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赤い唇(集英社文庫) マヌエル・プイグ/野谷文昭訳

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≪初版≫ 1994/11/25 発行

表紙の背に劣化。天、地、小口に汚れアリ。
それ以外は読書には全く問題ありません。


アルゼンチンの片田舎で起きた一人の青年の死──それは、封印されていた愛と裏切りの記憶をそっと呼び覚ます引き金でした。『赤い唇』は、美貌の青年フアン・カルロスを巡る女たちの愛憎と過去が、手紙や会話、モノローグといった多彩な形式で紡がれていく、まるで舞台のような群像劇なんです。

嫉妬、密告、そして許されぬ恋。
どろどろとした人間模様に思わず息をのむのに、読後にはなぜか胸がじんわりする…そんな、不思議な読書体験でした。

恋も人生も、思い通りにはいかないけれど――それでも、人は愛して、悩んで、生きていくんですよね。
本を閉じたあと、そんな人間のたくましさや哀しみに、心がそっと寄り添っていました。

少し変わった構成に戸惑うかもしれませんが、ページをめくるたび深みへと誘われていきます。ラテンの熱と哀しみに包まれながら、あなたの心も静かに癒されていくかもしれません。気になった方は、どうぞゆっくり開いてみてくださいね。

<マヌエル・プイグについて>
マヌエル・プイグは、1932年アルゼンチン生まれの作家です。映画に夢中だった少年時代を経て、映画監督を目指しましたが、小説家に転身。1960年代から作家として名を馳せ、『赤い唇』や『蜘蛛女のキス』で国際的に評価されました。政治的理由で亡命を余儀なくされ、1990年にメキシコで亡くなりました。独自の文体と現代的なテーマでラテンアメリカ文学に大きな影響を与えました。

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