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快楽の本棚 言葉から自由になるための読書案内(中央公論新書) 津島佑子
¥550
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2003/1/25 発行 第Ⅰ部は、幼年時代から中学時代までの読書遍歴というか思い出話。 第Ⅱ部は、読書遍歴とちょっとエッセイ風の読書案内。 この作品は、著者が自身の過去を振り返りながら、家族や文学とのつながりを描いています。太宰治の娘としての経験や、幼少期の読書の思い出が織り交ぜられ、時に笑いを誘いながら、後半では文学作品の深い考察が展開されます。 最終的には、著者の晩年の作品への橋渡しとなる内容で、思わず引き込まれます。 太宰治の娘である、津島佑子さんに興味のある方は一読されるといいです。
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小説の誕生(新潮社) 保坂和志
¥2,400
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2006/9/30 発行 ソフトカバー サイン本 (以下、まえがきより抜粋) 小説的思考とは何か?小説が生成する瞬間とはどういうものか?小説的に世界を考えるとどうなるのか? ということを、書いたのが本書です。 とりわけ後半は、書きながら自分でももう本当にどこに行ってしまうのかわからなかったが、その状態を引き受けることができたのだから、これは評論ではなく小説なんだろうと思う。
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文學界 2021年5月号(文藝春秋) 文藝春秋
¥1,600
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2021/5/1 発行 【創作】羽田圭介「Phantom」280枚一挙掲載 未来を案じて株取引に打ち込む華美、「使わないお金は死んでいる」と笑う恋人。 幻影に覆われた現代を描きつくす傑作誕生! 【第126回文學界新人賞発表】2800以上の応募作から選ばれた受賞作2作全文掲載 青野暦「穀雨のころ」 精緻な描写で高校生男女4人の過ごす一季節を浮かび上がらせる青春群像劇 九段理江「悪い音楽」 音楽教師ソナタは、生徒を猿だと思っている。才能に溢れるが、心が無いのだ―― 【選評】長嶋有・川上未映子・中村文則・円城塔・東浩紀 【新連載】平民金子「めしとまち」 別に美味しそうでもない“めし"と、子の成長とともに移り変わる“まち"。 神戸から贈る、とぼとぼエッセイ 【批評】千葉雅也「霊的世俗性――フーコー『肉の告白』論」 キュニコス派=ラディカルなキリスト教というラインではない「もう一人の古代人フーコー」とは? 神経症的な主体のあり方が広がる今日、フーコーの古代に「別の可能性」を探る驚くべき論考 【特集】詩とわたしたちの時代 〈対談〉谷川俊太郎×高橋睦郎「雪のように溶ける詩を目指して」 〈詩〉谷川俊太郎「なぜ生きる」/高橋睦郎「新コロナ年二年目の自画像」 〈対談〉最果タヒ×マーサ・ナカムラ「異界の創造、ことばの矢印」 〈詩〉最果タヒ「ひとで無し」/マーサ・ナカムラ「魚子と墨鼠」 〈批評〉田原「永遠の童心――谷川俊太郎の児童詩を中心に」 ジェフリー・アングルス「逗子のオルペウス」 吉田雅史「偶然と脱線のリリック――いま、ラップを読み直すこと」(Spotifyプレイリスト付き) 〈米大統領就任式詩The Hill We Climb全文〉アマンダ・ゴーマン「わたしたちの登る丘」対訳と訳者解説=鴻巣友季子 バイデン新大統領就任式での朗読が絶賛され、一躍スターとなった若き詩人。 感動を呼んだ詩を英文と、鴻巣氏による清洌な翻訳で贈る リレーエッセイ「私の身体を生きる」藤野可織 【巻頭表現】小島日和「さまがわり」 【エセー】青木耕平「『息子よ安心しなさい、あなたの親指は天国で花となり咲いている』」 【コラムAuthor's Eyes】暮田真名「川柳は人の話を聞かない」 【文學界図書室】筒井康隆『ジャックポット』(佐々木敦)/山田詠美『血も涙もある』(平松洋子)/椎名誠『階層樹海』(木谷美咲)/岸政彦『リリアン』(村井康司)/松浦寿輝『わたしが行ったさびしい町』(大崎清夏) 【強力連載陣】北村匡平/成田悠輔/高橋弘希/辻原登/綿矢りさ/落合陽一/横尾忠則/宮本輝/津村記久子/松浦寿輝/犬山紙子/柴田聡子/武田砂鉄/池田雄一/鳥澤光
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小説幻冬 2022年4月号(幻冬舎) 幻冬舎
¥550
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2022/4/27 発行 1st写真集『As i(アズアイ)』が好評発売中の吉野北人さん(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)が表紙に登場! 写真集のアザーカットと、スペシャルインタビューをお届けします。 発売を記念した今野敏さん『無明 警視庁強行犯係・樋口顕』、深町秋生さん『ファズイーター』の各特集です。 など
