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樹木希林120の遺言(宝島社) 樹木希林

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≪初版≫2019/2/11発行

女優の樹木希林さんが2018年9月15日に逝去されました。
本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。

老い、孤独、病、仕事、家族、夫婦関係……
誰もが人生で直面する 「壁」をどう乗り越えればいいのか――。
きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。
『NHKスペシャル “樹木希林”を生きる』や朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」 のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、 多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選しました。

<ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの 率直な言葉には、彼女の人となり、そして人生哲学が詰まっています。生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。「自然体というのはこういうことか、と思った」「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、 声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」

また、ご遺族から提供いただいた秘蔵写真や、 懐かしのドラマの貴重なカットなども多数掲載しています。


▼――本書に収録した<言葉>より

◯ときめくことは大切。 自分が素敵になれば、 それに見合った出会いも訪れるものです
◯どうぞ、物事を面白く受け取って 愉快に生きて
◯一人でいても二人でいても、 十人でいたって寂しいものは寂しい。 そういうもんだと思っている
◯嫌な話になったとしても、 顔だけは笑うようにしているのよ
◯本物だからって 世の中に広まるわけじゃないのよ。 偽物のほうが広まりやすいのよ
◯籍を入れた以上、引き受けていくしかない。 夫の中には今も、純粋なもののひとかけらがみえるから
◯がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。そこそこの人生で終わった
◯病気になったことでメリットもあるんですよ。 賞を取っても、ねたまれない。
少々口が滑っても、おとがめなし。 ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし

(宝島社より)

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