文芸書専門の古本屋|BASE:古本のオンライン書店『柚香の森』
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『柚香の森』は、心にそっと寄り添う文芸書を中心に扱う、小さなオンライン古本屋です。
読書を通じて、ふと立ち止まる時間や、小さな気づきが生まれますように──そんな想いを込めて、一冊一冊、丁寧にお届けしています。
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書籍商 柚香の森
🍃 読書療法への取り組み
『柚香の森』の店主は、日本読書療法学会の会員として、ビブリオセラピー(読書療法)を実践しながら、本のぬくもりを通して、心にそっと寄り添う時間をお届けしています。
つらいとき、ふと立ち止まりたくなったとき──一冊の本が、小さな灯りとなってくれることがあります。
そんなやさしい出会いを、どうかこの森で見つけてくださいね。
どうぞ、ごゆっくりと、本との時間をお楽しみくださいませ。
あなたの心に、やさしい物語がそっと寄り添いますように。
柚香の森🌳
終点のあの子(文春文庫) 柚木麻子
¥400
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪4版≫2014/8/25発行 収録作品「フォーゲットミー、ノットブルー」第88回オール讀物新人賞受賞作品(2008年) 史上最強の「ガールズ系小説」 『終点のあの子』は、柚木麻子さんが描く、女子高生たちの青春と成長をテーマにした連作短編集です。 物語は、入学式の日に出会った希代子と朱里の交流から始まります。 朱里は芸術的な家族背景を持ち、独特な個性を放つ少女で、二人の関係は少しずつ変化していきます。作品の中では、複数の女子高生たちがそれぞれの思いを抱えながら成長していく様子が描かれているんです。 思春期ならではの揺れ動く感情や人間関係が繊細に描かれ、読むと自己理解が深まり、他者への共感力も自然に育まれます。 学校生活のリアルな空気感や、少しずつ変わっていく人々の心情に共感しながら、自分の成長と重ね合わせて読むことができるはず。 もしもあなたが、自分と同じように悩みながら成長していく登場人物たちに心を寄せたくなったら、この本はぴったりです。
友だち(新潮社) シーグリット・ヌーネス/村松潔訳
¥1,300
【非常に良い】(非常に良い/良好/並)) ソフトカバー ≪2版≫2020/4/15発行 2018年全米図書賞受賞作品 『友だち』はシーグリット・ヌーネスによる深い思索と感動を呼ぶ作品。 ニューヨークを舞台に、初老の女性作家が親しい男性の友人を自殺で失い、その後、亡き友人が飼っていた巨大な老犬アポロを引き取ります。 物語は、彼女とアポロとの日々を通じて、愛や友情、老い、人生の意味について深く考えさせられます。 この本を読むと、人生や愛、死についてじっくり考え、自分の感情や思考に向き合う時間が持てます。 特に、作家としての視点から文学の本質を掘り下げたり、人間と動物との関係を再考することができる点が魅力です。 静かに心に残るこの物語を、ぜひ手に取ってみてください。
記憶の中の一番美しいもの(講談社) カレル・ファン・ローン/長山さき訳
¥800
【良好】(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり ハードカバー ≪初版≫2002/11/30発行 世界の18カ国に翻訳された世界的ベストセラー小説。 『記憶の中の一番美しいもの』はカレル・ファン・ローンによる父と子の物語です。 妻を亡くしたアーミンは、自分が子どもを作れない病気であり、息子ボウが実は誰の子かという疑問に悩みます。 ボウへの深い愛情と血のつながりがないことへの葛藤が丁寧に描かれています。 この本を読むと、家族の絆が血縁を超えてどれほど強いものであるかを改めて感じます。 記憶と現実の間で揺れる登場人物たちの心情に触れ、愛と責任、人間関係の複雑さについても深く考えさせられます。 親子のつながりについて考えたい方にぴったりの作品です。静かな感動が心に残りますよ。
その姿の消し方(新潮社) 堀江敏幸
