記憶の中の一番美しいもの(講談社) カレル・ファン・ローン/長山さき訳
¥660
【良好】(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり ハードカバー ≪初版≫2002/11/30発行 世界の18カ国に翻訳された世界的ベストセラー小説。 人生には五つの部屋がある。知識の部屋、可能性の部屋、神の暗室、がらくた部屋、そして、できればしt\らなかった方が良かったことのための部屋…… 「疑問とともに生きるよりも、答えと生きる法がずっとむずかしいこともある」(帯文より) オランダ・アムステルダムの作家。 オランダ文学が日本語に訳されるのは少ない。長山さきさんよって訳されるオランダ文学は味わい深いものがある。味わってみてはいかがでしょうか。
その姿の消し方(新潮社) 堀江敏幸
¥460
【良好】(非常に良い/良好/並) 表紙にスレあり。他は至極良好。 ソフトカバー ≪3版≫2016/11/25発行 第69回野間文芸賞受賞作品 留学生時代、古物市で見つけた1938年の消印のある古い絵はがき。廃屋としか見えない建物と朽ち果てた四輪馬車の写真の裏には、流麗な筆記体による一篇の詩が記されていた。やがて、一枚また一枚と、この会計検査官にして「詩人」であった人物の絵はがきが手元に舞い込んでくる――。二十数年にわたる縁を描く待望の長篇。(あらすじより) フランスの詩人、アンドレ・ルーシェという詩人をめぐる作品です。
生きてゆく力(海竜社) 宮尾登美子
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) 背表紙天スレあり。 ハードカバー ≪3版≫2009/6/29発行 『ころは昭和初期から太平洋戦争まで。場所は高知なので、言葉や暮らし、旅の話、人との争い、病気など、目にふれるものを無差別に思い出してみましたが、いまの若い方には多少の違和感があるかもしれません。 お読み頂いて、ほんの少しでもお役に立てば望外のしあわせです。』 (宮尾登美子さんの序文より)
贖罪(上・下セット)(新潮文庫) イアン・マーキューアン/小山太一訳
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) 上下巻:≪4版≫2008/9/5発行 イアン・マーキューアンの小説「贖罪」(上・下)をご紹介します。物語は1930年代のイギリスを舞台に、若者たちの恋愛や家族の葛藤を描いた感動作です。 主人公セシリアは、自分の妹の告発によって恋人と引き裂かれ、彼が罪を犯していないことに気付きながらも、その後遺症に苦しむことになります。ストーリーは時代背景とともに丁寧に描かれ、登場人物たちの心情も深い。 この小説は、映画化されるなど世界中で支持され、マーキューアンの代表作となっています。上下巻で構成されたエピックな物語を、ぜひ手に取ってお楽しみください。 ※他社とのセット販売はしておりませんのでご了承ください。 イアン・マキューアン「贖罪」は2007年に実写映画化されています。 日本でのタイトルは「つぐない」 ゴールデングローブ賞 英・アカデミー賞 で作品賞を受賞。
地下鉄のザジ(中央公論文庫) レーモン・クノー/生田耕作訳
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ≪29版≫2011/4/30発行 地下鉄に乗ることを楽しみにパリを訪れたお転婆少女ザジ。あいにくのストで念願かなわず、街へさまよい出たザジは奇妙な大人たちと一夜を過ごす。俗語満載の会話ときわどい笑い、そして斬新な実験的表現の数々に世界が度肝を抜かれたフランス前衛小説の名作。(あらすじより)
おらおらでひとりいぐも(河出文庫) 若竹千佐子
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) 映画カバー付き ≪3版≫2020/9/30発行 第54回文芸賞受賞作品 第158回芥川賞受賞作品 74歳、ひとり暮らしの桃子さん。おらの今は、こわいものなし。新たな「老い」を生きるための感動作。青春小説の対極、玄冬小説の誕生! (あらすじより)
この世にたやすい仕事はない(新潮文庫) 津村記久子
¥50
