-
愛と死の記録 (三笠書房)デュ・モーリア/大久保康雄訳
¥1,000
【並・初版】『愛と死の記録』デュ・モーリア|三笠書房|恋・青春|古本|1972/9/30発行 ハードカバー 帯あり(少破れ)、天・地・小口・表紙に経年のスレ・ヤケ・シミあり、本文概ね良好 別れを思い出すと、なぜか愛おしい瞬間までよみがえることがあります。 『愛と死の記録』は、デュ・モーリアが描く、人生の終わりと向き合う人々の繊細な物語。 美しい愛の余韻と、避けられぬ別れが静かに交錯します。 この本を仕入れたのは、かつて読んだとき、心の奥がじんとあたたかくなったからです。 終わりの中に、確かな“生きる力”が宿っていることに、そっと気づかされました。 心が少し疲れているとき、愛の記憶が優しく胸に触れるとき、この本は静かな慰めをくれる気がします。 今、静けさの中で誰かを想っている方へ──。 そっと、ページをめくってみてくださいね。 ※初版・ハードカバー。帯に少し破れ、表紙や天・地・小口にスレ・ヤケ・シミが見られますが、本文は概ね良好です。
-
ペンギンの憂鬱(新潮クレストブックス)アンドレイ・クルコフ/沼野恭子訳
¥1,560
【再入荷】【状態・非常に良い・15版】『ペンギンの憂鬱』アンドレイ・クルコフ/沼野恭子訳|新潮クレストブックス|新たな物語との出会い|古本15版 2017/8/30発行 ISBN9784105900410 ソフトカバー ひとりで生きるということは、ときどき心が寒くなるものですね。 『ペンギンの憂鬱』は、ソ連崩壊後のウクライナを舞台に、売れない作家ヴィクトルと、憂鬱なペンギン・ミーシャの静かな日常を描いた物語です。 孤独と不条理のなかにも、ふと笑ってしまうような優しさが滲んでいます。 この本を手に取ったのは、心に少し空白を感じていたとき。ページを閉じる頃には、“寄り添うことの温度”を思い出しました。 最近、心がざわついている方へ。誰かの不器用な優しさに触れたい夜に。 もし今、この物語の静かな呼吸が胸に届くなら──どうかそっとページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。帯付き。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいです。 <アンドレイ・クルコフ> 1961年生まれのアンドレイ・クルコフは、ウクライナ・キーウ在住の作家です。日本語専攻や兵役、編集者など多彩な経歴を持ち、社会風刺やブラックユーモアを交えた作風が特徴。『ペンギンの憂鬱』で国際的評価を得て以降、30か国以上で翻訳出版され、現在もウクライナの現状を世界に発信し続けています。
-
第二の性 LE DEUXIEME SEXE(駿河台出版)シモーヌ・ド・ボーヴォワール
¥1,800
【非常に良い・3版】『第二の性』シモーヌ・ド・ボーヴォワール|駿河台出版|フランス語原書序文抜粋|古本・非常に良い 3版 2002/4/1発行 装丁:単行本(55ページ) ※本書は教本です。フランス語原文で構成されており、日本語訳文は掲載されておりません(巻末に訳注あり)。全文ではなく、序文のみの抜粋収録となっております。 書店で出会うことが少ない、少し特別な一冊があります。 シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』──本書はその原書フランス語による序文を抜粋した、希少なテキストです。 後半には日本語による注解が添えられ、学術的でありながらも、ひとつの読み物として静かに心を揺さぶってくれます。 「人は女に生まれるのではなく、女になるのだ」 その有名な言葉を、彼女自身の言葉でたどる体験は、翻訳を通してでは得られない確かな響きを持っています。 私自身、この薄い青い本を手にしたとき、時代も国も越えて「自由とは何か」という問いに向き合うきっかけをもらいました。 専門的な興味をお持ちの方にも、また自分の価値観を深めたい方にも。もし今、この本に惹かれる気持ちが芽生えたなら──その直感を大切にして、そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。外装・本文ともにきれいな状態です。 スマートレター(送料無料)にて発送いたします。追跡はございませんが、丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。
-
真夏の夜の夢(研究社)シェイクスピア/大場建治訳
¥1,300