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり。他は至極良好。 ソフトカバー ≪3版≫2016/11/25発行 第69回野間文芸賞受賞作品 『その姿の消し方』は、堀江敏幸さんが描く記憶と不在をテーマにした静かな物語です。 主人公の「私」がフランスの古物市で見つけた一枚の絵はがき。 その消印と詩が導く探索の旅は、数十年にわたり、様々な出会いや別れを通じて進みます。 主人公の内面の変化とともに、不在が持つ意味や時間の流れの中で変わる解釈に気づかされます。 この本は、失われたものや出会いの価値をそっと教えてくれるんです。そして、今ここにある人や出来事を大切にする気持ちをそっと育んでくれる一冊です。
東京奇譚集(新潮文庫) 村上春樹
¥380
並(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり。 ≪初版≫ 2007/12/1発行 村上春樹さんの『東京奇譚集』は、予期しない出来事に翻弄される人々の不思議な体験を描いた短編集です。 5つの物語には、偶然の出会いや喪失、心の奥に潜む孤独が繊細に描かれています。 例えば、「偶然の旅人」では、ピアノ調律師が過去との和解を果たす瞬間に心が動かされたり、「ハナレイ・ベイ」では、亡き息子を思う母親が遭遇する奇妙な出来事が胸に残るんです。 この本を読むことで、日常の中に潜む不思議さに気づき、喪失や孤独と向き合うという新たな視点を見出すことだと思います。 村上春樹さんの世界観に浸りながら、現実と非現実が交錯する瞬間に引き込まれることでしょう。 この奇妙で美しい物語を、ぜひ手に取ってみてくださいね。
犬と私 新装版(三月書房) 江藤淳
¥800
良好(非常に良い/良好/並) 新装版初版 1999/10/15発行 ISBN9784782601654 ハードカバー 表紙、地、フチにシミ少あり 『犬と私』は、3匹のコッカー・スパニエルとの24年にわたる暮らしを描いた心温まるエッセイ集です。 子供がいなかった江藤夫妻が「家族」として迎えた犬たちとの日々には、喜びも悲しみも詰まっています。 著者特有の繊細な観察と、妻・慶子さんの挿絵が、物語に優しい温かみを添えています。犬好きな方も、そうでない方も、動物と人の絆の深さを感じられる一冊です。 読めば、日々の小さな幸せの大切さに気づけるかもしれません。 「犬と私」で、愛情豊かな時間を見つけてみませんか? <江藤淳さんについて> 江藤淳さん(本名:江頭淳夫、1932年生まれ)は日本を代表する文芸評論家。慶應義塾大学卒業後、1956年『夏目漱石』で注目され、以降『漱石とその時代』などで数々の賞を受賞。評論を通じて日本文学と戦後社会に大きな影響を与えました。
恋の絵本(大和書房) 遠藤周作/長尾みのる絵
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1971/10/25 発行 ハードカバー B6版 「恋」をテーマに、藤周作の文と長尾みのるの絵のコラボレーションという点で、非常に魅力的な価値ある一冊となっています。言葉と絵の力で、大人の恋愛のマナー、喜びや切なさを優しく描き出していますよ。 ページをめくるたびに、心にそっと触れる言葉や絵に出会い、「恋ってこういうものかも」と感じられる瞬間が訪れるかもしれません。本書は、恋愛の楽しさだけでなく、その奥に潜む感情の機微を教えてくれる宝物のような本です。 恋の世界を覗いてみたくなったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。 <遠藤周作さんについて> 遠藤周作(1923-1996)さんは、日本を代表する小説家。「海と毒薬」や「沈黙」などで国際的評価を得ました。カトリック信仰と日本文化を融合した作品が特徴で、芥川賞や文化勲章を受賞。「狐狸庵先生」のエッセイでも親しまれました。 <絵:長尾みのるさんについて> 長尾みのる(1929-2016)さんは日本を代表するイラストレーター・装丁家。早稲田大学卒業後、無銭世界一周旅行を経験。帰国後、イラストレーターとして活躍し、独創的な作品で児童文学や出版界に貢献しました。
「心の病」と生きた12人の偉才たち 不安なモンロー、捨てられないウォーホル (NATIONAL GEOGRAPHIC) クラウディア・カルプ/葉山亜由美訳
¥1,710
