文芸書専門の古本屋|BASE:古本のオンライン書店『柚香の森』
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『柚香の森』は、心にそっと寄り添う文芸書を中心に扱う、小さなオンライン古本屋です。
読書を通じて、ふと立ち止まる時間や、小さな気づきが生まれますように──そんな想いを込めて、一冊一冊、丁寧にお届けしています。
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書籍商 柚香の森
🍃 読書療法への取り組み
『柚香の森』の店主は、日本読書療法学会の会員として、ビブリオセラピー(読書療法)を実践しながら、本のぬくもりを通して、心にそっと寄り添う時間をお届けしています。
つらいとき、ふと立ち止まりたくなったとき──一冊の本が、小さな灯りとなってくれることがあります。
そんなやさしい出会いを、どうかこの森で見つけてくださいね。
どうぞ、ごゆっくりと、本との時間をお楽しみくださいませ。
あなたの心に、やさしい物語がそっと寄り添いますように。
柚香の森🌳
【非常に良い・初版】『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹|新潮社|震災と再生の短編集|古本
¥1,000
『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹|震災と再生の短編集|新潮社|古本・初版 ISBN4103534117 「喪失の先に、静かな再生がある」──そんな言葉がふっと浮かぶ一冊です。 村上春樹さんの短編集『神の子どもたちはみな踊る』には、阪神・淡路大震災の余波のなかを生きる人々の姿が、6つの物語としてそっと綴られています。 舞台は、東京や釧路、冬の海辺など、現実の日本各地。 登場人物たちは、大きな出来事のあとで、それぞれの不安や喪失と静かに向き合いながら暮らしています。 どの物語も、1話20〜30分ほどで読める短編集なので、忙しい日々の合間にもやさしく寄り添ってくれます。ページをめくるたび、自分の中に眠っていた感情や、心の震えに気づかされるかもしれません。 私がこの本を仕入れたのは、疲れた日々にそっと寄り添ってくれる“静けさ”があったから。 短編なので、日常の合間にも少しずつ読めて、心に残る言葉がきっと見つかります。 どうか、静かな夜や、少し疲れた朝に、この本をそっと開いてみてください。 きっとあなたの心にも、やさしい光が届きますように。 ※非常に良い状態の古本です。ソフトカバー/初版(2000年発行)。カバー・本文ともにきれいに保管されており、通読に問題はございません。防水対策を施し、心を込めてお届けいたします。
『読書でこころをほどく7日間ノート』【PDFダウンロード・初回お試し版】
¥100
『読書でこころをほどく7日間ノート』【PDFダウンロード・初回お試し版】 本を読んだあと、少しだけ自分の気持ちを見つめてみたくなるとき── このノートは、そんなあなたの心にそっと寄り添う、7日間分の小さな読書ワークブックです。 読む本は自由。1日たった1ページで大丈夫です。 心に残った言葉や、自分の気持ちを静かに書きとめていくだけで、少しずつ心がほどけていく感覚に出会えます。 今回は「お試し版」として、中身の一部(Day1)を事前にご覧いただけるようにしました。 ※掲載はDay1のみですが、本編にはDay1〜Day7までのワークをすべて収録しています。 さらに、「どんなふうに書けばいいか分からない…」という方のために、記入例イメージも含まれています。 手書きが苦手な方にも、取り組みやすい構成になっています。 【こんな方におすすめです】 本を読んでも気持ちがうまく整理できないと感じている方 自分の気持ちに素直になる時間がほしい方 積読本を“自分のための読書”として活かしたい方 ビブリオセラピー(読書療法)に関心のある方 読書記録や感想メモを、気軽に始めてみたい方 【PDFの内容について】 A4サイズ(モノクロ・全11ページ) 7日間分の読書ワークシートつき 書き方のヒントになる記入例つき 自由記入用のフリーページあり 印刷して手書きで使用可能 PDF対応ソフトがあれば、PC上で直接入力も可能(※環境により異なります) 【使い方のヒント】 朝の読書タイムに、気持ちを整えるためのノートとして 夜寝る前に、1日を静かにふりかえる習慣に 図書館やカフェでの、自分だけの時間に 大切な方へのギフトとして、本と一緒に添えても 【ご購入前にご確認ください】 本商品はダウンロード販売専用です ご購入後すぐに、ダウンロード用URLが表示されます スマートフォンではダウンロードができません。必ずパソコンからご利用ください 再配布・商用利用はご遠慮ください ※詳細は「FAQ:デジタルコンテンツについて」もご確認ください 【価格について】 現在、初回限定の特別価格「100円」にてご提供中です。 ※今後シリーズ展開(キッズ版・Plus版)にともない、価格改定の可能性がございます。 気になる方は、ぜひお早めにお求めください。
【良好・6版】『恋』小池真理子|新潮文庫|直木賞受賞作・愛と記憶の物語|古本
¥480