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【並】(非常に良い/良好/並) 背表紙天にスレあり。 ≪初版≫2018/12/1発行 第66回 芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞作品(2016年) 転職のたび世界はめくるめく一変する。すべての働く人の今を励ますお仕事ファンタジー。 「一日コラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますかね?」ストレスに耐えかね前職を去った私のふざけた質問に、職安の相談員は、ありますとメガネをキラリと光らせる。隠しカメラを使った小説家の監視、巡回バスのニッチなアナウンス原稿づくり、そして……。社会という宇宙で心震わすマニアックな仕事を巡りつつ自分の居場所を探す、共感と感動のお仕事小説。芸術選奨新人賞受賞。 ***** 私ならこの仕事に当たったらどうしよう?と疑問に思ったり、逆にこんな仕事があるのならやってみたいと感じたりしました。けれど、やはり行き着くところは納得できる理由があり、離職して次を見つけるというサイクルに入る、まさしくタイトル通りであり、世の常なのだなと。
阪急電車(幻冬舎文庫) 有川浩
¥360
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪51版≫2018/4/20発行 隣に座った女性は、図書館でよく見かけるちょっと気になる人でした。 この小説は、阪急電車に乗る、いろんな人たちの人生が少しずつ交わり、希望に変わるという、心温まるお話です。 短編の連作で、一駅ごとに起こる小さな出来事や偶然の出会いが描かれていて、人生には小さな奇跡がたくさんあると感じられる素敵な作品です。
穴(新潮文庫) 小山田浩子
¥320
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2016/8/1発行 第150回 芥川賞受賞作品(2014年) 仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ私は、暑い夏の日、見たこともない黒い獣を追って、土手にあいた胸の深さの穴に落ちた。甘いお香の匂いが漂う世羅さん、庭の水撒きに励む寡黙な義祖父に、義兄を名乗る知らない男。出会う人々もどこか奇妙で、見慣れた日常は静かに異界の色を帯びる。 芥川賞受賞の表題作に、農村の古民家で新生活を始めた友人夫婦との不思議な時を描く二編を収録。 ・いたちなく ・ゆきの宿
ゼラニウムの庭(ポプラ文庫) 大島真寿美
¥380
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) ≪初版≫2012/9/1発行 おそらく、信じてはもらえまい。でもたしかに彼女はそこにいる―文筆家を目指するみ子は、祖母から一族の秘密を聞かされ、それを書き記すように告げられる。秘密とは、一人の女性のことだった。嘉栄という名のその人は、世間からひた隠しに隠されていた。(あらすじより) 読んだ形跡がなく、美しい状態のため(ほぼ新品)といたしました。
安楽死を遂げた日本人(小学館) 宮下洋一
¥1,150
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2019/6/10発行 ハードカバー・単行本 講談社ノンフィクション賞を受賞した『安楽死を遂げるまで』の続編です。本作に登場する日本人女性は、NHKスペシャルでも特集され、大反響をよびました。 〈 書籍の内容 〉 NHKスペシャルで大反響 ある日、筆者に一通のメールが届いた。 〈寝たきりになる前に自分の人生を閉じることを願います〉 送り主は、神経難病を患う女性だった。全身の自由を奪われ、寝たきりになる前にスイスの安楽死団体に入会し、死を遂げたいという。実際に筆者が面会すると、彼女はこう語った。 「死にたくても死ねない私にとって、安楽死はお守りのようなものです。安楽死は私に残された最後の希望の光です」 日本人が安楽死を実現するには、スイスに向かうしかない。お金も時間もかかる。ハードルはあまりに高かった。だが、彼女の強い思いは海を越え、人々を動かしていく。(あらすじより) ***** ALSとは筋萎縮性側索硬化症のこと。難病です。 ALS患者が安楽死を求め、 担当医ではない医師2名がそれに応じ るという嘱託殺人事件を描いたドキ ュメントです。 患者本人、家族、そして 筆者の葛藤までをありのままに描 いています。 「いっそのこと安楽死できたらいいのに」ふと、頭を過ぎることもありますね。そんな簡単に“安楽死”を考えてはいけないということです。 死生観について考えさせられた一冊でした。
書く仕事がしたい(CCCメディアハウス) 佐藤友美
¥900
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2021/11/6発行 ソフトカバー・単行本 “この本は、文章術の本ではありません。 この本を読めば、みるみる文章力がついたりもしません。” 冒頭1ページで堂々宣言する本書の内容は『書く』 ことについて、ハッキリと堂々と語られています。 書く仕事がしたければ、どのような準備をして、どんなふうにデビューするのか? “必要最低限”の文章力とスキルとは? どれくらい働けば、 どれくらい稼げるのか? 執筆をする私も、読みながら幾度となく首肯し、あるいは 「もっと早く知っていれば……」と来し方を省みずには おられなかったリアルが、本書には赤裸々に綴られ ていました。 読後に感じたのは、 書く仕事に対する著者の情熱と、書く仕事を志す人に向けられる愛情でした。
