








不快な夕闇(早川書房) マーリケ・ルカス・ライネフェルト/國森由美子訳
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初版
ソフトカバー
2023/2/25発行
ISBN9784152102119
書籍自体は非常に良い状態ですが、表紙にスレあり、帯なしのため、良好にしました。
大切な人を失ったとき、心はどこへ行くのだろう――。
子どもの祈りが家族の運命を変えた、喪失と再生の物語。
この問いかけから始まる物語は、オランダの酪農家に生まれ育った10歳の少女ヤスの心の葛藤を描いています。
クリスマスの晩、ウサギを守りたい一心で、ヤスは「兄が死にますように」と祈り、その願いが現実になってしまうのです。
失われた兄の存在が、家族を深い悲しみに包み、ヤスはその痛みと向き合わせられます。
彼女が手放せない“赤いジャケット”が、やがて現実と空想の境界を曖昧にし、心の中で大きな変化が起こるんです。
この物語が描くのは、喪失と罪悪感、そして再生の希望です。
誰もが心の中に抱える、言葉にできない悲しみや痛み――それとどう向き合うかを静かに問いかけてくれます。
私自身もこの本を読み進めるうちに、心が少し軽くなったような気がしました。
もし今、胸の中に言葉にできない感情があるなら、この物語がそっと寄り添ってくれるかもしれません。
<マリーケ・ルカス・ライネフェルトについて>
マリーケ・ルカス・ライネフェルト(1991年生まれ、オランダ)は、詩人・作家であり、詩集『仔牛の羊膜』でデビュー後、初の小説『不快な夕闇』で国内外で注目を集めました。2020年、29歳でブッカー国際賞を受賞し、世界的に認知されました。詩、小説、エッセイと幅広く活躍し、オランダ文学界の若き才能として高く評価されています。自身はノンバイナリーから男性として生きることを公表しています。
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