『恋』小池真理子|直木賞受賞の愛と記憶の物語|新潮文庫|古本・良好 ISBN4101440166 ◆第114回直木賞受賞作品 誰もが一度は落ちる、抗えない“恋”の深淵。 小池真理子さんの『恋』は、静かに心を締めつけるような切なさと、ふと胸をよぎる虚無感を描いた物語です。 浅間山荘事件の影で起きた発砲事件を背景に、大学生の布美子が巻き込まれる、倒錯した三角関係。 25年後の布美子の回想から語られるこの物語には、人間の弱さや欲望、そして孤独が、静かに、でも確かに流れています。 読んでいると、自分の心の奥底に眠る“何か”をそっと揺さぶられるようで、登場人物たちに共感できなくても、どこかで自分自身を重ねてしまう瞬間がありました。 「人を想う」という行為の純粋さと危うさに、気づかされる一冊です。 この本を仕入れたのは、「恋」という言葉の奥にある、危うさと純粋さを見つめ直したくなったから。 読後に残るのは、切なさと共に、「それでも人は誰かを想う」という静かな確かさです。 切ない恋愛や複雑な人間模様に心惹かれる方に、ぜひ手に取っていただきたいです。静かに胸に残る、忘れられない読書体験になりますように。 ※良好な状態の古本です。カバーに若干のスレがございますが、本文は通読に問題のないきれいな状態です。新潮文庫/6版(2004年発行)。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <小池真理子さんについて> 小池真理子さん(1952年生・東京出身)は、エッセイ集『知的悪女のすすめ』でデビュー後、小説『恋』で直木賞を受賞。恋愛や心理サスペンスを得意とし、多くの文学賞に輝く実力派作家です。人間心理を鋭く描く筆致が魅力です。
【非常に良い・4版】『サキの忘れ物』津村記久子|新潮社|本と再生の短編集|古本
¥1,100
『サキの忘れ物』津村記久子|出会いと再生の短編集|新潮社|古本・美品 ISBN9787103319825 人生って、思いがけない小さな出来事で、ふっと動き出すことがあるんですね。 『サキの忘れ物』は、高校を中退し、毎日をなんとなく過ごしていた18歳の千春が、ある日、喫茶店で見つけた一冊の本をきっかけに、少しずつ世界が変わっていく物語です。 誰かが忘れていった本を手にしたことで、はじめて本を読み通し、はじめて誰かと心を通わせる──そんな静かな出来事が、彼女の中にやさしい光を灯していきます。 読んでいて、私も気づかされました。何気ない日々のなかでも、ほんの少しの出会いや言葉が、心をあたためてくれることがあるのだと。 私がこの本を仕入れたのは、「誰かの何気ない行動が、そっと誰かの人生を変える」ことを、丁寧に描いているから。 人との関係や自分の居場所に悩んでいる方、ちょっと気持ちが疲れている方に、ぜひそっと手に取っていただきたい短編集です。 千春と一緒に、小さな一歩を踏み出してみませんか? ※非常に良い状態の古本です。カバー・本文ともにきれいで丁寧に保管されていました。新潮社/4版(2020年発行)。防水梱包にて、心を込めてお届けいたします。 <津村記久子さん> 津村記久子さんは1978年大阪生まれの小説家。会社員として働きながら執筆を始め、2005年に太宰治賞でデビュー。芥川賞ほか多数の文学賞を受賞し、2012年より専業作家に。温かな視点で日常を描く作品に定評があります。
【良好・上下セット】『生きて行く私』宇野千代|毎日新聞社|女性作家の自伝小説|古本
¥50
SOLD OUT
『生きて行く私』宇野千代|女性作家の自伝小説|毎日新聞社|古本・上下セット 「魂を売らずに、私らしく生きる」──この言葉に、どこか心がふっと動いた方へ。 宇野千代さんの『生きて行く私』は、ご自身の半生を綴った自伝的小説。山口の生家での幼少期から、初恋や結婚、作家としての栄光と挫折、そしてさまざまな愛のかたち……ひとつとして穏やかではなかった日々を、千代さんは自分の足でしっかりと歩んできました。 この作品は上下巻になっていて、通して読むことで、彼女の生きざまがより深く、静かに心に沁みてきます。どんな困難にも負けず、自分らしく生き抜こうとする姿に、私は何度も励まされました。 この本を仕入れたのは、「迷っても、自分の道を生きていい」と語りかけてくれるように思えたから。 もし今、自分の道に迷いがあるなら──きっとこの物語が、そっと背中を押してくれると思います。 どうか、ご自分のペースで、ゆっくり読んでみてくださいね。 ※上下巻セットでの販売です。 【上巻】:良好。天・地・小口に経年のヤケあり。ISBN4620306304 【下巻】:良好。表紙・天地小口にヤケ、シミ、キズ、汚れあり。ISBN4620306312 どちらもハードカバー。通読には問題のない状態です。防水梱包にて、心を込めてお届けいたします。 <宇野千代さんについて> 宇野千代さん(1897–1996)は山口県生まれの作家・随筆家。恋愛や結婚を繰り返しつつ自由な生き方を貫き、『おはん』『生きて行く私』などで高く評価された。編集や着物デザインでも活躍し、多才な女性として知られる。
【良好・2版】『あたりまえのこと』倉橋由美子|朝日新聞社|小説論エッセイ集|古本
¥1,300
『あたりまえのこと』倉橋由美子|小説論と人生の節目の言葉|朝日新聞社|古本 ISBN4022576790 「“あたりまえ”って、本当にそうかしら…?」 ふと、そんな思いがよぎることはありませんか。 倉橋由美子さんの『あたりまえのこと』は、小説を読む人、書く人、どちらにもそっと差し出される、小さな問いが詰まった一冊です。 40代と60代、人生の節目で綴られた小説論エッセイは、「正しさ」や「常識」によりかかることなく、文学の根っこを静かに掘り起こしてくれます。 読んでいて、「何を書くか」より「どう書くか」がこんなにも大切だったんだ…と、私は思わず胸が熱くなりました。 目に見えないところに宿る“ことばの力”に、そっと背中を押されるような気がしたんです。 創作にたずさわる方も、本を深く味わいたい方も。まずは気軽にページをめくってみてください。 倉橋さんのまなざしが、きっと新しい読書の扉を開いてくれるはずです。 ※良好な状態の古本です。ハードカバー/2版(2001年発行)。表紙にスレ、地に小さなキズがございますが、本文はきれいで通読に問題はありません。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <倉橋由美子さんについて> 倉橋由美子さん(1935–2005)は、高知県生まれの小説家・翻訳家。明治大学でフランス文学を学び、「パルタイ」で文壇デビュー。実存主義の影響を受けた寓話的な作風で知られ、多くの文学賞を受賞しました。