老人初心者の覚悟(中央公論新社) 阿川佐和子
¥550
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2019/12/25発行 ハードカバー・単行本 65歳、「高齢者」の仲間入りをしたアガワが、ときに強気に、ときに弱気に、老化と格闘する日々を綴る。老人若葉マークの踏んだり蹴ったりを、どうか存分に笑ってくださいませ! (あらすじより)
きことわ(新潮文庫) 朝吹真理子
¥250
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪7版≫2014/5/30発行 第144回芥川賞受賞作品(2011年) 貴子(きこ)と永遠子(とわこ)。葉山の別荘で、同じ時間を過ごしたふたりの少女。最後に会ったのは、夏だった。25年後、別荘の解体をきっかけに、ふたりは再会する。ときにかみ合い、ときに食い違う、思い出。縺れる記憶、混ざる時間、交錯する夢と現。そうして境は消え、果てに言葉が解けだす──。やわらかな文章で紡がれる、曖昧で、しかし強かな世界のかたち。
流跡(新潮文庫) 朝吹真理子
¥250
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2014/5/30発行 第20回 ドゥマゴ文学賞受賞作品 ヒト、密書、スーツケース。夜な夜な「よからぬもの」を運ぶ舟頭。雨上がりの水たまりに煙突を視る会社員。漂着した島で船に乗り遅れる女。私はどうしてここにいるのか。女房を殺したような、子どもの発話が遅れているような、金魚が街に溢れている、ような――。流転する言葉をありのままに描き、読み手へと差し出した鮮烈のデビュー作。芥川賞受賞前夜の短篇「家路」を同時収録。(あらすじより)
なにもしてない(講談社文庫) 笙野頼子
¥310
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫1995/11/15発行 野間文芸新人賞受賞(1991年) ナニモシテナイ幸福な私がなぜだか自分では気に入らないのだった。10年間ずっと私自身はナニカヲシテキタつもりでいたのだった。――生きていることのリアリティを希求して、現実と幻想の間を往還するモノローグの世界を描いた表題作に加えて「イセ市、ハルチ」の2編を収録する芥川賞作家の第1小説集。(あらすじより) ***** 手の皮膚の具合が悪化したけれど、病院に行く気持ちになれない「私」の心境を淡々と語った表題作。 作家の生まれ故郷であるイセ市のことを考えることから始まる「イセ市、ハルチ」が併録されています。
闇夜の国から二人で舟を出す(新潮文庫) 小池真理子
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2008/5/1発行 生きて恋して書いてゆく。生の証しを刻んだエッセイ集。 学園紛争に揉まれながらひたすらに読書を愛した十代から、今日まで。「私は未だに、あのころの自分をそっくりそのまま引きずりながら、やみくもに舟を漕ぎ続けているような気もする」小池真理子が明かす、運命の瞬間、創作の秘密、小説と男への愛、人生への情熱。瑞々しい言葉の連鎖に浮かび上がる「生」の航跡が、静謐な輝きを放つエッセイ集。文庫化に際し「時の水脈」を収録。(あらすじより)
蛇を踏む(文春文庫) 川上弘美
¥350
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪23版≫2014/7/25発行 第115回芥川賞受賞作品(1996年) 女は藪で蛇を踏んだ。蛇は女になり食事を作って待つ……。母性の眠りに魅かれつつも抵抗する女性の自立と孤独を描く。(あらすじより) ***** 川上弘美の言うところの「うそばなし」をたゆたうよう気持ち良さと薄気味悪さを楽しめる。特に3篇目の話。完全に現実との境界線が崩れ去った話へと導かれる。 知らないところへ取れて来られたなという気持ち。 『踏まれたらおしまいですね』 これでもう戻って来れなくなる。
音楽(新潮文庫) 三島由紀夫
¥400
