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11分間(角川書店) パウロ・コエーリョ/旦敬介訳
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≪初版≫ 2004/3/1 発行
ソフトカバー
経年のヤケありますが、他はきれいな状態です。
パウロ・コエーリョはブラジルはリオデジャネイロ出身の小説家
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本書『11分間』ではとてもデリケートに主人公の女性の内面を扱っています。
主人公は娼婦なのですが、常に自分の気持ちと対峙しながら、娼婦という仕事を真面目に考えます。出会う男性によって変わる性の嗜好やそれに対する自分の気持ち、体の反応を真摯に受け止めます。
田舎で育った彼女には夢がありました。そんな彼女が都会(スイス)に出て、紆余曲折して娼婦になる。
お金が貯まったら田舎に帰ろうと、常に考えているものの、帰れません。
そんななか、ひとつ名言がありました。
「今や彼女は失うものは何もはなくなった。彼女は自由だった。」
これはこの文章の通りなのですが、もはや何もかもなくなったのだから、彼女は自由であり、
自由とは選ぶ道が多岐に渡るということで、彼女にとって人生のチャンスになるのです。古臭いものを捨て去ると、そこに新しいものを入れることができるからです。
つまるところ本書は、男女間で行われる『11分間』の意味を描いています。
捉え方は人それぞれ。
単なるセックスの話ととるのか、娼婦の話ととるのか、価値観を覆すものとなるのか、読んでみなければわかりません。
それでいい。
みんな違うのだから…。
ラストはとても切なく響きました。
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