イングランド・イングランド(東京創元社) ジュリアン・バーンズ/古草秀子訳
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) 初版 2006/12/25発行 ISBN4488016391 ソフトカバー 「“本物”って、なんでしょうね?」 そんな問いかけから始まる物語に、私は静かに引き込まれていきました。 イングランドの伝統や歴史をそっくりそのまま再現し、テーマパーク化する壮大な計画――そこに巻き込まれた主人公マーサの目を通して描かれるのは、「本物」とは何かという深い問いです。 皮肉とユーモアに満ちたジュリアン・バーンズの筆は、現代社会の観光や消費文化をどこか冷ややかに、けれどどこか可笑しく描き出していきます。 読んでいると、気づけば自分の価値観まで静かに揺さぶられていて…「本物らしさ」って、誰が決めるんだろう?と、考えずにはいられませんでした。 イギリス文学や社会風刺がお好きな方、そして少し立ち止まって「今の時代」を見つめ直してみたい方に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。 あなたも、“本物”と“偽物”のあいだを旅してみませんか? <ジュリアン・バーンズについて> ジュリアン・バーンズは1946年生まれのイギリスの作家。『フロベールの鸚鵡』で注目を集め、『終わりの感覚』でブッカー賞受賞。知的なユーモアと鋭い風刺で現代英国文学を代表する存在です。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
【非常に良い・初版】『読書セラピスト』ファビオ・スタッシ|東京創元社|読書と再生の物語|古本
¥1,100
『読書セラピスト』ファビオ・スタッシ|癒しと本の処方箋|東京創元社|古本・美品 ISBN9784488016791 人生に迷ったとき、もし“本”を処方してくれる人がいたら――そんな想いに、そっと応えてくれる一冊です。 元国語教師のヴィンチェは、恋人にも職も失い、人生のどん底にいました。けれど、彼はある日から「読書セラピスト」として、悩める人に本を“処方”し始めます。そんな彼のもとで起きた不可解な失踪事件。残されたのは、本のリストだけ。物語はミステリーとしても展開しつつ、読書がもたらす癒しや再生の力を、じんわりと伝えてくれます。 「本って、こんなにも人に寄り添えるんだな」──そう思わずにはいられませんでした。文学の力が、心の奥のほころびにやさしく触れてくれるのです。 私がこの本を仕入れたのは、「本の力を信じたい」と思う気持ちに、そっと答えてくれる一冊だと感じたから。 読書が好きな方、人生に迷いを感じている方へ。きっと、あなたにぴったりの“処方箋”がこの本の中にあります。 まずは一緒に、ヴィンチェの旅に出てみませんか。 ※非常に良い状態の古本です。ハードカバー/初版(2022年発行)。カバー・本文ともにきれいに保管されており、通読に問題はありません。防水梱包にて、心を込めて丁寧にお届けいたします。 <ファビオ・スタッシについて> ファビオ・スタッシはイタリアの作家で、読書と人生のつながりを描く作品に定評があります。代表作『読書セラピスト』はシェルバネンコ賞を受賞し、ビブリオミステリとしても高く評価されています。
【非常に良い・55版】『本を読む本』M・Jアドラー他|講談社学術文庫|読書法の名著|古本
¥710
『本を読む本』M・Jアドラー他|読書の基本と深め方を学べる名著|講談社学術文庫|古本本を読む本(講談社学術文庫) (M・Jアドラー、C・Vドレーン/外山滋比古、横未知子訳) ISBN4061592998 「本の読み方に自信がなくて…」「せっかく読むなら、もっと深く味わいたい」──そんなふうに感じたこと、ありませんか? 『本を読む本』(講談社学術文庫)は、そんな思いにそっと寄り添ってくれる一冊です。どんなふうに本を選び、どう読めば心に届くのか。読書の基本から応用までを、わかりやすく丁寧に教えてくれます。ページをめくるたびに、「本を読む」という行為そのものが、少しずつ深く、豊かになっていくように感じられるのです。 私自身も、この本を読みながら、ただ読むだけでは届かない“本の奥行き”のようなものに気づかされました。読書って、静かに心を耕す時間なんだなあと、あらためて思ったのです。 もっと本と仲良くなりたい方、読書を通して自分を育てたい方に、そっとおすすめしたい一冊です。よろしければ、あなたの読書の旅の一歩として、手に取ってみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。講談社学術文庫/55版(2015年発行)。ハードな使用感はなく、本文・カバーともにきれいです。防水梱包にて、心を込めて丁寧にお届けいたします。 <M・J・アドラー、C・V・ドレーンについて> M・J・アドラーはアメリカの哲学者・教育者で、対話を重視した古典教育を推進し、「グレートブックス運動」を展開。『ブリタニカ百科事典』の編集にも携わるなど、知の普及に貢献しました。共著者C・V・ドレーンも教育者・編集者として活躍し、ともに『本を読む本』を著しました。
