文芸書専門の古本屋|BASEのネットショップ『柚香の森』
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「読書は心を豊かにする時間」
そんな想いから、厳選した文芸書を販売しています。
手に取った一冊があなたの日常にやさしく寄り添いますように。
柚香の森
11分間(角川書店) パウロ・コエーリョ/旦敬介訳
¥720
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2004/3/1 発行 ソフトカバー 経年のヤケありますが、他はきれいな状態です。 パウロ・コエーリョの『11分間』は、まるで自分自身の心の中を覗き込んでいるかのような、それでいて深くて温かい物語です。 マリアは、ブラジルからスイスに渡り、娼婦として働く中で、愛や性、そして人生の意味について真剣に向き合っていきます。 最初は「セックスはたった11分のこと」と考えていた彼女が、次第に愛の本質を探し始めます。あなたも、恋愛や自分自身に向き合う時、何か大切なことに気づくかもしれません。 もし、今の自分が少し迷っているなら、この本がきっと心に寄り添ってくれるはずです。自分をもっと知りたい、愛の本当の意味を考えたいと思うあなたにぴったりの一冊です。 <パウロ・コエーリョについて> パウロ・コエーリョは1947年にブラジルで生まれ、若い頃はヒッピーとして世界を放浪した後、作詞家として成功。1987年に作家デビューし、1988年に『アルケミスト』が世界的ベストセラーに。多くの作品を発表し、累計1億7500万部以上を売り上げ、数々の文学賞を受賞。現在はリオ・デ・ジャネイロで妻と共に暮らしています。
恋愛論(新潮文庫) スタンダール/大岡昇平訳
¥520
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪55版≫ 2012/1/30 発行 スタンダール (1783-1842) 東南フランス、ドーフィネ地方のグルノーブルに生れる。 本名はアンリ・ベール。 1818年~1820年にかけて、スタンダールは生涯の大恋愛をしていました。 『恋愛論』は、恋愛について悩む人にぴったりの本かもしれません。スタンダールは、恋愛の始まりから深まり、最終的に結晶作用へと至る過程を、まるで自分のことのように感じさせてくれるんです。 恋の中で感じる喜びや苦しみ、その裏にある心理の動きが丁寧に描かれ、きっとあなたの心に響くはず。 例えば、恋する相手の欠点を美点に変えてしまう「結晶作用」なんて、あなたにも経験があるかもしれません。 本書を読むと、自分の恋愛観が広がり、恋愛をもっと深く理解できるようになりますよ。まさに恋愛論です。 今の自分にぴったりだと感じたら、ぜひ読んでみてください。 きっと新しい気づきが得られるはずです。
鍵・瘋癲老人日記(新潮文庫) 谷崎潤一郎
¥430
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪57版≫ 2020/5/5 発行 『鍵・瘋癲老人日記』は、老いと欲望という深いテーマを静かに、そして鋭く描いた作品です。 77歳の卯木督助が日記に綴る、性と老いの葛藤に共感できる瞬間がきっとあるんじゃないかと感じます。 誰しも、年齢や社会的な枠組みにとらわれず、誰もが抱える内面的な欲望や人間らしさについて、考えることがあるのではないでしょうか? この本を読むことで、谷崎潤一郎が描く人間の深い部分に触れ、あなた自身の心にも新たな気づきがあるかもしれません。 社会の目や道徳観にとらわれず、自分の中にある真実に向き合いたくなる、この一冊。 老いと欲望の真実を、あなたも感じてみてください。
外套・鼻(岩波文庫) ゴーゴリ/平井肇訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫ 2009/6/15 発行 内容紹介 ある日、鼻が顔から抜け出してひとり歩きを始めた…写実主義的筆致で描かれる奇妙きてれつなナンセンス譚『鼻』。 運命と人に辱められる一人の貧しき下級官吏への限りなき憐憫の情に満ちた『外套』。 ゴーゴリ(1809‐1852)の名翻訳者として知られる平井肇(1896‐1946)の訳文は、ゴーゴリの魅力を伝えてやまない。 ***** 新調したばかりの外套を盗まれた下級官吏の絶望のなかに、ロシア人の無意識が顔を出します。 外套を探しまわる主人公は無意識にペテルスブルグの街を測量していました。けれど、そこには思想もなければ、崇高な理想もない。外套を盗まれたという現実だけが無意味に投げ出されているばかりです。 その現実に押しつぶされて幽霊になった下級官吏は永遠に外套に執着し続けるのです。 この下級官吏を笑いながら、わたしたちははふと気づきます。これはわたしのことだと。 ロシア文学の傑作なのでご一読あれ!
