北回帰線(新潮文庫) ヘンリ・ミラー/大久保康雄訳
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ≪48版≫2018/1/30発行 背表紙天に少し破れあり。他は至って良好です。 “ぼくは諸君のために歌おうとしている。すこしは調子がはずれるかもしれないが、とにかく歌うつもりだ。諸君が泣きごとを言っているひまに、ぼくは歌う。諸君のきたならしい死骸の上で踊ってやる”その激越な性描写ゆえに長く発禁を免れなかった本書は、衰弱し活力を失った現代人に最後の戦慄を与え、輝かしい生命を吹きこむ。放浪のパリ時代の体験を奔放に綴った記念すべき処女作。(あらすじより) 過激な性描写により、長い間発禁本となっていました。 放浪のパリ時代を描いたヘンリ・ミラーの自叙伝的な一冊です。 ヘンリ・ミラー (1891-1980)米国ニューヨーク州ヨークビル生れ。ニューヨーク市立大学中退後、国内を放浪。生涯で5度の結婚を経験し、ほとんど定職につかずに創作活動を行なった。大胆な性描写や、人間疎外を生む現代文明への激しい批判にあふれた作風で知られる。代表作に『北回帰線』『南回帰線』『薔薇色の十字架』などがある。
厄除け詩集(講談社文庫) 井伏鱒二
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ≪25版≫2010/8/2発行 そこはかとなきおかしみに幽愁を秘めた「なだれ」「つくだ煮の小魚」「歳末閑居」「寒夜母を思ふ」等の初期詩篇。“ハナニアラシノタトヘモアルゾ「サヨナラ」ダケガ人生ダ”の名訳で知られる「勧酒」、「復愁」「静夜思」「田舎春望」等闊達自在、有情に充ちた漢詩訳。深遠な詩魂溢れる「黒い蝶」「蟻地獄(コンコンの唄)」等、魅了してやまぬ井伏鱒二の詩精神。4部構成の初の文庫版『厄除け詩集』。 話しかけてくるような詩、漢詩です。 一見、難しいように見えますが、意外とすんなり厄除けできます。 未だの方はご一読を…… 作家・町田康さんがご愛読されてます。
ねむり(新潮社) 村上春樹
¥50
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【非常に良い】(非常に良い/良好/並) (ほぼ新品) ハードカバー ≪初版≫2010/11/30発行 『眠り』は、『ねむり』へ――。 眠れなくなってもう十七日――。ある日突然不眠に陥った主婦の不思議な世界を描いた村上春樹の名作『眠り』が、21年ぶりの全面的な改稿を経て登場! ドイツ語版の、濃紺と銀をふんだんに使った美しいイラストレーションや、著者自身による書下ろしの「あとがき」も収録、タイトルも『ねむり』に一新されました。(あらすじより) 17日間眠れない、なんてあり得ないこと! 村上ワールドの世界へようこそ(*^^*) 読んだ形跡がなく、美しい状態から(ほぼ新品)といたしました。
春の庭(文藝春秋) 柴崎友香
¥380
【良好】(非常に良い/良好/並) ハードカバー ≪初版≫2018/9/1発行 第151回芥川賞受賞作品(2014年) 何気ない日常が淡々と進んでゆくストーリー展開である。景色が目に見えるような美しい文章を堪能してください。
猟人日記抄(未知谷) ツルゲーネフ/工藤誠一郎訳
¥50
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【非常に良い】(非常に良い/良好/並)】 (ほぼ新品) ハードカバー ≪初版≫2012/12/25発行 ≪収録作品≫ ホーリーとカリーヌイチ エルモフライと粉屋の女房 リゴフ ベージンの草原 クラシーワヤ・メーチのカシヤン 狼(ビリューク) あいびき 生きたご遺体 音がする! 森と曠野 ロシアの田舎の自然の描写が美しいです。例えば、空の色も想像できるし、のどかな田園、鳥の鳴き声などが聞こえてくるみたいです。自然体でいることの大切さを教えてくれました。
女は人生で三度、生まれ変わる(草思社) ローアン・ブリゼンティーン/吉田利子訳
¥500
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2008/8/30発行 ソフトカバー・単行本 「女性のための脳科学」脳の観点から女性の人生を思春期、妊娠・出産期、更年期の三つに分けて、それぞれ分泌される脳ホルモンの変化と共に解説した内容です。 女性の脳内で起こっていることがわかりやすく書かれています。
村の名前(文藝春秋) 辻原登
¥380
