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ゲルマニウムの夜(文藝春秋) 花村萬月
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≪初版≫ 1998/9/20 発行
天、小口にシミ、ヤケあり。読むには問題ありませんが、シミが気にならない方なら大丈夫です。
第119回 芥川賞受賞作品
「善悪の境界って、案外あいまいなものかもしれませんね。」
そんなふうに思わせられた一冊が、花村萬月さんの芥川賞受賞作『ゲルマニウムの夜』です。
主人公の朧は、衝動的に人を殺し、逃げ込んだのは自らが育った修道院。
聖と俗が混じり合うその場所で、暴力と性、信仰と偽善、そして救いをめぐる濃密な物語が始まります。
読みながら何度も目をそむけたくなる描写に出会いますが、それでもページをめくる手が止まりませんでした。
人の中にある欲望や弱さ、どうしようもなさ──けれどその奥にほんのかすかな光を感じるのです。
それが、読書がもたらす“癒し”でもあると、私は思っています。
もし、あなたの中に「人間の本質って何だろう」と問いかける気持ちがあるなら、この本はきっと、心に強く残る読書体験になると思います。
よろしければ、手に取ってみてくださいね。
<花村萬月さんについて>
花村萬月・はなむらまんげつ(本名・吉川一郎)さんは1955年東京都に生まれ、幼少期に父を失い、福祉施設で過ごす。その後、放浪生活を経て、30歳を過ぎて創作活動を開始。1989年に小説デビューし、1998年に『ゲルマニウムの夜』で芥川賞を受賞しました。暴力や宗教などをテーマにした衝撃的な作品で知られています。
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