ようこそ、物語の森へ。
本と読者を、もう一度出会わせる、小さな古本屋です。
『柚香の森(ゆこうのもり)』は、心にそっと寄り添う文芸書を中心に扱う、オンライン古本店です。
いまの暮らしのなかで、もう一度見つけてもらいたい本を、一冊ずつ選んでいます。
一冊の本が、あなたの心に小さな灯りをともすことがありますように──
そんな想いで、丁寧にお届けしています。
第62115R053484号
大阪府公安委員会
松村知子
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読書が、心の灯りになりますように…。
日本読書療法学会会員として、“読むことが癒しにつながる”時間を大切にしています。
つらいとき、言葉にできない想いを抱えたとき、
本の中の誰かが、あなたの代わりに泣き、笑い、立ち上がってくれることがあります。
どうぞこの森で、そんな一冊に出会ってくださいね🌳
あなたの心に、やさしい物語がそっと寄り添いますように…。
今日も、『柚香の森』に来てくださってありがとうございます。
ゆっくりと、本との時間をお楽しみください。
一羽の鳥、一匹の犬、一匹の猫。
動物との出会いから、人の孤独や友情、命を見つめる本を集めました。
人と動物のあいだ
うずらのロバート / ある小さなスズメの記録 / 友だち / ある犬の飼い主の一日 /
カモメに飛ぶことを教えた猫 / 青いつばさ/きみは猫である
物語のなかの動物たち
空想動物園
『私の名前はルーシー・バートン』エリザベス・ストラウト/小川高義訳|早川書房・初版|古本
¥1,180
私の名前はルーシー・バートン|エリザベス・ストラウト|早川書房・初版|古本 長く離れていた母と娘が、病室で過ごす五日間。 『私の名前はルーシー・バートン』は、何気ない会話と沈黙のあいだから、家族の記憶や貧しさ、愛情と痛みが少しずつ浮かび上がってくる物語です。 大きな出来事を追うというより、人と人とのあいだに言葉にならず残っているものを静かに見つめる作品。 母娘の距離や家族の記憶を描く小説がお好きな方、日常の細部から感情が立ち上がる海外文学を読みたい方におすすめしたい一冊です。 エリザベス・ストラウトの「ルーシー・バートン」をめぐる物語の入口としても、手に取っていただきたい作品です。 【状態】良好 カバー上部に軽いヨレがあります。帯付きです。背に目立つヤケはありません。天・小口・地にも目立つヤケやシミは見られず、本文も良好です。 書き込み・線引き・蔵書印はありません。欠ページ・落丁・製本の緩みもなく、読むうえでの支障はありません。 古本特有の紙のにおいがごくわずかにあります。
『ちいさな桃源郷』池内紀編|幻戯書房|2003年第1刷・帯なし|古本
¥1,380
『ちいさな桃源郷』池内紀編|幻戯書房|2003年第1刷・古本 山へ行くことと、山について書かれた文章を読むこと。その二つは少し違いながら、どこかで同じ場所につながっているのかもしれません。 『ちいさな桃源郷』は、串田孫一らによって創刊された山の文芸誌『アルプ』から、「旅」をテーマに33篇を選んだ随筆集です。深田久弥、辻まこと、椋鳩十、尾崎喜八など、多彩な書き手の文章を池内紀が編んでいます。 山そのものを語る文章だけではなく、土地、人、暮らし、記憶へと視線が広がっていく一冊。山歩きが好きな方はもちろん、静かな旅の随筆や、少し昔の文芸誌の空気を味わいたい方にもおすすめです。 【状態】良好 帯はありません。カバーにごくわずかなヤケとスレがあり、天に経年によるヤケが見られます。 本文は良好です。書き込み・線引き・蔵書印はありません。欠ページ・落丁・製本の緩みもなく、読むうえでの支障はありません。 古本特有の紙のにおいが軽くあります。
『ユリイカ』1985年7月号 増頁特集 マルグリット・デュラス|青土社|古本
¥1,200
