2023/03/15 12:06
先日、近くの川で首から上を水面に出して泳いでいる物体があり、違和感がありました。
水鳥かなと思うけれど、水鳥だと水中で足を動かして進み、水面には足以外、体ごと浮いているというイメージがあります。
首から上だけが水面に出ている状態がよくわからなかったので、調べました。
名前はカワウ。水鳥でサギやカモと同じ仲間。通常、水鳥の羽毛は水を弾く性質があるそうですが、カワウの羽毛は水分を吸いやすいんだそう。
だからカワウは体ごと水中に沈んで、首から上だけが水面に出ていたのです。
そう考えるとカワウは水を吸うからさぞかし体が重いだろうな、と想像します。私の勝手な想像です。そもそもカワウの気持ちなんて聞いたこともないですから、本人が重いと思っているのかどうかわかりません。
優雅で利巧そうなサギ。彼らはカワウの後をずっと追っていて、カワウの食べ残した餌を狙っ ているんだそう。
まさに詐欺師です。
首だけ水面から出てるのはどうしてだろう?という疑問が解けて、訳がわかれば、案ずるに及ばないですね。
同じ水鳥でもいろんな体質があって、それは人間も同じ。
「同じ○○」という分類は仲間意識もあるけれど、それに縛り付けられて身動きできないこともあります。
「同じ○○」だけど、体ごと違うんだぞ、と!
違和感、それは美徳であり、違いには訳があるんだ、と!
その訳を私は突きつめてゆきたい。