ようこそ、物語の森へ。
『柚香の森(ゆこうのもり)』は、心にそっと寄り添う文芸書を中心に扱う、小さな古本のオンライン書店です。
一冊の本が、あなたの心に小さな灯りをともすことがありますように──
そんな想いで、一冊一冊を丁寧に選び、お届けしています。
📦お届けなどの詳細についてはINFORMATIONページへ
読書が、心の灯りになりますように…。
日本読書療法学会会員として、“読むことが癒しにつながる”時間を大切にしています。
つらいとき、言葉にできない想いを抱えたとき、
本の中の誰かが、あなたの代わりに泣き、笑い、立ち上がってくれることがあります。
どうぞこの森で、そんな一冊に出会ってくださいね🌳
あなたの心に、やさしい物語がそっと寄り添いますように…。
今日も、『柚香の森』に来てくださってありがとうございます。
ゆっくりと、本との時間をお楽しみください。
三島由紀夫短篇全集2 夜の支度 (講談社) 三島由紀夫
¥1,320
【良好】初版|1971/2/20|夜の支度|三島由紀夫|短篇集・心理|講談社|古本 人の感情が少し騒がしく見える日には、かえって三島由紀夫の短篇が、心を澄ませてくれることがあるんですよね。 『夜の支度』は、戦後まもない時期の三島文学の熱と緊張をたたえた短篇集で、美しさ、残酷さ、虚栄、孤独が、短い物語の中に鋭く凝縮されています。 読むときの自分の心の状態によって、劇薬にも清涼剤にもなる。その両方をこの第2巻がよく含んでいると感じ、仕入れました。 人間関係の機微や、言葉にならない競り合いに疲れた方、三島文学の核を短篇から辿りたい方におすすめです。 講談社版ならではの静かな造本も含めて、紙でゆっくり味わっていただきたい一冊です。 ※函・帯あり。函角スレとイタミ、経年ヤケ、ところどころシミ、古本のにおい、ビニールコーティング個体です。三島文学の初期短篇を紙で味わいたい方、心理描写や戦後文学に惹かれる方に。送料込みでお届けする初版古本・講談社古書です。
東西不思議物語(毎日新聞社) 澁澤龍彦
¥1,620
【良好】2版|1977年|東西不思議物語|澁澤龍彦|幻想文学・博物誌|毎日新聞社|古本 現実の輪郭が少し固く感じられる日に、こういう本は、心を別の場所へそっと連れ出してくれるんですよね。 『東西不思議物語』は、澁澤龍彦が古今東西の怪奇、幻想、伝承の断片を、美意識と教養をたたえた言葉で辿ってゆく一冊です。 なかでも毎日新聞社版のこの装丁には、内容そのものと響き合う妖しく静かな気配があり、本という物の魅力まで含めて手元で味わいたくなります。 幻想文学や博物誌、創作の源泉を探している方には、とてもよく似合います。 説明しきれないものに惹かれる気持ちを、安心して持っていてよいのだと教えてくれる本です。 急がず、静かに出会っていただけたらうれしいです。 ※帯つきですが、表紙・天小口地にヤケ、シミ、汚れがあり、本文にも点在するシミがあります。古本特有のにおいは明確にありますが、強い刺激臭ではありません。状態は写真とあわせてご確認ください。
ヘヴン(講談社) 川上未映子
¥1,100
【良好・初版】2009/9/1|ヘヴン|川上未映子|講談社|古本 読むのに気力がいる本なのに、なぜか手放せない本があるんですよね。 『ヘヴン』は、少年の痛みと孤独をまっすぐ見つめながら、いじめや救い、善悪のありかまで静かに問いかけてくる長編です。 やさしい物語ではありません。でも、その厳しさの奥に、目をそらさず生きるための言葉がたしかに残ります。 川上未映子さんの作品のなかでも、とくに読む人の心を深く揺らす一冊だと思います。 今回のお品は本文はきれいですが、帯・表紙のスレ、天小口地のヤケとシミ、古本のにおいがあります。状態よりも内容を大切に、初版単行本で読みたい方へ。 静かに受け止めたい日に、手に取ってみませんか。 ※帯・表紙にスレとヤケ、天・小口・地にヤケとシミがあります。本文はきれいで、通読に問題はありません。においは古書臭(軽)がある状態です。