【非常に良い・初版2010年】『真夏の夜の夢』シェイクスピア/大場建治訳|恋愛劇・幻想劇|研究社|古本・非常に良い|ISBN9784327180225 ≪初版≫ 2010/4/23発行 夜、心が落ち着かずにふと本を開きたくなるときがあります。 そんなとき、この『真夏の夜の夢』はやさしい光を灯してくれる物語です。 舞台は夏の森。人間たちの恋のすれ違いや勘違い、妖精たちの不思議な力が重なりあい、現実と夢のあわいに迷い込んだような世界が広がります。 初めて手に取ったとき、私は「人の心はこんなにも揺れやすく、それゆえに愛おしいのだ」と気づかされました。 読後には軽やかな風が胸を吹き抜けるような感覚が残ります。 恋に疲れたとき、日々のざわめきを少し離れたいときに。 大きめの活字でゆったり読める版ですので、肩の力を抜いて楽しめますよ。 もし今、心に響くものがあるなら──そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・帯ともに目立つ傷みはなくきれいです。 スマートレター(送料込み)で丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
青いつばさ(徳間書店)シェフ・アールツ/長山さき訳
¥820
【非常に良い・初版】『青いつばさ』シェフ・アールツ|兄弟と旅の翻訳文学|徳間書店|古本・初版 誰かを信じることって、ときにとても勇気がいりますよね。 『青いつばさ』は、11歳の弟ジョシュと16歳の兄ヤードランが、ツルとともに旅する物語です。 不器用だけれどまっすぐな兄と、そんな兄を慕いながらも傷つく弟。二人の間にある小さなすれ違いと、確かな絆が、物語の中で丁寧に描かれています。 柚香の森がこの本を選んだのは、「誰かと分かり合いたい」と願う気持ちが、ページのすみずみにまであふれていたから。 異文化に触れるような新鮮さのなかに、普遍的な人間の温もりがそっと息づいていて、読後には心にやさしい風が吹きます。 もし今、ちょっと疲れているあなたがいたなら──この旅に、そっと寄り添ってみてください。大切な気持ちを、思い出させてくれるはずです。 言葉の奥にある温もりが、静かに胸に広がるような一冊です。 やさしい物語が、そっとあなたを包んでくれますように。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともに綺麗なお品です。
-
おじいさんの思い出(文藝春秋)トルーマン・カポーティ/村上春樹:訳/山本容子:銅版画
¥870
【良好・初版】『おじいさんの思い出』カポーティ|別れと記憶の物語|文藝春秋|古本・初版・良好|9784163102000|ビニールカバー ふと思い出すのは、もう会えないけれど、心の奥に灯りをともす誰かのこと──。 『おじいさんの思い出』は、少年とおじいさんが静かに過ごす冬の日々を描いた、わずか数十ページの小さな物語です。 けれどその余白には、語りきれない愛情や、時の流れがそっと息づいていて、読後、胸に温かな余韻が残ります。 この本を仕入れたのは、私自身が別れに心が追いつかずにいたとき、この物語がやさしく寄り添ってくれたからです。悲しみではなく、記憶の中の光を思い出させてくれました。 大切な人を思い出す夜に。静けさの中で、自分の中の“あたたかい記憶”に触れてみたいときに。 もし今、そんな時間を必要としているなら──どうぞそっと、ページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーに経年による軽いスレがありますが、本文はきれいに保たれています。 ていねいに梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
恋しくて Ten Serected Love Stories(中央公論新社)村上春樹編訳
¥1,300
【非常に良い・3版】『恋しくて』村上春樹 編訳|恋愛短篇集|中央公論新社|古本・非常に良い|9784120045356 3版 2013/10/5ハードカバー 恋をしていたあのときの自分を、ふと思い出すことはありませんか。 ── 甘くて、少しほろ苦くて、でも確かに心を揺らした時間。 『恋しくて』は、村上春樹さんが編訳した恋愛短篇アンソロジー。 アリス・マンローやリチャード・フォードら9名の海外作家の物語に加え、書き下ろしの「恋するザムザ」が収められています。 切なさと静けさが溶けあう、恋の余韻に満ちた一冊です。 この本を仕入れたのは、「恋の記憶」に寄り添いたい気持ちから。 読むことで、自分のなかのやさしい部分にそっと触れられるような気がしました。 恋に臆病になっている方、愛した記憶を抱きしめたい方へ── もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら、そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良好な状態の古本です(2013年3版)。カバー・帯ともに揃っており、本文もきれいです。 ※本書は厚みのあるハードカバーのため、追跡可能な「レターパックプラス」にて丁寧にお届けいたします。安心してお受け取りいただける方法を選ばせていただきました。