【良好・初版】『囀る魚』アンドレアス・セシェ|西村書店|本と心の物語|古本
¥760
『囀る魚』アンドレアス・セシェ|本と出会いの物語|西村書店|古本・良好 ISBN9784890137268 静かな街角の古書店で、ふと人生が動き出すような瞬間って、ありませんか? 『囀る魚』は、そんな心にやさしくしみわたる一冊なんです。 舞台はアテネの旧市街。本の世界が何より好きな青年ヤニスが、偶然足を踏み入れた小さな書店で出会ったのは、静かに本を愛する女店主・リオ。 ページをめくるように少しずつ心を開いていくふたりのやりとりに、私は胸がじんわりあたたかくなりました。 本って、ただ読むものじゃないんですよね。ときに人と人を結びつけて、日常に小さな奇跡を運んできてくれるんです。 この本を仕入れたのは、本屋という場所が持つ“出会いの力”を、丁寧に描いてくれているから。 本や本屋が好きな方、そっと心を整えたい方にこそ、ぜひ読んでいただきたい物語です。 あなたの心にも、やさしいさざ波が広がりますように──そんな願いをこめて、そっとおすすめします。 ※良好な状態の古本です。ハードカバー/初版(2016年発行)。表紙にわずかなスレ・キズはありますが、本文はきれいで通読に支障はありません。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <アンドレアス・セシェについて> アンドレアス・セシェは、ドイツの作家・編集者。書店や本、文学をテーマにした作品を多く手がけており、代表作『囀る魚』では読書文化への愛情と繊細な人間描写が光る。詳細な経歴や受賞歴は公的情報が少なく、出版元による確認が望まれる。
愛の重さ(ハヤカワ文庫) アガサ・クリスティー/中村妙子訳
¥50
SOLD OUT
【並】(非常に良い/良好/並) 3版 1976/11/15 発行 背表紙イタミあり、経年のキズ、ヤケあり 読むには問題ありません(装丁絶版) 「愛することは、時に誰かの重荷になってしまう」──そんな痛みを、あなたも感じたことがあるでしょうか。 アガサ・クリスティーが“メアリー・ウェストマコット”名義で書いた『愛の重さ』は、そんな愛の裏側にある静かな哀しみを描いた物語です。 主人公ローラは、愛されることに飢えながらも、妹に深い愛を注ぎます。けれど、その愛はいつしか妹にとって重すぎるものとなってしまうのです。 善意や思いやりが、時に誰かを傷つけてしまう──そんな現実に、胸が締めつけられました。でもだからこそ、人と人との距離や、愛の伝え方について深く考えさせられる一冊でした。 「愛」とは、ただ優しいだけのものではない。 その複雑さに、そっと寄り添ってくれる物語です。 静かな余韻が心に残るこの本、ぜひあなたの手でめくってみてくださいね。 ◆本書について:「ミステリーの女王」として知られるアガサ・クリスティー。 けれどその筆は、名探偵の謎解きだけでなく、人の心の奥深くにも静かに届いていました。 『愛の重さ』は、彼女が“メアリー・ウェストマコット”という別名で綴った、家族や愛のすれ違いを描いた一冊なんです。 推理小説とは違い、姉妹の間にある愛と嫉妬、そして「与える愛」と「受け取る愛」の繊細な違いに光を当てています。 クリスティー自身の経験や、女性としてのまなざしが込められたこの物語は、読んだあとにふっと心の奥があたたかくなるような、不思議な余韻を残します。 謎ではなく、人の心にそっと寄り添うクリスティーの一面を、どうぞ味わってみてくださいね。 <アガサ・クリスティーについて> アガサ・クリスティー(1890–1976)は、「ミステリーの女王」と称されるイギリスの推理作家です。ポアロやミス・マープルを生み出し、長編・短編あわせて100作以上を執筆。世界で最も多く翻訳された作家としても知られています。薬剤師助手や旅の経験が作品に活かされ、推理小説界に不動の地位を築きました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
銀河鉄道の夜(新潮文庫) 宮沢賢治
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) 2020/8/15発行(74版) 星空を見上げながら、「誰かの幸せをそっと願いたいな」と思ったこと、ありませんか? 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』は、そんな夜に寄り添ってくれる一冊です。 物語は、孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河を走る幻想的な列車に乗るところから始まります。旅の中で出会うさまざまな乗客とのやりとりを通して、「誰かのために生きること」や「本当の幸せとは何か」を、静かに、そして深く問いかけてくれるんです。 読み終えたあと、心にふわりと残るのは、他者を思いやるやさしさ。そして、寂しさの中にも確かな光を感じられるような、不思議な温かさなんですよね。 私自身、この本を読むたびに「本には、こんなふうに心を癒し、気づきをくれる力があるんだ」と実感します。 もし今、ほんの少しでも心が疲れていたら──この物語を、そっと手に取ってみてくださいね。 <宮沢賢治について> 宮沢賢治(1896〜1933)は岩手県花巻市出身の詩人・童話作家です。盛岡高等農林学校を卒業後、教師や農業指導者としても活動し、「羅須地人協会」を設立しました。法華経の信仰が作品に強く影響し、生前は『春と修羅』『注文の多い料理店』の2冊のみ出版。『銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ』などは没後に評価され、日本を代表する作家となりました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
