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ロスト・レイセン (講談社) マーガレット・ミッチェル
¥890
非常に良い(非常に良い/良好/並) 初版 1996/5/20発行 ISBN4062080745 ハードカバー 「ほんとうに大切なものって、何だろう?」 南北戦争下のアメリカ南部を舞台に、愛と誇りのはざまで揺れる女性の人生を描いた『ロスト・レイセン』。激動の時代の中で失われていくもの、守りたいものの切なさが胸に迫ります。 この本を手に取ったのは、「強く見えても、本当は脆い心」を描く静かな力に心を打たれたから。読み進めるうちに、誰かを想う気持ちや、自分を信じることの尊さがじんわりと染みてきます。 過去にとらわれて前へ進めないとき、心が少し疲れてしまったとき、そっと寄り添ってくれる一冊です。読書セラピーの視点からも、自分の感情と丁寧に向き合いたい方におすすめです。 「今の私に必要な物語かもしれない」──そんな気がしたら、どうぞページをめくってみてくださいね。 激動の時代に揺れる愛のかたちを描いたこの物語は、恋の美しさと痛み、その両方を静かに伝えてくれます。 ※『ロスト・レイセン』は、まだ15歳だったマーガレット・ミッチェルが、初恋の人に宛てて綴った物語と手紙が収められた、小さな宝石のような一冊です。 のちに『風と共に去りぬ』を生み出す彼女の、若く澄んだ感性がそのまま息づいていて、ページをめくるたびに、心がふわりとあたたかくなります。 文学的にも歴史的にも価値のある作品で、古書としての魅力も感じられるお品です。 静かに心に残る本との出会いを、そっと探している方におすすめしたい一冊です。 <マーガレット・ミッチェルについて> マーガレット・ミッチェル(Margaret Mitchell)は、1900年アメリカ・ジョージア州アトランタ生まれの作家・ジャーナリストです。彼女の代表作であり、唯一の長編小説『風と共に去りぬ(Gone with the Wind)』は、南北戦争を背景にした壮大な愛と再生の物語で、1936年の発表直後から世界的なベストセラーとなりました。 この作品で彼女は1937年にピューリッツァー賞を受賞し、1939年にはヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブル主演で映画化され、映画史に残る名作としても知られています。作家としての活動期間は短いものの、アメリカ文学に多大な影響を与えた人物です。
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マチネの終わりに(文春文庫) 平野啓一郎
¥700
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫2019/10/15発行 第2回渡辺淳一文学賞受賞作品(2017年) 「もしも、あのとき違う選択をしていたら…」そんな思いにふと立ち止まる瞬間はありませんか? 『マチネの終わりに』(文春文庫)は、40代を迎えた二人──ギタリストの蒔野聡史とジャーナリストの小峰洋子が、たった三度の出会いのなかで惹かれ合い、すれ違い、人生を選び続ける物語です。舞台は東京、パリ、バグダッド…。音楽や愛、人生の意味に静かに触れる時間が流れていきます。 この本を読んで、「人生に正解なんてないんだ」と、少し肩の力が抜けました。 過去を悔やむよりも、“今ここ”を生きることの大切さに気づかされます。 もし、あなたの心にも迷いや後悔があるのなら。 この静かな物語が、そっと灯りをともしてくれるかもしれません。 <平野啓一郎さんについて> 平野啓一郎さんは1975年愛知県生まれ。京都大学法学部在学中に執筆した『日蝕』で1999年に芥川賞を受賞し作家デビュー。以降『マチネの終わりに』『ある男』など多彩な作品を発表し、国内外で高い評価を得ています。エッセイや評論も手がけ、『三島由紀夫論』で小林秀雄賞受賞。音楽や美術への造詣も深い作家です。
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恋(新潮文庫) 小池真理子
¥480