-
から騒ぎ(白水社)シェイクスピア/小田島雄志訳
¥500
【非常に良い・2018年第19版】『から騒ぎ』シェイクスピア/小田島雄志訳|恋愛喜劇・人間模様|白水社|古本・非常に良い|ISBN9784560070178 ≪19版≫ 2018/2/28発行 人との関わりの中で、ちょっとした誤解に心をかき乱されることはありませんか。 そんなときに思い出したいのが、シェイクスピアの喜劇『から騒ぎ』です。 恋人や友人の間に生まれるすれ違いが、時に滑稽で、時に切なく描かれます。 ベネディックとベアトリスのやりとりは、まるで言葉で遊ぶような軽快さ。 その先に訪れる心の通い合いは、読む人の胸をやわらかく温めてくれます。 私自身、この作品に触れたとき、「人は誤解を繰り返しながらも、互いに歩み寄る力を持っているのだ」と感じました。 読み終えた後には、不思議と心が軽くなり、人と向き合う勇気をそっともらえます。 最近、人間関係で心がざわついている方へ──この物語はやさしい風のように、あなたの気持ちを解きほぐしてくれるはずです。 もし今、心に響くものがあるなら、そっとページを開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバーや本文に目立つ傷みはなく、ほぼ新品に近いきれいな状態です。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
あたしの一生 猫のダルシーの物語(飛鳥新社)ディー・レディー/江國香織訳
¥860
【良好・初版】『あたしの一生 猫のダルシーの物語』ディー・レディー|江國香織訳|飛鳥新社|古本・初版・帯付|ISBN9784870314276 ≪初版≫ 2000/7/19発行 大切な存在と共に過ごした時間を思い出すとき、胸の奥があたたかく、そして少し切なくなることはありませんか。 『あたしの一生 猫のダルシーの物語』は、17年を生きた猫ダルシーが語る、ひとつの命の物語です。飼い主とのやわらかな日々、愛おしい時間、やがて訪れる別れ。そのすべてが、江國香織さんの瑞々しい訳を通して静かに伝わってきます。 私がこの本を手にしたとき、ページをめくるごとに、かつて共に暮らした猫の記憶がそっと蘇りました。命と向き合うことは、悲しみではなく、愛を知ることでもあるのだと気づかされます。 大切な存在を想う方へ。心をやさしくほどきたいとき、この物語はきっと寄り添ってくれるでしょう。 もし今、この本の声があなたの中に響いたなら──どうぞ静かに、ページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。帯付き。背表紙にヤケがありますが、本文はきれいで問題なくお読みいただけます。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
離れがたき二人(早川書房) シモーヌ・ド・ボーヴォワール/関口涼子訳
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2021/7/15発行 ソフトカバー シモーヌ・ド・ボーヴォワール は、フランスの哲学者、作家、批評家、フェミニスト理論家・活動家。20世紀西欧の女性解放思想の草分けとされる『第二の性』執筆 ***** 20世紀初頭のパリ。 少女シルヴィーは、厳格な家庭で育ちながらも自分らしく自由を求めて生きる、ある少女と出会います。 たがいに強く惹かれ合う二人の友愛は、永遠に続くはずだったのです。 1954年に執筆されるも、発表されることのなかった幻の小説。 ***** ボーヴォワールがボーヴォワールになる までを描いている自伝的小説。 ボーヴォワールが書 いている他の本と筆致が違って、 少女同士の友愛 が、丁寧に、初々しく描かれていて、とってもいい のです。 原稿を読んだサルトルが出版しない方がいいと言っ て生前は発表されませんでした。 『第二の性 LE DEUXIEME SEXE』(駿河台出版) ※カテゴリー>海外文学>単行本 原書Le Deuxième Sexeの 序文のみを抜粋した書籍となり、 全文は掲載されておりません。 教科書ではありますが、特に問題の記載は無く 読み物としてお楽しみにいただけます。 日本語訳はありませんが、巻末に 難しい単語、表現に関する日本語訳あり