『ユリイカ』1985年7月号|特集 マルグリット・デュラス|青土社・古本 ひとりの作家について、作品だけでなく、その周囲にある言葉や時代までたどってみたいときがあります。 『ユリイカ 詩と批評』1985年7月号は、マルグリット・デュラスの増頁特集。インタビューや論考、作品をめぐる文章を通して、デュラスという作家をさまざまな角度から見つめる一冊です。 小説だけを読むのとは少し違う、雑誌特集ならではの厚みがあります。デュラス作品を読み進めている方、フランス文学や作家論がお好きな方、1980年代の文芸誌の空気に触れてみたい方におすすめしたい旧号です。 状態:並 表紙・背・三方・本文に経年によるヤケがあり、表紙にはスレや汚れ、使用感があります。角にも軽い傷みが見られます。 書き込み・線引き・蔵書印はありません。欠ページ・落丁・製本の緩みはなく、読むうえでの支障はありません。 古書特有の紙のにおいがあります。1985年刊の雑誌として、全体に経年感のある一冊です。
『きみは猫である』マグダ・レーヤ/米川和夫・左京久代訳|晶文社|1976年6刷・和田誠装画|古本
¥1,400
『きみは猫である』マグダ・レーヤ|晶文社|1976年6刷・和田誠装画・古本 猫と暮らしていると、人間の都合だけではどうにもならない出来事が起こります。それが困ったことでありながら、いつのまにか家族の記憶になっていたりするんですよね。 『きみは猫である』は、ワルシャワに暮らす小学一年生の男の子と、突然あらわれた一匹の猫、そして生まれた四匹の子猫をめぐる物語。 子どもの目を通して、人と猫、家族の日々が描かれています。 マグダ・レーヤ著、米川和夫・左京久代訳。和田誠による猫の装画と挿絵も、この本の大きな楽しみです。 1976年第6刷の古い晶文社版。猫の物語がお好きな方はもちろん、和田誠の仕事や、1970年代の児童文学・海外文学の装丁がお好きな方にも手に取っていただきたい一冊です。 【状態】並 経年によるヤケ・シミ・使用感。三方ヤケ・シミが見られ、本文にも経年ヤケがあります。ビニールカバーにはヨレやスレ、端の傷みがあります。 書き込み・線引き・蔵書印はありません。欠ページ・落丁・製本の緩みはなく、読むうえでの支障はありません。 古書特有の紙のにおいがあります。1970年代刊の本として、全体に経年感のある一冊です。
『ヴェロニカのために』ポルディ・バード/柳谷圭子訳|河出書房新社|1974年初版・佐野洋子挿画|古本
¥1,000
『ヴェロニカのために』ポルディ・バード|河出書房新社|1974年初版・佐野洋子挿画・古本 子どもを見つめるとき、愛しさだけではなく、心配や寂しさまで一緒に胸へ入ってくることがあります。 ポルディ・バード『ヴェロニカのために』は、母と娘、子どもとの日々をめぐる16篇を収めた一冊。日常の小さな出来事のなかにある喜びや不安を、やわらかなまなざしで描いています。 原題は Cuentos para Verónica。 アルゼンチンの作家ポルディ・バードによる作品。 1974年、河出書房新社刊の初版。 佐野洋子の挿画も随所に入り、文章と絵の両方から時代の空気を感じられます。 家族や母娘を描いた物語、古い海外文学、佐野洋子の仕事に惹かれる方におすすめしたい一冊です。 【状態】並 帯に破れ・欠け・ヤケがあります。カバー全体にも経年によるヤケ、ヨレ、スレ、使用感があります。背にも日焼けが見られ、三方および本文には経年ヤケがあります。 書き込み・線引き・蔵書印はありません。欠ページ・落丁・製本の緩みはなく、読むうえでの支障はありません。 古書特有の紙のにおいがあります。1974年刊の本として、全体に経年感のある一冊です。
ドクトル・ジバゴ 第一部|パステルナーク/原子林二郎訳|時事通信社|単行本|古書
¥1,270