【並】(非常に良い/良好/並) ハードカバー ≪初版≫1990/8/25発行 第103回芥川賞受賞作品(1990年上半期) 「犬かけて」併録 この作品から辻原さんはぐんぐん実力を発揮されてゆきました。 「村の名前」は中国の人里離れた山村に畳の藺草を買い付けに行く日本人商社マンが、いつしか現実と幻想が揺らぐ不思議な体験を味わっていくストーリーです。 「犬かけて」妻の浮気を疑う中で、妄想にかられてゆくというストーリーです。 どちらも幻想や妄想の世界に入り込んでゆく主人公を描いています。 地味に、後からジワリとくる作品です。
辻調が教える おいしさの公式(筑摩書房) 辻調理師専門学校
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2009/9/10発行 文庫本 本中は絵はほんの少しで、料理の写真もありません。 文章だけで辻調のレシピと作り方が学べます。 小説を読むような感覚で頭に入ってゆくのが不思議です。
ゴッドファーザー(上・下)(ハヤカワ文庫) マリオ・プーヅォ/一ノ瀬直二訳
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) 上:≪6版≫2021/2/15発行 下:≪5版≫2018/7/15発行 全米で最も強大なマフィアの組織を築き上げた伝説の男、ヴィトー・コルレオーネ。絶大な力を持つこのマフィアのドンを、人々は畏敬の念をこめてゴッドファーザーと呼ぶ。そんな彼の三男マイケルは、家業に背を向け家を出ていた。が、麻薬密売をめぐる抗争でドンが瀕死の重傷を負った時、彼は、父、家族、そして組織のために銃を手に起ち上がった……独自の非合法な社会に生きる者たちの姿を赤裸々に描き映画にもなった名作(あらすじより) 上下巻セットです。 映画を観た方もどうぞ!映像では描かれてない部分もあり、 新たな発見もあるかも知れません。 映画、原作、どちらが先でも楽しめると思います。
ボヴァリー夫人(新潮文庫) ギュスターヴ・フローベール/芳川泰久訳
¥50
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【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2015/6/1発行 娘時代に恋愛小説を読み耽った美しいエンマは、田舎医者シャルルとの退屈な新婚生活に倦んでいた。やがてエンマは夫の目を盗んで、色男のロドルフや成年者書記レオンとの情事にのめりこみ莫大な借金を残して服毒自殺を遂げる。一地方の姦通事件を、芸術に昇華させたフランス近代小説の金字塔を、徹底した遂行を施した原文の息遣いそのままに日本語に再現した決定版新訳です。(あらすじより)
ダロウェイ夫人(集英社文庫) ヴァージニア・ウルフ/丹波愛訳
¥50
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【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫2020/10/24発行 1923年、6月のある水曜日。第一次世界大戦の影響が残るロンドンで、クラリッサ・ダロウェイは、自宅で開くパーティーのため、花を買いに出かける。瑞々しい生命力に溢れるロンドンを歩きながら、ダロウェイ夫人の意識は青春時代と現代を自在に行き来し、心に無数に降り注ぐ印象を記す。あらゆる過去の一日が充満した一日を「意識の流れ」の手法で、生、死、「時」を描いたモダニズム小説の代表作。(あらすじより)
存在の耐えられない軽さ(集英社文庫) ミラン・クンデラ/千野栄一訳
¥480
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪18版≫2019/3/17発行 ミラン・クンデラが、パリ亡命時代に発表した傑作。「プラハの春」とその時代を背景に、ドン・ファンで優秀な外科医トマーシュと田舎娘テレザ、奔放な画家サビナが辿る、愛の悲劇―。究極の哲学的恋愛小説。 映画ではテレーザ役のジュリエット・ビノシュの美しさが際立ちましたね。
魚は水に女は家に(角川文庫) 田辺聖子
¥50