良好(非常に良い/良好/並) 6版 2004/8/5発行 ISBN4101440166 ◆第114回直木賞受賞作品 誰もが一度は落ちる、抗えない“恋”の深淵。 小池真理子さんの『恋』は、静かに心を締めつけるような切なさと、ふと胸をよぎる虚無感を描いた物語です。 浅間山荘事件の影で起きた発砲事件を背景に、大学生の布美子が巻き込まれる、倒錯した三角関係。25年後の布美子の回想から語られるこの物語には、人間の弱さや欲望、そして孤独が、静かに、でも確かに流れています。 読んでいると、自分の心の奥底に眠る“何か”をそっと揺さぶられるようで、登場人物たちに共感できなくても、どこかで自分自身を重ねてしまう瞬間がありました。 「人を想う」という行為の純粋さと危うさに、気づかされる一冊です。 切ない恋愛や複雑な人間模様に心惹かれる方に、ぜひ手に取っていただきたいです。静かに胸に残る、忘れられない読書体験になりますように。 <小池真理子さんについて> 小池真理子さん(1952年生・東京出身)は、エッセイ集『知的悪女のすすめ』でデビュー後、小説『恋』で直木賞を受賞。恋愛や心理サスペンスを得意とし、多くの文学賞に輝く実力派作家です。人間心理を鋭く描く筆致が魅力です。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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みだれ髪(角川文庫) 与謝野晶子
¥320
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2011/4/15 『みだれ髪』は、与謝野晶子が22歳の時に発表した処女歌集で、女性の恋愛感情や自己肯定感を大胆に詠んだ作品です。恋愛の情熱や心の葛藤が繊細な言葉で綴られ、特に「その子二十櫛にながるる黒髪…」といった歌は、美しさと力強さを感じさせるんです。 この歌集は、明治時代の因習に挑戦し、女性の新たな生き方を示唆するものとして高い評価を受けています。 読むと、自分の感情をもっと大切にしたくなる気持ちが湧いてくるはずですよ。 私も読んでいて、「自分を自由に表現するってこんなに素敵なことなんだ」と心が震えました。あなたもぜひ、晶子の情熱の世界に触れてみてくださいね。 目次 ・みだれ髪 ・夏より秋へ(抄) ・君死にたまふことなかれ
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余命一年、男をかう(講談社文庫) 吉川トリコ
¥690
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2024/5/15発行 もし、余命一年と告げられたら——あなたは、誰と、どう生きますか? 主人公の片倉唯は、40歳。日々を静かに積み重ねてきた女性です。けれど、ある日突然「余命一年」と宣告され、彼女の心に大きな波が立ちます。 そんな唯が選んだのは、お金で「男をかう」という、思いもよらぬ決断。 でもそれは、ただの破天荒な選択ではなくて──誰かと心を通わせたい、自分の人生にちゃんと向き合いたい、そんな切実な願いから始まるんです。 読んでいて、思わず胸がぎゅっとなりました。笑って泣いて、そして最後にはあたたかいものが残る、そんな物語でした。 人生に迷いがあるとき、自分の本音に向き合いたくなったとき。この本の言葉が、そっと背中を押してくれるかもしれません。 一緒に、“本当の自分”を探す旅に出てみませんか? <吉川トリコさんについて> 吉川トリコさん(1977年生まれ、静岡県浜松市出身)は、愛知淑徳短期大学文芸学科を卒業後、2004年に『ねむりひめ』でデビュー。以後、『グッモーエビアン!』や『戦場のガールズライフ』などがドラマ化され、映画化もされています。2021年には「流産あるあるすごく言いたい」でジャーナリズム大賞を受賞し、2022年には『余命一年、男をかう』で島清恋愛文学賞を受賞。女性や少女をテーマにした作品で注目されています。
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不倫(角川書店) パウロ・コエーリョ/木下眞穂訳
¥980
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2016/4/30 発行 ハードカバー 心がぽっかり空いたような日、ありませんか? 日常には何ひとつ不満がないはずなのに、なぜか満たされない──そんなとき、ふと入り込んでくるのが“魔”のようなロマンスなのかもしれません。 『不倫』(角川書店)は、そんな空白を抱えた主人公リンダが、かつての恋人と再会し、禁断の関係に落ちていく物語です。刺激と孤独、情熱と罪悪感。彼女がたどり着いた“真実”には、思わず息をのんでしまいました。 読み終えたあと、私もふと考えさせられたんです。「愛って何だろう」「自分が本当に欲しいものって…?」と。 この本には、人間の弱さや葛藤を描いたリアルな痛みがあります。でも同時に、「愛すること=生きること」だと、やさしく教えてくれるんです。 もし、今あなたの心にも小さな空白があるなら──この物語が、そっと癒しと気づきを運んできてくれるかもしれませんよ。 <パウロ・コエーリョについて> パウロ・コエーリョは1947年にブラジルで生まれ、若い頃はヒッピーとして世界を放浪した後、作詞家として成功。1987年に作家デビューし、1988年に『アルケミスト』が世界的ベストセラーに。多くの作品を発表し、累計1億7500万部以上を売り上げ、数々の文学賞を受賞。現在はリオ・デ・ジャネイロで妻と共に暮らしています。