黄色い雨 (ヴィレッジブックス) フリオ・リャマサーレス/木村榮一訳
¥2,980
【美品寄り・3版】2007/10/18|黄色い雨|木村榮一訳|ヴィレッジブックス|古本 誰にも見られないまま、静かに朽ちていくものに心が引かれる日があるんですよね。 『黄色い雨』は、廃村にひとり残された老人の時間を通して、孤独や喪失、記憶の重みを、息をひそめるような文章で描いた小説です。 派手な出来事で引っぱる本ではありません。 でも、その静けさの奥にあるものがあまりに深く、読み終えたあと、自分の内側の沈黙まで照らされるような読後感があります。 私は、ヴィレッジブックス版のこの装丁と、木村榮一さんの透徹した訳文に惹かれて仕入れました。 急いで読む本ではなく、言葉の気配をゆっくり受け取りたい方、孤独や時間について静かに考えたい方に、お迎えいただけたらうれしいです。 ※帯あり。表紙にごくわずかなスレはありますが、ヤケはほとんどなく、本文・小口ともにきれいな状態です。匂いは古書臭ではなく紙のにおい程度で、目立ったにおいはありません。
インヴィジブル (新潮社) ポール・オースター/柴田元幸訳
¥2,180
【良好・初版】2018/9/25|インヴィジブル|ポール・オースター|新潮社|古本 人は、自分の人生をどこまで本当に語れるのだろうt…。そんな問いが、読みはじめてほどなく胸に残る本です。 『インヴィジブル』は、暴力、愛、記憶、そして語りの曖昧さが幾重にも重なり、事実だと思っていたものが静かに揺らいでいく長編小説です。 私は、読み終えたあとに物語の中身だけでなく、自分の記憶の輪郭まで確かめたくなるところに惹かれて仕入れました。 ポール・オースターらしい知的な仕掛けがありながら、決して冷たくはなく、人間の弱さや孤独にも深く触れてきます。 考えながら読む本が好きな方、読後もしばらく物語の気配を抱えていたい方に、そっとおすすめしたい一冊です。 ※帯あり。帯と表紙にスレがありますが、本文はきれいで、小口・天・地のヤケはほとんどありません。においは古書臭ではなく古本のにおい(軽)です。
雪のひとひら (新潮社) ポール・ギャリコ/矢川澄子訳
¥1,280
【良い・初版】1975/11/5|雪のひとひら|ポール・ギャリコ|新潮社|古本 生きていると、うれしいことだけではなくて、別れやさびしさまで抱えながら前へ進む時期がありますよね。 『雪のひとひら』は、ひとつの雪が生まれ、愛し、出会い、別れ、そして自分の生の意味にたどり着くまでを、静かに見つめる物語です。 私はこの本の、やさしさの奥にある凛とした強さに惹かれて仕入れました。 読むほどに、人生の出来事にはすぐ言葉にならない意味があるのだと、そっと教えられるんです。 ポール・ギャリコと矢川澄子の組み合わせならではの、澄んだ美しさも格別です。立ち止まりたい夜に、長く手元に置く一冊として迎えてみませんか。 ◆新潮社は本作を、自然の姿に託して女性の人生を綴る物語として紹介しています。 ※ビニールカバー・帯付きです。本文はきれいですが、表紙背・天・小口・地に経年のヤケがあります。そのため古本らしいにおいがあります。
おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う (小学館) ガブリ・ローデナス/宮崎真紀訳
¥1,080
【非常に良い】初版|2021/2/27|おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う|小学館|古本 人生が少しずつ自分から遠のいていくように感じる日って、あるんですよね。 そんなとき、この物語は静かに肩をたたいてくれます。 90歳のマルおばあちゃんが、青い自転車でまだ見ぬ孫を探しに旅へ出る――その道のりは、家族を探す旅であると同時に、自分の人生をもう一度抱きしめ直す旅でもあります。 私はこの本の、結論を急がず、人との出会いのなかで少しずつ心がほどけていく感じが好きで仕入れました。 哲学寓話のようなやさしさがあり、立ち止まりたい方、疲れた心をあたためたい方におすすめです。 夜更けに、ゆっくり読んでみませんか。 ※帯付きで全体に非常にきれいな状態です。本文も良好で、小口のヤケもほとんど見られません。においは古本のにおい(軽)です。
