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黄色い雨 (ヴィレッジブックス) フリオ・リャマサーレス/木村榮一訳
¥2,980
【非常に良い・3版】2007/10/18|黄色い雨|木村榮一訳|ヴィレッジブックス|古本|単行本 誰にも見られないまま、静かに朽ちていくものに心が引かれる日があるんですよね。 『黄色い雨』は、廃村にひとり残された老人の時間を通して、孤独や喪失、記憶の重みを、息をひそめるような文章で描いた小説です。 派手な出来事で引っぱる本ではありません。 でも、その静けさの奥にあるものがあまりに深く、読み終えたあと、自分の内側の沈黙まで照らされるような読後感があります。 私は、ヴィレッジブックス版のこの装丁と、木村榮一さんの透徹した訳文に惹かれて仕入れました。 急いで読む本ではなく、言葉の気配をゆっくり受け取りたい方、孤独や時間について静かに考えたい方に、お迎えいただけたらうれしいです。 ※帯あり。表紙にごくわずかなスレはありますが、ヤケはほとんどなく、本文・小口ともにきれいな状態です。匂いは古書臭ではなく紙のにおい程度で、目立ったにおいはありません。
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インヴィジブル (新潮社) ポール・オースター/柴田元幸訳
¥2,180
【良好・初版】2018/9/25|インヴィジブル|ポール・オースター|新潮社|古本|単行本 人は、自分の人生をどこまで本当に語れるのだろうt…。そんな問いが、読みはじめてほどなく胸に残る本です。 『インヴィジブル』は、暴力、愛、記憶、そして語りの曖昧さが幾重にも重なり、事実だと思っていたものが静かに揺らいでいく長編小説です。 私は、読み終えたあとに物語の中身だけでなく、自分の記憶の輪郭まで確かめたくなるところに惹かれて仕入れました。 ポール・オースターらしい知的な仕掛けがありながら、決して冷たくはなく、人間の弱さや孤独にも深く触れてきます。 考えながら読む本が好きな方、読後もしばらく物語の気配を抱えていたい方に、そっとおすすめしたい一冊です。 ※帯あり。帯と表紙にスレがありますが、本文はきれいで、小口・天・地のヤケはほとんどありません。においは古書臭ではなく古本のにおい(軽)です。
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雪のひとひら (新潮社) ポール・ギャリコ/矢川澄子訳
¥1,280
【良い・初版】1975/11/5|雪のひとひら|ポール・ギャリコ|新潮社|古本|単行本 生きていると、うれしいことだけではなくて、別れやさびしさまで抱えながら前へ進む時期がありますよね。 『雪のひとひら』は、ひとつの雪が生まれ、愛し、出会い、別れ、そして自分の生の意味にたどり着くまでを、静かに見つめる物語です。 私はこの本の、やさしさの奥にある凛とした強さに惹かれて仕入れました。 読むほどに、人生の出来事にはすぐ言葉にならない意味があるのだと、そっと教えられるんです。 ポール・ギャリコと矢川澄子の組み合わせならではの、澄んだ美しさも格別です。立ち止まりたい夜に、長く手元に置く一冊として迎えてみませんか。 ◆新潮社は本作を、自然の姿に託して女性の人生を綴る物語として紹介しています。 ※ビニールカバー・帯付きです。本文はきれいですが、表紙背・天・小口・地に経年のヤケがあります。そのため古本らしいにおいがあります。
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おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う (小学館) ガブリ・ローデナス/宮崎真紀訳
¥1,080