【非常に良い・初版】『今夜もそっとおやすみなさい』小手鞠るい|出版藝術社|夜の短編エッセイ集|古本
¥900
『今夜もそっとおやすみなさい』小手鞠るい|夜に寄り添う短編エッセイ|出版藝術社|古本 ISBN9784882935421 眠れない夜、ふと心がざわつくとき──そんなときにそっと寄り添ってくれる本があります。 小手鞠るいさんの『今夜もそっとおやすみなさい』は、まるでやさしい毛布のような短編エッセイ集。 日々の忙しさや、言葉にできない寂しさを、そっと包み込んでくれるんです。 私も、慌ただしい一日の終わりにこの本を開くと、静かな言葉の中に癒され、自分の気持ちにふわっと灯がともるような感覚になりました。 読後には、自分を少しだけ好きになれたり、日常の小さな幸せに気づけたり。 そんな“心の静けさ”を思い出させてくれる一冊なんです。 この本を仕入れたのは、まさに「おやすみなさい」という言葉が、誰かの心を癒す力になると信じているから。 もし今、ほんの少しでも心を休めたい夜があるなら──この本が、あなたのそばでやさしく寄り添ってくれるかもしれません。 ※非常に良い状態の古本です。ソフトカバー/初版(2021年発行)。カバー・本文ともにきれいに保管されており、通読に支障はありません。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <小手鞠るいについて> 小手鞠るい(こでまり・るい)さんは、1956年岡山県生まれの小説家・詩人・エッセイスト。同志社大学卒業後、出版社勤務などを経てアメリカに移住。1981年に詩人としてデビューし、1993年に「海燕新人文学賞」受賞。恋愛小説から児童書まで幅広く手がけ、代表作に『美しい心臓』『アップルソング』など。現在はニューヨーク州在住。
【非常に良い・初版】『夢の本』ホルヘ・ルイス・ボルヘス|河出文庫|幻想と夢の逸話集|古本
¥1,100
『夢の本』ボルヘス|幻想文学の迷宮へ誘う逸話集|河出文庫|古本・美品 ISBN9783094648555 眠りの中で、「これは現実? それとも夢…?」と、ふと戸惑ったことはありませんか。 『夢の本』は、幻想文学の巨匠ボルヘスが編んだ、夢にまつわる古今東西の物語集。 『千夜一夜物語』や『聖書』など、時を超えて語り継がれてきた夢の逸話が、静かに、そして妖しく心に降り積もっていきます。 私がこの本を仕入れたのは、日常のなかの“見えないもの”に、そっと目を向けたくなったから。 同じく幻想的な『砂の本』を読んだ方にも、きっと忘れられない読書体験になると思います。 現実と非現実の境界が少しだけほどけて、心がゆるやかに揺れるようなひとときを──。 まずは、気になる一編から旅してみてくださいね。 ※非常に良い状態の古本です。河出文庫/初版(2019年発行)。カバー・本文ともにきれいに保管されており、通読に支障はありません。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <ホルヘ・ルイス・ボルヘスについて> ホルヘ・ルイス・ボルヘス(1899–1986)はアルゼンチン出身の作家・詩人。幻想文学の巨匠として『伝奇集』『エル・アレフ』『砂の本』などで知られます。夢や迷宮、無限といったテーマを通して、現実と虚構の境界を揺さぶる独自の作風を確立。図書館司書としての経験や重病をきっかけに短編を執筆し、ポストモダン文学に大きな影響を与えました。エルサレム賞ほか国際的受賞多数。
【良好・10版】『ペドロ・パラモ』フアン・ルルフォ|岩波文庫|死と記憶の幻想小説|古本
¥900
『ペドロ・パラモ』フアン・ルルフォ|死と記憶の幻想譚|岩波文庫|古本・良好 ISBN4003279115 静かな町・コマラに足を踏み入れたとき、不思議な感覚に包まれました。 それはまるで、生と死の境界に身をゆだねるような読書体験。 フアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』は、亡き母の言葉に導かれ、父を探す青年フアンが、やがて“語り手”となるまでを描いた物語です。 生者と死者、記憶と現実が交錯するその世界に、私は何度も立ち止まりながらページをめくりました。 断片的な語りの中にひそむ深い余韻──この本を仕入れたのは、一度読んだだけでは終われない、そんな言葉の力に心を打たれたからです。 人生の意味を問い直したくなったとき、そっと寄り添ってくれる一冊。 静けさのなかにこだまする死者の声に、どうか耳をすませてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。岩波文庫/10版(2021年発行)。表紙にヨレがありますが、本文は通読に問題のないきれいな状態です。書影をご確認ください。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <フアン・ルルフォについて> フアン・ルルフォ(1917–1986)は、メキシコ・ハリスコ州生まれの小説家・写真家です。幼くして両親を亡くし、苦しい境遇の中で育ちながらも文学への情熱を抱き続けました。代表作『燃える平原』『ペドロ・パラモ』はいずれも少ない発表作ながら、ラテンアメリカ文学に深い影響を与え、20世紀スペイン語文学を代表する作家と評されています。写真家としても高い評価を受けました。