【第6版・函・帯・セロファンカバー】『ドクトル・ジバゴ 第一部』パステルナーク/原子林二郎訳|時事通信社|ロシア文学・愛と自由の物語|古書|単行本|1959/2/25発行 戦争と革命の荒波の中でも、人は愛を求め、生き抜こうとするものですね。 パステルナークの『ドクトル・ジバゴ 第一部』は、激動のロシアを舞台に、詩人であり医師でもある男の魂の軌跡を描いた不朽の名作です。 愛と信仰、理想と現実──そのはざまで揺れながらも、人間の尊厳を守ろうとする姿が胸に響きます。 この古書を手にしたとき、少し焼けた紙の香りに、当時の息づかいがまだ残っているように感じました。年月を経てもなお函・帯・ビニールカバーが揃った、丁寧に保たれた一冊です。 この作品をより深く味わうために、パステルナークの原作をめぐる知られざる実話を描いた『あの本は読まれているか』(ラーラ・プレスコット/東京創元社)も、ぜひ併せて読んでみてください。→ 海外文学>単行本 時代に翻弄されながらも“言葉を信じる力”が、きっと心に灯をともしてくれます。 ※1959年発行・第6版。函帯表紙角ヤケ・イタミ・シミ・セロファンカバー、三方ヤケ・シミ、書き込み・線引きなし、古書のにおい
本の虫 その生態と病理 絶滅から守るために|スティーブン・ヤング|アートン新社|単行本|古本
¥1,380
【良好・初版】『本の虫』スティーブン・ヤング|アートン新社|読書エッセイ・単行本・古本|2002年11月30日発行 「もう本は買わない」と思ったはずなのに、気づけばまた一冊増えている。 本好きなら、そんなことがありますよね。 『本の虫』は、本を読むこと、本を集めることをやめられない人たちの習性を、まるで生物を観察するように真面目に、そして少し可笑しく描いた一冊です。 本棚がいっぱいになることも、部屋のあちこちに本が積まれていくことも、「本の虫だから仕方ない」と思うと、なんだか少し気が楽になります。 私も読みながら、何度も「わかるなあ」と思いました。 本と暮らすことの愛しさや、少し困ったところまで、まるごと肯定してくれるような本です。読書が好きな方はもちろん、自分の本好きぶりを少し笑って受けとめたい方にもおすすめしたい一冊です。 状態は良好です。帯はありません。表紙カバーにスレ、小口・地にシミがあります。本文に書き込み・線引きはありません。古本のにおいはごくわずかです。 本に囲まれて暮らすことを、少しだけ誇らしく思わせてくれる一冊。気になる方に、そっと手に取っていただけたらと思います。
悲惨物語 兄の残酷・末期の対話|サド/澁澤龍彦訳|現代思想社|単行本|古本
¥1,680
【並】初版1976年2月28日|『悲惨物語 兄の残酷・末期の対話』サド/澁澤龍彦訳|現代思想社|単行本・古本 人の心の奥には、見ないふりをしてきた感情が沈んでいることがあります。 『悲惨物語 兄の残酷・末期の対話』は、そんな場所へ静かに手を伸ばしてくるような一冊です。 サドの作品らしく刺激の強い内容を含みますが、澁澤龍彦の訳は、ただ過激さだけを残すのではなく、その奥にある欲望や倫理の輪郭までくっきりと伝えてきます。 読み終えて気持ちが軽くなる本ではありません。 けれど、自分の中にある感情や矛盾を、無理にきれいに整えなくてもよいのだと思わせるような、重く静かな余韻があります。 私は、人の欲望や善悪について考え直したくなる時に、こういう本を棚に置きたくなります。 強い作品なので、静かな夜に少しずつ読み進めたい方におすすめです。 状態は並です。表紙カバーにヤケ・ヨレ・イタミがあり、天・小口・地には経年によるヤケとシミがあります。本文に書き込み・線引きはありません。古本として一般的な紙のにおいがあります。 経年感のある一冊ですが、この版、この訳で読みたい方へ。 状態をご理解いただいたうえで、丁寧に梱包してお届けします。
埋もれた青春|ダフネ・デュ・モーリア/大久保康雄訳|三笠書房|単行本|古本
¥1,580