【非常に良い】初版|2021/2/27|おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う|小学館|古本|単行本 人生が少しずつ自分から遠のいていくように感じる日って、あるんですよね。 そんなとき、この物語は静かに肩をたたいてくれます。 90歳のマルおばあちゃんが、青い自転車でまだ見ぬ孫を探しに旅へ出る――その道のりは、家族を探す旅であると同時に、自分の人生をもう一度抱きしめ直す旅でもあります。 私はこの本の、結論を急がず、人との出会いのなかで少しずつ心がほどけていく感じが好きで仕入れました。 哲学寓話のようなやさしさがあり、立ち止まりたい方、疲れた心をあたためたい方におすすめです。 夜更けに、ゆっくり読んでみませんか。 ※帯付きで全体に非常にきれいな状態です。本文も良好で、小口のヤケもほとんど見られません。においは古本のにおい(軽)です。
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緩やかさ(集英社)ミラン・クンデラ
¥1,350
【良好・初版】『緩やかさ』ミラン・クンデラ|哲学的文学と静かな癒し|集英社|古本・初版・状態良好|ISBN9784087732347|単行本 ≪初版≫ 1995/10/10 発行 心のなかが少し慌ただしい日って、ありませんか? 朝の支度、メールの返信、頭の中の「やらなきゃ」でいっぱいになる日常。そんな時こそ、ふと立ち止まってみたくなる一冊があります。 ミラン・クンデラの『緩やかさ』は、パリ郊外の古城で起こる一夜の愛の物語を軸に、18世紀の騎士と現代人の姿を静かに重ね合わせて描かれています。時間の流れそのものをテーマにした、不思議な優しさを湛えた小説です。 この本を初めて手に取った時、私は「立ち止まることは、怠けることじゃないんだ」と気づかされました。 物語が、まるで詩のようにゆるやかに語られていて、読みながら肩の力がすっと抜けていったのです。 読後には、何かを成し遂げたような達成感よりも、ただ「生きていていいんだ」という、静かな安堵が胸に広がりました。 最近、心が少しせわしなく感じている方── 何もせず過ごす時間に罪悪感を覚えてしまう方へ。 この一冊が、あなた自身の「心の時間」を思い出させてくれるかもしれません。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら── そっと、ページをめくってみてくださいね。 本の持つやさしさが、必要な誰かに届きますように──心から、そう願っています。 ※良い状態の古本です。小口、天に経年のヤケとカバーにわずかなスレが見られますが、本文はきれいで、紙の質感にも味わいがあります。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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破局(早川書房)デュ・モーリア/吉田誠一訳
¥1,540
【非常に良い・初版】『破局』ダフネ・デュ・モーリア|心理短編集・孤独と運命|早川書房|古本・初版・状態良好|ISBN9784152087270|単行本|2006/5/31発行 心の中に言葉にしづらい影を抱えること、誰にでもありますよね。 デュ・モーリアの短編集『破局』には、そんな影にそっと触れてくれる物語が収められています。 6つの物語には、孤独や不安、そして突然訪れる運命の転換が描かれています。予測できない展開と、人物の心理を細やかにとらえる筆致は、読んでいるうちに自分自身の気持ちと重なる瞬間を生み出してくれるのです。 当店がこの本を手選んだのは、「影を抱えたままでも生きていける」と優しく教えてくれるように感じたからなんです。 読み終えた後は、心に残る余韻が不思議と慰めになりました。 最近、気持ちがざわつく方や、自分の心の奥をそっと見つめ直したい方へ。 もし今、この本の静かな響きがあなたに届くなら──どうぞページを開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、書き込みや汚れはございません。 <ダフネ・デュ・モーリアについて> ダフネ・デュ・モーリア(1907-1989)は、20世紀を代表するイギリスの作家。芸術家一家に生まれ、1931年にデビュー。代表作『レベッカ』は世界的成功を収めた。生涯の大半をコーンウォールで過ごし、独特の幻想的な作風で知られる。
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失われた横顔(新潮社)サガン/朝吹登水子訳
¥3,180