-
記憶の中の一番美しいもの(講談社)カレル・ファン・ローン/長山さき訳
¥800
【良好・初版】『記憶の中の一番美しいもの』カレル・ファン・ローン|家族の愛と葛藤を描く物語|講談社 「家族って、血のつながりだけで決まるの?」 そんな問いに、静かに答えてくれる物語です。 『記憶の中の一番美しいもの』は、妻を亡くした父アーミンと、息子ボウとの関係を描いた世界的ベストセラー。 ボウは本当に自分の子なのか──血縁への疑念と、それでもあふれる愛情。 親子のきずなをめぐる葛藤が、繊細な筆致で綴られています。 私がこの本を選んだのは、「誰かを深く愛する」ことのかたちが、必ずしも一つではないと教えてくれたから。 読後には、そっと胸にぬくもりが残ります。 血のつながりよりも、大切なものがあると感じている方へ。 静かに心を揺さぶられる一冊です。どうぞ、ゆっくりとページをめくってみてくださいね。 ※【良好】状態(表紙にスレあり/本文はきれいです) 講談社・2002年初版・ハードカバー クリーニングの上、丁寧に梱包してお届けいたします。 親子のきずなについて、少し立ち止まって考えてみたくなったら── この物語が、きっと静かに寄り添ってくれますよ。
-
夜と霧(みすず書房)ヴィクトール・E・フランクル/霜山徳爾 訳
¥50
SOLD OUT
【非常に良い・帯あり・旧訳】『夜と霧』旧訳・霜山徳爾訳|ヴィクトール・フランクル|みすず書房・古本 ヴィクトール・E・フランクル 著/霜山徳爾 訳/みすず書房/1994年12月20日 第18版/ISBN4622006014/ハードカバー・帯付き(旧訳版) 「もうダメかもしれない」── そう思ってしまう瞬間が、誰の人生にもあるのだと思います。 この本は、ナチスの強制収容所という極限の地で、すべてを奪われながらも“生きる意味”を探し続けた一人の精神科医による、静かで強い記録です。 けっしてドラマチックではありません。 ただ、凍えるような現実の中で、それでも「誰かを想うこと」「小さな美しさに気づくこと」──その一瞬が、人を人のままでいさせる。 そんなことを、深く思い出させてくれます。 私がこの本を選んだのは、苦しみから目をそらさず、それでも希望を見つけようとする姿があるから。 つらさの中にいる方へ。 自分を責めてしまいそうな日々を過ごしている方へ。 もし今、あなたの中に言葉にならない痛みがあるのなら── この本がそっと寄り添ってくれるかもしれません。 ゆっくりと、ひとつの言葉に出会いにきてください。 ▶本書は霜山徳爾による「旧訳版」です(ドイツ語原書からの直接翻訳)。 新訳(池田香代子訳)とは異なり、フランクルの原文に忠実な重みと静けさをたたえた訳文です。 ※非常に良い状態のお品です(ハードカバー・帯あり)。 経年を考慮しても状態良好で、本文に書き込み等は見られません。 大切に梱包し、心を込めてお届けいたします。
-
あの本は読まれているか(東京創元社)ラーラ・プレスコット/吉澤康子訳
¥1,100
【良好】『あの本は読まれているか』冷戦×文学の実話小説|東京創元社|古本・良好 ラーラ・プレスコット・著/吉澤康子・訳/東京創元社/2020年8月7日 第3刷/ISBN9784488011024/ソフトカバー 「たった一冊の本が、世界を動かす── そんな物語が、本当にあったなんて。」 『あの本は読まれているか』は、冷戦時代のアメリカとソ連を舞台に、“言葉”の力をめぐる実話をもとにした小説です。 物語の中心にあるのは、かの有名な『ドクトル・ジバゴ』。 映画にもなったこの愛の物語が、実は冷戦下のプロパガンダとして秘密裏に利用されていた──そんな衝撃の背景が描かれます。 自由を求める作家たち、真実を届けようと奔走した女性たちの姿。 本を信じる気持ちと、命がけで言葉を守ろうとする人々の姿が、静かに、でも力強く胸に残ります。 本の力を信じたい方、歴史の裏側にある“もうひとつの物語”に触れてみたい方に、そっとおすすめしたい作品です。 「読むこと」が、こんなにも切実で、希望に満ちた行為なのだと教えてくれる一冊です。 どうぞ、ごゆっくりお手にとってみてくださいね。 ※カバーにわずかなスレなど経年感はありますが、本文状態は良好です。 丁寧にクリーニング・梱包し、お届けいたします。 <ラーラ・プレスコットについて> ラーラ・プレスコット(Lara Prescott)は、アメリカの小説家。デビュー作『あの本は読まれているか』が世界的ベストセラーとなり注目を集めました。冷戦下のスパイ活動と文学の力を描いた本作は、20か国以上で翻訳され、高い評価を受けています。
