店) サン・テグジュペリ/内藤濯訳
¥590
良好(非常に良い/良好/並) 18版 2004/7/7発行 ハードカバー ISBN4001156768C8097 『星の王子さま』は、心の奥にそっと語りかけてくる物語。 サハラ砂漠に不時着した「ぼく」は、小さな星から来た王子さまと出会います。 旅の中で、王子さまは「大切なものは目に見えない」と気づくんです。 その言葉は、私たちの日常にも響くもの。忙しさの中で忘れかけていた大切な気持ちを、この本は優しく思い出させてくれます。 人生に迷ったとき、不安なとき、そっと開いてみてください。きっと、あなたの心をあたたかく照らしてくれるはずです。 心に残る名言と深い洞察が詰まったこの一冊、あなたの人生を豊かに彩ってくれることだと思いますよ。 <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。 ※ショップカテゴリー海外文学>文庫本>『夜間飛行』
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カモメに飛ぶことを教えた猫(白水社) ルイス・セプルベダ/河野万里子訳
¥1,000
良好(非常に良い/良好/並) 17版 1999/9/20 発行 ハードカバー ISBN4560046530C0097 表紙にスレ、汚れあり 『カモメに飛ぶことを教えた猫』は、ルイス・セプルベダが描く、やさしくてあたたかい物語です。 黒猫ゾルバが、母を失ったカモメの雛に寄り添い、飛ぶことを教えようとする姿は、「できるはずがない」と思うことにも、一歩踏み出してみようと思わせてくれるんです。 種を超えた友情や、約束を守ることの大切さに、じんわりと心があたたまる一冊。 読後、そっと背中を押されるような気持ちになるかもしれません。 <ルイス・セプルベダさんについて> ルイス・セプルベダさん(1949-2020)はチリ生まれの作家。社会主義運動に関わり、ピノチェト政権下で投獄・国外追放を経験。欧州で執筆を続け、『ラブ・ストーリーを読む老人』で世界的に注目される。代表作『カモメに飛ぶことを教えた猫』はロングセラーに。
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友だち(新潮社) シーグリット・ヌーネス/村松潔訳
¥1,300
【非常に良い】(非常に良い/良好/並)) ソフトカバー ≪2版≫2020/4/15発行 2018年全米図書賞受賞作品 『友だち』はシーグリット・ヌーネスによる深い思索と感動を呼ぶ作品。 ニューヨークを舞台に、初老の女性作家が親しい男性の友人を自殺で失い、その後、亡き友人が飼っていた巨大な老犬アポロを引き取ります。 物語は、彼女とアポロとの日々を通じて、愛や友情、老い、人生の意味について深く考えさせられます。 この本を読むと、人生や愛、死についてじっくり考え、自分の感情や思考に向き合う時間が持てます。 特に、作家としての視点から文学の本質を掘り下げたり、人間と動物との関係を再考することができる点が魅力です。 静かに心に残るこの物語を、ぜひ手に取ってみてください。
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記憶の中の一番美しいもの(講談社) カレル・ファン・ローン/長山さき訳
¥660
【良好】(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり ハードカバー ≪初版≫2002/11/30発行 世界の18カ国に翻訳された世界的ベストセラー小説。 『記憶の中の一番美しいもの』はカレル・ファン・ローンによる父と子の物語です。 妻を亡くしたアーミンは、自分が子どもを作れない病気であり、息子ボウが実は誰の子かという疑問に悩みます。 ボウへの深い愛情と血のつながりがないことへの葛藤が丁寧に描かれています。 この本を読むと、家族の絆が血縁を超えてどれほど強いものであるかを改めて感じます。 記憶と現実の間で揺れる登場人物たちの心情に触れ、愛と責任、人間関係の複雑さについても深く考えさせられます。 親子のつながりについて考えたい方にぴったりの作品です。静かな感動が心に残りますよ。
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名残の薔薇 アリス・アダムズ短編集(新潮社) アリス・アダムズ/飛田茂雄・高見浩訳
¥50
SOLD OUT