【良好】3版1976/3/10 失われた横顔|サガン|心理・恋愛|新潮社|古本|単行本 人の気持ちは、言葉にした瞬間に少しだけ形を変えてしまうことがありますよね。サガン『失われた横顔』は、そんな“説明しきれない揺れ”を、静かにすくい取る一冊です。 ジョゼ三部作の一つとしても知られ、愛情や嫉妬、すれ違いの奥にある「自分でも見失う本音」をそっと照らします。 今回の本は本文はきれいですが、扉・表題紙上部に小さな汚れ、角スレ、天小口にヤケがあり、古本のにおい(少)もあります。それでも、読みの時間を邪魔しない良い保存状態だと判断して仕入れました。 心がざわつく日に、気持ちの輪郭を取り戻したい方へ。 ※本文はきれいですが、扉・表題紙上部に小さな汚れ、角スレ、天小口地に僅かなヤケがあります。古書特有のにおいははっきり感じます。防水を含む丁寧な梱包で、安心して届く形にして発送します。
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一年ののち(新潮社) フランソワーズ・サガン/朝吹登水子訳
¥50
SOLD OUT
【並下】3版1985/4/12 一年ののち サガン 朝吹登水子訳 新潮社 古本 恋の余韻は、時間が経ってからのほうが静かに痛むことがありますよね。 フランソワーズ・サガンの『一年ののち』は、その痛みを大げさにせず、淡く照らすように描きます。 朝吹登水子さん訳の端正さが、感情の輪郭をそっと整えてくれるんです。 状態は、函・カバーに強いヤケと汚れ、角の傷みがあります。天小口地にヤケとシミ、見返しにテープ跡と紙の剥がれが残ります(写真参照)。本文はきれいです。においは古本としてB程度で、近づくと感じます。 外装の経年を受けとめつつ、物語の静けさに寄り添いたい方へ。
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ヘッセ全集3 春の嵐 (新潮社) ヘルマン・ヘッセ/高橋健二訳
¥1,200
【良好(記名あり)】初版1982/6/15|春の嵐|ヘッセ|新潮社|古本|単行本 ヘッセの言葉は、胸の奥のざわつきを静かに整えてくれるんですよね。 強く前へ進めと言うのではなく、「そのままの自分で考えていい」と許してくれるような読後感があります。 気持ちが散らかる夜や、自分の輪郭を取り戻したいときに。もし今、静かな時間が必要なら、そっと開いてみませんか。 ※カバーにうっすら経年ヤケがあります。巻頭付近に記名あり。本文はきれいで通読に問題ありません。(古書の紙のにおい、強い臭いなし)
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密告 (作品社) ピエール・アスリーヌ/白井成雄訳
¥1,680
【良好】初版2000/9/30|密告|アスリーヌ|作品社|文学|古本|単行本 人は、過去の出来事を「終わったこと」にできるのでしょうか。 『密告』は、ふと見つかった一通の手紙から、ナチ占領下のパリに沈んでいた沈黙がほどけていく物語です。 誰かを裁く言葉は簡単なのに、赦すことはこんなにも難しい――その揺れが静かに胸に残るんですよね。 帯にある「私は、あの女を許すべきなのだろうか?」の一行に足が止まり、柚香の森の棚に迎えました。 こちらは帯あり、ビニールカバー付き。多少のスレはありますが、本文はとてもきれいで無臭に近い良好品です。もし今、誰かを責めたくなる夜があるなら、そっとページをめくってみてくださいね。 ※帯あり、ビニールカバー付き。多少のスレはありますが、本文はとてもきれいで全体として良好です。無臭に近い)
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クラカチット (楡出版) カレル・チャペック/田才益夫訳
¥1,280
【良好】初版1992/6/25|クラカチット|チャペック|楡出版|古本|単行本 大きな力を手にしたとき、人はどこまで「正しいまま」でいられるのでしょう。 チャペックの『クラカチット』は、発明がもたらす熱と光が、いつの間にか不安の影を伸ばしていく物語です。 派手な結末で煽るのではなく、静かに、しかし確実に胸の奥を揺らしてきます。 読み終えると、世界を変えるのは力そのものではなく、それを扱う心なのだと気づかされるんですよね。 こちらは帯なし、表紙にスレが少しありますが、本文はきれいで全体として良好です。もし今、情報の強さに疲れているなら、古典SFの静かな警鐘に耳を澄ませてみませんか。 ※帯なし。表紙にスレ少ありますが、本文はきれいで通読に問題ありません。(紙のにおいはあるが強くなく無臭に近い)
