ある犬の飼い主の一日|サンダー・コラールト/長山さき訳|新潮クレスト・ブックス|犬と人を描く動物文学|初版・古本
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『ある犬の飼い主の一日』サンダー・コラールト/長山さき訳|新潮クレスト・ブックス|犬と人を描く動物文学|初版・古本|単行本・美品
少し疲れた日に、いつもの一日をもう一度大切に眺めてみたくなる物語です。
『ある犬の飼い主の一日』の主人公は、56歳の看護師ヘンク。離婚を経験し、老犬スフルクと暮らしています。物語に描かれるのは、題名のとおり彼の「ある一日」。犬との散歩、仕事、家族との会話、ふと心に生まれるときめき。何気ない時間の積み重ねから、ひとりの人間が生きることの喜びが静かに浮かび上がってきます。
そばにいるのは、オランダ原産の犬種コーイケルホンディエの老犬スフルク。ヘンクがこの犬を気遣い、ともに歩き、日々を過ごす姿には、長く一緒に暮らしてきた者どうしにしかない時間が流れています。
犬が人間を都合よく慰める物語ではありません。
いつか失うと知りながら、それでも今日をともに生きること。そのかけがえのなさを、人と犬との関係を通して見つめていくところに、この作品の動物文学としての魅力があります。
柚香の森がこの本を選んだのも、特別な出来事ではなく、散歩や会話、仕事といった日常のなかにある小さな光を丁寧に描いているからです。
犬と暮らしたことのある方はもちろん、人生の折り返しで少し立ち止まりたい方、静かな海外文学を読みたい方にも。
人と動物のあいだに積み重なる時間を思いながら、ゆっくり読んでいただきたい一冊です。
古本のため、在庫はこの一冊限りです。
2020年リブリス文学賞受賞作。
サンダー・コラールトによるオランダ文学を、長山さきの訳で。新潮クレスト・ブックスから刊行された長篇小説です。
※【美品】帯表紙カバー、三方イタミなし、書き込み・線引きなし、古本のにおい(僅)
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