非常に良い(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2022/11/21 発行 ソフトカバー ISBN9784863135406C0023 この本では、マリリン・モンローやアンディ・ウォーホル、ドストエフスキー、アインシュタインといった、誰もが知る偉大な人たちの人生が描かれています。彼らが残した素晴らしい成果の裏側には、実は心の悩みや生きづらさがあったんです。 著者のクラウディア・カルプは、その悩みを現代の医学や専門家の知識をもとにわかりやすく解き明かしているんです。 「成功している人もこんな苦しみを抱えていたんだ」と知ることで、私たちも元気をもらえるような内容です。 天才と「心の病」との関係は、私たちの日常にも通じるテーマ。 心の健康や自己理解のヒントが詰まっています。 「悩みがあっても前を向ける」そんなメッセージに心が温まります。ぜひ手に取ってみてください。 <クラウディア・カルプさんについて> クラウディア・カルプさんは香港生まれのアメリカ人科学ジャーナリストで、『ニューヨークタイムズ』ベストセラー作家。『ニューズウィーク』で17年間シニアライターを務めた後、独立して科学や心理学、人間行動学をテーマに執筆。『ナショナルジオグラフィック』『スミソニアン』などの著名メディアに寄稿するほか、テレビや講演でも活躍中。
本が語ること、語らせること(夕書房) 青木海青子
¥1,540
非常に良い(非常に良い/良好/並) 12.0×17.0cmサイズ(単行本) 初版第三版 2022/8/14 発行 ISBN9784909179081C0095 読書好きさんにおすすめの一冊(エッセイ)です。 著者の青木海青子さんが営む奈良県東吉野の小さな私設図書館。この本では、そこを訪れる人々と本との出会いが丁寧に描かれています。 コロナ禍を背景に、著者が「本を通じて寄り添う」姿勢は、読む人の心にもそっと響くはず。本と人生を結びつける視点が、新しい読書の楽しみ方を教えてくれます。 本が持つ「力」を信じたくなるような、そんな優しいエッセイ。お疲れの日に開いてみたら、きっと心がほぐれるはずです。 「次に読むのは、これかもしれない」と感じたら、どうぞ手に取ってみてくださいね。 <青木海青子さんについて> 青木海青子(あおき・みあこ)さんは、1985年兵庫県生まれの図書館司書。大学図書館で約6年勤務後、2016年に夫と奈良県東吉野村へ移住。自宅を開放した私設図書館「Lucha Libro」を運営し、人文書を中心に本と人をつなぐ活動を行っています。2023年にはエッセイ集『不完全な司書』を出版。長年の経験を活かし、読書の楽しさと新たな視点を提案し続けています。
生きるための文学(プチグラパブリッシング) 坂口安吾など
¥50
SOLD OUT
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2007/3/28 発行 筒函 、帯、ソフトカバー、B6 ISBN9784903267555C0095 本書は、生きることに悩み、その意味を問い続けた作家たちの答えが詰まった珠玉の短編集です。 坂口安吾の瑞々しい若き日々の思索、有島武郎が子どもたちへ託した温かな思い、宮本百合子の生活の中の美への視点…など、どの作品も、読む人の心にそっと触れるものばかりなんですよね。 特に、梶井基次郎の「Kの昇天」や高村光太郎の「智恵子の半生」では、人の心の繊細さと深さを感じ、目頭が熱くなるかもしれないです。私も堀辰雄の「窓」を読んだとき、何気ない日常や景色が、いつもとは違って見えるような気がしました。 日々の忙しさの中で、自分を見つめ直したいとき、ぜひ手に取ってみてくださいね。どの作品も、そっと寄り添ってくれるような温もりがありますよ。 収録作品 ・坂口安吾「風と光と二十の私と」 ・有島武郎「小さき者へ」 ・宮本百合子「生活のなかにある美について」 ・梶井基次郎「Kの昇天」 ・高村光太郎「智恵子の半生」 ・中原中也「亡弟」 ・堀辰雄「窓」
立原正秋 珠玉短篇集二 辻が花(イディア総合研究所) 立原正秋
¥550