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真夜中すぎでなく (三笠書房) デュ・モーリア/中山直子訳
¥50
SOLD OUT
【並】2版|1973/2/5|真夜中すぎでなく|デュ・モーリア|三笠書房|古本 デュ・モーリアは、人の心の影をそっとすくい上げるのが上手なんですよね。 静かな不安が少しずつ形になっていく読後、気持ちが不思議と落ち着きます。 心がざわつく夜に、無理なくページを開いてみませんか。 ※表紙全体にスレとキズが多く、角に小さな破れ、天・小口・地に点状のシミがあります。古書の紙のにおいもあります(強い臭いではありません)。それでも本文は大きな汚れや書き込みは見当たらず、物語の緊張感をきちんと味わえる状態です。
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埋もれた青春 (三笠書房) デュ・モーリア/大久保康雄訳
¥1,580
【並上〜並】6版|1974/4/10|埋もれた青春|デュ・モーリア|三笠書房|古本|単行本 デュ・モーリア『埋もれた青春』は、過ぎた時間と胸の奥の痛みを、静かに掘り起こす物語。読み終えるころ、忘れたふりをしていた感情が少しだけ整っていくんですよね。 思い出に区切りをつけたい夜、心を静かに落ち着かせたい方へ。 もし今この気配が必要なら、無理なくページを開いてみませんか。 ※帯あり。小口(天・地含む)に強めのヤケ、カバー・帯にスレや小キズ、シミがあります。本文は大きな汚れや書き込みは見当たりません。 (古書の紙のにおい、強い臭いなし)。
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美徳の不幸(桃源社)サド/渋澤龍彦訳
¥1,480
【並・帯破れ】初版1965/11/20 |美徳の不幸 新・サド選集 |渋澤龍彦訳 |桃源社 |古本|単行本 まじめであろうとするほど、世界に傷つけられることってありますよね。 サド『美徳の不幸』は、善良さや純粋さが報われない現実を、冷たく、そして徹底して見つめる物語です。 渋澤龍彦訳、桃源社1965年初版の一冊。 読後に残るのは爽快さではなく、人間の欲望と道徳のねじれに気づかされる静かな疲れかもしれません。それでも、その疲れは「自分を守る感覚」を取り戻す手がかりになります。 内容は大人向けで刺激の強い箇所があります。 帯破れや経年ヤケがあるため、状態にこだわる方には不向きです。けれど、この版に出会いたい方へ、丁寧に梱包してお届けします。
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悲惨物語 兄の残酷・末期の対話(現代思想社)サド/澁澤龍彦訳
¥1,680
【並】初版1976/2/28|悲惨物語 兄の残酷・末期の対話|サド|澁澤龍彦訳|現代思想社|古本|単行本 人の心の底には、見ないふりをしてきた感情が沈んでいることがあります。 この本は、そこへ静かに手を伸ばしてくる一冊なんですよね。 サドの過激さは噂の通りですが、澁澤龍彦の訳は、残酷さの奥にある「言葉の輪郭」をはっきり残します。読み終えると、気持ちは軽くなるというより、むしろ自分の感情に嘘をつかなくてよくなる。そんな読後感です。 私は“欲望”や“倫理”を考え直したくなる時に、こういう本を仕入れたくなります。 強い作品なので、静かな夜に少しずつ。必要な方の手元へ、丁寧に梱包してお届けします。消毒、クリーニング済。古本のにおいがあります。
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本の虫 その生態と病理-絶滅から守るために(アートン新社)スティーブン・ヤング
¥1,220