愛の夢とか(講談社)川上未映子
¥1,480
【非常に良い】初版|2013/3/29|愛の夢とか|川上未映子|短篇集|講談社|古本 うまく言葉にできない気持ちほど、ほんとうは長く心に残るものかもしれません。 『愛の夢とか』は、日々のなかにひそむ孤独や親しさ、記憶のゆらぎを、川上未映子らしいやわらかな鋭さで掬いあげる短篇集です。 結末を急がず、読んだあとに自分の過去をぼんやり振り返りたくなる余韻があり、その静けさに私は強く惹かれました。 効率や正解ばかりが先に立ちやすい今だからこそ、少し立ち止まって、自分の感情の奥を見つめたい方に手渡したい一冊です。 2013年刊、谷崎潤一郎賞受賞作。 夜にひらく読書として、そっと迎えてみませんか。 ※帯二重・受賞帯付きで、全体に美品と言える状態です。表紙にごく軽いスレはありますが、本文・小口はきれいです。においは強い古本臭ではなく、紙の香りがふわっと残る程度です。
緩やかさ(集英社)ミラン・クンデラ
¥1,350
【良好・初版】『緩やかさ』ミラン・クンデラ|哲学的文学と静かな癒し|集英社|古本・初版・状態良好|ISBN9784087732347 ≪初版≫ 1995/10/10 発行 心のなかが少し慌ただしい日って、ありませんか? 朝の支度、メールの返信、頭の中の「やらなきゃ」でいっぱいになる日常。そんな時こそ、ふと立ち止まってみたくなる一冊があります。 ミラン・クンデラの『緩やかさ』は、パリ郊外の古城で起こる一夜の愛の物語を軸に、18世紀の騎士と現代人の姿を静かに重ね合わせて描かれています。時間の流れそのものをテーマにした、不思議な優しさを湛えた小説です。 この本を初めて手に取った時、私は「立ち止まることは、怠けることじゃないんだ」と気づかされました。 物語が、まるで詩のようにゆるやかに語られていて、読みながら肩の力がすっと抜けていったのです。 読後には、何かを成し遂げたような達成感よりも、ただ「生きていていいんだ」という、静かな安堵が胸に広がりました。 最近、心が少しせわしなく感じている方── 何もせず過ごす時間に罪悪感を覚えてしまう方へ。 この一冊が、あなた自身の「心の時間」を思い出させてくれるかもしれません。 もし今、あなたの中にこの本の言葉が響くなら── そっと、ページをめくってみてくださいね。 本の持つやさしさが、必要な誰かに届きますように──心から、そう願っています。 ※良い状態の古本です。小口、天に経年のヤケとカバーにわずかなスレが見られますが、本文はきれいで、紙の質感にも味わいがあります。丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。
犯罪小説集(集英社文庫)谷崎潤一郎
¥480
【良好・2版】『犯罪小説集』谷崎潤一郎|耽美と心理のミステリー短編集|集英社文庫|古本・状態良好 心の奥には、言葉にできない影のような感情が潜んでいることがあります。 それにそっと光を当てるように、この本は静かに語りかけてきます。 『谷崎潤一郎 犯罪小説集』は、日常の隙間に潜む狂気や欲望を、耽美的な筆致で描いた短編集。 現代ミステリーとは一味違う、ゆるやかで、でも確かに胸を打つ“心の揺らぎ”がそこにあります。 柚香の森がこの本を仕入れたのは、ただの「犯罪小説」ではなく、人間の奥深さや、闇に潜む美しさを丁寧に描いていたから。 読後には、不思議と静けさと余韻が残ります。 ミステリーが好きな方にも、普段あまり読まない方にも──。 もし今、あなたの心の中に小さなざわめきがあるなら、そっとこの本を手に取ってみてください。 きっと、思いもよらぬ感情と出会えるはずです。 影があるからこそ、美しさが引き立つこともあります。 どうぞ静かな夜に、この物語の深みに触れてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレが見られますが、本文はきれいです。
