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千羽鶴(角川文庫) 川端康成

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≪改版13版≫ 1976/5/30 発行
天に経年のヤケあり。その他はおおむねきれいです。

【前篇】の『千羽鶴』です。
【後編】『波千鳥』未刊です。

「美しさは、時に人を傷つける」──そんな言葉が浮かんできたのは、川端康成の『千羽鶴』を読み終えたあとでした。

静かな茶道の世界を背景に、父の愛人だった女性と出会い、やがてその娘へと心が揺れていく主人公・菊治。愛したい気持ち、誰かを求める気持ちが、時にすれ違い、誰かを苦しめてしまう。そのもどかしさが、とても切なくて、人の心の弱さややさしさが、じんわり伝わってきました。

派手な物語ではないけれど、ページをめくるたびに静かに胸が揺れて、読み終えたあとは、なんとも言えない余韻が残ります。

「美しいって、こういうことかもしれない」──そんなふうに感じた一冊です。
もしよかったら、あなたもこの物語に、そっと触れてみてくださいね。

<川端康成について>
川端康成(1899–1972)は大阪生まれの小説家で、日本人として初めてノーベル文学賞を受賞しました。孤独な幼少期を経て文学の道に進み、『雪国』『千羽鶴』『古都』など、日本の美や哀しみを繊細に描いた作品で知られています。新感覚派の旗手としても活躍し、日本文学を世界に広めた存在です。


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