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伊藤野枝集(岩波文庫) 森まゆみ編

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≪初版≫ 2019/9/18 発行

大正時代最大のアナーキスト大杉栄とともに虐殺された、伊藤野枝の半生を描いています。
女性の解放を訴えた伊藤野枝(1895~1923年、福岡県出身)が、日本陸軍の憲兵に虐殺されて100年となります。
彼女は愛する大杉栄と無政府主義を唱え、女性の自由な活動などを説いて、信念を持って生きてきた人です。

彼女が平塚らいてうより先に巡り合ったのが、上野の学校の英語の教師・辻潤。二人は次第に心惹かれ合うようになります。二人の恋愛は学校で問題になり、辻潤はそれが原因で教職をなげうってしまう。辻潤の二人目の子どもを産んだのち、野枝は大杉栄のもとに走ることになる。

大杉栄には妻があり、愛人もいた。そして野枝も。大杉の唱える自由恋愛に破局が訪れたのは、愛人が大杉栄の首を刃物で切ったからだ。その後、野枝は大杉との生活にすべてをささげた。そして、大杉栄とともに、野枝は殺されることになる。

現代において、野枝がいたら私は友達になりたい。彼女の生きざまを物語に残したいと思うだろう。多くの女性作家が「伊藤野枝」を描きたいという衝動は、本能だと思います。


「風よ、あらしよ」(村上由佳)の映画が公開されました。
イトウノエの生きざまに共感できる人もできない人も、本書を読むと、必死で愛と信念を持って生きて来たかということが分かります。

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