【良好・初版】『本の虫』スティーブン・ヤング|ユーモラスな読書エッセイ|アートン新社|古本|単行本|2002/11/30発行|ISBN9784901006371 「もう本は買わない」──そう決めたはずなのに、気づけばレジに並んでいる。 そんな経験、ありませんか? 『本の虫』(アートン新社)は、本を読むことがやめられない“症状”を、生物学のフィールドワークのように真面目に観察しながら、でもどこか笑えてしまうユーモラスな一冊です。 本棚が狭いのも、部屋が片付かないのも、全部“虫”のしわざ──そう思えば、ちょっと気が楽になるから不思議です。 私も「そうそう!」と声をあげながら読んでしまいました。 本と暮らす愛しさを肯定してくれるこの本は、忙しさの中で読書を諦めかけている方や、自分の“本好き”を笑って受けとめたい方におすすめです。 もし今、クスッとしながら本と仲直りしたい気持ちがあるなら──ぜひ、ページをひらいてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいです。丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。 <スティーブン・ヤングについて> スティーブン・ヤングは1949年生まれの作家で、『本の虫 その生態と病理―絶滅から守るために』の著者です。幼い頃から昆虫と本に親しみ、やがて読書の魅力にのめり込みました。「本の虫」の生態を探るためアメリカの荒野を旅するなど独自の視点を持ち、実は某作家のペンネームとも言われていますが、その正体は明かされていません。
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愛人 ラマン (河出書房新社) マルグリット・ヂュラス/清水徹訳
¥1,100
【初版・帯付】『愛人(ラマン)』マルグリット・デュラス/清水徹訳|河出書房新社|フランス文学・恋愛心理小説|古本|単行本|1985/6/10発行|ISBN978430920077|ハードカバー 誰かを愛した記憶は、時間が経つほど痛みと美しさが混ざり合うものですね。 マルグリット・デュラスの『愛人(ラマン)』は、フランス領インドシナを舞台に、若き少女と中国人青年の秘められた恋を、静かな筆致で綴った自伝的長編です。 情熱と孤独が入り混じるその世界は、愛の残酷さよりも、「愛してしまう人間の弱さ」をそっと照らしてくれます。 この本を手にしたとき、紙に沁み込んだ時の香りとともに、言葉の余韻が胸に広がりました。 過去の恋を、優しく思い出したい夜に。 もし今、この物語の静かな痛みがあなたの心に触れたなら──どうぞ、ページを開いてみてくださいね。 ※1985年初版発行。経年のヤケ・天に少シミあり。表紙に一部破れがありますが、帯付きで本文は良好です。
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ドクトル・ジバゴ 第一部(時事通信社) パステルナーク/原子林二郎訳
¥1,270
【第6版・函・帯・ビニールカバー付】『ドクトル・ジバゴ 第一部』パステルナーク/原子林二郎訳|時事通信社|ロシア文学・愛と自由の物語|古書|単行本|1959/2/25発行 戦争と革命の荒波の中でも、人は愛を求め、生き抜こうとするものですね。 パステルナークの『ドクトル・ジバゴ 第一部』は、激動のロシアを舞台に、詩人であり医師でもある男の魂の軌跡を描いた不朽の名作です。 愛と信仰、理想と現実──そのはざまで揺れながらも、人間の尊厳を守ろうとする姿が胸に響きます。 この古書を手にしたとき、少し焼けた紙の香りに、当時の息づかいがまだ残っているように感じました。函・帯・ビニールカバーが揃った、丁寧に保たれた一冊です。 この作品をより深く味わうために、パステルナークの原作をめぐる知られざる実話を描いた『あの本は読まれているか』(ラーラ・プレスコット/東京創元社)も、ぜひ併せて読んでみてください。→ 海外文学>単行本 時代に翻弄されながらも“言葉を信じる力”が、きっと心に灯をともしてくれます。 ※1959年発行・第6版。函・帯付き。経年によるヤケ・シミあり。本文はきれいで通読に問題ありません。ビニールカバー付きの保存良好な古書です。古書のにおいあります。 ◆現在のところ「第二部」の入荷予定は無しですが、入荷しましたらご案内いたします。
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離れがたき二人(早川書房) シモーヌ・ド・ボーヴォワール/関口涼子訳