-
愛 文学の冒険シリーズ(国書刊行会)ウラジーミル・ソローキン/亀山郁夫訳
¥1,800
【良好・第2版】『愛』ウラジーミル・ソローキン|近未来×愛の哲学小説|ロシア文学・古本 「“愛”とは、ここまで深く、奇妙で、美しいものなのかもしれません──」 そんなふうに感じさせてくれる、不思議で鋭い物語です。 舞台は、愛を人工的に管理する近未来のロシア。 その中で、真実の愛を求めて苦悩するひとりの男の姿が描かれます。 この本は、やさしさだけでは語れない“感情の深み”に、そっと光を当ててくれます。 読後にはきっと、「愛とは何か」と自分に問いかけたくなるでしょう。 人間関係に疲れている方、愛に迷っている方へ── 物語を通して、心の奥の小さな声に気づけるかもしれません。 少し刺激的で、でも確かに心に残る一冊。 そっと、手に取ってみませんか? この作品は、「読んで癒される」だけでなく、「読んで自分に問い直す」ことを促してくれる貴重な一冊です。 ※カバーにわずかなスレや経年感がありますが、全体的に良好な状態です(ハードカバー・第2版)。 丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。 <ウラジーミル・ソローキンについて> ウラジーミル・ソローキン( 1955年生まれ)は、現代ロシアを代表する作家・劇作家。ソ連体制への風刺や過激な表現で知られ、前衛的かつ挑発的な作風が特徴。代表作に『青い脂』『愛』などがあり、国内外で高い評価を受けています。
-
プラムバン(新水社)ジェシー・レドモン・フォーセット/風呂本惇子 監訳
¥1,060
【良好・初版】『プラムバン』ジェシー・R・フォーセット|黒人女性の自分探しの物語|新水社・古本 ジェシー・レドモン・フォーセット/風呂本惇子 監訳/新水社/2013年4月5日 初版/ISBN9784883851560/ソフトカバー 「自分の居場所が、どこにもないように感じてしまう時に――」 そんなとき、そっと開いていただきたい一冊です。 1920年代、アメリカ。 肌の色の“ほんの少しの違い”が、夢も愛も左右してしまう時代に生きる少女・アンジェラ。 彼女が何者かになろうとあがきながら、自分自身の「誇り」と「美しさ」を見つけていく物語です。 私自身も長く「わたしは何者なんだろう」と悩んできたからこそ、この物語の静かな強さに惹かれました。 それは、決して声を荒げることなく、自分を信じる力に満ちているのです。 自分らしさに迷っている方。 マイノリティとしての生きづらさを感じている方へ──。 読書セラピーの視点からも、心にそっと灯りをともすような一冊です。 どうぞ、ご自分のペースで、ゆっくりと読んでみてくださいね。 この本が、ただの物語ではなく、「わたし」を見つめる静かな旅の始まりとなりますように。 ※カバーにわずかなスレなどの経年感がありますが、全体的に良好な状態です。 ソフトカバー・初版本。丁寧にクリーニング・梱包して、心を込めてお届けいたします <ジェシー・レドモン・フォーセットについて> ジェシー・レドモン・フォーセット(1882–1961)は、ハーレム・ルネサンスを牽引した作家・編集者。『クライシス』誌で多くの黒人作家を支援し、自身も人種や女性の葛藤を描いた作品を発表。再評価が進む文学界の先駆者です。
-
ロスト・レイセン(講談社)マーガレット・ミッチェル
¥50
SOLD OUT
【非常に良い・初版】『ロスト・レイセン』マーガレット・ミッチェル|初恋が綴られた原点の物語|講談社・古本 マーガレット・ミッチェル・著/講談社/1996年5月20日 初版発行/ISBN4062080745/ハードカバー 「ほんとうに大切なものって、何だろう?」 南北戦争下のアメリカ南部を舞台に、愛と誇りのはざまで揺れる女性の心を描いた物語。 静かな文章の奥に、切なくて、でもどこか希望の光を感じさせるような気配があります。 この本を選んだのは、「強く見える心の中にある、ふるえるような弱さ」にそっと光を当てていると感じたから。 誰かを想う気持ちや、自分を信じることの大切さが、じんわりと染みてきます。 まだ15歳だったマーガレット・ミッチェルが、初恋の人に宛てて綴った物語と手紙が収められた、小さな宝石のような一冊です。 のちに『風と共に去りぬ』を生み出す彼女の、若く澄んだ感性がそのまま息づいていて、ページをめくるたびに、心がふわりとあたたかくなります。 