




いま見てはいけない(東京創元社) ダフネ・デュ・モーリア/務台夏子訳
¥850 税込
残り1点
なら 手数料無料で 月々¥280から
この商品は送料無料です。
【非常に良い】(非常に良い/良好/並)
再版 2016/12/9発行
ダフネ・デュ・モーリアの『いま見てはいけない』は、じわじわと心を締めつけるような、不思議な怖さのある短編集です。
表題作では、幼い娘を亡くした夫婦が旅先のヴェネチアで、盲目の老姉妹と出会います。その出会いをきっかけに、次第に現実と幻が入り混じるような奇妙な出来事が起こり始めるのです。まるで目には見えない「何か」に導かれているかのような展開です。
デュ・モーリアの物語は、ただ怖いだけではないんです。読んで行くと、人の心の奥にひそむ不安や、逃れられない運命のいたずらが、ひっそりと描かれています。
彼女の言葉は静かで穏やかなのに、読んでいるうちに少しずつ心がざわめいてくる。短編だからこそ、そのスリルをギュッと詰め込んだ物語が味わえます。そして読み終えたあとには、何とも言えない余韻が残るんですよね。
もし、いまこの本に目がとまったのなら、それはきっと偶然ではないのかもしれません!ページを開けば、あなたも物語の中へと引き込まれてしまうかも…。そんな一冊です。ぜひ、読んでみてくださいね。
<ダフネ・デュ・モーリアについて>
ダフネ・デュ・モーリアは1907年ロンドン生まれ。祖父が高名な作家で画家、父が舞台俳優兼演出家、母が舞台女優という芸術家一家の三人姉妹の次女として生まれる。1931年作家デビュー、1938年の『レベッカ』が世界的なベストセラーとなった。コーンウォールの荒々しい自然を愛し、夫との間に三人の子供をもうけた。1989年没。
-
レビュー
(10)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥850 税込
送料無料