非常に良い(非常に良い/良好/並) ハードカバー ≪初版≫ 1991/10/25発行 ISBN 4105240013 アリス・アダムズについて ❝アリス・アダムスは、1926年アメリカ生まれ。短編の名手として有名な作家。毎年、優秀な短編に与えられるO・ヘンリー賞を20回と特別賞も受賞しています。❞ この短編集は、人々の心の動きや、日常の中にある不条理をとても繊細に描いています。 登場人物たちの人間関係が、どこか空想的で美しく感じられますが、時には冷たい現実に抗うように、自分や大切な人を守りたくなる気持ちが湧いてくるのです。 大人の男女の複雑な心の葛藤や、何度も結婚と離婚を繰り返す登場人物など、どの物語も、切なさとちょっとしたおかしみがあり、特に『嫉妬深い夫』や『モリーの犬』には心温まる一面が感じられました。 短いながらも、感情がふわっと湧き上がる、深い魅力を持った作品です。 アリス・アダムズを初めて読む方にはぴったりな一冊!おすすめです。
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セロトニン(河出書房新社) ミシェル・ウエルベック/関口涼子訳
¥1,340
非常に良い(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2019/9/30 発行 ハードカバー ISBN9784309207810 ミシェル・ウエルベックの『セロトニン』は、現代社会の孤独や絶望をテーマにした物語です。 主人公フロラン=クロードが抱える生きづらさや悩みを通じて、人間関係のもろさや、自分自身の生き方について、私たちも深く考えさせられる一冊。 フランスの農業や消費社会といったリアルな背景が描かれ、読んでいると、自分のことのように感じる場面がたくさんあります。 ウエルベックの言葉には、どこか共感できる部分があり、心にしみるんですよね。 この本を読んで、現代社会で生きることの意味や、人間関係の本質について考えることができると同時に、自分自身の価値観や過去の選択を振り返るきっかけにもなるんじゃないかと思いました。 少し暗いテーマではありますが、その美しい愛の物語には心を打たれ、あなたの世界観を豊かにしてくれるはず。ぜひ手に取って、あなた自身の感じるままに物語を堪能してみてくださいね。 <ミシェル・ウエルベックについて> ミシェル・ウエルベックは1956年生まれのフランスの小説家、詩人で、現代社会への鋭い批判が特徴です。幼少期は共産主義者の祖母に育てられ、1985年から詩作を始め、1991年に第一詩集を出版。『闘争領域の拡大』(1994)で注目され、代表作『素粒子』(1998)で成功を収め、2010年には『地図と領土』でゴンクール賞を受賞しました。
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襲撃(河出書房新社) ハリー・ムリシュ/長山さき訳
¥1,690
非常に良い(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2023/6/30 発行 ハードカバー ISBN9784309208855 ハリー・ムリシュの『襲撃』は、第二次世界大戦が終わる直前のオランダを舞台にした物語です。 主人公のアントンは、家族を失う大きな事件をきっかけに、過去とどう向き合っていくのかを考える日々を送ります。 この本を読むと、戦争の悲しみや、その後も続く影響について、自然と自分のことのように感じてしまうんです。物語の中で出てくるさまざまな問いかけが、私たち自身の価値観や歴史の見方を見つめ直すきっかけにもなると思います。 読み終えるころには、心が少し軽くなるような、不思議な感覚になるので救われます。 <ハリー・ムリシュについて> ハリー・ムリシュは1927年オランダ生まれの作家で、20世紀後半のヨーロッパ文学を代表する人物です。第二次世界大戦後に作家として活動を開始し、2000年には『天国の発見』が世界で150万部を売り上げました。彼の作品は30か国以上で翻訳され、国際的に高い評価を受けています。2010年に83歳で逝去。
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ティファニーで朝食を(新潮社) トルーマン・カポーティ/村上春樹訳
¥830