たったひとつの冴えたやりかた(早川書房) ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/朝倉久志訳
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪27版≫ 2017/2/15 発行 『たったひとつの冴えたやりかた』は、まるであなた自身の冒険のような物語なんですよね! 16歳の少女コーティーが、宇宙船で未知の星へと旅立ちます。 その道中で出会った異星の存在との友情が描かれていて、あなたもきっと、心の中で「私もこんなふうに新しい世界を知りたい」と感じるはずです。 コーティーの勇気、そして相手を理解しようとする心の温かさに、共感できる瞬間がきっとあると思います。 どんなに違う存在でも、心が通じ合う瞬間がある、そんなことを教えてくれる一冊です。 冒険心や友情、そして自分を超えていく力を感じたいあなたにぴったり。 この本を手に取れば、きっと新しい視点が広がり、心が軽くなることでしょう。
かもめのジョナサン(新潮文庫) リチャード・バック/五木寛之訳
¥310
【並】(非常に良い/良好/並) ≪57版≫ 1999/6/5 発行 『かもめのジョナサン』は、自由に生きることを恐れず、自分の道を追い求めた一羽のかもめの物語です。 ジョナサンは、周りのかもめたちが決めたルールに従うことなく、ただひたすらに飛ぶことの楽しさを追い求めます。そんなジョナサンの姿に、あなたもどこか自分を重ねて感じることができるかもしれませんね。 時には周りの期待や常識に縛られてしまうこともありますよね。 でも、ジョナサンのように、自分の情熱を信じて進むことがどれほど大切か、この本は静かに教えてくれるんです。 もしあなたが今、何かに悩んでいたり、迷っていたりしているなら、ジョナサンが教えてくれる勇気をきっと受け取ることができるはずです。 自分の足でしっかりと立って、前に進む力を与えてくれる一冊です。 自分の羽を広げる勇気を、きっとこの物語からもらえるはずです。
あたしの一生 猫のダルシ―の物語 a CAT’S life(飛鳥新社) ディー・レディー/江國香織訳
¥500
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2000/7/19発行 ハードカバー 背表紙ヤケあり その他は良好です 『あたしの一生 猫のダルシ―の物語』は、ダルシ―という猫の17年間の生涯を描いた感動的な物語です。 彼女が見つめる世界は、愛と喜びに溢れ、時に切ない瞬間も。 飼い主との深い絆を猫の視点で描かれていて、動物との共生や生きることの意味について考えさせられるんですよね。 この本を読むことで、ペットを飼う喜びと責任、そして愛の本質を再認識できます。 江國香織さんの訳が、ダルシ―の心情を豊かに表現しており、まるで彼女の目線で世界を感じているかのよう。 猫を愛するすべての人に読んでほしい一冊です。 あなたもこの愛の物語に心を癒されてみてはいかがでしょうか? あなたの心に、永遠に残る17年間の愛の物語。 この本を読めば、あなたの猫との絆がさらに深まること間違いなしデス!
緩やかさ(集英社) ミラン・クンデラ/西永良成訳
¥1,420
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1995/10/10 発行 ハードカバー ミラン・クンデラの『緩やかさ』は、急ぎがちな現代人と18世紀の優雅な時間の流れを対比しながら、人生について深く考えさせてくれる小説です。 物語は、パリ郊外の城で繰り広げられる愛の喜劇を通して、時空を超えて登場する騎士と貴婦人の一夜を描いています。 彼らの緩やかな生き方と現代社会の急ぎ足が重なり合うことで、心がふっと軽くなる瞬間を感じることができますよ。 この本を読むと、人生のペースを少し緩めて、自分自身の幸せについて見つめ直すきっかけが得られるはず。 現代社会の流れに疲れてしまった時、ぜひ手に取ってみてください。 「緩やかさ」の中に、きっと大切なヒントが隠れていますよ。
ほんとうの花を見せにきた(文藝春秋) 桜庭一樹
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2014/9/25 発行 ハードカバー ママが死んでいる場面から始まります。次いで姉さんの死体の様子。少年の僕は歯をがちがち鳴らしながら隠れている。 家族を皆殺しにされ、唯一生き残った少年が、吸血鬼の力を借りて生き抜く物語です。 少年と吸血鬼の友情、そして初恋を描いています。 絶望的な状況から救われた少年は、愛しい家族との別れを乗り越え、吸血鬼のバンブーと共に生き抜いていきます。バンブーにとって人間と暮らすことは大きな罪。その罰が下されるときがいずれやってくる。そんな中、出会った少女のバンブーに少年は初めての恋に落ちます。 少年は年を取るけれど、バンブーは年を取らない。120歳まで生きます。 言うなれば吸血鬼の大河ドラマです。バンブーたちが切なくて、美しい物語でした。 私はこういうお話は初めてだったので未知の世界を体験できて楽しかったです。 頭の中がリフレッシュされますよ。