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1998/4/11 発行 ハードカバー ISBN494412058C0093 天、地、小口に小さなシミあり 表紙(背)ヤケ 読むには問題なく、きれいな状態です。 儚くも鮮烈な愛に、心がふっと揺れたことはありませんか。 『立原正秋 珠玉短篇集二 辻が花』は、そんな一瞬の愛にすべてを賭けた物語なんです。主人公・四郎が出会ったのは、まるで幻のような女性・夕子。ふたりが共に過ごしたのは、たった四日間。それでも、その短く濃密な時間が、人生を大きく変えてしまうほどの力を持っていたんですよね。 読んでいると、「出会いって、こんなにも胸を締めつけるんだ」と感じてしまいました。 立原正秋さんの繊細な筆は、情景だけでなく、人の心の揺れまで静かに描いていて──読み終えたあと、心にそっと余韻が残るんです。 この一冊は、日常にひっそりと潜む「かけがえのなさ」を思い出させてくれる本。 静かな夜、灯りの下でそっと開いてみてくださいね。心の奥に、辻が花のようなやさしい記憶が咲くかもしれません。 <立原正秋さんについて> 立原正秋(1926年1月6日生まれ)さんは、朝鮮生まれの日本の小説家。父親の死後母親とともに日本へ渡り、早稲田大学専門部国文科に在籍するも中退しました。1947年に日本に帰化し、同年「立原正秋」のペンネームで創作活動を開始。「白い罌粟(けし)」で直木賞を受賞するなど、日本の古典文学や能楽に影響を受けた独自の世界観で知られます。編集者としても活躍し、多くの文学者を育成しました。1980年、食道癌で54歳の生涯を閉じました。
奇妙な遺言100(ちくま文庫) ロバート・S・メンチン/中西秀男訳
¥460
良好(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 1993/10/21 発行 ISBN4480027807C0198 「遺言って、こんなに人間くさいものだったのか…」──ページをめくるたび、そんな気持ちが湧いてくるんです。 『奇妙な遺言100』は、ちょっと風変わりで、どこか切なくて、時には笑ってしまうような遺言のエピソードが詰まった一冊。条件つきの遺産や、言葉にならなかった最期の願い、愛と怒りが交差する夫婦の駆け引きなど、人間の本音がにじみ出ています。 読んでいるうちに、「もし自分だったら、どんな言葉を遺すだろう?」と、ふと立ち止まってしまいました。 死を見つめることで、生がくっきりと輪郭を持つようになる──そんな不思議な読書体験なんですよね。 死にゆく人の言葉には、時として、生きる人の背中をそっと押す力があります。 気負わずに、でも心を開いて、ぜひのぞいてみてくださいね。 <ロバート・S・メンチンさんについて> ロバート・S・メンチンは、『奇妙な遺言100』の著者として知られる人物ですが、その詳しい経歴は明らかにされていません。生没年や出身地、職業などの情報も公表されておらず、英語圏を含めた資料でも詳細は不明です。わかっているのは、世界中のユニークな遺言を収集・編集した編集者的存在であるということのみです。
あなたの人生の物語( ハヤカワ文庫) テッド・チャン/浅倉久志・他訳
¥820
非常に良い(非常に良い/良好/並) 20版 2017/5/10 発行 ISBN9784150114589C0197 「もし、人生のすべてを知っていたとしても、あなたはその道を選びますか?」 そんな問いかけから始まる『あなたの人生の物語』(テッド・チャン著)は、ただのSFではありません。 言葉と時間、そして運命との向き合い方を、私たちにそっと問いかけてくるような一冊なんです。 とくに表題作では、異星人との対話を通じて、時間の概念そのものがゆるやかに、でも確かに揺さぶられていく。 その感覚は、私の中にもずっと余韻を残しています。 この本を読んでいると、自分の選択や人生の意味が、少しだけ違って見えてくるんですよね。ページをめくるたびに、心の奥が静かに動くような──そんな癒しと気づきをもたらしてくれる物語です。 もし、日々の中で立ち止まりたくなったときは、ぜひ手に取ってみてください。あなたの人生にも、新しい物語の扉がそっと開かれるかもしれません。 <テッド・チャンについて> テッド・チャンは1967年にニューヨーク州で生まれ、台湾系アメリカ人です。ブラウン大学卒業後、SF作家としてデビュー。短編『バビロンの塔』でネビュラ賞を受賞し、その後も多数の賞を受賞。寡作ながら、現代SF界で高く評価されている作家です。
茨木のり子詩集(岩波文庫) 谷川俊太郎選
¥570