完璧な病室(中公文庫)小川洋子
¥600
【良好・初版】『完璧な病室』小川洋子|短編集・初期代表作|中公文庫|古本・初版良好|ISBN9784122044432 ≪初版≫ 2004/11/25発行 ときどき、日常の片隅で説明のつかない「違和感」に心がとまることはありませんか。 小川洋子さんの『完璧な病室』は、そんな不思議な感覚に静かに寄り添ってくれる短編集です。 表題作では、病に冒された弟と姉、そして医師との関わりを通して、生と死の境い目にある繊細な心が描かれています。 他にも「揚羽蝶が壊れる時」「冷めない紅茶」「ダイヴィング・プール」など、透明感のある文体で人の心の奥に触れていく作品が収められています。 私自身、この本に出会ったとき、何気ない日常の中に潜む「見過ごしていたもの」を見せてもらった気がしました。 読後には、不安や迷いさえもやわらかく抱きしめてくれるような余韻が残ります。 最近、心がざわついている方へ。もし今、この世界に耳を澄ませたいと思われたなら──どうぞ静かにページを開いてみてくださいね。 ※経年によるヤケがありますが、カバー・本文ともに良好な状態です。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けします。スマートレター(追跡なし)にて発送いたします。
私の消滅(文藝春秋)中村文則
¥1,000
【非常に良い・初版】『私の消滅』中村文則|記憶と心理の長編小説|文藝春秋|古本・初版 ≪初版≫2006/6/20発行 「私は本当に“私”なのだろうか」── そんな問いが、ふいに胸をよぎることがあります。 中村文則さんの長編小説『私の消滅』は、記憶と人格のあわいをたどる、静かで緊張感のある物語。 記憶に欠落を抱える女性と、心療内科医との対話の中で、真実がゆっくりと浮かび上がっていきます。 この本を仕入れたのは、自分の過去や心の奥に向き合う勇気をくれる一冊だから。 読み進めるうちに、自分自身の中に眠っていた「見たくなかった部分」にも、そっと光を当てられるような感覚がありました。 心がざわついている方、何かを見失っているように感じている方へ。 この物語は、きっと静かに寄り添ってくれます。 もし今、あなたの中に何か小さな違和感を感じているのなら── その気持ちのまま、ページをめくってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともに目立つ傷みはなく、きれいに保たれています。初版・帯付き・ハードカバー版。 ▶中村文則さんをもっと知りたい方は ショップブログ>2025/9/18 をご覧ください。
破局(早川書房)デュ・モーリア/吉田誠一訳
¥1,540
【非常に良い・初版】『破局』ダフネ・デュ・モーリア|心理短編集・孤独と運命|早川書房|古本・初版・状態良好|ISBN9784152087270 ≪初版≫2006/5/31発行 心の中に言葉にしづらい影を抱えること、誰にでもありますよね。 デュ・モーリアの短編集『破局』には、そんな影にそっと触れてくれる物語が収められています。 6つの物語には、孤独や不安、そして突然訪れる運命の転換が描かれています。予測できない展開と、人物の心理を細やかにとらえる筆致は、読んでいるうちに自分自身の気持ちと重なる瞬間を生み出してくれるのです。 当店がこの本を手選んだのは、「影を抱えたままでも生きていける」と優しく教えてくれるように感じたからなんです。 