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人体模型の夜(集英社) 中島らも
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≪13版≫1994/7/19発行
「愛しい身体が、恐怖の器官に変わる――」そんな一文に、思わず息をのみました。
『人体模型の夜』は、首屋敷と呼ばれる不気味な空き家を舞台に、人体の各部位をめぐる12の短編が語られる幻想的な物語集です。目や鼻、腕、脚……それぞれの話には、日常に潜む不安や、心の奥にある“もやもや”が、ふとしたきっかけで姿を変えて現れます。
ただの恐怖ではなく、人間の身体や感覚の尊さにまで思いを巡らせる一冊で、中島らもさん独特のユーモアと幻想が、読後に深い余韻を残します。
私自身、この本を読み終えたあと、しばらく静かに自分の内側を見つめてしまいました。
もしあなたが、少し不思議で少し怖く、でもどこか懐かしい物語に触れたくなったなら──まずは一編だけ、そっとめくってみてくださいね。
<中島らもさんについて>
中島らもさん(1952–2004)は兵庫県出身の小説家・劇作家・エッセイスト。コピーライターや放送作家として活動後、新聞連載や劇団・バンド結成など多方面で活躍。代表作『今夜、すべてのバーで』『ガダラの豚』で文学賞を受賞し、独特のユーモアと人間観察眼で多くの読者を魅了しました。
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