恋に迷っている方、過去に立ち止まってしまっている方へ。 読書セラピーの視点からも、自分の感情をそっと見つめ直したいときに、おすすめの一冊です。 もし今、この本の中の言葉が少しでも気になったら──どうぞ、静かにページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態のお品です(ハードカバー・初版・カバー美品)。経年を考慮してもとても丁寧に保管されています。 クリーニングのうえ、心を込めて丁寧に梱包してお届けします。 <マーガレット・ミッチェルについて> マーガレット・ミッチェル(Margaret Mitchell)は、1900年アメリカ・ジョージア州アトランタ生まれの作家・ジャーナリストです。彼女の代表作であり、唯一の長編小説『風と共に去りぬ(Gone with the Wind)』は、南北戦争を背景にした壮大な愛と再生の物語で、1936年の発表直後から世界的なベストセラーとなりました。 この作品で彼女は1937年にピューリッツァー賞を受賞し、1939年にはヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブル主演で映画化され、映画史に残る名作としても知られています。作家としての活動期間は短いものの、アメリカ文学に多大な影響を与えた人物です。
-
赤い魚の夫婦(現代書館)グアダルーペ・ネッテル/宇野和美訳
¥1,300
【良好・初版】『赤い魚の夫婦』グアダルーペ・ネッテル|生き物と感情の短編集|現代書館・古本 グアダルーペ・ネッテル 著/宇野和美 訳/現代書館/2021年8月31日 初版/ISBN9784768459058/ハードカバー 心の奥のざわざわ、気づかないふりしてないですか? 『赤い魚の夫婦』は、夫婦の距離、親になること、孤独や不安といった“言葉にならない感情”を、猫や赤いベタ、蛇や菌といった生き物たちを通して描いた短編集です。 舞台はメキシコ、パリ、コペンハーゲン──。 どの物語にも「ここじゃないどこか」の空気がありながら、「でもたしかにここにある感情」が宿っています。 この本を選んだのは、読んだあとに、自分でも気づいていなかった感情に、そっと名前をつけられるような読書体験があったから。 読書セラピーの視点からも、心の奥を静かに見つめ直したい方へおすすめしたい一冊です。 どうぞ、あなたのペースでページを開いてみてくださいね。 読むことでしか届かない場所が、きっとある。 この短編集が、あなたの心の片隅にそっと触れてくれますように──。 ※カバーに小さな汚れがありますが、表紙以外はとてもきれいで、本文は良好です。 初版・ハードカバー。丁寧にクリーニングのうえ、心を込めて梱包・発送いたします <グアダルーペ・ネッテルについて> グアダルーペ・ネッテルは、1973年メキシコ生まれの作家。パリで博士号を取得し、スペイン語圏を代表する現代文学作家の一人。繊細な心理描写と独自の視点で国際的に高い評価を受けています。
-
友だち(新潮社)シーグリット・ヌーネス/村松潔訳
¥1,300
【非常に良い・帯付き】『友だち』シーグリット・ヌーネス|犬と女性の心の再生の物語|全米図書賞受賞作・新潮社 「本当に大切な“友だち”って、誰のことを思い浮かべますか?」 ニューヨークで暮らす女性作家が、大切な友人を亡くしたあと、残された老犬アポロと共に過ごす日々──。 『友だち』(シーグリット・ヌーネス)は、喪失と孤独のなかで、少しずつ心を取り戻していく物語です。 私がこの本を選んだのは、「人と人との距離」「癒えない悲しみ」を、犬という存在がそっとつないでくれるように思えたから。 人生の後半に差しかかったとき、何を大切にして生きるのか──そんな問いに、静かに耳を澄ませたくなる一冊です。 喪失の痛みを抱えている方へ。孤独と向き合っている方へ。 この物語が、心の片隅にそっと灯りをともしてくれるかもしれません。 ※【非常に良い】状態(カバー・本文良好・帯あり) 新潮社・2020年2刷・ソフトカバー 清掃・除菌後、丁寧に梱包してお届けいたします。 もし今、心にぽっかり空いた場所があるなら── この本が、あなたと静かに寄り添い合える“友だち”になるかもしれません。
-
オルガ(新潮クレストブックス)ベルンハルト・シュリンク/松永美穂訳
¥1,360