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愛することばあなたへ(光文社) 瀬戸内寂聴
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2018/9/25 発行 人間関係について深く考えたいときや愛とは何かを改めて感じたい人におすすめの一冊です。心の充足を求めるすべての人に向けた言葉が詰まっています。 読めば読むほど心痛が和らいで、安心します。
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ぶどう園物語-ザ・スターリンになれなかった男(青林工藝社) ツージーQ
¥1,000
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫ 2023/7/25 発行 (ほぼ新品) 漫画・ソフトカバー ツージーQ:(ツージーキュー)1955年1月9日 長崎県長崎市出身。日本のベーシスト 68歳で漫画家デビューを果たしたツージーQ氏は、素朴なタッチで描かれた作品で、当時の率直な気持ちがよく伝わります。彼はかつて「ザ・スターリン」の前身バンドでベーシストをしていましたが、バンド名に強い抵抗があったため、抜けた後もしばらくそのことを言えなかったそうです。 この漫画は、バンドをやっている人なら共感できる場面が多く、心を動かされる内容になっています。 80年~90年代にかけて日本のパンクロック界を駆け抜けた一人の男の掛け値無しの青春物語。パンクロックをする方、好きな方には懐かしくたまらない一冊になると思います。
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作家のおやつ(平凡社) コロナ・ブックス編集部
¥1,000
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫ 2016/4/21 発行 三島由紀夫、開高健、手塚治虫、池波正太郎、植草甚一、植田正治、向田邦子など31人の作家が日頃食したお菓子やフルーツを紹介してます。 おやつが題材なので険しい顔の文豪も優しく見えるし、知らないおやつは食べてみたいと思います。 目次 三島由紀夫―作家は食をあれこれ語るべからず 手塚治虫―「チョコレートがないと僕は描けません」 開高健―饅頭もたこ焼きも、わしは研究しつくすデ! 檀一雄―「杏仁の匂いなつかしい」と作って食べた杏仁豆腐 植田正治―「なんかないか、なんか甘いものないか」 瀧口修造―お菓子なのか、オブジェなのか? 市川崑―せんべいはちょこっとつまめるあられにかぎる 沢村貞子―おひるは、おやつていどでいい 坂口安吾―ヒロポンとアドルムとあんこ巻き 久世光彦―母が選んだ、うっすらミルクの匂いがするおやつ〔ほか〕
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ユング心理学入門(岩波現代文庫) 河合隼雄
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪12版≫2017/11/6発行 文庫本 著者の処女作であり,日本で最初に著されたユング心理学の本格的入門書.河合心理学の出発点がわかる本であり,後に展開する重要なテーマが数多く含まれる.著者の生涯を通じて重要な位置を占め続けたユング心理学に関する最も基本的な本.文庫版収録に際し,著者がユング心理学を学ぶに至った経緯を自ら綴った文章を併録.(解説=茂木健一郎)(あらすじより)
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道は開ける(創元社) カーネギー/香山晶訳
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪14版≫2020/11/30発行 文庫本 邦訳300万部突破の世界的ベストセラー。悩みを克服するための方法が具体的で説得力豊かに綴られた不朽の名著。 『人を動かす』と並ぶカーネギーの二大名著。人が生きていく上で誰もが直面する「悩み」の原因を客観的に自己分析し、心の持ちようや習慣を改め、心身の疲れを取り除く等の方法で具体的かつ実践的に解き明かす。苦悩するすべての人を心の闇から救いだし、行動と自己変革への勇気を与え、新しい人生を切り開くための座右の書。1944年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を修正するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。(あらすじより)
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RONDO(実業之日本社) マツオヒロミ
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) 3版 2022/12/28発行 ソフトカバー マガジン(A4版) 創刊100周年を迎える女性誌「RONDO」という設定で それぞれの時代を彩ってきたファッション誌の記事や広告、 そして関わった人々のエピソードをイラストや漫画で描いている。 オールカラーのコミック&イラスト集。 ページをめくって、ただ見てるだけでも楽しくなります!