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2008/2/25 発行 ソフトカバー トルーマン・カポーティによる中編小説。1961年にオードリー・ヘプバーン主演で映画化されましたよね。映画の印象が強いですよね。 『ティファニーで朝食を』は、トルーマン・カポーティの名作。 本書は新潮社から村上春樹による新訳版です。 物語は、華やかな社交界に生きるホリー・ゴライトリーが、自らの孤独や過去と向き合い、真の幸福を見つけ出す過程を描いているんです。 ニューヨークの1940年代を舞台に、カポーティの精緻な筆致と魅力的な登場人物たちが心に残りますよね。 自由と愛の本質を考えさせられ、あなたの心に深く響く一冊です。 人生を見つめ直したくなる、そんな気持ちを抱きながらページをめくりたくなりますよ。 他、 ・花盛りの家 ・ダイアモンドのギター ・クリスマスの思い出 収録されています。 <カポーティについて> トルーマン・カポーティは、1924年にニューオーリンズで生まれました。幼少期は母親とともにアメリカ南部を転々とし、17歳で「ザ・ニューヨーカー」で働き始めました。19歳でオー・ヘンリー賞を受賞、23歳で初の長編小説を発表し、作家として注目を浴びました。代表作に『ティファニーで朝食を』や『冷血』があります。1984年に59歳で亡くなりました。
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不倫(角川書店) パウロ・コエーリョ/木下眞穂訳
¥720
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2016/4/30 発行 ハードカバー パウロ・コエーリョの『不倫』は、日々の生活に追われる中で見失いがちな「情熱」と「自己探求」を呼び覚ましてくれる本です。 リンダという女性が、成功したはずの人生に疑問を感じ、高校時代の元彼と再会することで、新たな視点を得ていく様子は、思わず自分のことのように感じてしまうほど。 私もこの本を読んだとき、まるで自分の心の中にある葛藤と向き合ったような気がしました。 現代社会で「本当の自分」を探し続けている方には特におすすめです。 もし、あなたも自分の選択や情熱について考え直したいと思っているなら、きっと何かを得られる一冊になると思いますよ。読むたびに新しい気づきがある、そんな本です。ぜひ手に取ってみてくださいね。 <パウロ・コエーリョについて> パウロ・コエーリョは1947年にブラジルで生まれ、若い頃はヒッピーとして世界を放浪した後、作詞家として成功。1987年に作家デビューし、1988年に『アルケミスト』が世界的ベストセラーに。多くの作品を発表し、累計1億7500万部以上を売り上げ、数々の文学賞を受賞。現在はリオ・デ・ジャネイロで妻と共に暮らしています。
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マンハッタンの怪人(角川書店) フレデリック・フォーサイス/篠原慎訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) 再版 2000/4/5発行 ハードカバー 『ミュージカルの名作「オペラ座の怪人」の続編で、怪人と歌姫の愛の秘密が明かされる物語です。 前作では、怪人が愛を知らずに地下に潜んでいましたが、オペラ座の歌姫に恋をし、惨劇が起きました。13年後、怪人はパリからニューヨークに移り、才能と努力で大成功を収めましたが、心の傷は癒えませんでした。ある日、フランスからの手紙が彼の運命を変え、ニューヨークを舞台に新たなドラマが展開されます。この作品は単なる続きではなく、前作と同じくらいの魅力を持つ愛の物語として描かれています。 小説の続編(基本はミュージカルとほぼ同じような内容です)とは少し違いますので、ミュージカルを観た方は面白いですよ! ちなみに、小説「オペラ座の怪人」は取り扱いがあります。
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イエーツ詩集(思潮社) イエーツ/加島祥造訳
¥800
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ソフトカバー ≪第3版≫ 2009/4/25発行 今は亡き、加島祥造さんの訳です。詩人としてとてもすてきな作品を残されてます。その加島祥造さんがこよなく愛したイエーツ。 『イエーツ詩集』は、心の奥深くに触れる言葉がたくさん詰まった一冊です。 私たちが抱える日々の思いや、時には難解に感じる感情の中に、イエーツの詩がひとしずくの光を差し込んでくれることがあるんですよ。 例えば、「愛」や「孤独」をテーマにした詩を読んでいると、「あ、私も同じように感じている」と思わず共感してしまう瞬間があります。 イエーツの詩は、どこかで自分と繋がっているような、そんな不思議な感覚を覚えさせてくれます。特に、人生の意味や目的を見失いがちなとき、彼の言葉が静かな力となって支えてくれるのです。 もし今、少し心に迷いがあるなら、この詩集があなたの心の中に温かい風を送り届けてくれるはずです。