¥50
SOLD OUT
【再入荷】【初版・非常に良い】『離れがたき二人』シモーヌ・ド・ボーヴォワール/関口涼子訳|早川書房|フランス文学・女性の友情と自由の物語|古本 心を分かち合える誰かに出会うとき、人は初めて“自分”を知るのかもしれません。 シモーヌ・ド・ボーヴォワールの『離れがたき二人』は、20世紀初頭のパリを舞台に、少女シルヴィーと友人アンヌとの深い友情を描いた、自伝的長編。 1954年に執筆されながらも生前は発表されなかった幻の一冊です。 少女たちの繊細な心の揺らぎや、自由への憧れが、透明な文体で描かれています。読後には「誰かを深く思うことの強さと痛み」が静かに胸に残ります。 ボーヴォワールが“ボーヴォワールになる前”の瑞々しい感性にふれる時間を、どうぞゆっくり味わってください。 柚香の森の棚には、彼女の思想を支えた『第二の性(駿河台出版)』もございます。あわせて読んでみてくださいね。 ※2021年初版・非常に良い状態。カバー・本文ともにきれいです。ソフトカバー。
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愛と死の記録 (三笠書房)デュ・モーリア/大久保康雄訳
¥1,000
【並・初版】『愛と死の記録』デュ・モーリア|三笠書房|恋・青春|古本|1972/9/30発行 |単行本 別れを思い出すと、なぜか愛おしい瞬間までよみがえることがあります。 『愛と死の記録』は、デュ・モーリアが描く、人生の終わりと向き合う人々の繊細な物語。 美しい愛の余韻と、避けられぬ別れが静かに交錯します。 この本を仕入れたのは、かつて読んだとき、心の奥がじんとあたたかくなったからです。 終わりの中に、確かな“生きる力”が宿っていることに、そっと気づかされました。 心が少し疲れているとき、愛の記憶が優しく胸に触れるとき、この本は静かな慰めをくれる気がします。 今、静けさの中で誰かを想っている方へ──。 そっと、ページをめくってみてくださいね。 ※初版・ハードカバー。帯に少し破れ、表紙や天・地・小口にスレ・ヤケ・シミが見られますが、本文は概ね良好です。古本のにおいがあります。
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ペンギンの憂鬱(新潮クレストブックス)アンドレイ・クルコフ/沼野恭子訳
¥50
SOLD OUT
【再入荷】【状態・非常に良い・15版】『ペンギンの憂鬱』アンドレイ・クルコフ/沼野恭子訳|新潮クレストブックス|新たな物語との出会い|古本15版 2017/8/30発行 ISBN9784105900410 ソフトカバー ひとりで生きるということは、ときどき心が寒くなるものですね。 『ペンギンの憂鬱』は、ソ連崩壊後のウクライナを舞台に、売れない作家ヴィクトルと、憂鬱なペンギン・ミーシャの静かな日常を描いた物語です。 孤独と不条理のなかにも、ふと笑ってしまうような優しさが滲んでいます。 この本を手に取ったのは、心に少し空白を感じていたとき。ページを閉じる頃には、“寄り添うことの温度”を思い出しました。 最近、心がざわついている方へ。誰かの不器用な優しさに触れたい夜に。 もし今、この物語の静かな呼吸が胸に届くなら──どうかそっとページを開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。帯付き。カバーにわずかなスレがありますが、本文はきれいです。 <アンドレイ・クルコフ> 1961年生まれのアンドレイ・クルコフは、ウクライナ・キーウ在住の作家です。日本語専攻や兵役、編集者など多彩な経歴を持ち、社会風刺やブラックユーモアを交えた作風が特徴。『ペンギンの憂鬱』で国際的評価を得て以降、30か国以上で翻訳出版され、現在もウクライナの現状を世界に発信し続けています。
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第二の性 LE DEUXIEME SEXE(駿河台出版)シモーヌ・ド・ボーヴォワール
¥1,800