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九十歳。何がめでたい(小学館) 佐藤愛子
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ハードカバー・単行本 ≪24版≫2017/12/19発行 「人生いかに生きるか、なんて考えたこともない」(本書より抜粋)
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辻調が教える おいしさの公式(筑摩書房) 辻調理師専門学校
¥50
SOLD OUT
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2009/9/10発行 文庫本 本中は絵はほんの少しで、料理の写真もありません。 文章だけで辻調のレシピと作り方が学べます。 小説を読むような感覚で頭に入ってゆくのが不思議です。
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安楽死を遂げた日本人(小学館) 宮下洋一
¥1,150
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2019/6/10発行 ハードカバー・単行本 講談社ノンフィクション賞を受賞した『安楽死を遂げるまで』の続編です。本作に登場する日本人女性は、NHKスペシャルでも特集され、大反響をよびました。 〈 書籍の内容 〉 NHKスペシャルで大反響 ある日、筆者に一通のメールが届いた。 〈寝たきりになる前に自分の人生を閉じることを願います〉 送り主は、神経難病を患う女性だった。全身の自由を奪われ、寝たきりになる前にスイスの安楽死団体に入会し、死を遂げたいという。実際に筆者が面会すると、彼女はこう語った。 「死にたくても死ねない私にとって、安楽死はお守りのようなものです。安楽死は私に残された最後の希望の光です」 日本人が安楽死を実現するには、スイスに向かうしかない。お金も時間もかかる。ハードルはあまりに高かった。だが、彼女の強い思いは海を越え、人々を動かしていく。(あらすじより) ***** ALSとは筋萎縮性側索硬化症のこと。難病です。 ALS患者が安楽死を求め、 担当医ではない医師2名がそれに応じ るという嘱託殺人事件を描いたドキ ュメントです。 患者本人、家族、そして 筆者の葛藤までをありのままに描 いています。 「いっそのこと安楽死できたらいいのに」ふと、頭を過ぎることもありますね。そんな簡単に“安楽死”を考えてはいけないということです。 死生観について考えさせられた一冊でした。
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書く仕事がしたい(CCCメディアハウス) 佐藤友美
¥900
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2021/11/6発行 ソフトカバー・単行本 “この本は、文章術の本ではありません。 この本を読めば、みるみる文章力がついたりもしません。” 冒頭1ページで堂々宣言する本書の内容は『書く』 ことについて、ハッキリと堂々と語られています。 書く仕事がしたければ、どのような準備をして、どんなふうにデビューするのか? “必要最低限”の文章力とスキルとは? どれくらい働けば、 どれくらい稼げるのか? 執筆をする私も、読みながら幾度となく首肯し、あるいは 「もっと早く知っていれば……」と来し方を省みずには おられなかったリアルが、本書には赤裸々に綴られ ていました。 読後に感じたのは、 書く仕事に対する著者の情熱と、書く仕事を志す人に向けられる愛情でした。
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老人初心者の覚悟(中央公論新社) 阿川佐和子
¥550
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2019/12/25発行 ハードカバー・単行本 65歳、「高齢者」の仲間入りをしたアガワが、ときに強気に、ときに弱気に、老化と格闘する日々を綴る。老人若葉マークの踏んだり蹴ったりを、どうか存分に笑ってくださいませ! (あらすじより)
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樹木希林120の遺言(宝島社) 樹木希林
¥50
SOLD OUT
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2019/2/11発行 女優の樹木希林さんが2018年9月15日に逝去されました。 本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。 老い、孤独、病、仕事、家族、夫婦関係…… 誰もが人生で直面する 「壁」をどう乗り越えればいいのか――。 きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。 『NHKスペシャル “樹木希林”を生きる』や朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」 のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、 多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選しました。 <ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの 率直な言葉には、彼女の人となり、そして人生哲学が詰まっています。生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。「自然体というのはこういうことか、と思った」「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、 声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」 また、ご遺族から提供いただいた秘蔵写真や、 懐かしのドラマの貴重なカットなども多数掲載しています。 ▼――本書に収録した<言葉>より ◯ときめくことは大切。 自分が素敵になれば、 それに見合った出会いも訪れるものです ◯どうぞ、物事を面白く受け取って 愉快に生きて ◯一人でいても二人でいても、 十人でいたって寂しいものは寂しい。 そういうもんだと思っている ◯嫌な話になったとしても、 顔だけは笑うようにしているのよ ◯本物だからって 世の中に広まるわけじゃないのよ。 偽物のほうが広まりやすいのよ ◯籍を入れた以上、引き受けていくしかない。 夫の中には今も、純粋なもののひとかけらがみえるから ◯がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。そこそこの人生で終わった ◯病気になったことでメリットもあるんですよ。 賞を取っても、ねたまれない。 少々口が滑っても、おとがめなし。 ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし (宝島社より)
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老人初心者の覚悟(中公文庫) 阿川佐和子
¥600
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) ≪初版≫2023/2/25発行 文庫本 老化とは順応することである! 六十五歳、「高齢者」の仲間入りをしてからの踏んだり蹴ったりを、ときに強気に、ときに弱気に綴る、必笑エッセイ第二弾。(中公文庫より)