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すべて真夜中の恋人たち(講談社文庫) 川上未映子
¥720
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2014/10/15 発行 孤独も、夜の静けさも、誰かと出会うことで“光”に変わる── そんなやさしい希望を描いた物語が、川上未映子さんの『すべて真夜中の恋人たち』です。 人と関わるのが苦手な冬子は、誰にも気づかれないように生きてきた女性。けれどある日、年上の男性・三束さんと出会い、静かに言葉を交わす時間が、少しずつ彼女の心にあたたかさを灯していきます。 読んでいて感じたのは、「変わる」ことが必ずしも大きな出来事じゃなくて、ほんの小さな一歩でも、心がほどける瞬間があるんだということ。夜の街を歩くような静かな物語なのに、ふしぎと心がやさしく明るくなる一冊でした。 もし今、あなたが言葉にできない思いを抱えていたなら──この本が、そっとその隣にいてくれるかもしれません。 よろしければ、静かな読書の時間に手に取ってみてくださいね。 <川上未映子さんについて> 川上未映子さんは1976年、大阪で生まれました。高校卒業後、本屋でアルバイトをしながら高級クラブで働き、2002年には歌手デビュー。2007年、小説『わたくし率 イン 歯ー、または世界』で文壇デビューし、2008年には『乳と卵』で芥川賞を受賞。その後も数々の文学賞を受け、今では詩人、小説家として国内外で高く評価されています。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
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ピエドラ川のほとりで私は泣いた(角川文庫) パウロ・コエーリョ/山川紘矢・亜希子訳
¥450
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2000/6/25 発行 スペインの田舎で平凡に暮らしている女性が長いこと会っていなかった幼馴染の男性と旅に出る話です。 宗教色が強いようで、歯がゆい部分もありますが、燃えるような恋愛ではなく、静かに冷静に相手のこと(幼馴染みの男性)をみる恋愛です。 パウロ・コエーリョ(作者)は女性の心情を描くのがとても上手だと思います。 そのほか『11分間』という作品も女性を主人公とした興味深いものでした。 海外文学>単行本>11分間
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恋愛論(新潮文庫) スタンダール/大岡昇平訳
¥520
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪55版≫ 2012/1/30 発行 スタンダール (1783-1842) 東南フランス、ドーフィネ地方のグルノーブルに生れる。 本名はアンリ・ベール。 1818年~1820年にかけて、スタンダールは生涯の大恋愛をしていました。 『恋愛論』は、恋愛について悩む人にぴったりの本かもしれません。スタンダールは、恋愛の始まりから深まり、最終的に結晶作用へと至る過程を、まるで自分のことのように感じさせてくれるんです。 恋の中で感じる喜びや苦しみ、その裏にある心理の動きが丁寧に描かれ、きっとあなたの心に響くはず。 例えば、恋する相手の欠点を美点に変えてしまう「結晶作用」なんて、あなたにも経験があるかもしれません。 本書を読むと、自分の恋愛観が広がり、恋愛をもっと深く理解できるようになりますよ。まさに恋愛論です。 今の自分にぴったりだと感じたら、ぜひ読んでみてください。 きっと新しい気づきが得られるはずです。
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真珠夫人(文春文庫) 菊池寛
¥600
【良好】(非常に良い/良好/並) 3版 2002/8/25発行 愛と誇りのはざまで揺れる、ひとりの女性の物語 大正時代の息苦しい道徳観のなかで、愛する人との結婚を諦め、家のために成金の妻となった瑠璃子。けれど、その後の彼女の生き方は、ただの悲劇では終わりません。未亡人となった彼女は、美しさと知性を武器に、自分の運命を切り開いていきます。愛に生きるのか、誇りを守るのか——女性の強さと孤独が、胸に迫る物語です。 『真珠夫人』には、時代を超えて共感できる、女性の葛藤が描かれています。今の自分に重なる部分があるかもしれませんよね。 愛と誇りのはざまで揺れる、ひとりの女性の物語。ぜひ、読んでみてくださいね!