女の一生(新潮文庫) モーパッサン/新庄嘉章訳
¥350
【並】(非常に良い/良好/並) ≪83版≫1986/5/30発行 モーパッサンの傑作長編作 フランス自然主義の代表的作家の一人。 モーパッサンの名作『女の一生』は、19世紀フランスの美しいノルマンディー地方を舞台に、一人の女性の人生を丁寧に描いた作品です。 主人公は、修道院から戻ったばかりの17歳の男爵令嬢ジャンヌ。夢いっぱいで迎えた人生のスタートでしたが、結婚、夫の裏切り、財産の喪失、親との別れなど、次々と試練が降りかかります。喜びと悲しみの波に翻弄されながら、ジャンヌは少しずつ成長していきます。 ジャンヌの物語を通じて、「人生ってこういうものかもしれない」と感じさせられる瞬間がたくさんあります。当時の女性がどんな社会的制約の中で生きていたのかも知ることができますし、ノルマンディー地方の美しい自然描写に心が癒されるはずです。 モーパッサンならではの繊細な心理描写や、人生の予測できない流れに身を任せるジャンヌの姿が、読む人の心にそっと寄り添います。 この作品は、私自身も読んだ後、じんわりと心に残りました。 「人生ってこういうものかもしれない」と考えさせられるような、静かな感動を得られる一冊です。ぜひ、あなたの本棚に迎えてみてくださいね。
ジェーン・エア(上下セット)(新潮文庫) シャーロット・ブロンテ/大久保康雄訳
¥900
【並】(非常に良い/良好/並) (上)85版 2000/8/25発行 (下)83版 2000/8/20発行 経年ヤケ、シミ、汚れ少々ありますが、 読むには問題ありません。 『ジェーン・エア』は、孤児だったジェーンがどんなに辛い状況にあっても、少しずつ自分の力で成長していく物語です。 彼女がどんな困難にもめげず、自分の信念を大切にしていく姿に、私はいつも心を動かされます。愛や自立について考えさせられる部分も多くて、読むたびに自分も少しずつ強くなれるような気がするんですよね。 もしあなたが、今何かに悩んでいたり、迷っていることがあるなら、この本がきっと力をくれると思います。 ジェーンのように、自分を大切にして進んでいけば、きっと素敵な未来が待っているんだって思えるんです。だから、もしこの本を手に取ったなら、きっとあなたにとってもぴったりな一冊になると思いますよ。
ルンタ(講談社) 山下澄人
¥1,320
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪2版≫ 2017/2/6発行 ソフトカバー 山下澄人さんの『ルンタ』は、まるで夢の中を歩いているような、不思議で心地よい物語です。 主人公が過去の記憶や亡くなった友人と一緒に、山へ向かう旅を描いています。 時間や現実の枠を超えた独特な世界に引き込まれながら、物語がゆっくりと展開していきますよ。 この本を読むことで、きっと「普段の世界がもっと自由で、曖昧なものかもしれない」と感じることができるはずです。 登場人物の会話には、関西弁が使われていて、その言葉から人々の心の動きがよく伝わってきます。まるで自分もその場にいるような気持ちになりますよ。 『ルンタ』は、ちょっと違う世界に触れてみたい方にぴったりです。 新しい視点を得られるこの本、ぜひ手に取ってみてくださいね。
赤泥棒(講談社) 献鹿狸太朗
¥1,380
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2023/3/27発行 ハードカバー (ほぼ新品) 献鹿狸太朗さんの『赤泥棒』は、まるで自分の心の中に隠していたモヤモヤが言葉になったような、そんな感覚を与えてくれる一冊です。 特に「赤泥棒」の物語では、ちょっと理解しがたい行動を繰り返す主人公が、少しずつ自分と向き合っていく過程が描かれているんです。彼の不器用さや孤独が、まるで自分を見ているように感じるかもしれません。 自分に自信が持てなかったり、周りと違う自分に戸惑ったりすることってありますよね。 でも、この本を読んでいると、そんな気持ちが少し軽くなるような、心の奥に暖かい光が差し込んでくるような感覚に包まれます。 あなたももしかしたら、この本の中に、今の自分にぴったりな言葉や情景を見つけられるかもしれません。 ちょっとだけ勇気を持って、この本を手に取ってみてくださいね。きっとあなたの心にも、響く何かがあると思います。