【並】6版|1974/4/10|埋もれた青春|デュ・モーリア|三笠書房|古本|単行本 『埋もれた青春』は、デュ・モーリアらしい不穏さと、閉ざされた場所に漂う緊張が静かに続いていく一冊です。 荒涼とした土地、孤立した宿、そこで交わされる秘密。物語が進むほどに、逃げ場のない空気と、人の心の暗がりがじわじわと近づいてきます。 派手な怖さではなく、読んでいるあいだずっと胸の奥に影が残るような物語です。 古い単行本には、今の文庫とはまた違う時間の重なりがあります。 デュ・モーリアの作品を少しずつ集めている方や、静かな不穏さのある海外文学がお好きな方に、そっとおすすめしたい一冊です。 古本ならではの佇まいも含めて、ゆっくり味わっていただきたい本です。 ※帯表紙カバーヤケ・ヤブレ・ヨレ・シミ、三方ヤケ・シミ、書き込み・線引きなし、古本のにおい(一般的)、全体的に経年感あり
密告|ピエール・アスリーヌ/白井成雄訳|作品社|単行本|古本
¥1,250
良好|第1刷・2000/9/30|密告|アスリーヌ|作品社|文学|古本|単行本 『密告』は、偶然見つかった一通の手紙から、ナチ占領下のパリに残された記憶をたどっていく物語です。 著者ピエール・アスリーヌ自身の実体験をもとに書かれた初の長編小説で、事実を追うだけでは書ききれないものを、小説という形で差し出しています。 私がこの本を手に取ったのは、帯にあった 「私は、あの女を許すべきなのだろうか?」 という一行がきっかけでした。 誰かを裁くことはできても、赦すことは簡単ではない。 過去は本当に終わるのか。 その問いが、読み終えたあとも静かに残ります。 大きな出来事を声高に描くのではなく、人の記憶や沈黙の奥にあるものを、じっくり見つめる一冊です。 『朗読者』のように、戦争の記憶や個人の罪、赦しについて考える物語がお好きな方に、そっとおすすめしたい本です。 ※帯帯表紙ビニールカバー、三方ヤケほとんどなし、書き込み・線引きなし、古本のにおい(僅)、良好
ヘッセ全集3 春の嵐|ヘルマン・ヘッセ/高橋健二訳|新潮社|単行本|古本
¥1,160
良好・初版1982/6/15|春の嵐|ヘッセ|新潮社|古本|単行本 ヘッセの言葉は、胸の奥のざわつきを静かに整えてくれるんですよね。 強く前へ進めと言うのではなく、「そのままの自分で考えていい」と許してくれるような読後感があります。 気持ちが散らかる夜や、自分の輪郭を取り戻したいときに。もし今、静かな時間が必要なら、そっと開いてみませんか。 ※表紙カバー三方うっすらと経年のヤケ、書き込み・線引きなし、古本のにおい(一般的)、良好
愛について語るときに我々の語ること|レイモンド・カーヴァー/村上春樹訳|中央公論社|新書|古
¥890
『愛について語るときに我々の語ること』レイモンド・カーヴァー/村上春樹訳|短編集|中央公論社 古本|美品|6版 2020/3/31|9784124034998|新書版 「愛って、結局なんなんだろう」──そんな問いが、ふと胸に浮かぶことはありませんか。レイモンド・カーヴァーの短編集『愛について語るときに我々の語ること』は、日常の中に潜む“愛のかたち”を静かに描き出します。表題作では、夫婦が語り合う記憶や傷跡が、読者の心にそっと重なってくるんです。 私自身、この本を読んだとき「愛は答えがないからこそ、悩んでしまう。でも、その不器用さにこそ希望があるのかもしれない」と気づかされました。読み終えたあと、大切な人や自分自身を、もう一度見つめ直したくなるんです。 最近、心の奥がざわついている方や、人との距離に迷っている方に、そっと手渡したい一冊。もし今、あなたの心にこの言葉が響いたなら──静かな時間に寄り添わせてみてくださいね。 ※表紙カバー、三方ヤケなし、書き込み・線引きなし、古本のにおい(僅)、美品
緩やかさ|ミラン・クンデラ/西永良成訳|集英社|単行本|古本
¥1,350
