2026/01/22 12:00

こんにちは、『柚香の森』店主です🌳

本日は、今季一番の冷え込み。雪のお天気ですね。
冬の朝って、空気がきゅっと澄んでいて。玄関を開けた瞬間に「今日は本を触りたい日だなぁ」って思うことがあります。
…変ですかね。たぶん、変ですね。

今日は、古本の世界のお話を。
新刊のまっすぐな紙の匂いも素敵だけれど、古本には古本にしかない“時間の気配”があります。

古本を開いたとき、まず指先が感じるのは紙の「やわらかさ」。角が少し丸くなっていたり、ページがほんの少し波打っていたり。その変化は欠点というより、「この本が生きてきた証拠」みたいに思えるんです。

そして、あの香り。
紙とインクの甘い匂いに、懐かしさが混ざるときがあります。
「あ、図書室の匂いに似てる」——そんなふうに、読書の記憶が体のほうから先に思い出される瞬間って、ありますよね。

もうひとつ好きなのが、余白です。
新しい本はまっさらで凛としている。古本は少しだけ“呼吸”がある。開き癖、紙の落ち着いた色、ふと残る手ざわり。そういうものが余白に宿っていて、読むこちらの気持ちまで静かに整えてくれます。

今日の“ちょっと得”ポイント


古本を味わうコツは、「文章の前に、3秒だけ“感覚”を読む」こと。
①手ざわり ②香り ③余白
この3つを感じてから読み始めると、同じ文章でも不思議と落ち着いて届きます。

忙しい日々で心が乾いてしまうとき、古本は“時間の湿度”をそっと分けてくれる気がします。
この冬、もし少し疲れた日があったら。
新しい言葉を探しに行くのではなく、時間の匂いのするページを、そっと開いてみてくださいね。

『柚香の森』は、そんな本たちを静かに整えてお待ちしています🌳📚