








【並・函あり】『箱男』安部公房|新潮社|純文学・思索的長編|古本
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『箱男』安部公房|純文学・アイデンティティの迷宮|新潮社|古本・函付き
2版 1973/4/30発行
自分が「誰か」であることに、ふと違和感を覚えることはありませんか?
名前や肩書き、役割の奥に、もっと曖昧な“わたし”がひっそり潜んでいるような──そんな感覚。
『箱男』は、ダンボール箱をかぶって都市を彷徨う男の手記を通じて、自己と他者、現実と虚構の境界に静かに揺さぶりをかけてくる、安部公房ならではの異色作です。
初めて読んだとき、私の中の「見えているはずの世界」が、少し崩れました。けれどそれは、決して怖いことではなくて。むしろ、日々の見方がほんの少し柔らかくなった気がしたのです。
目の前の現実が色あせて感じられるとき。思考の奥に踏み出したいと願うとき。この物語は、あなたの心をそっと“内側”へと導いてくれるはずです。
もし今、あなたのなかで言葉にならない問いが眠っているなら──
ゆっくりと、箱の中の静けさに触れてみてくださいね。
※昭和48年発行・2版。函にヤケ、ビニールカバーに経年劣化が見られますが、書籍本体はきれいな状態です。
丁寧に梱包し、お届けいたします。
読むごとに新たな問いが生まれる、そんな一冊になりますように。
<安部公房について>
安部公房(あべこうぼう)【本名・あべ きみふさ】は、1924年に東京で生まれ、満州で幼少期を過ごしました。東京大学医学部卒業後、作家としてデビュー。1951年に『壁―S・カルマ氏の犯罪』で芥川賞を受賞し、1962年には『砂の女』で国際的な評価を得ました。小説、戯曲、映画など多岐にわたり活躍し、1993年に急逝しました。
安部公房の読み方は「あべ こうぼう」です。本名の読み方は「あべ きみふさ」となります。
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