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真夏の夜の夢(研究社) シェイクスピア/大場建二訳
¥1,200
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2010/4/23発行 ハードカバー 『真夏の夜の夢』は、夢のような世界が広がるシェイクスピアの名作。 森の中で繰り広げられる恋の混乱や、妖精たちの魔法が人々を翻弄します。 ハーミアとライサンダー、ディミートリアスとヘレナの恋模様、そして妖精たちの不思議な力が絡み合って、さまざまな誤解や冒険が生まれます。 この本を手に取ったあなたには、きっと「なんだか不思議な感覚」が共鳴する瞬間があるはず。私もこの本を読んだ時、まるで夢の中を歩いているような不思議な気分になりました。 恋愛や人間関係の複雑さを、ユーモアと魔法で描いた作品に、あなたもきっと引き込まれることでしょう。シェイクスピアの言葉の美しさを感じながら、心が軽くなるひとときをぜひ楽しんでくださいね。 「これが今の自分にぴったりだ」と思えるような、そんな一冊に出会えたら嬉しいです。
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から騒ぎ(白水社) ウィリアム・シェイクスピア/小田島雄志訳
¥500
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) ≪19版≫ 2018/2/28発行 ソフトカバー 『から騒ぎ』を手に取った時、まず感じるかもしれないのは、「ああ、こんなふうに人間関係を考えることがあるな」といった共感なのかもしれません。 誤解や期待外れが生じる瞬間、私たちはつい心を乱しがちですが、この作品では、そのすれ違いや誤解を笑いと共に解決していくんですよね。 例えば、ベネディックとベアトリスが言葉で戦いながらも、最後には心が通じ合うシーン。 まるで自分の今の気持ちに重なる部分があるかもしれないですね。 時には、ちょっとした誤解が大きなストーリーを作り出し、それを乗り越えた時の爽快感が、心に残ります。 あなたもきっと、この作品を読みながら、自分自身を重ね合わせ、心が軽くなる瞬間を感じられるはずです。
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青春は再び来らず デュ・モーリア作品集2(三笠書房) ダフネ・デュ・モーリア/大久保康雄
¥2,450
絶版 箱あり、本にカバーあり、箱の経年劣化、傷、ズレあり ≪2版≫1967/3/10発行 『青春は再び来らず デュ・モーリア作品集2』は、ダフネ・デュ・モーリアの深い人間ドラマが描かれた作品です。彼女の小説は、ただのサスペンスやロマンスにとどまらず、登場人物たちの心の動きや複雑な関係性を丁寧に描いているんですよね。 読むことで、私たちが普段見過ごしがちな感情や微細な心の変化に気づかされますよ。 もし、あなたが少しミステリアスで、心に残るような物語を求めているなら、この本はぴったり。 デュ・モーリアが描く世界には、心理的な緊張感と美しい人間模様に満ちています。 どうしても心に残る登場人物がいる。あなたもきっとそう感じるはず。
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わりなき恋(幻冬舎文庫) 岸恵子
¥380
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪4版≫2017/3/30発行 『わりなき恋』は、岸恵子さんが描いた大人の恋愛物語です。 70歳の女性と58歳の男性が、パリ行きの飛行機で出会い、思い出話をきっかけに恋に落ちます。二人は世界各地を巡りながら、深い愛情を育んでいく様子が描かれています。 特に、この物語は年齢に関係なく恋愛が可能であることを示し、成熟した愛の美しさを感じさせてくれるんです。 物語は、さまざまな文化や美しい景色が舞台となり、その描写に心を奪われますよ。 また、女性視点で描かれた恋愛の甘さと苦しさが繊細に表現されています。 大人の恋愛に触れることで、恋愛観や人生経験の豊かさに対する深い理解が得られますし、読むことで、きっとあなたの恋愛観も豊かになると感じられる作品。
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恋人たちはせーので光る(リトルモア) 最果タヒ
¥970
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2019/9/7発行 ソフトカバー 『恋人たちはせーので光る』は、最果タヒさんの詩集です。43篇の詩が収められていて、恋愛や人間関係、自分自身のことなど、誰もが心の中で感じたことがあるけれど、うまく言葉にできない思いをそっと表現してくれています。 たとえば、「座礁船の詩」という一節には、割れたガラスが「キラキラと光る」というイメージがあり、壊れたものや境界線を新しい視点で見つめるような不思議な力があります。 この詩集を読むと、日常では気づかなかった心の揺れや微かな感情に出会えます。言葉ひとつひとつが、自分の中に眠っている気持ちをそっと呼び覚ましてくれるんです。 また、詩の文字の形や余白の使い方も独特で、読んでいるだけで視覚的にも楽しめます。まるで小さなアート作品みたいな一冊なんですよ。 心の中でそっと光る何かを見つけたくなったら、この詩集を手に取ってみてください。きっと新しい自分や気づきに出会えると思いますよ。