非常に良い(非常に良い/良好/並) 15版 2022/2/4発行 ISBN 4003119518 茨木のり子詩集(岩波文庫)は、茨木さんの力強さと優しさが詰まった一冊です。 谷川俊太郎さんが選んだ詩には、戦争を生き抜いた女性の切なさや未来への希望、自分らしく生きる大切さが込められています。 たとえば『自分の感受性くらい』では、自分を信じる勇気をそっと後押ししてくれる言葉が胸に響きます。この詩はこれだけで、自己啓発に匹敵しますし、自分に喝を入れられるんです。素晴らしい詩だと思います。いっそのこと暗記してもいいくらい! そして『わたしが一番きれいだったとき』 この詩には、一番きれいだった青春時代に戦争があったという、その切なさがぎゅっと詰まっています。個人的にもこの詩が大好きです。一番きれいなときが戦争なんて…と思うと、女性ならではの感覚として共感できる部分が多いのではないでしょうか。 そんな茨木のり子さんの言葉は、忙しい日々でもふと立ち止まり、自分と向き合うきっかけをくれるはず。 この詩集が、あなたの心にそっと寄り添う存在になりますように。ぜひ手に取ってみてくださいね。 <茨木のり子さんについて> 茨木のり子(いばらぎ のりこ)さんは1926年、大阪で生まれ、医薬系の学校を卒業後、1949年に医師と結婚。1950年に詩人としてデビューし、1955年に第一詩集『対話』を刊行しました。韓国現代詩の紹介にも尽力し、1991年には『韓国現代詩選』で読売文学賞を受賞。2006年に79歳で逝去しました。
はるかな国からやってきた(童話屋) 谷川俊太郎
¥610
良好(非常に良い/良好/並) ハードカバー 13版 2007/9/4発行 ISBN 4887470330 ※文庫サイズ 「なんだか心が疲れているな…」そんな日、ありますよね。生きることにちょっと迷いそうになったとき、そっと開いてほしい詩集があるんです。 それが、谷川俊太郎さんの『はるかな国からやってきた』(童話屋)。 約2,000編の詩の中から、5年の歳月をかけて選ばれた言葉たちは、どれも澄んでいて、優しくて──読むたびに、自分の中の静けさにふれていくんです。 この本に流れるテーマは、「すべての生は幸福である」。 悲しみも、孤独も、そして言葉にならない想いさえも、そっとすくいあげて、あたたかい光で包んでくれるんですよね。 私も読みながら、「ああ、生きてるって、ただそれだけですごいことなんだな」って、胸がきゅっとなりました。 きっとあなたにも、詩がそっと語りかけてくれるはず。 心がふっと軽くなる時間を、ぜひこの一冊と一緒に──。 <谷川俊太郎さんについて> 谷川俊太郎さん(1931年生まれ)は、日本の詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家です。1948年に詩作を始め、1952年に処女詩集『二十億光年の孤独』を発表。映画や絵本制作にも進出し、広範なジャンルで活躍。2024年に92歳で逝去しました。
仮面の告白(新潮文庫) 三島由紀夫
¥550
良好(非常に良い/良好/並) 146版 2010/6/10発行 ISBN 4101050010 三島由紀夫の『仮面の告白』は、自分の本音と社会の期待に挟まれた主人公の葛藤を描いた、心にズシンと響く名作。 幼少期から青年期まで、主人公は「本当の自分」と「周囲が望む自分」の間で悩み、「仮面」を被りながら生きていきます。 三島由紀夫独特の美しい文章や深い心理描写が見どころで、読むほどに主人公の苦しみや切なさが胸にしみてくるんですよね。 自分と向き合う勇気や他人との折り合いについて考えさせてくれるこの作品。 必要なときこそ、読んで欲しいです。 <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。
道化の精神(大和出版) 太宰治
¥50
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良好(非常に良い/良好/並) ハードカバー 新装版初版 1992/6/30発行 ISBN 4804730346 表紙に小さな汚れあり。 太宰治の『道化の精神』は、人間関係の難しさや生きづらさをそっと描いた作品です。 「道化」として生きることで社会と向き合いながら、本当の自分を探し続ける、太宰作品の登場人物たちの姿に、きっと共感できると思います。 太宰らしい美しい言葉が紡ぐ物語を読むと、「私だけが悩んでいるわけじゃないんだ」とほっとする気持ちになれるかもしれません。 自分の弱さを受け入れ、誰かをもっと優しく見つめられるようになる一冊です。 ぜひ、太宰の世界に触れてみてくださいね。 <太宰治について> 太宰治(本名・津島修治)は、1909年に青森県で生まれ、東京帝国大学で学んだ後、1930年に心中未遂を経験。1947年には『斜陽』で大ベストセラーを記録しますが、1948年に玉川上水で自殺。『人間失格』『走れメロス』などが代表作で、人間の心理を描いた作品で知られています。