【良好・初版】『不快な夕闇』マーリケ・ルカス・ライネフェルト|早川書房|喪失と再生の物語|古本
¥1,790
『不快な夕闇』マーリケ・ルカス・ライネフェルト|喪失と再生を描く物語|早川書房|古本 ISBN9784152102119 大切な人を失ったとき、心はどこへ行くのでしょう。 『不快な夕闇』は、10歳の少女ヤスの視点から描かれる、喪失と罪、そして再生の物語です。 「兄が死にますように」と祈ってしまった夜から、彼女の世界は少しずつ崩れていきます。 赤いジャケットに守られるようにして、空想と現実の境界を漂いながら、自分の心と向き合っていくヤスの姿に、私は何度も胸を締めつけられました。 それでも、この本を仕入れたのは、“痛みと共に生きる”ことを、こんなにも静かに肯定してくれる物語だから。 もし今、心の奥に誰にも言えない感情があるなら── この本が、あなたのそばにそっと座ってくれるはずです。 どうぞ、ご自分のペースで、ゆっくり読んでみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。ソフトカバー/初版(2023年発行)。書籍自体は非常に良い状態ですが、表紙にわずかなスレがあるため「良好」としています。本文はきれいで通読に支障ありません。防水梱包にて丁寧にお届けします。 <マリーケ・ルカス・ライネフェルトについて> マリーケ・ルカス・ライネフェルト(1991年生まれ、オランダ)は、詩人・作家であり、詩集『仔牛の羊膜』でデビュー後、初の小説『不快な夕闇』で国内外で注目を集めました。2020年、29歳でブッカー国際賞を受賞し、世界的に認知されました。詩、小説、エッセイと幅広く活躍し、オランダ文学界の若き才能として高く評価されています。自身はノンバイナリーから男性として生きることを公表しています。
白の闇 新装版(NHK出版) ジョゼ・サラマーゴ/雨沢泰訳
¥50
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良好(非常に良い/良好/並) 初版 ソフトカバー 2008/5/30発行 ISBN9784140055434 ある日突然、目の前が真っ白に──そんな想像をしたことはありますか? 『白の闇』は、視界を奪う“白い病”によって人々の暮らしが音もなく崩れていく、衝撃の物語です。 誰もが理由も分からぬまま視力を失い、隔離された元病棟で生き抜こうとする人々。 食糧の奪い合い、支配と暴力の連鎖…。 極限状態のなかで、私たちが「人間らしさ」と呼んでいるものの正体が、あらわになっていくんです。 読むうちに、「見える」という当たり前がどれほど尊いことなのかに気づかされます。 そして、希望の光のように現れる“見える女性”の存在が、静かに、でも確かに、読む人の心にも光を届けてくれるんですよね。 この本は、癒しを与える物語ではないかもしれません。 でも、心の奥深くにある不安や問いに向き合い、気づきへと導いてくれる──そんな読書体験になると思います。 どうか、この白い世界の中で、あなた自身の「光」を見つけてみてくださいね。 <ジョゼ・サラマーゴについて> ジョゼ・サラマーゴ(1922–2010)は、ポルトガル出身の作家・劇作家。農家の息子として生まれ、高校中退後に整備工や新聞記者を経て、40代から本格的に執筆活動を開始しました。1982年の『修道院回想録』で注目され、1998年にはポルトガル語圏初のノーベル文学賞を受賞。社会批評と寓話性を融合させた独特の文体で、人間の本質を鋭く描いた作品を数多く残しました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
幻影の書(新潮社) ポール・オースター/柴田元幸訳
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良好(非常に良い/良好/並) 3版 ハードカバー 2008/12/25発行 ISBN9784105217129 失ったものが大きすぎて、心が空っぽになってしまう──そんなとき、あなたは何に手を伸ばしますか? この物語は、愛する妻と娘を飛行機事故で亡くした大学教授ジンマーが、人生の意味を見失いながらも、ふとした映画との出会いから、再び歩き出す勇気を見つけていくお話です。 ある日、届いた一通の手紙をきっかけに、彼は“死んだはず”の伝説の映画監督・ヘクター・マンの謎を追い始めます。 現実と幻想が交錯する中で、自分自身と深く向き合うその姿に、すごく心を揺さぶられました。 物語の力って、時に人の魂をふわっと抱きしめてくれるんですよね。 私も読みながら涙がこぼれました。芸術や偶然の出会いが、絶望の中にある私たちに、そっと光を差し込んでくれるんです。 もし今、あなたの心にぽつんと空いた空白があるなら──この一冊が、その空白をあたたかく満たしてくれるかもしれません。 <ポール・オースターについて> ポール・オースター(1947–2024)は、アメリカ・ニュージャージー州出身の小説家・詩人。コロンビア大学で文学を学び、多彩な職業を経験後、作家として活躍。『ニューヨーク三部作』で国際的に注目され、『ムーン・パレス』『幻影の書』など現代アメリカ文学を代表する作品を多数発表。詩や脚本、映画監督としても才能を発揮し、文学と芸術の世界に大きな影響を与えました。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