天使の恥部(国書刊行会) マヌエル・プイグ/安藤哲行訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版第2版≫ 1989/10/20発行 ハードカバー 丸印少しの凹みあり 経年の汚れ少々あり 読むには問題ありません。 マヌエル・プイグはアルゼンチン出身の作家 本作は過去・現在・未来、繰り返す哀しい愛の物語です。 ウィーン近郊の楽園のような島に軍需産業王の夫によって閉じ込められた世界一の美女。 映画スターの彼女には出生にまつわる秘密があった。 それは死者との契約により、30歳になった時から他人の思考が読めるようになるというもの。 地軸変動により気候が激変し、多くの土地が水没した未来の地球。 性的治療部で働く女性W218はある日理想の男と出会う。隣国からやってきたその男と、彼女は夢のような一夜を過ごすが、男にはある目的があった。 1975年のメキシコシティ、病院のベッドでアナは語る。アルゼンチンでの過去の生活、政治について、男性至上主義(マチスモ)について、愛について。 過去・現在・未来で繰り返される、女たちの哀しい愛と数奇な運命の物語を、メロドラマやスパイ小説、SFなど、さまざまなスタイルと声を駆使して描き、新境地を切り開いたプイグの傑作といわれています。 『蜘蛛女のキス』の次に出版された小説になります。
エーミールと探偵たち(岩波書店) エーリヒ・ケストナー/高橋健二訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪53版≫ 2013/5/24発行 ハードカバー 函あり おばあちゃんをたずねる途中の列車で、大切なお金を盗られてしまったエーミール。 ベルリンの街を舞台に、少年たちが知恵をあわせて犯人をつかまえる大騒動がくりひろげられます。 すべてにカナが打たれてます。 対象は小学校3、4年生から中学生と明記されておりますが、読者の年齢を選びません。 大人になっても愉快で楽しいものは文字を読むだけで脳がくすぐられますね。 気晴らしにエーミール達と楽しい時間をお過ごしください。
ユードルフォの謎Ⅰ・Ⅱ(大阪教育図書) アン・ラドクリフ/惣谷美智子・堀田知子訳
¥4,500
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ユードルフォの謎Ⅰ・Ⅱ共に≪初版≫1998/4/28発行 ハードカバー 『ユードルフォの謎Ⅰ・Ⅱ』は、アン・ラドクリフが書いたゴシック小説の代表作です。 この物語は、若い女性エミリーが謎めいた古城でさまざまな試練に直面しながら、愛や家族の秘密に向き合うお話です。 18世紀末に発表され、ゴシック小説というジャンルを生み出した重要な作品として知られています。 この本の魅力のひとつは、美しい風景描写です。ピレネー山脈やイタリアの情景が丁寧に描かれていて、まるでその場を旅しているような気分になります。また、物語は複雑な謎で彩られていて、最後までどうなるのかドキドキしながら読むことができます。 そして、この作品を書いたアン・ラドクリフは、女性作家が活躍する道を切り開いた存在でもあります。本書は、文学史の中でも特別な意味を持つ一冊です。 静かな時間にページをめくれば、古典の魅力をたっぷり味わえるでしょう。ぜひ手に取ってみてくださいね。
結婚式のメンバー(新潮文庫) カーソン・マッカラーズ/村上春樹訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2016/4/1発行 『結婚式のメンバー』は、きっと今のあなたにも共感できる部分がたくさんあるような物語です。 思春期の不安や孤独感を感じたことがあるあなたなら、フランキーの気持ちにふっと寄り添いたくなるだろうと感じます。誰かと深くつながりたいけれど、うまく伝えられないもどかしさ。何か大きな変化を求めるけれど、何をどうすればいいのかわからないもどかしさ。それらがフランキーの心を通して、まるで自分のように感じられるのです。 この本を読むと、あのころの自分をもう一度見つめ直したり、心の中の不安に寄り添ったりできるかもしれませんね。 村上春樹さんの訳が、まるで今の自分の気持ちにぴったりな言葉で包んでくれるので、読むたびに「そう、これだ!」と心が温かくなります。 ぜひ、あなたもその感覚を感じてみてくださいね。
ミシンと金魚(集英社) 永井みみ
¥550
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) 9版 2022/12/11発行 ハードカバー 第45回すばる文学賞を受賞・デビュー作 『ミシンと金魚』は、認知症を患う高齢女性が自身の壮絶な人生を回想する物語です。 戦後日本を生き抜いた女性の苦難や強さ、介護や貧困といった社会問題への深い洞察が、現役ケアマネージャーである著者の経験からリアルに描かれています。 特に、一人称の語り口が新鮮で、読者を物語の奥深くに引き込みます。 女性同士の連帯や思いやりも温かく、読後に胸がじんわりと温かくなるような一冊です。 苦しいけれど、美しい人生を感じさせてくれる作品だと思います。 永井みみさんについて 永井みみさんは、50代でデビュー。訪問介護やケアマネージャーの経験を活かし、社会問題や女性の生き様を描く。デビュー作『ミシンと金魚』で第45回すばる文学賞を受賞し、2023年に『ジョニ黒』を刊行。