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪89版≫2016/7/10発行 私、音楽がきこえないんです。奇妙な訴えに潜む「人間」の謎。 精神科医である私の診療所のドアを、ある日、美しい女が叩いた。この患者は、兄との近親相姦で得たオルガズムの衝撃から抜け出せず、恋人とも愛し合うことができない不感症に思い悩んでいるというが、何か怪しい――。言葉に嘘の気配を感じながらも、彼女の美貌と気まぐれに翻弄され、治療は困難を極める。女性心理と性の深淵をドラマチックに描く異色作。 (あらすじより)
美しい星(新潮文庫) 三島由紀夫
¥50
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【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪60版≫2017/4/5発行 ひょっとすると君の御父上は宇宙人じゃないのかね。 大杉家には秘密ができた。一家全員、宇宙人だと自覚したのだ。父は原水爆を憂い米ソ首脳にメッセージを送り、金星人の同胞と称する男を訪ねた娘は処女懐胎して帰ってきた……。対立する宇宙人〈羽黒一派〉との人類救済の是非を巡る論争は『カラマーゾフの兄弟』「大審問官」の章とも比肩する。三島文学の主題がSFエンターテインメントと出会った異色作。 (あらすじより) 映画化 美しい星(2017年5月公開)
美徳のよろめき(新潮文庫) 三島由紀夫
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪97版≫2015/8/5発行 こういう婦人に愛された男こそ仕合せである――。 「私、浮気をしてもよくって?」上流階級の躾(しつけ)の良い家庭に育った二十八歳の節子は、親の決めた男と結婚し子どももいたが、婚前に夫以外の男と唯(ただ)一度交わした接吻を忘れられずにいた……。官能の目覚め、旅行先の裸の朝食、二度の妊娠、狂おしい嫉妬、鮮やかな性と生。姦通という背徳を犯しても、汚れることを知らない聖女・節子の不倫の辿り着く先は――。(あらすじより)
運転者(㈱ディズカバー・トゥエンティワン) 喜多川泰
¥1,200
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪10版≫2022/1/14発行 ハードカバー 修一は中年で保険の営業に転職しましたが、うまくいかず、契約も次々に解約されて精神的にも金銭的にも苦しんでいました。 妻との海外旅行は中止、娘は不登校、母の電話にも気が重い毎日。 「なんで俺ばかり…」と思っていた時、不思議なタクシーが現れます。そのタクシーに乗り、修一は自分の人生を考え直すことになります。 物語はファンタジーですが、人生で起こる良いことも悪いことも自分の受け取り方次第だと気づかされます。 (以下、「運転者」の言葉を本文より抜粋) 運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。あなたにも。 運はいいか悪いかで表現するものじゃないんですよ。 使う・貯めるで表現するものなんです。 先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うことができる。 運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。 周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。
母(角川書店) 三浦綾子
¥400
【並】(非常に良い/良好/並) ハードカバー ≪2版≫1992/3/20発行 明治初め、東北の寒村に生まれた小林多喜二の母セキ。大らかな心で多喜二の理想を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描く。感動の長編小説。 (あらすじより) ***** 東北訛りの語り口で文章が綴られています。読みにくい気がしましたが、全く方言を感じさせない文体で、きっとこれが『母』であり、作者の想いなんだなと感じました。
薬を食う女たち(河出書房新社) 五所純子
¥1,000
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) ソフトカバー ≪初版≫2021/6/30発 覚醒剤や大麻、 睡眠薬などのいわゆる 「薬」 を使った経験のある女性たちを取材をして、その姿を丁寧に描いた12の物語。 ********** 薬はなんだかとても苦しい… 選んでいるのか? 選ばされているのか? コレ勝手にどうぞ、という感じ。 いろんなタイプの女性たちがいて、ルポなのに、物語であり、絵本のようでもあり、絵画集みたいでもあった。 私自身も病気の度に「のむ」薬。 その病に効く、と言い医師が(信頼する人から)差し出す薬を素直に『食う』のです。 読んだ形跡がなく、美しい状態のため(ほぼ新品)といたしました。