読み終えた後は、心に残る余韻が不思議と慰めになりました。 最近、気持ちがざわつく方や、自分の心の奥をそっと見つめ直したい方へ。 もし今、この本の静かな響きがあなたに届くなら──どうぞページを開いてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、書き込みや汚れはございません。 <ダフネ・デュ・モーリアについて> ダフネ・デュ・モーリア(1907-1989)は、20世紀を代表するイギリスの作家。芸術家一家に生まれ、1931年にデビュー。代表作『レベッカ』は世界的成功を収めた。生涯の大半をコーンウォールで過ごし、独特の幻想的な作風で知られる。
小公女(新潮文庫)ランシス・ホジソン・バーネット
¥550
【非常に良い・5版】『小公女』フランシス・ホジソン・バーネット|名作児童文学|新潮文庫|古本・非常に良い|ISBN9784102214039 ≪5版≫2021/2/5発行 ときには、思いもよらない苦しみが降りかかることがあります。けれどその中でも「心まで奪われてはいけない」と教えてくれる物語があります。 フランシス・ホジソン・バーネットの『小公女』は、少女セーラが過酷な境遇にありながらも、勇敢さと想像力、そして人を思いやる心を失わずに生き抜く物語です。読むたびに、人の強さややさしさに胸を打たれます。 私がこの本を仕入れたのは、子どものころに読んで涙した記憶が、今も心に残っているからでした。大人になった今読むと、困難の中でなお輝きを放つセーラの姿が、自分を励ましてくれるのです。 人生のどこかで立ち止まっている方へ──。 もし今、心に小さな勇気が必要だと感じているなら、どうぞこの本をひらいてみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで、目立つ傷みはありません。 丁寧にクリーニングし、やわらかく包んでお届けいたします。
TIMELESS(新潮社)朝吹真理子
¥580
【良好・初版2018年】『TIMELESS』朝吹真理子|現代文学・家族小説|新潮社|古本・良好・初版2018|ISBN9784103284635 ≪初版≫2018/6/30発行 「恋愛も結婚も、必ずしも“ふつう”でなくていいのでは」──そんな問いかけに、立ち止まったことはありませんか。 朝吹真理子さんの『TIMELESS』は、恋愛感情を伴わずに結ばれた夫婦とその子の物語です。 高校の教室から広島、銀座、そして未来の奈良へと舞台は移り変わり、時間や記憶が静かに重なり合っていきます。 読みながら、私自身「普通」や「正しさ」にしばられていた心が、少しずつほぐれていくように感じました。 ページを閉じたあとに残るのは、“自分らしく生きてもいい” というやわらかな安堵感です。 最近、生きづらさを感じている方へ。 大切な人との関わりに迷うとき、静かに寄り添ってくれる一冊です。 もし今、この言葉が胸に響くなら──どうぞそっとページをめくってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。カバーに軽いスレがありますが、本文はきれいです。
私はあなたの記憶のなかに(小学館文庫) 角田光代
¥490
【良好】初版|2020/10/11|私はあなたの記憶のなかに|角田光代|短編集|小学館文庫|古本 忙しい毎日ほど、結末へ急がない物語が恋しくなるんですよね。 『私はあなたの記憶のなかに』は、読み終えたあとに自分の過去をぼんやり振り返りたくなる短編集です。 誰かを思い出す気持ち、言えなかった言葉、うまく整理できない感情が、静かに胸の奥へ沈んでいきます。 効率重視の時代に、あえて人を立ち止まらせる文学だと思い、柚香の森に迎えました。 表紙にスレはありますが、背の割れは見当たらず、本文もきれい。匂いも古書臭は強くなく、紙の匂いが中心(軽)です。 夜のひと息に、そっと頁を開いてみませんか。