【良好・初版】『緩やかさ』ミラン・クンデラ|哲学的文学と静かな癒し|集英社|古本・初版・状態良好|ISBN9784087732347|単行本 ≪初版≫ 1995/10/10 発行 心のなかが少し慌ただしい日って、ありませんか? 朝の支度、メールの返信、頭の中の「やらなきゃ」でいっぱいになる日常。そんな時こそ、ふと立ち止まってみたくなる一冊があります。 ミラン・クンデラの『緩やかさ』は、パリ郊外の古城で起こる一夜の愛の物語を軸に、18世紀の騎士と現代人の姿を静かに重ね合わせて描かれています。時間の流れそのものをテーマにした、不思議な優しさを湛えた小説です。 この本を初めて手に取った時、私は「立ち止まることは、怠けることじゃないんだ」と気づかされました。 物語が、まるで詩のようにゆるやかに語られていて、読みながら肩の力がすっと抜けていったのです。 読後には、何かを成し遂げたような達成感よりも、ただ「生きていていいんだ」という、静かな安堵が胸に広がりました。 最近、心が少しせわしなく感じている方── 何もせず過ごす時間に罪悪感を覚えてしまう方へ。 この一冊が、あなた自身の「心の時間」を思い出させてくれるかもしれません。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら── そっと、ページをめくってみてくださいね。 本の持つやさしさが、必要な誰かに届きますように──心から、そう願っています。 ※帯表紙カバースレ、三方うっすらとヤケ、書き込み・線引きなし、古本のにおい(僅)、良好
スイマーズ|ジュリー・オオツカ/小竹由美子訳|新潮クレストブックス|単行本|古本
¥1,680
スイマーズ |初版| 帯付| ジュリー・オオツカ |新潮クレスト・ブックス|古本| 美品 水の中にいるときだけ、世界との距離が少しやわらぐ。そんな感覚を思い出させる一冊です。 『スイマーズ』は、地下の市民プールに集う人々の日常と孤独、そして記憶の揺らぎを静かに描いた文学作品です。 過食、失業、認知症といった現実を抱えながらも、「泳ぐ」という行為が小さな避難所になっていく感覚が丁寧に綴られます。 “わたしたち”という声の重なりが不思議な余韻を残し、読み終えたあとには、今ここにある時間の大切さが静かに胸へ残ります。 派手な展開より、文体や空気感を味わいたい方へ。 ゆっくり読書したい夜におすすめしたい一冊です。 ※帯表紙カバー、三方ヤケなし、書き込み・線引きなし、古本のにおい(僅)、美品
フランクル著作集1 夜と霧|ヴィクトール・E・フランクル/霜山徳爾訳|みすず書房|単行本|古書
¥1,200
『夜と霧』フランクル著作集1|みすず書房|霜山徳爾訳|函帯付古本|第13刷 言葉に救われたいときに、すぐ答えをくれる本ではなく、生きることの意味を静かに問い直させてくれる一冊です。古い版の佇まいごと手に取っていただけます。 ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』は、ナチス強制収容所での体験を、精神科医である著者が記録した一冊です。 こちらは、みすず書房「フランクル著作集1」として刊行された霜山徳爾訳の単行本で、1968年13刷、函入り・帯付き。 本文に加え、収容所内の写真を含む図版15枚を収録しています。 極限の記録でありながら、中心にあるのは「人間がなお生きる意味をどう受け取るか」という静かな問いです。 戦争記録、心理学、思想、人間理解に関心のある方に。 経年のヤケやシミはありますが、通読に支障はありません。 古本のため、在庫はこの一冊限りです。古いみすず書房版の佇まいを含めて、手元に置きたい方におすすめします。 ※函・帯・天小口にヤケ・シミ、表紙ビニーカバー、見開きヤケ、古書特有の紙のにおい、並品 ◆当店では、池田香代子訳『夜と霧 新版』も取り扱っています。 旧訳との違いや、解説・写真図版を含むそれぞれの特徴については、ショップ内BASEブログ「二つの『夜と霧』――池田香代子訳『新版』と霜山徳爾訳を比べてみました」でご紹介しています。
ペイネ 愛の本|レモン・ペイネ絵/串田孫一 解説|みすず書房|単行本|古本
¥1,500