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【並】(非常に良い/良好/並) ヤケ、背表紙に傷あり 読むにはきれいな状態です。 ≪21版≫1993/11/30発行 舅・姑・小姑のいる大家族に嫁ぎ、「どっちでもいいの、私」方式で我を押しころし、さしたる波風もたてず、20年。やっと、親子夫婦だけの生活がはじまった時、舟子は、せせこましい仕事にからめとられ、世の中の回転から全く逸れている夫を啓蒙したい、と思った。共に楽しい人生を送るために。(あらすじより) 田辺聖子さんの小説は必ず、主人公の最初と終わりが違うんです。考え方が変わる!というのが当てはまるかも知れません。 この小説もそんな一冊になっています。年代問わず、楽しめるストーリーで田辺聖子さんらしさが満載です。どうぞお楽しみください。
平家物語(角川ソフィア文庫) 角川書店
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ≪40版≫2018/1/25発行 古文を現代文に訳し、ふりがなが振ってありますので読みやすいです。歴史の大転換の源平の乱。安徳天皇と三種の神器。家系図。年表。 なんとなく知っていたことが、このビギナーズ向けダイジェスト版で蘇ります。 歴史がますますよく理解できる本になっています。
悪いものが、来ませんように(角川文庫) 芦沢央
¥310
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪10版≫2018/1/10発行 助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気になやんでいた。紗英の心のよりどころは、幼馴染みの奈津子だった。奈津子も母や夫、社会に馴染めず、紗英を心の支えにしていた。二人の関係が密着する中で、紗英の夫が他殺死体として発見されるのだ。「犯人」は逮捕されるが、それをきっかけに二人の運命は大きく変わってゆく。(あらすじより) 読後、また最初のページをめくってしまうくらいです。このこともみんな書いてますね。読んでゆくうちに真相があきらかになってきて、ゾクゾクします。結構な心理サスペンスで、鳥肌ものです。そんな恐怖を感じたい方にはいいですね。
マチネの終わりに(文春文庫) 平野啓一郎
¥480
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪5版≫2019/10/15発行 第2回渡辺淳一文学賞受賞作品(2017年) たった三度出会った人が、誰よりも深く愛した人だった―― 天才ギタリスト・蒔野聡史、国際ジャーナリスト・小峰洋子。 四十代という〝人生の暗い森〟を前に出会った二人の切なすぎる恋の行方を軸に 芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死など、現代的テーマが重層的に描かれる。 最終ページを閉じるのが惜しい、至高の読書体験。(あらすじより) 映画にもなりましたね。原文の中の人物を想像と重なる俳優陣でした。恋、運命、生の流れ、愛、ロマンティックな言葉がすべてあてはまるような恋愛小説です。 平野啓一郎さんの世界にどっぷり嵌るのも良い機会だと思います。
溺レる(文春文庫) 川上弘美
¥320
【並】(非常に良い/良好/並) ≪9版≫2005/8/5発行 第11回伊藤整文学賞受賞作品 第39回女流文学賞受賞作品 「アイシテルンデス」、肝心なときに言えないのはなぜだろう……。 二人で何本も徳利を空にして、ゆらゆらと並んで歩く暗い夜の情景―「さやさや」。 ちょっとだめな男とアイヨクにオボレ、どこまでも逃げる旅―「溺レる」。 もっと深い仲になりたいのに、ぬらくらとすり抜ける男―「七面鳥が」。 重ねあった盃。並んで歩いた道。そして、二人で身を投げた海……。恋愛の過ぎて行く一瞬を惜しみ、時間さえをも超えていく恋を描く傑作掌篇集。 他に「亀が鳴く」「可哀相」「百年」「神虫」「無明」など、全八篇。(あらすじより) 8編からなる短篇集。 それぞれの作中に出てくる、中年二人が織りなすストーリーに安心感を覚えたり、しながら読んで行けます。情けない男性陣の筆致が妙味の一冊です。
百合の心・黒髪 その他の短編(講談社学術文庫) 辻原登
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2004/1/15発行 九州高速道路パーキングエリアに始まるバラバラ死体遺棄事件。交友関係のもつれによる事件の経緯を私は「黒髪殺人事件」として書こうとしていたが、その企画は打ち切りとなってしまった。しばらくして届いた亡き友の講義録「黒髪考」をひもとくうちに―。ブッキッシュな作品「黒髪」を含む初期傑作短編集。(あらすじより) よくわからない書き出しから、もはや冒険でしかない感覚。未体験の境地。どこに行くのだろうと考えているうちにストンと腑に落ちるような一冊です。