スタインベック短編集 (新潮文庫) スタインベック/大久保康雄訳
¥50
SOLD OUT
【良好】69刷|2005/1/20|スタインベック短編集|新潮文庫|古本 忙しい日々のなかで、言葉の手触りが少し荒いくらいの物語に、かえって救われる夜があるんですよね。 本書は『菊』を含む13編。 農場や土地の匂い、人の感情の昂り、自然との距離が静かに迫ってきます。新潮文庫のこの訳は、いまの読みやすさとは別の「クラシックな味わい」が残っていて、スタインベックの無骨さに合うと感じて仕入れました。 表紙にヤケとスレ、小口にわずかなヤケがありますが、本文はきれいで、匂いも古書臭は強くなく紙の匂いが中心(軽)です。 深呼吸したい方、薄い毒気も受け止められる方へ。 無理なく、気が向いたときにどうぞ。 ※本文はきれいで通読に支障はありません。ただし表紙にヤケ・スレ、小口にわずかなヤケがあります。匂いは古書臭は強くなく紙の匂い中心(軽)です。
サキ短篇集(新潮文庫) サキ/中村能三訳
¥480
【良好】第67刷2020/9/20|サキ短篇集|サキ|新潮文庫|風刺|古本 笑ってしまった直後に、胸の奥がひやりとする。そんな読書が、ときどき必要なんですよね。 サキの短篇は、軽やかな会話と皮肉のきいた転調で、人間の見栄や残酷さをさらりと浮かび上がらせます。短いのに、読み終えると景色が少しだけ変わる。 私はその「切れ味の良さ」に惹かれて仕入れました。 忙しい日でも一話で区切れて、思考の渋滞がすっとほどけます。 気持ちを切り替えたい夜、静かな刺激がほしい方へ。 よろしければ、次の一話を枕元に置いてみませんか。 ※全体に良好で、カバー・帯、本文ともにきれいです。ただ表紙に若干のスレがあります。目立つ傷みは確認できません。古本のにおいは軽めに感じます(弱)。
ジョゼと虎と魚たち(角川文庫)田辺聖子
¥550
【良好】43版|2020/5/15|ジョゼと虎と魚たち|田辺聖子|角川文庫|古本 一つのお話を読み終えたあと、胸の奥に小さな灯りが残る。そんな短篇が好きな方に、この一冊をそっと手渡したいんです。 田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』は、表題作だけでなく、仕事や恋、孤独や希望を抱えた大人の女性たちが登場する短篇集。 軽やかなのに、ふいに核心を突いてくる――田辺聖子らしさが、ぎゅっと詰まった珠玉の短篇集です。読み疲れた夜でも、短い一篇が気持ちを整えてくれますよ。 本品は本文とてもきれいで全体に良好。カバーはアニメ映画カバーと通常カバーの2種付き、カドフェス2020帯も残っています。匂いは若干古本のにおいがあります。
グリムの森へ(小学館文庫)高村薫ほか
¥1,000
【良好・帯付】初版2015/3/11|グリムの森へ|小学館文庫|再話短篇集|古本 昔話は、子どものためだけにあるわけじゃないんですよね。大人になってから読むと、こわさや切なさが、別の形で胸に触れてきます。 『グリムの森へ』は、グリム童話を現代の作家たちがそれぞれの筆で語り直した短篇集。 知っているはずの物語が、少し暗く、少しやさしく、また違う顔を見せます。 私はこの本の「森の匂い」を、忙しい日々の合間にもう一度吸い込みたくて仕入れました。読み終えるころ、気持ちの輪郭が静かに整う感覚があります。 昔話が好きな方、現実から一歩だけ離れたい夜に、そっと開いてみませんか。 ※帯あり。全体に良好ですが、カバーに角スレがあります(写真で確認できます)。本文はとてもきれいです。古本のにおいは軽めに感じます。
怪しい来客簿(文春文庫)色川武大
¥710