【非常に良い・3版】『第二の性』シモーヌ・ド・ボーヴォワール|駿河台出版|フランス語原書序文抜粋|古本・非常に良い 3版 2002/4/1発行 装丁:単行本(55ページ) ※本書は教本です。フランス語原文で構成されており、日本語訳文は掲載されておりません(巻末に訳注あり)。全文ではなく、序文のみの抜粋収録となっております。 書店で出会うことが少ない、少し特別な一冊があります。 シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』──本書はその原書フランス語による序文を抜粋した、希少なテキストです。 後半には日本語による注解が添えられ、学術的でありながらも、ひとつの読み物として静かに心を揺さぶってくれます。 「人は女に生まれるのではなく、女になるのだ」 その有名な言葉を、彼女自身の言葉でたどる体験は、翻訳を通してでは得られない確かな響きを持っています。 私自身、この薄い青い本を手にしたとき、時代も国も越えて「自由とは何か」という問いに向き合うきっかけをもらいました。 専門的な興味をお持ちの方にも、また自分の価値観を深めたい方にも。もし今、この本に惹かれる気持ちが芽生えたなら──その直感を大切にして、そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。外装・本文ともにきれいな状態です。 スマートレター(送料無料)にて発送いたします。追跡はございませんが、丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。
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真夏の夜の夢(研究社)シェイクスピア/大場建治訳
¥1,300
【非常に良い・初版2010年】『真夏の夜の夢』シェイクスピア/大場建治訳|恋愛劇・幻想劇|研究社|古本・非常に良い|ISBN9784327180225 ≪初版≫ 2010/4/23発行 夜、心が落ち着かずにふと本を開きたくなるときがあります。 そんなとき、この『真夏の夜の夢』はやさしい光を灯してくれる物語です。 舞台は夏の森。人間たちの恋のすれ違いや勘違い、妖精たちの不思議な力が重なりあい、現実と夢のあわいに迷い込んだような世界が広がります。 初めて手に取ったとき、私は「人の心はこんなにも揺れやすく、それゆえに愛おしいのだ」と気づかされました。 読後には軽やかな風が胸を吹き抜けるような感覚が残ります。 恋に疲れたとき、日々のざわめきを少し離れたいときに。 大きめの活字でゆったり読める版ですので、肩の力を抜いて楽しめますよ。 もし今、心に響くものがあるなら──そっとページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・帯ともに目立つ傷みはなくきれいです。 スマートレター(送料込み)で丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
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青いつばさ(徳間書店)シェフ・アールツ/長山さき訳
¥820
【非常に良い・初版】『青いつばさ』シェフ・アールツ|兄弟と旅の翻訳文学|徳間書店|古本・初版 誰かを信じることって、ときにとても勇気がいりますよね。 『青いつばさ』は、11歳の弟ジョシュと16歳の兄ヤードランが、ツルとともに旅する物語です。 不器用だけれどまっすぐな兄と、そんな兄を慕いながらも傷つく弟。二人の間にある小さなすれ違いと、確かな絆が、物語の中で丁寧に描かれています。 柚香の森がこの本を選んだのは、「誰かと分かり合いたい」と願う気持ちが、ページのすみずみにまであふれていたから。 異文化に触れるような新鮮さのなかに、普遍的な人間の温もりがそっと息づいていて、読後には心にやさしい風が吹きます。 もし今、ちょっと疲れているあなたがいたなら──この旅に、そっと寄り添ってみてください。大切な気持ちを、思い出させてくれるはずです。 言葉の奥にある温もりが、静かに胸に広がるような一冊です。 やさしい物語が、そっとあなたを包んでくれますように。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともに綺麗なお品です。

