2026/03/04 15:30

こんにちは、柚香の森の店主です。
近ごろ、夕方の空が、ほんの少しだけ春色になってきましたよね。

三月のはじめって、気持ちは前に進みたいのに、体はまだ冬のまま…みたいな日がありませんか。
私はあります。
そんなとき、無理に“元気の出る本”を選ばなくてもいいんです。むしろ、少し沈んだ気分のまま、静かに寄り添ってくれる文章のほうが、ふっと呼吸を整えてくれたりします。

古本屋をしていると、ときどき「しおりの代わりに美術館のチケットやレシートが挟まっていた」みたいな本に出会います。
日付を見ると、もう何年も前。
たぶんその人は、その日の途中で読むのをやめたんでしょうね。
でも、やめたことも含めて、その本の時間なんだと思います。読むのを止めても、戻ってきても、読書って案外自由で、優しいんですよね。

この週は、「気持ちが追いつかない日でも、読書の灯りだけは消さない」。
そんな感じで、ページを薄くめくるところから始めてみませんか。

今日の“ちょっと得”ポイント


本が読み進められないときは、章の途中でやめてもOKです。
次に戻るときのために、しおりの近くに小さく「ここまで読んだ」気持ちをメモしておくと、再開がとても楽になります(付箋でも、紙片でも)。


🌳ショップブログ「栞がない夜の、やさしい代用品──“本を傷めない”しおりの話」も良ければ読んでみてくださいね。

今週の一冊


今夜もそっとおやすみなさい』(小手鞠るい/出版藝術社)

やさしい言葉の毛布みたいな一冊です。眠る前に少しだけ読むと、心の角が丸くなっていく感じがします。

最後に

忙しい日々のなかで、読書が「がんばる道具」になりませんように。
今週も森の棚を整えて、お待ちしています(^^♪