【非常に良い・帯付き】『オルガ』ベルンハルト・シュリンク|女性の生き方と孤独を描く物語|新潮クレストブックス 心の奥に、少しだけ痛みを抱えている方へ──静かに寄り添ってくれる物語があります。 ベルンハルト・シュリンク『オルガ』は、19世紀末から20世紀のドイツを舞台に、身寄りのない少女オルガが時代の荒波に翻弄されながらも、自分の言葉を支えに生き抜く姿を描いた物語です。 派手な展開はありません。 ただ、愛する人を想い続け、喪失や孤独を抱えながらも「私は私」と言える強さを失わなかったオルガの姿は、読む人の心にそっと響いてきます。 静かなまなざしの中に、生きていく知恵と癒しが宿る一冊。 もし今、心が少し疲れているなら──どうぞこの物語を通して、自分自身とやさしく向き合う時間を持ってみてくださいね。 ※【非常に良い】(カバー・帯・本文きれいな状態) 新潮クレストブックス・初版(2020年4月25日発行) ISBN9784105901653 ソフトカバー/帯付き 清掃・除菌済み、丁寧に梱包してお届けします。 「私は私」と言える強さを持つオルガの物語が、きっとあなたの心にも小さな光を灯してくれるはずです。
-
ある犬の飼い主の一日(新潮社)サンダー・コラールト/長山さき訳
¥1,200
【非常に良い・初版】『ある犬の飼い主の一日』老犬と静かに暮らす物語|新潮社|古本・初版美品 ◆2020年 リブリス文学賞受賞作品 『ある犬の飼い主の一日』は、サンダー・コラールトが紡ぐ、静かでやさしい物語。 老犬スフルクと暮らすヘンクの一日は、何気ないけれど、心にしみる時間の連なり。小さな出来事が、人生の輝きをそっと照らします。 大切な存在を愛おしく思う気持ち、あなたにもきっと伝わるはずです。 オランダ固有の犬種コーイケルホンディエのスフルクを溺愛するヘンクの姿に、私も胸が温かくなりました。どうぞ、じんわりと心に染みる読書を。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、丁寧に保管されていました。ソフトカバー/初版。ISBN9784105901882 <リブリス文学賞とは?> リブリス文学賞は、Twitterの投票で決まる読者が選ぶ文学賞です。対象は、国内の新作小説と海外の初めて翻訳された小説。投票はハッシュタグをつけて行い、「国内部門」「海外部門」のどちらかだけでもOK。本好きの声が反映される、ちょっと特別な文学賞です。 <サンダー・コラールトさんについて> サンダー・コラールトさんはオランダ出身の小説家。代表作『ある犬の飼い主の一日』はオランダでベストセラーとなり、日本でも新潮クレスト・ブックスから翻訳出版された。生と死を巧みに描き、人生の意味を探求する作風が特徴。
-
イングランド・イングランド(東京創元社) ジュリアン・バーンズ/古草秀子訳
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) 初版 2006/12/25発行 ISBN4488016391 ソフトカバー 「“本物”って、なんでしょうね?」 そんな問いかけから始まる物語に、私は静かに引き込まれていきました。 イングランドの伝統や歴史をそっくりそのまま再現し、テーマパーク化する壮大な計画――そこに巻き込まれた主人公マーサの目を通して描かれるのは、「本物」とは何かという深い問いです。 皮肉とユーモアに満ちたジュリアン・バーンズの筆は、現代社会の観光や消費文化をどこか冷ややかに、けれどどこか可笑しく描き出していきます。 読んでいると、気づけば自分の価値観まで静かに揺さぶられていて…「本物らしさ」って、誰が決めるんだろう?と、考えずにはいられませんでした。 イギリス文学や社会風刺がお好きな方、そして少し立ち止まって「今の時代」を見つめ直してみたい方に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。 あなたも、“本物”と“偽物”のあいだを旅してみませんか? <ジュリアン・バーンズについて> ジュリアン・バーンズは1946年生まれのイギリスの作家。『フロベールの鸚鵡』で注目を集め、『終わりの感覚』でブッカー賞受賞。知的なユーモアと鋭い風刺で現代英国文学を代表する存在です。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
-
読書セラピスト(東京創元社)ファビオ・スタッシ/橋本勝雄訳
¥1,100