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本の虫(アートン新社) スティーブン・ヤング/薄井ゆうじ訳
¥1,540
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2002/11/30 発行 ソフトカバー 本が好きで、ついつい新しい本を手に取ってしまうこと、ありませんか? すでに読みかけの本があっても、「この本も気になるなぁ」と思わず買ってしまう。そんなあなたに、ぜひ読んでほしい一冊があります。 本書『本の虫』に登場する「本の虫」は、架空の寄生生物。でも、本好きの私たちからすると「本当にいるのかも?」と思ってしまうくらい、読書にまつわる不思議な習性を絶妙にとらえているんです。 たとえば、気づくと本屋さんに吸い寄せられていること。本棚を整理しても、またすぐに増えてしまうこと。寝る前にちょっとだけ…と思っていたのに、気がつけば夜更かししていたこと。どれも「本の虫」のせいかもしれません。 私は、この本を読んで「やっぱり本って、ただの紙と文字の集まりじゃないんだなぁ」と改めて感じました。読んでいるうちにどんどん世界が広がっていく、そんな魔法のような力があるんですよね。 もしあなたが「本が好きでたまらない!」と思っているなら、この本を開いてみてください。きっと「私も本の虫にとり憑かれてる!」と、思わずクスッとしてしまうはず。 読書の時間がもっと楽しくなる一冊です。ゆっくり、お茶でも飲みながら、一緒に「本の虫」の世界を覗いてみませんか? 目次 第1部 本の虫とは何か(本の虫の発見;本の虫の概要;駆除・撲滅の歴史;本の虫の変態・擬態・天敵;絶滅危惧種としての本の虫) 第2部 読み虫類(読み虫の生態;活字虫症候群;読み癖症候群;読書環境依存症;書籍購入症候群;文学物品フェティシズム) 第3部 書き虫類(書き虫の生態;書き虫感染者の症例;小説書き虫) 第4部 本の虫の飼育
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青髭 ー愛する女性を殺すとはー(新曜社) ヘルムート・バルツ/林道義訳
¥1,000
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1992/2/20 発行 ハードカバー 『青髭 ー愛する女性を殺すとはー』は、ヘルムート・バルツさんが書き、林道義さんが翻訳した本です。 この本は、グリム童話『青髭』をユング心理学の視点から深く読み解いています。 それは、青髭が愛する女性を殺すという恐ろしい行動の背後には、母性と女性性を抹殺するテーマが隠れているんです。 どうしてそんなことが起こるのか、物語をじっくり読み解くことで少しずつその答えが見えてきます。 心の奥底にある無意識の部分を探るこの本は、心理学に興味がある方には特に面白い内容だと感じました。 青髭の行動や物語の深層に隠された意味を理解することで、人間の心の複雑さや欲望をもっと知ることができます。 もし、物語の裏に潜む心理や人間関係に深く触れたいと思っているなら、この本はきっとあなたの心に響く一冊です。 是非、手に取ってみてくださいね。
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空想動物園 ー神話・伝説・寓話の中の動物たち ー(文化放送) アンソニー・S・マーカタンテ/中村保男訳
¥1,100
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1976/12/25 発行 ハードカバー 『空想動物園 ー神話・伝説・寓話の中の動物たち』は、アンソニー・S・マーカタンテが書き、中村保男さんが翻訳した素敵な本。 ここには、世界中の神話や伝説に登場する空想の動物たちがたくさん登場します。 ユニコーンやドラゴンのような有名なものから、あまり知られていない不思議な生き物まで、それぞれの起源や特徴が丁寧に紹介されていて、まるで自分が異世界に迷い込んだような気分になれますよ。 読んでいくうちに、いろんな文化や物語に触れて、創造力がどんどん広がっていくのを感じますし、文学やアートがもっと楽しく感じられるようにもなるかもしれません。 想像の世界が広がるこの本、ぜひ手に取ってみてくださいね。きっとあなたの心を豊かにしてくれる一冊です。