【良好】第9刷2005年|怪しい来客簿|色川武大|文春文庫|幻想|古本 ふいに日常の戸が、少しだけずれてしまう夜がありますよね。『怪しい来客簿』は、そんな「現実の縁がゆらぐ瞬間」を、色川武大さんが静かに、でも確かな手つきで差し出してくる一冊です。 怪しくて、どこか可笑しく、そして妙に胸に残る来客たち。 読み終えるころ、世界の見え方がほんの少し変わっているかもしれません。 私はこの本の、夢と現のあわいを歩くような感触に惹かれて仕入れました。 疲れているのに眠れない夜、考えすぎた心をほどく読書に向いています。 よかったら、そっとページを開いてみませんか。 ※カバーは概ね良好、本文もきれいです。小口・地にわずかなシミがあり、古本のにおいは軽めに感じます(弱)
第二の性Ⅰ〜Ⅴ (新潮文庫) シモーヌ・ド・ボーヴォワール/生島遼一訳
¥1,980
【状態並】全5巻セット|第二の性Ⅰ〜Ⅴ|新潮文庫|ボーヴォワール|思想 古本 自分の中に長く残っていた違和感が、ふっと言葉になる瞬間があります。 『第二の性』は、その瞬間を何度もくれる本なんですよね。女は「生まれる」のではなく「つくられる」――有名な一節は、私たちの日常の奥にある仕組みを、静かに、けれど確かに照らしてくれます。 こちらは新潮文庫のⅠ〜Ⅴ、全5巻セットです。正直にお伝えすると、経年のヤケ・シミ・スレがあり、全体として状態は「並」。さらにⅣには有者の記名があり蔵書印(シール)挟み込まれています。新品のような無垢さはありません。でもその分、時代をくぐって読み継がれてきた「重み」があると、私は感じました。 全巻通して読みたい方、こうした古書の手触りに抵抗のない方へお迎えいただければ幸いです。 ※全5巻セット。全体に経年ヤケ・シミ・スレがあります。Ⅲは表紙に汚れ、Ⅳは蔵書印(シール)があります。古本のにおいはあります(中)
失われた横顔(新潮社)サガン/朝吹登水子訳
¥3,180
【良好】3版1976/3/10 失われた横顔|サガン|心理・恋愛|新潮社|古本 人の気持ちは、言葉にした瞬間に少しだけ形を変えてしまうことがありますよね。サガン『失われた横顔』は、そんな“説明しきれない揺れ”を、静かにすくい取る一冊です。 ジョゼ三部作の一つとしても知られ、愛情や嫉妬、すれ違いの奥にある「自分でも見失う本音」をそっと照らします。 今回の本は本文はきれいですが、扉・表題紙上部に小さな汚れ、角スレ、天小口にヤケがあり、古本のにおい(少)もあります。それでも、読みの時間を邪魔しない良い保存状態だと判断して仕入れました。 心がざわつく日に、気持ちの輪郭を取り戻したい方へ。 ※本文はきれいですが、扉・表題紙上部に小さな汚れ、角スレ、天小口地に僅かなヤケがあります。古書特有のにおいははっきり感じます。防水を含む丁寧な梱包で、安心して届く形にして発送します。
あなたを待ついくつもの部屋(文藝春秋)角田光代
¥1,000
【非常に良い・初版】『あなたを待ついくつもの部屋』角田光代|選ばなかった人生を描く小説|古本・初版 2024年7月30日 初版発行/ISBN9784163918747/ソフトカバー 「あのとき、もし違う選択をしていたら──」 そんなふうに、自分の“もうひとつの人生”を想像したことはありませんか。 この物語は、一人の女性が“異なる人生のいくつか”を同時に歩いていく、少し不思議な構成で描かれます。 仕事、結婚、家族、別れ…。 どの道を選んでも、幸せにもなれるし、迷いもある。 私がこの本に惹かれたのは、「正解のない人生をどう歩くか」を、誰も責めることなく、静かに見つめているところ。 読み終えてふと、今の自分の暮らしがいとおしくなりました。 選ばなかった部屋があったとしても、今ここにいる自分を、少しだけ肯定できるような──そんな感覚が残ります。 迷いや未練が心に残っている方、人生の節目に立っている方へ。 もし今、どこかの「扉」をそっと開けてみたくなったなら── この本が、静かに待ってくれていますよ。 ※非常に良い状態の古本です(ソフトカバー・初版・カバー良好)。 丁寧に梱包し、心を込めてお届けいたします。贈り物にもおすすめです。