夜間飛行(新潮文庫) サン・テグジュペリ/堀口大學訳
¥430
並(非常に良い/良好/並) 79版 2001/5/30発行 ISBN 410212201X 経年のヤケと表紙、小口等に擦れや傷みあり。読むには問題ありません。 この物語、『夜間飛行』は、暗い空を飛ぶ郵便飛行士たちの勇気と責任を描いた物語となっています。 飛行機がまだ新しい時代、危険な空を飛び続ける彼らの姿に、きっと共感するはず。 怖さや孤独を感じながらも、大切な使命を果たそうとする彼らの姿勢は、私たちにも「前に進む勇気」を教えてくれます。 詩的な文章とリアルな飛行シーンに心を動かされるので、日々の生活でも自分の価値を見つめ直すヒントが見つかるかもしれませんね。 この一冊で、あなたの心にも何か新しい風が吹くはずです! <サン・テグジュペリについて> サン・テグジュペリ(1900年生まれ)は、航空隊の操縦士としての経験を基に文学を執筆。1929年に『南方郵便機』を発表し、1931年に『夜間飛行』でフェミナ賞を受賞。第二次世界大戦中に自由フランス空軍に参加し、1944年に行方不明となりました。代表作『星の王子さま』は世界中で愛されています。
名残の薔薇 アリス・アダムズ短編集(新潮社) アリス・アダムズ/飛田茂雄・高見浩訳
¥50
SOLD OUT
非常に良い(非常に良い/良好/並) ハードカバー ≪初版≫ 1991/10/25発行 ISBN 4105240013 アリス・アダムズについて ❝アリス・アダムスは、1926年アメリカ生まれ。短編の名手として有名な作家。毎年、優秀な短編に与えられるO・ヘンリー賞を20回と特別賞も受賞しています。❞ この短編集は、人々の心の動きや、日常の中にある不条理をとても繊細に描いています。 登場人物たちの人間関係が、どこか空想的で美しく感じられますが、時には冷たい現実に抗うように、自分や大切な人を守りたくなる気持ちが湧いてくるのです。 大人の男女の複雑な心の葛藤や、何度も結婚と離婚を繰り返す登場人物など、どの物語も、切なさとちょっとしたおかしみがあり、特に『嫉妬深い夫』や『モリーの犬』には心温まる一面が感じられました。 短いながらも、感情がふわっと湧き上がる、深い魅力を持った作品です。 アリス・アダムズを初めて読む方にはぴったりな一冊!おすすめです。
サキ短篇集(新潮文庫) サキ/中村能三訳
¥480
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪67版≫2020/9/20発行 『サキ短篇集』(新潮文庫)は、英国作家サキ(本名ヘクター・ヒュー・マンロー)の代表作を収めた短編集。 ブラックユーモアと鋭い諷刺が特徴で、たとえば「開いた窓」の意外な結末や、「おせっかい」に潜む皮肉は、読んだ後に「ふふっ」と笑ってしまうような独特の味わいがあります。 短い物語の中に、予想外の展開や人間の本質を描き出すサキの腕前には驚かされますよ。 この本を読むと、ユーモアの中に隠れた人生の機微を感じ取る力が磨かれる気がします。 「一見おかしいけれど、どこか鋭く刺さる」そんな物語が読みたい時、この本はぴったりです。 日常の隙間時間に読めるので、忙しいあなたにもおすすめですよ。 ちょっと変わった視点で世界を見てみたくなったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
運転者(㈱ディズカバー・トゥエンティワン) 喜多川泰
¥50
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【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪10版≫2022/1/14発行 ハードカバー 喜多川泰さんの『運転者』は、人生に行き詰まりを感じている人にぴったりの物語です。 主人公の修一は中年で転職し、順調に進まない日々に苦しみながら、妻や娘との関係もうまくいかず、精神的にも金銭的にも追い詰められています。でも、そんな修一に現れたのは、不思議なタクシー。乗車してから彼の人生は少しずつ変わり始めます。 この物語はファンタジーの要素を取り入れつつ、「人生の良し悪しは自分の受け取り方次第だ」と気づかせてくれるんです。 どんな状況にも、自分の歩むべき道は必ずあると教えてくれる、心温まる内容です。 私は、読んだ後、心がスーッと軽くなりまたよ。 少しでも迷っているなら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