一房の葡萄(ハルキ文庫) 有島武郎
¥320
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪初版≫2011/4/15発行 この作品集には、内気な少年が美しい絵の具を盗んでしまい、良心の痛みに苦しむ話「一房の葡萄」や、著者が子どもたちのために書いた童話が含まれています。 この本には、妻を亡くして三人の息子を育てた著者が書いた、子どもたちのための童話が5つ入っています。さらに、「小さき者へ」という名作もあり、これは子どもたちに未来を託す気持ちが込められたお話です。 特に、少年が間違いを犯したときに、叱るのではなく理解し包み込む教師の姿が描かれており、教育における優しさと理解の大切さがテーマです。 この作品集は、著者の横浜永和女学校での経験やキリスト教の影響も反映されています。
それもまたちいさな光(文春文庫) 角田光代
¥330
【非常に良い】(非常に良い/良好/並) ≪2版≫2017/1/20発行 35歳で独身のデザイン会社の社員、悠木仁絵は今の生活には満足しているが、将来について不安を感じている。彼女には幼馴染の駒場雄大が思いを寄せているが、仁絵はある理由で恋愛に踏み出せずにいた。二人の関係はどう変わるのか?大人たちが直面する人生の選択を描いたラブストーリーです。小説では、夫婦についての深い会話があり、読みやすく、心に残る言葉が印象的です。 特別付録:小島慶子さんとのラジオ対談(巻末にあり)
切羽へ(新潮文庫) 井上荒野
¥350
【良好】(非常に良い/良好/並) ≪4版≫2011/6/15発行 直木賞受賞作品(2008年) かつて炭鉱で栄えた離島で、小学校の養護教諭であるセイは、画家の夫と暮らしている。奔放な同僚の女教師、島の主のような老婆、無邪気な子供たち。平穏で満ち足りた日々。ある日新任教師として赴任してきた石和の存在が、セイの心を揺さぶる。彼に惹かれていく──夫を愛しているのに。もうその先がない「切羽」へ向かって。(あらすじより) 夫を深く愛しながらも、どうしようもなく別の男に惹かれていく。繊細で官能的な大人の恋愛小説。
人生論(新潮文庫) トルストイ/原卓也訳
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ≪70版≫2014/6/15発行 いっさいの自己愛を捨て、理性的意識に生きることによってのみ、人間は真の幸福を獲得することができる――人間いかに生きるべきか? 現世において人間をみちびく真理とは何か? 永年にわたる苦悩と煩悶のすえ、トルストイ自身のこの永遠の問いは、本書にみごとに結実した。誤ることのない鋭い観察力と、愛の直感と心の目で綴った、人生についての内面的、哲学的な考察。(あらすじより) 生命とは何か。幸福とは何か。ロシアの大文豪にして大思索家が到達した、究極の哲学的考察。
友だち(新潮社) シーグリット・ヌーネス/村松潔訳
¥1,300
【非常に良い】(非常に良い/良好/並)) ソフトカバー ≪2版≫2020/4/15発行 2018年全米図書賞受賞作品 誰よりも心許せる初老の男友だちが自殺し、大きな空洞を抱えた女性作家の狭いアパートに、男が飼っていた巨大な老犬が転がり込む。真冬のニューヨーク。次第に衰えゆく犬との残された時間の中で、愛や友情のかたち、老いること、記憶や書くことの意味について、深い思索が丹念に綴られてゆく……。(あらすじより) 物言わぬ犬の哀しみを抱きとめて、わたしは静かに言葉を紡ぎつづける。
夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話(平凡社) 吉沢康子・和爾桃子訳
¥50
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【良好】(非常に良い/良好/並) ハードカバー ≪初版≫2019/3/20発行 「ジャックと豆の木」「三びきの子豚」など、日本でもおなじみのイギリスのおとぎ話も、実はちょっと不気味で奇妙なホラーストーリーだった。夜ふけにぴったりの、声に出しても楽しいお話を、イギリス生まれの二匹の猫がわかりやすく案内する。 外国文学の翻訳で定評のある二人が新たに編集・翻訳。(帯文より) そうだったんだ!?と思わず疑問符がでてくるような、楽しい内容です。