【非常に良い・初版】『読書セラピスト』ファビオ・スタッシ|癒しと本の処方箋|東京創元社|古本・美品 ISBN9784488016791 人生に迷ったとき、もし“本”を処方してくれる人がいたら――そんな想いに、そっと応えてくれる一冊です。 元国語教師のヴィンチェは、恋人にも職も失い、人生のどん底にいました。けれど、彼はある日から「読書セラピスト」として、悩める人に本を“処方”し始めます。そんな彼のもとで起きた不可解な失踪事件。残されたのは、本のリストだけ。物語はミステリーとしても展開しつつ、読書がもたらす癒しや再生の力を、じんわりと伝えてくれます。 「本って、こんなにも人に寄り添えるんだな」──そう思わずにはいられませんでした。文学の力が、心の奥のほころびにやさしく触れてくれるのです。 私がこの本を仕入れたのは、「本の力を信じたい」と思う気持ちに、そっと答えてくれる一冊だと感じたから。 読書が好きな方、人生に迷いを感じている方へ。きっと、あなたにぴったりの“処方箋”がこの本の中にあります。 まずは一緒に、ヴィンチェの旅に出てみませんか。 ※非常に良い状態の古本です。ハードカバー/初版(2022年発行)。カバー・本文ともにきれいに保管されており、通読に問題はありません。 <ファビオ・スタッシについて> ファビオ・スタッシはイタリアの作家で、読書と人生のつながりを描く作品に定評があります。代表作『読書セラピスト』はシェルバネンコ賞を受賞し、ビブリオミステリとしても高く評価されています。
-
【良好・初版】『囀る魚』アンドレアス・セシェ|西村書店|本と心の物語|古本
¥760
『囀る魚』アンドレアス・セシェ|本と出会いの物語|西村書店|古本・良好 ISBN9784890137268 静かな街角の古書店で、ふと人生が動き出すような瞬間って、ありませんか? 『囀る魚』は、そんな心にやさしくしみわたる一冊なんです。 舞台はアテネの旧市街。本の世界が何より好きな青年ヤニスが、偶然足を踏み入れた小さな書店で出会ったのは、静かに本を愛する女店主・リオ。 ページをめくるように少しずつ心を開いていくふたりのやりとりに、私は胸がじんわりあたたかくなりました。 本って、ただ読むものじゃないんですよね。ときに人と人を結びつけて、日常に小さな奇跡を運んできてくれるんです。 この本を仕入れたのは、本屋という場所が持つ“出会いの力”を、丁寧に描いてくれているから。 本や本屋が好きな方、そっと心を整えたい方にこそ、ぜひ読んでいただきたい物語です。 あなたの心にも、やさしいさざ波が広がりますように──そんな願いをこめて、そっとおすすめします。 ※良好な状態の古本です。ハードカバー/初版(2016年発行)。表紙にわずかなスレ・キズはありますが、本文はきれいで通読に支障はありません。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <アンドレアス・セシェについて> アンドレアス・セシェは、ドイツの作家・編集者。書店や本、文学をテーマにした作品を多く手がけており、代表作『囀る魚』では読書文化への愛情と繊細な人間描写が光る。詳細な経歴や受賞歴は公的情報が少なく、出版元による確認が望まれる。
-
不快な夕闇(早川書房)マーリケ・ルカス・ライネフェルト/國森由美子訳
¥1,790
【良好・初版】『不快な夕闇』マーリケ・ルカス・ライネフェルト|喪失と再生を描く物語|早川書房|古本 ISBN9784152102119 大切な人を失ったとき、心はどこへ行くのでしょう。 『不快な夕闇』は、10歳の少女ヤスの視点から描かれる、喪失と罪、そして再生の物語です。 「兄が死にますように」と祈ってしまった夜から、彼女の世界は少しずつ崩れていきます。 赤いジャケットに守られるようにして、空想と現実の境界を漂いながら、自分の心と向き合っていくヤスの姿に、私は何度も胸を締めつけられました。 それでも、この本を仕入れたのは、“痛みと共に生きる”ことを、こんなにも静かに肯定してくれる物語だから。 もし今、心の奥に誰にも言えない感情があるなら── この本が、あなたのそばにそっと座ってくれるはずです。 どうぞ、ご自分のペースで、ゆっくり読んでみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。ソフトカバー/初版(2023年発行)。書籍自体は非常に良い状態ですが、表紙にわずかなスレがあるため「良好」としています。本文はきれいで通読に支障ありません。 <マリーケ・ルカス・ライネフェルトについて> マリーケ・ルカス・ライネフェルト(1991年生まれ、オランダ)は、詩人・作家であり、詩集『仔牛の羊膜』でデビュー後、初の小説『不快な夕闇』で国内外で注目を集めました。2020年、29歳でブッカー国際賞を受賞し、世界的に認知されました。詩、小説、エッセイと幅広く活躍し、オランダ文学界の若き才能として高く評価されています。自身はノンバイナリーから男性として生きることを公表しています。