『ペイネ・愛の本』レイモン・ペイネ|みすず書房|良好|古本|第25刷 少し疲れた日に、愛をむずかしい言葉ではなく、やわらかな絵で受け取りたいときに。ペイネの恋人たちが、ささやかな気持ちをそっと思い出させてくれる一冊です。 レイモン・ペイネ『ペイネ・愛の本』は、みすず書房から刊行された愛の絵本です。 こちらは2023年10月10日発行の第25刷、串田孫一による解説付き。 恋人たちの小さな喜び、すれ違い、待つ時間、贈る気持ちが、ペイネらしい繊細でユーモラスな線で描かれています。 白い表紙に淡い絵が映えるハードカバーで、本棚に置いておきたくなる一冊です。 恋愛の本としてだけでなく、言葉にしにくい気持ちを整える大人の絵本としても楽しめます。古本ですが本文はきれいで、状態もおおむね良好です。 古本のため、在庫はこの一冊限りです。静かな贈りもののような本を探している方に、そっとおすすめします。 ※中古品として良好です。カバー表面・角スレ、ヤケはほとんど見当たらず。書き込み・線引きなし、古本のため軽い保管感はあります。古本のにおい(軽)
ソーネチカ|リュドミラ・ウリツカヤ/沼野恭子訳|新潮クレストブックス|単行本|古本
¥1,280
ソーネチカ|リュドミラ・ウリツカヤ|新潮クレストブックス|単行本|古本|通販 静かな余韻を味わいたいときに、ひとりの女性が本と家庭を支えに生きる時間へ。声高な励ましではなく、日常のなかにあるやさしさと幸福を静かに見つめたい日に、手元に置きたい一冊です。 読書を愛し、本の世界に安らぎを見いだしてきた女性ソーネチカ。結婚、家庭、愛と喪失を通して、ひとりの人間が人生をどのように受け止めていくのかを描く中編小説です。 リュドミラ・ウリツカヤの穏やかな視線と、沼野恭子さんによる訳文が、ソ連時代の暮らしや芸術、人の心の機微を静かに伝えます。 新潮クレストブックス、2017年発行の第10刷。 派手な展開より人物の気配を味わう海外文学を探す方、献身や幸福について急がず考えたい方へ仕入れました。落ち着いた装丁も本棚になじむ単行本です。 古本のため、在庫はこの一冊限りです。静かな海外文学を今の読書時間に迎えたい方へ、そっとおすすめします。 ※帯ナシ、表紙カバー・スレ、三方ヤケほとんどなし、書き込み・線引きなし、古本のにおい(僅)、良好
palmstories あなた|津村記久子・岡田利規・町田康・又吉直樹・大崎清夏|palmbooks|単行本|古本
¥1,600
【美品・初版】『palmstories あなた』津村記久子・岡田利規・町田康・又吉直樹・大崎清夏|掌篇アンソロジー|palmbooks|古本・初版 寸法 : 11 x 2 x 13.7 cm (てのひらサイズです) ISBN9784910976013 ふと誰かの「あなた」という言葉を聞いたとき、胸の奥があたたかくなる。そういう瞬間、あなたにもありますか? 『palmstories あなた』は、津村記久子さん、岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さん──五人の作家が、「あなた/きみ」を巡る小さな物語を手のひらサイズで届けてくれる掌篇集です。 閉店間近の雑貨店の風景、慣れない場所での心のざわめき、言い訳のような日常、行列での静かな観察…。 どの話も大きな事件は起こらずとも、読んでいると「こんな風に感じたことがあったな」と思い出させてくれました。 当店がこの本を仕入れたのは、「日常のささやかな瞬間が、人を形作る」ということを思い出したかったから。 手のひらに収まるサイズだから、持ち歩いたり、寝る前にひらいたり、小さな「あなた」をそっと受け止める時間になると思います。 読後には、人と人との繋がり、言葉にできない気持ちを受け止めた自分を、少し誇らしく思えるような余韻が残るでしょう。 最近、心が少し孤独を感じたり、小さな温もりを欲している方へ。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くのであれば──そっと、ページをめくってみてくださいね。 ▶まだ古本ではあまり見かけない一冊。 だからこそ、この出会いは、ささやかだけれど確かな偶然かもしれません。 もし心にふれるものがあれば──どうぞ、そっと手に取ってみてください。 ※帯・表紙・カバー、三方ヤケほとんどなし、書き込み・線引きなし、古本のにおい(僅)、美品
