2024/10/03 10:23
こんにちは。
10月に入り、夏とは違う種類の暑さが残っていますね。
ここ大阪も暑いですが、日本全国残暑が厳しい一年でした。
もう少しの辛抱ですよね。
先日、暑いながらも法善寺横丁にある「夫婦善哉」をいただいてきました。
お店の屋号『夫婦善哉』は織田作之助の代表作のタイトルにもなっています。
織田作は大阪を舞台に、人情を可笑しく、悲しけれど笑いに変えてしまうような物語をたくさん書きました。
大阪市天王寺区で生まれた織田作。10月26日が誕生日です。
生家は仕出し屋を営んでいたそうですが、織田作はスタンダールに影響を受けて小説家を志します。34歳という若さで亡くなりました。
夫婦善哉のあらすじと舞台背景
『夫婦善哉』は、主人公・柳吉と蝶子の夫婦関係を描いた物語です。
昭和時代の大阪を舞台に、二人の複雑でリアルな関係が進んでいきます。頼りない柳吉と、そんな彼を支える蝶子の姿がユーモラスに描かれていて、当時の大阪の風俗や生活が生き生きと感じられる点も魅力。
夫婦の不器用なやり取りに共感しますので、現代でも楽しめる作品です。
夫婦善哉の魅力とは?織田作之助が描く人間ドラマ
『夫婦善哉』の魅力は、織田作之助が描くリアルで共感できる人間模様にあると言われています。
大阪弁で繰り広げられる生き生きとした会話が、登場人物たちを身近に感じさせてくれるんです。不器用でちょっとおかしな夫婦の関係は、今の時代でも「わかる!」と思える場面がたくさん。何度も喧嘩したあと、柳吉が蝶子を「夫婦善哉」に誘って、2つの椀を前に「一人より夫婦がいいってことやな」と言いながら仲直りするラストシーンは、心に残ります!
ちなみに『夫婦善哉』は織田作の姉である千代の夫婦をモデルにしているそうですよ。
興味のある方や織田作を読んだことのない人にもおすすめです(^^♪