愛するということ(幻冬舎文庫) 小池真理子
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪3版≫2013/1/30発行 恋愛。この苦しみからどうやって逃れようか。どれほど大きな悲しみ、猛烈な嫉妬、喪失感に襲われようとも、私たちは生きなければならない。快感と絶望が全身を貫く、甘美で強烈な恋愛小説。(あらすじより)
思い出す事など(岩波文庫) 夏目漱石
¥50
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【非常に良い】(非常に良い/良好/並) 31版 2017/3/15発行 夏目漱石の回想録 明治四十三年の盛夏,漱石は保養先の修善寺温泉で胃潰瘍の悪化から「大きな動物の肝の如き」血塊を吐いて人事不省におちいった。 辛くも生還しえた悦びをかみしめつつ、この大患前後の体験と思索を記録したのが表題作である。 他に二葉亭四迷・正岡子規との交友記など七篇。 どの一篇も読む者の胸に切々と迫って来ます。 漱石の性格がよく表れている。人物像がますます明らかになった一冊です。
命売ります(ちくま文庫) 三島由紀夫
¥430
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) 26版 2015/12/5発行 本書は、「命を売る」というちょっと不思議な広告から始まる物語。主人公の山田羽仁男には、次々と驚くような依頼が舞い込みます。吸血鬼の愛人になったり、暗号を解読したり…。そんな奇想天外な展開の中で、羽仁男(ハミオ)が見つけたのは「生きることの意味」だったんです。 この作品、三島由紀夫らしい美しい文章で描かれているのですが、意外と軽やかで読みやすいんですよ。人生に迷ったときにふと読み返すと、羽仁男の姿が自分と重なる瞬間があるかもしれません。私はこの本を読んだ後、自分の「命」や「生き方」をもう少し大切にしよう、と思えたんですよね。 『命売ります』は、三島作品を初めて読む方にもおすすめです。この一冊が、あなたにとって特別な時間を届けてくれますように。 <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。
〖古書〗橋づくし(文藝春秋新社) 三島由紀夫
¥50
SOLD OUT
【古書】青函 3版 1958/3/5発行 ハードカバー 函に難あり(経年劣化による傷、破れ) 銀座や築地界隈を舞台に、満月の夜に7つの橋を渡り願掛けをする4人の女たちの悲喜交々を、数学的な人工性と古典的な美学とを巧妙に組み合わせて描いた作品である。 誰が最後まで橋渡りに成功するかの道行からオチの意外性、優れた技巧と構成で、多くの文芸評論家や作家から、短編の傑作として高い評価を受けた。 ***** この作品に出てくる橋、料亭などを現在の築地、銀座界隈を散歩しながら楽しむのもよいだろうなと思います。
生命式(河出書房新社) 村田沙耶香
¥600
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2019/10/30発行 ハードカバー 村田沙耶香さんの『生命式』、とても印象的な一冊なんですよね。 未来の社会で、命を繋ぐために「死者を食べる」という衝撃的な儀式が一般化した世界が描かれています。 主人公の池谷真保が、価値観の変化に戸惑いながらも、生命式の意味を理解していく姿に心が揺さぶられることだと思います。 この本を読んでみると、きっと自分が持っていた常識や価値観を見直すきっかけになるかもしれません。 生命、死、そして性について、村田さんが描く新しい視点を理解することができるんじゃないかと思います。そして、何よりその美しい言葉に触れることで、心が豊かになるはずです。 新しい視点を得て、心を少し軽くするような感覚を味わいたい時にぴったりの本です。 読むことで、自分の世界が広がる感覚を感じられると思いますよ。 もし、少しでも興味が湧いたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
グレイスレス(文藝春秋) 鈴木涼美
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) 自筆サイン入り ≪初版≫ 2023/1/14発行 ハードカバー デビュー小説『ギフテッド』に続き、芥川賞候補に選ばれた鈴木涼美の第二作。 主人公はアダルトビデオ業界で化粧師(メイク)として働く聖月(みづき)。 彼女が祖母と共に暮らすのは、森の中に佇む、意匠を凝らした西洋建築の家である。 まさに「聖と俗」と言える対極の世界を舞台に、「性と生」のあわいを繊細に描いた新境地。 (あらすじより)