約束された移動(河出書房新社) 小川洋子
¥860
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) ハードカバー ≪初版≫2019/11/30発行 小川洋子さんの短編集『約束された移動』は、6篇の短編が収められた珠玉の一冊です。 この作品は、2009年から2019年に発表された"移動"をテーマにした物語が集められています。特に、表題作「約束された移動」では、ハリウッド俳優Bと客室係の"私"が、本を通じて密やかな絆を築く様子が描かれています。Bがホテルの本棚から1冊ずつ持ち去る行為を、"私"は秘密にしながら見守ります。その静かな関係性は、読者の心にそっと寄り添ってきます。 他にも、ダイアナ妃に魅了される老女と孫娘の物語「ダイアナとバーバラ」や、迷子たちを取り上げた「元迷子係の黒目」、羊にまつわる不思議な「黒子羊はどこへ」など、多様な視点で描かれる人間模様が魅力のお話。 この本を読むと、人間関係の複雑さや世代を超えた交流の美しさ、本や言語が持つ力について深く考えさせられます。また、小川洋子さん独特の静謐で豊かな物語世界に浸ることで、心が穏やかに満たされるんじゃないかと思います。 注目していただきたいのは、人と人との微妙な距離感や、移動を通じて生まれる繋がりの描写です。それは私たちの生活にも通じる、大切な何かを思い出させてくれるかもしれません。 人生の儚さと美しさをそっと教えてくれるこの短編集。まるで宝石箱のような一冊を、ぜひ手に取ってみてくださいね。読後には、心に小さな光が灯るような感覚を味わえることでしょう。
薬を食う女たち(河出書房新社) 五所純子
¥1,000
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) ソフトカバー ≪初版≫2021/6/30発 『薬を食う女たち』は、五所純子さんのルポルタージュ作品です。 この本では、薬物依存に陥った女性たちの生々しい現実を丁寧に描き出し、彼女たちが抱える心の痛みや社会との関係性を考えさせられます。 読み終えると、「こうした視点が自分にも必要だった」と思わされること間違いありません。ぜひ手に取ってみてくださいね。 読んだ形跡がなく、美しい状態のため(ほぼ新品)といたしました。
青の時代(新潮文庫) 三島由紀夫
¥420
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪73版≫2017/8/25発行 『青の時代』は、三島由紀夫が描く、青年・川崎誠の欲望と挫折の物語です。 彼は名家に生まれ、厳格な父のもとで育ちますが、成長するにつれて自らの道を選び、金銭欲に駆られていきます。 大学時代に出会った女性との関わりから始まる彼の破滅的な人生を、三島特有の鋭い視点で描いています。 この本を読むことで、人間の欲望や挫折、そして戦後の日本社会が抱える矛盾を深く考えさせられます。 また、三島の緻密な心理描写やシニカルな文体に触れることで、彼の文学世界に魅了されることだと思います。もし、社会の変化や人間の本質に興味があるなら、きっとこの作品が心に響くはずです。 『青の時代』は、きっとあなたの心に深く響く一冊になると思います。 三島由紀夫の世界にゆっくり浸りながら、彼の言葉が織りなす魅力を感じてみてくださいね。 <三島由紀夫について> 三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。東京大学法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも、9ヶ月で退職し作家の道を選びました。1949年に『仮面の告白』で作家としての地位を確立。その後、『潮騒』や『金閣寺』など数々の名作を発表しました。1970年、最後の作品『豊饒の海』を書き終えた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。彼の作品は世界中で読まれ、ノーベル文学賞候補にもなった日本の代表的作家です。 ※ショップブログ>2025年1月15日 もチェックしてみてくださいね。