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愛の縫い目はここ(リトルモア) 最果タヒ
¥800
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪3版≫2020/2/22発行 ソフトカバー 第33回現代詩花椿賞受賞作『死んでしまう系のぼくらに』と、映画化でも話題となった『夜空はいつでも最高密度の青色だ』に連なる詩集三部作、完結! 『愛の縫い目はここ』は、最果タヒが書いた詩集で、心の奥に静かに響くような一冊です。この本には、日常の中で見逃してしまいがちな小さな光や、人々の足音、そして心の中で感じる「最果て」のような感情が描かれています。 全43篇の詩は、最果タヒさん独特の優しく鋭い言葉で、私たちの心にふわっと触れてきます。 この詩集を読むと、普段の生活の中でもっと大切なものに気づけるようになるかもしれません。言葉の力に触れたり、心の中に眠っている美しさを再発見したり、そんな素敵な気持ちを味わえる一冊です。 もし、少し疲れていたり、日々の中で何かを見失いそうな気がしているなら、この本があなたの心を優しく照らしてくれるかもしれませんね。 最果タヒさんの言葉が、日常の中に隠れた美しさや痛みを教えてくれます。あなたの心に新しい光が灯る瞬間を、ぜひ感じてください。
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夜空はいつでも最高密度の青色だ(リトルモア) 最果タヒ
¥740
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫2017/6/7発行 ソフトカバー 異例のひろがりで話題騒然となった『死んでしまう系のぼくらに』を超える、待望の新詩集! - - - 都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。 塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。 夜空はいつでも最高密度の青色だ。――「青色の詩」より抜粋 - - - 現代詩の枠を超えたムーブメントを巻き起こした詩集前作『死んでしまう系のぼくらに』。 他方では小説家としても活躍し、SNSでも詩を発表するなどフィールドを問わず快進撃を続ける詩人・最果タヒが満を持して放つ、渾身の詩集最新作! 「ゆめかわいいは死後の色」「月面の詩」「花と高熱」「美しいから好きだよ」「冷たい傾斜」「もうおしまい」…ほか、書き下ろしを多数含む全43篇収録。 現代におけるポエジーとは? ひとつの答えがここに。(あらすじより)
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死んでしまう系のぼくらに(リトルモア) 最果タヒ
¥850
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪9版≫2020/3/26発行 ソフトカバー 『死んでしまう系のぼくらに』は、最果タヒさんの詩集で、人生や死、そして生きることの苦しみと美しさを描いた一冊です。 鋭い感性と率直な言葉で綴られた詩は、心に深く響くので、あなたの中で何かを変える力があるかもしれませんね。 この詩集では「死」というテーマが繰り返し登場し、普段は考えないような深い問いを投げかけてきますが、その中にあるのは単なる暗さではなく、生きることの儚さや美しさなんです。 この本を読めば、新しい視点で自分や人生と向き合うことができるはず。そして、最果タヒさんの繊細な言葉に触れることで、言葉の力や感情を感じる力が育まれます。 もしも、何気ない日常に少し疲れていたり、モヤモヤしているなら、この詩集がきっと心を温めてくれますよ。 最果タヒさんの詩が、あなたの心に寄り添い、生きる力を静かに与えてくれる一冊です。
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青い麦(集英社文庫) コレット/手塚伸一訳
¥800
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪8版≫1997/6/14発行 『青い麦』は、フランス文学の巨匠コレットが描く、青春の繊細さと痛みを鮮やかに映し出した作品です。 16歳のフィリップと15歳のヴァンカ、幼なじみの二人が過ごすひと夏の物語には、大人への成長と初恋の甘く苦い感情が詰まっています。 この本は、青春期特有の揺れ動く心や、相手に言えない秘密、心のどこかに残る孤独感に寄り添ってくれる一冊です。 コレットの瑞々しい文章と、手塚伸一氏の繊細な翻訳で、まるで海辺の風を感じるような心地よさを味わえますよ。 「自分の中に眠る青春の記憶を呼び覚ましたい」と思うとき、この物語はあなたの心にそっと触れるはずです。 青い麦が揺れる季節、フィルとヴァンカの気持ちに、あなたも寄り添ってみませんか?