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【良好・初版】『雨月物語<わたしの古典19>』大庭みな子|集英社|日本文学・古典読み解き|古本

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『雨月物語<わたしの古典19>』大庭みな子|古典幻想の読み解き|集英社|古本・良好
ISBN9784081630194

夜風が少し肌寒く感じるとき、幽かな声が耳に届くような気がする──そんな夜にはこの本が手元にあるといいと思います。

大庭みな子さんによる『雨月物語<わたしの古典19>』は、上田秋成の幽玄な古典を、作家の繊細なまなざしで読み解いた作品集です。
幽霊や妖しいものが姿を見せるたびに、哀しみや切なさが静かに胸に染み込んできます。

私がこの本を仕入れたのは、幻想の向こう側に隠れていた「人の想いの揺れ」が、現代にも確かに生きていると感じたから。
孤独やすれ違いが、ただの過去ではなくて、自分自身の心とも重なることがある──その気づきが怖くて、でも嬉しかったのです。

読後には、幻想と現実とのあいだにあるあたたかな余白を見つけ、自分の中の寂しさや葛藤にも、やさしく手を伸ばせそうな気持ちになれるでしょう。

最近、心にぽっかりと隙間を感じている方へ。幻想の世界をそっと感じたい方へ。
もし今、この本の言葉があなたの中に響くなら──どうぞ、静かにこのページを開いてみてくださいね。

※状態は良好です。初版、1987年6月発行。ハードカバー。表紙に経年のヤケがあります。
本文は読みやすく、破れや大きな汚れは見られません。
丁寧にクリーニング・梱包し、心を込めてお届けいたします。


<大庭みな子さんについて>
大庭みな子さん(1930-2007)は東京生まれの作家。敗戦を広島で経験し、津田塾大学卒業後、アラスカでの生活を経て作家に。『三匹の蟹』で芥川賞受賞。『津田梅子』などで高評価を得る。芥川賞選考委員を務め、日本文学に大きな足跡を残しました。

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