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文体練習(朝日出版社) レーモン・クノー/朝比奈弘治訳
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) 初版第13版 2020/5/18 発行 前人未到のことば遊び。他愛もないひとつの出来事が、99通りもの変奏によって変幻自在に書き分けられてゆく。 『地下鉄のザジ』の作者にして20世紀フランス文学の急進的な革命を率いたレーモン・クノーによる究極の言語遊戯がついに完全翻訳。 (目次) メモ 複式記述 控え目に 隠喩を用いて 遡行 びっくり 夢 予言 語順改変 虹の七色 以下の単語を順に用いて文章を作れ ためらい 厳密に 主観的な立場から〔ほか〕
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ペンギンの憂鬱(新潮クレストブックス) アンドレイ・クルコフ/沼野恭子訳
¥900
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪17版≫ 2023/2/15 発行 ソフトカバー アンドレイ・クルコフ ウクライナのロシア語作家。クルコフの名を一躍有名にしたのが本書『ペンギンの憂鬱』(1996年)である。約20カ国語に訳され、国際的なベストセラーとなる。 キエフ在住。妻はイギリス人。 アンドレイ・クルコフの『ペンギンの憂鬱』は、孤独を抱える作家ヴィクトルと彼の相棒、ペンギンのミーシャが織りなす物語です。 二人の奇妙な絆が、心の温かさを届けてくれるんです。 不条理な展開や生と死を巡るテーマは、現代社会の混沌や人生の予測不可能な出来事などを映し出しており、胸に深く響きます。 ユーモラスで独特な描写が感性を刺激しつつ、他者の孤独や生き方に共感する視点を育む一冊。 読後、自分の人生をちょっと見つめ直したくなる、そんな心に残る作品です。
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11分間(角川書店) パウロ・コエーリョ/旦敬介訳
¥720
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2004/3/1 発行 ソフトカバー 経年のヤケありますが、他はきれいな状態です。 パウロ・コエーリョの『11分間』は、まるで自分自身の心の中を覗き込んでいるかのような、それでいて深くて温かい物語です。 マリアは、ブラジルからスイスに渡り、娼婦として働く中で、愛や性、そして人生の意味について真剣に向き合っていきます。 最初は「セックスはたった11分のこと」と考えていた彼女が、次第に愛の本質を探し始めます。あなたも、恋愛や自分自身に向き合う時、何か大切なことに気づくかもしれません。 もし、今の自分が少し迷っているなら、この本がきっと心に寄り添ってくれるはずです。自分をもっと知りたい、愛の本当の意味を考えたいと思うあなたにぴったりの一冊です。 <パウロ・コエーリョについて> パウロ・コエーリョは1947年にブラジルで生まれ、若い頃はヒッピーとして世界を放浪した後、作詞家として成功。1987年に作家デビューし、1988年に『アルケミスト』が世界的ベストセラーに。多くの作品を発表し、累計1億7500万部以上を売り上げ、数々の文学賞を受賞。現在はリオ・デ・ジャネイロで妻と共に暮らしています。
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あたしの一生 猫のダルシ―の物語 a CAT’S life(飛鳥新社) ディー・レディー/江國香織訳
¥500
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2000/7/19発行 ハードカバー 背表紙ヤケあり その他は良好です 『あたしの一生 猫のダルシ―の物語』は、ダルシ―という猫の17年間の生涯を描いた感動的な物語です。 彼女が見つめる世界は、愛と喜びに溢れ、時に切ない瞬間も。 飼い主との深い絆を猫の視点で描かれていて、動物との共生や生きることの意味について考えさせられるんですよね。 この本を読むことで、ペットを飼う喜びと責任、そして愛の本質を再認識できます。 江國香織さんの訳が、ダルシ―の心情を豊かに表現しており、まるで彼女の目線で世界を感じているかのよう。 猫を愛するすべての人に読んでほしい一冊です。 あなたもこの愛の物語に心を癒されてみてはいかがでしょうか? あなたの心に、永遠に残る17年間の愛の物語。 この本を読めば、あなたの猫との絆がさらに深まること間違いなしデス!