どきん 谷川俊太郎少年詩集|谷川俊太郎|理論社|単行本|古本
¥1,580
【良好・第29刷・理論社】『どきん』谷川俊太郎 少年詩集|初版・理論社|ことばに心が揺れる詩集 日常の中で、ふと心が「どきん」と動く瞬間ってありませんか? 谷川俊太郎さんの詩集『どきん』には、そんな気持ちを呼び覚ますことばの魔法が詰まっています。 日々の風景や感覚を、軽やかなリズムにのせて描くことで、忘れていた“感じる力”がそっと蘇るよう。 私自身、声に出して読んでみたとき、その響きの楽しさに思わず笑ってしまいました。 子どもと一緒に声に出して読んでも、ひとり静かにページを開いても、言葉が心を解きほぐし、やさしい時間をもたらしてくれる詩集です。 ちょっと疲れた日、感性を取り戻したいとき──。 どうぞ『どきん』と一緒に、小さな心のときめきを見つけてみてくださいね。 ※【良好】ハードカバー/表紙カバ・スレヨレ、三方ヤケほとんどなし、書き込み・線引きなし、古本のにおい(軽)
ピンチランナー調書|大江健三郎|新潮社|単行本|古本
¥1,160
【初版・並】『ピンチランナー調書』大江健三郎|新潮社|現代文学・父と息子の物語|古本|単行本|1976/10/20発行 「生きること」は、思い通りにならないからこそ、美しいのかもしれません。 大江健三郎の『ピンチランナー調書』は、障がいをもつ息子とともに生きる父親の苦悩と再生を描いた作品。 現実と幻想が交錯する文体の中に、他者を理解しようともがく人間の真摯な姿が浮かび上がります。 この本を開くたびに、絶望の奥にかすかな希望の灯りを見つける感覚があります。大江文学らしい重厚さと優しさが、心に静かに沁みてくるのです。 自分の弱さに向き合いたい方へ、そして「家族」を考えるすべての方へ。 もし今、言葉にできない思いを抱えているなら──この一冊を手に取ってみてくださいね。 あわせて『私という小説家の作り方』『万延元年のフットボール』『「雨の木」を聴く女たち』『個人的な体験』など、柚香の森の棚に並ぶ大江作品も、ぜひ一緒に読んでみてください。 ※1976年初版。帯・表紙カバヤケ・スレ、天ヤケ・シミ、書き込み・線引きなし、古本のにおい(一般的)
谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡|谷崎潤一郎・渡辺千萬子|中央公論社|単行本|古本
¥1,070
【初版・帯付】『谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡』|中央公論社|日本文学・文豪の愛の書簡集|古本|単行本|ISBN9784120031128 時代を超えても、手紙というものは人の心をまっすぐに映します。 『谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡』は、文豪・谷崎潤一郎と、その生涯に深く関わった女性・渡辺千萬子との書簡を収めた一冊。文芸の香りとともに、二人の心の機微が丁寧に綴られています。 この本を手に取ったとき、封を切る前の手紙のように、紙の奥に残る温度を感じました。恋と尊敬、依存と自立──そのあわいに生きたふたりの姿から、「愛するとは何か」を静かに考えさせられます。 人の心の奥に潜む思いを見つめたい方へ。 もし今、誰かに言葉を届けたい気持ちがあるなら──この往復書簡を、そっと開いてみてくださいね。 ※2001年初版 帯、表紙カバ経年のヤケ・スレ、書き込み・線引きなし、古本のにおい(一般的)
だいちょうことばめぐり|朝吹真理子|河出書房新社|単行本|古本
