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杏子・妻隠(新潮文庫) 古井由吉
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≪24版≫2020/3/15発行
第64回 芥川受賞作品
『杏子・妻隠』は、古井由吉が描く心の奥底を覗き込むような作品です。
『杏子』では、精神的に不安定な女子大生・杳子が出会った男子大学生との壊れやすい恋愛を描き、その孤独感と愛の繊細さが深く心に残ります。
一方、『妻隠』では、都会で暮らす若い夫婦の日常を通じて、現実感の喪失や微妙な感情が浮き彫りになります。
この本を読んでいると、人生の中で私たちが抱える感情や人間関係の複雑さに気づき、自分自身を深く見つめるきっかけになるのではないかと感じます。何気ない日常に潜む闇や、心の揺らぎに共感することで、心が少し軽くなるかもしれません。
私もこの本を読んだとき、感情の深さと心理描写の美しさに驚いたほど。現実と幻想が交錯するその世界に引き込まれ、心の奥底を探るような未知の読書体験ができる一冊です。
<古井由吉さんいついて>
古井由吉(ふるい よしきち)さん(1937年生)は、日本の小説家・ドイツ文学者。東京大学大学院修了後、立教大学でドイツ語を教え、1968年に作家活動を開始。1970年に短編小説『杳子』で芥川賞を受賞し、内向の世代の代表的存在として知られます。代表作には『聖』『栖』『親』の三部作や『槿』、『仮往生伝試文』などがあり、精神の深層を描く独自の文体で日本文学に多大な影響を与えました。2020年、82歳で逝去。
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