リトルターン(集英社) ブルック・ニューマン/五木寛之訳 リサ・ダークス絵
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良好(非常に良い/良好/並) 7版 ハードカバー 2002/3/23発行 ISBN4087812561 海辺を舞う小さな鳥、リトルターン。 そのひと夏の物語に、私は思わず『かもめのジョナサン』を思い出しました。 どちらも、自分の力で空を飛び、新しい世界へと踏み出す──そんな“飛翔の物語”なんですよね。 そして、どちらも五木寛之さんが訳しているのも嬉しい偶然。言葉の一つひとつがやさしく、心にすっと入ってきます。 『リトルターン』は、海辺に生きる小さなコアジサシの絵本。 初めての飛行、嵐との出会い、仲間とのつながりを経て、少しずつ大人になっていく姿が描かれています。 小さな存在でも、未来に向かって羽ばたけるんだというメッセージが、静かに心に響いてきます。 「一歩を踏み出す勇気がほしい」「誰かの背中をそっと押したい」──そんなとき、この絵本はきっと寄り添ってくれるはずです。 『かもめのジョナサン』とあわせて読めば、より深く“自由に生きること”を考えられるかもしれません。 どちらも、柚香の森にてご用意しております。よかったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。 <ブルック・ニューマンについて> ブルック・ニューマンは、絵本『リトルターン(Little Tern)』の作者として知られる絵本作家です。物語は寓話形式で描かれ、イラストはリサ・ダークスが手がけ、日本語訳は作家・五木寛之が担当しています。現時点では、ニューマンの出身地や他の著作など、詳しい経歴は日本語では明らかにされていません。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
ソフィーの世界(上・下) 哲学者からの不思議な手紙(NHK出版) ヨースタイン・ゴルデル/池田香代子訳
¥50
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【上下セット】 ・ソフィーの世界(上) 良好(非常に良い/良好/並) 19版 ソフトカバー 2000/7/1 発行 ISBN4140803312 ・ソフィーの世界(下) 非常に良い(非常に良い/良好/並) 14版 ソフトカバー 2000/7/1 発行 ISBN4140803320 子どもの頃、「自分って何者なんだろう?」と、ふと立ち止まって考えたことはありませんか。 『ソフィーの世界』は、そんな問いにやさしく寄り添ってくれる物語です。 14歳の少女ソフィーのもとに届いた一通の手紙「あなたはだれ?」という問いかけから、彼女の“考える旅”が始まります。 プラトン、デカルト、カント……次々に現れる哲学者たちの言葉を通して、ソフィーと一緒に世界や自分のことを見つめ直していく時間は、まるで静かな冒険のようでした。 難しいと思われがちな哲学も、物語の中では驚くほどやわらかく、親しみやすく描かれています。 読んでいると、当たり前だと思っていた日常の風景が、ふときらめいて見えてくるのです。私もこの本に出会って、「考えることは、生きることそのものなんだ」と、あらためて気づかされました。 もし今、立ち止まりたくなるような時があったなら…、ソフィーとともに、“問い”の扉を開いてみませんか。 ページをめくるたび、心の奥にあった純粋な好奇心が、そっと目を覚ましてくれるはずです。 <ヨースタイン・ゴルデルについて> ヨースタイン・ゴルデル(1952年生まれ)は、ノルウェー出身の小説家・児童文学作家で、オスロ大学で思想史を学びました。1986年から執筆を始め、1991年に発表した『ソフィーの世界』が世界的なベストセラーとなり、53か国語に翻訳されました。ゴルデルは社会活動にも積極的で、環境・発展援助を支援する「ソフィー賞」を創設しています。 ※丁寧な梱包を心がけております。簡易包装ですが、防水・緩衝材で保護してお届けいたします。
【良好~並・上下セット】『ヴォス』パトリック・ホワイト|サイマル出版会|精神と自然の探検譚|古本
¥50
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『ヴォス』パトリック・ホワイト|精神と自然の探検譚|サイマル出版会|古本・上下セット 「自分の居場所って、どこにあるんだろう」── そんな問いを胸に抱えたことのある方へ、そっと手渡したい物語があります。 『ヴォス』は、19世紀オーストラリアの大地を舞台に、探検家ヴォスと町に暮らす女性ローラの“魂の旅”を描いた作品。 広大な自然と内なる孤独、そのはざまで交わされる言葉なき対話に、私は思わず何度も胸が熱くなりました。 文化や人間関係に揺らぎながらも、「私は何者なのか」と問い続ける姿は、現代に生きる私たちにも深く響くはずです。 この本を仕入れたのは、どんな旅路にも“寄り添い”があると教えてくれる一冊だから。 もし今、自分を見失いそうな瞬間にいるなら── この物語が、あなたの心の旅にそっと寄り添ってくれるはずです。 ※上下巻セットでの販売です。 【上巻】:良好。1975年発行のハードカバー。経年に伴う軽いヤケはありますが、本文はきれいです。ISBN03971400452703 【下巻】:並。カバーに若干のイタミ・ヤケ・汚れあり。天・小口にヤケ、扉ページに軽いシミ等、経年なりの使用感がありますが、通読には問題ありません。ISBN03971400552703 防水梱包にて、心を込めて丁寧にお届けいたします。 <パトリック・ホワイトについて> パトリック・ホワイトは、20世紀を代表するオーストラリアの小説家・劇作家です。ケンブリッジ大学卒業後、詩や小説の執筆を始め、戦時中は空軍に従軍。帰国後は『ヴォス』などの傑作で注目され、1973年にノーベル文学賞を受賞しました。自然と人間の内面を深く描いた作品を多く遺しました。