¥1,280
【良好・2021年初版】『だいちょうことばめぐり』朝吹真理子|歌舞伎と記憶のエッセイ|河出書房新社|古本|単行本|2021/1/30発行 暮らしの中でふと立ち止まる瞬間、心にやわらかな余韻が広がることがあります。『だいちょうことばめぐり』は、そんな時に寄り添ってくれる一冊です。 作家・朝吹真理子さんが、歌舞伎の言葉を手がかりに、記憶や感情をそっとほどいていくエッセイ。銀座の街の気配や古典の響き、そして花代さんの幻想的な写真が重なり合い、読む人を静かな夢の中へ誘います。 わたし自身も読みながら、不意に忘れていた記憶がよみがえり、涙がにじんでしまう瞬間がありました。言葉がこんなにもやさしく心を揺らすのかと、あらためて気づかされました。 日常に小さな詩を見つけたい方へ。もし今、この本が気になったなら──どうぞ、静かにページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレや経年感はありますが、本文はきれいです。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
さかだち日記|中島らも|講談社|単行本|古本
¥1,380
さかだち日記 |中島らも| 初版 1999| 講談社| 帯あり| 古本|単行本 『さかだち日記』は、中島らもが断酒の日々や仕事、仲間との時間を、飾らず、力みすぎず書いた一冊です。笑えるのに、それだけでは終わらず、弱さや疲れ、生きている人の体温があとから静かに残ります。 元気を出すための本というより、うまく元気になれない日に手に取りたい本として仕入れました。 90年代末の空気をまとった日記・エッセイとしても味わいがあります。 説教ではない言葉で少し肩の力を抜きたい方へ。 ※帯、天・小口・地に若干のヤケ・汚れ、背表紙ヤケ、書き込み・線引きなし、においは古本特有の紙のにおい
破壊しに、と彼女は言う|マルグリット・デュラス/田中倫郎訳|河出書房新社|単行本|古本
¥50
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【良好・再版】『破壊しに、と彼女は言う』マルグリット・デュラス|仏文学・壊す衝動|河出書房新社|古本 ISBN9784309717179 「すべてを壊してしまいたい」── そんな衝動に、ふと心がゆらいだことはありませんか? マルグリット・デュラスの『破壊しに、と彼女は言う』は、張りつめた空気の中に“壊す”という行為の意味をそっと沈めた物語。 ホテルに集う男女の会話は、現実と幻想のあわいを揺らめきながら、読む人の深層に静かに波紋を広げていきます。 私もこの作品を読んで、「壊すこと」がときに“生き直すこと”につながるのかもしれない──そんな思いが胸に残りました。 秩序に息苦しさを感じている方、自分の中の衝動と向き合いたい方へ。 ページの余白に満ちる沈黙の声に、耳を澄ませてみてくださいね。 あなたは、どんな場面で「壊したい」と思ったことがあるでしょうか。 ※良好な状態の古本です。河出書房新社/1985年再版/ソフトカバー・ビニールカバー付き。経年に伴う軽いスレやヤケはありますが、本文は通読に支障なくきれいです。丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。 <マルグリット・デュラスについて> マルグリット・デュラス(1914-1996)は、ベトナム・サイゴン生まれのフランス作家・映画監督です。過酷な幼少期を経てフランスで学び、数々の話題作を発表。自伝的小説『愛人/ラマン』でゴンクール賞を受賞し、世界的な名声を得ました。「ヌーヴォー・ロマン」の作家と評されつつも、その枠にとどまらず、女性の生や愛、社会の抑圧を鋭く描き出す独自の作風で、20世紀フランス文学を代表する存在となりました。1996年、パリでその生涯を閉じました。