杳子・妻隠(新潮文庫)古井由吉
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【良好・24版】『杳子・妻隠』古井由吉|芥川賞受賞作・人の心と孤独を描く小説|新潮文庫|古本・良好
人の心は、どこまで他者と分かり合えるのでしょうか。
愛しながらも、どうしても届かない距離。その切なさを、静かに見つめたのが古井由吉の『杳子・妻隠』です。
「杳子」では、不安定な心を抱えた女子大生・杳子と青年の壊れやすい恋を通して、人の孤独と愛の儚さを描きます。
一方、「妻隠」では、都会で暮らす夫婦の淡々とした日常の奥に、言葉にできない心の揺らぎが漂います。
柚香の森がこの本を仕入れたのは、表面的な出来事ではなく、「人の心の深さ」に真っ直ぐに向き合う作品だから。
ページを閉じたあと、静寂の中で自分の内側に耳を澄ませたくなる──そんな読書体験でした。
感情の繊細な動きに敏感な方へ。
もし今、言葉にできない想いを抱えているなら──この物語があなたの心にそっと寄り添ってくれるでしょう。
人の心の奥にある「言葉にならない想い」を描いた古井文学。
読んだあと、少しだけ世界が静かに見える──そんな一冊です。
※良好な状態の古本です。カバーにわずかなスレが見られますが、本文はきれいに保たれています。
<古井由吉さんいついて>
古井由吉(ふるい よしきち)さん(1937年生)は、日本の小説家・ドイツ文学者。東京大学大学院修了後、立教大学でドイツ語を教え、1968年に作家活動を開始。1970年に短編小説『杳子』で芥川賞を受賞し、内向の世代の代表的存在として知られます。代表作には『聖』『栖』『親』の三部作や『槿』、『仮往生伝試文』などがあり、精神の深層を描く独自の文体で日本文学に多大な影響を与えました。2020年、82歳で逝去。
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