【良好・11版】『ゴドーを待ちながら』サミュエル・ベケット|白水Uブックス|不条理劇の名作|古本
¥1,100
『ゴドーを待ちながら』サミュエル・ベケット|不条理劇の傑作|白水Uブックス|古本・良好 ISBN9784560071830 「何かをずっと待っている」──そんな感覚に覚えがある方へ。 『ゴドーを待ちながら』は、希望とも絶望ともつかない“何か”を待ち続ける、エストラゴンとヴラジーミルの物語。 サミュエル・ベケットによるこの不条理劇は、言葉少ななやりとりの中に、人間の存在そのものを問いかけてきます。 帽子をかぶるしぐさ、空を見上げる沈黙の中に、私たちの「希望」や「不安」がふわりと重なってくるようで── この本を仕入れたのは、意味の見えない時間のなかにも、きっと癒しがあると感じたからです。 何かを待ち続けている今のあなたにも、そっと風のように寄り添ってくれるかもしれません。 どうぞ、ご自分のペースで「待つ」という時間を、この本と一緒に味わってみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。白水Uブックス/新書サイズ/11版(2019年発行)。表紙・本文ともにきれいで、通読に支障はありません。防水梱包にて、心を込めて丁寧にお届けいたします。 <サミュエル・ベケットについて> サミュエル・ベケット(1906–1989)は、アイルランド出身の劇作家・小説家で、不条理演劇を代表する存在です。戦後は主にフランス語で執筆し、戯曲『ゴドーを待ちながら』で世界的に評価されました。第二次大戦中にはレジスタンスに参加し、1969年にノーベル文学賞を受賞しました。
【良好・4版】『哀れなるものたち』アラスター・グレイ|ハヤカワ文庫|自由を問う幻想小説|古本
¥1,200
『哀れなるものたち』アラスター・グレイ|自由と再生の幻想小説|ハヤカワ文庫|古本 ISBN9784151201110 「私は自由である」──そう胸を張って言える日が、あなたにも訪れますように。 『哀れなるものたち』は、19世紀末のグラスゴーを舞台に、科学者によって新たな命を与えられた女性・ベラが、自分の意志と自由を探し求める物語です。 旅を通して社会の矛盾や偏見と出会いながら、彼女は「自分の人生を自分で選ぶ」ことの意味に気づいていきます。 そのまなざしは、読み手である私たちの価値観にもそっと問いかけてきます。 この本を仕入れたのは、「生きるとは何か」「自由とは何か」を、静かに、そして真っ直ぐに伝えてくれる力を感じたから。 心が少しもやもやしているとき、自分の輪郭を確かめたくなったときに── そっと開いてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。ハヤカワ文庫/4版(2024年発行)。本文は通読に支障ないきれいな状態ですが、小口にやや汚れが見られます。あらかじめご了承ください。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <アラスター・グレイについて> アラスター・グレイはスコットランド出身の小説家・画家・詩人・劇作家。グラスゴー美術学校卒業後、美術教師や脚本家としても活躍。代表作『ラナーク』『哀れなるものたち』で高い評価を受け、ウィットブレッド賞などを受賞。実験的な文体と独自の装画で、戦後イギリス文学を代表する作家と称されています。
【良好・5版】『二都物語』チャールズ・ディケンズ|新潮文庫|愛と革命の古典小説|古本
¥810
『二都物語』チャールズ・ディケンズ|愛と革命の古典名作|新潮文庫|古本・良好 ISBN9784102030141 「あれは最高の時代であり、最悪の時代であった」── そんな印象的な一文で幕を開ける『二都物語』は、フランス革命の時代を背景に描かれた、愛と希望と自己犠牲の物語です。 ロンドンとパリという二つの都市。運命に翻弄される貴族チャールズ、彼に瓜二つの孤独な弁護士シドニー、そして家族の絆を信じる女性ルーシー。 その関係のなかに、深い愛と静かな勇気がにじみ出ています。 私がこの本を仕入れたのは、時代の波にのまれそうになったときでも、人はなお希望を手放さずにいられる──そんな確かな光を感じたから。 もし今、心が少し揺れているなら、この物語がそっと寄り添ってくれるかもしれません。 どうぞページをめくりながら、あなたの中にある“光”を見つけてみてくださいね。 ※良好な状態の古本です。新潮文庫/5版(2019年発行)。カバーに軽いスレがある場合がありますが、本文はきれいで通読に問題ありません。防水梱包にて、丁寧にお届けいたします。 <チャールズ・ディケンズについて> チャールズ・ディケンズ(1812–1870)は、ヴィクトリア朝時代を代表するイギリスの作家です。少年時代に父の破産で工場労働を経験し、社会の弱者への深いまなざしを作品に込めました。記者を経て作家デビューし、『オリバー・ツイスト』『二都物語』など数々の名作を残しました。社会批判と人間愛に満ちた筆致で、国民的作家と称されました。