









白の闇 新装版(NHK出版) ジョゼ・サラマーゴ/雨沢泰訳
¥1,100 税込
残り1点
なら 手数料無料で 月々¥360から
この商品は送料無料です。
良好(非常に良い/良好/並)
初版
ソフトカバー
2008/5/30発行
ISBN9784140055434
ある日突然、目の前が真っ白に──そんな想像をしたことはありますか?
『白の闇』は、視界を奪う“白い病”によって人々の暮らしが音もなく崩れていく、衝撃の物語です。
誰もが理由も分からぬまま視力を失い、隔離された元病棟で生き抜こうとする人々。
食糧の奪い合い、支配と暴力の連鎖…。
極限状態のなかで、私たちが「人間らしさ」と呼んでいるものの正体が、あらわになっていくんです。
読むうちに、「見える」という当たり前がどれほど尊いことなのかに気づかされます。
そして、希望の光のように現れる“見える女性”の存在が、静かに、でも確かに、読む人の心にも光を届けてくれるんですよね。
この本は、癒しを与える物語ではないかもしれません。
でも、心の奥深くにある不安や問いに向き合い、気づきへと導いてくれる──そんな読書体験になると思います。
どうか、この白い世界の中で、あなた自身の「光」を見つけてみてくださいね。
<ジョゼ・サラマーゴについて>
ジョゼ・サラマーゴ(1922–2010)は、ポルトガル出身の作家・劇作家。農家の息子として生まれ、高校中退後に整備工や新聞記者を経て、40代から本格的に執筆活動を開始しました。1982年の『修道院回想録』で注目され、1998年にはポルトガル語圏初のノーベル文学賞を受賞。社会批評と寓話性を融合させた独特の文体で、人間の本質を鋭く描いた作品を数多く残しました。
※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
-
レビュー
(15)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥1,100 税込
送料無料