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緩やかさ(集英社) ミラン・クンデラ/西永良成訳
¥1,420
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1995/10/10 発行 ハードカバー ミラン・クンデラの『緩やかさ』は、急ぎがちな現代人と18世紀の優雅な時間の流れを対比しながら、人生について深く考えさせてくれる小説です。 物語は、パリ郊外の城で繰り広げられる愛の喜劇を通して、時空を超えて登場する騎士と貴婦人の一夜を描いています。 彼らの緩やかな生き方と現代社会の急ぎ足が重なり合うことで、心がふっと軽くなる瞬間を感じることができますよ。 この本を読むと、人生のペースを少し緩めて、自分自身の幸せについて見つめ直すきっかけが得られるはず。 現代社会の流れに疲れてしまった時、ぜひ手に取ってみてください。 「緩やかさ」の中に、きっと大切なヒントが隠れていますよ。
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天使の恥部(国書刊行会) マヌエル・プイグ/安藤哲行訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版第2版≫ 1989/10/20発行 ハードカバー 丸印少しの凹みあり 経年の汚れ少々あり 読むには問題ありません。 マヌエル・プイグはアルゼンチン出身の作家 本作は過去・現在・未来、繰り返す哀しい愛の物語です。 ウィーン近郊の楽園のような島に軍需産業王の夫によって閉じ込められた世界一の美女。 映画スターの彼女には出生にまつわる秘密があった。 それは死者との契約により、30歳になった時から他人の思考が読めるようになるというもの。 地軸変動により気候が激変し、多くの土地が水没した未来の地球。 性的治療部で働く女性W218はある日理想の男と出会う。隣国からやってきたその男と、彼女は夢のような一夜を過ごすが、男にはある目的があった。 1975年のメキシコシティ、病院のベッドでアナは語る。アルゼンチンでの過去の生活、政治について、男性至上主義(マチスモ)について、愛について。 過去・現在・未来で繰り返される、女たちの哀しい愛と数奇な運命の物語を、メロドラマやスパイ小説、SFなど、さまざまなスタイルと声を駆使して描き、新境地を切り開いたプイグの傑作といわれています。 『蜘蛛女のキス』の次に出版された小説になります。
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エーミールと探偵たち(岩波書店) エーリヒ・ケストナー/高橋健二訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪53版≫ 2013/5/24発行 ハードカバー 函あり おばあちゃんをたずねる途中の列車で、大切なお金を盗られてしまったエーミール。 ベルリンの街を舞台に、少年たちが知恵をあわせて犯人をつかまえる大騒動がくりひろげられます。 すべてにカナが打たれてます。 対象は小学校3、4年生から中学生と明記されておりますが、読者の年齢を選びません。 大人になっても愉快で楽しいものは文字を読むだけで脳がくすぐられますね。 気晴らしにエーミール達と楽しい時間をお過ごしください。
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ユードルフォの謎Ⅰ・Ⅱ(大阪教育図書) アン・ラドクリフ/惣谷美智子・堀田知子訳
¥4,500
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ユードルフォの謎Ⅰ・Ⅱ共に≪初版≫1998/4/28発行 ハードカバー 『ユードルフォの謎Ⅰ・Ⅱ』は、アン・ラドクリフが書いたゴシック小説の代表作です。 この物語は、若い女性エミリーが謎めいた古城でさまざまな試練に直面しながら、愛や家族の秘密に向き合うお話です。 18世紀末に発表され、ゴシック小説というジャンルを生み出した重要な作品として知られています。 この本の魅力のひとつは、美しい風景描写です。ピレネー山脈やイタリアの情景が丁寧に描かれていて、まるでその場を旅しているような気分になります。また、物語は複雑な謎で彩られていて、最後までどうなるのかドキドキしながら読むことができます。 そして、この作品を書いたアン・ラドクリフは、女性作家が活躍する道を切り開いた存在でもあります。本書は、文学史の中でも特別な意味を持つ一冊です。 静かな時間にページをめくれば、古典の魅力をたっぷり味わえるでしょう。ぜひ手に取ってみてくださいね。
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世界の文学37 ヘッセ (中央公論社) ヘルマン・ヘッセ
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) カバー、箱なし ハードカバー ≪初版≫1964/10/12発行 ヘルマン・ヘッセの自伝的小説とも言われている「車輪の下」が収録されています。 皆の期待を一身に背負って、ひたすら猛勉強し、神学校に合格したハンスの人生が描かれいている。風景描写が素晴らしい一冊です。 「車輪の下」 「デーミアン」 「聖母の泉」